PR
Calendar
Keyword Search
Comments
Freepage List
Category
★
ユネスコの諮問機関・イコモスが日本の産業革命の魁となった
松下村塾の国防意識、薩・長・佐賀藩などが手がけた反射炉・造船所跡、
その後の国家主導による官営八幡製鉄所、三池炭坑、
三菱長崎造船所などを「世界遺産に登録勧告」した。
幕末の国防意識から 、軍艦「造船」のための「良質の製鉄・製鋼」、
蒸気機関には良質な「石炭採掘」を必要として、
官民を挙げて技術革新を推進 してきたことが
「 日本独自の明治の産業革命 」と
評価された。
6月28日~7月8日に独・ボンで開催される世界遺産委員会で
正式に決定が判断される。
★
明治日本の産業革命遺産 (読売新聞などより)
エ リ ア <地 域> 市 |
産 業 革 命 遺 跡 |
備 考 |
---|---|---|
エリア1 < 萩 > 山口県萩市 |
萩反射炉 |
1856年建造の試作炉 |
同上 |
恵比須ヶ鼻造船所 跡 |
石積みの防波堤が残る造船所で洋式帆船が建造された |
同上 |
大板山蹈鞴製鉄 遺跡 |
洋式帆船 の鉄材が製造された |
同上 |
萩城下町 |
当時の町並み、土塀を留める |
同上 |
松下村塾 |
幕末の国防意識を醸成 |
エリア2 < 鹿児島 > 鹿児島市 |
旧 集成館 |
1851年以降に整備した近代化工場群。1857年完成の反射炉の基礎、1865年の石造り機械工場が現存 |
同上 |
寺山炭窯 跡 |
燃料の木炭製造 |
同上 |
関吉の疎水溝 |
水車動力としての疎水溝 |
エリア3 < 韮山 > 静岡県伊豆の国市 |
韮山反射炉 |
幕末に伊豆韮山代官父子が1857年佐賀藩の技術協力で反射炉を築造し、熱を反射させて高温熔解し、江戸・品川台場の大砲28門を鋳造した。 炉と煙突部分を合わせると15.7mで、 世界でも実際に稼働した反射炉が現存するのはここだけ。熔解室の天井部分が浅いドーム型になっており、熱を反射させることで銑鉄に高温を実現する仕組み。 |
エリア4 < 釜石 > 岩手県釜石市 |
橋野鉄鉱山・高炉 跡 |
橋野高炉は盛岡藩士の指導で1858年に建設され、近代製鉄の最先端技術(砂鉄からの蹈鞴製鉄でなく鉄鉱石からの製鉄)で鉄を生産、戦後の釜石製鉄所に引き継がれ「鉄の街」を誇りにしてきた。 |
エリア5 < 佐賀 > 佐賀市 |
三重津海軍所 跡 |
1865年佐賀藩が建造した実用蒸気船・凌風丸のドッグの護岸遺跡 |
エリア6 < 長崎 > 長崎市 |
小菅修船場 跡 |
鎖国下の西洋との唯一の窓口・長崎は、開国後船舶修理、石炭補給基地として発展した。 薩摩藩などが1869年に築いた現存最古の洋式ドック跡。 |
同上 |
三菱長崎造船所第三船渠 |
1903年第三船渠完成。 幕府長崎製鉄所の流れを汲み、20世紀初頭、東洋最大の造船所で、当時のドックや150tクレーンが稼働する。 |
同上 |
同・ ジャイアント・カンチレバークレーン |
1909年英国より購入 |
同上 |
同・ 木型場 |
長崎造船所に現存する最も古い赤煉瓦の建物は1898年に鋳物工場に併設された木型場である。 |
同上 |
同・ 占勝閣 |
1904年2代目所長の邸宅として建造。美しい木造洋館は迎賓館として使用されている。 |
同上 |
高島炭坑 |
高島、端島炭坑は1868年以降佐賀藩などが開発、三菱に引き継がれた海底炭鉱である。 |
同上 |
端島(はしま)炭坑 |
長崎港沖合18kmに浮かぶ端島は明治期来、海底炭鉱で栄えた。 1960年最盛期には5,000人強が鉄筋コンクリート高層アパートで暮らし「軍艦島」と呼ばれた。 1974年閉山後は無人島化、2009年から市の管理で観光客が上陸可能となった。 |
同上 |
旧グラバー住宅 |
1863年建造の日本最古の木造洋風建築。 薩摩、佐賀藩や、後の三菱に協力した英国商人邸宅。 |
エリア7 < 三池 > 福岡県大牟田市、熊本県荒尾市、宇城市 |
三池炭坑・三池港 |
三井の経営により1997年まで操業。20世紀初頭の竪坑櫓、各坑~港を結ぶ鉄道敷跡がある。 1908年閘門を備えた三池港ができ、40km先の三角西(旧)港に取って代わった。 宮原坑(福岡県大牟田市)は1898年第一竪坑、1901年第2竪坑が完成し、年間40~50万トンを出炭した。 1908年には432千トンで三池炭坑の28%を占め最大であった。1931年閉坑。 万田坑(熊本県荒尾市)は1902年第一竪坑、1908年に第2竪坑の操業開始。1908年には377千トンで宮原坑に次いだ。1997年閉山。 18.9mの櫓などが現存。 |
同上 |
三角西(旧)港 |
三角町は熊本県の海の玄関港で有明海、不知火海に面する。 1887年オランダ人技師の設計による貿易港。長さ756mの石積波止場、3本用水路が残る。 |
エリア8 < 八幡 > 北九州市、福岡県中間市 |
官営八幡製作所 |
1901年に銑鉄・製鋼・製品加工の国内初の官営一貫製鉄所として操業開始。本事務所・修繕工場・鍛冶工場・ポンプ室が現存し、一部稼働中。 |
同上 |
遠賀川水源地ポンプ室 |
1910年に稼働した送水施設は「近代水道の父」と称される製鉄所以外の技術者3人が担当した。現在稼働するポンプ送水施設として国内最古である。今も、鉄の冷却などの工業用水の7割を担っている。 |
わが市では図書館カードとマイナンバーカ… Nov 2, 2020
もとはテニスコートで今は球技禁止の公園… Jul 29, 2020 コメント(1)
あいちトリエンナーレ(表現の不自由)と… Oct 2, 2019