東方見雲録

東方見雲録

2025.01.08
XML
カテゴリ: まちづくり



県庁に18年、設置された「ルフィ」像を皮切りに、4年間で県内10カ所に計10体が登場。それぞれのキャラクターが船医や音楽家など特技や個性を生かし、被害の甚大だった地域で困りごとを解決するというストーリーが用意されている。そこには「子どもたちに一番に笑ってほしい! そしたら大人は頑張れるんだ!」という尾田さん自身の思いが反映されている。

 住吉海岸公園で出会ったウィジャヤさん一家も「キャラやストーリーが大好き」という大のワンピースファン。県内各地を3日間かけて回り、ジンベエ像の訪問が最後だった。
・・・・
熊本県内でも特に伸び率が高かったのは、宇土市(7・33倍)▽益城町(6・75倍)▽高森町(4・25倍)――など熊本地震の被害が大きかった地域が目立つ。最大震度7を観測した益城町では甚大な人的・物的な被害があったほか、宇土市は鉄筋コンクリート5階建ての旧市庁舎の4階部分がつぶれるなどした。

 そんな被災地を中心に建てられていったのが、一味の像だった。ジンベエ像のある宇土市のほか、益城町はコックの「サンジ」、高森町には船大工の「フランキー」と一味の像が生き生きとした姿を見せている。

 いずれの地域も、観光地としての知名度はそれほど高くなかった。分析結果を受け、ナビタイムジャパンは一味の像について「複数の箇所への周遊につながっている」と分析。実際、一味を巡るため熊本市内から住吉海岸公園まで台湾からの観光客4人を乗せてきたというタクシー運転手(60)によると、他にも「阿蘇方面の像を巡りたい」と欧米系の男性客を乗せたこともあったという。

宇土市では22年7月にジンベエ像が設置されて以降、観光客が大幅に増加。ジンベエ像のある住吉海岸公園の来訪者は年15万人程度だったが、24年は9月末時点で21万人を超えた。特に8月は1カ月で3万5208人に上った。
・・・・


 一方、漫画やアニメに登場するキャラクターや舞台を巡る「聖地巡礼」によるオーバーツーリズム(観光公害)といった弊害も生まれている。近年では、人気漫画「スラムダンク」の「聖地」として、神奈川県鎌倉市の江ノ島電鉄の駅に多くの観光客が押し寄せる事態が社会問題となった。

 法政大の青木貞茂教授(ブランド論)は「(漫画などのキャラクターを通じて)地域への親しみが湧き、心理的な距離が縮まり、その地域を『自分ごと』にする力がある。それが被災地であれば支援につながる」と語る。その上で「条例での規制や環境整備など、行政側がオーバーツーリズムへの対策もセットで準備することが重要だ」と指摘した。【山口桂子】
引用サイト: こちら





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.01.08 09:00:14
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: