武蔵野航海記

武蔵野航海記

2007年11月22日
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プライドの高い方は彼に近づかないほうが賢明です。

彼には働かなくてもささやかな生活ができるだけの財産と奴隷を持っていました。

これは古代のギリシャの市民としては普通のことで、今の日本のようにまだ若いのに昼間からブラブラしていると人格を疑われるということはありませんでした。

アテネの市民は、ポリスという共同体のために彼の持つ時間とエネルギーを捧げることが正しいとされ、額に汗して働くことは評価されませんでした。

そういうわけでソクラテスは、二人の妻の家を往復する以外はアグラ(ポリスの中心にある広場)で市民と議論したり運動場で体育をしていました。

そしてたまには戦争に行っていたのです。

彼は若いときデルフォイの神殿で「ソクラテスより賢い人間はいない」という神託を受けたそうです。

彼はこの神託に当惑しました。

自分が無知だということは自分で分かっているが、神さまがウソを云うはずもないからです。

そので彼は当時賢者だと評判の人を訪ねて歩きました。

そうして話をして、その人物が賢者でないことが分かりその事実を相手に告げました。

当然ながら相手は怒ったのですが、ソクラテスはこうして何人も敵を作りました。

こうして彼は最後に結論を得ました。

「神のみが賢明であり、人間の知恵など価値がない。神はソクラテスについて語っているのではなく、自分の名前を例証として使っているだけだ。

ソクラテスのように自分の英知が何の価値もないと知っている人間がもっとも賢明なのだ」というものです。

これを「無知の知」といいます。





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最終更新日  2007年11月22日 06時32分16秒
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