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46年前の記憶 である。
昭和40年 4大学インターゼミナール (早稲田大、慶應大、中央大、一橋大、もしかして東大の5大学?)での 「指定テキスト」 は何だったのかを、加盟大学のXX周年の年史に載せたいので、だれか記憶にあれば教えて欲しい、そうである。
当時の4回生か3回生が出席したのだろうという。
例えば、 ヒックスの「価値と資本」、パティンキンの「貨幣・利子および物価」 のように、指定テキストを各大学に分担して読んで貰い、自分達のパートをレジメし、解説・報告してもらう方式であった。
その 記憶再生の 要望は、「小生の仕事上の先輩で、加盟大学のOB 」からであった。
ゼミテンに問い合わせたものの、われわれが憶えているのが、自分たちが、合宿で先輩達に厳しく指導された、R.F.ハロッドの「動態経済学序説」であり、その印象が飛び抜けて大きい。
翻訳本の難しさ(悪訳?)もあって、その数学的な背景を解き明かしながら、まるで修行僧のような毎日を海辺の寮で呻吟したものだった。
すでに、ゼミテンへの質問で大騒ぎとなってしまった。
とんだ、ご迷惑をみんなにかけたことになる。
職場の元・先輩のために、46年前の記憶を呼び起こすような工夫も無駄に終わってしまいそうである。
ただ、このことから、みんなの「若き昔を思い出すという一里塚」が見つかったとおもえばよい。
その一里塚(インターゼミナールの思い出)が、いまは老学生達となった、われわれが相集う「印」となり、「向学心を思い出せ」ばよいのである。
当時のゼミの幹事で、もっとも優秀であった同輩も、正確には思い出せないが、ヒックスの「価値と資本」であったかもしれない、しかし、その証拠のレジメもなくて確信が持てない、という。
その本の題名が判ることが大切なのであろうが、記録が大切なのではなく、「思い出」が大切と思えば、「不明」でも良いのではないかとも考える次第。
脳幹梗塞の小生には、過去を思い出すのは、どだい無理な話なのだ。
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