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2024年03月09日
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カテゴリ: 最近聴いた演奏会
フィンジとヴォーン・ウィリアムズ。川瀬賢太郎のイギリスプログラム。


日本におけるイギリス音楽の人気は少しずつ上がってきているように思う。
かつては「イギリスには大作曲家がいない」などといったことも言われたものだが、最近はずいぶん認識が変わってきたのではないだろうか。
イギリス人指揮者のみならず、日本人指揮者にもイギリス音楽に取り組む人が増えてきた。

OEKパーマネント・コンダクターの川瀬賢太郎はフィンジとヴォーン・ウィリアムズの作品からなるオール・イギリス音楽プログラムを披露する。
OEKにとってはやや珍しいレパートリーかもしれないが、初めて耳にする人にも親しみやすい作品ばかり。心地よいひとときを過ごせるはずだ。

フィンジの 「弦楽のためのロマンス」 はみずみずしいリリシズムに貫かれた佳品。
柔らかく繊細な楽想にほのかなノスタルジーがにじむ。
そのフィンジの師匠筋にあたるのがヴォーン・ウィリアムズ。
しばしば 「もっともイギリス的な作曲家」 と呼ばれ、民謡の採集を通じて独自の牧歌的で幻想的な作風を築き上げた。
オーボエ協奏曲では世界的名手、吉井瑞穂の独奏が期待を高める。
交響曲第5番は第二次世界大戦中に書かれた作品ながら、豊かな田園情緒が息づく。
そこに平和への祈りを読みとることも可能だろう。



どれも初めて聴く曲でしたが、素晴らしい演奏でした。
OEKとイギリスプログラムは相性が良いと思います。


指揮:川瀬 賢太郎(OEKパーマネント・コンダクター)
オーボエ:吉井 瑞穂
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング

フィンジ
弦楽のためのロマンス 変ホ長調 Op.11

ヴォーン・ウィリアムズ
オーボエ協奏曲 イ短調

~アンコール~

イングランド民謡
グリーンスリーヴス

(休憩)

ヴォーン・ウィリアムズ
交響曲 第5番 ニ長調

~アンコール~





アイルランド民謡
ロンドンデリーの歌











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最終更新日  2024年03月29日 18時22分09秒
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