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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Aug 15, 2015
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カテゴリ: 国防/テロなど

長靴の爪先 」が地中海に伸び、

アフリカ対岸にも近いために漂着する難民が多く、

2002年から昨年までの間のイタリア漂着難民は延べ約46万人である。

もっとも、難民は荒い海域で死亡事故が絶えない。

鮨詰めの難民船の死亡数は判っているだけでも

2000年から昨年までに2万2千人以上で、

実際にはその3倍という説もある。

同国財政は月々に7億円が難民救助対策に費消されているという。

EUはイタリア沖の難民・移民捜索救援活動費の予算を3倍の約1億ユーロ

(約130億円)にすることを、難民遭難事故(800人以上)が今年4月に起きた

後で、急遽決定した。

EUが初めて、難民排斥から救助・保護に動き始めている。 

★ 

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、

2015年上半期に地中海を渡る難民数は

13万7千人となり、 昨年同期の7万5千人 に比べて、

82.7%も増加している。

海路での難民は、 2014年下期が上期に比べて倍増 しており、

特に夏に増加する傾向にある。

地中海を渡海する難民は、 イタリア、ギリシャ、マルタ、スペイン にたどり着いており、

そのうち、イタリア、ギリシャにたどり着いた難民の1/3は シリア出身 、次に多いのは

アフガニスタン、エリトリア(独裁恐怖政治下) となっている。

///////

UNHCR駐日事務所によると、シリア紛争は5年目に突入し、

難民が約4百万人(避難先構成:トルコ45%、レバノン29%、ヨルダン16%、イラク6%、

エジプト3%、北アフリカ1%)に達し、国内に避難しているものが760万人に及ぶという。 

シリアからトルコ、レバノンなどに逃れた難民は、さらに密航者としてギリシャに入り、さらに、

マケドニア旧ユーゴスラビア共和国、セルビア、ハンガリーなどを経由して移動している。 

「地中海難民の東部ルート=「 バルカン半島ルート 」」といわれ、近年増加傾向にある。 

/////// 

難民は、経済的自由・豊かさを求める余裕はなく、

むしろ、国内の内紛、迫害から逃れるため、

他国に庇護を求めて危険な地中海を渡海している。

この上半期に渡海中に死亡・行方不明となったものは1,867人で、

4月は遭難事故もあり1,308人となっている。

渡海を担う仲介業者が、仲介料目当てに定員の数々倍もの

難民を 斡旋していることが 遭難事故を大きく している。

地中海難民船.jpg

 < 地中海難民船:Webより

欧州委員会は加盟国が今後2年間にイタリア、ギリシャに到達する、

地中海難民4万人(シリアおよびアフリカ東部のエリトリア人が対象)

を受け入れることを提案した。

(2014年に流入した難民の約4割に当たるという

=難民は10万人?・・・上記の赤字でみると難民は約15万人だから27%では?

計画の策定段階で小さめに見すぎているかも?

イタリアだけでも昨年の難民は17万人で、ギリシャを含めると22万ともいう。

今年に入りすでに11万人。)

分担割合は、加盟国の人口、失業率、実績などで算出し、

独が8,763人(22%)、仏6,752人(17%)と続く。

受入国は、難民一人当たり6,000ユーロをEUから受け取る。 

英国、アイルランド、デンマークは適用除外国である。

//////

これとは別に、EUはEU域外で暮らすシリア難民約2万人を

EU加盟国間で分担して受け入れることも提案した。

独が最も分担比率が高く約15%、

英国も約12%で、アイルランド、デンマークも参加する。

/////

しかし、この提案には、 英国、仏、東欧諸国に反対意見 があり

足並みがそろっていない。

結局、受け入れには合意したものの、

受け入れを行うかは各国任せになってしまっている。

実効性が疑われている。

地中海難民が「イスラム国」の侵攻が絡んで増えている事実、

他方で「イスラム国」に向かい無軌道な若者達がEU諸国などから吸引の事実、

秘密裏に逆流するスパイやテロ遂行・支援者なども

問題を複雑化させている。 

財政にあえぐギリシャ、イタリアなどが難民でさらに困窮し、

EUの支援がふくらむ悪循環が起き、

経済面だけでなく政治面の混乱をもたらしている。

移民や難民が人道問題だけでは片づけられない側面を強めている。

欧州内のイスラム人口が増えるにつれて、

EU各国には自己防衛的な保守主義が台頭しているのは

見ての通りである。

かつて、自由を謳っていた古代ローマ帝国も傭兵が多数を占めると、

次第に閉鎖的になり滅亡へと歩んだ。

二の足を踏まないようにするためには、

元凶である、無軌道な「イスラム国」を押さえ込むことしかあるまい。

「イスラム国」を打破し、

難民が脱出せざるを得ない国情を正常に戻して、

難民が出ない環境に戻すことで、

難民が、EUから本国に戻る道を

EUが構築する必要がある。

★ 

NATO諸国が団結することが大事であるが、

「イスラム国」に気をとられている間に、

ロシア、中国が覇権の翼を広げているようにも見える。

国連が調停すべきであるが、この二国に「拒否権」なるものを

与えていることが間違っているのではなかろうか。

「現状変更を是とする国」には「拒否権を認めるべきではない」し、

議題がその国の利害に関する限りにおいては

議決権(ましてや拒否権)を失わせるべきであろう。 

第二次世界大戦で日米が鎬を削って終戦を迎えたのに、

どさくさで、漁夫の利をとって領土を広げたことを、

両国は忘れられないのかもしれない。

おっと、日本はイスラム国とは違うが、

露、中という大国の覇権の動きは、

隙さえあれば爪を伸ばし、

掴み取る構えに見えるから不思議である。

クリミヤや南沙諸島などで、

それが際だっている。 

呆けの小生には難しい、

濡れ手に粟?の

覇権渦巻く現代史である。

そのなかでも、 

はやく、非「イスラム国」が一丸となって、

「難民問題」が起きない世界の創出に向かってほしい

と呆けは思う次第。

★ 






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Last updated  May 23, 2017 06:45:43 PM コメント(8) | コメントを書く


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