くずみ さくやのダイエット&SnowMan好きブログ

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久住咲夜

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レアチーズタルトで… New! ちるちる1028さん

2007.12.13
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カテゴリ: BLコミックス
設定は普通で、大きな波乱があるわけでもありませんが

言う感じで、甘いお話が読みたいときなど
ことあるごとに読み返しています


「赤い戀」
九条AOI先生
双葉社


うーん、楽天ブックスだと画像ないなぁ

「俺の恋人にならねぇ?」

数年後、拓哉はトップモデルに、洋はサラリーマンになっても
関係は「恋人」のままだったが、ライバルの出現や環境が
否応無く、2人の繋がりを変えてゆく...。


幼なじみで子供っぽい拓哉と、真面目な洋は兄弟のように仲良しで
いつも一緒に過ごしていましたが、洋が女の子とキスをしている
ところを見て、洋への友情以上の気持ちをはっきりと自覚した拓哉は
「俺の恋人にならねぇ?」と、告白して
それから社会人になってからも甘い関係が続いているのですが
トップモデルの拓哉と、自分はつりあわないのではと、
比べてしまったり「恋愛」をする上での小さなわだかまりが生まれつつ
そういう時には、お互いへの気持ちを確認して



はっきり言って、惹き込まれる様なお話を読みたーいっ!という方には
物足りないと思います(苦笑)
毎日を一歩、一歩きちんと過ごしている恋人同士の日常という
感じなので、お互いにライバル出現といっても
まったく相手にしてないし、

お決まりな恋愛ストーリーではなくて
仕事の関係で会えない時は、会えない。
休日だって突然の出張や仕事で、デートがつぶれたり、と
普通に、社会人同士の恋愛なんですよね

トップモデルになっても変わらずたくさんの愛をくれる拓哉に
洋は戸惑ったり、小さな頃(拓哉がまだ弟のようで頼りなかった頃)を
思って切なくなったりと、同じ男性だから恋人でも
ちょっと洋には拓哉に対してプライドがあったり(真面目だし)

でも、すごく仕事に対する熱意も、お互いへの想いも対等な2人で
読んでて、羨ましいなぁと思ってしまうんです
こんな関係って良いなぁと。
片方が落ち込んでいる時は、さりげなく甘やかしてあげたり
拓哉は洋が大好きなのでどこでもスキンシップをとりたがりますが
ちゃんと、そこは厳しく洋が抑えたり
お似合いの2人だなぁって


軽く、そういう描写もありますが
それよりは想いの伝わりを読ませるという感じで程よい感じで
普通の恋人同士の、幸せが伝わってくるお話だと思います


ただ...言ってしまえば拓哉がトップモデルっぽくないのがね(苦笑)
これはただ単に、絵柄だと思うのですが...。
洋のほうがクールビューティーで綺麗で
拓哉のほうが、子供っぽい顔なので
これでトップモデルでパリにも行って~、と描かれていても
全然実感わかない(苦笑)

だから別に拓哉をモデルにしないで、設定を特殊にしなくても
同僚同士とか普通で良いと思うのが、難点かな。
こんなにも穏やかで甘い、素敵な気持ちを持つ2人なんだから
ちょっと、何か狙いすぎた感があってもったいないかなぁ

最後のお話で、パリに拓哉が行っている間に
洋が拓哉のファンの女性に階段から突き落とされる事件がおきて
すぐに駆けつけられなかったことを後悔した拓哉が
「モデルを辞める」と言い出すのですが
そんな拓哉の、自分のために全てを無くそうとしても想ってくれる
気持ちに応えようと、いつもはどちらかというと「待ち」というか
平穏な方を選んでいた洋が、「パリで暮らそう」という
お話なのですが......

さくや、ここだけちょっと不満(笑)
折角のラストの描き下ろしなのに。(汗)
結構その前のお話では、洋も仕事にプライドを持っていて
すごく恋だけに溺れなくて、潔くてカッコイイと思っていたので
拓哉のために...は、2人の今後を考えて積極的になって
大切な想いだなぁと思うのですが。

もうちょっとね...。
「パリに支局があるから」とか、「向こうで仕事を探す」とか
フォローがあると、拓哉良かったね!って素直に思えるんだけど
それまでの真面目な設定、一気に飛び越えた展開になっちゃって

「パリに行って仕事どうするの?」って思っちゃうというか(汗)

現実的なお話だった分、洋そんな簡単に仕事辞められないでしょとか

そもそも目撃者が誰もいない場面で事件が起きて
なんで「拓哉ファンがやった」って解るの?とか
描き下ろしという事で、ページ数も少なく決められてたんだと思うけど
もうちょっとちゃんと読ませて欲しかったかな。
それまできちんとしたお話だった分、特に。
とても素敵な「恋」をしている2人が
読んでいて、本当にさくや好きだから

ちゃんとそういうのがあったら、愛情を常に全部表現していた拓哉と
どこか世間体や引け目を感じていた洋が
ようやく同じラインに立ったという感じで、
手ばなしで喜べるんですけどね~(苦笑)

続きを同人誌とかででも、出してないかなぁ(笑)
ちょっと2人のパリでの暮らしが気になっちゃって、
ラストを読んだら消化不良になっちゃったわ

勝手な思いですが、真面目に仕事に取り組んでいた洋だからこそ
「パリで専業主夫」とかだったら嫌だというか...。
もったいないというか
さくや、この洋の常識の葛藤や恋への想い、性格好きなので。
だから拓哉に魅力を感じないのかな(笑)←カッコイイですよっ

「身近にいる恋人同士」という感じで、いつまでも見守っていたい
2人のお話でした♪
穏やかなお話って一冊でもあったら、ほっとしますよね
(この後、反動で「蜘蛛の褥」(沙野風結子先生)読みましたが・笑)
うーっ......続きないかなぁ(切実)

最後の一文の
「その夜見た夢の中で 二人を結んでいたのは 血も流す...赤い糸」
というのが、穏やかでも熱い想いが伝わるようで心に強く残ります



↑送料が痛いショップだけど画像だけ、かりちゃおう(苦笑)





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Last updated  2007.12.13 19:15:58


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