2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全32件 (32件中 1-32件目)
1
Googleって、本当に対応が早い!Shoulder.jpさんのブログで知ったのだが、ゴールデン・ウィーク(GW)前にいわゆる「Google八分」を何故行ったか、という理由を通知する機能を発表したのだとか(リンク&トラックバックさせて頂きました)。詳しくは、ITmedia Newsをどうぞ。という訳で、ヨガでヘロヘロになった体を引きずってネットカフェまでやって来たさくらでありますが、今日はネット販売をやっておられる方にとってはちょっと懐かしい本、笹本克氏の『売るためのサイト構築テクニック』(アスキー刊)についてご紹介致します。ご関心のある皆様には、是非ネット書店さんででも購入して、GW中にお読み頂きたいと思います。詳しくは、アパログさんの「両国さくらの☆ネットでファッション☆」をご一読下さい。
2006年04月30日
皆さん、お待たせ致しました。5日振りのインターネットカフェからのエントリですが、佐々木俊尚著『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』の読後感の後編です。前回、4月24日のエントリで、「Googleの登場はニッチを狙った中小企業のビジネスにとって大きなチャンスである」と書いたが、今日は実際商売をやっておられる方の目線で、もっとその点について突っ込んで書いてみたいと思う。まず、「中小企業にとってのチャンス」は、現在も続いている、という見方もあろうが、正直、今から全く新しくネット販売に参入する、となると、ブランド力、知名度のない企業さんにとっては非常に厳しい、後々発もいいところ、というのが現実だと思った方がよい、と思う。弱小企業が新規参入する場合は、人よりも先んじなければノウハウを早く蓄積したことを生かして先駆者利潤を取るのは難しいのだ。今や、「○○屋.com」というドメインを取ろうと思っても、キーワード広告を打とうと思ってもB2C関連の有力なほとんどのキーワードについてはライバルに抑えられてしまっている。異業界より動きが遅かったファッション業界でも、私の感触では、ファクトリーブランドや無名の個人の仕入れ型やオリジナル販売については、2003年が先駆者になれる最後のチャンスだったかな、という気がする。現在は、リアルで他店舗展開している有力なブランドが雪崩を打ってネットやモバイル通販に参入している状況だ。2000年から2003年くらいまでは、まだ、「ネットで売る」「ネットで買う」という行為そのものに珍しさがあり、話題になれた時代だった。しかし、今は、リアルの有力なブランドの商品がネット上に溢れている。商売人は、本なんかにデカデカと成長ビジネスとして掲載されるようになってからそのビジネスを始めたのでは遅いんですよ。人が気づかないうちにピンときたことは始めなきゃ駄目だと私は思いますね。但し、わが業界の特質として、商品が世代別にセグメント化されている、ということがある。年齢層の高いゾーンでは、これから団塊の世代がリタイアしてからが本当の勝負、というところもあるだろう。調べていて、思わぬキーワードが穴になっていることもあったりするので、そこで勝負をかければ商機は見えてくるかもしれない。また、B2B、川上については、はっきり言って大穴だらけですよ。これ、国内の製造業事態が弱体化していて、既に限られたライバルしか存在しない、というのもあるのだと思うが、国内、そして海外のアパレルやデザイナーズブランドに向けたPR、あるいは、自社素材や技術を生かした2次製品のビジネスなど、仕掛けたら面白いように思います。次は、「ネットが必ずしも中小企業にのみチャンスをもたらしている訳ではない。これからが優れたビジネスモデルを有する大企業の躍進の本番」なのではないか。いい例が、ファーストリテイリングの「ユニクロ」。「ユニクロ」さんは、確か昨年度の日経MJの通販に関する調査を見ても衣料品分野におけるネット通販の最大手企業になっていた筈だ。わが業界で最大のネットでの成功者は、リアルでの最大の成功者と同一、なのである。「ジーンズ」「フリース」「Tシャツ」など、一般名詞でのキーワード検索に強いシンプルな商品構成、サイズ設定があいまいでないこと、アパレルでありながら定番的でリピート性のあるアイテムが大半である「ユニクロ」は、「母の日」など、モチベーション需要に向けてのキーワード対策(検索連動型広告の仕掛け)も随分前からガッチリと行っている。大企業ながらトップダウンによる風通しのよい組織もネット時代に合致している。ここに来て、他の大手企業さんの攻勢も強まってきた。今、iモードのメニューリストの「ファッション」のランキングを見ると、1月から3月の利用者順の統計でワールドさんの直営サイト「D-スタイル@WORLD」が4位につけている。このサイト、立ち上がったのは恐らく昨年末か今年始めだったように思うが、あっという間の急浮上ですよ。元々人気ブランドを揃えている上、ケータイサイトを見たら、ユーザビリティは良いは、ブログはきっちり書いているは、大手の実力の高さを見せ付けている。先般、ルイ・ヴィトン・ジャパンさんもフランス本国、イギリスに続いて来年にも日本でネット通販に参入する意向を表明していたが、リアルで商品力、サービス等のレベルが全て高い企業は、ネットやケータイ通販に関するノウハウさえ習得すれば、一気に大きな売り上げを獲得していくでしょうね。通販の原価率の低さを生かして、ラッピングやお礼状などでも、サプライズのあるサービスを展開していくのではなかろうか。ファッション業界では残念ながら、これからはこういう大手さんのネットやケータイがらみの話題の方がメディアを賑わせていくようになってくると思います。こういう大手企業さんは広報体制も元々しっかりしていて、マスコミサイドから見ると横着な記者(失礼!)でも取材しやすい企業さんなので。Googleが既存のビジネスを破壊するどころか、ネット上でコンテンツとして流通しえないファッション業界においては、大手は大手ショッピングモールに属する必要もなく検索エンジンに直接社名やブランド名を入力してもらって益々隆盛を強めるのである。では、これからネット通販に参入したい、あるいは、今までやってきたけれど今一つ実績が上がっていない中小の繊維や雑貨などのファッション系企業さんはどうすべきか。小は小なりに、粘り強くやっていくしかないのだが、ここでもう1つ、『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』にも書いてあったことで重要なポイントについて考察してみたい。それは、「ロングテールの法則」についてである。前にもこのブログで少し書いたことがあるけれど、私は、「ロングテールの法則」という言葉がネット上で話題になり始めた頃からずっと、「この法則は、ファッション業界の商品の多くには適合しにくい」と思ってきた。理由は、次の通りである。・ファッション業界のキーワードの多くは、「一般名詞」ではなく、「固有名詞」。単品通販系の一部を除いて、アイテム名よりもブランド名がものをいう世界。・ファッション業界の多くの企業が、テキスト(言葉)による説明より画像によるイメージを重視したいと思っているが、最近まで画像検索は十分に発達していなかった。・インテリア業界などと対照的なのだが、スタイルよりトレンド重視、というブランドが多く、商品寿命は短命。そもそも、ロングセラーを生もうとはリアルの商売でも全く思っていない。・雑誌掲載がなかったり、イメージの良い立地や百貨店、ファッションビル内に店舗のないブランドが消費者から信頼されにくい。それから、次のような業界独自の問題点もある。・非常に多忙なため、ある一定年齢以上(40歳前後以上)の業界人はネットやケータイにうとい。・産地企業から東京のアパレル、小さな企画会社等に至るまで、人間関係(仕事から遊びまで)が業界人中心になっているケースが多い。ネットビジネスで成功している中小企業は、地域内や全国の異業種の先駆者とのネットワークを持ち、ノウハウを教えあって切磋琢磨してきている。それが、日本のネット通販をここまで発達させた原動力の一つになっているのだが、そういう人達と一緒に勉強している人がわが業界出身者には極めて少ない。異業種のグループに入りたがらない。「ロングテールの法則」に適合しにくい、という商品特性、そして上記のような業界特性もあって、これまでファッション業界のネット通販、ケータイ通販はファッション専門のショッピングモールへの出店、という形で発達してきた。それらのサイトは雑誌、あるいはリアルの大掛かりなイベントとの連動、という新しい形のビジネスモデルを形成し、それらがここ3年程の間大きなムーブメントになっていたのだが…。そろそろ新しい風が吹いてきたように私は思っている。それは、先般書いたように、ケータイでもGoogleが検索連動型広告をネットと同様の仕組みで中小企業にも利用しやすい形で普及させようとしているからだ。次世代のヤングに向けてのブランド立ち上げと同時に、ケータイでの勝手サイト(自前サイト)立ち上げ、というのは、これからは絶対にやられた方が良いように私は思います。それと、画像検索、動画検索の普及、これは、イメージを重視するファッション業界にとっては大きな追い風となる筈だ。リアルの店舗により近い世界観が表現できるようになれば、価格の安さではなく、「かっこいいから」「好きだから」買う客層へのアピールが可能になってくるだろう。本の感想とはかなり離れてしまっているように思われるかもしれないが、そもそも多分、ネット販売をやっておられるような方にとってはこの本は「今更やねぇ」といった内容だと思うのだ。商売のツボについては、もっともっと具体的に細かく掴んで即実行できるようにならないと駄目だという気がする。ネットやモバイル通販はとにかくすぐやる、やってみて駄目なら理由を考えてすぐ変更する、それの繰り返しをクイックに、そして根気良くやれないといけないと思います。最後に、「ファッションでロングテールを掴むには」。私なりの意見をまとめてみると…。・インテリア業界のように、「スタイル」を追求したブランド、商品。・単品の深堀り(「カシミア」「セーター」など、2つもしくは3つ以上のキーワードで深い品揃え)。・ゴスロリなど、ニッチな趣味性の強い服。・「お受験の際にお母さんが持つかばん」などライフシーンと結びついた商品。・大きいサイズ、小さいサイズ、ユニバーサルファッション。・オーダーメイド、カスタムメイド。・40代のガンダム需要のような懐かし消費は、ファッションの場合はかなり難しい。何故なら、当事者は年をとって若い頃の服は着られなくなってしまうから。しかし、50年代、60年代など、過去のトレンドは周期的にリバイバルしてくるので、それと絡めた仕掛けは可能だろう。以上、こうやって書いてみると、「何だリアルと変わらないじゃん」ということになるが、「だけど商品企画、難しいじゃん」となってしまうのである(笑)。そう、わが業界の無名ブランド、ファクトリーブランドさんや個人のクリエーターさんは、ネットだリアルだと騒ぐ以前に、作っておられる商品そのものにパワーがない場合が多かったりするのである。食品なんかのように、良質安価な地方の産直、なんてことはかなり難しい業界なのだ。こんなに成熟した社会で、身に着けるものでかっこ悪いものは全国どこでもだんだん年配の人にしか売れなくなってきている。しかも、ユニクロさんやしまむらさんより中小企業が安くするのも構造的に難しいんですよ、悲しいけど。ということは、やはり、商品企画からきっちりやってくしかないんですよね。ということは、うちの会社でやっているような勉強会や展示会なんかは、やはり必要不可欠、ということになってこざるを得ないのだろう(笑)。皆さん、まずは商材から作りこみまひょ。苦しくても仕方ないですね、ファッション業界に身を置く以上(笑)。
2006年04月29日
今夜は久々にシナジープランニング代表取締役の坂口昌章さんと飲み。その後会社に戻ってまたちょっと仕事をしたので、この時間になってしまった。 しかし、今週は、月曜飲み、火曜飲み、水曜移動、木曜移動、金曜飲みで、飲んで食べて移動して、の繰り返しだった。体重計の針をまたまた右の方に寄せてしまったような気がする。GWは、ヨガとアートと読書三昧で体と心をチャージしなくては! 今日、坂口さんに、「Google八分って言ったってネットで商売していない人には関係ないよ」と言われたが(これ、大当たりです)、月曜日に書いた「グーグル Google 既存のビジネスを破壊する」の続編は、明日書き下ろす予定です。お待たせして申し訳ございませんが、もう少しだけお待ち下さい。
2006年04月28日
今、ブログ構築についてのデモを実施中です。
2006年04月28日
皆さーん、只今名古屋駅を通過しようとしているさくらでーす。ちょっと熱っぽかったりするんですが、やはり滅多に行かない関西、非常に面白いなと思ったので、忘れないうちにケータイで感想を書いておくことにします。まずは三宮のメディテラス。正直、建物のしつらえはヨーロッパの家と比べると安っぽいのは致し方ないのだが、MDはさすがワールドさん、面白いところを突いている。地下1階から地上4階まで、フロア中央は吹き抜けになっており、お客様はぐるりと各フロアを一周しながら商品を見て回る構造になっている。売り場の中に何箇所もVPや小さな島が作りやすく、お客様の目から見て変化に富んだ非常に楽しい売り場になっている。一階から二階にかけては特にアクセサリーが充実。花、タリーズコーヒーなど外部との協業も効を奏していると思った。今やっておられたパドゥリオンさんの催事は、ちょっと顧客ターゲットに合わないんじゃないかと思ったが。衣料品は、綺麗な色目でセクシーすぎないフレンチカジュアル。アクアガールに比べて、ややサイズの大きい人でもOKである。3階にレディスと一緒にメンズを置いているところがミソ。こちらも綺麗目のプレッピー、先鋭すぎないストリートカジュアルで、メンズ、レディス共間口が広い印象だ。デートの際彼女に連れられてきた彼氏が買う服、という感じだろうか。まだ4月ということもあってか、ワールドさんのオリジナルの比率はアクアガールより低いが、逆に価格の上限も低く、10万円以上のものがほとんどないようだった。地下のアンティークウォッチでもセイコーやシチズンの2、3万円台のものでレトロな良い感じのものを置いていたり、今やコスメの業界からも一目置かれている化粧品のセレクトのゾーンなど、長時間いても飽きないお店である。惜しむらくは、靴とバッグにややパワーがないことか。南仏をイメージしたと思われるこのお店、今のところ神戸1店舗しかないようだが、地元の人が型肘張らずに訪れることの出来るイイ感じのお店に仕上がっていた。もう一ヶ所。改装中ということで二年間の期間限定の売り場になっている阪急百貨店さん。いやはや、かなりゾーニングには苦労なさっておられる筈なのだが、なかなかどうして上手いまとめ方である。二カ所に分けてあるコスメの売り場もいつもながらに物凄く活気があって・・・。ホント、関西の女子特有のコッテリとしたオシャレ感に圧倒されましたし・・・。一階と二階のイベントスペースの強力なラインナップとか、この際だからチョイ強引にひとまとめにしちゃった感のある4階のDファイル、Dエディットもむしろこの方が自主編集っぽくっていいんじゃないかと思えたりして。自主編集と言えば、三階のプル・ア・プープは秀逸ですね。ロハス×大人のフレンチ、です。しかし、本来ならばもっと上の階にあって然るべきアンタイトルが二階の一等地に大きく売り場を構えているのには驚いた。売れているから、なんだけど。恐るべし、関西でのワールド・パワー。午後7時45分頃帰路につこうとする頃、逆に客数が増えてきたのにも驚いた。阪急さんは水曜から土曜までは9時閉店らしい。昨今の会社はどこも残業が多くなっており、営業時間を延長するかしないかで売上が大きく変わってくるのだろうけど。販売員の皆さんは本当に大変だと思う。くれぐれも健康に気を付けて頑張って頂きたいですね。
2006年04月27日
只今、新幹線にて某所に移動中です。 以前にも書いたことがあるけれど、元来旅好きなので、電車に乗って遠出すると思うと物凄く解放感を感じて元気になれるんですよね。 本もゆっくり読めるし。今日は、秋本治さんの「両さんと歩く下町」を読みながら夜の旅を満喫します。
2006年04月26日
仕事の合間を縫って、先週錦糸町にオープンしたばかりの大型商業施設、オリナスに初めて行ってきた。 地元だから多少身びいきも入ってしまうかもしれないが、想像以上に頑張ってテナントリーシングをなさっておられるな、というのが、第一印象。インテリア雑貨のジョージズが入っていたのには驚いたし、アパレル系はVMDは綺麗だがプライスは安いブランドが揃っていて、B級立地でのMDの好見本のようだ。 難点は三カ所ある駐輪場の場所がわかりにくいこと。イオングループさんの郊外型SCのようにアルファベットでも数字でもいいから番地を振っておいて欲しかったですね。 東京は西部はもうかなり西の方まで行かないと高くてマンションが買えない状況になっている。その点城東地区は住宅地としてのポテンシャルは高い。先日のアリオ亀有も然り、これからまだまだ新しい商業施設が開発されるのではなかろうか。
2006年04月25日
梅田望夫さんの『ウェブ進化論』(ちくま新書)に続いて、佐々木俊尚著『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』(文春新書)を読んだ。またまたR30さんのブログで同書のことを知ったのがきっかけである。読む前には今回はもう、感想をアップするのはやめようかと思っていたのだが、実際読んでみて、やはり非常に考えさせられるところが多かったので、今の感想を率直にアップしておくことにする。この本に書かれていることは、大きく言って次の3点である(と、ネタバレしちゃって申し訳ないのだが)。・Googleの進化は、既存のマスメディアやITベンダー、Yahoo!、マイクロソフト、Amazon等にとっては大きな脅威となる。・一方、中小企業にとってはGooleの検索エンジンはニッチビジネスを展開する上で大きな味方である。・Google一極集中は、「Google八分」、プライバシーの侵害、政治権力の介入等、かつて考えられなかったような巨大なリスクを生みつつある。改めて自分自身の立ち位置を考えると、不思議な感慨にとらわれてしまう。私はかつてはしがない業界紙の地方支局の現地採用の記者で、マスコミ業界の端くれに属していた。その時の記憶は、まだ体のすみずみに染み付いており、昨今ネット上で起こっているあれこれの出来事に直面した際も、つい、「わが身の危機が迫っているのではないか」と反射的に感じてしまうことが未だにちょくちょくある。その一方で、私の現在の仕事は、第3セクターのファッション系産業支援機関の職員で、中小企業の皆さんをサポートすることだ。お蔭様で、仕事を通じて、地元のみならず、全国の優秀な中小企業の皆さんと知り合うことが出来た。その方々の中には、正直、ネットでしかやり取りをかわしたことのない方も多いが、不思議な親近感、このように申し上げるのは非常におこがましいのだが、ある種の仲間意識すら感じてしまうことが多々ある。そういう方々のかなり多くが、ネットを活用し、B2B、B2Cのビシネスで事業を大きく拡大しておられるのだ。『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』の中に事例として登場しておられる三和メッキ工業さんについても、私の何人ものネット仲間のお知り合いらしいので、お願いすればコンタクトを取ることだって可能だろう。このまま手を打たなければ、急激に衰退に向かうであろうマスメディアと、ネット活用で、ビジネスはおろか人生の可能性まで大きく広げていける中小企業ーーその両者の生き様を見ながら私が痛感していることは、前、『Web進化論』の感想にも書いたが、「マスコミの働き口が減ったとしても、中小企業、ベンチャー企業に新たなビジネスチャンス、新たな働き口は必ず開拓できる」という確信である。ここまで書いてきて、どうしても書かざるを得ないのだが、例えば自分と同年代の、40歳前後のマスコミ人の方々とか、もう少し上の世代、いわゆるネットエイジに間に合わなかった世代の方々にとって、「マスコミで働く」ということの意味はどこにあるのだろうか?大昔、学生時代や卒業して婦人服の販売を経た後業界紙に入った頃は、新聞の業界で言えば、まだ人権派、社会派と言われた大先輩の方々の書かれた本なども書店には沢山並んでいて、私のようなへっぽこ記者ですら少しはそういった本を読み漁ったものだった。そういうものは好きではない、という人にとっては、時代はバブル経済の時期、経済記者としてあれこれ取材したい対象というものもあった筈である。あるいは、「海外へ行きたい。世界のいろいろな国を取材したい」という問題意識とか。青臭い考えかもしれないが、そういう思いの根っこの部分が残っていれば、今、このネットという世界で起こっているあれこれの事象は、あらゆる専門領域の記者にとってやはり何らかの形で取材したい、という風になってくると思えてならないのだが。ネットにどっぷりと関わってこの現実が今後どのような方向に進んでいくのかを是非この目で見たい、そして、その内容について皆で議論してみたい、という欲望に駆られはしないのだろうか。長時間労働、現実の生活に追われて、それどころではない、というのが、特に大手企業さんに勤めておられる方の実情なんでしょうね。それと、一般紙に勤める私の友人も以前話していたが、守秘義務の問題、これはもちろん大きな問題なので。私はやはり、最初のブログ記者となるのは、その多くがジャーナリストもしくは元ジャーナリストにならざるを得ないのではないか、という風に思っている。特に、政治や外部不経済の領域(環境、福祉等)など、圧力に屈せず、しかも複眼的思考で物事を見て積極的に動くことが求められる分野は尚更だ。表現する媒体が変わっていったとしても、ジャーナリスト魂は死なない、そう思いたいですね。嬉しいことに、私の身近なところでも、コレやコレやコレなどの記者ブログが立ち上がっている。まあ、ファッションというのは、炎上する心配も少なく、比較的やりやすい分野だからだというのもあろうが、皆様と一緒になって、新しい形のインタラクティブなメディアのスタイルを追求したい、同書を読んで改めてそう感じましたよ。しかし、この本の読後感は、暗い。正直、梅田氏の『ウェブ進化論』を読んだ跡に感じた爽やかさとは対照的だ。それは何故か。既存マスコミやITベンダーの将来見通しもさることながら、最終章の第6章「ネット社会に出現した『巨大な権力』」の問題提起が、非常に深刻な未来を予感させる内容だからである。「グーグル八分」、これをやられたら事実上ネット販売なんかは不可能になってしまうという、恐ろしい言葉も出てくる。前このブログでも取り上げたことがあるが、世界中のデータベースを全て収容しようという衝撃的な試み。ただただ無邪気に、技術の進化のみを考え前へ前へと進んでいるGoogleが、もし、国家権力による介入を受けたらどうなるのか?幸か不幸か、というか、そうなるべくして同社はアメリカ、という、一方では世界で最もリベラルで万人に対してチャンスの開かれている経済大国でありながら、その一方では強権国家、好戦的な国家の顔も持つ国の企業である。万一、戦争のためにGoogleの持つ非常に高度な技術とプライバシー情報が利用されるようなことになってしまったら?Googleが中国政府の圧力に屈して検閲を容認しているということも取り上げられていたが、あることに関する情報を全てシャットアウトする、というような恐ろしいことが、既に隣の国では行われてしまっているのだ。もちろん、梅田氏の本ではないが、大衆の持つ自浄作用、バランス感覚が危険を回避していくだろう、楽天主義がうまく働き、世界はよりよい方に進んでいく、と出来ることなら考えたい。しかし、ある国の世論が、ある時期急進的な方向に一気に傾く、というのは、過去の歴史でもしばしば見られたことだ。これまでもネット上では、Googleの一極集中に対する懸念はいろいろなところで語られており、珍しくないと思われる向きもあるだろうが、この論点は梅田氏の著書には強くは現れていないものであり、これを世間一般にアピールしたという一点だけでも、佐々木氏の著書が出版された意味は大きいのではないか。長くなってきたので、続きは数日後(ゴメンナサイ、忙しいので)に書きます。
2006年04月24日
皆さん、お待たせ致しました。久々にアパログ「両国さくらの☆ネットでファッション☆」へのエントリです。先日、大手アフィリエイト・サービス・プロバイダーの電脳卸さんが、「ドロップシッピング(dropshipping)」という新サービスの開始を発表致しました。「ドロップシッピング」とは何なのか、そして、ファッション業界への影響について探ってみました。よかったら是非ご一読下さいm(__)m
2006年04月23日
先週の今頃、風邪で寝込んでしまっていたせいで、二週間振りにヨガ教室に行ったら、やはり結構コタえてしまいましたね。先週私がお休みした回から担当講師が代わってちょっとメニューがハードになったというのもあるけれど。 「日経アソシエ」の5月2日号、トリンプ・インターナショナル・ジャパン、吉越浩一郎社長の連載ページに出ている社長直筆のモナリザの絵が上手いな、とか、「シュプール」6月号の、「D&G」の広告を見て、ますますヤバくなってきたけど、オチはどうするんだろう、このパターンにもそろそろ飽きてきたなぁ、とか、「ティファニー」と建築家フランク・ゲーリーとのコラボレーションモデルは期待に違わぬ出来栄えのようだなぁ、などとつらつら思いつつ体を休めておりました。 そんなこんなで、今日はネットカフェ通いはお休み致します。ごめんなさい。 明日は少し長めのエントリをアップする予定ですので楽しみに待ってて下さいね。 これから、佐々木俊尚著「グーグル Google 既存のビジネスを破壊する」を読みながら寝ます。
2006年04月22日
本当に久々の霞ヶ関。経済産業省別館で行われた商務情報政策局の所管事業、「IT経営百選」の公募説明会に参加してきた。この賞、2年前の平成16年度に1度実施されているが、今回は、な、なんと、百選と言いながら「約300社を選出したい」、と、のっけから凄い発言が飛び出しましたよ。おっしゃられたのは、この方、IT経営百選選考委員会委員長で、ジャーナリストの上村孝樹さん。日本の中小企業のIT化に対して、熱い情熱を傾けておられる方だ。何でも、今年1月に、政府は新IT国家戦略を発表、2010年の時点では中小企業のIT経営成功事例は1,000社レベルにしたい、という大きな目標を掲げられたそうだ。この考えには、私も大賛成である。点ではなく、あらゆる業種、産業に、群としての成功事例がどんどん出てくれば、それに刺激を受けて、また次の優秀な企業さんが育ってくるだろうから。上村さんは、「日本の良さは、マスコミの力もあって、社会全体に優秀な企業の事例から学ぼうという気風、ナレッジマネジメントの風土があることだ」というようなことを今日おっしゃっておられたが、本当にそれは良いことである。IT経営百選の趣旨も、表彰された企業さん自身のお取り引きが増えたり、マスコミからの取材依頼が増えたりする、というメリットもあるのだが、ホームページ上に優れた事例を紹介することで、誰もがそこから学べるような仕組みを作る、というところにあるのだ。受賞チャンスも3倍になる訳ですし、ファッション関連の中小企業の皆さんにも、今回はドシドシ応募して頂きたいと思います。今日の説明の中で、印象に残った点について幾つか列挙しておこう。・公募期間は3月10日から6月30日までだが、4月30日までに応募があったものについては5月中旬から優秀な企業についてのみヒアリングを開始する。 ……これは、選出数を前回の3倍にすることに伴う措置。ヒアリング対象企業は約100社、担当委員も前回の倍の8名となる。 前回ヒアリングを受けられた方はご記憶のことと思うが、ヒアリングの後、応募記入シートを書き直すよう指示されるため、早くヒアリングを受けた企業さんの方が書き直す日時が十二分に取れます。 5月1日以降の提出分は、7月1日以降のヒアリングとなる見込みだ。・応募記入シートは、見本を見て極力具体的に書くこと。 ……今回、新たに「記入例」も用意されているので、その例を見て自社で実際に日々取り組んでおられることを名称や数値まで織り込んで具体的に記入してほしい、とのことだ。美辞麗句が並んだ抽象的な文章だと評価は低くなり、しかも、ヒアリング時に大幅な書き直しが必要になって二度手間になってしまうのでご注意を。・利益があまり出ていなかったり、赤字であっても、それなりの理由があり、他の点で優れていれば選出されることもある。 ……実は、この質問、うちの会社にも寄せられていたのだが、上村さんの方からきっぱりとしたご説明があったので、安心致しました。前回も、赤字だが、社員の給与を同業他社の2.5倍に設定している企業さんが最優秀賞に選ばれているそうである。・最優秀賞と優秀賞の差は、「社員満足度」が図られているかどうか、で出てくるケースが前回は多かった。 ……これは確かに、中小企業にとってはなかなかハードルの高い課題だから、言われてみると非常に納得がいく。応募されたい皆様、まだ時間はございますので、この点が自社できちんと位置づけられているかどうか、見直して見られてはいかがでしょうか?うちの地元からも、複数の優秀な企業さんを推薦するつもりだが、この賞、全国が対象だし、繊維関係に限ったものではないので、是非我こそは、と思われる方はトライなさってみて下さい。特に、前回1社も応募がなかった青森県、山梨県、和歌山県、香川県の皆様の奮起を期待したい、というのが、事務局さんの切なる願いだそうです。
2006年04月21日
さてさて、仕事の合間を縫って、行って参りましたよ、平和島まで。プレビューを統合し、年2回開催の形となってから初の開催となるジャパン・クリエーション(JC)。次回の12月展は従来通りのビッグサイトに戻るのだが、今回は東京流通センターという、初めての場所での開催だ。アパレルさんのバーゲンなどもちょくちょく行われているらしい同所は私の自宅のまあまあ近所にあるのだが、実は今日生まれて初めて足を踏み入れた。業界の皆さんの中にも、同所は初めて、という方もいらっしゃるかもしれないが、そういう皆様には、予めホームページか、あるいは受付でもらったフロアガイドを見て、ブースを回る順番を考えておかれることをお勧めします。フロアが1、2階に亘って3箇所に分かれているので、「あそこへ行って、またこっちへ戻ろう」としたりなんかすると結構時間がかかったりする。もっとも、私はかなりの方向オンチなので、普通の方はそんなことはないのかもしれないが…。さっきJCのホームページを見ると、綺麗にリニューアルされていましたね。ちゃんとブログも始まったようで、有力ブースの見所なんかもきっちりレポートされている。ただ、誰もまだコメントやトラックバックをかけていないじゃないですか。いつもながらに、寂しいですね。という訳で、不肖この両国さくらが早速トラバさせて頂くことに致します(笑)。今回は、大幅に展示面積が減少したこともあって、地元からの出展は丸安毛糸&丸紅さんと、エイガールズさん(和歌山が本家だが、両国に本社を置いておられます)だけだ。前はプレビューに出ておられた小野莫大小さんとか、東墨田のピッグスキン関連の企業さんの姿がなく、寂しい。全国的に見ても、ニットの2次製品関連がほとんど見当たらなかったし、今治のタオル、備中や児島のデニムの機屋さんとか、泉州、北陸、桐生などの知り合いの有力な機屋さんも多くが姿を見せていない。確かに、玉石混合の、「石」の皆さん、その最たるものは、こう言っては非常に申し訳ないのだが、補助金が出るから出展しておられるような○○組合、××組合、といったブースがなくなって、全体的な質は向上していると言えるけれども、やはりもっと面積は必要、ここに出るべき企業さんはまだまだ国内には存在するのでは、というのが率直な感想だ。トレンドディレクションの欠落の問題については、先日このブログに既に書いたのでそちらをお読み頂くとして…。全体的に感じたのは、引き続きトレンドはエレガンスな方向に振れているなぁ、ということ。ガチガチのカジュアル、汚い感じの加工より、繊細で美しい表面感、軽さ、柔らかさを表現した素材に目がいくなぁ、と思った。2月にイタリア・フィレンツェでヤーン展「ピッティ・フィラッティ」を見てきて、その後「プルミエール・ヴィジョン」のレポートなども新聞で読んだりして感じていたのだけれど、カラーではブルー系のバリエーションが非常に気になりますね。一番最後、午後6時頃ようやくたどりついたコットン・サービス・センターのブースでも、ブルー系のスワッチがかなりあるようだったし(じっくり拝見できず、ごめんなさい)、ラグジュアリーブランドとのお取り引きの多い、青野パイルさんにも、すごくシックで素敵なブルーが置かれていましたよ。それから、やはりベージュ系のバリエーション。逆に、少ないな、と思ったのは、上品な光を帯びた素材。これは、そういう商品を作れる企業さんの出展が少ない、という問題もあったのだろうけど…。クレッシェンド・ヨネザワさんのベージュのストール、つまみを入れてリボンのような動きを出しており、その流れるような線のエレガントさにうっとりさせられたりとか。お話は伺えなかったのだが、クロダレースさん、トリムレースさんなど、レース関連のブースにも非常に艶やかで美しいサンプルが見られた。こういう素材を、下着用だけにしておくのはもったいなさすぎますね。尾州の機屋さんの春夏向けツイードも、非常に軽くて色合わせが美しいものがかなり見られた。3者混、4者混なので、サラリとした肌触りで、暑苦しい印象はない。これをジャケットにしたら素敵だろうなぁ、と思いながら眺めたり…。秋冬向けだが、妙中パイルさんの豹柄も、企画次第でかなりイケるのではないかと思いながら見せて頂いた。「プラダ」の2006~2007年秋冬コレクションを思い出したりなんかして。全体的に、まだまだ、という企業さんもあるにはあるが、プルミエールヴィジョン参加組、松井ニット技研さんなど2次製品を海外に輸出している企業さんを中心に、やはりトップグループの技術と完成の水準は非常に高いな、と感じさせられた。プルミエールヴィジョンに参加しておられる企業さんは、色出しもうまくなっていらっしゃるな、と思うし、パネル展示など、プレゼンテーションの手法にも長けてこられたように思う。今は景気も良いし、後はアパレルさんにこういった優れたテキスタイルをいかに料理して頂くか、といったところだろう。雑貨やインテリアなど、広義のファッションビジネスに携わっておられる皆様にも、是非ご覧頂きたいですね。同展示会は、明日午後5時までです。
2006年04月20日
待ち合わせまでに時間があったので、渋谷109-2のメンズフロアをブラブラしていた。 あるショップで、私がジーンズを物色していると、ショップスタッフのイケメン男性が、ツツーと側に寄ってきた。 「よかったら、試着してみて下さい」。 「いや、でも、私、見ての通りサイズ大きいですから」と私が言うと、その彼は一言、「大丈夫です、うちのオカンも履いてますから」。 それから、一気に会話は前に進んだ。彼は私の本当のヒップサイズをうまく聞きだし、売り場の中で女性向けのジーンズが2型あることを説明してくれた。いずれも凝ったデザインで、非常にお洒落だ。 時間があったら絶対買うのになぁ、と、後ろ髪を引かれる思いで売り場を後にした。 それにしても、メンズもさすがマルキュー、抜群の接客力だなぁ、と思った。 レディス同様、何にしようか、まだ迷っている時にはそっとしておいてくれるのだが、「これ、いいなぁ」と思って一点をじっくり見始めると、すかさずアプローチをかけてくる。 そして、禁句ギリギリかもしれない、「オカンが履いてる」と言う決めゼリフ、本当に真剣な接客の中から何の照れも飾りもなく、素直に口を突いて出てきた言葉のように聞こえたので、私も素直に受け答えすることが出来たのだ。 レディスもそうなんだけど、マルキューのショップスタッフの皆さんは売ることに対して本当に真剣だ。チャンスと見れば全力で向かってくる。 そして、お客様に対して、変な先入観のない方が多いと思う。私のようなオバサンにも、すごく親切で一生懸命接客して下さいますよ。 だから私はマルキューが大好きなのだが、まだまだ助走の段階かと見えるメンズの方も、このような丁寧な接客を続けていかれれば、あるタイミングでもう一段ブレイクすると思いますね。そして、恐らくその後も、ファッションサイクルの浮き沈みはあっても、世の中に「マルキューメンズ」というカテゴリーは定着していくのではないかと私は予想します。 ふと我に返ると、自分が例えば高校中退でヤンママになっていたら、このショップスタッフ君と同年代の元気な息子がいたって何の不思議もないのだ。自分の息子から職場で売っているジーンズをプレゼントされたら、もしくは売り場に立つ息子の姿を見に行ってそこでジーンズを買えたとしたら、親として無上の喜びだろうね。 私は、一瞬、自分がそういう若い息子を持つ母になった姿を想像した。そうすると、心の中に何とも言えない幸せな感情がジワッと込み上げてきたのだった。
2006年04月19日
忙しいので、最近あまり雑誌を見ていなかったのだ。この前の週末、風邪で寝込んだ時に、メンズノンノ5月号をパラパラとめくっていて、neさんのアドバトリアル、つまり広告記事タイアップのページを見つけてしまった。 同ブランドを手掛けていた会社、ネクストエッジは、先月末に突然会社整理が決まったらしいが、この企画を差止る暇もなかったのだろう。現場の社員さん達は、何も知らされずやる気一杯だったのか。 仕事柄、こういうニュースを耳にすることが多いが、何ともやるせない気持ちになる。 同誌には、マツキヨの広告も出ていた。メンズ通販サイトのZEELの商品が当たるというもの。私は、ケータイの方にはこのZEELさんもブックマークしてます。ゾゾタウンよりやや大人の客層狙いで、落ち着いて買い物できる雰囲気ですね。 といいつつ、メンズにはほとんど用がないので、買ったことはまだないのだが・・・。 イランイランのボクサーブリーフなんかあるんだと、初めてこの広告で知りましたよ。ZEELさんはケータイサイトのツクリを変えて、こういうブランドをもっとアピールすべきですね。 ウエスト70センチなので、細身の男子にはぜひトライして頂きたいですね。 それと、前もこのブログで取り上げたことのある、izreelのハンドタオル! これはですね、はっきりいって最高級品です。高倉デザイナーのデザイン力と、素材そのもののバワーの相乗効果で、すばらしい商品になってました。展示会でこの目で見たので、間違いありません。 高倉さんも、日本はもとより、海外でも売れっ子になられたようで、嬉しい限りですね。
2006年04月17日
(あまりにも失敗が多すぎて、読者の皆様にも本当に申し訳ないのだが、今日も「アパログ」のサイトに原稿をアップできなかったので、後程アップするための原稿をこちらに書き残しておきます)。オシャレなサイト、というと、私がすぐ思い浮かべるのは「アンジェ」さんだ。この楽天さんのショップを始め、PCサイト向けは他にYahoo!ショッピング店、ビッダーズ店があり、それぞれに特徴のあるツクリになっている。それだけでなく、既にモバイルサイトもちゃんとオープンしているのだ。私が使っているiモードでは昨年12月からだが、今調べてみると、EZWeb、Vodafone!Liveにもサイトは存在するようだ。モバイル公式サイトはシーエーモバイルさんとのお取り組みのようだが、この他、ポケットビッダーズの店舗もあって、ケータイしか持っていない人でもちゃんと複数のサイトを見比べて楽しく買い物が出来るようになっている。「アンジェ」さんのモバイル本店サイトの中で、私が面白いなと思っているのは、「イメージ検索」のコーナーだ。イメージ検索というと、Googleのイメージ検索のような、ある単語を検索するとそれに関連する画像がずらっと出てくるような仕組みを思い浮かべる向きも多いかと思うが、「アンジェ」さんのケータイサイトの場合はそうではなく、同社の商品群を幾つかのイメージでグルーピング、分類しており、その単語をクリックすると、それに該当する商品が順番に出てくる、という仕組みだ。イメージキーワードは、「ポップ」「落ち着き」「温かみ」「大人感」「和み」。ほとんどが日本語でわかりやすい言葉ばかりだ。しかも、どれもきっちり4文字以内!(ケータイ通販の場合、「短く、簡潔に表現する」ということは非常に大事なんですね)。ネット通販の世界においては、商品分類がきちっと出来ており、サイト内で顧客内を混乱させない導線を組んでいる、ということが非常に重要なことである。行きつ戻りつが難しいケータイの場合は尚更、なのだが…。「アンジェ」さんクラスのアイテム数を取り扱っている品揃え型のサイトの場合は、それは後付けで行われているのではなく、実は、仕入れ、バイイングの段階から、自社が仕入れたい商品のグルーピング、分類がきちんと出来ており、更には、どういう顧客ターゲットにどれだけの量を売るか、という目標までが明確に設定されているはずなのだ。それはつまり、リアルかネットか(モバイルか)、を問わず、リテイルマーチャンダイジングの基本である。「アンジェ」さんクラスの複雑なMDになってくると、メーカー発の単品通販のようにサイト構築や販売ノウハウの習得のみで切り回すのは難しくなる。商売そのものは、リアルの大型店のオペレーションに近づいている。ということは、裏を返せば、商品計画がしっかりし、自社なりの商品分類の基準がきちっと決まっている企業ならば、リアルからネットやモバイルに進出しても勝算は大いにあるはずなのだ。現状はまったくそうなっていないのが、非常に寂しいのだが…。
2006年04月17日
ご心配をおかけしましたが、元気回復してきました。大事をとって、今日もおとなしく家の中にいましたので。 明日からはまた、ブログ執筆も万全な状態で行えると思います。暖かいお見舞いのメッセージを下さった皆様、さくらの友人知人の皆様、本当にありがとうございました。
2006年04月16日
珍しく風邪で寝込んでおります。予定も全部キャンセルする有り様で大変申し訳ないのですが。 そういう事情なので、本格的なエントリは体調が回復してからとさせて頂きます。ごめんなさい。
2006年04月15日
久々に、アパログさんへのエントリに成功致しました。うれしいっす(^^)/今日は、4月7日に最初に発表された、Googleさんのモバイル向け検索エンジンサイト「Googleモバイル」に関するお話です。やはり、Googleさんは中小企業にとっては強い味方になるようなサービスを続々と展開してこられますね。同社の公式ブログ「Google Japan Blog]は、本当に見逃せません。
2006年04月14日
改革途上にあるジャパン・クリエーション(JC)。来週19日から21日に第10回展が東京流通センターで開かれるのだが、再びビックサイトに会場を戻す12月の第11回展に向けた対応が昨日発表された。日本繊維新聞の見出しの4WG(ワーキンググループ)とは、事業運営、広報、コラボレーション、ビジネスサポート、の4つらしい。更に、プロデューサーに日本デザインセンター代表取締役・原研哉氏が就任することが発表された。原氏の実績の詳細については私も知らないが、このホームページに掲載されているような幾つかの著名な仕事については当然見聞している。知名度は国際的にも高い方だし、海外への情報発信という非常に重要な役割を担って頂くにはもってこいの人事だろう。さっき、ネットで「原研哉」氏を検索していて、原さんの講演を聞かれた方が非常にうまくその内容をまとめておられるのを発見した。せっかくなのでここでもご紹介させて頂きます。minfish.jp-blogさんのエントリである。このエントリの中に、informationとex-formationについて触れたくだりがあって、原氏の知見の深さを改めて痛感したのだが、それを読みながら私が思ったことは、informationだろうが、ex-formationだろうが、そもそも中身が薄いものが懸命になってそういう企み、仕掛けをしても、結局はその底の浅さを露呈するだけなんじゃないだろうか、ということ。すんません、JCさんを皮肉っている訳ではないのだが、冗談抜きで、その点はちょっと心配なのだ。というのは、日本繊維新聞の報道によると、「新生JCの実質スタートとなる12月展は、従来の玉石混合的な提案方式から、グローバルエッジ、ビジネス、新商品開発、チャレンジ、OEMなど、各ゾーンを明確に打ち出し、内容の一新を図る」とあるのだが…。その中に、「トレンドゾーン」とか「コンセプトコーナー」といった類の文言が見当たらなかったからだ。この辺の話が、どの程度詰められているのか、業界紙さんには続報をお願いしたい。確かに、既存の玉石混合の出展者のうち、石の皆さんにはなるべく出展は差し控えて頂くようにして、「絹」とか「ウール」「綿」とか「タオル」「ニット」等、素材別の分類をやめて、目的別にきちっと出展者のブースを分類するだけでかなりバイヤーにとって見やすく商談のしやすい展示会になるだろうが…。それだけでは国際的な見本市、というには程遠い。逆に我々が何故プルミエール・ヴィジョンに出向くのか、を考えてみると良い。個々の出展者との商談目的もあるが、展示会全体としての、シーズン・トレンドを知りたいから、この動機がかなり大きいのではないか。インターテキスタイル上海ですら、稚拙なレベルであってもトレンド・コーナーは設けてある。その部分で、その国のテキスタイル業界の感度のレベルが如実にわかるのだ。日本の繊維産業としてのトレンド発信のためには、テキスタイル・トレンドを予測し、ディレクションできる専門的な人材の存在が不可欠だ。この分野に関しては、いかに優秀な他産業のプロダクト・デザイナーであっても、そう短期間にはハイレベルな成果を挙げるのは難しいのではないかと私は思っている。繊維ファッション産業、というのは、他のデザイン分野と違い、マテリアル=素材の段階で、意匠はおろか構造的な設計も含めて一度テキスタイル・デザイナーがデザインを施し、更に2次製品のデザイナーがそのデザインにインスパイアされながら2度目のデザインを行う、という二重構造になっている。更に、車や家電、携帯電話などと違い、2次製品は多品種少量、どうやっても万人へのベストセラーは難しい商品だ。ジーンズやTシャツ、イッセイ・ミヤケの「プリーツ・プリーズ」のようなごくごく一部の例外を除けば、ロングセラーも相当に難しい。常にテキスタイル、アパレルのデザイナー共、something newを探し、動き続け開発し続けなければならないのだ。このように高度で複雑で繊細で、そしてマテリアルとエンドユーザー向け双方のデザイナーの大車輪のような働きが求められる産業分野は他にはない、と言い切ってもいいのではないか。それだけ、やりがいのある難しい分野なのである。しかし、日本のテキスタイル・デザインは、トップグループの企業さん達の仕事のレベルの高さが海外のラグジュアリーブランドにも高く評価されていながら、そこに続くグループの底上げが遅れている。また、わざわざ海外の展示会に出て行かなければ、情けないことにこの日本の地にバイヤーを呼び込むことすら出来ていない。悔しいじゃないですか。とはいえ、引き合いに出すと申し訳ないが、アパレル分野、デザイナーズ・ブランドの情報発信の場であるJFWの活性化よりは、JCの方がひょっとしたらはるかに早く実現できるのではないか、という気が私はしている。既にトップランナーは国際競争に打ち勝っているので。そういう企業さんの仕事をうまく方向づけ、東京発ならではの味付けで世界に知らしめさえすればよい。トレンド・ディレクションの出来る優秀な人材がいればよいのだ。残念ながら、機能と感性両面での機屋さんのトップランナーの商品開発に、全体を統括すべきテキスタイル・コーディネーターの育成がついていっていないのではなかろうか。私が危惧するのは、日本でこの分野の専門家、と目される方々は、ベテラン勢ばかりだということだ。まだ、素材メーカーさんや商社さん等にゆとりがあって、研究所が併設されていた頃に育った人材である。今や、そういう直接利益を生まない分野は縮小傾向、プロの皆さんはデザイン分野の一流の人材にふさわしい報酬がなくとも、産地のために、ということで、心意気でいろいろなお仕事を引き受けて下さっている有様なのではないか?早急に20代後半から30代の感性とコミュニケーション能力、行動力の高い人材を、それも複数名抜擢して育てなければ、日本のテキスタイル業界はいつまでたっても日本発の発信はできない、ということになってしまうような気がしてならないんですが…。それと、これを書くと男女差別になってしまうのかもしれないので、批判を承知で書きますが、女性だけでなく男性のクリエイティブ・ディレクターの育成を。これは、産地組合さんなんかではなく、大手企業さんが責任を負うべきことだと思うんですけどね。
2006年04月13日
(注記:今日も「アパログ」へのエントリがうまくいかなかったので、やむを得ずアパログ向けの原稿を楽天広場さんにアップします。本エントリは、後日「アパログ」にも転記します)。先日、「アパログ」の両国さくらの☆ネットでファッション☆」した、新しいタイプのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、ビルコレ」に、早速ログインしてみた。先週末から何回か中をチェックしてみて、今の時点で気づいたことを記しておきたい。1.提携企業は、あらゆる物販、サービスに及ぶ。今日の時点で、提携ショッピングモール数は54社。先週末より少しまた増えたようだ。代表的なものを上げると、amazon.co.jp、無印良品、ソニープラザ、じゃらんネット、TSUTAYAオンライン、オイシックス、セガダイレクト、オートバックスドットコム、英会話教材のアルクオンラインや、リアルの美容室、ホテルなどのサービス券を取り扱っているOZ Mallさんなど、非常に多岐に亘っている。ファッション系企業については後述するが、こうやって、あらゆる消費財、消費者向けサービス業が一堂に会して消費者の選択を待つ姿は、ネットに慣れた人にとってはごくごく当たり前のことであっても、リアルの商売出身の人間にとっては非常に衝撃的なものだ。日頃は同じ館の中に入ることがないような異業種であっても、実は、限られた消費者の可処分所得を取り合っているという意味ではライバルなのだ。1人1人の消費者の中で、一直線に序列化された価値の優先順位…これこそが、Web2.0の世界そのものなのだが、リアル中心に商売なさっておられる方にこそ、この感じを是非「ビルコレ」さんの中で実体験して頂きたいと思う。2.アフィリエイトと購入のポイント率は、商品によって違う。企業さんにとっては参加しやすい現実的な仕組みである。購入者に対しては、ポイントゼロ、という商品も結構存在する。3.ファッション商品より、インテリア系にブレイクの兆し。ファッション系企業さんについては、現時点では人気ブランドが参画していないこともあって、正直消費者にとっては魅力度がまだ低いのではないかと感じた。反面、インテリア系は、イルムス、IDEE、シボネ、hh Style.comさんといった感度の高い商品を扱っておられる人気企業さんが既に提携ショッピングモールになっておられるので、面白いことになりそうである。コミュニティも相当数立ち上がっており、口コミ効果で商品も動いていくのではなかろうか。私自身も、自宅にPCが帰ってきたら、アフィリエイトしたり買ったりしたいな、と思うくらいですから(笑)。4.ファッション系の注目企業は?衣料品、服飾雑貨系で現時点で参加しておられる企業さんは、セシール、ベルーナネット、メーカーズセレクト、パーフェクトスーツファクトリーなど、数少ない。注目したいのは、ジュエリーのネット通販のジェイウェルドットコムさんだ。同社は三鷹産業プラザさんに入居しておられるベンチャー企業さんで、社長さんは早稲田大大学院修士課程(MBA)卒、取締役に、あのミスミの田口弘さんが就任なさっておられることで有名になった企業さんである。ジェイウェルドットコムさんは、商品点数も非常に多く出品なさっておられるし、パーフェクトスーツファクトリーさんと同じく、アフィリエイト&購入のポイントが高い。客単価も高いので可能なことなのだが、トンガった感性の人達だけでなく、一般の方たちにもお洒落や買い物を楽しんでほしい、客数をしっかり取っていこう、という方針だろう。今の時点で「ビルコレ」さんに参加しておられる先見性を、私は高く評価したいですね。もう1社は、あのファッション系ケータイ通販の雄、ゼイヴェルさんのPCサイト、fashionwalker.comさんだ。こちらは、出品数がたったの10点と少ない。明らかにテストマーケティングとしての位置づけだろう。ノウハウを将来的にケータイの方に転用、ということも意識しての動きだろうと思いますね。
2006年04月12日
ウチの会社は四月が会計年度の始まりだ。 何かと社内的にも忙しいのだが、今夜からは夜の研修事業も始まった。今日は中国語会話の初級1。三週間振りに、基礎入門編からご継続下さったお客様と再会したのだが、皆さんしっかり復習なさって下さっていたので、思いの他授業がスムーズに進んだので、ほっとした。 ゆっくりお花見に興じる暇もないうちに季節は過ぎていく。インテリア・家具の見本市、ミラノ・サローネも終わっちゃいましたしね。パソコンで海外情報をチェックできなくなったので、トレンド情報に疎くなってしまっているが、その分本を読んだり、ヨガをしたり、ゆっくり物事を考える時間に充てています。
2006年04月11日
ずいぶん前から楽しみにしてきた東京バレエ団の公演を見てきた。首藤康之さん、すばらしかったですよ。ブラボーの声も飛び交っていましたが、私も久々に鳥肌が立っちゃいました。今日の公演の見所の一つは、20世紀初頭のバレエ界の巨匠、ディアギレフ時代の演出、振り付けを再現しているところにあるらしい。特に、最後の演目・ペトルーシュカの舞台背景や衣装などは、バレエ・リュスの時代を彷彿とさせるものだった。自由と抑圧、奔放な美への情念と理性、政治的解放と次の危機への予兆。3つの演目の中ではやはりペトルーシュカがストーリーそのものは圧巻だった。約70人による群衆劇は古典バレエの固定観念を打ち破るものである。首藤氏演じるペトルーシュカはいわゆるクラウン=道化師だが、時代や権力に翻弄される哀れな民衆の姿にも見える。それにしても、首藤氏の身体能力の高さは際立っていた。最初の演目、牧神の午後の牧神役で、小首をかしげて両手を小さく曲げながら刷り足でピョンピョンと歩く場面とか、ニンフが忘れていったストールを手に入れて小踊りする場面とかも凄いのだが、逆にゆっくりした動きの際の、十二分な溜めに、鍛え抜かれた体のすばらしさを感じた。生オーケストラならではの臨場感、特に管楽器や、トライアングル、鉄琴など舞台とリンクした楽器のフェードイン、フェードアウトのタイミングも凄くよかったし、二番目の演目、薔薇の精で、少女が寝室に入ってきた後窓の外から一陣の風がさあっと吹き抜けカーテンがふわっと揺れるシーンなど、細部に亘るまで心遣いが十二分に行き届いていて、感動的な舞台だった。演目も今の季節にぴったりだったし。カーテンコールも掌が痛くなる程何度も何度もあったけど、首藤氏を始め今日の舞台に関わられた全ての皆さんに敬意を込めて、手が真っ赤になるまで一生懸命叩いていました。プロのバレエの生の舞台の醍醐味に、思いきりはまってしまいました。お金を貯めて、必ずまた見たいと思います。
2006年04月09日
3日振りにインターネットカフェに来て、一生懸命アパログさんの「両国さくらの☆ネットでファッション☆」向けのエントリを書いたのだが、アップしようとしたらPCの画面が固まってしまって動かないではないか(^^;;アパログさん自体の画面をGoogleで検索して出そうとしてみたのだが、そちらも出てこない、ということで、ひょっとしたらシステムの調子が悪いのかもしれぬ。明日会社のPCで画面を見てみて、アップされてもおらず、保存もかかっていなければ、あの原稿は全て消失してしまった、ということで潔く諦めるとするか。全く、自分のPCならば、メモ帳に保存することが出来るのだが、PCが自宅にないと不便なことこの上なしだ。ということで、同じことを2度書くのは面倒なので、小ネタで勘弁してチョ。今日付けの「日経MJ」やNIKEEI NETなどに、電気通信事業協会さんがまとめた2006年3月期の携帯電話契約数の純増数で、3期振りにドコモさんがKDDIさん(追記:4月12日に修正しました)を抜いて首位になった、という記事が掲載されている。その理由なんだけど、どの媒体にも、「長期料金割引の奏功」とか、「おサイフケータイ」の人気とか、あるいは、とりあえず今秋のナンバーポータビリティ制度の開始まで利用者が変更を手控えて様子を見ている、などということがこぞって書かれているのだが…。KAT-TUNの亀梨和也クンが昨年末からNTT Docomoの広告に登場した影響っていうのが、実際のところ、かなりあるんじゃないんでしょうか?今日たまたま用事があって近所のケータイショップに行ってこの話をしたら、「やはり影響はあると思う」というのがお店の人の見解でしたよ。最近はVodafoneさんのPR誌の表紙に、伊東美咲さんが登場してから、「明らかにPR誌を取っていく人の数が増えた」とも言っておられました。どうも、おりこうさん系の媒体とか企業さんは、こういうことに正面切って触れたがらないようだが、ヤングターゲットの商品において芸能人による広告宣伝のチカラっていうのは、相当に侮れないように思うんですよね、私は。最近では、マクドナルドの「エビちりバーガー」におけるエビちゃんこと蛯原友里チャンの貢献とか。ファッション業界においても、セレクトショップ系でないアパレル発のワンブランドショップにおいては昨今は完全に人気モデルや芸能人のパワーを活用した販促が避けられない時代になっている。特に、「まだギャラがそんなに上がっていない、これから人気が上昇しそうな人」を見抜くことがポイントだろう。それって、ブランド開発と同じで、時代の風、消費者が何を望んでいるかが見抜けるかどうかとネ根っこの部分は同じだと思うのだ。広告宣伝に誰を起用するかそのものが、企業さんのセンスなんですよ。うちの会社はお金持ってるから(笑)、なんて、間違っても電博さんに任せっぱなしではイケマセンよ、皆様。
2006年04月09日
インターネットカフェ通いにちょっと疲れ気味なので、今日はまたまたケータイからのエントリで勘弁してチョ。 今日はヨガの後久々に映画館で映画を見た。ハリソン・フォードのファイアーウォール。ネット社会の現代を象徴するかのようなストーリー。最後の方の体を張った格闘シーンに迫力があった。 話は全く変わるが、ケータイサイト、ガールズウォーカー内に、昨日ETOILEという名のデパートがグランドオープンしている。 デザイナーが、カイカイキキのタカノ綾。村上隆氏のプロデュースしている若手の一人である。 ガールズウォーカーは元々コンテンツの面白さ、作り込みの巧さが際立っているサイトだから、こうやって出来上がったものを見ると、意外と違和感がないというか、むしろピタリとはまっている。 GEISAIとTGC、出会うべくして出会った、というべきか。 ETOIRE内のムービーがとてもきれいなので、ぜひ皆さんもご覧下さい。
2006年04月08日
年初なのでバタバタ。今日は、会社のpcに6年前に買ったスキャナを接続した。canonのHPから類似したドライバを探してカスタム設定するのにちょっと時間がかかってしまった。古い機種なので読み取りにかなり時間がかかるが、これで少ない枚数のレジュメなどを郵送しなくて済む。ささやかだが、経費節減出来そうで、嬉しいです。ところで、今流行りの成分解析、皆さまトライしてみられましたか?両国さくらは、カテキン成分が一番多い、ヘルシーな生物なのだが・・・(笑)。私の本名をご存じの方、お暇でしたら試しに検索なさって見て下さい。何と、100%同じ成分で出来ているらしいのだ。かなり、笑えます。
2006年04月07日
今日は展示会をハシゴ。まずは、初回からずっと見せて頂いているメンズ合同展示会「JOURNEY」へ。第4回目となる今回から、場所を恵比寿のイーストギャラリーに移し、スケールアップしての開催である。「JOURNEY」は、今や押しも押されぬ、日本の代表的な合同展示会の1つになってきた。主催者の仲さんや、バイヤーさん、出展者の皆様など、関係者のご努力の賜物だと思う。きっちりと商売が成立している展示会ですので、メンズを取り扱っておられるショップの皆様、是非ご来場下さいませ。その後、ビッグサイトに移動し、初めて体験する展示会「インターナショナル・プレミアム・インセンティブショー」へ。この展示会のことは、ボトルシップや、アイデア溢れる雑貨の開発に頑張っておられる地元・墨田の企業さん「工房いるか」さんのご案内で知った。今日、会場では社長の山崎社長にお目にかかれず非常に残念だったのだが、他の出展者のブースも拝見し、いろいろとビジネスに関するアイデアもひらめいたので、足を運んで非常に良かったな、と思っている。「プレミアム・インセンティブ」なんてカタカナのネーミングを見ると、なんのコッチャと思われるかもしれないが、いわゆる販促、プロモーション用グッズを集めた展示会である。もっと具体的に言うと、例えば、お正月前に、どこの企業さんでも得意先にカレンダーを配ったりするじゃないですか。あるいは、展示会で来場者にお土産を配ったりとか…。そういう例がB2Bの例だとしたら、オープンしたばかりのショップの店頭で、お買い上げ頂いたお客様先着100名様にケータイストラップを配るというような、B2Cの例もある。そういった、販促、プロモグッズのあれこれを、一堂に見ることが出来る展示会である。わがファッション業界の皆様は、特にこだわりが強いかと思うが、世間一般でも、成熟社会、モノ余りの時代で、正直、単価の安い販促グッズであってもデザインセンスが悪いものはウケない時代なのだ、なかなかどれもこれも、センス良くなっているなぁ、ということを全体的に強く感じたのだが…。他にも幾つか、「喜ばれる販促グッズ」のツボというものがあるように思ったんですよね。例えば、こんなモノもあったりなんかして…。その1:江崎グリコ(株)さんの、インセンティブ用商品(ガムや「ポッキー」「カレー職人」などのパッケージをオリジナルデザインにしてくれるサービス。ロットが1万個、2万個クラスになってしまうが、既存のパッケージのままのお菓子の詰め合わせならば数十個でも購入可能だ)。その2:住友スリーエム(株)さんの、あぶらとりフィルム(初めて知ったのだが、大手化粧品会社のあぶらとりフィルムも、実は同社がOEMで納めているものらしい。オリジナルパッケージ仕様、30枚入りでミニマムロット1万個から。単価は65円と、そんなに高くはない)。その3:長谷川興産(株)さんの、「おそうじ本舗のギフトカード」(ハウスクリーニングのフランチャイズチェーン事業で急成長している同社のギフトカードは、エアコンクリーニングや浴室の掃除、換気扇の掃除等のメニューの中から1つを選んでサービスが受けられる、というもの。景表法の金額制限をクリアするため、単価の高いサービス向けに、割引券として使える「プレミアムカード」もある)。いかがでしょうか?その1、は、食べ物。食べ物、飲み物系は、やはり強いと私は思いますね。人間の欲望の根源なんで、こういうプレゼントを出しておけば、まずはクレームは出ません。ゼイヴェルさんがやっておられるTGC(東京ガールズコレクション)とか、神戸コレクションのような大規模なイベントのお土産でも、うまくスポンサーを募るなどして食品系を入れておくのが女の子達の満足度を高めるツボだとさくらは思いますね。その2、は、消耗品系で、なおかつコスメ系。これは、ダブルで強い。消耗品系には、ボールペンとかティッシュとか、根強い定番というものがあって、これが廃れることはないと思いますが、あぶらとりフィルムというのは、ちょっとオシャレ感が加わるのがGoodだと思います。さすがポストイットの住友スリーエムさん、商売上手ですね。その3は、今や隠れたる大人気商品だとか。ブースでご担当者の方は、「アンケートでは海外旅行が当たったのと同じくらいの満足度ランキングになっている」そうである。さくらが昔からお世話になっているあるコンサルタントの方が、「ビジネスには人の出来ないことをやるものと人のいやがることをやるものの2種類しかない」という名言を教えて下さったのだが、お掃除は、人のいやがること系であると見えて、今や、凡人にはできない業になりつつあると私は思うのだ。ホント、洗濯機のカビ取りなんて、素人じゃどうしていいかわからないですからね。思わず、私もわが家の部分メンテを頼もうか、と真剣に思いましたから(笑)。あとは、今の時代、「サプライズ(驚き)」がどこかにある、ということも大切な要素かもしれないですね。商品そのものがこれまでにないものでそれ自体が驚き、というのが一番良いかもしれないけれど、あえてターゲットと少しずれた販促グッズをぶつけるとか、その会社のイメージとは違うものを選んでみるとか、異なる要素を組み合わせたグッズをチョイスするとか、いろいろ考えられるはずだ。わが業界の場合は、幸いにして、アパレルさんや小売業の方々、それに最近はファクトリーさんであっても、社内外にデザインソフトのイラストレータの使えるデザイナーを知っている、というケースが多い。データを送信すれば、思うようにカスタマイズしてもらったパッケージに簡単に変えられる訳で、いくらでもデザイン面での差別化は可能だと思います。今日は東芝EMIさんやエイベックスさんも出展しておられて、オリジナルCDの製作請負のPRなんかもなさっておられた。ホント、アイデアとデザイン力のあるわが業界の皆様なら、いろいろな仕掛けが出来るなぁ、とワクワクさせられた楽しい展示会でした。
2006年04月06日
夕刻、表参道ヒルズの並びに先月30日にオープンしたばかりの「ラルフローレン表参道店」へ。雨の日の午後7時前、ヒルズ内のテナントさんのショップスタッフの皆さんも「今日は来店が少ない」と語るような悪天候だったが、ラルフの新しいお店には業界人らしき人も含めてそれなりにお客様が入っていた。このお店、建設中の風情を横目で眺めたことのある方は多いと思うが、実際に完成した姿を見ると、やはり、表参道ヒルズにインショップとして入るのではなく、単独で路面店を構えて良かったのではないか、ということを強く感じる。白い外壁の上品な建物は、それこそホワイトハウスではないが、アメリカ発のブランドとしてグローバルな成功を収めているラルフローレンのアイコンそのものである。近隣にはヨーロッパ発のラグジュアリーブランドの大型店が軒を連ねているが、国内外の著名な建築家を起用して技巧を凝らしたそれらの建物とは一線を画するシンプルなデザインだ。この、曇りのない明るさ、清潔感…それこそが、自身がアメリカン・ドリームの体現者となったラルフ・ローレン氏の世界観であろう。この建物を表参道を歩く人達に見せ付けるだけでも、このフラッグシップショップを建てた意味があろうというものだ。店内は、1階がメンズ、2階がレディスになっている。店舗面積が2,230平方メートルと非常に広いが、日本でインパクト21が百貨店内で展開しているショップでは扱っていない商品、高額品やヴィンテージの1点物なども多いので、決して面積が広すぎるな、という印象は受けない。特に、メンズはなかなか面白かった。今シーズンのトレンドの1つ、プレッピースタイルをラルフらしくアメリカン調に味付けした、カラー、シャツやパッチワークのパンツ、ネクタイ等をスパイスにしたコーディネートは、見ているだけで非常に楽しい。このブランドの強み、というのを今日改めて感じたのだが、ポロシャツ、柄物のワイシャツ、長袖のセーター、ネクタイといったキラーアイテムについては、非常に色数を多く揃えていることである。ここのゾーンは、日本でのリプロを投入しているから、オノボリさんの観光客でも買える価格帯だ。そして、実はトラッドのよさとして、「そんなにお洒落な人でなくともとっつきやすい」ということがある。ポロシャツもワイシャツも、デザインそのものは定番、色を楽しみたい人は派手な色をチョイスすればよいし、「私は目立たない普通の色が好き」という人は、白とか紺とかこげ茶とかベージュとかを選びさえすれば良いのだから。老若男女(但し、女性については、最近はちょっと難しくなってきていると私は見ているが、それは後程)、誰が来ても売り逃す可能性は少ない。このお店を、高級品だけのラインナップにしていないのは、大正解なんですよ。ラルフ氏もアルマーニのメガショップ戦略に学んだのかな。特に初年度は、普通にやっていてもお隣さんから流れてくるお客様もいるのでそこそこの数字を叩くでしょうね。話を元に戻そう。メンズの第2の強みは、「RRL」のコーナーである。ここに、今日も人だかりが出来ていたが、インディアン・ジュエリーや、45,000円台、58,000円台のユーズド調のジーンズ、これまた洗いをかけて着古した感じをわざと出したTシャツやシャツ、ニット、トレーナー、あるいはレザージャケットなど、通の男性好みの商品である。「RRL」に関しては、私はアルマーニのディフュージョンブランドなんかよりはずっとずっと面白いなと思っている。やはりこれは、ラルフ・ローレン氏自身のクリエーションの力もさることながら、アメリカ発、本場のアメカジだからだという気がする。メンズ3番目の強み。皆様、是非1階の1番奥の部屋まで勇気を出して入っていってみて下さい。ジャケットだけで48万円とか、50万円以上とか、超高級ゾーンの品揃えである。クラシコ・イタリアのシルエットとスーツやパンツを比較するのも一興だし、スタイリングにもびっくりさせられるものがいろいろあって、黒のテーラードのスーツのトップのようなジャケットに、側章としてビーズ刺繍を施したジーンズを合わせていたり(これはメチャメチャお洒落でした。こういうスタイルでパーティーにでも行ったら、ものすごく周囲の人達に褒められるでしょうね)、ジャケットとパンツと同じウールの生地で出来たネクタイがあって、その3点をセットでマネキンに着せていたりとか。ディスプレイ用の小物にも結構面白いものがあって、ベンツのクラシックカーを模して作ったシルバーの置物は販売して下さるそうです。お値段は15万円なので、車好きな方は是非どうぞ。1階には、複数名の外国人の男性スタッフがおられた。日本語が堪能な方もおられるようだったが、オープニング期間中の特別な措置なのだろうか?今日もアジアからの観光客も含めて外国人のお客様が何組も入店しておられたが、常駐の語学が堪能なスタッフがいるならば、なおのこと売り上げは上がっていくでしょうね。一方、レディスだが、1階とは違って、屏風を置いたり鉢花をあちこちに配置したりと、商品同様、店内ディスプレイもアールヌーボーをちょっと意識したようなイメージになっていた。こちらも、48万円のドレスなど、一部高額の商品も扱っているのだが…。メンズと違って、取り込める客層の幅はやはり狭くならざるを得ないのかな、というのが、私の印象ですね。ラルフローレンのレディスは、紺のテーラードジャケットや茶系のサファリジャケットなど、トラッド調のジャケットを核にしたコーディネートがウリのブランドである。これに、パンツやデニムを合わせるのか、スカートを合わせるのか、スカートに関しては、特にロング丈の商品バリエーションは非常に豊富で、私のよように大柄で背の高い人にとっては選択肢の多いブランドだと言えるのだが…。その逆の、小柄な人にとっては、「ダバダバした服が多いな」という印象を与えてしまいがちである。表参道店には、レディスは5号、7号、9号、11号と一部13号が入っているということだが、今日見た限りでは5号や7号らしき小柄な人が真剣に商品を物色している様子にはお目にかかれなかった。もう1つの特徴は、このブランド、インナーのものづくりが「カタイ」ということである。私は昔からラルフの半袖Tシャツを愛用しているのだが、価格の割に非常にしっかりした良い商品で、丈夫である。だから会社に着て行くのには最適の商品だ。ニットも然り。テレテレ、ヨレヨレ、スケスケ、とは無縁の世界なのだ。だから、若い頃から百貨店さんの正社員であるラルフのショップスタッフとなじみになって今だに商品を買い続けている40代後半から50代前半の人達にとって、ラルフのインナーは絶対透けて下着が見えたりすることはないから安心して着られるアイテムなんだろうが…。セクシーとか、トレンディという観点から見ると、ちょっとイマイチ、ということになってしまうんだよね。実際、今の時期、表参道店にはカットソーやキャミソールの品揃えがほとんどない。逆に多いのは、横編みのセーター類である。18万円台のカシミアのタンクトップなど、非常に上質でこのブランドならではの佳品もあったが、そういう路線を追求しているがために、どうしてもアダルト向けの印象になってしまうのだろう。ラルフ・ローレン氏の66歳という年齢から言っても、コレクションラインでもやはり若さを要求するのにはかなり無理があると思うが…。今や、日本においては、コンテンポラリー、というより、完全にコンサバなブランドのポジショニングに位置するブランドになっていたとしても、コンサバな富裕層からブリッジゾーン、あるいは地方から出てきたオノボリさんまでを広く取り込み、彼らが故郷に帰って地元の百貨店に行った時、「表参道でこのポロシャツ買ったのよ」という自慢話を地元のラルフローレンのショップで販売員に得々と語るネタを提供できれば、十二分じゃないですか。今日、ホームコレクションで、10万円台のカシミアのひざ掛けを売っていたが、こういう商品まで扱っている、というのは、このブランドならではである。トレンドではなく、アパレルだけでもなく、スタイルを売るブランド。このブランド、今後売り上げを大きく伸ばすことは困難だとしても、ブランドとしての命脈を保っていくであろうことは間違いないように私は思う。しかし、やはり気になるのは、今回のこの表参道店は、日本のパートナー、インパクト21によるものではなく、米国ポロラルフローレン社が直接手掛けたプロジェクトだということ。やはりそろそろ、ジャパン社を設立してダイレクトにやりたいなぁ、という心理が見え隠れしているように思うのだが…。日本って、そんなにオイシイ市場なんでしょうかねえ。
2006年04月05日
本日、もう1本のエントリがございますので、先に1つ下の記事からお読み下さい。今日2番目のエントリは、アパログの「両国さくらの☆ネットでファッション☆」の方にアップ致しました。しょうもねぇ(「大したことないですね」の意、岡山弁になってしまいました)、なんて笑わないで。ちょっと嬉しかったものですから。
2006年04月04日
3月19日付けの本ブログのエントリ「d&a Labと桐生展」の文中、ブランド名に誤りがございました。文中の、ジュエリーブランドのブランド名「バーディ」は、「Ophelia(オフェリア)」の誤りでした。今朝の繊研新聞さんの記事を読んで、気が付きました。大変申し訳ございませんでした。お詫びして、訂正させて頂きます。新聞のモノクロ写真ではわかりにくいのですが、現物は透明感のあるピンクやグリーンなどの石の持ち味を生かした、とても綺麗な色目の商品です。ネックレスは重ね付けすると可愛いと思いました。デザイナーのMikiさん、本当にごめんなさいm(__)m 日本でも早速、アパレル系のセレクトショップさんなどから引き合いがあったとのことですので、いずれ店頭で彼女の商品を購入できるようになると思います。「Ophelia」さんはまだWebサイトは作っておられないということで、残念ながらここで彼女の商品をご紹介することは出来ませんが、代わりに、と言っては何ですが、d&aさんのサイトをご覧下さいませ。ちゃんと出展者リストの中に「Ophelia」さんの名前は入っていますので。ちなみに、d&a(Designers&Agents)さんのサイトも、展示会風景の動画をアップしておられる。最近はホント、国際的な見本市でも動画をオンライン放映することは当たり前になってきましたね。展示会場の外には西海岸の気持ちの良さそうな景色が広がっていて、「出展していたいな」と思わせる雰囲気の良い映像だと思います。
2006年04月04日
今日からNIKKEI NETさんも、これまでやっていた「伊藤洋一のビジネストレンド」に加えて、平日の朝、朝刊のニュースを音声で紹介するポッドキャスティングを開始したようだ。「そんなことをするのは新聞の自殺行為」なのではない。特に都心部では、満員電車の中で、朝刊を広げられない、という状況にある人は多いと思うのだ。少なからず、ビジネスパーソンにはニーズはあるはずなのである。PCを常時接続できている人にとっては、毎朝のニュースのダウンロードはそんなに大変なことではないだろう。私は夕べも自分のiPod shuffleをケータイと並べて充電したのだが、ほんのひと手間、充電する習慣づけと同じようなものですよ。たぶん、この情報発信の方法は、いずれiPodではなくケータイへの直接配信、ということになってくるのではなかろうか。4大オールド・メディアの中で最も手強いと思われるTVに負けぬよう、テキスト一辺倒に偏らないコンテンツ作りを進めている日経さんの生き方は、他紙さんにとっても非常に参考になるのではないかという気がする。さて、今日の本論です。先週号のWWDジャパンさんは、別冊でBeauty特集号を発刊しておられた。4半期に一度のこの特集、私は自分の専門外だからこそ、かえって時代の動きがクリアに見えるような気がして、非常に楽しみに読ませて頂いている。今回の特集の中で気になったのは、日本から一度撤退したLVMHグループのセフォラが、日本に再上陸するという噂がある、というくだりだ。「噂がある」というのが、業界筋から出たある程度信憑性があるものなのか、それともネット上や巷で一般のコスメフリークの人達がまことしやかに語っている程度のものなのか、その辺を同紙にははっきり記して欲しかったが…。両国さくら個人の意見としては、私自身は是非セフォラにはもう一度日本にも出店してもらいたいですね。ここ2、3年、日本の化粧品業界では、外資系ブランドの人気に陰りが見え、資生堂さんを筆頭とする国内ブランドの底堅さが目立っているようだ。あらゆる切り口の商品が既に出尽くして、サービスやおもてなしの良さ、というところに回帰している、という趣旨のことがWWDジャパンさんにも書いてあるのだけれど…。それって、どうしてなんだろう?、という、もう一段深い分析が欲しいんですよね。ここからは私の推論だが、バブル期の1990年に23歳の大卒・新卒だった人は、2006年にはもう39歳!バブル崩壊後の不況真っ只中、1995年に23歳だった人は、2006年には34歳、なのだ。多くの人が既にパートナーを見つけて結婚しているだろうし、結婚していても、していなくても、仕事を続けている人はキャリア・ウーマンかもしくは地味系かまやつ女として、いずれも職場の立派なお局様になっているだろう。結婚後、離婚したり、更に再婚、というのもありかもしれないし、既婚者でもシングルマザーでも、子供がいる人は毎日てんてこ舞いの日々を過ごしているはずだ。要するに、昔コスメが大好きだった人であっても、「暇がない」とか「お金がない」という理由で、コスメから遠ざかっている人達はかなり多いと思うんですよね。30~40代前半の人で、百貨店さんのコスメカウンターに長時間座っておられるゆとりのある人は、相当に恵まれた人達だ、と言わざるを得ないと思う。「お金がない」層をプライスゾーンが高い外資が取り込むのは困難だ。だが、「暇がない」層はどうか。接客に時間がかかりすぎる、待っても待っても販売員さんの手が空かない百貨店のコスメカウンターに行くのが、正直うっとうしい、というお客様は、私以外にも多いのではないか?ある人が、「伊勢丹さんなどの都心の百貨店より川崎のさいか屋が好き。いつでもすぐに買えるから」と言っていたが、そういう人にもってこいなのが、セルフサービスという名のサービスなんですよ。昨秋、上海で久々にセフォラに再会して、小さな買い物かごを持って自分で好きなものを選んで回るのって、何て時間がかからなくて快適なんだろうと思った。それプラス、自分で好きなブランドが選べる楽しみ。商店街でお野菜を買うのもいいけど、スーパーでとことん鮮度の良さそうなものを選びたい、という心理に似てますよね(笑)。目が肥えた消費者は、それ以上のレベルの販売員さんから接客を受けたい、という気持ちも持ちながら、一方で、「わかっているから好きに選ばせて」という気持ちにもなるんですよ。「セフォラのフィロソフィーを受け継いだのがワールドさんのオペーク等」だというWWDジャパンさんの指摘は的を射ていると私は思うし、確かに素晴らしい売り場だと思うが、ここでもう一度、本家にも帰ってきてほしいですねぇ。ただ、日本では、上海と違って、やはり主要な外資系ブランドは百貨店さんへの遠慮からセフォラでは置けない、という状態のままかもしれないが…。以前にもこのブログに書いたかと思うが、今の外資系コスメ業界の問題点は、バブルを全く知らない今の20代をうまく取り込めていない、というところにあると思う。この世代の堅実さ、「モテ志向」を見越してか、この1、2年、資生堂さんがブランドを集約し、大規模な広告宣伝を投じてメガブランド戦略に走っているのは非常に興味深い動きで…。人口減もあって、メガブランドと売り上げ規模の小さいニッチブランドへの2極化が進むとしたら、余計にニッチを集積したセレクトショップ的な業態の持つ意味は強まるはずだ。セフォラでなくても良いんですよ。百貨店さん自身が、ブランドごとのカウンターを取っ払った売り場を作っても良いと思う。リスキーでもあるんですが、どなたか勇気あるバイヤーさん、是非新しい売り場でコスメ業界を活性化して下さいマセマセ。しかし、マジで10年後にはレディスの売場面積は今の3分の2くらいになって、残りはメンズコスメの売り場になっちゃったりして。そうなったらなったで、市場は活性化して面白いでしょうけどね。
2006年04月03日
昨夜に続いて、アパログの新ブログ「両国さくらの☆ネットでファッション☆」にエントリをアップしました。今日は、先月末からにわかに注目され始めた、「SNS(ソーシャルネットワーキング)ショッピング市場」のお話です。新しいSNS、楽天さんの「楽天広場リンクス」や、ヤフージャパンの「Yahoo!360°」にご招待された方、もしいらっしゃいましたら、感想を本ブログかアパログの「両国さくらの☆ネットでファッション☆」の方に是非アップなさって下さい。ヤフージャパンさんの方は、5月からはプレミアム会員、ヤフーBB会員ならば招待状がなくても参加できるようになるようですね。SNSは、ブログ以上に、ホンネが出やすいところがファッション向きなのでは、というのがさくらの考えです。皆さんはどのように思われますか?
2006年04月02日
今日は4月1日ですが、エイプリルフール企画ではなく、真剣なアナウンスです(笑)。先日予告致しました通り、アパレルウェブさんのブログポータルサイト「アパログ」内に、本日から「両国さくらの☆ネットでファッション☆」をオープン致しました。今日は一度書いたエントリが何故か消滅したりして、スッタモンダあったのですが、やっとのことでちゃんとネット上で読める状態になったようです。ちょっと短いエントリですが、今日のお題は、「ゼイヴェル、取締役全員がニューハーフの会社を設立」です。皆様是非ご覧下さいませm(__)m
2006年04月01日
全32件 (32件中 1-32件目)
1

![]()