東方見雲録

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2024.02.23
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カテゴリ: 環境








プラスチックの添加剤に毒性が
基本的に、プラスチックそれ自体に毒性はありません。問題は、プラスチックそのものではなく、プラスチックに混ぜ込まれた有害な添加剤(化学物質)です。

たとえば、プラスチックを燃えにくくしたり紫外線に分解されにくくしたりするために加えられる添加剤の中には、生物に毒性(たとえば生殖毒性)があることがわかって、使用が中止されたものがあります。

代表的なものは、難燃剤として使われていたPBDEs(ポリ臭化ジフェニルエーテル)やBZT-UVs(ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤)です。これらは、毒性、難分解性、高蓄積性、長距離移動性と4拍子揃ったため、ストックホルム条約という国連の条約によってポップス(残留性有機汚染物質またはPOPs)に指定され、製造や使用が禁止されました(※1)。

ほとんどの添加剤は、プラスチックと「結合」はしていないため、使用中にプラスチックから抜け出していきます。あるいは生物にプラスチックが食べられたときに、消化液で抽出されて体内へと有害化学物質が移動し、生物の脂肪に蓄積されます。

さらにプラスチックには、特定の有毒物質をスポンジのようにくっつけるという性質があります。たとえば、かつて電気機器の絶縁油などとして使われていたPCBs(ポリ塩化ビフェニル)などです。

PCBsは生物への毒性が強いことがわかって、1970年代に使用禁止になりました。古い電気機器などから漏れ出したPCBsなどが川や海に流れましたが、PCBsは極めて長い時間ずっと分解されないため、環境中に存在し続けています。

プラスチックはそれらの有害物質をくっつける性質があります。そして生物へと食べられ、脂肪にPCBsが蓄積します。

※1 BZT-UVsには様々な種類があるが、そのうちUV-328が2023年にポップスに指定された。
こちら

関連日記:2024.02.04の日記 こちら

POPs条約におけるPBDEsの位置づけ  環境省   こちら

ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の一種UV-328がPOPs条約の規制候補物質になりました こちら





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Last updated  2024.02.25 04:43:42
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