東方見雲録

東方見雲録

2024.02.23
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カテゴリ: ものづくり


© ITmedia NEWS



 廃棄したコンピュータのマザーボードには、金やその他の重金属が豊富に含まれており、金を回収する需要は着実に増えている。これらの貴重な金属を回収するための方法が開発されており、現在の金回収方法には、活性炭を使用した吸着法などが一般的だ。

 しかし、これらのプロセスは環境に害を及ぼす可能性のある合成化学物質に依存しており、資源を大量に消費する。そのため、より効率的な抽出材料の開発が求められている。
 この研究では、牛乳から作り出されたエアロゲルを用いて電子廃棄物から金を回収する新たな方法を紹介している。プロセスは、牛乳の副産物である「ホエー」(水切りヨーグルトなどを作るときに得られる液体)から始まる。

 ホエーに含まれるタンパク質を酸性条件下で加熱することで変性させ、この過程でタンパク質は自己組織化し、AF(Protein Amyloid Nanofibrils)と呼ばれるナノフィブリル構造を形成する。この構造は金イオンを効率的に吸着する能力を持つ。

 次に、変性させたタンパク質溶液をフリーズドライすることでAFエアロゲルを製造できる。エアロゲルは極めて軽量でありながら高い表面積を持つため、金の吸着に非常に有効である。金を含む電子廃棄物、例えば古いコンピュータのマザーボードは、適切な溶剤、通常は王水を使用して溶解する。この過程で金を含む多くの金属が溶解し、溶液中に金イオンとして存在するようになる。

 溶解した電子廃棄物溶液をAFエアロゲルと接触させると、エアロゲルは金イオンを選択的に吸着する。AFエアロゲルは他の金属イオンに比べて金イオンに対して高い選択性を持つため、効率的に金を回収することができる。

 金イオンを吸着したAFエアロゲルを加熱処理することで、金イオンは金の粒子に還元できる。この過程でエアロゲルの有機成分は分解し、純度の高い金の粒子が残る。



引用サイト: こちら


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Last updated  2024.02.23 13:33:04
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