東方見雲録

東方見雲録

2025.10.29
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カテゴリ: 政経



高市首相は28日、日米首脳会談の中で、トランプ大統領をノーベル平和賞に推薦する考えを伝えました。

■日本被団協 箕牧智之 代表委員

「ノーベル平和賞の価値がどのくらいあるのかを心得ずにトランプ大統領を持ち上げるためにやったと思う。私に言わせればあんなことは言うべきではない」

■広島県被団協 佐久間邦彦 理事長

「今の世界情勢を見ると非常に不安定な中でそれなりの努力はされていると思いますけど、それ(平和賞)に対してどうなのかなと言ったら私はまだそこまでいっていないと思う」

■広島県 湯崎 英彦 知事

「ノーベル賞に値するような例えばロシアや中国の核問題の進展を図れるようにすることを期待したい」

(2025年10月28日放送)
こちら

「媚びすぎでは?」高市首相 トランプ大統領を“ノーベル平和賞推薦”で疑問続出  女性自身   こちら
「高市総理は会談の冒頭で、トランプ大統領がガザの停戦合意など和平に尽力したことに触れたそうです。トランプ氏自身がガザを含め、2期目の大統領就任から9カ月で『8つの戦争を止めた』などと自賛し、平和賞獲得への強い意欲を見せていますが、それを支援した形です。

一方で、トランプ氏の主張に懐疑的な意見は少なくありません。少なくとも、5月のインドとパキスタンの停戦を巡っては、インド側がトランプ氏の主張を否定しています。また、対立が解消していない国もあるので、トランプ氏の主張は誇張と言えると思います」(全国紙政治部記者)
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「7年前の第1次トランプ政権でも、故・安倍晋三元首相がトランプ氏をノーベル平和賞に推薦しているので、安倍氏を慕う高市首相としては踏襲した形なのかもしれません。しかし、ガザでのイスラエルによる市民の虐殺は世界的に非難されていますし、そのイスラエルを支えてきたのがトランプ氏です。

世界ではイスラエルへの風向きが日に日に強まるなか、トランプ氏をノーベル平和賞に推薦することには、イスラエルに批判的な諸外国から“軽く”見られるリスクがあります。アメリカとの関係を鑑みた上での判断だと思いますが、“おもねりすぎ”という指摘がきても仕方ないのではないでしょうか」(前出・政治部記者)

関連日記:2025.10.19の日記  「七つの戦争」とは   こちら
関連日記:2025.09.24の日記  国連総会ハイレベルウィーク(2025年)トランプ大統領 演説   こちら 
トランプ大統領は、ニューヨークの国連本部で23日、一般討論演説を行いました。
演説では「私は7つの終わりのない戦争を終わらせた。みな、私がノーベル平和賞を受賞すべきだと言うが、私が関心があるのは、賞ではなく命を救うことだ」と述べ、各地の紛争の終結に取り組み、成果をあげたとアピールしました。

一方で、国連については「途方もない可能性があるが、少なくともいまはその期待に応えていない」と批判しました。そのうえで、国連が主導する気候変動対策について「気温が上がっても下がってもそれを気候変動だという。これは世界で行われた最大の詐欺行為だ。



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参考サイト:オバマ大統領 ノーベル平和賞授賞理由の全文 こちら
2009年10月9日19時22分
オバマ氏は、大統領として国際政治の中で新たな機運を作り出した。国連やその他の国際機関が果たすことのできる役割を主張したことで、多国間外交は、中心的な位置を取り戻した。最も困難な国際紛争を解決する手段として、対話と交渉が優先されるようになった。核なき世界の理念は、軍縮や軍備管理交渉に力強い刺激を与えた。オバマ氏の主導のおかげで、世界が直面する気候変動の挑戦に立ち向かう上で、米国はこれまでより建設的な役割を果たしている。民主主義と人権も強化されるだろう。

 オバマ氏ほど、よりよい未来への希望を人々に与え、世界の注目を引きつけた個人はまれだ。オバマ氏の外交は、世界を指導すべき者たちは、世界中の人々の大半が共有する価値や態度を基盤にして導かなければならないという考えに基づいている。



参考サイト:オバマ大統領の広島での演説 ~英語全文・日本語訳・解説~ こちら
There are many sites around the world that chronicle this war — memorials that tell stories of courage and heroism; graves and empty camps*3 that echo of unspeakable depravity. Yet in the image of a mushroom cloud that rose into these skies, we are most starkly reminded of humanity’s core contradiction; how the very spark that marks us as a species — our thoughts, our imagination, our language, our tool-making, our ability to set ourselves apart from nature and bend it to our will — those very things also give us the capacity for unmatched destruction.

世界中にはこの戦争を記録する場所ー勇気や勇敢さの物語を語る記念館や、言い表せないほどの悪行がこだまする墓所や収容所ーがあります。しかしこの空に立ち上がったキノコ雲の情景の中で、私たちは人間の根源的な矛盾を最も強く思い出させられます。私たち人間を種として際立たせるまさにそのしるしー私たちの思考、想像、言語、道具製作、自然から自らを切り離し、自然を自分たちの意に曲げる能力ーがまた、私たちに比類なき破壊力を与えるのです。
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And perhaps above all, we must reimagine our connection to one another as members of one human race. For this, too, is what makes our species unique. We’re not bound by genetic code to repeat the mistakes of the past. We can learn. We can choose. We can tell our children a different story –- one that describes a common humanity; one that makes war less likely and cruelty less easily accepted.

そしておそらく何よりも、私たちは同じ人類の一員としてのお互いのつながりを再想像しなくてはなりません。これもまた、私たちを特異な種族として特徴づけるものです。私たちは遺伝子情報によって過去の過ちを繰り返すよう運命づけられているのではないのです。私たちは学ぶことができます。私たちは選択することができます。私たちは自分の子供たちに別の物語ー共通の人間性を表す物語、戦争が起こりにくく残酷さが簡単に受け入れられにくい物語を語ることができるのです。

参考サイト:佐藤栄作 ノーベル平和賞 歴史的背景   こちら
賞の背景: 佐藤栄作は、日本の安全保障政策における非核三原則を宣言し、核兵器の拡散防止に努める姿勢が評価されました。

受賞理由: 核兵器を持たず、作らず、持ち込ませずの非核三原則表明や、1970年にNPT(核拡散防止条約)に署名したことが挙げられます。

沖縄返還: 1972年に沖縄返還を実現したことも受賞に寄与しました。

国際的評価: 冷戦期の緊張緩和の一端を担ったとして国際的に評価されました。

批判にも直面: 一方で、受賞当時は中国敵視外交やベトナム戦争支援などを理由に、受賞に批判的な見方も存在しました。





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Last updated  2025.10.29 12:01:50コメント(0) | コメントを書く


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