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5時半起き。これはいつものことだが、いつもなら新聞に30分ばかり目を通し、仏壇にご飯をあげて朝食。しかし今日はさっさと着替えて釜の火付け。寒い。女房が先に起きて火をつけているが、彼女は実はたき火が苦手。
一番いい焚きつけは、シュレッダーくずだ。その後段ボール、小枝や枯れ草、そして薪へと火を大きくしていく。また、初心者がよくやる誤りはくどの中へ中へと押し込むが、焚き初めは 焚き口に近いところの方がいいのである。
蒸篭が暖まったところでもち米を入れる。ソオケ(多分簾桶がなまったのではないかと思うが)という大きなざるみたいなもので水を切るのだが、寒さで米が凍りついた。水に浸けておく時間が少し短かったのか、途中で廃材の火が落ちてしまったからか、少しつきにくかった。私の父は気が短く、蒸し上がるとすぐにつき始めないと、と言うせっかちぶりだったが、米のでんぷんが加熱でアルファ化するのだけれどもアルファ化のしすぎと言うような心配はない。のんびり、いい蒸し米の香りがしてくるまで蒸す。
餅つきは意外と手がかかる。火の番、つき手、捏ね回し、もみ手、特につき上がってすぐにやらないといけないのがもむこと。すぐに硬くなってしまうので、熱いうちに整形しないといけない。この時に火の番が外れると、火が落ちてしまうことになる。が、行かないわけにはいかない。
そのうち、息子も帰ってきた。来年からは花嫁も加わってくれるはず。その後はいっそうにぎやかになるだろう。最後は思い切り水を入れた餅を作り、おはぎにして10時のおやつ。恒例の年末イベント終了だ。蒸篭の最後はサツマイモ。きんとんの材料になる。煮た芋よりもはるかにうまい。
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