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もう今年も半分が終わります。本当に早いものです。明日から7月です。夏本番ですね。最近1日の平均アクセス数が130~140にまで上がってきています。ありがたいことです。(^o^)読み逃げ大歓迎ですよ♪ ご意見・ご感想はさらに大歓迎です♪今年の夏はローザンヌの指導者セミナーでお勉強です。いつも冷や汗かいてばかりのお勉強ですが、これも自分の栄養です。がんばろうっと!あとは9月の舞台のリハーサル。出演者は大汗かいてがんばっています。私も気合い入れてます。アレコレと細かい指導をしているので、みんな真剣になってます。ただいまのテーマは「美しいポール・ド・ブラを身につける!」真剣…で思い出したのですけど、何かに真剣に打ち込むって楽しいですよね。「楽しい」っていろいろあると思うんです。私の言っている「真剣に打ち込む楽しさ」っていうのは、ちょっぴりレベルの高い楽しみ方だと思うんです。自分の限界に挑戦して突破していくプロセスは厳しさもあるでしょうし、苦しい思いもするかもしれない。でも、それを乗り越えたときの爽快感、達成感。これが楽しいんですよね。(*^_^*)私と共にその楽しさを共有している生徒達。いっしょに成長していこうね♪
June 30, 2004
今日のお話しはバレエとはまったく無関係です。すみません(^^;)今日は息子を漢方の薬局へ連れて行きました。なぜ、そうしたかといいますと…この日記にもチョコチョコ書いてますが、踵の成長痛、コレの回復が思った以上に時間がかかっているんです。う~ん、芳しくないな~と思っていた矢先、漢方薬の湿布をしたらいいよとミラクルkekoさんから嬉しいアドバイスをいただきました。その漢方薬を売ってくれる薬局の紹介もしていただきました。善は急げ!と即、薬局へ連絡をとりました。漢方薬を小分けしてもらいたい旨お願いすると、何に使うのか訊ねてくれました。事情を話すと、それは息子の体が虚弱だから起きていることなのではないか。湿布もいいけれど、体自身の快復力を上げるほうがいいのではないか、というアドバイスをいただきました。元々、息子はアレルギー体質。食も細く、体力はホントにありません。なにしろ、バレエを始めるキッカケが体力づくりだったのですから。アドバイスは的を得た内容。ピンときて、その薬局の方に一度診ていただくことにしたのです。その薬局はなんと最寄り駅から電車1本で行けるところ。これも何かのご縁なのでしょう。物事がとんとん進むときは、それがそのときに必要だからなんですよね。診ていただいて、漢方を処方していただいて帰宅しました。息子にとっては「まずい」薬なのですが、これから10日間試してみてどうなるか…トライアルです。踵の回復も早くなるかな。うまくいきますように…。
June 28, 2004
このところ厳しくするぞ!と言っている自分ですが、まだまだ優しいモード(簡単にyesって言ってしまうの意)の自分というのが、ヒョコって出てきそうになります。う~ん、これはイカン。なにしろ優しいモードを長くやってきているので、習慣になっているのですね。そんな自分に渇を入れるというか、自分を律するという意味で身なりを整えることにしました。(これまでだらしなかったという意味では無いナリ)これまでは指導の時にTシャツにダンスパンツという服装だったのですが、レオタードを着て、背中のラインがちゃんと出るようにすることにしたのです。これがほどよい緊張感を自分にもたらしてくれるんです。鏡にふと映る自分の姿を見て、姿勢が崩れていたらキリリと立て直す。それがとってもいい気持ち!爽快!身なりを整えるということは、自分自身に向き合うためのウォームアップのようです。ちょっぴり嬉しいことは、体がしまったこと。(^o^)ボディ(上半身)のウエスト周りに適度に筋肉がつき、脂肪が落ちました。ヽ(^。^)ノ自分のこういう経験を振り返ってみて、生徒のレオタードのことや、髪型のことがふと気になりました。レッスンでは、レオタードにタイツ、髪はしっかりアップ(短い人は縛る)というのがレッスンでの定番スタイルですが、レオタードはともかく、髪については指導者側が気を抜くと、すぐに乱れてきてしまいます。そうなった時にはお便りなどで注意を促します。するとしばらくは綺麗になるのですが、時間と共にまたダレてゆく…。ダレていく人はだいたい同じ人なので、困ってしまうのですが(^^;)、そういう人は緊張感が薄れているのかもしれませんね。自分の体感からも身なりを整えることの大切さをしみじみ感じました。いい意味での緊張感。自分に与えていくっていいことです。(^o^)…で、意識を変えるにはまず身なりから!みなさん、ご一緒にいかがですか?あ、そういえば「お受験とバレエ」でした!そのお話しはもう少し情報が増えてからにさせてください。同じ書くのなら、データが多い方がいいですからね。それまでは保留です。どうぞよろしくお願いします。
June 27, 2004
先だってバレエと受験の両立についてのご質問をいただきました。この件については、私自身、まだ模索中なんです。ですので、なんだか中途半端な話しかできないな~というのが正直なところです。なので、もし私の子どもがバレエと受験の狭間で迷ったときはこうして選ぼうと思っています。まずは、子どもの意思を聞かせてもらいます。意思とは、本人が何を望んでいるか、将来どうなりたいのか(ビジョン)ということです。けれど、子どもには目の前のことしか見えません。だから、子どものビジョンを達成するために必要なデータは親が集めて知る必要があります。そのデータはメリット、デメリット双方である必要があります。世の中の宣伝(コマーシャル)はメリットしか謳っていません。だからデメリットをリサーチするのは大変かもしれないですね。集めたデータを子どもに話します。メリットばかりを追いかけることは、それにくっついてくるデメリットも同時に追いかけることになります。なので、どこで折り合いをつけるのかということも話題に出します。その上で「あなたはどうしたいですか?」と選んでもらいます。ちょっと抽象的な話でわかりにくいですね…。う~~ん、何か簡単な例はないかな~?あ~~、例えば、チョコレートが好きだとしますよね。そればかり食べると太りますね。「チョコを食べて太る」のと「食べないでスリム」のどっちを選ぶ?って感じ。ちょっと例としては無理があるんですけど、まぁ、そういう感じです。(^^;)受験なら、それにあてはめて考えるといいですね。すぐに答えが出ないかも知れません。でも、子どもが自分で選んだのなら、子どもはその結果が自分の選択から派生したものだと言うことをちゃんと理解します。もしもその選択が本人の願いからずれたものをもたらしたとしても、またそこから新たな選択をすればいいので、またその時に子どもと話し合いをしていけばいいのです。選択ミスを恐れることはないと思います。子どもの人生は子どものものなので、親はあくまでそのサポートをするだけなのです。そのスタンスからずれないでいるようにすることが大事です。私はこういう風に思って我が子と関わっております。これが正しい答えとはいえないと思いますので、ご参考程度にしてくださいね。次回はいよいよ確信に迫ります。バレエを専門的にやりたい人の受験対策。中学受験と高校受験、どっちが有利?というお話しをしてみますね。あ、そうそう。このテーマについて、既に経験なさったかたの「こうだった!」という体験談をお聞かせくださると嬉しいな。お待ちしております。(^o^)
June 26, 2004
昨日のレッスン終了後あたりからなんだか体調が思わしくない。お腹の調子が変!朝もすっきりと起きられなかった。夏風邪? といっても咳は出ないから変よね。おっかしいなぁ~~と思いつつ、そんな時はのんびりせよということなんだろうと自分に言い聞かせる。昨日はスリー・イン・ワンの個人セッションなるものを受けてきたので、 ↑タッチ・フォー・ヘルスでお世話になっているついてるファシリテーターさんのところで 受けられます!調子がいいはず(っていうのは思いこみ?)なのですが。かえって疲れが出たのかしら?確かにこのところ突っ走ってましたからねぇ…。気力はあっても、体がついてきてくれないときもありますもんね。そんな時は静かに過ごすのがいいんでしょう。今週はQ&Aの回答をひとつ書く予定だったのですが、しばし先送りです。書く方へのエネルギーが回ってこないからね。楽しみにお待ちの方、ごめんなさいね。エネルギーの充電して、元気を取り戻してきます。(^o^)今日のレッスンはプレバレエクラス(幼児)、小学校中学年クラス、大人の初心者クラスの3つでした。帰宅したのは10:00前、ヘロヘロになってます。でもね、なんか元気なんです。いや、ハイテンションというのが正解か!指導するとね、体中のエネルギーがグワ~ンと動いて、かなりテンションが高くなるのです。なので、帰宅してから精神のクールダウンが必要なのです。お風呂に入って、ビールを飲んで(でも沢山は飲めない)、しばらくボケーとして…。あとは美味しいご飯を食べて…。それでなんとか平常時の自分になります。さぁ、明日も頑張ろう!
June 25, 2004
私の息子がバレエを学んでいることは、この日記にちょこちょこと掲載しています。でも、そのきっかけというのは、けっこうイイカゲンでした。(笑息子は小学1年生からバレエを始めました。いまから思えば、時期的にはちょうどよかったです。幼児の男の子にはバレエはおとなしすぎて、退屈に違いないので(^^;)元々、息子は生まれてすぐに重度のアトピーをかかえていました。つまりはアレルギー体質。(この闘病だけでも沢山書けますが、ここではあつかいません)そうした体質の子どもは体があまり丈夫ではありません。体力もあまり無いです。なので、それを補う何かを習えばいいと両親(夫と私)は考えました。水泳、体操、空手、サッカー、野球…なんでもいいや。体が丈夫になりさえすれば。バレエに関しては男の子の場合、女の園に耐えられるか、じっといい姿勢を保ちながらのレッスンに精神的についていけるか、ということもあったので、無理に勧めることはしたくないと思っていました。しかも、深みにはまれば、厳しい世界。それを自分の子どもが進んでいくのは、どんなものか…。とはいうものの、私自身がバレエ教室を主宰、運営する傍ら息子の他の習い事に引率することは非常にむずかしいという事情がありました。私の仕事時間と送り迎えの時間が重なるからです。自前で済ませてしまえるなら、それもアリだな。そんな安直な考えでバレエのクラスに見学にこさせました。見学の様子を見ていると、特に楽しそうな感じでもなく、だれ~っとして見ています。「こりゃ、ダメだぁ!」私は内心思いました。家に戻り、息子に話しを聞いてみますと、「ぼく、バレエやるんだよ」「え″っ?!」一体、子どもって何を考えているのだろう?と思ったのですが、何はともあれ体を動かすことを習うという一つの目的は達成しました。自分の子どもが、しかも男の子がバレエをやっていくなんて考えもしなかったので、すごく意外でした。その後でハタと気づき、少々不安を感じたことは、親子でありながらも師弟関係となること。能や歌舞伎の世界ならごくごく当たり前の人間関係ですが、私の親はバレエには全くうとい人間でした。だから、親として、師としてのふたつが同時進行の人間関係を私は知りません。これからどうなるのだろう。全くの手探り。また、男の子への指導は正直言って私にとって経験が少なく、それも未知数。まぁ、これはしょうがないです。男の子がバレエを習うケースが極少ないわけですから。息子個人の素養としては、股関節は綺麗に開くけど、素質があるかどうかは未知数。この先…期待しても…うむむ…しょうがないからねー。(^^;)ま、なるようにしかならないですからねー。 ↑これが本音の正直な気持ちです。それがもう4年前のお話しです。今ではバレエが大好きで頑張っています。それなら、私の知る限りのものを与えましょう。できる限りのチャンスを与えましょう。そう思って取り組んでいます。本人がバレエを好きで厳しくても果敢に取り組んでいけるのなら大丈夫。どこまで行けるかはわからないけれど、しっかりとバックアップします。だから、ドンドン前進してください!
June 23, 2004
昨日はすごい台風でした。風は強いし、雨は吹き付けるし…。しかし、そんな天気もなんのその!治療師さんの予約をとってあったので、息子といっしょに出かけました。実は、出がけにいっそキャンセルしようかと弱気になったのですが、息子はやたらと張り切っています。子どもの頃、台風がくるとワクワクというか、血が騒ぐというか、そんな感覚ありませんでした?まさにそういう感じで張り切っているんです。あちゃ~。それで、まぁ、いいかと開き直り、治療院へとお出かけ。とても無謀なレヴェランス親子。でも、無事帰宅してきたんだから、結果オーライね。息子の踵の炎症はあと少しというところでくすぶっています。まだ、ボヤが残っているって感じです。体が成長しているので、治癒に向かうエネルギーと成長のためのエネルギーとのせめぎ合いが起きているのかな~と私なりに思いました。早く良くなりますように。。。。。さて、そこでこんな話題が出ました。「足の甲(って言ってもほんの一部分)が固い人の立っているときの姿勢は 横隔膜が開き気味になる傾向がある。」ほぉ~~、それは興味深い!治療師さんは何人もの体を見ていらっしゃるわけだから、そうした関連性をよくご存じなのですねぇ~。そういわれてみれば、私も指導していて、「こういうタイプの人はこんな傾向がある」というデータはあるなぁ…。例えば、顎を引きすぎている人は腰が入らないとかね。それはなんとなぁく自分の頭の中に経験として蓄積されているだけなので、レッスン場で生徒さんと接していて、急にピンときます。「あ、この人はこのタイプ! ってことは、ここを指導するとうまくいく!」そしてそれを実行。これがかなりの高確率で当たります。(笑そんな感じなので、自分の中にあるデータはインプットしてあるだけで、リアルタイムの指導のときだけに検索して使っている。検索っていっても、自分の頭の中で勝手に起きることなんだけどね。でも、そのデータを全部整理してまとめたものを見たことがない。う~~ん、ちょっともったいないかも!…で、その治療師さん曰く、「先生、そういうの本にしたら売れるんじゃないですか?」「え~~、そんなの買う人いますかね~?」「きっと、いますよ~」そんな虫のいい話はなかろうと思ったけれど、逆に考えると、もし私が買う側だったら、そういう傾向と対策本があれば欲しいなぁ~。う~~ん、もう少しデータを集めて、ちゃんと整理して、そしたら、やってみてもいいかも…。あれ? そう言う治療師さんがそういう本、出したらいいよね。今度、勧めてみよっと。
June 22, 2004
昨日の日記からの発展です。日本ではダンサーを育成する公的な機関が無いという話をしました。そしてあちらこちらに点在するスタジオにゆだねられているとも。そんな日本で本格的に学ぶというのはどういうことなのでしょうか?いろんな考え方があると思うので、一概にこれが王道と決めつけることはできません。ですので、あくまで私が考える「プロダンサーへの道・最短コース・個人教室でバレエを学ぶ場合」をお知らせしましょう。■幼児期(4~6歳) 4、5歳あたりでプレバレエを始めます。週1~2回レッスン。 私の個人的な考えとしては、この時期から始める方がいいです。 脚の筋肉の付き方が違ってくるし、姿勢が全然違います。 この時期に姿勢を覚え込んでしまうと次の過程がかなり楽に進みます。 でも、6~9歳の間に始めるのでも問題ありません。 まぁ、そのあたりはお気楽に捉えていただければいいです。 男の子は女の子に比べ落ち着きがないので、小学校に入ってからがいいでしょうね。 もちろん個人差ありです。習いに行って順応できるなら大丈夫ですよ。 ■児童期(6~9歳) 6、7歳あたりで週2回へと増やします。 筋肉づくりもさることながら、生活にバレエが入るのを慣れるためです。 また、この年代からバレエを始めてもさしつかえないです。 その場合はプレバレエのクラスレッスンを経てから次の段階へと進むほうがベターです。 バレエのトレーニングでターンアウトの厳密さや動きのクオリティを求めることができるのは 骨の成長が安定した頃です。永久歯が生えることがひとつの目安となります。 バレエのターンアウト(アン・デ・オール)は骨に大きな負荷をかけるので、 早い時期に厳密さを求めることは危険なんです。 骨が安定してから厳密なトレーニングへ移行していくと考えてください。 ■10代前半 海外の国公立バレエ学校へ入学可能な年齢となります。 つまりはここからがバレエの本当の始まりと考えてよいでしょう。 10歳くらいで週3回レッスンに増やします。本人のやる気があれば週4回くらいに増やしても♪ レッスンがあまり多くても筋肉がつきすぎたりするので、これくらいがベターです。 この年代から子どもの吸収力がアップするため、習得ペースが一気に上がります。 覚えるステップの数も一気に増えます。それに対応するには週3くらいやらないと追いつかないんです。 だって、海外の国公立は毎日レッスンです。その代わりじっくりゆっくりの指導です。 それを考えると、週3でもギリギリ(>_<) 女の子の場合、12歳あたりでトウシューズのトレーニングを開始します。 但し、体がしあがらなかった場合、できるまでトウシューズは延期です。 バレエ講習会があれば、積極的に参加するのもよいですね。■10代中盤 ポアントの技術を習得しつつ、古典の作品を簡単なものから覚えてゆきます。 この年代から日本バレエ協会のオーディションの応募資格に該当します。 そうしたものへのチャレンジもいいですね。 本人の希望があれば、コンクールへの参加もいいですね。 将来行きたいバレエ団があるなら、そのバレエ団付属の教室へ通うことを検討するのもこの時期。 さらに本人の希望があれば、海外バレエ学校への留学を検討しはじめても…。 ■10代後半 古典バリエーションを踊る程度の力を身につけることが目標です。 平行してアダージオ(男性と組んで踊る)のレッスンを開始。 ■10代後半~20代前半 高校や大学を卒業してからバレエ団へ所属する、海外のバレエ学校へ留学するなど、 この時期は選択肢がまだまだ沢山あります。 もちろん所属スタジオでさらに研鑽を積むこともできます。 指導者としての素養があれば、先生からお声がかかることもあります。 これもまた精進の道です。ここまできたら、あとはもう本人次第。研鑽を積みながら、自分の技術、表現をさらに磨きます。 ★ ★ ★こんな感じですね。上記のプロセスを完璧に踏襲したとしても、その全員が優秀なダンサーになれるとは限りません。才能がある人が上のプロセスを経ることでダンサーになれるかもしれないという言い方の方が適切なのでしょうね。上記のプロセスはあくまでバレエを中心に物事を考えてあります。子どものバレエへの意欲がずっと続いていることも前提となります。現実にはその過程ではスランプもあるでしょうし、怪我をすることもあるかもしれません。そういう場合にはまたいろいろとプロセスが変化します。つまり、人それぞれというわけです。掲示板の方に受験とのからみについてご心配なさっている親御さんからの質問をいただきましたが、確かにそれは避けられないことですね。その話題については、またの機会にお話ししましょう。
June 21, 2004
先だっていただいた質問に出てきた「本格的」って何だろう…?簡単に言えば、「バレエダンサーを目指すこと」ですね。では、そのためのプロセスとは一体どんなプロセスなのでしょう?ロシア、イギリス、フランス…いずれも国公立のバレエ学校を抱えています。政府が資金をバックアップし、将来プロダンサーとなることを前提としているので、当然、バレエに適した子どもだけが入学できます。だいたい10歳前後の子どもが入学します。身体テストを受け、親の代まで体型をチェックされるところもあります。成長過程で太りすぎてしまったら、それが理由で退学処分となってしまいます。成績が悪くても退学処分だそうです。そこは目的にプロとして活動することを掲げているので、それに見合わないと判断されれば、政府が資金を出すことはないということなのですね。非常に厳しいですが、当然のことでもあります。そういう学校へ入学し、プロを目指しての修行をする。それが本当の意味での「本格的なバレエ」なのではないかなーと私は考えます。けれど、日本にはこうした国公立のバレエ学校はありません。全部プライベートスクールです。習いたい人を集めて、バレエを指導しています。大きなバレエ団が運営しているスクールもあれば、個人個人で教室を開いている所もあります。うちはまさしく後者のパターンです。そして社会的な認識としては「習い事のひとつ」ですね。なので、海外の国公立バレエ学校のように身体検査をしてバレエの適正の有無で入学が決まるわけではありません。誰でも習えます。身体検査といえば、私のスタジオでも入会してきた生徒さんの体のチェックはさせてもらっています。股関節の可動域、足首の可動域、背骨の動きなど。国公立はそれを元に入学志願者を振り分けるわけですが、私のスタジオではそれが目的ではありません。生徒個人個人がバレエの基礎ポジションを習得するにあたり、どの状態まで要求が可能なのかを見極めるためです。そして、関節の可動域が不十分な子どもに矯正エクササイズを施すためです。さて、日本ではプロフェッショナルなダンサーを育てる公的な機関が無いと書きました。今、私の知る限りでも、新国立バレエ劇場が研修生制度をとっているくらいですか…。応募資格が10代後半でしたよね。(すみません。不十分な情報で…)とすると、やはりその年齢まではそれぞれのバレエスクールにゆだねられるというわけです。つまり本格的にやりたい生徒の将来を担っているのは、あちらこちらに点在するバレエ教室だということなんですね。そのことはどのバレエ教師も理解しており、なんとかプロレベルを輩出したいと願いながら、子ども達に指導をしているのです。中には「うちは趣味の教室よ」と開き直っていらっしゃる先生もおいでなので、そのような場合は、また話が違いますが…。でも、私が懇意にしているバレエの先生がたはほとんど前者のパターンの考え方をしていらっしゃいますね。類友かな?日本では「誰でも習える」と書きました。これはもちろん全世界どこでもそうです。けれど、国公立のバレエ学校があるので、趣味と職業の境目がハッキリとしているんです。日本にはそこら辺がぼやけています。そこがいいところでもあり、欠点でもあるかな…。どうも「本格的」を論じるのは、結構いろんなテーマが内包されているみたいです。徒然に思いつくまま書いているので、ちょっと整理が必要です。明日は個人教室で「本格的」を目指すには…ってテーマで話をしてみますね。
June 20, 2004
このところ質問メールに張り切って答えてきたので、少々へたり気味です。(笑)それで思ったことは、みんな悩みながらも前に進もうとしているんだな~~ということ。指導者からの何気ない一言も親御さんを悩ませることになるんですねー。これは自分も気を付けなくてはと自戒することになりました。とはいっても、みんな同じ人間ではないので、表現(言い回しとか使う言葉とか)が同じでも、相手が受け取るものが違うんですよね。だから、いくらこちらが気を付けていても、思ってもいない反応があったりとか…。なかなか難しいものなので、あまり気を遣わず、自然体で行くようにしたほうがいいのだろうね。「誤解があれば、解けばいい」くらいに構えてね…。Q&Aの方は質問者の皆さんにすっきりしたと喜んでいただいているので、まずは嬉しいことです。バレエ界に限らず、他の芸術もそうなのだと思いますが、素人(私もそうだったよ)にはわかりがたい部分が沢山あり、長くその世界にいて初めてわかることばかり…といっても過言ではないですね。今、業界内で活躍している方はわからないなりにも反発せず、その世界のルール(っていう言い方もちょっと変だけど、言葉が見つからない)を受け入れてきたのではないかな~と思うのです。まぁ、全く反発しないってことはないでしょう。これはなぜ??って思いは持ちながらもそれでもその世界に居続けたいってことで受け入れて乗り越えてこられた。そういう風に思うんです。はい。なので「これはなぜ?」が一つでも早く解決し、次へのステップへ進むことができるのなら、私のQ&Aの存在理由もあるかな~~と思っています。私にとっても、これまでの自分の蓄積が文章になるいい経験をさせていただいております。そんなQ&Aの回答が皆さんのお役に立てればホント幸いです。あ、そうそう。質問希望の方、お願いがあるんですよ。一応、過去の日記とか左の方のコンテンツなどにご質問のヒントが隠されていることがあるので、ぜひ、ご一読いただいてから、ご質問をお願いします。重複した内容はさすがに私もキツイんですよ。(笑)また、この日記を読んで、こういうことが解決した!嬉しい♪なんてな書き込みもしていただけると非常に嬉しい。そしたら、もっと頑張っちゃいますよ。私。あ、でも本業にさしつかえない程度ですけどね(^^)どうぞ、よろしくお願いします。m(_ _)m
June 19, 2004
Q&A 第4弾です。今日の質問者はプリモさん。5歳のお嬢さんがバレエを習っています。「本格的」ってどういうことなのかしら…というご質問です。以下はいただいたメールです。***************************************************************************>はじめまして。突然のML失礼します。>10月で6歳の子供がバレエを習っており、しばしば先生に「本気でやらせてみたら?」と言われます。>余り詳しく伺うことも生意気なようで出来ないし、>他のお母様にも言えなくいろいろ考えてしまい、こちらに相談させていただきました。>バレエを本格的にやるというのはどういったことなのか分からないのです。>音楽の世界は多少知識があり、音大の先生についたり試験に必要なソルフェージュや>聴音、声楽の先生にもついていく、という風に分かるのですが、>バレエの場合の本格的というのはどんな感じなのか分かりません。>やはり今の先生と別に通わせたり特別レッスンなどを受けるものなのでしょうか?>子供も今のところ死ぬほどバレエが好きというわけでもないし、>バレエの道に進むというのは音大に進むといったレベルの問題ではないと承知しておりますが、>毎回毎回「お母さんも大変でしょうけど本気でやらせてみては」と言われるので、>余りに言われると私の方が何か鈍感な対応をしているのかと思ってしまって。>初めてですのに、個人的な質問で失礼を承知で出させていただきました。>少しでもアドバイス頂ければ幸いです。 ***************************************************************************プリモさんへはじめまして。質問メールをありがとうございました。先生からそういう形でお声をかけていただける場合、お嬢さんがバレエに向いた体型であったり、集中力がありどんどん吸収する力を持っていたりなど、バレエに適しているお子さんであることが伺えます。たとえ5歳であってもそういう素養のある子どもはいますし、そういうタイプの子どもが伸びる可能性が高いのも確かです。お母様が困惑するお気持ちは察することはできますが、ある意味ラッキーなことではありますよ。(^^)ただ、本格的というのが、先生個人によって微妙な違いがありますね。簡単に言ってしまえば「バレエダンサーを目指すこと」だと思います。でも、実際には、どういうプロセスを生徒に与えてゆくか…ということになります。それがわかりにくいので、プリモさんも困惑されているのでしょう。それは本当に指導者個人個人の考えによるものなので、私からはこれが本格的なスタイルですと断言できないんです。目指すところは同じだけれど、その経路が違うってことです。登山で同じ山を登るとしてもいろんなルートがあると思うのですが、どれを選ぶのか…というとわかりやすいかしら…。バレエダンサーを目指すプロセスとして誰でも思いつくもの…たとえばコンクール。そうしたものへ生徒をどんどん出場させ、経験を積むことをプロセスに取り入れていらっしゃる先生もいらっしゃれば、コンクールは一切出場しないという主義をお持ちの先生もいらっしゃいます。ちなみに私の田舎の先生はコンクール嫌いな方でした。それでもちゃんとプロを輩出しています。そうした先生それぞれににお話しを伺うと、それを選ぶ理由となっていることはすべて正しいので、甲乙などつけることはできないんですね。何事にもプラスとマイナスはつきものです。それをどうとらえて、どう実行していくのかはそれぞれの指導者の選択によるということです。さて、プリモさんの先生のおっしゃる「本格的」ですが、お嬢さんより上のレベルで先生が「この子は本格的に取り組んでいる」と奨励しているような生徒さんはいますか?その子のプロセスをそのお教室の推奨モデルと見ることができますよ。また現状として、お嬢さんが週に1度のレッスンだとしたら、レッスン回数を週2回くらいに増やすという意味かもしれません。まだ幼稚園の年長さんですから、私の個人的な考えでは週1でも十分とは思いますが、将来ポアントを履いて踊ることを滞りなく迎えることを前提に考えてみますと、今の段階はともかく、小学校中学年の頃には週2~3回のレッスンはあった方がいいです。そして高学年には週3以上。それくらいあって初めてトウシューズを履くだけの体ができあがります。もちろん個人差はあります。それはここで言い始めると長くなるので割愛します。もしも、ずっと週1のレッスンでやっていって、週2へ増やすことは比較的楽なことではありますが、(それでも最近の子どものお稽古ごと事情を考えると大変かもしれない…(^^;))これが急に週3となると、一週間の半分がバレエになります。それは生活のリズムを切り替えるのが大変なのではないかなーと私は考えます。ですので、今の段階で週2回のレッスンへ切り替えていくのは、「キレイに踊れるようになるために必要な時間(レッスン回数)を確保するために慣れていくプロセス」と考えてもらえるといいのではないでしょうか。バレエは長いスパン、それも10年後どうなりたいかというところからものを見ています。なので、親御さんとしてみれば、こうした話はピンとこないかもしれません。目の前の育児のことで精一杯になってしまうことは当然のことですから。(私もそうなので…(^^;))ただ、バレエ指導者は10年後の子ども達が美しく踊ることに視点をあてたところからいろんな提案をしていることをご理解いただけたら、と思います。プリモさんは先生に「バレエを本格的に取り組む」とは具体的にどんなことなのかお尋ねになることを躊躇なさっておいでですが、ここは恥を忍んでお聞きになることをおすすめします。質問なさることは全然生意気ではありませんよ。親御さんがバレエのことを知らないのは当たり前のことですから。私が前述したように「コンクール出場」なのかもしれません。プリモさんが想像なさっている「外部レッスンへの参加」かもしれません。先生それぞれがよかれと思って、しかも悩みながら生徒を綺麗に踊れるように模索しています。(↑少なくとも私はそうなんです(^^;))なので、それはホントに直接訊ねるのが一番です。ただ、方法としては、他のお母様方への手前もあるでしょうから、レッスン前後よりお電話で連絡を取った方がいいかもしれませんね。お子さんにお話しをお聞きしたいということを書いたメモを持たせるのも手です。なにせバレエ教師は忙しいので、ましてや現役で踊っている先生だと、ほとんど連絡が取れない方もいらっしゃると思います。そのあたり先生のご都合を察するようになさったほうが円滑に物事が進むと思いますよ。(^^)相談なさってみて、それから考えてみてもいいと思います。先生のお考えに賛同できれば、その提案をお受けすればいいでしょうし、賛同できなければ、もっと気楽に取り組めるお教室への移籍もありだと思います。でも、折角、先生から直接お声をかけていただいているのでしたら、チャンスととらえ、思い切って飛び込むという選択もありですね。私ならそれを選びます。(笑)もちろんお子さんの状態を把握することも大切です。お子さんが嫌がってしまうようなら、お話しになりません。そこは親御さんがよく見てあげてくださいね。「本格的」ということの定義はここではできませんでしたが、私の考える「本格的」とは…?という内容でなら、今度日記に書くことはできると思います。プリモさん、いかがでしょうか? 納得のいく答えは見えましたか? まだ、ご質問があれば、いつでもお寄せください。プリモさんとお嬢さんがバレエを通してHAPPYでありますように願っております。
June 18, 2004
え~、昨日「ダンサーとして食っていくには厳しい」という話を書いたのですが、それについて少々補記します。ダンサーといってもいろんなジャンルのダンサーがいます。昨日、私が書いたのはクラシックバレエのダンサーという意味になります。ジャズダンスですと、歌番組のバックダンスとか、ミュージカルとかあるので、その仕事が取れれば食っていくことができるようです。ジャンルが違うとそっち方面の話は情報が入っては来ないのですが、私の元生徒でそういう方向へ向かった子がおりまして、そういう話をしてくれてました。コネの部分も大きいらしいですね。こんな風にいうと誤解が出るとイヤなので言い換えますが、やはり人間関係が大事だということですね。 それでも競争率は高いでしょうし、簡単なことではないでしょう。とはいえ、クラシックよりはまだ稼ぎどころがあるわけなので、ちょっぴりうらやましい話ではあります。質問コーナーですが、ちょっと応募詳細を変えましたので、よろしくお願いいたします。ご希望の方はお名前、HN、ご住所、メールアドレスをお書き添えの上、私書箱メールへお寄せください。その回答はHP誌上で公開いたしますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。お送りいただきました個人情報はHN以外は公開いたしませんのでご安心ください。どしどしお寄せくださいね♪
June 17, 2004
昨日のQ&Aを掲載してから浮かんできた独り言です。私のスタジオに将来ダンサー志望の子はいます。彼女は高校生からバレエを始めました。現在ミュージカル学科の専門学校へ通いながら、私のスタジオへ通ってきています。彼女の将来について話し合ったたことはないのですが、ミュージカル方面を志望していて、ダンスの基礎としてバレエを学んでいるのだろうと思って見ています。素直なお嬢さんですし、様子を見ていると、ジャンルを問わず、踊ることが大好きということが伝わります。指導者としては、夢を持っている生徒がその夢を実現できるようにサポートしたい気持ちにかられます。なので、そういう意思を持った生徒さんには一定のレベルに達したときにはそれに適した経験を準備するようにしています。(とはいってもうちはクラシックなので、クラシックの経験ですけどね)そういう指導者の思いや一生懸命ダンスに取り組む生徒さんとは裏腹に、この世界で生計をたてることは本当に大変なことです。ですので、私も指導をしていて、将来食っていけるかわからない業界で一生懸命になることを推奨することにとまどいを感じることがあります。私は自分自身の意思でこの道を選びましたし、確かに自腹を切って公演に出演することもありました。当時の自分にとっては楽なことではありませんでしたが、それでも好きだったから受け入れてやってこれました。後悔はしていません。でも、生徒の場合は生徒の人生です。それは本人が決めることです。そうした領域に指導者が介入することはあまり良いことだとは思えないのです。ましてや、前述した状況なのですからね。ですので、「将来ダンサーになりたい」生徒にはこの現状は話して聴かせたいことだと思います。それでも「やるんだ」という強い意志とビジョンがあるのなら、私も応援できるのです。あ、そうそう、シビアな話ですけど、プロとして人様からお金をいただくわけですから当然のこと才能は必要ですね。また、スタイルや容姿も問われます。ここが「好きだからやる」だけでは超えられない一側面となってきます。その条件が揃った上で、生徒の将来の夢が「ダンサーとして独り立ちする」ことだとしたら、そして、経済的な自立もその中に含まれているのだとしたら、(当たり前かもしれませんが)現時点でそれが実現できるところはやはり海外になるのだろうと思います。とはいいましても、海外でダンサーとして採用されることは並大抵のことではありません。私の友人も何人か海外のバレエ学校へ留学し、卒業後に各国のバレエ団のオーディションを受けてきましたが、残念ながら通らなかった。それで日本に戻り、日本のバレエ団に所属した人や、地方の教室に戻り、そこで指導しながら踊る選択をした人もいます。現在はローザンヌ国際コンクールの決勝で勝ち残ったとしても、仕事が無い状況だそうです。あんなに美しくて才能の固まりの綺羅星のようなダンサー達でもです。そういった意味でも「ダンサーになる」という夢の実現は本当に厳しいのです。こういうバックグラウンドを知っているからこそ、昨日のQ&Aには忌憚のない厳しいコメントをさせていただいたのです。こうしたことを書くと八方ふさがりのような印象を受けるかもしれませんが、ダンスを生業にしようと思っていけば、必ず出くわす壁のようなものです。ですので、その壁をデラシネさんなりに越えて行かれるといいと思います。このように厳しい世界でありながらも、それでもダンスの世界は素晴らしいものです。だからこそ、いろんな人を魅了し、巻き込んでいくのでしょう。私も魅了されたひとりです。あら、そういえば、こういう話題は私の日記では初めてでしたよね。ということは、デラシネさんが私の引き出しの鍵を持っていたのですね。デラシネさん、どうもありがとうございました。これからもダンサー目指して励んでください!! 陰ながら応援しております。たとえ厳しい世界だとしても、それに果敢に挑戦することから得られるものがきっとあるでしょう!それは決して無駄になることはないのですから!
June 16, 2004
質問メールへの回答です。今回のご質問はデラシネさんからいただきました。大人からバレエを始めたけれど、ダンサーになりたいということです。ここから下が引用文です。**********************************************************************20代からバレエを始めたのですが、どうしてもダンサーになりたいと思っています。もちろんこの歳からだから、クラシックでとは言いません。せめてモダンバレエではやっていけるようになりたいのです。ただこの歳から始めるにはこの出来上がってしまっている体とどう折り合いをつけてやっていくかです。バレエをやるからには当たり前ですが、やはり美しくなくてはいけないと思っています。テクニックは努力でどうにかなると思っていますが、私の場合筋肉の付け方だけではどうにもカバーできないようなひどいO脚で、この骨格だけはどうにもならないことなので手術をしようかと迷っています。私としてはやるからには究極の美を追求したいと思っています。先生はどう思いますか?意見を聞かせてください。 **********************************************************************いただいたメールに対しての返答という形をとってあります。デラシネさん こんにちは。レヴェランスです。強い意気込みの伝わるメールをありがとうございました。私の方からは頑張ってねと暖かな応援の回答を贈るか、忌憚無き回答を贈るか、正直迷ったのですが、やはり、一生を左右することになりかねないので、あえて忌憚無き回答をさせていただくことにいたしました。大人から始める場合、ダンサーになるということは、非常に難しい業界であることは一般論として言えます。ダンサーを生業にするということは、幼少の頃からやってきていても難しい世界です。だからといって、私の方からあなたがそれに取り組むことを「不可能だ」と言い切ることはできません。とはいえ、難しいことは確かなので、そのことを知ったうえで取り組むのなら、もしも、万が一、あなたの理想通りにならないとしても、自分で決めたこととして次のステップへと切り替えがきくだろうと思います。ご自身の人生を自分で決めて進んでいくことを大事にしていただけたらと思います。何事も例外はつきものですし、ぜひそれを目指して頑張っていただけたら、と思います。 ★ ★ ★>20代からバレエを始めたのですが、どうしてもダンサーになりたいと思っています。>もちろんこの歳からだから、クラシックでとは言いません。>せめてモダンバレエではやっていけるようになりたいのです。この文章をモダンダンスの方が読まれると、とてもお怒りになると思います。なぜかというと、クラシックよりもモダンが下位にあるような印象があるからです。デラシネさんご自身はそんなに意識なさってはいないようですし、もちろん、そういうおつもりではないだろうとは思いますけれど…。今日ではモダンダンスも非常にレベルがあがっており、クラシックの基礎があった上で取り組むのが世界的な水準です。キリアンやフォーサイスといった振付家の作品もコンテンポラリーと呼ばれ、有る意味モダンではありますが、その動きの緻密さといったらありません。そうした意味からも「せめてモダンダンス」という意識は捨てた方が賢明に思います。確かにモダンダンスはターンアウトしないでも表現できるジャンルのダンスではありますが、(といってもそれもある程度は必要ですね…)モダンはモダンの大変さというものがあります。そして、クラシックは確かに幼少の頃から取り組まないと、体を作れないものでありますが、だからといって、クラシックがダンスの最高というわけではありません。最近ではクラシックのダンサーでもモダンを踊ることが要求される時代です。多様化されてきています。なので、モダン、クラシックの枠を取り外したところで考えてみてはいかがでしょうか。 ★ ★ ★また、デラシネさんからデラシネさんご自身に質問してもらいたい問いがあります。『あなたにとって「ダンサーになる」というのはどんな形なのでしょうか?』一言でダンサーといっても ・趣味なんだけれど、踊るのが大好き!という自称ダンサー ↑ これは皮肉でもなんでもなく、自称ならなんでも言えると思いますし、言って良いと思います。(^o^) ・バレエ団(ダンスカンパニー)に所属し、お給料をもらい、舞台に立つことで 生計をたてることのできるダンサーなどなど。。。なぜこんな質問をするかというと、現在の日本のダンサーの現状がとてもシビアなものだからです。日本ではステージに立つことで生計をたてることのできているダンサーはほんの一握りの人間です。ステージに立つにしても、大きな金額のチケットを持たされ、それをさばききれず、自腹を切り、その費用のためにアルバイトをしている人や、親御さんに援助を受けて(つまりすねかじり)バレエを続けている人が沢山います。中には、指導をすることで収入を得、そこから舞台への費用を捻出するダンサーもいますが、それはそれで大変なことではあります。そうした現状からは今の日本で「生計を立てる」という意味でのダンサーは今のところ、ほとんどいないとしか言えません。ですので、あなたにとって「ダンサーになる」というのは具体的にはどんな目標を持っているかが大事なこととなると思います。本当に食べていけない世界ですし、それでもいいのか?と自分に聞いてみてください。 ★ ★ ★>私の場合筋肉の付け方だけではどうにもカバーできないようなひどいO脚で、>この骨格だけはどうにもならないことなので手術をしようかと迷っています。>私としてはやるからには究極の美を追求したいと思っています。う~~ん…。究極の美を追求したいお気持ちは察することはできますし、ダンサーは自分の体を美しいラインがでるように日々鍛錬を欠かせないのは確かではあります。とはいっても、オペに関してはおすすめできませんね…。慢性的な痛みがあって、その原因が骨にあるとかいう場合でない限り、オペはやめたほうが賢明です。たとえ、成功したとしても、そのあとにリハビリで筋肉をいい状態に戻すことができるかどうかということも保証がないからです。確かにそういうオペがあるとは耳にしたことはあります。けれど、その成果よりもリスクが高いことも同時に耳にしています。そうしたわけからもレッスンで正しい筋肉の使い方を習得する方が賢明と思います。 ★ ★ ★いただいたメールに対して私からお伝えできることはこれくらいかな。デラシネさんはもちろん毎日レッスンしていらっしゃるのでしょう?大人から始めた場合、子どもの頃から始めた人に比べ、大きな遅れをとっています。もちろんそうした人と競争しろというワケではありませんよ。あなたがもし子どもの頃から始めていれば、もう習得できているはずという意味に捉えてくださいね。そうした意味でも毎日の稽古は不可欠です。きっと取り組んでいらっしゃることでしょうから、ぜひ夢を叶えられるよう、これからも頑張ってくださいね。
June 15, 2004
厳しくするゾ!ということで自分を律している最近の私ですが、元々は意識しなくても厳しくできていた時期もあります。それはまだ育児の経験が無く、現役で踊っていた頃の自分です。不思議なことに育児を経験した私は子どもに甘くなりました。子どもの日常というものに接してしまったせいかもしれません。子どもを持ったバレエ教師が優しくなるというのは割と耳にする話です。それに加えて現役でなくなり、バレエを踊るために自分自身を律することをやめてしまい、その甘さがそのまま指導しているときの意識へ出てきたのかもしれません。それはそれで悪いと決めつけることはできません。子どもに対して暖かく接することができるようになりましたし、子どもにまだ無理なことを知らずに要求することはしなくなったからです。だから、今の自分を否定する気はないのですけれど、それだけではもう頭打ちと感じる自分がいるわけで、もっと多様化した自分になる必要があるのですね。変化を起こした時期はまだ内面が混沌としていて、心がザワザワしたりしますが、慣れてくれば、これもあたりまえのことになるでしょう。かといって、生徒を緊張させるだけになってしまう…これはこれでマズイです。だって、ダンスは心を解放させて踊るものです。必要以上に緊張しては、心が解放されることはありえません。だから、私の目標は生徒にリラックスと同時にほどよい緊張を感じさせることのできる教師であることなんです。
June 13, 2004
今日のレッスンでのお話しです。ただいま中学生は「宝石の踊り」のリハーサルが入っています。厳しくすると決めた私は毅然として指導をしています。これまでは曲全体を通してからあとでダメだしを入れていたのですが、少しでも指導したことができていないと、即、音を止めて「やりなおし!」を言い渡します。生徒は顔つきが真剣になっていきます。これまでなんとなくやっていたことに意識が行き渡っていないと「NG」が出るわけです。生徒にとっては緊張で気が張りつめることでしょう。中にはこんな対処もしました。順番をなかなか覚えない子がいます。その子が順番を覚えられないことは前々からわかっていました。なので、振り渡しの際には彼女の動きを優先的にデモンストレーションしてきていました。今日のリハーサルはもう8回目くらいです。それなのに、彼女は振りをマスター(覚えるという意味で)できていなかったのです。これまでの私なら、彼女のために時間を割き、振りのおさらいをしてあげてきました。けれど、彼女はそうしてもらえることに慣れてしまって、自分からなんとかしようとしません。必死さがありません。このまま彼女の甘えを容認していくことは彼女のためにはならないと判断しました。次に彼女に言い渡したことは、『今日でリハーサルは何回目? それなのに振りを間違えているのは一体どういうこと? 振りを覚え直すために時間を使う気はありません。向こうで振りの練習をしてきなさい!』彼女はショックだったことだろうと思います。けれど、ここで心を鬼にしなければ、彼女はずっとこのままです。それは彼女が将来ダンスを生業にする気があるとしたら、大きな欠点となります。オーディションでは1~2回のデモンストレーションを見ただけで踊ることが必要です。もし覚えられなくてアタフタしていたら、もうそれだけで落選です。もちろん、彼女がプロになるかどうかはわかりませんが、それくらいの心構えは必要だということです。獅子は子を谷底に突き落としてはい上がってきた子だけを育てるという例えがありますが、私にとってそれはけして快いものではありません。苦い思いがそれに伴っています。良薬は口に苦しなのでしょうか。。。。。この厳しい対処が彼女の栄養になることを願っています。
June 12, 2004
タイトルがものものしいのですが、シミュレーションバレエコンペティションへの出場やタイでの研修を踏まえて考えたことは、これまでの「優しい指導」ではもう頭打ちだな…ということでした。私は心理面の勉強もしてきているのですが、子どもを叱らないで育成するメソッドでこの数年指導してきました。子どもにあまり威圧感を与えないよう、伸び伸びと自由でいられるように配慮しながら、指導をしてきているのです。子どもの心に傷(トラウマ)を作らないように…というスローガンがありました。こうしたアプローチにはこういう成果がありました。非常に威圧的に指導をしている教師のもとで萎縮してしまった生徒が移籍してきた場合、その生徒がどんどんリラックスし、表現力が増していったこと。他教室の主宰の先生から『生徒が伸び伸びと踊っている』という評価をいただいたことです。それはそれで嬉しい評価であり、自分の目指していたものではありました。けれど、その反面、大事なことを指導しても、生徒が気楽に受け止める空気ともなり、指導したことの結果が出てきていないのです。いえ、結果が出てくるまでに時間がかかりすぎてしまうのです。生徒はどこかしら「いつかできる」と思ったまま、努力をしないままでいる…そんな状況なのです。それは特にバレエの基礎中の基礎、アン・デ・オールができるようになるために指導していることに対して顕著に現れてきています。具体的には爪先(足の指から足首までのこと)、内腿、お腹(腹筋)への意識です。教師が優しく言っていても、生徒はあまりリアクションしないのです。もうひとつ、のんきに構える生徒を作ってしまう要因としては次のことが挙げられると思います。私のスタジオは少人数制なので、ひとりひとりを細かくキッチリと見てあげることができます。すると、生徒は『いつでも見てもらえる』という甘えが出てきてしまうようです。よくよく生徒を観察していると、クラスの途中、私が個別に生徒へのチェックを入れていると、待っている間に緊張感を欠いてしまい、生徒同士が私語をしたり(まぁ、ごくわずかですが)と、「あなたはここへ何をしにきているの?」と問いたくなるような場面がちらりとありました。そういう生徒に限り、丁寧に指導しているにもかかわらず、結果が出ないのです。これは放ってはおけない。「厳しくしよう! 喝を入れよう!」 こう決意しました。昨日から歯に衣着せぬ物言いで指導し始めました。具体的には生徒のリアクションに対して「YES」よりも「NO」を増やしました。できない子には「できてない!」とキッパリと。そして、いつも同じ注意をされている子には「一体、いつできるようにするの?!」と。レッスンを受けていた息子は泣きました。(実際、彼はよく泣きます。)それでも生徒を上達への道へ向かわせるために心を鬼にすることが本当の優しさなのでしょう。だってバレエは本当に厳しい世界。自分自身と常に向き合い、精進を重ねていく…そんな世界です。自分のイメージを踊りへと変えて表現していく…そのプロセスはある意味闘いなのです。こうした考え方と私の今のアプローチには賛否両論あるとは思います。ただ、今の私の指導には必要な要素となってきているのだと思っています。ホント、日々精進です。タイトルを「喝」のつもりが「克」にしてあったので、直しました。変換ミス…お恥ずかしい…(^^;)
June 11, 2004
昨日の夜、タイより帰国しました。向こうは真夏の暑さだったあげく、日本は17度という涼しさ…というより、寒さだったので、参りました。(^^;)タイで受けたヤンヤン・タンのワークショップは3日間のうちの最終日しか受けられませんでしたが、いいものを見せていただきました。彼女はとにかく美しい!!!! そして、チャーミング!世界のプリンシパルとはこうなんだな~~~としみじみと感じました。バランスのとれたプロポーション。長い手足。小さな頭。こればかりは天から与えられるものなんですね。顔の向きひとつ動かしただけでも、絵になるのです。何をしても「生きたアート」なんです。日本にも人間国宝ってありますよね。なんかそんな感じなんです。ロシアではバレエダンサーには「人民芸術家」なる称号が与えられますけど、(共産党政権ではなくなった現在もそうですかね?)ここまで美しければ、それは当然という気がしますね。彼女はサンフランシスコで活動していますけど、そこの宝ですね。もし、サンフランシスコに「人間国宝」的な称号があるのなら、ぜひ彼女に贈ってもらいたいと思いました。レッスンの最後にレベランス(心をこめたご挨拶)をするのですが、そこは一緒に動いて(踊って)くれるんです。まぁ、その動きの美しさ。動きから伝わってくるもの…雰囲気とか、エネルギーとか…そういったものが本当にすばらしくて、言葉にはできません。何かに例えるとしたら…う~ん…弥勒菩薩…かな。彼女の斜め下に目線をつけた横顔から受けたイメージはそれに近いですね。本当にいいものを見せていただきました。もし、次回行われるとしたら、生徒を連れて行きたいな~と思っています。「百聞は一見にしかず」です。同じスタジオで同じ空気の中で空間を共有することから受ける影響というものを改めて見直しました。その空気に触れさせてあげたいです。他の活動については、おいおいと触れていきたいと思います。もしかするとお休みしていた日記の部分に書いていくかも…です。
June 10, 2004
早朝、スーツケースを引いてJRとスカイライナーを乗り継ぎ、成田へ到着。同行するお二人はすでに集合場所に。今回、ご一緒したのは、4月にお世話になったるのバレエスクールのR先生とうちでクラスを受け持ってくれているT先生。タイへ行くのは私を含め3名。久々の海外なので、ワクワクドキドキ。しかもヤンヤン・タンのレッスンを受けられるということでもうニコニコ顔。チャイナ・エアラインで行くので、途中、台北でトランジット。それもまた楽し。免税店を覗いたり、同じアジアでも雰囲気が違うので、異国情緒を楽しむ。チャイナ・エアの機内食はおいしかった♪こんなに食べてばかりだと、太るな~。ヤバイ。タイへの第一歩。タラップに降りた途端、むあ~~っと熱気が!『うわ!いかにもタイって感じ!』 熱気すらも楽し。到着したのは、現地時間で午後4時近く。日本とタイは2時間の時差がある。日本時間だと6時頃ということね。さて、バゲッジを受け取り、レヴェランスご一行はリムジンをチャーターし、バンコク市内にあるホテルへと移動。なんでも普通のタクシーは物騒なので、リムジンが安心らしい。しかも女性ばかりの旅なので、そのほうがいいとバンコクシティバレエの先生がアドバイスをくださったので、素直にその通りに。タクシーよりはかなり割高。その代わりに安全というわけだ。久々にしゃべるブロークンイングリッシュ。向こうの英語もみごとにブロークン。通じない場面もあるが、まー、なんとかなった。いざとなれば、押し切るゾ。なんか危なっかしいけどね。タイは車社会というくらい、交通事情がすごい。ドライバーのマナーもすごいメチャクチャ。むりやり割り込むのは当たり前。車間もあったもんじゃない。日本人が運転したら、みんなに割り込まれて、行きたいところにはなかなかたどりつかないだろうな~。スピードも出すし、けっこうこわかった。車内から外の景色を見ていると、建設途中で放ったらかしになっている建物がけっこうあった。いったい、どうしてそうなったのだろうかね~と、不思議に思う。約40分後、アリストンホテルに到着。ちょっと古いけれど、なかなか立派。想像ではもっとボロっとしているかと思っていたけれど、そうでもなかった♪宿代も日本に比べると信じれれないくらい安価なので、それぞれに部屋を取り、ささやかな贅沢。チェックイン後、3人で近くにあるエンポリウムという高級デパートへと散策タイム。さすがに高級デパート。手に入らないものはないって感触。ブランドものも勢揃い。でも、ご一行はあまりブランドにはあまり興味が無く、衣類と雑貨コーナーをうろうろ。衣類は日本でもおなじみのメーカーが入っていて、価格もあまり変わらない。…ってことは、タイの物価からいくと、すごく高価なんだよね。タイは物価が日本と比べて安い。3分の1くらい。でも、食べ物はもっと安い。10分の1くらいかな。そんな感じなので、金銭感覚がわからなくなって混乱した。レヴェランスはそこでタイシルクのショールをお買い物。冷房が効いた室内できっと重宝してくれる。ちなみに価格は390バーツ。日本円にして1100円くらい。超お買い得でした♪レヴェランスご一行はその後エンポリウム内のフードショップで夕食。日本で食べれば1000円くらいの内容の食事なのだけど150バーツくらい。ってことは、450円くらい。おぉ!安っ!一体、我々は何のためにタイへ来たのかと、わからなくなるほど、エンポリウム店内でのショッピングを楽しんだ。ホテルへ戻り、明日の準備。いよいよ明日は期待のレッスン!楽しみ、楽しみ。タイ・バンコクの夜は更けていくのでした。
June 6, 2004
シミュレーションバレエコンペティションが終了しました。生徒はコメントをいただいてきました。私もそれを見せてもらいました。それを見てイロイロと思うことがありました。まだ、心の中が整理できていないので、日記に書くことはできないのですが、どうしたら生徒はもっとうまくなるの?!としみじみ思いました。このままコツコツ続けていくことがいいのか?それともアプローチを変えていくことがいいのか?一体、何があれば、生徒はもっと伸びるのでしょう?この答えを探したいと思います。明日からタイ・バンコクにてヤンヤン・タンの講習会を受けてきます。そこからの刺激も答えを導くことになってくれる。そう思っていってきます。帰国するまで、しばらく日記はお休みです。帰国は6月9日の夜です。土産話をお楽しみに!では、いってきます!
June 5, 2004
いよいよ明日はシミュレーションバレエコンペティション本番です。最後に見てもらいたい!ということで、本当は稽古日でないけれど、明日の挑戦者がレッスンにやってきました。おぉ!根性あるじゃん!などと感心しつつ、最後のリハーサルを行いました。正直言って、もっとリハーサルの回数が欲しかったな~と思います。年明けからリハーサルをスタートし、週1ペースでリハーサルをしてきました。先日の日記にも書きましたけれど、1度のリハーサルで修正できるのは、ほんの2~3箇所。なので、まだまだ良くしたいと思う部分は山積みではあるのです。本当にもどかしい…。生徒の持っている一番いい状態にはまだなれていない。もっと輝けると思うのです。でも、もう、明日が本番です。リハーサルはもうありません。後悔先ににたたずと言いますが、本当にその通り。次からはリハーサル開始をもう少し早めに持っていくようにしてみようかな~と思ったりしているのですが、実際にはその子その子の仕上がりペースがあるので、型どおりになんていくはずがない。でも、できることなら、生徒が一番輝くときに本番を迎えられるようにしてあげられるといいな。明日、うまくいきますように!
June 4, 2004
もうずいぶん昔の話です。私は金沢という地方都市でバレエを習っていました。舞台を年に2~3回のペースで、レッスンは毎日していました。といっても、自習の日もありましたけどね。毎年、春になると日本バレエ協会の催し物「全国合同バレエの夕べ」に出演しました。私の所属していた教室が日本バレエ協会の北陸支部に属していたのです。当時の北陸のバレエは都心と比べれば遅れていました。モダンダンスは盛んで優秀なダンサーを数名輩出していましたが、クラシックはまだまだこれからという時代でした。「全国合同バレエの夕べ」に初めて出演した時の批評がオン・ステージ新聞という業界紙に載りました。一字一句までは覚えていませんが、その批評にショックを受けました。その要約は「北陸支部には基礎力の見直しが必要」ということでした。「え? 毎日レッスンしているし、先生の指導の通りに努力しているつもりなのに?! じゃぁ、正しい基礎って一体どういうことなの? 今の何が違っているの?」本当にバレエが大好きで、ただただレッスンして踊っていた私でしたが、その批評は「基礎とは何か?」という方向に目を向けるキッカケを与えてくれたのです。なので、その批評が無かったら、今の私は絶対にいないと思います。だって、そこから私のバレエの基礎探求の旅が始まっていったのですから。こうして振り返ってみると、酷評が目覚めのキッカケになるものなのですね。当時の自分にとっては酷評ではありましたが、確かにそれは事実でした。勉強し、目が肥えてくると、当時の自分の踊りは基礎も何もあったもんじゃなく、メチャクチャだったことがわかりました。(^^;)「批評家がわかっていないのよ!」なんて、その批評の被害者になることもできたのでしょうが、そっちには行かなかった。若かったから何もわからず、真っ直ぐ受け止めることができたことが幸いだったのでしょうね。そこから思うことは、生徒たちに対して、いつも「いいよ。いいよ。」では、本人達のためにならないことがあるということですね。たまには心を鬼にして厳しい事実を伝えることが必要だということですね。昔のことを思い出して、また、自分の在り方を考え直すことになりました。それにしても、どうしてこれを思い出したのかしら…?
June 2, 2004
6月になりました。いよいよ梅雨入り間近らしく、昨日の真夏日とはうってかわって雨模様。午後からは雨はあがりましたが、すっきりしないお天気でした。今週末はいよいよシミュレーションバレエコンペティションです。当日のお便りも出場者に渡し、リハーサルもあと1回を残すのみとなりました。アレもよくしたい、コレもよくしたいと思うのは、指導者の気持ちではありますが、人間は機械ではありませんから、アレもコレもと指導すると生徒側は混乱します。いえ、コンピュータですら、沢山のコマンドを入力すれば、フリーズを起こします。あれれ、そう見てみると、人間も似ていますねー。(^^;)なので、1度のリハーサルでは2~3カ所しか修正ができません。そういう観点からも普段のレッスンでどれだけ基本に忠実なのかが非常に重要なことになります。まだ、中学生くらいでは、その辺りの重要性というものを自覚するのは難しいのかな…。そういう取り組みを自発的にする子はうちではまだいません。 ↑例えば、このパ(ステップ)がうまくいかないとすると、その一歩前の基礎に 立ち返って基礎を修正し、改めてそのステップに取り組み直す…という感じ。そうなってしまえば、成長は早いのですがね…。(^^;)あ、そうそう、生徒の名誉のためにも書きますが、生徒はそれぞれにベストを尽くしていますよ。そのことは確かです。けれど、バレエをやっていくために基礎がとても大切で、それができれば、ほとんどのステップに応用され、クオリティの高い動きができるということを「教師が言うから」ではなく、「生徒自身の自覚」となってくると、さらに上達することにつながるだろうと感じているのです。というわけで、シミュレーションバレエコンペティション…どうなるか…「神のみぞ知る」です。5月3日の日記のところに『ダンスに大事な3つの要素 その3 心』をアップしました。よかったらどうぞ♪
June 1, 2004
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