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強風に舞う雪と洗濯物。本格的な寒波到来だ。明日は息子の帰りを待っての餅つき。蒸篭をたき火でやるので、焚き口は北側に持って行き、羽釜にたっぷりと水を注ぐ。
かまどはドラム缶を半分に切ったものだが、もう20年は使っているだろうか。そろそろ世代交代の時期かも知れない。が、年に1~2回使うだけなので延ばし延ばしになっている。
蒸し上げるのは外、納屋に石臼を据えて搗く。天井にはツバメが巣をしていたりと言う、一昔も二昔も前の、いや、もっと前の平均的日本農家の姿ではないだろうか。ひょっとしたら天然記念物的な年末行事。神戸の町中辺りでやったら商売になるかも知れない。
餅箱にはつきたてのを入れるのだが、昭和15年に祖父の名前、昭和25年に父の名前が書いてある。昔はこれも大事な道具だったのだろうが、昭和の後半には急速に価値を失った。石臼は凝灰岩製のもので、かなり風化してぼろぼろとはげ落ちている。最近ホームセンターで御影石の石臼を売っていた。4万円ばかりだが、こんなもの買う人あるんかいな?
息子は30人ばかりの同室の人に配ると言う。せいぜいがんばってもらおう。
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