狂躁的非日常と日常

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2007年03月17日
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カテゴリ: イタリアワイン♪


なんんてのはまあいいんですが、なぜいいかというとこのワインも福袋系だったから。
単純にワインを買おうと思うとどうしてもフランス系品種に行ってしまう。
イタリアのカオス性も好きだけど当たり外れがあるので選びにくい。
その点フランスだと有名産地とそのだいたいの金額がわかるから選びやすい。
もっと勉強すればいいんだけどねー。

ってなわけで、これは木金で飲んだワインですが、 ボアッソDOCドルチェット・ダルバ「メリアーメ」2002 です。ボアッソは北イタリアのピエモンテのワインメーカーさん。
ピエモンテといえばバローロ!「王のワインであり、ワインの王だ!」と言われる歴史あるワイン産地です。バローロが晩熟のネビオーロ種から作られるのに対して、このワインは早熟のドルチェット種で作られています。



フランスだったらある程度融通の利く品種に改良してしまって、あとは土地のせいにして「テロワールだ!」って言うのでしょうけど、イタリアは土地にあうブドウを見つけては勝手に栽培していたから品種に融通性がないんです。だからフランス系品種は世界を席巻するけどイタリア品種は一部しか広まらないわけです。

おっと、このハナシをするならば、こんな側面もあります。イタリア系品種が植えられている新世界の土地はアメリカ。ジンファンデルも遺伝子的にはイタリア系品種ですし…。ではなぜイタリア品種がアメリカに植えられているかというと、アメリカにはイタリア系移民がいっぱいいるから。じゃあイタリア系移民がいてというわりにイタリア系品種が主流ではないのはなぜかというと、お金がそんなになかったから。資本がなきゃしょうがない。最終的にはイギリス系資本には勝てないわけです。

おいおい、イギリス系っていうけどアメリカワインの主流はフランスじゃん。って思うかもしれませんがイギリスで正しい。なぜかというと、ボルドー地区は100年戦争が終結するまで約300年間イギリス領でしたので、ボルドー地区のワインは大概イギリスに運ばれてました。もともとボルドー地区がイギリスに行ったのも、王妃がイングランド王と再婚したから持参金としてという理由です。だからフランスでワインの王といえばブルゴーニュ(コルトン・シャルルマーニュ→カール大帝)シャルルになってワインの女王はボルドーになるわけです。※ボルドーが女王な理由はもう一個有名なのがありますが)

そんなわけでイギリスが悪いのですが、これって帝国主義的な歴史がいまだに残っているってことでもあります。ワイン作りは換金性が悪いので(ブドウを収穫してワインとして売り出すのまでに時間がかかる)ある程度資本がないと商売としてのワイン作りはしにくいのです。そうすっと大きな資本と市場を持っていて流通も押さえている(イギリス自体はワインを作らないから輸入しないといけないから必然的に流通も掌握済み)帝国主義時代から世界各地に植民地を持っていたので土地の掌握と経営のノウハウも持ってるイギリスには勝てません。

そこにある程度、土地に対して融通性があるブドウ品種が植えられるのは必然です。だって金を稼ごうというのに「この畝は寒いからこの品種」なんでミクロクリマなことは言ってられません。「このエリアはカベルネでいっちゃいましょう!」とかいうくらいの感覚だろうから。

いったいなんの話をしたかったか訳わかんなくなってきました。
結論はイタリアは植民地戦争に負けて、戦争にも負けたので、ブドウ品種の世界でも負けてますよってことかな?ただ、イタリア移民はしぶとくがんばっているですよ。本国でも一時期は世界品種が脚光を浴びたけど(スーパータスカンとかね)LUCEのジョイントベンチャーも解消したし自国のワイン文化も見直されているってかんじかな?

いまいち、なんだこの結論はって思ったけどここまで書くまでに1時間以上かかっているので終わりにさせてください。頭悪いからまとまらん。

おっと、ボアッソのドルチェットですが、おいしいですよ。ドルチェットらしくてちょっと自然な甘めがありながら土着品種らしい土っぽさもあって。品があるってわけではないんですけど、のんびりはできます。最近ピノ・ノワールが多いワタシには心が休まります。





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最終更新日  2007年03月17日 19時55分25秒 コメント(2) | コメントを書く


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