東方見雲録

東方見雲録

2023.10.02
XML
カテゴリ: 土木
2006.10.02の日記 こちら

清洲橋

Wikipedia情報   こちら

永代橋

Wikipedia情報   こちら

参考サイト:ミツカン 帝都復興における橋とデザインの思想   こちら
東京大学大学院教授(工学系研究科社会基盤学専攻)工学博士
中井 祐(なかい ゆう)さん

土木には、二つの公共性が求められます。

一つは寿命が長いということです。後世の人に少しでも良いと思ってもらえるもの、ネガティブな言い方をするとしたら、少しでも不快感を軽減するものをつくる責務があります。



いったん橋ができたら、つくられた場所からしか〈日本〉を見ることができません。逆に言えば、道や鉄道や橋というのは、そこから見た〈日本〉をデザインしていることになります。ですから、うまく橋をつくると〈日本〉という国は美しく見えるし、変につくると大したことがないな、と見えてしまいます。そういう意味での公共性を背負っているのが、土木構造物であるということができます。

言うなれば、国土は土木によって認識されるとも言えるでしょう。日本の自然と折り合いをつけながら、人間が社会を築いて生きていく。その姿は、たとえば道や橋や鉄道がないと、具体の風景として見ることはできません。言い換えれば、土木があってはじめて、私たちは国土の具体像をイメージし、理解することができるのです。

そう考えると、土木というのはとても大切な仕事であって、思想がなければできない仕事でもあると思います。ところが高度経済成長期には、思想ではなく効率が重視されて、まったく逆の方向へ行ってしまっていたのです。

最初にお話しした土木の標準設計というのは、まさに中央集権的な手法です。これからはそうではなくて、個々の地域が環境をつくる主体となって、知恵と工夫と思想を持って試行錯誤しながらつくり上げていくことが必要なのかもしれません。



「らんまん」こぼれ話:学友・広瀬裕一郎のモデルは 港湾工学の父・廣井勇
廣井勇 Wikipedia  こちら

廣井の弟子・田中豊  Wikipedia  こちら

廣井の弟子・太田圓三 Wikipedia  こちら

廣井の弟子・青山士 Wikipedia  こちら

関連日記:2023.10.04の日記 両国橋   こちら
関連日記:2006.10.04の日記 両国橋   こちら
こちら
関連日記:2007.01.19の日記 勝鬨橋   こちら
関連日記:2006.10.02の日記 清洲橋   こちら
関連日記:2023.10.06の日記 新大橋   こちら
関連日記:2006.10.06の日記 新大橋   こちら
関連日記:2026.02.11の日記 震災復興橋梁 隅田川十大橋   こちら





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.02.11 08:06:00コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: