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私がわざわざ取り上げる必要ない話題かもしれないけれど、GAS As Interfaceがカバンの吉田とコラボレーションし作成したiPODケースをネット販売している。もともとはパリのセレクトショップ、コレットのみで先行販していた商品だったそうだが。フランスの“まっくろくろすけ君”もいます(コレットミーツコムデギャルソンに行った人ならわかると思うけどな、この表現)。エルメスのiPODケースよりは洒落ていませんか?ちなみに、このネタはシブヤ経済新聞から仕入れました。ファッション業界の方はかなり同サイトをニュースソースにしておられるケースが多いだろうが、一般の方がご覧になっても面白いはずだ。ヤングの街トレンドを研究されたい方は是非ご高覧の程を。さて、イタリアへ行く前に現在企画中の事業の話題を一つ。今年4月1日に施行される個人情報保護法への関心がここに来て俄かに高まってきた。関連業界では、日本通信販売協会、日本百貨店協会、日本アパレル産業協会等がガイドラインを作成し、更に傘下の大企業は自社独自のガイドライン、マニュアルの策定に動いていると聞く。このように、大手企業及び大手企業中心に構成されている業界団体では、行政サイドからのアプローチもあって、積極的なアクションを行っているが、中堅中小企業の動きは緩慢だ。いわゆる「5,000件以上の個人情報を有する企業のみが個人情報保護法の対象となる」という法の構成要件を見て、「うちの会社は関係ない」と思い込んでいるケースと、そもそも法の存在や内容そのものを知らないケースの2通りがあると思う。だが、同法の対象は、データベース化された顧客名簿のみではない。就職活動時に集まる大量の履歴書、紙の名刺、個人が特定できるメールアドレスなど様々なものがある。パソコンからの情報の流出をきちんと防いでいても、意外と紙の情報管理がずさんな事例も多いのだ。それと、消費者のプライバシーに関する意識が高まりつつある現状に鑑み、今後この5,000という数字はより低い数字に改正される可能性だってある、というのが法律の専門家の見方だ。既に、今年12月に改正され、個人情報保護法と同じ4月1日から施行される東京都の個人情報保護に関する条例では、苦情処理の実効性を担保するため、法の規律の対象外である事業者、すなわち、個人情報データベースにある個人の数が5千人以下の場合に対しても、都は必要に応じて説明、資料提出を求め、助言、勧告等を行えることとなっている。法よりも厳しい姿勢を民間企業に要求しているのである。もう既に、同法や条例の施行までに2か月しかない。ならば、緊急に対処しなければならないことと、中長期的に対応すべきことをきちっと分けて、中小企業が無理なくやれることを、なすべきことを指し示すセミナーをやってはどうか、ということで、急遽企画致しました。対象は繊維ファッション関連に限らず、個人情報保護法に関心のある方、中小企業の方ならどなたでもご参加頂けます。2月23日(水)の夜、場所はうちではなく、お隣の江戸東京博物館さんです。間もなくご案内を開始致しますので、皆様是非奮ってご参加下さいませm(__)m
2005年01月31日
最近サンボマスターにはまっている。世間では既に売れっ子らしいが、これは売れて当然、というレベルだ。70年代の、まだフォークとロックが未分化だった時代を彷彿とさせるメロディーと歌詞、3枚目然としたスタイル、ルックスのメンバー3人からほとばしる過剰なまでの音楽への情熱とエネルギー。彼らには、絶対に音楽業界の中で消費され尽くさないで、長く音楽を続けてほしいと思う。インディーズから徐々に力をたくわえてきた彼らの公式ホームページは非常に面白い。メルマガも発行しているし、パチスロのBBSもあったりなんかする。ドラムとコーラス担当の木内泰史氏は日記も書いているようなので、ファンの方は是非ご一読下さい。さて、昨日書き損ねたe製造業の会セミナーの話を。日本初のブログコンサルタント、中野瑛彦氏の講演「ビジネスへの“ブログ”活用セミナー」について感じたことを書き留めたい。講演の後の3次会の時、e製造業の会の代表である村上肇氏がしみじみ語っておられたのだが、「中野さんの言うてることは僕がホームページで体験してきたこととほとんど同じなんだが、スピードの速さが違う」。このことが、今の時点でブログに関してわかっている効果の最も大きな点なのではないかと思う。中野さんや中野さんのお仲間の皆さん、コンサル先の皆さんが、ブログを書き始めて2か月程でマスコミから声がかかり、出版にこぎつけたり、講演の仕事を得たりしているという事実には重みがある。実は、この私自身も、知人からだが昨年の10月には専門学校での講演の仕事を頂いたので、中野さんのおっしゃられることは実感としてとても良く理解できた。では、何故、ブログはホームページ以上に速く効果が出ているのか。村上さんは「検索エンジンに強いということもあるが、他にも理由があるのかも」と言っておられた。ひょっとしたら、4、5年前よりビジネスでのインターネットの利用、特に情報収集は当たり前のことになったので、質の良い情報さえ発信していれば世間の誰かがきちんと評価してくれる時代になってきたからかもしれない。だから、いわゆる士業、と呼ばれる職業の方や、コンサルタント業の方は、効果が薄れつつあると言われるメルマガとブログとの併用もしくはブログへの一本化によって、自己の専門性の高さや顧客の御礼の声などをアピールすれば確実に成果を上げていけるのではないかと思う。現に、私自身も、セミナーの講師候補は現在かなりの割合をネット上で探しており、ご本人にコンタクトを取る前にブログを読ませてもらったりしているが、その文章の内容から得られる印象と実際の講演会に参加した感想はほとんど一致している。やはり、文は人なり、なのである。ところで、中野さんは、ブログコンサルタントであり、且つ、週末起業フォーラムのコンサルタントでもあることから、昨日のセミナーの内容は週末起業家を念頭に置いた内容であったように思えた。「○○も○○○も○○もない…が、○○だけはある」人達である。彼らの場合、最後の○○は、好きなことであったり、成功する確率の高いニッチなネタ=オンリーワンネタであったりする。しかし、昨日のセミナーに参加しておられた方々の多くは、中小企業の経営者であったり、あるいは既にネット販売を初めておられる方であったりと、「所与の前提である○○事業を成功させるためにブログが活用できないか」という思いでセミナーに参加していたのではないかと思う。この問題については、一つは、中野さんが講演の半ばで触れておられたように、従来の商用サイトの一部や全部をブログに置き換えることによって、検索エンジン対策を強める、という方法が一番の早道であるようだ。そのことにより、ホームページの更新の手間を合理化し、毎日自社の情報の発信を着実に行いやすくできるはずである。それ以外の成功事例は、既存のポータルサイトやこの楽天さんのようなネットショッピングモールがブログサービスの導入によって利用者を増やしている以外には、まだあまり見受けられないように思う。今後可能性のあるものとしては、次の2つがあるのではないあろうか。1つは、ブログとソーシャルネットワーキングの中間的なタイプのサービスを行い、リアルのコミュニティ活性化を狙ったもの。先日もご紹介した、三越コミュニティサロンの例である。このブログは、紹介状がなくとも誰でも自由にメンバー登録できるし、メンバー外の人間でも閲読自由だが、ping送信と他ブログとのトラックバックは出来ない仕組みにしてあり、コミュニティの独立性を保持している。今後の展開において注目したいのは、三越はお帳場や三越カードの仕組みを既に有しており、自社独自のアフィリエイトやポイント制とブログを連動することも容易に可能であるということである。三越カードの仕組みの中にダイレクトにブログでの活動の成果報酬を組み込むやり方と、ANAフレンドパークのように、コミュニティ独自のポイント制を立ち上げる方法の2種類が可能だろう。日本のファッション業界、小売業は、ネットビジネスにおいてはネットのピュアプレイヤーに後塵を拝し続けてきたが、うまくするとこれは「ユニクロ」のネット販売以外の事例としては初めて、ブリックアンドモルタルの成功事例となり得る可能性を秘めている。是非頑張って大きく育てていってもらいたいものだ。もう一つは、ブロガーを組織し、アフィリエイトへの参加を促すことによって、独立系の中小のメーカーや小売業等が自社商品を拡販していくビジネスモデルが、今年はかなり出てくるのではなかろうか。その際、ネットコミの核になり、自社の周囲に数多くのファンであるブロガーを組織できる社長もしくは社員ブロガーの存在の有無が、成否を左右するのではないかと思うのだが、いかがだろうか。その成果は、中野さんがおっしゃる通り、早ければ2、3か月後に超速で現れるのではないかという予感がする。
2005年01月30日
ついさっきまで、e製造業の会・代表であり、最近株式会社創(そう)を立ち上げられたばかりの村上肇さんと、京田辺でガラス管加工品等を製造販売しておられる株式会社サンエールの西村和男さん(サンエールさんのサイト、メチャ面白いですよ~!是非見て下さい)と3人で飲んでおりました。そう、今夜はe製造業の会の東京での今年最初のセミナーが我が家のすぐ近く、大田区産業プラザで開かれたのだ。ブログコンサルタントの中野瑛彦さんの講演も非常に面白かったし、受講者の皆様もネットを活用して積極的なビジネスを展開しておられる方ばかりで、懇親会、2次会もとても刺激的だった。中野さん、村上さん、そして受講者の皆様、有難うございましたm(__)m。さて、本当は今日はe製造業の会の話題をメインに据えたかったのだが、どうしてもこの場で触れておかなければならないニュースを読んだので急遽テーマを変更したい。今日付けの繊研新聞の、「中国信息」面に、上海英模特制衣有限公司(インタモーダ・クロージング)董事長・劉巽坡氏へのインタビュー記事が掲載されていた。同社はフランスの有力SPA「エタム」の、中国におけるマスターライセンシーとして、既に中国のファッション業界では一目おかれている存在らしいが、今春から「ELLE」の生産・販売も手掛けるようになったというのだ。「ELLE」と言えば、日本でも同ブランドのライセンス商品の企画・製造・販売を手掛けているイトキンが、早くから中国での展開も行い、手塩にかけて育ててきたブランドだ。イトキンの努力によって、中国国内でも人気ブランドに成長している。その実績がベースにあるから、繊研新聞の記者の「初年度の店舗展開は」という質問に対して、劉氏は「少なくとも100店舗は立ち上げるでしょう」と回答している。インターモーダにとっては大きなビジネスチャンスだが、イトキンにとっての損失は非常に大きいはずだ。ただ、同社の場合、既に複数のブランドを中国に導入し、販路も百貨店インショップだけでなく自前の大型ファッションビルも建設するなど多角化している。「伊都錦」というコーポレートブランドの消費者への浸透も進んでいるのが不幸中の幸いだったと思うが。ライセンスビジネスの限界、リスクというのは、このように極めて大きい。ある日突然、ライセンサーの都合で理不尽な形で契約打ち切りが行われる。これまで日本国内においても、鐘紡と「クリスチャン・ディオール」、デサントと「アディダス」などの事例があったが、中国での事例は、私が知る限りではこれが初めてではないかと思う。しかし、ライセンサー側の立場から見ると、日系企業よりは、中国の企業で、販売実績を持つ企業の方が、中国の国内事情にあったマーケティングを展開する能力が高いという判断を下すのは無理もないところだろう。日本のアパレルは戦後の発展の歴史の中で、ノウハウを導入したいという思いと、海外への憧れ感の強い国民性への配慮から、ライセンスブランドを数多く導入してきた。未だにそういうブランドの数はかなり多い。だが、それだと、まずはライセンサーのアプルーバル(許諾)を取らないと日本以外の国でのビジネスは展開できない。例えば、両国界隈の企業さんの一部が手掛けているアメカジのユニセックスブランドは、生産も中国で行っており、価格的にも中国内販をするにしてもまずまずこなれているし、今の中国では受け入れられる可能性の高いテイストのものであると私は思うのだが、ライセンスブランドが多いので残念なことに輸出への門戸は事実上閉ざされてしまっている。アパレルビジネスの命はやはりブランド、である。借り物はやはり借り物、日本のアパレルは、海外ブランドの知名度に頼るのではなく、オリジナルブランドを持ち、その資産価値を徐々に上げる努力が必要である。そのプロセスを経て、やっと次の段階として海外展開が可能になってくるのだ。やはりショートカット(近道)はないのである。
2005年01月29日
昨日までの不調が嘘のように、気分爽快なさくら。そう、プリンタ君が元気を取り戻したのだ。メンテナンス契約を結び、内部の部品を取替え中を綺麗に清掃してもらったのである。「まだまだ十分お使い頂けますよ」とのお墨付きも頂いた。うれし~い(^^)しかし、こういうことがあると、製造メーカーの皆さんが日頃から良くおっしゃっておられる、「繊維機械が壊れた時すぐ駆けつけてくれる会社じゃないと駄目」という言葉の意味が良くわかる。簡単な修理は自力でやってしまうという声もよく耳にするが、そういうことが出来る方をさくらはひたすらリスペクトしております。ファッションに関しても、ものづくりをやるには、やはりメカに強いというのが必須条件なんだろうね。東京ファッションデザイナーズ協議会(CFD)さんが送って下さる雑誌『TOKYO COLLECTION CLUB』を何気なく見ていて、「しまった」と思った。昨年末に面白そうな展示会が開かれていたんだ。武蔵野美術大学の小池一子教授の退官記念展「概念としての衣服」(2004年11月8日~12月13日)である。今年は仕事に追われて、本当に自分の想像力を解放するようなコトがほとんど何もできなかった。情報にもすっかり疎くなって、両国引きこもり状態だ(>
2005年01月28日
イタリアへ行く前に片付けておかなければならない仕事が多いので、連日残業に追われている。今年度既に終了済みの事業の決算、完了報告書に加え、来年4月開講のファッションビジネス英会話の販促の準備やら、これから年度末にかけて実施する事業の段取り等々。今日は隣の会議室で地元企業さんの展示会が開かれているので、私の知人の業界人も何人かうちの事務所に立ち寄って下さったりしたので、尚更気忙しい雰囲気だった。上司が一生懸命英会話のパンフの修正部分を黒いマジックで消している傍らで、封筒を数えるさくら。「いち、にい、さん…」。何回か数えるが数が一(いち)合わない。急がば回れで、銀行員さんがお札を数える時のようにちゃんと1枚ずつばらして重なりを防いでから数えれば良かったのだが、何しろあせっているので冷静な判断ができないのだ。次に、セミナー用のDM送付の準備へ。マスタのデータを改変し、FAX送信用と郵送用に分けたのだが、FAX送信用のデータの数が、理論上の数値と、実際分類されたものとが一(いち)違っている。う~ん、まただ。ここ2、3か月、ずっと数が合わないんだよね。おかしいな、と思って、ここでもまたまた番町皿屋敷のお岩さん状態に、数勘定のやり直しだ。あれこれ30分くらいデータをいじったのだが、やはり原因はわからず。きっと、どのお客様か一名様のFAX番号がエラーになっているのではないかと思うのだが、とりあえず無視して作業を進めねば~。今日中に何とか郵送用の宛名ラベルを打ち出して全部貼るところまでやろうと決めていたのだが、この間から自分の所属部署のプリンタが非常に調子悪い。2回に1回はローラーに用紙が引っかかって出てこない。うちの会社の開業前から働いていてくれていたプリンタなので、きっともう寿命が近いのだろう。これでは大量の宛名ラベルシールの印刷は無理だと懸念していると、別の部の上司が「私のパソコンを使って、うちの部のプリンタから出力してみたら」とおっしゃって下さった。夕食を取り、準備万端の体制で午後8時から作業開始だ。別の部の上司のPCはWINDOWS XPで、私のはまだバージョンが98だから、宛名ラベルシール印刷の手法が若干違っていたが、そこは何とかクリア。しか~し、ここでまたまた難問が。よしよし、印刷がスムースに行ったな、と思ってプリントアウトされたラベルを封筒に貼っている途中で、あることに気付いたのである。よくよく見ると、番地のマンション名から後ろがごっそり抜けている。がーん、やはり他人のPCだから、ワードやエクセルの行数や余白などの初期設定そのものが違っていたのか、あるいは宛名ラベル印刷で1行何文字まで出力できるかが違っていたのだろう。仕方ない、明日抜けている部分だけボールペンで書き足そう。ここで止めて家に帰れば良かったんだよね。ところが、である。「ついでに別の部署のプリンタを私のPCでも使えるようにしてやろう」と思ったのが間違いだった。プリンタの設定をいじっているうちに、新しいプリンタもうちの部のプリンタもどちらも使えなくなってしまったのだ。ぐおー、頼むから何とかしてくれよな~。本当に疲れきり、徒労感を感じながら午後11時30分頃帰路へ。今日もまた、京浜東北線では人身事故があったらしい。昨夜は運悪くまともに人身事故に遭遇したので、迂回して帰らざるを得なかった。今日は事故による遅れは挽回されつつある頃だったのでまだましだったが。本当に東京は人身事故が多い。残業や飲み会では多少余力を残しておかないと、人身事故との遭遇は遅い時間に家に帰らざるを得ない人間にとっては非常に大きなリスクである。岡山に居た時は電車にさえ乗ってしまえば終電でも安心で、本当にこんなことは考えられなかったが…。という訳で、今日はニュース解説&エッセーはお休み。さくらのリアルな日常って、たいがいこんな感じ(笑)で過ぎていきます。
2005年01月27日
今朝の繊研新聞に、「独『ライカ』日本法人に資本参加 エルメス・ジャポン」というベタ記事が出ている。ネットで検索すると日経BPのデジタルARENAにも同様の記事が掲載されていた。「ライカ」と聞くとファッション業界人は伊藤忠商事主導で経営再建中のアパレルブランドを連想するが、このライカはカメラのライカのことだ。以前からドイツのライカはエルメスに資金面の援助を得ていたようであり、その流れから言うと自然な動きなのだろう。ファッションのラグジュアリーブランドのトップマネジメント経験者ならば、ブランドイメージの構築戦略には長けているはずだ。だが、カメラは衣料品や服飾雑貨と違い、機能と価格による比較購買が盛んになされる分野だ。表面的なデザインの良さやイメージにのみ惹かれて購入を決定するお客は少数だと思う。更にデジタルカメラの登場は競争条件を根底から変革した。技術的な革新を猛スピードで推進できないブランドは生き残れなくなってきている。ファッションビジネスの厳しいようでいて循環的な時の流れとは違う、光速スピードの世界。ライカとエルメスのコラボ商品だけで勝負できるほど甘い業界ではないはずだ。今後のジャパン社の販売戦略に注目したい。さて、本日の本題、葬儀の話題へ。ちょっと不謹慎だと思われる向きもあるやに思うが、ご容赦願いたい。最近お葬式が増えたな、という思いは、私と同年代くらいの人(40歳前後)ならばかなり感じているのではないか。特にうちの会社は年齢の高い社員が多く、また、仕事柄非常に多くの中小企業さんとのお付き合いがあるので、その頻度は一般企業さんより高いかもしれない。シニア層が集まった際の定番の話題は、昔話と旅行の話、孫自慢に、病気と葬儀、この5つに相場が決まっている。しかし、こう葬儀が増えてくると、お亡くなりになられた方々には非常に申し訳ないのだが、正直お香典代が馬鹿にならない。それと、お通夜や告別式に参列する時間も結構なコストである。これから日本の高齢化が進むにつれ、これは大きな問題になってくるのではなかろうか。そう常々感じていた矢先、ある方から興味深い話を聞いた。香港の葬儀についてである。同国には、何と火葬場が2か所しかないそうだ。新規建設にも近隣から反対論が出るので増設もままならず、1週間後にやっと火葬してもらえるような状況らしい。それだと遺体が腐食する恐れがあるので冷凍して保存しておくのだそうだ。私自身が見聞したことではないのでより詳しい情報をご存知の方があれば是非ご教示願いたいが、私は、香港流は気の毒だな、と思う反面、こういう方式が案外今後の日本には合っているのかも、という思いにもとらわれたのである。実は、日本流のお葬式は、ちゃんとやろうとするとかなりのお金がかかる。地方ではそのために互助会に入会して積み立てをしている家がかなり多くあるくらいである。現在、日本の社会では中流幻想が崩壊し、家計の苦しさを訴える世帯の比率が増えてきているが、そういう低所得者層をターゲットとし、お葬式のやり方、内容をより合理化して、コストダウンを図り、激安価格の葬儀をアレンジメントしてくれる価格破壊業者が登場すれば、かなりの支持を集めるのではないか。むろん、先駆者は、葬儀業界の同業他社から最初相当のバッシングを受けるだろうが。以前このブログで、葬儀のカスタマイズ化について少し触れた記憶があるが、それは2極化の上の層を狙ったものである。これからあらゆる分野でこの上狙いと下狙いの新規ビジネスが続々登場すると私は思っている。特に有望なのは、規制があって今まで自由競争が行われていなかった分野と、成熟社会、高齢化社会の進行と共に成長が見込まれる分野である。例えば、行政サービス、教育、医療、観光、葬儀などだが、いかがだろうか?
2005年01月26日
今日は、私が勤めている会社主催の「メーカーのための実践的ファッションマーチャンダイジング講座」の今年度の最終講義だった。この講座は、前身となる講座から数えてまる3年、3回目の開講だったのだが、講師の先生方の熱意もあって回を重ねるごとにレベルアップしてきた。受講者も、両国界隈の企業さんを中心に、八王子、千葉、福島、新潟、大阪に本社のある会社の東京事務所など、全国からお集まり頂いており、皆様の熱気で非常に盛り上がっている。今年は過去2回にはなかった実習を取り入れた講義を行い、受講者の皆様に発表して頂く、という初めての試みを行った。当初、うまく行くのか、皆様の負担にならないか非常に危惧したのだが、結果的には当初予想以上に受講者の皆様の頑張りが見られ、やはりやって良かったなと感じている。また、MD講座と並行して、今年度はうちの会社で行っていた別の勉強会が母体となって地元企業8社による初めての合同展を開催するなど、単に知識を増やすだけではなく、実ビジネスにつながるアクションへと一歩前に進めたので、非常に実り多き1年だったと思う。今日は何人もの受講生の方から、「今日で授業が終わってしまうのが寂しい」という声をかけて頂いた。うちの会社の講座は、学びの場であると同時に、人脈作り、交流の場である。授業が終わった後、居酒屋で一献酌み交わしながら悩みや夢を語り合うことに授業以上の大きな意義があったりする。私自身も講師の皆様、受講生の皆様のお陰で非常に良い勉強をさせて頂きました。厚く御礼申し上げます。来年度は今年の成果と反省点を踏まえ、より実践的な内容へとグレードアップさせて実施したいと思っているので、皆様是非ご参加下さい。地元の方だけでなく、この講座はOEMを主力とする製造メーカーの方なら全国どこからでもご参加頂けますヨ。有難うございました。来年またお会いしましょう(^^)/
2005年01月25日
昨日発売の集英社『SPUR』に、現在イタリアのピッティ宮殿内の美術館、ギャレリア・ダルテ・モデリアで『ヨウジ・ヤマモト展』が開催中であるというトピックスが掲載されていた。2月2日からイタリアへ行き、ちょうどこのピッティ宮殿内で行われるピッティ・フィラッティというニットのヤーン展を見る予定なので、グッドタイミングである。今回から山本耀司氏がミラノメンズコレクションに参加することになったのを記念しての展示会であるようだ。耀司氏も最近は山本里美デザイナーのお父さん、という印象がめっきり強くなってきたが、過去のアーカイブは超一流デザイナーとしての卓抜した力量を見せ付ける素晴らしいものばかりである。時間があれば駆け足でも同展を見てこのブログでもレポートしたい。ピッティ宮の中ならばプレスルームがあるのでパソコンの接続も何とかなるだろうから。2005/2006年秋冬メンズコレクションがスタートしている。ミラノメンズコレクションの速報が連日繊維ファッション関連の業界紙には掲載されており、関心を持って読んでいる。しかし、女性がメンズファッションを専門にするということは、非常に難しいなというのが個人的な実感である。やはり、自分自身が着用できないというハンディは大きい。また、メンズの場合、伝統的に確立されたスタイルがあり、そこから大幅に逸脱することはまだ認められていないという現状がある。クラシックを踏まえた上で、素材や色、ディテールで徹底的に遊ぶ、そこへの拘りが女性には想像できないくらい強いのが通の男性達である。男性がレディスファッションをデザインする際に理想のミューズ(女神)をイメージするケースが多いのだが、女性というのは根本的に男性よりも自分自身が可愛い生き物なのではないかという気がする。女性デザイナーが理想の男性像、というのを徹底的に掘り下げたメンズというものには、残念ながらまだお目にかかったことがないような気がしてならないのだが。1月19日(水)付けの繊研新聞は、「プラダ」のメンズについて、デザインの展開力が狭く、ここ数シーズンインパクトに欠けるコレクションが続いている、と評していた。1点の写真から今回のコレクションについて判断することはできないが、確かに前回も前々回も精彩を欠いていたように私も思う。絶好調のレディスと対照的だ。ミウッチャ・プラダはレディスファッションのデザイナーとしては一流だと思うが、男性のセクシュアリティにはあまり興味がないのかもしれない。対照的に、メンズデザイナーの中には明らかに自己像を投影しているのではないかと思えるタイプもいる。ご本人に合ったことがないのであくまでも雑誌のインタビューから得られた印象に基づくものだが、例えば日本人デザイナーでは宮下貴裕氏の「ナンバーナイン」とか。今回のミラノメンズコレクションの中ではアントニオ・マラス。同日付けの繊研新聞は「相変わらずのラスティックなライン」と報じていたが、いつも朴訥でヒューマニスティックな男性像と、そういう男達に似合うスタイリングが提案されている。ご本人が着たら一番似合いそうな気がするのだが。彼らは、トレンドに関係なく、自分なりの一貫したスタイルを打ち出して成功しているデザイナーだと言えよう。やはり、思い入れの強いデザインはその世界観を好むファンを引き付ける。世の中全体では、やはりレディスの方がメンズより売り上げが大きいこともあって、ブランド数はレディスの方が圧倒的に多い。レディスとメンズ双方を展開しているブランドの場合、同じデザイナーが担当する場合が大半で、どうしてもレディスが中心、メンズは添え物的な印象のものもあったりする。しかし、本来的には、メンズはレディスと違う顧客が購買していくものなのだから、仮に同じ匂いのテイストで一貫性を持たせるにしても、デザインの展開やディテールへの拘り、スタイリング、小物使い等、徹底した掘り下げが必要なのではなかろうか。「クリスチャン・ディオール」のジョン・ガリアーノと「ディオール・オム」のエディ・スリマンのように、双方のデザイナーを分け独立した世界観の基に完璧なブランドイメージをそれぞれが構築した方が、ビジネス的にもうまくいく確率が高まるのではないかと私は思うのだが。
2005年01月24日
一昨日の私のブログ、「ヤフオク・八代室長の講演、EC研究会&年度末近し、さくらアセる【日記】 」に対してhanajanさんから「言語が障壁になるなら、では何故、日本国内でヤフーが席捲しているのでしょうか?」という書き込みを頂いた。ご指摘の通り、かなり説明不足の文章だったので、改めてオークションマーケットの特性について分析してみたい。周知の通り、イーベイジャパンは、1999年9月にスタートしたヤフーオークションに遅れること5か月、2000年2月に日本でのサービスを開始、その後日本では一度もヤフオクの売上高を上回ることなく、2002年3月に日本版のサービスを停止した。その理由については多くの識者がネット上でも指摘している通り、ネットオークションビジネスにおいても多くのネットビジネス同様、先行して多数のヒト、モノを集めたサイトが圧倒的に有利になり、後から頑張っても勝ち目がないという判断をイーベイが下したからだと私も思う。ヤフーも本家はアメリカの会社でイーベイジャパンもその点では全く同じだから、hanajanさんのご指摘の通り、アメリカ発だから成功したということではなく、早く事業を立ち上げたから成功したのである。いわゆるメトカーフの法則、「ネットワークの価値は接続数の二乗に比例する」というものである。時間との戦い、これは、例えばある地域で一番店の座を奪取するために好立地にライバルよりも広い面積の店舗を建設すれば済んだり、また、ある地域で負けてもある地域では一番店ならば一番店の方にはよいブランド、商品を集めることが容易となるリアルのビジネスとは比べ物にならない厳しい戦いである。既にヤフオクは日本では出展数、落札数共日本では同業他社に圧倒的な差をつけている。1月21日のセミナーでも、利用者の1日当たりページビューが、ヤフオク約2時間58分に対して、ビッターズ約15分、楽天フリマ約15分、msn約8分、エキサイト約2分(出典は2004年9月の「ビデオリサーチ」)であると紹介されていた。このヤフオクに対し、もしイーベイが再挑戦して勝ち目があるとすれば、それは唯一、世界No1の集客力、落札数を生かす戦略を取る以外にないと私は思う。もし仮に、米国を始め他国版のイーベイサイトのページの日本語翻訳サービス及び売買手続きの日本語代行サービスがあれば、どのくらいの利用者が出るか。何故なら、イーベイジャパンが存在した頃、「アメリカ版は英語のできない人間にはハードルが高い」と思っていた人達が日本にはかなりいたようだからである。その時分の書き込みが未だにネットで検索すると引っかかってきたりする。しかし、やはり、翻訳ページを用意するなどの思い切った戦略をとっても、海外版の利用者はそんなには増えないとイーベイは見ているのではないか。現に、イーベイは現在世界25か国で展開されているが、どの国のサイトからも他国版へのリンクは貼られているが、その国の言語が読み書きできなければ利用できないサイト構成になっている。海外からの物品の購入には、言葉のハードル以外に、送料が高い、届くのに日数がかかる、場合によっては税金(関税、消費税、酒税)や通関料がかかる、相手先が日本人と違いルーズなのではないかという心配がある、などの問題がある。それ以上に重要なのは、「それらのリスクを犯してまで買いたい&売りたいものがあるのか」ということであろう。だが、実は、日本のアニメ、フィギュアなどのおたくカルチャーグッズは、アメリカやヨーロッパ、アジアでもかなりの人気を博しているという話もある。また、海外のブランド品を購入、場合によっては日本のオークションサイトで転売したいというニーズも昨今はかなり出てきているようだ。この種の海外オークション代行会社は、ネットで検索すると相当数ヒットする。とはいえ、これをイーベイ本体が取り上げる程のニーズが今出てきているかというと、費用対効果の問題を考えるとまだまだだと言えるだろう。将来的にもしその可能性があるとしたら、先日このブログでもご紹介したイーベイチャイナの成長がアジア地域におけるオークションサイトの流れを根底から変えていく時期を迎えた場合である。すなわち、絶対人口が多い中国人及び、アジア各国、アメリカ等にも住む華僑達が、今以上に経済力をつけ、世界各国との間でB2C、C2Cのやり取りを望むようになれば、イーベイ本社も多言語対応を考え、ビジネスの拡大を目指す時代がくるのではないかと思うのである。いずれにしても、日本を軸にしたグローバルな業界再編はない、というのが私の予想だ。従って当面は、日本国内ではヤフオク中心にネットオークション市場は動いていくのではないかという気がする。
2005年01月23日
「グループ21」という会で知り合ったI君とK女史と3人で、JR東日本主催の「駅からハイキング」というウォーキングイベントに参加してきた。この種のウォーキングラリーへの参加は生まれて初めてのことだったのだが、いや~びっくりしましたねぇ、参加者の多いこと。JR蒲田駅を起点とする池上七福神巡りのコースだったのだが、昨夜ネットを見ると定員2,000人が満員御礼となっている。正午前後、中間点の、大黒天を祭ってある馬頭観音堂では約1時間待ちの長い行列が出来ていた。若いカップルや子供連れの若夫婦もいなくもないが、やはり主力客層はキネマ世代、団塊の世代の夫婦連れである。今日は寒かったこともあって、彼ら・彼女らのファッションは、防寒用のスポーツウェアやフリースのジャケットに、パンツまでウォームアップ用のロングパンツやチノパンなど、足元はウォーキングシューズかスニーカーである。背中に背負ったリュックや帽子にこれまで参加したラリーのバッヂを、ちょうど裏原系ブランドが好きな若い男性が山ほど付けているのと同じように、何十個も付けている人もちらほらいる。これから団塊の世代が大量にリタイアする時代を迎えるが、ハードなスポーツは別として、ウォーキング、軽登山などの趣味を始める人口は益々増えてくるだろう。ということは、こういうライフシーンに合った洋服、服飾雑貨というものへの需要も高まる。この分野はスポーツ専業メーカーが有利な分野だが、特にレディスの分野では、ファッションアパレルやインティメートアパレルなどからのそれぞれの個性を生かしたブランド開発も非常に有望なのではないかと改めて感じた1日だった。今日付けの繊研新聞に、毎年この時期に開かれている全米小売業大会(NRF)2005が閉幕したというニュースが取り上げられていた。気になったのは、最終日のスーパーセッションのタイトルが「革新せよ、さもなければ死ぬ」と訳されていたのである。穏やかならぬ訳語だ。原語がどうだったのか調べてみようと思い、インターネットでかなり検索したのだが、それらしい記事が引っかかってこない。同大会については、財団法人ファッション産業人材育成機構の尾原蓉子学長がサマリーを紹介するセミナーを2月15日(火)に開催されるので、詳しいことをお知りになりたい方は是非参加していろいろご質問されたら良いのではないかと思う。念のため書いておくが、2004年のアメリカの消費財の小売売上高は、前年比6.4%増で、日本と違い非常に好調だった。今年は3.5%と伸びが鈍化するという予想をNRFは立てているようだが、それでも苦渋にあえぐ日本のリアルの販路と比べると悪くはない。だが、日本以上に小売業界の競争が激しいアメリカで、経営革新、業務改革を進めなければ企業の存続が危うくなるという激烈な危機感を大手小売業のトップが持っているというのは非常によく理解できる。では、革新ということの中身が具体的に何を指すのか、同大会に私自身が参加した訳ではないのでネットで得た情報の範囲でしか推測できないのだが、それはITの活用である。「NRF2005」とGoogleに入力すると、驚くなかれ、上位に登場するのは、マイクロソフト、インテル、IBM、日本の富士通等、ITベンダーのオンパレードである。彼らはRFIDやPOSシステムなど、流津業界に最新のテクノロジーを紹介しているのだ。リテイルインダストリー・アバウト・コムというサイトに、同大会のスーパーセッションの1つの概略が紹介されていた。その記事では、デロイトコンサルティング社のグローバルリテイル部門リーダー、エド・スペングラー氏の、「先進的な小売業はサプライチェーンのコストダウン、価格の低下、マーケットシェアの拡大を進めているが、ほとんどの企業がディマンドチェーンと本当の意味でリンクする方法をそのプロセスの中に取り入れていない」というコメントが紹介されている。消費の成熟化が進む先進国では、単なるサプライチェーンの整備だけでは顧客の心を捉えることはできない。ITの活用を顧客のニーズとウォンツを探るマーケティング、マーチャンダイジングに生かすべくディマンドチェーンを整備することが必要だという段階に、日本同様アメリカの大手小売業も来ているようである。ただ、話は最初に戻るが、「革新せよ、さもなくば死ぬ」というスローガンはいかがなものかと思う。そもそも、企業が倒産することは果たして「死」と呼べるだろうか。アメリカでは現にM&Aや企業再生が盛んに行われているし、一度失敗しても再起業しやすい社会の仕組みが出来上がっている。ところが日本では、倒産の影響は、特に中小企業においては非常に大きい。現実に経営者が死に追い込まれるケースが多発しているのだ。そういうことは決してあってはならないことである。日本の社会は契約概念があいまいだが、コミュニティーが存在し、助け合いの精神が残っているという良さもある。反面、企業経営、特に中小企業の経営には不利な法律がかなり多く、経営の敗者に厳しいという問題点もあるように思う。私は、日本の良さも残しながら徐々に日本の悪い点を皆で改善していけないかと思っているので、「死」という言葉を安易に使用することには賛成ではない。頑張っても駄目なら、うまく会社整理する方法を考え、また再起できるという前向きなメッセージを出していくことの方が今の日本には必要だと思う。サッカーではサドンデス(Sudden Death)がVゴールに改名されたが、よい表現はないものか。この激動の時代は、リスクも大きいが反面チャンスも大きい時代なのだから。
2005年01月22日
さっきまでさのみちおさん主催の「インターネット無料談話会」に参加しておりました。Yahoo Messengerを利用してチャット、するはずが、調子悪いのなんのって。アクセスが多い時間帯だからだろうか。さのさんの声は、とぎれとぎれでしか聞こえず、途中でマイクを諦めたのだが、テキストでワンテンポ遅れの会話でも、ライブならではの味わいがあって良かったです。さくらの悩み相談に対しては、「思いがなければ駄目だよ」とズバリ一言。そうなのだ、私には思いが足りないのだ。深く反省し行動を誓うのみ。有難うございました。さのさんとは起業家をサポートしているドリームゲートのイベントで出会ったのだが、お若いのに本当に人情の機微を心得ている凄い方である。この楽天広場と、ドリームゲートの起業家100人挑戦日記の中でも読み応えのある文章を発信しておられるので、是非ご覧下さい。さて、恒例のEC研究会、いつもは懇親会で楽しく飲み食いに励むのみなのだが、今日は珍しく昼の部、EC研/デジ研合同フォーラムの方に参加させて頂いた。ヤフー株式会社オークション事業部・企画室・室長の八代峰樹氏の講演を聞く。日本のネットオークションマーケットは同社の独壇場だが、質疑応答の際一人の聴講者が指摘していた通り、国際的にはアメリカのイーベイのシェアが圧倒的に大きい。ただ、日本という国は、英語が日常生活で使われる環境にはないので、言葉による参入障壁というのが極めて大きい。八代室長曰く、日本と台湾ではヤフーオークションがネットオークションの国内シェアNo1なのだそうだ。仮にイーベイが再上陸しても余程のことがなければ追い抜かれることはないのではないか。講演を聞き、ネットオークションについて新たな気付きを幾つか得ることができた。やはり、変化のスピードの激しいIT業界の話は刺激的で面白い。時間がなくて第1講演終了後に退出しなければならないのが非常に残念だった。年末の懇親会でご一緒させて頂いたパスカルBB株式会社の工藤清敏社長が第3講演者なのに申し訳ないなと思いながら両国へ…。同フォーラムは会員になれば毎回無料で受講できるし、会員外でも事前に申し込めば有料で聴講できる。繊維ファッション業界の方でもeコマースやIT技術のビジネスへの活用について興味のある方にはお勧めです。話は戻るが、両国へ急いで戻らなければならないのには理由がある。年度末が迫っているため、独立行政法人中小企業基盤整備機構からの委託金の完了報告書を準備しなければならないのだ。議事録だけは11月以降はその都度きっちり済ませてきたからまだ良いのだが、他の文書や伝票等が手付かずなのだ。これが、意外と時間がかかるものなんだよね(^^;。今日は交通費の明細を作っていたのだが、遠方から新幹線で講師に来て頂いた場合、「繁忙期」「通常期」「閑散期」というのがあって料金が違っていたり、実習を別の場所でやったり会場を地元の組合事務所に移したりとイレギュラーなケースがいろいろあったので、なかなか終わらない。結局午後8時半までかかって全部はできなかった。ふうっ、先が思いやられるなぁ。
2005年01月21日
東京では今日発売の『週刊ヤングジャンプ』で、漫\画太郎氏(注:モモのマークから\マークに改名されてます)の新連載「珍入社員金太郎」が始まった。いや~面白いっす。コンニビで大声上げて笑いそうになるのをこらえるのに必死でした。この人の描く主人公って、素行が凶暴なのにめちゃめちゃ可愛いんだよね。おばあさんには弱いし。この漫画、タイトルから想像がつく通り、本宮ひろ志氏の「サラリーマン金太郎」のカリカチュアだ。よくよく考えると、本宮氏の原作自体に誇張的で笑える要素が内包されているから本歌取りが成り立つんだよね。「こんなのありえね~」という点では共通なんだ。ちなみに、ブログ「消えてないマンガ家」によると、「国が燃える」の方は1月27日で打ち切りになるらしい(トラックバックさせて頂きました)。うちの会社に海外の政府系機関の関係者がヒアリングに来られた。いろいろ情報交換させて頂いたが、今年1月1日を持って繊維のクォーターが撤廃されたことで、中国からの衣料品の海外への輸出の急増を懸念しておられる様子だった。実は、このブログでは、昨年末、そして今年になってからもまだこの問題は取り上げていない。日本の繊維ファッション関連の業界紙も、この問題に関しては比較的冷静である。何故かというと、日本はもともと中国からの輸入に関してはフリーハンドで、既に輸入浸透率が非常に高く、これ以上の影響は少ないと予想される状況だからである。しかし、海外、特にアメリカやヨーロッパ、そして中国以外の中進国、アジア諸国の繊維業界の反応は違う。非常にナーバスになっている。アメリカの業界は昨年後半には何度も対中セーフガードを発動したりしている。今や世界の繊維製品生産量の過半数以上のシェアを中国が占めると予想される。日本の製造業の取るべきスタンスは、国内生産は高付加価値化路線、もしくは中国の生産スペースの活用による共存共栄路線、また、輸出振興と、基本的にはこれまでと変わらないと思うが、今後はマーケットとしての中国への進出及び、ベトナムなど中国以外の国への生産シフトによるカントリーリスクの軽減も図っていくべき時に来ているように思う。午後からは千駄ヶ谷の津田ホールへ。日本アパレル産業協会主催の「個人情報保護ガイドライン説明会」に参加してきた。同法の施行は4月1日。今日のセミナーはアパ産協の会員さんが主たる対象ということもあって、事務所内でのセキュリティ対策の問題には触れず、店頭での個人情報保護の問題に絞った内容になっていた。今日のセミナーでも話が出ていたが、これから4月1日に向けて、個人情報保護に関する世間の注目度が高まってくるため、もし漏洩事故が起きればリスクは大きい。刑事罰や損害賠償といった法的な問題よりも、ブランドイメージ、顧客からの信頼というものが何よりも大切なアパレルビジネスにとって大きな大きなダメージになってしまう。そうならないために、業界団体独自のガイドラインをアパ産協さんは作り上げたのだ。これは、なかなか個別企業の力だけではできない、非常に社会的意義の高い活動だと私は思う。もう一点、この法律に関する問題で注目したいのは、改めて個人情報=顧客名簿というものが企業にとって大きな資産であるということが図らずもクローズアップされてきたということである。アパ産協と百協(日本百貨店協会)の間の話し合いでは、個人情報は「共同利用」という形に収斂したようである。これは妥当な判断だと私は思う。顧客名簿の所有権が持てない、ということになると、リピーターの育成や顧客データベース分析、顧客データベースと商品データベースの連動、といった店頭起点、SPA型のアパレルビジネスが不可能になり、単なる卸型ビジネスと変わりないことになってしまう。実は、今注目されている新しい販路には、この大事な大事な顧客名簿が取れない、という問題がある。TV通販はTV通販会社にしか顧客名簿の所有権がないし、ネットショッピングモールでも、例えばこの楽天さんのプライバシーポリシーには、楽天を退店した後メルマガを元の顧客に送ってはいけない=事実上のビジネス継続を不可能にする文言が書かれている。小売業とアパレルやメーカーとの関係はこのように一筋縄ではいかない難しさがある。やはり、ビジネスの世界では強いものがイニシアチブを持つのだ。リスクヘッジのためには、販路を分散させること、卸型ビジネス中心で行くのなら、小さくとも直接店頭情報が取れる直営店か信頼できるアンテナショップを確保すること、ネットショップの場合はネットショッピングモール内のシステム活用型の店舗だけでなく、自前の「本店」も開店しておくことが肝要なのではないだろうか。
2005年01月20日
TV通販の快進撃が続いている。今日付けの日本繊維新聞の1面トップ、住友商事系のジュピターショップチャンネルの記事が掲載されている。2004年の売上高は2003年の390億円から大きく伸ばし500億円の大台に載せた模様だと同紙は報じている。今年になってライバルの三井物産系、QVCジャパンの売上高に関する記事はまだ見た記憶がないが、2004年11月17日付けの繊研新聞によると、2004年は400億円を達成できるのではないか、という見通しである。このペースで行くと、両社合わせた売り上げは2005年には1,000億円を突破すると見て間違いないだろう。日本における通販専業チャンネルの歴史はまだ浅く、ジュピターショップチャンネルのオンエア開始が1996年11月、QVCジャパンが2001年4月である。2004年はQVCジャパンが5月、ジュピターショップチャンネルが10月から完全24時間放送も開始しており、視聴可能世帯の拡大と顧客のTV通販への慣れ、信頼の高まりとも相まって、まだしばらくはこの業界の売り上げは伸びていくのではないかと思われる。特に、ネット通販、ケータイ通販と違い、TVはプッシュ型のメディアで、高齢顧客、ながら視聴から衝動買いへの誘導に強いという特性もある。今日の日本繊維新聞には、昨年末の1日の売り上げ記録の例として、3,300円のガードル12,000点、4,900円のカシミアセーター12,000点、23,800円のミンクストール6,000点、という事例が挙げられていた。単価が安すぎるのでは、という意見もあるだろうが、消費不振にあえぐ衣料品業界にあって、1型できっちりとこれだけ大きな数字を上げられる販路はそうそうない。やはりすごいというしかない。TV通販は新しい業界で、バイヤーに素人が多いという声も仄聞するが、今中年女性の間でブームになっている韓流の特集や季節感をとらえた企画など、既存のリアルの媒体よりマスの消費者の気分を素直に捉えて切れ間のない仕掛けを売っているようだ。TVという媒体の特性だろうが、常に何かの話題性、語れる、ビジュアルで表現できるネタ、エモーショナルなマーケティングが用意されているのである。マンネリになっては終わり、そんな緊張感を今のTV通販からは感じることが出来る。ではTVで売れる商材は何なのか、明らかにリアルの店舗とは違うツボが存在するようだが、そこはファッションのプロの皆さんに知恵を絞って考えて頂きたいと思うので、敢えてここには書かないことにしたい。最後に、このブログの2004年11月28日付けでアメリカのQVCをネットで見る方法について記したが、日本のジュピターショップチャンネルもQVCジャパンもブロードバンド環境でネット接続しておられる方ならネットで簡単に視聴できる。ジュピターの方は、トップページの左側、「テレビ連動商品」の項目から、「TV放送を見る」をクリック、QVCジャパンの方もトップページの左側、「QVCライブ」をクリックしてみてちょ。24時間リアルタイムでTVと同じ画面が見られます。
2005年01月19日
自転車で隅田川に架かる橋を渡り浅草へ。晴れた1月の正午、少し冷たい川風が心地よい。遅い初詣の参拝客で賑わう浅草寺の仲見世を歩けば、心も浮き立つ。お金がないので、たった5円のお賽銭であれこれ沢山のことをお願いしてしまった(^^; 先日からWWDジャパンだけでなく繊維ファッション関連の業界紙各紙でビッグニュースとして報じられているのが、LVMHの「クリスチャン・ラクロワ」売却のニュースだ。Googleで「Christian Lacroix LVMH」と入力すると、ヤフーニュースのアメリカ版のビジネスのページが筆頭に来た。ファッション業界のみならず、世間一般にも影響力を及ぼすレベルのニュースだという判断だろう。世界各国の報道機関でこのニュースは取り上げられているが、代表的なもの2つをここではご紹介しておくので、ご関心のある方はクリックなさってみて下さい。◆Yahoo News ◆www.fiber2fashion.com売却の交渉先は、フロリダのファリック・グループ。同社にはLVMHは2003年にコスメの「ハード・キャンディ」と「アーバンディケイ」を売却した実績がある。しかし、「loss-making fashion house(損失を生むファッションハウス)」(Yahoo News)とか、「a perennial money-loser in the LVMH chain(LVMHグループの永久の金食い虫)」(www.fiber2fashion.com)なんて形容詞がラクロワの上に冠せられているのを見ると悲しくなる。80年代の後半ファッション業界に入った私にとってラクロワは特別な存在だ。「クリスチャン・ラクロワ」は中途でLVMHに買収されたブランドではなく、1987年にLVMHのベルノール・アルノー会長自身が設立した会社である。会社設立から数年間の「クリスチャン・ラクロワ」は本当に光り輝いていた。構築美で鳴らしたジャン・フランコ・フェレと、色彩の魔術師と呼ばれたラクロワの才能に魅せられ、その頃はまだテレビ東京系列で放映されていた「ファッション通信」を見るために月曜の夜は必ず早く帰宅していたことを懐かしく思い出す。しかし、グッチグループ、プラダグループに続いて、LVMHもが才能ある人材の手掛けるブランドを売却するということに、ラグジュアリーブランドビジネスが曲がり角に来ていることを感じずにはいられない。やはり、雑貨主力でないブランドの売り上げはそんなに大きくは伸ばせないのだ。クリスチャン・ラクロワ氏は2000年からLVMHグループ傘下に入ったエミリオ・プッチのアーティスティック・ディレクターにも就任しているが、こちらの去就も注目される。LVMHは、今後コアビジネスに集中していく方針らしく、次なる売却ブランドに関する噂が早くも取り沙汰されている。Yahoo Newsは、同社がラクロワを売却する一方でスコッチウイスキーメーカーの「Glenmorangie」社を友好的に買収したと記されていた。
2005年01月18日
お正月が済むと今度はバレンタイン商戦である。年々義理需要が減りつつあるとは言え、百貨店等のお菓子売り場にとってはクリスマスと並ぶ年間のメインイベントだ。何気なくネットサーフィンすると店頭から得られるものとはまた違った新たな気づきを得られたりして中々面白いのだが、Googleで「バレンタイン チョコレート」と入力してトップに来るサイトは、さて、どこの企業さんもしくはでしょう?百貨店を主力とする国内のチョコレートメーカーや、海外の有名ブランド、あるいは量販店、スーパーやコンビニ主力の菓子メーカーなど、有力な企業、ブランドを差し置いてトップに立ったのは、北海道のロイズ。これは企業努力の賜物であろう。私も何度も食べたことがあるが、一度口にしたら忘れられない口当たりの良さである。北海道の企業さんでは、Googleの20位以内にもう一社、『白い恋人』の石屋製菓も入っている。こちらも、昨年秋に旅行した際しっかり賞味させて頂いたばかりだ。北の国では美味しい洋菓子を作る企業さんが多く、六花亭、北菓楼、ルタオなど有力企業が目白押しである。だが、忘れもしない、札幌で目撃した意外なるシーン。大丸札幌店のほっぺたうんで、行列の出来るお店となっていたのは、これらの本州で知名度が高い洋菓子店ではなかったのである。年配のお客様からまだ若い主婦までを集客し、列が途切れることなく続いていたのは大福餅を売るお店だったのだ。回転率からいうと、完璧にこのお店の一人勝ち状態である。店内をよくよく見渡すと、一般的な百貨店のお菓子売り場と違ってどう見ても洋菓子のカウンターのフェイスが広い。歴史の新しい北海道には老舗の和菓子店はあまり存在しないのか?大丸札幌店の中では、地元の和菓子屋さんは、その大福餅屋さん一軒のようだ。皆がこぞって洋菓子に走っている地域で和菓子に取り組むという逆転の発想がいいね。残念ながらその場で買うことはしなかったのだが、見た目も非常に美味しそうだ。後になってインターネットで検索し、この大福餅店さんの名が一久大福堂であること、旭川に本社のある会社で、和菓子の中でも餅が主力であることを明確にアピールするため「大福堂」のネーミングにして成功されたらしいこと、道内に多店舗展開し、業績好調な企業であることを知った。(楽天さんのブログの中にもこのお店に触れておられる方がいらっしゃったのでご参考までにトラックバックさせて頂きました。紅茶大好.さんの日記、ご参照下さい)。これこそ中小企業の経営戦略の良き見本だと私は思うのだが、一久大福堂さんは「人と同じことはやらない」「エリア内に欠落している商材を扱う」「全国区を目指さず、エリア内を面で押さえ、圧勝する」、この3点を実践して成功されたのである。ガイドブックの読みすぎで、洋菓子のことにばかり気を取られていたのだが、今度北海道に行く際は是非この大福餅を頂きたいと心から思っている。皆さん、今年のバレンタインは、ライバルに差をつけるため大福のプレゼント、なんていかがでしょうか?
2005年01月17日
カキモトアームズ川崎店で、カットとカラーリングとネイルケアと、ついでにトリートメントしてもらい、乾燥でパサパサになっていた髪を少しましに治してもらった後、さくらや川崎店へ。何か最近毎週のようにさくらやに通っているが、ITオンチの私にはやはりその場で疑問をすぐ解決できる対面販売が一番安心なのだ。イタリア行きに備えて、「ちゃんとホテルでネットに接続できますように」と祈りつつイーサネットコードを購入。同店でもiPod shuffleとMac miniの予約を受け付けていた。「1週間でお取り寄せされたかったら、アップルさんから直接ご購入頂きたいですが、うちだと2週間かかりますがサクラヤのポイントが付きますよ」と販売員さん談。これは殺し文句だ。そう、家電も含め店頭購入を頻繁に行っているものにとってポイントの存在は馬鹿にならない。大きな電化製品を買ったりすると次にポイントだけでソフトが買えたりする。そろそろiTunes Music Storeも日本に上陸するのではないかと思うし、iPod shuffleを買おうかな。やれやれ、最近本当に私自身のIT投資の金額が上昇している。週末もIT関連のサイトやさくらやに入り浸っている時間が増えたし。世間の多くの人もきっとそうなのだろう。日本アパレル産業協会の中瀬会長の言葉ではないが、「ファッションが他産業に負けている」のだ。さて、今年はアパレル機器業界の動向に注目したい年である。日本では3年に1回のJIAM(国際アパレルマシンショー)が開催される年だし、6月には上海テックス、10月にはシンガポールでITMAアジアが、11月にはIKMEが開かれるからだ。この国際展に向けて各社新製品を投入するのは毎回のことである。私もここ3回定点観測しているJIAMは大阪まで見に行ってこのブログでレポートするつもりなので皆さん楽しみに待っていて下さい。今日取り上げるニュースも繊維機械に関するものだが、アパレルではなく皮革製品の分野の話題である。アパレルCADに関しては日本にも有力なメーカーが幾つもあるが、皮革製品についてはレクトラの独壇場だ。その同社が、ドイツの皮革のCAMで著名なヒューマンテック社を買収したというのだ。ヒューマンテック社の販売先は35%が家具インテリアだが、40%は自動車関連だとセンイ・ジヤァナルは報じている。既に日本国内でのアパレルCADの販売は頭打ちになり、アパレルCADメーカーはこぞって海外、特にアジアへの販売を強化しているが、販路の拡張には海外進出だけでなく自社の技術を転用できる業界を新規開拓するということもあり得るということをレクトラの今回の買収劇は示している。日本では特に、服飾雑貨業界の生産の合理化が遅れているので、アパレル機器のみならず、マーチャダイザー、生産管理等アパレル業界で働いたことのある人の持つノウハウの転用ということにも大きなニーズがあると思う。パイが縮小していく業界に固執するというのも一つの生き方だが、これまで培ったノウハウを異業種で生かす、という柔軟な発想がこれから益々求められてくるのではなかろうか。
2005年01月16日
土曜日だがうちの上司達は産業振興事業のため出勤している。私は今日は本当は出る必要はなかったのだが、会社でメールチェックだけしてからうちのビルの前のバス亭へ。今日はすみだリバーサイドホールで墨田区・早稲田大学連携事業2周年記念イベント「連携に関する報告・記念講演会」が開かれるからだ。開始時間にかなり遅れちゃったな、と思いつつ前を見ると、うちのベンチャーさんの1社、(有)ピーキューブの今村社長がバス待ちの列に並んでいるではないか。思った通り目的地は一緒だったので、話しながらバスの中へ。つい話が弾みすぎて1駅乗り過ごしてしまった(^^;;会場に行くと、墨田区役所の職員の方はもちろん、うちのベンチャー1期生だった方々や、地元企業の社長さんなど、知り合いがかなり居た。今村社長と、某カットソーメーカーの社長さんと3人で並んで聴講。遅刻したため連携事業についての報告の部分はほとんど聞けず、実質ニュースキャスターの筑紫哲也氏の講演から聞くことになった。このイベントのチラシを配布した際何人かの方から言われたが、筑紫氏については好き嫌いがはっきりと分かれる講師ではないかと思う。私の中での筑紫氏のイメージは、1980年代にまだ私が大学生だった頃『朝日ジャーナル』の編集長としてご活躍だった際が一番輝いていた。「元気印の女達」や、今は長野県知事になった田中康夫氏のエッセーなどの連載は時代の空気を鋭く切り取っていたように思う。ただ、バブル崩壊以降、私がショップスタッフから繊維業界紙の記者に転職する少し前に、筑紫氏は新聞記者からTBSの「ニュース23」のキャスターに転進、その後次第に私の筑紫氏に対する関心は薄れていく。政治部出身の筑紫氏のニュースに対する切り口が自分の問題関心に合わないと感じる部分が増えてきた。世は政治の時代から経済の時代へ。午後11時からニュースを見るなら、「ニュース23」ではなくテレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト」の方が面白くなってきたのである。今日の講演を聴きながら感じたことは、率直に言って「筑紫氏は、聴衆を慮って鋭いことを言わないのではなく、鋭いことは言えなくなっているのではないか」ということである。正直、「この人は革新を標榜しているのに、何て保守的なことばかり言っているのだろう」という感じである。旧きよきたたずまいを残した町、人と人との暖かいつながりの残る町は素晴らしい、それを大事に守っていこう、という趣旨の話だったが、あまりにも話の内容が単純すぎはしないか?それも、自身の言葉ではなく、嵐山光三郎氏の論を引用したりして。街づくりにあたって、街独自の歴史を踏まえた上でそこに絶えず新しい息吹を吹き込まなければその街は必ず衰退していくと思う。「今のままでいい」、その退屈に少なくとも私は堪えられないし、そういう住民が多い地域にはあまり住みたいとは思わない。私はすみだが大好きだが、敢えて書く。城東エリアの中でも墨田区は高齢化が進んでいる。社会福祉への負担増と反比例的に減少する所得税、法人税は、行政の懐を直撃する。「今のままでいい」と思っても今のままではいられない、それが現実なのではないか。人と人のつながりについても、地縁、血縁等に加えて、この楽天さんにも見られるようなネット縁というのが世間では急速に拡大しているが、残念ながら高齢化が進んでいる墨田では、例えば高円寺在住のブロガーなどに比べ目立つ活動を行っている人は少数に過ぎない。IT経営も遅れている。明らかに、活気がなくなっているのだ。是か非か、といった単純な二項対立の図式で物事を見るのではなく、より各論的、細かなディテールを掘り下げ、個別的具体的なアクションを。はっきり言うと、地域の中でお金を使いたくなる仕掛け、お金が回っていく仕組み作りが必要なのではないか。流通、というのも一種のコミュニケーションの形だと私は思うのだ。会社中心のライフスタイル、会社中心の経済、というのは古いスタイルだということには異論がないが、それを否定したいがためにノスタルジックな方向に逃げ込むのでは何の解決にもならないのではないだろうか。岡山に居た時、マスコミに勤める女性社員が集められて商店街関係の方から街づくりについての意見を求められたのだが、大半の人達が筑紫氏のような意見を述べていた。インテリって、スローライフとか、静けさとか文化とか、そういう耳障りのいい言葉を好むね。私はちょっと違う考えだ。庶民、特に若くて新しいもの好きな人達はにはワクワク、ドキドキ、小気味良いリズム感、少し汚かったりいかがわしいものもないと堪えられない。佐世保出身の村上龍氏が、地方のどうしようもない退屈について語る言葉の方にリアリティを感じてしまう。もちろん、緊張を解き放つ時間というのも人間には必要で、自然環境に恵まれている田舎ならば戦略的にそれを売りにするのも良いと思うしもちろん自然は大切にしなければならないものだが、その一方で、人間は草木のようにじっとしていることは出来ない存在、絶えず動くことを必要とする存在なのだ。都市型の産業、カルチャーを興隆させたいのなら、街に幾つもの活動粒子を投げかけ、それらがぶつかり合ってエントロピーを増大させるよう仕掛けていかなければ発展はないような気がするのだが。というようなことを考えていると、ケータイがぶるぶると震えだした。まだ講演終わっていないのだが、呼び出しだ。うちのビルに飛んで帰ると、そこにはデザイナーのKさんが待っていた。1階の「アゼリア」でお茶を飲みつつ再会を喜ぶ。Kさんとは約1年振りだったので、お互いの近況報告やら、最近のファッション業界の動向等について情報交換。やはり、ファッションが心から好きな人と話せる時が一番楽しい。Kさんが元気で前向きに頑張っておられることも嬉しかった。場所を近所の江戸蕎麦屋「ほそ川」に移して杯を酌み交わしながら時の経つのを忘れて語り合った。気分が良くなったので、帰りに本屋さんで、「やっぱり北欧かな~、今は」と思いつつギセラ・エロン著『スティグ・リンドベリ作品集』(プチグラパブリッシング刊、3,800円+税)を購入し家路へ。
2005年01月15日
e製造業の会代表であり、最近株式会社創を設立されたばかりの村上肇さんが、同会のホームページのリニューアルを進めておられる。先進的な中小製造業の集団であるe製造業の会では、最近益々ブログ熱がヒートアップしている。これをPRしない手はない、という訳で、皆さんのブログの更新状況が一目でわかる仕組みを作って下さった。今日のブログ書いたらさくらも早速トラックバックさせて頂きますね。ついでにバナーも貼っちゃいました(^^)しかし、村上さんとそのお仲間の皆さんには、本当に足を向けて眠れない。この会に参加させて頂いたお陰で、世の中のIT経営の動きが多少なりともわかるようになってきたのだ。しかし、もっと早く、「すぐやる」人になっていたら、もっともっと進歩は早かったと思うが…。苦手なことだし、どうしても本業に関係ないと思ってずるずると先延ばしにすることが多かった。1年半以上前に、「ジャパンネット銀行に口座を作られた方がいいですよ」というアドバイスを受けていたのだが、今年やっと作りました(^^;;;。今まではネットでものを買ってもコンビニで払い続けていたのだ。本当に自分で自分が情けなく、恥ずかしい限りで猛省している。今年は、「すぐやる」人になりたい。今までの怠惰な生活からはオサラバだ~い。さて、今日は新宿ー会社ービッグサイトー会社ー両国の居酒屋「酔歩」、という1日。朝10時に新宿の世界堂という画材屋さんに行く。横編みニットデザインワーク講習会で使うA3サイズのプレゼンテーション用ボードを購入するためだ。ここは都内では有名な大きな画材屋さんで、油絵の具や水彩絵の具はもちろんのこと、色鉛筆やパステル、マーカー、筆など、ファッションイラストレーションを描くのに必要な画材の品揃えが豊富だ。ついついいろいろ見ていると時が経つのを忘れてしまう。良い道具を揃えると道具からインスピレーションを得られることもあるし、何よりモチベーションが上がると思う。同社も最近はネット販売を始めたようなので地方の方でも関心のある方は是非どうそ。続いて午後は東京ビッグサイトで今日まで開かれていたIFF(インターナショナルファッションフェア)へ。最終日なのに来場者が少し少ないような気がしたが、内容的には前回までと比べぐっと良くなったのではないかと思った。クリエーターズビレッジをプロデュースするメンバーを一新し、若手の合同展主催者等に変えたこと、大小様々な小間を設け、駆け出しでまだ資金的に潤沢でないクリエーターでも出展しやすくしたことで、衣料品に関しても新しい顔ぶれが増えている。本当にこれまでは雑貨の出展者ばかりが目立つ展示会だったのだが。それと、アメカジ、ユニセックスカジュアルで2,900円、3,900円上代の買い易い価格帯の商品を揃えたブランドがぐっと増えた。不景気が予想される2005年春夏商戦で、やれパリコレだミラノコレだと上から煽るトレンドもさることながら、実際のところ堅実に動いていくのはジーンズカジュアル専門店などで売られるこれらの商品だろう。このゾーンは元気だ。特に、和柄のブランドが目立つ。IFFのような大きな展示会では、知人にばったり会うことが多く、地元の企業さんや、うちの会社の勉強会の卒業生などと話したりしていると、あっという間に時間がなくなってしまった。それでも将来有望なクリエーターと新しく出会えたという大きな収穫もあり、満足して帰路へ。夜6時半からはJR両国駅高架下の居酒屋「酔歩」で、うちの会社のいろいろな事業でお世話になっている有限会社シナジープランニング代表の坂口昌章さんと一杯。坂口さんはいつも元気な方だが、今日も新たなビジネスプランを幾つも披露して下さり、そのアイデアの豊富さに感心させられた。しかし、やはりお酒に非常に強い方ですね。さくら、途中からgive up気味でしたが、最後にそれでもちゃんとおにぎりを食べました。
2005年01月14日
夜の錦糸町、独立行政法人雇用・能力開発機構のアビリティガーデンで、衛星放送を利用し都道府県の雇用・能力開発センターとポリテクカレッジ、ポリテクセンターに向けたセミナーを開講していると聞いて見に行ってきた。錦糸町のセミナー会場から生中継を行っているのだ。が、本日の講師が「マネーの虎」に出演していた株式会社生活倉庫の堀之内九一郎氏だったため、開演5分前には既にセミナールームは満席で、別館に案内されてしまった。がーん、錦糸町にいるのに生・堀之内社長を見られないなんて…。総勢200名以上が集まっていた模様である。プロのアナウンサー、プロにより編集された映像で、まさにTV番組そのもの、という感じである。話の内容は面白かったし、全国の会場が4分割された画面に時々映し出されるのも臨場感があって良かった。全国どの会場も30名から80名くらいは集まっているようで、衛星放送活用の費用対効果は抜群のものがある。これならば豪華講師を呼んでも見合う。ただ、1時間半という限られた時間なので、インタラクティブなやり取り(質疑応答)は錦糸町会場も含めて全くなかったのが残念だった。単にTVを見るだけなら、会場に集まった意味はどこにあるのか。横浜の雇用・能力開発センターさんでは、毎週のこの番組の後、参加者による懇親会を行っていると以前聞いたが、オンライン教育、TVによる通信教育が発展していく時代だからこそ人と人との出会い、つながりを作るための工夫が求められてくるのではと改めて痛感する。閑話休題。新春早々の日経BP社『日経ビジネス』の巻頭特集「デル、ユニクロに負けない製造小売りの超常識」に、珍しくファッション系企業が2社も登場している。それも、何故か異業種も含めた日本の企業ばかりの中に1社だけ混じったスペインのインディテックス社(基幹ショップ名は「ZARA」)と、ハニーズという、面白い組み合わせだ。日経BPさんの記者クラスになると、片手間にファッションを調べても核心を突いてくるね。恐らくファッション担当のアナリストにでも聞いたりしているんだろうが。今はまさに、同特集が指摘する通り、世界的にSPA(製造小売業)の時代なのだから。しかし、ここに掲載されている内容程度なら、業界紙誌を読んだり取引先からの情報収集でファッション業界の経営者なら珍しくも何ともないと感じるだろう。「こんなことは全部知っているよ」、そういう声が聞こえてきそうだ。だが、そういう経営者の皆様、特に大手アパレルの経営者の皆様に敢えて問いたい。「それならば、何故貴方はZARAのように、レディスファッションのSPA企業として90年代に全世界に出店しなかったのですか」と。ここでSPAという言葉の意味をおさらいしたい。SPAという語はGAPの元会長・ドナルド・フィッシャー氏が1986年に初めて用いてから世間に広まったもので、Speciality Store Retailers of Private Label Apparelの略語である。「オリジナルのアパレルブランドを持った小売専門店」、では長すぎるので、繊研新聞の記者が「製造小売業」と訳したらしい。この言葉の中には、「製造」と「小売り」という2つの概念が含まれているが、そもそもの出発点は小売りが製造も行う、というところにあると見るべきだろう。欧米のSPAは皆そういうスタイルで始まっている。日本でもファーストリテイリングの「ユニクロ」は小売業から出発したSPAだから真正のSPAだと見てよい。ハニーズやパレモ、ポイントなど最近好調な企業もそうである。これに対し、ワールドの「OZOC」を筆頭に、アパレル発のSPAという業態も日本では90年代中頃から急速に発達した。しかし、これらは「ZARA」やスウェーデンのH&Mと決定的に違う弱点を抱えている。それは、フリースタンディングの路面店ではなく、日本の百貨店が内包する問題を解決するがために百貨店業態の中への出店、という形で登場してきたということである。だから、売り場面積も小さく、メンズ、レディス、子供を含むフルラインアップになり得ていない。今、この問題を解決できるような大型の業態開発を急ピッチで進めている企業も幾つかあるが、大半の企業が今のままの小粒なMDで世界進出するには、中国のように百貨店インショップという形で進出可能な地域への出店に限られてしまう。だが、もし日本の大手アパレルが本気を出せば、「ZARA」やH&Mに対抗できるだけの素地は十二分にあると私は思う。何と言っても日本のストリートからリアルタイムで得られる情報の量と質の豊富さをバックにした商品企画力の高さは世界一だ。大手アパレルの細分化されたブランドを統合して企画人員全員を一つのチームにすれば、「ZARA」やH&Mには十分匹敵するレベルになるはずだ。繊維機械や副資材などサポーティングビジネスのレベルは世界一だし、他国にはない商社の繊維部門という知恵袋も存在する。ITに関しても日本は世界のトップレベルなのだから「ZARA」やH&Mに負けないシステム装備、物流体制の構築も十二分に可能なはず。現在日本の国力が衰えつつあるとは言え、将来性のある事業ならば他産業が稼いで蓄えた貯金からたっぷり投資してもらうことも可能だ。高コストと人材不足という弱点は多国籍チームを編成すればカバーできるだろう。日本の大手アパレルは、専門店主力の時代が長かったワールドを除いて、百貨店中心のビジネス構造になっている。現在それは急速に変わりつつあるが、百貨店がこれだけ強い国というのは世界的には珍しい。これまでの日本は一億総中流、と言われてきたように中間層の厚い消費に関しては非常に、恵まれた条件を備えていた。だから、海外に出る力はあったのに、それに挑まなかった。チャンスを見す見す逃してきたのである。しかし、これから日本のアパレル業界は、未曾有の危機に直面していく。どの企業も、特に大手企業程、地獄のような苦しみを味わう時代となる。衰退していくニッポン。しかし、それは必ずしもファッション産業にとってはマイナスではない。SPA企業はむしろ必ずしも恵まれていない辺境の地から大きく成長していくというのは過去の事例からも証明済みである。ファーストリテイリングの柳井会長は、経営者として非常に優れた方だと思うが、新聞や雑誌等の報道を見て感じるのは、ファッションにあまり関心のない方なのではないかということである。もしレディスのトレンディなSPAを目指すならば、子供の頃から画家になりたかったとか、ファッションやアートが好き、そして美しい女性達が大好きだという人が経営トップでなければマネジメントできないと私は思うのだ。美的価値を理解できる人材が、経営のセンスと高い志と国境を超える勇気を備えた時、初めて世界のファッションSPAへの扉が開くのではなかろうか。今の日本に必要なのは、デザイナー、クリエーター以上に、まず、ZARAを超えたい、という高い志を持った次世代の若い経営者なのである。
2005年01月13日
日本ではネット販売やTV通販の業界で急激に返品率が上がってきていることが問題だという声を最近ちょくちょく耳にするが、通販先進国のアメリカではそれを逆手に取ったサービスが既に登場しているようだ。日経MJにインターネット戦略USA代表の川端宣智氏が連載しているコラム「米国発eコマース最新事情」の1月12日(水)付けで紹介されているニュージスティックス社のスマートレーベルというサービスがそれだ。予め同封されたプリペイド式、返品先の住所が印字されたラベルシールを配送用の箱に貼り付ければ郵便局経由で返品が可能になるという便利なものである。早速ニュージスティックス社のサイトを見てみると、こう書いてあった。「ハリスポール社の調査によると、95%の人が返品が容易に出来る通販企業からまた買いたいと答えている」。顧客層の拡大及び顧客が通販に慣れるに連れて、特に衣料品や靴などの商品の返品率が上がるのは止むを得ない部分があるように私は思う。ならば、一定の返品があることを前提にした上で、お客様のストレスを解消してあげよう、という発想は卓抜している。近い将来スマートレーベル自身が日本にも上陸するか、もしくは日本の物流企業が同様のサービスを開始するようになるのではないだろうか。物流という分野は、本当に宝の山だね。まだまだ新しいサービスが登場してくることだろう。益々目が離せない。
2005年01月12日
年初なのでどの新聞や雑誌も今年の景気見通しとやらトップインタビュー等を掲載しているが、繊維ファッション業界については流通業も含めてほぼ100%と言って良い程「厳しくなるだろう」という予想が述べられている。どうやらファッション業界、大荒れの1年になりそうなのだが、厳しい時代に生き残りをかけて、これまで見られなかった新たなアクションが起きる可能性が大いにある。2005年は、文字通り「際がなくなる」年だと私は思っているのだが、例えばこんなシナリオが考えられるのではないか。【シナリオその1】大手アパレル、中堅アパレルが通販業界への本格的な商品供給を開始する。度々取り上げるが、WWDジャパン2004年12月27日付けの「2005FORECAST BEAUTY」に、いつも化粧品分野に関して鋭い論陣を張っている第二空間ウエスト代表の佐藤秀夫氏が、TV通販「QVC」に百貨店限定ブランドが登場した、という話題を取り上げている。佐藤氏は、「QVCで販売することに、法的な問題は何もない。百貨店側が怒る意味を多少は理解できるが、あくまでも信頼関係上の問題」と述べているが、全くその通りだと思う。顧客の利便性の点から言っても、新しい販路を開拓したいメーカー側の立場から言っても、大きく売り上げを伸ばしているTV通販への進出は理の当然だろう。全国百貨店の年間売上高がコンビニに追い抜かれようとしている今、凋落する百貨店依存のアパレルも、早晩新規販路に目を向けざるを得なくなる。TV通販はもちろん、今年6兆円~7兆円の売り上げをマークするとも見られているネット通販もそうだ。既にこの楽天さんの中でも、ファイヤーマンウェアの「レスキュースクワッド」や個性派カジュアルの「ボディバター」など、既存販路でのそれなりの実績を持ちながら新しい挑戦を始めているブランド、ショップが台頭している。大手アパレル、中堅アパレルの中からは、百貨店や既存販路への遠慮から、通販専用のブランドを立ち上げる企業が出てくるだろう。また、多少の軋轢は無視して、既存ブランドでそのままTV通販やネット通販に本格的に参入してくる事例が続々と登場するのではないか。【シナリオその2】中国企業による日本のアパレル、小売業の買収が始まる。これは、私の周囲のかなり多くの業界人が「いよいよ」と語っていることである。経営的に悪化しているが、ブランド力、商品企画力のあるアパレルを買収すれば、中国の企業にとっては人材の確保、ノウハウの習得が一気に行え、日本市場への進出がスムーズになる。小売業の場合も然りだ。中国の繊維ファッション系企業は、この間の急成長により倍々ゲームで資産を蓄えている。資金繰りに苦しむ日本企業を買うのは、上海で超高級マンションを買うよりはるかに安い買い物なのではなかろうか。【シナリオその3】中堅デザイナーが古着リメイクビジネスを始める。今、デザイナー受難の時代である。東コレ参加クラスの人材でも、ものが売れないため、仕事がないのだ。繊維ファッション業界全体がシュリンク(縮小)していく時代に、クリエイティブな人材が向かう方向性は3つである。第1は、勝ち組デザイナーとして、業界内で活動を続ける。第2は、勝ち組レベルだが、ファッションに見切りを付け、異業種のデザイン分野(雑貨、インテリア、家具、建築、都市設計、プロダクトデザイン、ウェブデザイン、グラフィックデザイン等)に移る。そして、第3は、負け組であることを自覚しながらもファッションに執着し、なりふり構わぬビジネススタイルを編み出す。1点作ってはネットで売り、ということを繰り返したり、これだけものが売れない時代にあって好調に売れている古着のリメイク業態を立ち上げるなど様々な動きが出てくると思う。これまでは負け組といえば、趣味に毛の生えたようなレベル、という認識が一般的だったが、時代が厳しくなるにつれ、中堅デザイナークラスも例えば古着のリメイクのような業態を始めざるを得ないようになってくるかもしれない。しかし、今、業界の一つのビジネスチャンスは、こういう負け組向けのインフラ提供というところに間違いない。レンタルボックスや合同展、クリエーターの卵とファッション好き消費者を組織化したソーシャルネットワーキングに似たクローズドなポータルサイトなどなど…。ここに私は新たな時代への希望を見出したいのだ。誰もがファッションを見切る時代に、そうまでしてファッションに情熱を持つ人材は、最初は負け組レベルであっても必ず残っていくと思う。そういう人材こそが、これまで思っても見なかった新しいビジネススタイルを創り出していくのではないだろうか。甘いかな?
2005年01月11日
あるファクトリーブティックにてジャケットをオーダー(ジョルジョ・アルマーニの生地でジル・サンダー風のジャケットをリクエスト)した後、伊勢丹新宿店へ。3連休最後の夕方5時半過ぎの売り場には最早活気は少ない。寒いから皆早く家路に着いているのか?ヤングのブランドではフランドル系ブランド、「アプワイザー・リッシェ」など既に100%春物に切り替えているところもあるし、大半が一部春物を既に投入している。それにしても、処分期の在庫の山を見ると気分がげんなりする。伊勢丹の場合、自主編集の売り場も多いので、そのゾーンには高級品の在庫もてんこ盛りだ。果たしてプロパー消化率は店全体で何%くらいになっているのか?今日付けの日経MJの1面、消費者へのアンケート結果でも、今年買い控えたい商品のトップが衣料品になっていたが、来る春夏商戦も力強い売り上げの復活というのは期待しづらい。ということは、アパレルサイドにとっては、期中の在庫コントロール(特に天候に合わせた在庫コントロール)というのが非常に重要になる。過ぎた秋冬商戦も、それを仕組みとしてうまく構築できている企業が勝利を収めたように聞いている。ただ、小売業(特に百貨店)にとっても、アパレルにとっても、マクロ的な消費動向のみが勝敗を分ける訳ではもちろんない。店内を見て回ればそのことは痛感できるが、どんな時代も服を買う気でお店に来店しているお客様というのは存在する。戦術的には、アパレルなら近隣のお友達ブランド、百貨店なら同一商圏のライバルに品揃えやサービスで勝てば良いのだ。現場の人間のなすべきことは、まずは日々のMDとサービスのレベルアップである。それ以上のことを考えるのは、第一義的にはトップや幹部の仕事なのだ。伊勢丹店内のブランドで気になったは、やはり「ジューシー・クチュール」や「ジェイロー・バイ・ジェニファーロペス」などのアメカジブランド。さすがにアバクロ(「アバンクロンビー&フィッチ」)の並行輸入品は置いていないが(笑)。今年はアメカジ&SPAの大当たり年になるような気がしてならない。ということは、日本のアパレルが意図している方向性とは逆で、より低価格路線へのシフト、である。それと相反するようだが、欧州のラグジュアリー・ブランドも益々絶好調、春夏はカラフルな色・柄のオンパレードで押してくるだろう。日本のアパレルについていうと、セクシー系&セレブカジュアルが後退し、今やOLの定番服と化したベイクルーズやトゥモローランドの底堅さが再び際立ってくるのではないかと思う。それすら高いと感じる層は、路面や駅ビルの地味系カジュアルに流れる。…という風に、ファッションビジネスの図式が単純化してもらっては困る。一言で語れない個性を持ったブランド、ショップに頑張ってもらいたいというのが、ファッションを愛する一個人としての願いなのだが…。話は変わるが、伊勢丹というと百貨店業界の中では勝ち組と言える存在なのだが、昨年の唯一の失敗は小倉伊勢丹の出店である。大苦戦しているという報道が度々伝えられている。私も6、7年前、小倉にも何度か取材に行っていたので、関心のある問題である。最大の原因は、郊外型大型店との競合、そして、天神(博多)商圏との競合だろうが、それ以外に、小倉は九州の大都市の中で最も高齢化している、ということがあるのではないかと、昨年日本繊維新聞が報じていた。これは、実は非常に大きな原因なのではないかと思う。そして、解決に時間のかかる問題である。昔々私自身も百貨店のインショップで販売していたことがあるのでわかるのだが、百貨店がリニューアルした後、決まって「前の方が良かった。買いにくくなった」というお客様がいる。そういう方々の多くはシニア世代、年齢の高い方だ。感覚が保守化しており、なかなか新しいものが受け入れられない。ただ、時間が経つにつれ徐々に慣れて前のことは忘れていくのだが。高齢者の多い地域で新しい店舗、新しい商品、新しい販売員に食いつきが悪いのは非常に理解できる。これはやはり、時間をかけてお客様を育てる、といったらおこがましいが、お客様と店舗が一緒に育ち合い、成長していくしかないのだ。徐々に新しいブランドやサービスをお勧めし、よさを理解して頂く、若い販売員は自分を売り込んでいく以外にないのだと思う。これを今、リアルとヴァーチャルのコミュニティサロンで実践しようとしているのが三越である。PING送信機能やアフィリエイト機能がないなど、他のコミュニティへの開放性、という点では気になる点があるが、インターネットとかブログとは無縁の客層にその楽しさを教え、ストアロイヤリティを高めていこうとしている姿勢は注目に値する。高齢化社会の最大の脅威は、高齢者の人口が増えること以上に、保守化した人の人口が増えることだと私は思っている。「お客様を保守化させない」ことに注力した企業だけが企業として存続できる時代になってくるのではなかろうか。
2005年01月10日
四谷コタンライブから一夜明けた。いしじいさんこと、Hi-Manさんにとっては不本意なライブだったようだ。いしじいさんの楽天日記を読み、ブルーな気分になってしまった。何と言って声をかけたら良いか、言葉が見つからないのだが、七転び八起きの精神で頑張ってもらいたい。いしじいさん、ファイト!昨日付の繊研新聞の1面コラム「めてみみ」に、「福袋商戦が年々過熱しているが何故なのだろうか」という趣旨のことが書いてあった。私自身も仕事柄正月2日には岡山で、3日には東京で福袋を買ったりお客様が買っている姿を見るのが長年の習慣になっているので、何となくその心理は想像がつくところがある。理由は、まず、縁起物であること、次に、不況の世の中にあって、非常にお得感を感じさせる商品だからだと思うが、それ以外に、ネットやケータイの普及、及びオークション市場や中古市場がここ2、3年のうちに急速に発達してきたことが、消費者を福袋に駆り立てているのではないかと思える節がある。実は、自分の周囲にいる若い身内や知人の行動・言動がまさにそうなのだ。まず、福袋の内容については、リアルとヴァーチャルの店舗やショッピングモールの情報を細かくチェックしている。リアルの店舗の福袋でも年内からネット販売されるケースもあるらしく、いいのがあれば即ネットでゲットする(その人の話では、プランタン銀座のネット販売用福袋は、年内に早々と完売していたらしい)。そして、これと見定めた百貨店に出向き、目的の福袋だけを購入して早々に帰宅する。別の知人は、3~5点入った福袋のうち、「1点いいものがあれば合格点」だと語る。残りは母親や従姉妹に上げるか、それでも駄目ならオークションサイトで販売する。「最悪の場合でも新古品ならブックオフは必ず買ってくれるから御の字」なのだそうだ。ちょっとしたオークションでの小商いのノウハウは既に習得済みなのである。成程、だから福袋には無駄がないのか。彼女達の消費行動は非常に合理的である。過熱する福袋商戦とは対照的に、バーゲンは年々短期決戦化している。昨日四ツ谷に赴く前に、新宿マイシティを小1時間程見てきた。賑わいを見せている店舗ももちろんあるが、既にバーゲンのピークは完全に終わったな、という空気をありありと感じた。2004年秋に地下2階をリニューアルしたばかりだが、好調なお店とそうでないお店の差も歴然としている。商品そのものが価格の割に良くなかったり、ストアコンセプトそのものが消費者ニーズとずれていたり…そのちょっとした違いを鋭く嗅ぎ分けているのだ。それでも、同所は来街者数が圧倒的に多い駅ビルなので相当に恵まれているはずなのである。消費者の情報収集能力、そして、単に商品のコーディネートといった次元の問題だけではなく、生活全体の編集能力が急速に成熟し、まさにプロシューマ化してきた今、多数の消費者の収入減、若年人口の漸減という問題とも相まって、ファッションビジネスの舵取りが非常に難しくなってきている。かつては衣料品は坪効率が良いが雑貨店は儲からないと言われたものだが、売り場の活気たるや今や逆転の様相すら呈している。今までにも増して、価格に見合った価値を提供すること、そして、リアル、ネットを問わず、プロパーで買って下さるお客様、ファンをいかに多く作るかが、非常に重要な時代になってきた。
2005年01月09日
恒例の川崎大師への初詣。三が日を過ぎているので、着物姿の参拝客を見かけないのが残念だが、やはりこれを済ませないとお正月を迎えた気がしない。弘法大師は、四国に近い所で生まれ育った私にとっては非常に親近感を感じる仏様である。あれこれと沢山お祈り事をしてしまった。さあ、残すはブログ仲間への年賀の挨拶だ。という訳で、やっと2、3日前から少しずつ相互リンクさせて頂いている皆さんの所を中心に書き込みに行っております。それでも全ての皆さんを、というのは無理かもしれないので、この場を借りて一言。「いつも皆さんから大きな知恵と勇気を頂いています。本年も宜しくお願い申し上げますm(__)m」。さて、待ちに待った、今日はいしじいさんこと、Hi-Manさんのライブの日だ。所は四谷コタン。いしじいさん達のバンド「SFwizHi-Man」は、トリを務めるという。いしじいさんとはこの楽天日記を通じて知り合いになったので、リアルではまだ面識がない。お写真を日記で拝見したり、ライブやラジオに出演された時の様子を聞いているので、それなりに自分の中ではイメージはあったが…。期待で胸が膨らむ一方、お店に入店する前、そして入店してからも非常に緊張した。途中から、下町の日記仲間のらいちんださん、あかりさんも客席に加わってくれた。このお二人ともお会いするのは初めてだったが、何となく心強い気分になってサンドウィッチなど頬張っているうちに、いよいよSFwizHi-Manの出番である。1曲目がポルノグラフィティの「アゲハ蝶」。お客様の中に、この曲が好きな方がおられるので取り上げたということを後から伺ったが…いきなり、聴衆から「ヘタ~」の声が。確かに、上手とは言えないかも、でも、どうリアクションしたらいいのか、と戸惑っているうちに終わってしまった(でも、この曲自身は名曲だと私は思うが)。しかし、いしじいさんが作った歌、「春恋海風」(タイトル違っていたらごめんなさい)辺りから徐々にエンジンがかかってきた。この曲は女心をとらえた佳品である。いしじいさんの甘い声とマッチした歌詞、メロディが胸にきゅんとくる。そして、私が一番好きな曲、「トゥ・サウス」。これは、アコースティックギター2本とベースのトリオなのに非常にパワフルでエネルギッシュである。いしじいさんのお仲間のせっちゃんが、時々ギターをぽん、と叩いて勢いをつけながらシャウトし、いしじいさんがそれにハモる。ロックのようなフォークだ。その後、「小夜曲(セレナーデ)」というスローテンポな曲や、ベースのじゅんさんがリードボーカルを取る曲などを次々に披露、その合間に、面白トーク(ずっこけトーク?)もあり、という感じで、楽しくも熱気溢れる時間はあっという間に過ぎてしまった。最後はアンコールにも応えて頂き、大満足である。実際にお会いした素顔のいしじいさんは、日記から想像していた通りのお人柄だった。ファンに対する心遣いが細やかで、優しい方だ。今の3人のメンバーになってからも10年バンドを続けておられるそうで、ステージ慣れしておられる様子が伺えたが、その反面、時々照れたような初々しい表情を見せてくれる。ここが、ファンをひきつけるところなんですよね、きっと。江東区のコミュニティFM・レインボータウンFMに今年の元旦に出演され、今年はいしじいさん、そしてSFwizHi-Manのご活躍の場も広がっていくのではないかと期待している。下町の星、いしじいさん、そしてお仲間のせっちゃん、じゅんさん、今日は迫力ある演奏、有難うございました。やっぱり生はいいですね。またライブ見せて頂きますので、今後共どうかヨロシクお願い致します(^^)/
2005年01月08日
久々の霞ヶ関・経済産業省。1階エントランスに沢山のグリーン色をしたぬいぐるみが並んでいる。そう、愛・地球博のマスコットキャラクター、モリゾー&キッコロだ。2005年のキーワードの1つは、間違いなく「名古屋」である。昨年から名古屋発の飲食店が幾つか注目されはじめていると聞いたような気がするが、果たしてファッションも名古屋発がブレークするか?少なくとも、資産家&堅実な住民の多い地域なので、名古屋圏の消費は堅調に推移するのではないかと思う。中国発のソーシャルネットワーキングサービス「UUME」というのが日本にも上陸しているということを知り、早速その本家中国版を探したが、何回そのURLを打ち込んだり、ヤフーチャイナの検索エンジンから入ろうとしても日本版ばかりが立ち上がってしまう。「UUME」はせっかく中国発なのに、中国人と日本人がコミュニケートすることは狙っていないようなので、私の目的には合わないな~と思いつついろいろ試しているうちに、あれあれ、また偶然凄いサイトを見つけてしまった。といっても、私の新発見でも何でもない。中国のIT事情に詳しい人ならば、とっくの昔から注目しているであろうサイトだ。その名は「ebay易趣」ーいわゆる、「イーベイチャイナ」である。これ、ファッション業界の人には是非真剣にご覧頂きたいと思う。衝撃的なのは、出品点数の多さだ。今晩23時の時点で、90,000アイテムを超えているのが、婦人服では10カテゴリーもある。ロングスカート、マタニティ、カジュアルウェア、ペアルック、スポーツウェア、チャイナウェア、大きいサイズ、小さいサイズ、民族衣装、である。婦人服/子供服/肌着に次いで活気があるのが携帯電話/電話/通信器材である。ケータイ志向の強さは、アメリカより日本に近いのではないかと思うが。軒並み60,000から70,000アイテム以上が登録されている。これ以外のジャンルで、90,000点以上の出品数なのは、天然水晶、アイクリーム、メンズ化粧品、美容健康の本、クッション、家事衛生用品。クッションは中国独自の人気商品で面白いなと思うが、恐れ入ったのは昨日このブログで書いたばかりのメンズ化粧品。資生堂のUNOなんかが沢山出品されている。ひょっとしたら日本より先を行ってしまうかも、という感すら受ける。日本やアメリカ同様、個人以上に業者の出品も多いようだ。気になるのはコピー商品、海賊品が多そうなこと。バッグなんて特にマユツバの商品があるは、あるは…。実際入札してみたいと思われた方、ご注意下さい。現在中国ではこの「イーベイチャイナ」と、中国最大のB2Bサイトを運営するアリババ・ドットコム社の「Taobao」が激しく勢力争いを繰り広げている、ということを、昨年12月16日付けの日経BP社のニュースサイト「ITPro」で知った。「Taobao」の方がやはり現時点では「イーベイチャイナ」より出品点数は少なそうだが、家電やケータイがブランド別に分類されているなど、使いやすそうだと思える点もある。馬社長が「いずれイーベイチャイナを抜く」と自信を見せているのもうなずける気がする。日本ではヤフーオークションの今年の落札高が5,000億円を超えることが確実になったと話題になったが、その記事の中に、「同社オークションには月平均で約650万点の商品が出品され、4割が落札される」(NIKKEI NET11月6日付)とある。落札高は別として、「イーベイチャイナ」をざっと見る限り、恐らく月平均の出品数は既に日本の数倍なのでは、という感を受ける。日本との間ほどの差はないが、アメリカと比べても明らかに多い。ということは、日系企業にとっても、日本のオークション市場で行っているのと同じようなビジネスを行えば、ひょっとしたらその数倍の売り上げ及びマーケティング効果になって返ってくる、というビジネスチャンスがここに隠れているのである。今、日系アパレルや小売業は、中国にリアルの店舗を出そうとやっきになっているが、ネットでのテストマーケティング及びネット販売は、それよりもはるかにローリスク・ハイリターンである。日本からの輸出となると関税や物流経費等の問題が出てくるが、中国に既に生産拠点を持っている企業ならば、まずはオークションで小さくトライしてみるのも妙手ではなかろうか。
2005年01月07日
昨年12月27日(月)付けのWWDジャパン別冊「2004 WINTER WWD BEAUTY」を何気なく読んでいて思いついたことを書いてみたい。同紙によると、「2004年は百貨店の化粧品フロアにとって極めて厳しい年だった」とある。昨日のこのブログで書いた婦人靴業界に似たような状況に化粧品業界もあって、一足先に成熟化してしまった衣料品業界と違い、90年代は空前のコスメブームで売り場が沸きかえっていたのだ。だから、ここに来ての不振でメーカーも百貨店の側もやきもきしているのだろうが、少し離れたところから見るとこの業界、まだまだいろいろな商売の切り口があって非常に魅力的に映るのである。日本の化粧品のマーケットの規模は2兆円弱だと、数ヶ月前にWWDジャパンで読んだ記憶がある。うち半分近くが外資系化粧品メーカーのシェアであるという、非常に特殊な業界構造になっている。ドラッグストアやコンビニにある低価格の化粧品の数倍する高額の商品を百貨店で買う層が日本にはかなりおり、しかも衣料品と違い使えばすぐなくなるのでリピート需要がある、という美味しいマーケットなのである。しかし、第1のチャンスは、この、「外資は百貨店でしか買えない」という硬直した市場構造の中にこそある。高級化粧品を違う販路で売ってみたらどうか。思い出すのは日本から撤退したLVMHグループの「セフォラ」である。あの業態は、化粧品のセレクトショップだと私は思っているが、そういう業態があっても良いのではないか。既にそれを一部取り込んだ業態にチャレンジしているのがワールドの「オペーク」である。更に、同社は化粧品+雑貨+衣料品のコンビニ「イッツデモ」も開発している。あるいは、メナードやポーラのような訪問販売、そして通信販売。特に、通販の業界は基礎化粧品中心で、メーキャップ商品など「感性」の切り口が乏しいだけに、今後この分野で勝負するブランドが出てくれば面白いのではないか。対面販売・カウンセリングができない、というのが通販の弱点だったが、メールやIPTV電話を活用すればそれはかなりの程度補えるだろう。ネット通販ではTVCMのようなストリーミング映像でのイメージ訴求も可能になっているのだから、店頭販売一切なし、ネット通販(あるいはケータイ通販)の高級ブランド、というのも成り立ちうるのではなかろうか。第2は、日本のアパレルブランドの香水ビジネスである。日本には古来から香道などの文化が存在するが、欧米人のように体臭を隠す必要性はあまりなかったため、欧米ほど香水は売れない、という説もある。Googleで検索すると、全国化粧品小売商協同組合連合会のサイトの中に、2001年の情報だが、化粧品全体の2%の市場規模にすぎない、とあった。しかし、これから海外に進出しようとしているブランド、企業ならば是非香水の投入を検討すべきではないか。定番の香水は衣料品と違って永久定番なのだから。しかも、製造原価もそう高くないはず。ヨーロッパのブランドだけでなく、アメリカのブランドも香水で儲けているのだ。今週ご紹介した「ジェイロー・バイ・ジェニファーロペス」や「トミー・ヒルフィガー」の「トミー・ガール」なんてその好見本である。日本ではこれまで「コム・デ・ギャルソン」や「ロードゥ・イッセイ」くらいしか例がなかったのだが。今年海外でひと暴れ」と宣言しておられるオンワード樫山さん、まずは「iCB」の香水、世界同時発売なさってはいかがだろうか?第3は、伊勢丹新宿店のメンズ館が先鞭をつけたメンズの化粧品マーケット。これは、残された巨大真空マーケットなのではないか。グルーミング、香水だけでなく、特にスキンケアの分野が。中年過ぎてお肌がかさかさになってくるのは男性も女性も同じである。男性だってお肌つるつるぴかぴかでいてくれた方が、彼女も喜ぶと思うんだ。メンズ化粧品の分野は、それこそ百貨店さんが頑張って先行投資、キャンペーンしていくべき分野だと私は思う。伊勢丹さんに続く企業が次々登場し、新規市場開拓を果敢に進められることを期待したい。
2005年01月06日
1月3日(月)は横浜地区のバーゲンの状況を見に行ってきた。いろいろ気付いたことはあるが、その中から今回は婦人靴の問題を取り上げたい。1990年代に入ってからも順調に市場規模を拡大してきた婦人靴だが、ここ2、3年低調だと聞いている。今秋冬も、目立ったヒットは渋谷109系ブランド発のムートンのボア付きブーツ(どくろのマーク入りのものが中でも人気だった)くらいで、コレクションや靴の国際見本市でかなり提案されていたラウンドトゥの靴は消費者にまではあまり拡大しなかった。期中から期末にかけては黒やこげ茶の定番的なロングブーツ一辺倒になり、暖冬の影響もあって消費者の心を動かすインパクトには欠ける売り場となってしまっていた。バーゲンでは出来る限り靴を買うようにしているが、私が大きな足(24.5センチ)だということを差し引いても、あまりにも買いたいものが少なすぎる。私ですらこうなのだから、これじゃあ一昔前多かった団塊ジュニア世代の靴フェチの人達なんて本当に買うものがないだろうね。結局、「バリー」の25,200円(3割引きで消費税込み)のマスタード色のスエードのモカシンをやっと1足だけ買った。何故このような状況に陥ってしまったのか。よく言われているように、靴業界はアパレル業界より遅れて成長していったため、21世紀に入るまではまだ発展途上だった、ということもあるだろう。衣料品同様、もちろん不景気、少子化等の影響もある。しかし、それ以外にもいくつかの理由が存在するような気がする。まず、ユーロ高の影響で、ヨーロッパの国際見本市(ドイツのGDSやイタリアのミカム等)でヨーロッパの靴メーカーが思い切ったデザインの提案を出来なくなってしまったのではないかということ。輸出の苦戦が数シーズン続き、売れ筋重視の姿勢になっているように見えるのだ。そして、高い商品を不景気な日本のバイヤーはあまり発注しないから、一部の人気ブランドを除いては店頭で姿を見ることもできなくなっている。次に、日本の靴メーカー・卸が、キャラクター性の強いブランドを発信できていないということ。価格帯ピラミッドでいうと、インポート、国内発のクリエーターブランド「ミハラヤスヒロ」とか「アルフレッド・バニスター」等の下に、百貨店でいうところの平場ブランドが来るのだが、このゾーンに個性的なキャラクターブランドがあまりにも少ない。目立つのは「ツモリチサト」と「アナスイ」くらいである。その他は全て、トラッド調、エレガンス調、カジュアル調、コンフォート調の似たり寄ったりのデザインのものばかりだ。こうなってしまっている原因として、靴のトレンドはアパレルと連動しているということと、靴メーカーオリジナルのブランドよりも、アパレルからのライセンスブランドが多い、ということがあると思う。つまり、昨今同質化してしまったアパレルと歩調を合わせ、靴まで平凡無難路線に後退していってしまっているように思うのだ。これならABCマートへ行ってスニーカーを買った方がまし、という気分にさせられる。確かに、全身でのトータルコーディネートを考えると、アパレルと靴のテイストがあまりにもかけ離れていたらおかしいと思うが、「靴がアパレルトレンドに追従する」必要性は全くないのではないか。逆に、靴からアパレルにインパクトのある提案を仕掛けていく、くらいの意気込みがあっても良いと思うのだ。今、必要なのは、例えば「モード・エ・ジャコモ」のように、靴メーカー独自のオリジナルブランドでヤングやキャリア向けに提案した商品なのである。それを1万円台後半~2万円台前半でやるのは当たり前で、少なくとも1万円台前半、理想を言えば7,900円上代でやるとぐっと買いやすくなる。「OZOC」が日本のレディスアパレル市場を変えたのと同じくらいのインパクトが出る。靴はクイックレスポンスが難しい商品であるが、売り切れ御免方式ならば可能なのではないか。要するに、現在の婦人靴業界は、一昔前、日本のアパレルで海外のライセンスブランドが全盛だった頃のように、有力アパレルブランドからのライセンス獲得で満足する次元に留まっていると見てよいのではないか。言い換えると、まだまだ靴業界は発展途上であり、一足先に成熟したアパレルビジネスのノウハウ導入によってまだまだ進化していく有望な商材なのである。
2005年01月05日
今日から出社。といっても、官公庁以外はほとんどの企業さんが明日から営業なので、まだのんびりムードが漂う。皆さんから頂いた沢山の年賀状・年賀メールに目を通す。こちらから年賀状・年賀メールをお送りしていなかった方からもかなりの数が届いた。うちの会社がやっているファッションビジネス英会話講座の昔の受講生の皆様、展示会でお会いした中小アパレルやクリエーターの方々、ドリームゲートのイベントでお会いした起業家の皆様、そして、この楽天日記がご縁となってリアルでもお目にかかることになった皆様etc.…本当に有難うございました。本年もご指導の程宜しくお願い申し上げますm(__)mさて、年初なのでこのブログの読者の皆様の多くも、「今年の目標」を考えておられることと思う。私も、仕事上及びプライベートでの目標と、それを実現するための具体的戦術論について、今夜もじっくり考えてみようと思っているところだが、昨年から絶対やろうと思っていたことがある。それは、語学の学習である。英語を中心に、中国語も少し。国際化が進む現在、英語や中国語が出来るのと出来ないのでは、入手できる情報のレベルや企業として個人として展開できるビジネスの中身が全く変わってくるからだ。なのに、2004年は会社の事業に追われて、これが全くおろそかになっていた。夜自分の会社でファッションビジネス英会話講座を実施している時ですら、別の勉強会との掛け持ちがあったりして外国人講師の先生方と話す時間があまり取れなくなり、どんどんどんどん忘れていって気付いたら言葉が口から全然出てこないような状態になってしまっていたのである。とはいえ、仕事柄以前のように夜自分自身が習いに行くということがかなり難しくなってきたため、英文を読むことはともかく、聞く、話すスキルをどうやって保つべきか悩んでいたが、ここにきてそんな私のような人間にとって非常に有難い新兵器が登場したのである。それは、IPTV電話、である。以前だと、英会話学校最大手のNOVAさんが自社オリジナルのTV電話チューナーで行っている「お茶の間留学」しか選択肢がなかったのだが、現在は、イーオン、ジオス、ECC等の業界を代表する大手がIPTV電話を活用したオンライン英会話講座を立ち上げている。カリキュラムの内容も、海外在住の外国人講師とネットを通じて会話できるコース有り、グループレッスン有り、午前2時まで利用できるコース有りと、各社各様の工夫がなされている。通学コースより価格的に値頃なのも非常に魅力だ。ただ、当たり前のことだが、ファッションビジネスに特化したオンライン英会話講座はどこもやっていないが…。それでも勉強しないよりした方が絶対に良いので、早急に内容を検討し、なるべく早く自分に一番合ったコースに申し込もうと思う。IPTV電話を利用するために、昨年末に購入したロジクールのウェブカメラ「Qcam for Notebook Pro」(はっきりした価格を忘れてしまったが、税込みで1万円前後)を早速昨夜プラグインした。試しにヤフーメッセンジャーのアメリカ版を立ち上げカメラの映像を設定してみたが、英会話の学習という目的には十分堪えられるレベルではないかと思った(ちなみに私のネット環境はADSLの8メガである)。ウェブカメラは小さいものなので、これならPCと一緒に海外にも持っていけそうだ。ちなみに、ロジクールのマニュアルには、「チャットルームに入っていって気の合う人が見つかったら、ビデオチャットをしませんか、などのメッセージを送ってみましょう」とあるが、うーん、日本版はどうかわからないが英語でこれをやるにはかなりの語学力はいるかな、というのが私の実感である。昨年秋に高電社の「J北京V4」という日中翻訳ソフトを購入した際、ヤフーの中国版で中国語でチャットする前に何故か米国版ヤフーにログインしてしまってから、ヒマな時にちょくちょく英語でチャットするようになったのだが、いろいろな人が部屋に出入りしていて、一体誰がどういう人なのか全然わからない。たぶん、ビジネスをテーマにした部屋とか、特定の映画やミュージシャンの話題とか、そういうはっきりした切り口について語り合わないと、特定の誰かと親しくなるのは無理なような気がする。でも、あきらめずに頑張って英語でビデオチャットしてくれる相手を探そうと思っているので、皆様、何かよい方法をご存知でしたら是非ご教示下さい。
2005年01月04日
お正月なので明るい話題を取り上げたい。ジェイローことジェニファー・ロペスが、今年2月4日から11日までの間開かれるニューヨークコレクションに、自身のブランド「ジェイロー・バイ・ジェニファー・ロペス」で参加するという記事が、昨年末送られてきたWWDジャパンに掲載されていた。ネットで検索すると、ジェニファーロペス・ドット・ネットなど既にいくつかのサイトでこのニュースは紹介されている。同ブランドは正式ルートでは日本にはまだ上陸していないが、オークションサイト等を中心に既に一部ではそれなりの知名度があるようだ。ジェイローはもちろん、デザインやパターン、ファッションビジネスの専門家ではないので、ビジネス上のパートナーが存在する。それは、トミー・ヒルフィガーの弟、アンディ・ヒルフィガーである。ファッションのプロと、感性の高い芸能人が組めば、ビジネス的に成功する確率は非常に高いという好例であろう。日本でも浜崎あゆみが「マテリアル・ガール」で東京コレクションに参戦するようなことでもあれば、沈滞するムードが一気に払拭できるのにね。AYU様、是非東コレ参加、ご検討下さいマセマセ。
2005年01月03日
本年の本格的エントリーの一発目は、この話題から。新年展望ということで、書きたいことはいろいろあるのだが、やはり郷里岡山に少しは関係のあることを、という訳で、1月1日に見てきたイオン倉敷ショッピングセンター(SC)について述べたいと思う。ここ数年の郊外型大規模SC(ショッピングセンター)ブームの仕掛け人というと、ダイヤモンドシティの名を思い浮かべる方が多いだろう。三菱商事とイオンの共同出資により設立された同社は、三井不動産と並んで商業施設中心の大型不動産物件開発の2強的存在だが、三井不動産が、都心型施設、郊外型でプロパー商品中心の施設、郊外型アウトレット施設など多様な業態を手掛けているのに対し、ジャスコやメガマートなどイオングループの物販施設を含めた2核1モール型の超大型のSCの開発に特化し、ノウハウを積み重ねてきている。ここ1、2年、ダイヤモンドシティは西日本中心に大型SCを立て続けにオープンしてきたが、いよいよ今年からは関東での物件開発を本格化するという。2007年に日産自動車の村山工場跡地への出店も決定しており、どのようなテナント構成になるのか、実際どのくらい売れるのか、業界関係者の注目も非常に高い。これに対し、イオン倉敷SCのケースは、イオングループ本体による大型SC開発のケースである。以前、新聞報道等で、イオングループ首脳は、大型SCの開発をダイヤモンドシティ主導で行うのかイオングループ単体で行うのかについては、ケースバイケースという発言をしていたように記憶しているが、今後は敷地面積が広大な物件についてはひょっとしたらダイヤモンドシティが不動産の開発は担当する形に収斂していくのかもしれない。話は戻るが、イオン倉敷SCは、全国のイオングループとダイヤモンドシティの郊外型大規模SCの中でも、最も成功した部類に入る優良店舗である。成功の要因が何にあるのか、訪問する度に考えているのだが、まず、岡山は元々ジャスコが古くから進出し、非常に強い地域だった、ということがあると思う。出店前に理論上の商圏人口やら1世帯当たり買い上げ予想額やらというのをどのデベロッパーも計算してみるのが常だが、見落としてはならないことがある。それは、「実際の来店は、競合との綱引きによって決まる」ということだ。倉敷地区の場合、他の量販店や百貨店との競合が弱い地域だったので、思った以上に複合型商業施設の吸引力が効を奏したのだと思う。第2に、交通アクセスが良い、ということ。土日祝日にSCの前で車の中で長時間渋滞待ち、という状況だと、特に主婦層は来店を敬遠する。更にイオン倉敷SCの場合、JR倉敷駅からもバスで15分程度とかなり近い。1月1日はバスに乗ってみたが、中高生の友人連れやお年寄りなどでかなり埋まっていた。これは別の面での効果もある。郊外型SCであっても自家用車での通勤をSCの社員やパートさんなどは禁止されるケースが多いので、有能な人材の採用という点でもメリットがある。第3に、岡山県南は人口が多い。それこそ、ダイヤモンドシティの場合は、郊外型大規模SCの開発の基準を「商圏人口50万人以上」と謳っているが、岡山市と倉敷市だけで100万人以上の人口がいるのだから。郊外型大規模SCは広域からの集客を狙う、と言われるが、そうは言っても足元商圏の人口が多い方が絶対的に有利だからである。かつての「狐や狸が出るような場所に出店」という発言は今やイオングループの中からも聞かれなくなった。多少の出店コストの安さよりも、店はやはり多くの人にとって利便性の高い地域に出店した方が良いということが経験を積み重ねる中でわかってきたのだと思う。第3の理由から推論すると、やはり他のエリアとは比べ物にならない程人口密度の高い関東というのは、非常に有望な立地、ということになる。但し、コンサルタントの小島健輔氏も再三指摘されていることだが、それプラス競合との関係、それに尽きるのだが。お正月のイオン倉敷SCの店内は、びっくりする程多くの人波で溢れ返っていた。こういう様子を見ていると、元日営業の是非を論じる前に答えは出ているなと痛感する。日頃東京や横浜の都心で見ている風景と違うのは、まず子供の数がすごく多い。ベビーカーを押している人、お腹の大きな若いお母さんの姿も目立つ。そして、親子3世代での来店。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんと子供達。百貨店の客層と違い、ファッション感度のそう高くない人達、両手に何も下げていない(つまり、何も買っていない)人達も多い。しかし、皆一様に楽しげだ。たまの休日に皆で出掛けて、映画を見たり軽食を食べたり、本屋やCDショップをぶらぶらしながら何の気兼ねもなく時間をつぶすことができる。ついでに服や食料品なども全てが買える、という感じなのだ。そういう時間を消費できる場所が、地方には郊外にはあまりにもない。岡山に帰省するとよくわかるのだが、本当に私達の求めていた施設が誕生した、有難う、という感じなのである。郊外型大型SC成功のキーワードは、この、「時間消費」「エンターテインメント」なのだ。現代のファッションビジネス、小売業は、ネット販売、駅ビル等時間節約型=買い物する時間の短縮を進めてくれるものと、郊外型大型SCのように時間浪費型=時間をたっぷりかけて買っても買わなくても誰からも文句を言われないもの、の2極に分化していっているように思う。厳密に言うとネット販売は買い物かごに入れるまでは自分1人でいくらページ検索を繰り返そうが誰にも文句を言われない時間浪費型の2面性を持つ業態だが。更に、もう1つの軸、エンターテインメント性が加わる。食料品や日用雑貨と違い、ファッション商品の場合はこの軸はどんな価格帯のものであれ高い方が有利になってきているように私は思う。ドンキホーテはその好例だろう。この両軸に対するスタンスが中途半端な業態、ショップが今、リアル、ヴァーチャルを問わず、苦戦しているのではなかろうか。
2005年01月02日
明けましておめでとうございます。今日の岡山は、晴れの国らしい、清々しい好天となりました。目の前の小さな目標をクリアしながらも、長期的な視点を忘れず研鑽を重ねたいと思います。ある先輩いわく、毎年一つは、今までやったことのないことにチャレンジするそうです。ネットの世界って、非常に進化が早いので、新しいことの連続ですね。昨年楽天日記を始めてからは、本当に新しいことに次々出会えるのが楽しくて仕方なかったです。今年はネット上でのビジネスチャンス獲得を少し意識していくつもりです。
2005年01月01日
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