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京都行きの最後の目的地は、建仁寺でした。エメラルド美容室を後にして、まずはランチで腹ごしらえです。mayさんのご案内で「琢磨」さんのカウンターに陣取りました。どことなく“ご出勤前”の雰囲気も漂っているような…(笑)事前の打ち合わせはしなかったのに、偶然にも3人がこの日は「琴帯留」!コストパフォーマンス◎の美味しいランチセットを堪能した後、目指すは西来院です。この日開催された「秋篠寺の四季を秋に謳う。」と題したコンサート。山田流筝曲のお稽古を続けているWさんがご出演されるのです。木々や苔の緑が目に優しい、すばらしいお庭を見ながら開演を待ちます。「美しいキモノ」に載せたくなるような琴さんのお姿。演奏は尺八とお琴が中心で、弾き語りスタイルの山田流の演奏をじっくり聴くのは初めてだったので、大変興味深く楽しませていただきました。空気をふるわせて耳に届く邦楽器の音色は本当に心地良く…そして、ソロパートも含めて見事な歌声を披露されたWさん、とっても素敵でした。物事に集中している姿って美しい、と惚れぼれ。演奏後も未だ緊張が解けない様子のWさん、可愛らしかったです♪この日は昼過ぎから雨。建仁寺に向けて歩いてきた時は、折りたたみ傘で何とかしのぐことが出来ましたが、終演の頃には本格的な降りになりました。てきぱきと雨支度の皆さん。それぞれ、コートも色とりどりの装いです。数日前から天気予報を見ては「もしかしたら直前に雨の予報が変わるかも」と淡い期待を抱いていた私。普段、雨降りの可能性があればキモノを着ること自体をやめてしまうので、いよいよ日曜日は雨から逃れられない…とわかった時にも対策グッズが何もない(!)折りたたみ傘を持ち、履物を古びたウレタンソールの草履に変えるぐらいしか、準備が出来ませんでした。まぁ、こうなったら仕方ないか!と、気休めに手ぬぐいでお太鼓をカバーして退出しようとしたら…Wさんが小走りに呼び止めてくださいます。それに続いてWさんの先生が、余分にあったという雨ゴートを手に登場。ありがたいことに、その場でお借り出来ることになりました…!皆さんに急遽、コートの着方を教えてもらい、思いがけないご親切に胸いっぱいで歩いていると、mayさんが「おばあさんが守ってくれたのかもしれないね」と一言。確かにこの日の着物は、祖母が遺した反物を私が譲り受けて仕立てた一枚。本当にそうなのかもしれない…と、不思議で温かい気持ちになりました。その後は「OKU」にて、解放感いっぱいのWさんも一緒におしゃべりタイム。落ち着いた店内のムードをかき乱すほど盛り上がってしまいました(笑)お名残惜しくも解散し、ホテルから荷物をピックアップする頃にはかなり強い雨になっていて、本当にコートをお借りできなければ悲惨な目に遭っているところでした…。こうして、盛りだくさんの京都での週末が終わっていきました。一緒に楽しい時間を過ごしてくださった皆さんに、心から感謝です。着物がつないでくれた出会いの数々に、今回もたくさんの幸せをもらいました。
2011.10.31
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今回の一泊旅行では、着物と帯は二日続けて同じ、半襟と帯まわりの小物だけを変えました。一日目と二日目(自分撮りって難しい…泣)ホテルをチェックアウトして、京都駅構内にて喫茶店モーニング。空模様は今にも泣き出しそうでしたが、私たちは元気いっぱいです。私は今、一度切ってしまった髪を伸ばしている途中。着物に袖を通す時は、クリップやピンを総動員して何とかまとめあげてみるのですが…前夜のジュスカ・グランペールのLIVEでは、ダンサブルな演奏にノリノリになった挙句、終わる頃にはザンバラの落ち武者スタイルになりかける始末(!)でも、今日はそんな失敗とは無縁の一日になるはず。なぜならば…この日ご一緒する琴さんが、縄手通りの「エメラルド美容室」を予約してくださったから。椅子に座れば15分で、その日の着物にぴったりの結髪を仕上げてくれる(しかも3,150円(税込)で)。…という伝説を聞き及び、本当に楽しみにしていたのです。予約は11時。4人それぞれ、期待に胸をふくらませて、こじんまりしたお店のドアを開けました。自分たちでお店を独占する状態になり、もはやテンション最高潮の一同。一人ひとり順番に、巻き髪の下準備をしていただいてから先生の下へ。ホットカーラーを巻かれた姿を見ては「螺髪よ、らほつ~!」カーラーを外した姿を見ては「松阪慶子だ!“愛の水中花”だ!」…と、ワーキャー女子高生並みにはしゃいでしまいました(私だけ?)マネキンが呆れ顔で見ています(笑)大仏から昭和のホステスという工程を経て、先生とおしゃべりしているうちに…次から次へと変身が完了!本当に、1時間で皆がこの通りです。あとむちゃん、mayさん、琴さん、わたし。この日の刺繍半襟を購入した小物専門店、「キモノカフェ」さんで、一目惚れしてしまったトンボ玉の簪を挿していただきました。実は、美容室の福谷先生は、痛めていた足の怪我が思いがけず骨折だったことが判明し、治療に専念される直前の大変な状況でした。私たち一行には電話連絡がつかなかったため、無理をしてお引き受けいただいたとのこと。そのため、一人ずつ二階で待つ先生の下へ上って髪を結ってもらう…という、ある意味大変貴重な体験をしました。それでも「私は仕事が好きだから、ガムテープみたいなもん足にちゃっと貼って何とかなりませんか、ってお医者さまに言って驚かれちゃった」とおっしゃる先生…その言葉どおりとても熱心に、色々なポイントを教えつつ、見事な手さばきを見せてくださいました。今回は、約1ケ月のお休み期間を予定されているとのこと。「京都でエメる」楽しみが病みつきになりそうな私、一日も早い快復を心から願っています。心の温かさがにじみ出る、素敵な先生に、いつの日かまたお会いして、耳隠しを結っていただきたいです。最初の目的を達成し、意気揚々とランチタイムに向かう一行でありました。腹ごしらえの後の雅な体験の話はまた、別項で。誰ですかっ?そこで「ルチ将軍…」とつぶやいてるのはっ?※本日のBGM※
2011.10.30
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10月の終わりとは思えないほど日差しがまぶしい土曜日。mayさんと連れ立って、京都駅に降り立ちました。この週末、私にとっては初めての「着物で旅する一泊二日」を体験しました。同じ着物と帯で通すことにしたら、意外と荷物はコンパクトにまとまることが判明…BEAMSで見つけたトラベルバッグに収まって一安心です。kaoさんにお出迎えいただき、烏丸へ。この日は偶然にも、国民文化祭というものが開催されており、着物なら交通機関が無料になるチケットが配布されていたそうで、Kaoさんのおかげで私たちも恩恵に預かりました。美味しい和定食のお店にご案内いただいた後、デザートは「栖園」でいただきました。お友達のブログでしばしば目にしていた「琥珀流し」。とうとう自分の口にも入る時がやってきた…!と感激(笑)「それって葛きりなの?寒天なの?」…その食感をいくら尋ねても、あとむちゃんが「何にたとえたらいいか、とにかく“トゥルン”」としか表現してくれなかった、その謎が解けた気がしました。皆さんが熱く「自分が好きなのは何月の味か」を語り合ってしまう理由も。10月は「栗」さらっとした餡の甘さも絶妙なバランスでおいしかった。通行人のおじさまが一生懸命撮ってくださった記念の1枚。お土産にカステラも購入しました。これで満足してはいけません、この日の大切なメインイベントはその後に控えておりました。アコースティック・デュオ、ジュスカ・グランペールの「京町家はんなりコンセール」。今回、光栄なことに私も、スタッフの端くれとしてお手伝いさせていただくことになったのです。舞台となる四条京町家に到着して、スタッフのR子さんご夫妻、Fさんご夫妻とご挨拶を済ませ…着々と機材の準備を進めるジュスカのお二人を横目に、準備がスタートしました。この皆さんのスタイル、築百年の空間との見事なコラボレーションです!やがて、演奏のリハーサルが始まり、kaoさんはご指名でサウンドチェックのお手伝い。どこまでも心地良い音色が流れる中、私は土間に佇んで、うっとりと場の雰囲気に酔っていました。タイムマシンがなくても、どこでもドアがなくても、現実から切り離された場所に旅することは出来るんだなぁ…なんてことを思いながら。しかし、お手伝いに来た人間がいつまでもボーッとしていてはいけません(笑)私の持ち場は受付。mayさんは、ジュスカのお二人の着付け(この日の衣装は羽織袴でした!)を急遽サポートすることになったため、町家のおかあさんにお手伝いいただきました。慣れないことで、チケット代金やCDの売上金に間違いが起きないか、緊張…していたつもりが、いつの間にやら「帳場のやり手婆」キャラがすっかり身に付いていた自分が怖い…大きな電卓はmayさんご持参の品。売り物片手にドヤ顔です。一人の観客として客席で聴いている時から、ジュスカの奏でる音の美しさや迫力は十分に伝わっていましたが、入念なリハーサルの様子を見た後で味わうライヴには、一層深い感動と興奮がありました。すべてが終わって片付けが済んでも、どこか別れがたい、離れがたい思いが残るような…でも、「また今度」を願って、その時を楽しみに。皆さま、本当にお疲れさまでした。素敵な時間をご一緒させていただいて、ありがとうございました。その後、会場で合流したあとむちゃんも加わり、遅い夕食を済ませてホテルへ。スケートカナダでショートプログラム2位につけた高橋大ちゃんの華麗な滑りをニュースで見ながら、幸せな眠りについたのでした。翌日も京都で過ごす楽しい時間は続きます。次回「エメラルドの伝説」をお楽しみに(笑)
2011.10.29
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雨上がりの空に大きな虹を見た、日曜日のお出かけ。この日デビューさせた帯締めも、虹のようなカラフルな配色。着付け教室に新しく来られた先生の作品です。「りらっくご」の会場へ行く前に、名古屋で腹ごしらえ。困った時のタカシマヤレストラン街…ということで、こちらのお店でランチを。 この日の着物は席亭のことりさんにちなんで、ピンクの小鳥が散りばめられた小紋。やっと肩につくまで伸びた髪を無理矢理まとめました。 外で順番待ちをする人々の視線が若干痛い(笑)ランチメニューのお味は大変結構で、大満足でした。 …デザートのモンブランに夢中な夫の図。 「りらっくご」会場の刈谷市総合文化センターにて。ロビーの一画に、季節を感じさせるディスプレイが。同行のあとむちゃんと。キモオデの秋はまだまだ続きます。
2011.10.24
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ことりさん主催の刈谷の落語会「りらっくご」も、めでたく末広がりの八回目を迎えられました。毎回、主催者自らお書きになるめくり。いつもながらお見事です!おめでたい話といえばもう一つ、この会で高座の中心となっている桂こごろうさんが、来年、桂南天を襲名されること。その嬉しいニュースが紹介されると、客席から暖かい盛大な拍手が送られました。本日の出演者と演目。 森乃石松 「寄合酒」 林家花丸 「厩火事」 桂こごろう「花筏」花丸さんとこごろうさんは入門が同期、「ラクゴリラ」のメンバーとしても一緒に活動しておられます。「ラクゴリラ」の噺家さんは皆、研究熱心、勉強熱心がはっきり伝わってくる方々で、大好きです。それにしても、今回最大の驚きは、花丸さんがマクラで「宝塚歌劇にすっかり夢中です」と告白され、繰り返し見たという「ロミオとジュリエット」の挿入歌を高座で熱唱されたこと!この日の客席には、筋金入りのヅカ乙女の方々がいらっしゃることを知ってか知らずか…花丸さん、なんてチャレンジングな!と圧倒されつつ、宝塚独特の歌唱法を細かく再現した歌いっぷりに、さぶイボの代わりに爆笑が飛び出ました。(それに続いて披露された、舞台を上方落語界に置き換えた替え歌バージョンが本題だったのですが、詳細はあえて伏せます・笑)トリのこごろうさんがかけた「花筏」は、相撲を題材にした私の大好きな噺。クライマックスの土俵上での場面、思わぬ心理戦(?)が意外な結末を生む展開がたまりません。しかし、落語やお芝居に出てくる相撲の話って、大概八百長が絡んでるよなぁ…と思うと、その体質の長い伝承は推して知るべし、という気がいたします。大相撲は、公明正大なスポーツとして取り扱うより、伝統芸能の興行に近いものだろうと永年思っている私としては、落語に出てくる相撲の世界の人間臭さがとても好ましいものに思えるのでした。(週刊新潮は、そろそろ隆の山の私生活をそっとしてあげてくれないものかしら…涙)さて、本来なら、休憩をはさんで噺家さんが顔を揃える「トークコーナー」がりらっくごのお楽しみなのですが、今回は事情によりやむなく途中退出いたしました。会場を出たら、窓の外は不思議な天気雨。傘持ってない!とギョッとしたものの、雨はエレベーターに乗っているわずかな間にやみ、駅に向かって歩き出したら…空には大きな、大きな虹がかかっていました!新しい名前になるこごろうさんにも、会を重ねるりらっくごにも、虹色の未来が待っていますように!次回は来年、2月26日開催とのことです。ことりさん、スタッフの皆さま、本当にお疲れさまでした。9回目のりらっくごを楽しみに待っています。
2011.10.23
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佐渡に根ざして活動を続ける太鼓の演奏集団「鼓童」。その演奏を始めてライウで体感したのは、忘れもしない2002年のことです。日韓共催のワールドカップの「決勝戦前夜祭」という催しがあり、大会で使用されていたアンセム(なぜか、この大会ではFIFAアンセムではなく、ヴァンゲリス作曲の専用アンセムで選手が入場していたのですよね)の演奏に参加した鼓童がゲストに招かれていたのです。横浜の埠頭に巨大な海上滑走路を接岸させた会場で、上空にはマスコミのヘリコプターがいくつも飛び交い、集まった観衆の多くは、メインイベントのボーイズ2メンのコンサートが目的…という状況下。ステージに据えられた大太鼓に、最初に「どぉぉぉぉん!」とバチが振り下ろされた瞬間、ビリビリと空気の振動が伝わってきて、客席が一気に演奏に集中していった、不思議な感動が忘れられません。数年ぶりにツアーが近くの会館にやって来ることになり、またあの演奏を聴けるのを心待ちにしていました。岡本太郎センセイの揮毫による力強い文字。爆発だ!坂東玉三郎サマがこの度芸術監督に就任。「徹頭徹尾修行するということが大変難しい現代を私は常々懸念していましたが佐渡での生活は理想的な環境が整っていました。(中略)そうした生活の中での本当の理想とは、芸能、芸術に没頭している自己の中にこそ存在することを知るのだと私は考えます。」パンフレットに寄稿されたこの一文に、役者としての来し方が透けて見えます…鼓童の演奏は、和太鼓をベースに創作されたジャンルに捉われない現代音楽で、意外にバタ臭い(死語?)グルーヴィーな楽曲もあるのですが、私はやはり、日本の祭り囃子や各地に伝わる太鼓を元にした演奏に血が騒ぎます。中でも「屋台囃子」という演目は、打ち手がこのDVDのジャケットのようないでたちで、ほぼ仰向けの姿勢から激しく太鼓を打ち鳴らす、見ている方の息が切れそうな激しい演奏!凄まじい迫力に圧倒されつつ、上腕二等筋って、大胸筋って、僧帽筋って、こんな風に動いているのか…と、妙なことに感心してしまいました。この週末は、世界体操の内村くんの演技に魅了されていたこともあり、思えば連日の筋肉祭りだった(笑)身体を目一杯動かす、ということから、完全に切り離された便利な日常に慣れている中で、限界まで鍛錬した人間の動き、それが生み出す美しさに、心底感動して帰路についたのでした。アンコールにはまさかの「客席降り」もあって、会場の老若男女、一体となって盛り上がった楽しい時間でした。紬に半幅帯のカジュアルな装いで出かけました。私が持っている袷は7枚。月に多くて4、5回しか着物を着ない私の場合、それでもなかなかすべてに満遍なく袖を通すことが出来ません。以前に比べて、あれもこれも欲しい、という気持ちにならなくなったのは、現実と折り合いがついてきたということか(笑)せめて、すでにわが家にあるものは「ご無沙汰着物」にならないよう、考えて活用してあげたいです…
2011.10.16
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42回目の誕生日。夫も私も休暇を取っていたので、気ままにお出かけ。「レモンの木」で超絶美味しいトーストと、今シーズン食べ納めのかき氷でブランチ。数年ぶりにアウトレットモールに出かけて、お祝いの食事は「土瓶蒸し食べたい!」という私のリクエストで、和食のコースをご馳走してもらいました。この日いただいた美味しいモノたち!ダイエットは明日から…という訳で記念に残しておきます(笑)春にドラマ化もされた「高校生レストラン」の卒業生が働いているお店だけあってどのお皿も丁寧な仕事ぶりでした。遊園地と併設のアウトレット、ジャズドリーム長島。帰る頃には、ジェットコースターの向こうにきれいな満月が顔を出しました。夫からの誕生日プレゼントは、ルルドのマッサージクッション。そしてサプライズでもう一つ、川北友果さんのガラス細工。今年の初め、私が作品展で購入した帯留めの美しさは、夫の眼にも印象的だったようで…一人でバイクで出かけた奈良のショップで買っておいてくれたのだそうです。これはトンボ玉と言ってね、穴が小さいからフツーの帯締めは通らないのよ…などと無粋なことは言いますまい(笑)大切にしようと思います。美味しいご馳走やプレゼントもありがたかったけれど、私にとって一番うれしかったのは、この日の午前中に夫が受けた病院での精密検査が異常なし、だったこと。肩が凝るってどういうこと?胃が痛いってどんな感じ?と真顔で聞いてくるくらい、元来丈夫な人だっただけに、しばらく前から妙な腹痛が続いている、と言われた時には不安になりました。結局、原因はよくわからなかったものの、内臓にはまったく問題がなかった様子(やっぱり、禁煙後の体重増が悪材料か?)。心配事が一つ無くなったお祝いも兼ねた、楽しい一日でした。今年は、無念の死を迎えた被災者の方々をはじめ、思いがけない訃報に言葉を失うことが殊のほか多い気がします。夫も、私も、今年に入ってから同級生を亡くしました。身内や職場の方やお友達が、突然の重い病に直面するということも、若い頃に比べ格段に多くなっています。私達もいつかは必ず、二人から一人になる日がやって来る。誕生日や記念日は、その日までのカウントダウンでもある訳ですが、そのことを悲しむよりは、今、与えられている目の前の幸せを大切に味わいたいものだと心から思います。
2011.10.12
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NHKは、3月の東日本大震災発生を機に、 「明日へ-支えあおう-」と名づけたプロジェクトを展開しています。夜のニュースの時間帯など、番組の前後に1分間のミニ番組が放送されているので、防災知識や節電の呼びかけなどをご覧になったことがある方も多いのでは。この間、何気なくつけていたテレビの画面に、「きらり!東北の秋」というロゴと、一面の見事な紅葉の風景が映し出され、目が釘付けになりました。流れてきたのは、宮城県の女子高生たちが合唱する歌声。美しく若々しいハーモニーにあわせて、猪苗代湖、奥入瀬、平泉、松島…といった、東北各地の秋の光景と、そこに生きる人々の姿が映し出されていました。何とも豊かで、声高な主張ではないのに、強く胸に響く1分間の映像でした。番組ホームページはこちら。サイト内で映像が再生できます。あの日から七ヶ月。忘れてはいけない、風化させてはいけない、何かを学ばなくてはいけない…と、事あるごとに肩に力を入れていたような日々でしたが、季節が移り変わって、時の流れが起きた出来事を過去に押しやっていくことにも、大事な意味があるのですね。何もかも一つところにはとどまらない、それを念頭に、私たちの先祖はこの国の風土に生きてきたのだなぁ…と、色づく景色を見ながら気づかされました。ただ忘れ去るのではなく、しなやかに前に進んでいく強さをもって、これからもやれる範囲で出来るだけ、の支援を続けていこうと思います。NHKといえば、今月から始まった連ドラ「カーネーション」にすっかり夢中です!朝の放送は出勤時間とぶつかるので、仕事から帰って、18:45からのBSの再放送を欠かさず見ています。洋服作りに生きる道を見つけた、コシノ三姉妹のお母さんがモデルですが、大正~昭和の時代が舞台の今は、ドラマに登場する女の子たちの着物姿がとにかく可愛らしくて…脚本の渡辺あやさんは、「ジョゼと虎と魚たち」以来、クオリティの高い映画を作り続けてきた方。「ちりとてちん」以来、毎日15分の楽しみが復活しました!これからも目が離せません。
2011.10.11
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着物で出かけるには最適な季節が始まっています。久しぶりに袷の着物に袖を通して、御園座で歌舞伎見物を楽しんできました。先日、澤潟屋で大きな襲名のニュースが世間の注目を集めました。今秋の名古屋の顔見世興行も、播磨屋の中村又五郎さん・歌昇さん親子の襲名披露を兼ねています。<演目> 南総里見八犬伝 一條大蔵譚 襲名披露口上 寿曽我対面チケットを手配してくれたあとむちゃんのおかげで、今回は花道の役者さんを間近に感じられる席での鑑賞となりました。歌舞伎に限らず、舞台は後ろよりの席で見るのが好きですが、息づかいや細かい表情の動きをじっくり見られるというのも、ワクワクしますね。豪勢な衣装の織り・染め・刺繍など微妙な質感まで手に取るように眺められるのも眼福、目の保養でした。目の保養といえば、特筆すべきはやはり。何事もなければ、今年の2月にも御園座の舞台を踏んでいたはずの海老蔵さん。暴力沙汰で、役者としての経歴には大きな疵がついたとしても、そのお顔に跡が残らなかったのは本当によかった…と、見惚れながら思ってしまった次第(苦笑)この日は江戸小紋に水玉刺繍の名古屋帯、さがら刺繍の半襟。写っていませんが、楽天の「街着屋」さんで購入したシルバーの草履で。当然、幕間には御園座名物のあいす最中を楽しみました♪私はいつも抹茶派です。パリパリの皮とアイスのハーモニーが毎度たまりません。顔見世というだけあって、豪華な顔ぶれが揃った舞台、口上も楽しめました。人間国宝となった鬼平・中村吉右衛門さんが主役の「一條大蔵譚」は特に面白かったです。秘めた野望のために、長年暗愚な男のふりをしてきた主人公。この「つくり阿呆」の部分は笑いを誘う部分でもあるけれど、演じる際にあまりデフォルメされると私などは鼻につくのです。その点、吉右衛門さんの大蔵卿は、阿呆の時は何とも品の良い可愛げがあり、後に本性を現してみせる時にはキリリと凛々しく、その双方を目まぐるしく行き来する終盤の演じ分けも含めて堪能しました。いつになく、クローズアップの美を楽しむことが出来た歌舞伎鑑賞。良席を入手してくれたあとむちゃんに感謝です。劇場を出て歩き出したら、街角に突然現れた白浪五人男。何やら朗々とセリフを喋っている様子…こんな人形仕掛け、あったかな?? …と思っている間にくるりと戸板返し。ああ、この立看板(?)なら何度も目にしていました。こんなヒミツが一日数回、お披露目されていたんですね。知らなかったです!観劇中から、今日はいつも以上に背中が凝っているなぁ、と思っていたのですが、時間を追うごとにドーンと疲れを感じて、早々に家路につきました。今まで洗える軽い夏物ばかり着ていた分、袷の重さがしんどかったのか、あるいは長時間首を捻って花道や舞台を追っていたせいか…後者だとしたら、いかにも一等席が身に付かない貧乏性、という感じで若干情けないですが、たぶん可能性はこちらの方が高いと思われ(苦笑)
2011.10.08
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今年も、さいたまスーパーアリーナへフィギュアスケートを観に行ってまいりました。日本、北米、欧州の3地域対抗戦、ジャパンオープン。プレシーズンマッチとでも言えばいいでしょうか、選手達の仕上がりは必ずしも完璧とはいえないものの、フィギュアの季節の幕開けを告げる、楽しみな試合です。皆、今年のフリーはどんなイメージなのだろう…そんな期待と、公式戦を会場で見るという初めての経験に、ドキドキ胸を高鳴らせつつ会場入りしました。プログラムの収益は大震災の被災地へ寄付されるとのこと。日本の選手たちが寄せた手書きのメッセージがボードで公開されていました。高橋大ちゃんのメッセージは一言「未来を信じよう!」。大きな被害を受けたアイスリンク仙台の復興を目指すチャリティグッズ。微力ながら、私もキーホルダーを購入して協力いたしました。(係の方に許可をいただき撮影させていただきました)各チーム男女2名(プロアマ混合)で結成され、男子・ゲスト・女子の順で滑走が行われました。リンクサイドに佐藤コーチ・長光コーチ・モロゾフコーチ・ミーシンコーチがずらりと並び、6分間練習が始まると、会場の空気がグッと引き締まります。これが大きな試合だったら、その緊張感はどれほどのものか。小心者の私にはとてもムリだな…と思いました(苦笑)プルシェンコ選手がドクターストップで欠場となったのはとても残念でしたが、やっぱりテレビで見るのとは一味もふた味も違う、スピード感とダイナミックさを実感しながらのスケート鑑賞は素晴らしかったです。アマチュアの公式戦を離れて久しい、カナダのバトル&ロシェットが、かつて試合で滑っていたプログラムを見事に演じきったことに感動。日本チームの出場選手では、シュトラウスの「こうもり」序曲で会場中から手拍子と歓声を巻き起こした、鈴木明子ちゃんが最高でした。今年のあっこちゃん、いいですよ!真央ちゃんの「愛の夢」と並んで楽しみなフリープログラムです。さて、「今年のプログラムは挑戦というより賭け」と公言していた大ちゃん。大歓声に迎えられて登場した時、私の最初に頭に浮かんだのは「…スパンコールがない!!」ということ。これまでディテールまで凝りまくったキラキラの衣装がお約束だっただけに、上下黒のシャツとパンツ、という出で立ちに驚きましたが、シンプルな服もお顔立ちを引き立てて…(以下賞賛を500フレーズほど省略)。去年より、素人目にもわかるくらい柔軟性が増していて、ドーナツスピンも進化しているようでした。ショートもフリーも、とても完成形の到達点が高そうな難しいプログラムだなぁと思いますが、これからの進化の過程が楽しみでなりません。ゲストスケーターの荒川静香さんが、見事なイナバウアーでしめくくるプログラムを披露した後、サプライズゲストで羽生結弦くんが登場したのはうれしい誤算。春から夏、各地で開催されていた様々なアイスショー。多くは震災に向けてのチャリティを兼ねていましたが、今年は「どのショーにもゆづちゃんがいる!」という印象でした。公演数でいえば50回を超えていたのでは…被災地の思いをその細い肩に背負って、全力を振り絞る彼の滑りを見ていると、涙があふれます。しっかり者の賢い子、それゆえに、自分に与えられた役割をわかりすぎて、抱えすぎて、がんばりすぎてはいないのかな……と、余計な心配をするこちらの思惑を軽々と飛び越えて、彼は「時分の花」を目一杯咲かせています。その花の盛りが、色を変えても長く長く続きますように。願いながら楽しみながら、応援していきたいです。幅広い世代に注目したい選手が顔を揃えていて、あぁ、やっぱりフィギュアスケートは愉し…と、まだ見ぬ今シーズンのドラマに思いを馳せると、自然に頬がゆるむのであります。フフフ。
2011.10.01
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