ロシア生活2004-2012

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koshka0467

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2005/12/13
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カテゴリ: 観劇記
3日目は日曜の昼、マリインスキー劇場で

マリインスキーの昼公演で
『白鳥…』がかかるのはきわめて珍しいそうです。
結果、客層も夜とはだいぶ違ったものに。
子供づれのお母さんやおばあちゃんが
たくさんだったのです。

『白鳥の湖』って3時間くらいありますから、
子供は飽きないのかしら?と思ったのですが、

みんな食い入るように見つめて、
幕が下りるごとに一生懸命拍手。
そうして休憩時間には、通路のそこかしこで
踊り出してしまうのでした。
女の子が圧倒的に多くて、9割方だったかな。

それにしても、子供に一級のものを
比較的簡単に見せられる環境があるというのは
いいですね。
娘にはバレエを習わせちゃおう、と
密かにもくろんでいる私ですが、
日本だとバレエ公演ってそんなに多くないし、

でも見たことないものをやってみなさい、と言ったら
子供は「??」と思ってしまわないだろうか。
案外大丈夫なものなのかしら。
そんな心配をしています。
まぁとりあえず娘も息子もいないんですが。


主演のオリガ・エーシナというプリマが
オデット・オディールを演じるのはこの日が初めて。
初々しさを予想していたら、
これまたどうしてどうして、
実にしっかりとしたオデット姫でした。
なんというか、薄っぺらな造型でなかったために、、
しっとりした知的な美女が
目の前に現れた、という気分。
バレリーナも演技力があるかないかで
全く違ってくるものです。
ただしこの人、
オディール(黒鳥)の方はまだイマイチ。
しかしオディールのほうがキャラが立っていて
演じやすい役ですから、早晩どうにかなるであろう、
だとすると初役でオデットを
こんなにうまく演じられるなんて、
この先がとても楽しみだなぁと思いました。
オデットがダメでオディールは勢いで押し切る、
というバレリーナはかなり見ましたが、
逆の人は初めてです。

ジークフリート王子のダニーラ・コルスンツェフは
あまりよくなくて、バレエ狂の友人は
「いつもと全然違う!彼は朝に弱いんじゃないか?」
と嘆いていました。
私も朝がたいそう苦手なタチなので、
たしかに日曜の午前中から
白鳥の湖を全曲踊らされたら
うへぇ~って感じだよな、と
同情混じりのシンパシーを寄せてみたり。

これで年内は見納めです。





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Last updated  2005/12/16 07:33:59 AM
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