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懐かしい、会社の同窓生からメールが届いた。
あの 自由が丘 にすむリッチマンである。
今年になって、1週間ばかり豪華客船による 北極圏
(ノルウェー) オーロラ・クルーズ に夫婦で乗船した
経験談をすこし紹介する。
彼は、すでに、 アラスカ氷河、エーゲ海、カリブ海、地中海、
ナイル川、バルト海 のクルーズをして、時折そのクルーズ談義
をメールしてくれている。
ノルウェーについての基本事情は、昨年12月11日の日記で
説明したので省略し、彼の行程をトレースする。
ノルウェーの地名は、小生なりの地図、WEBでの地名とした。
この地域の文字は発音は似ていても、書き方が難しい。
読み方は色々あるが 、中には、旅行会社が旅行案内に
日本語の誤った表記をしているものがあるので、現地での
使用は憚るべきものがあるようだ。
< 1日目> 成田空港 を「○○ VIKING」のマークが付いた、
スカンジナビア航空・SASで飛び立ち、 コペンハーゲン 、
オスロ を経由して、 ベルゲン に19時間後に到着。
< 2日目> 市内観光。北欧最大の貿易港として干鱈などの
輸出で繁栄した形跡は、 ハンザ同盟時代の木造建築物とし
て 「世界遺産」に登録されている。
フロイエン山 のケーブルから墨絵のような港町を眺める。
この港は、 北海油田の港湾窓口 でもある。
午後は作曲家 グリーク(グリーグとも発音) の別荘を見学。
夕刻、イタリアの豪華客船とは、ほど遠いが、貨客船
(16千トン)に乗船する。
・・・・・・・・・・・・・・
追記
船名:ミッドナットソル号(沿岸急行船)
総トン数:16,151 トン
乗客 : 1,000人
全長 : 135.75m
速力 : 18ノット
建造年 : 2003年
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
< 3日目> オーレスン(Alesund だが、 旅行会社が誤って
オースレンとプリントしている。北欧専門のはずだが、 現地の
地名を間違えるとは失礼なことである。) に入港し、大火の後に
運河に沿って再建された アールヌーボー調の建物 が、雪の
白と、姿の見えない太陽光に照らされ、淡いシルエットである。
午後3時、出港。
< 4日目> トロンハイム 入港。北欧の幻想的な朝焼けの景色
を楽しみながら、 ニーダロス大聖堂 を見学した後、正午に出港。
午後3時過ぎ、 フィヨルドの山々 が紅くほのかに染まる日没。
午後6時頃、闇夜に白っぽい真綿状の塊が天空いっぱいに棚引
く。
オーロラの出現 である。
< 5日目> 午前中、船長主催の「 北極圏通過儀式 」として、
海の 神・ネプチューン に扮装した船長から、船客は背中に
冷たい小氷塊を入れて貰う。
昼過ぎ、 ボードー に入港。スパイクタイヤで疾走する車から
の粉塵が凄い。午後3時出港。
< 6日目> 午後2時半 トロムソ に入港。
8頭の ハスキー犬 の引く3人乗り犬橇(そり)に乗る。
犬橇の大きさは、長さ3メートル、幅60cm、1列縦隊編成で、
真っ暗な雪原を、御者がハロゲン・カンテラの明かりを頼りに
30分もガタビシと走らせる。
尻が痛い。
船内に戻る。
夕方6時半からの食事中、満天のオーロラが現れる。
全員が陶酔の時を楽しむ。
極夜の寒い、冷たい、痛い空気の中で、5時間にもわたり
飲まず、食わず、トイレにも行く気にもならぬ、「 恍惚の時空
を経験する 」。
この クルーズでのクライマックス である。
(翌日の新聞で 50年ぶりの大オーロラ と報道される。)
< 7日目> 昼前に ホニングスボーグ(ホニングスヴォーグとも
発音) に入港。
北欧最北端 ノール カップ岬(カップは岬なのでノール岬とも
いう) 見学。
断崖絶壁。
正午過ぎ、というのに日没。
午後2時には暗闇。
オーロラは出ているが、昨夜に比べて地味。
< 8日目> 終点の キルケネスに入港 。ロシアとの国境の町。
マイナス15度。今回のクルーズでの最低温度。
空路 オスロ へ2時間。
< 9日目> 昼にオスロ発、 コペンハーゲン 経由、成田へ。
< 10日目> 朝11時前、無事に成田着。
以上が、友人のメールの「 旅行記の内容 」である。
愛妻ともども、いつまでも、お元気で、 世界を旅 していただき
たい、と思う次第である。
彼のメールは文才が溢れるような紀行文であるが、著作権が
あるので小生なりに拙文で記載した。
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