東方見雲録

東方見雲録

2003.02.06
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カテゴリ: 2003
​​​昨日は竹の話題であったが、今日は旧暦の正月にちなみ松の話題を二つ。

私の勤務地は千葉県、松戸市、生松と字面上は松に縁のありそうな地名ばかりである。
県と市との名の由来に松は直接的には関係ないようだ。
しかし、字名の生松はどうも松にゆかりがありそうである。

というのも、ここいらは地名にふさわしく今でもわずかではあるが赤松林が残存している。古老の話でも、昔はこの辺は赤松林が広がった丘で、炭焼きなどしていた里山だったとのこと。施設の正門を入るとこの松林景観が目に入り、施設に重厚で厳粛な雰囲気を醸し出している。施設の顔となっている。いつまでも伝えたい風景だ。

しかし、現在では開発も進み、残された松はわずかとなった。30年前の写真と比べても、かなりの本数が減っている。数年前の調査では1000本近くの松があることになっているが、100~200本はへっているのではないかと思われる。

原因には、環境変化による枯死とマツクイムシによる被害によるものである。
昨年は数十本を枯らしてしまった。
今までは、土壌改良による保全で対処してきたが、昨年の被害を見るとこのような緩効的な対処では予防は無理と判断し、薬剤注入を開始した。



先達が残してくれた風景。いつまでも残していきたい。
参考サイト 
こちら
​220220改


日本人の好む樹木の代表格は松と桜ではないかと思う。
常盤の松、散る桜。神木となった老松、門松、白砂青松、奇岩に松、松並木、松の砂防林・・・。
松をなくして日本の精神文化、風景は語れないだろう。

私のふるさと、出雲には築地松という松の高垣、屋敷林がある。
出雲の散村形態と築地松は郷土景観として、私の中で今でも生きている。その築地松も松枯れ被害で頭を痛めていると聞く。
数年前、県が音頭をとって「築地松レスキュー」という活動が展開されだした。貴重なふるさと景観を守ろうと出雲の人が立ち上がった。

冬の北西の風を防ぐ目的の築地松は、高さ7~8m程度であろうか、それを鎌や鋸で切りそろえ、高垣にする。これをノーテゴリ(陰手刈り)という。
実家に帰ったときたまにやってみるのだが、樹冠まではこわくて上がれない。私の場合、下から手が届く範囲を鋸や鋏で手入れする程度だが、本格的には上まで上がり、切りそろえる。


築地の垣根から透けてみえる感じもいい。

築地松は出雲自慢の風景だ。

土地土地で自慢の風景がある。培われ、受け継がれ来た風景。後世までつたえたい。

つまごみの 築地の松の 縄手刈り ​220220改​

参考サイト
こちら
同上動画サイトは ​ ​​​ ​​こちら
​220220改​





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Last updated  2022.04.19 19:05:56
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Re:築地生松(2/6)  
hibagon2  さん
今日は♪<br>そうですね近年松枯れがひどく見るも無残です。<br>酸性雨も多いに影響をしていると聞きます。<br>地球環境が少しづつ変わってきているのでしょう。<br>悪い方に・・・・ (2003.02.07 15:06:02)

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