ロシア生活2004-2012

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koshka0467

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2005/08/24
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テーマ: 海外生活(7776)
カテゴリ: 地方観光
カザンはロシア帝国時代から

カザン大学という名門があります。
この大学は若き日のレーニンが学んだことで有名。
それゆえ正門前には十代のレーニン像が建っていますが、
このヤング・レーニン像、ある点で
ロシア全国に数多あるレーニン像と異なっています。
さあ、そのある点とは、なんでしょう?(世界ふしぎ発見風。)


(答)髪の毛がふさふさ。



16世紀にイヴァン雷帝が攻め落として以来
ロシア人が移住したため、
現在でもロシア人地区とムスリム地区に分かれています。
ただし現在はタタルスタン自治共和国の首都であり、
当局はイスラム復興に力を入れているようです。
現代のオイル・マネーで豊かなイスラム国家では
真っ白な壁、緑の屋根、ブラックミラーの窓からなる
大きなビルが流行りの建築らしいのですが、
カザンでもトルコ系建築会社により、
こういうデザインのモスクやデパートが建設中。

逆に、19世紀末から20世紀初頭にかけて作られた

急速に取り壊されているそうです。
私たちを案内してくれたタタール人男性は
今風の建物より、こうした古い家を愛しているようで、
解体現場で工事人のおじちゃんたちに
「なんで壊すんだ!」と食ってかかっていました。


文豪レフ・トルストイもカザン大学で一時期学んだのですが、
(しかし留年を繰り返して卒業できなかったのだが)
そのとき寄宿していた叔母さんの家なのだそうです。

が、しかし。行ってみると窓にガラスはなく、
天井もところどころ落ちて、中も庭も草ぼうぼう。
これは・・・廃墟というんじゃないでしょうか?
と言いたかったけど彼はすごく嬉しそうで、
「じゃあ階段で2階に上がってみましょう!」
って、階段、傾いてるし、
2階の踊り場は骨組みだけで床がないし…
先輩は本気で嫌がっていましたが、
楽しそうな彼のペースに乗せられて、
いつ崩れるかわからぬ古屋を歩き回り、
「きっとこの部屋でトルストイが
寝起きしたんじゃないですかね~」
とガイドを受けたのでした。

まだ他にもいろいろありましたが、
カザンの話はこの辺で。
ともあれとてもおもしろい町ですので、
機会があったら訪れる価値はあると思います。





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Last updated  2005/09/06 04:15:02 AM


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