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2024年03月15日
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カテゴリ: 最近聴いた演奏会
困難を抜けて遂に歓喜へ。ミンコフスキの第九


OEK桂冠指揮者のマルク・ミンコフスキによるベートーヴェンの「第九」をついに聴ける! 
首を長くして待っていた方も多いのではないだろうか。 
コロナ禍に翻弄されたベートーヴェン全交響曲演奏会がようやくゴールを迎える。

マルク・ミンコフスキがOEKの芸術監督を務めたのは2018年から22年にかけて。
本来であれば、2020年のベートーヴェン生誕250年を記念してベートーヴェン全交響曲演奏会が始まるはずだったが、
新型コロナウィルスの感染拡大により音楽界は未曽有の事態を迎えた。
外国人アーティストの入国には高いハードルが設けられた。 
それでも2021年の7月にミンコフスキの来日が実現して、ベートーヴェン全交響曲演奏会がスタートした。
以来、4公演が開かれてきたが、唯一実現していなかったのが「第九」だ。 
ベートーヴェンの交響曲といえば、 「運命」に代表される 「苦悩から勝利へ」といったドラマが思い起こされるが、
ミンコフスキとOEKによるベートーヴェン全交響曲演奏会そのものが、コロナ禍という苦しみを乗り越えて、今回の「第九」で勝利に至るストーリーを描いている。

このシリーズにはミンコフスキにとってもOEKにとっても大きな意義を持つ。
古楽畑の出身者にとって、ベートーヴェンの交響曲は待ち望まれたレパートリーであったはず。 
そのミンコフスキが「長年の夢だった」と語るベートーヴェン交響曲全曲演奏会がOEKで実現することは、金沢の音楽界にとってエポックメイキングなことでもあった。
また、OEKにとってベートーヴェンの交響曲は歴代の音楽監督と数々の名演を重ねてきた最重要レパートリー。 
芸術監督であったミンコフスキとの全曲演奏は、楽団の歴史に欠かすことのできないマイルストーンと言える。

実力者ぞろいの独唱陣と日本を代表するプロ合唱団である東京混声合唱団の共演を得て、いまミンコフスキとOEKは「歓喜」へと向かう。
(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)



東混の合唱が素晴らしかった!!
編成的にOEKが第九を演奏できるのか?と思っていましたが、まったくの杞憂でした。
それぞれの奏者の音がとてもはっきりと聞こえてきて、
ミンコフスキさんによって、生涯忘れることのできない第九を聴くことができました。


指揮:マルク・ミンコフスキ(OEK桂冠指揮者)
ソプラノ:中江早希(ユリア・マリア・ダン氏に代わり)
メゾ・ソプラノ:中島郁子
テノール:小堀勇介
バス:妻屋秀和
合唱:東京混声合唱団

ベートーヴェン
交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱付き」




※3/15 第479回定期公演 出演者変更のお知らせ(ソプラノ)





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最終更新日  2024年03月29日 18時32分30秒


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