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「地域で取り組む地球温暖化対策」なる、パネル・ディスカッションを聴講する機会があった。
今日は、午前の早朝テニス幹事会(来期は幹事を免れた)につづく、聴講で疲れている。
呆け頭の体操と思って纏めてみたい。
「基調講演」の方の話は、疲れてとても眠かった。
「阪神淡路大震災直後のガレキ処理を行うに際し、廃棄・冷蔵庫、空調機などが含むフロンの処理が問題になった。
そのときに、当地の企業がフロンの先端的な破壊処理技術をお持ちということで、自分が交渉に赴いて、快く引き受けて貰い、大変お世話になった。」、という話だけが印象に残っている。
基調講演が終わって、質問があり、取り上げている「データ」が2009年までの「速報数字」であり、そのようなことでは、将来のことも言えないのではないか、との厳しい指摘があった。
来賓の環境省課長は、「速報」も「確報」とほとんど変わらない数字である、と弁解していたが、小生みたいな素人には、もともと、入手するデータそのものが、「工場生産・出荷量」のように直接明示できる物量なのではなく、「廃棄・排出量という正確には計測できない数値」を集計するのだから、かなりの推定やつじつま合わせ、が伴うものだけに、発表に時間がかかるのだ、と思っている。
つまり、「正確な確報値」はどこにもあるはずはなく、大体の所を推定してみるしかないのであろう。
単純に言うと、家電の廃棄によるフロンの排出量がいくらあったかということでは、フロンを完全に回収して廃棄するのは稀であり、フロンを電気工事業者が面倒と言って回収しない場合が多いこと、フロン工場で誤って放出している分があるかもしれないことなど、「回収率の不確実性」なども入っているのではないか。
「兎に角、温室効果ガスの排出量は、業務部門および家庭部門とも過去19年間で3割近く増えているので、企業は勿論のことながら、一般家庭での削減努力が必須である。
NPOを支援事業主体とした、自治会(個人家庭の集まり)、企業、学校などの共同事業体(コンソーシアム)の草の根運動を、環境省が補助をしていくスキームが進行中である。」、という。
基調講演で示されたコンソーシアム活動の範囲は次のようである。
1.バイオマス利用活動など(薪、廃油、ペレット、間伐材利用、薪ストーブや太陽光の自然エネルギー)
2.地域に於ける節電活動(モデル節電、緑のカーテンや断熱シート)
3.エコドライブ活動(電動アシスト自転車、ノーカーデー、相乗り、エコドライブなどのエコモビリティ、公共バス利用促進モデル路線、環境家計簿など)
4.その他の活動(小水力発電、電気自動車、生ゴミ循環、食資源循環)
啓発活動が主となるので、今後は「エコ診断事業」、「環境コンシェルジュ資格認定」を大々的にやっていこうという構想らしい。
次に、各団体の代表の具体的な行動の発表があり、明るさの中に、苦労のほどがにじみ出ていた。
詳しくは憶えていないが少しだけお伝えして、あとは彼等のホームページをみてもらいたい。(ホームページはレジメにあるのと追加したものもある。)
美人の元・キャスター(森田健作氏と競演した事がある)からの滑らかなスピーチによると、「寅さんの街」葛飾区では、「おもちゃのまちのタカラ・トミー」や「サッシメーカー」の支援があって、「ぬいぐるみ」や「省エネグッズ」などの提供を受けて、貯水した雨水などを使っての「打ち水」を行い、街頭の「冷却効果」で「地域の温暖化対策ムード」を広めた。
http://www.city.katsushika.lg.jp/
「日本一暑い街」熊谷市では「緑面化」、「太陽光発電」、「低公害車」、「里山保全」のPR等を行い、駅前では「ミスト冷却」を行って、「ムード」を高めた。
http://www.city.kumagaya.lg.jp/about/keikaku/ondankataisakuchiikikeikaku.html
「人口が毎年1万人ほど増加している都市」さいたま市では、地域のエコ活動に関する検索が容易となるようにホームページの充実を図り、見学会、講習会、展示会などを開催した。
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1145267240375/index.html
「船橋市」では、地元ガス会社の支援もあり、一般家庭や特養ホームなどの「緑のカーテン」の表彰効果に重点を置いている。
http://www.funabashi-ondanka.jp/
「横須賀市」でも、啓発を中心におき「緑のカーテン」、子供向けの手回し発電などの「実験・体験」を最も積極的に活用した。
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4110/k-ondanka/
「横浜市」では、風力発電の見学会などを行い、特筆されるのは「LEDメガワット・キャンペーン」という、電球をLEDで代替するのを早めることで、「電力利用方法」を通して、二酸化炭素を削減する方法を重要視している。
http://yokohama.team-co-do30.jp/
「市川市」では、「クールスポット・マップ」で冷涼な場所で涼むこと、「クールアース・デー」で七夕に全市節電することなどを挙げた。また、市政への評価を「e-monitor」というWEB電子アンケートにより市民から随意に吸い上げているが、「エコ活動では、クーラーを28℃以下に設定、消灯・節電、便座の使用しないときのオフ、コンセント抜きの徹底、緑のカーテンや簾の使用を行った」などの回答があった。
http://www.city.ichikawa.lg.jp/env01/1111000049.htlm
サミットとしての意見集約 があったが、「各市での知識、智慧を共有して、おたがいに二酸化炭素削減に努力しよう。」ということになった。
明日の新聞にでも、もっと鋭いまとめが見られることを期待したい。
呆けのまとめであるが、「トレーニング」なのでご勘弁を願う次第である。
ただ、小生は、基調講演について、レジメでは報告者が端折ってしまっている、「温室効果ガスの排出量」の説明が理解できていないので、明日、眠気が覚めたら調べたい。
「部門別」というのが「全体がどうなっているのか」を、全く触れないで説明しているが、「専門家」は「自分が判っていれば、良いようであるが、素人にも判るべき基調講演」であって欲しいものである。
レジメにはない、「表」で説明してみたい。
わからなかったから、眠かったのではないかと思う次第である。
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