草加の爺の親世代へ対するボヤキ

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2013年06月04日
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 カツヨさんのケースは、1年後に40代を迎えるに当っての、

迷いと将来に対する不安とです。結婚は、取り敢えずこの際は

横に置いておいて、一人で老いていく自分とどの様にして向かい合い、

自分なりに充実して毎日を過ごして行くには、一体どの様な

心構えが大切なのか。それについて教授して貰いたいと、大変に

真面目なご来談の主訴でした。

 彼女は東京下町の生まれで、そのまま地元で今日に至るまで

暮らしてきました。ご両親は先年相次いで病没しました。歳の離れた



一人暮らしです。手狭ですが家賃の安さと、住み慣れた勝手のよさが魅力。

職場の有る繁華街にも自転車で10分程と便利です。


 彼女は一応は短大を卒業していますが、学業の方はまるでダメだったそうです。

が、見たところでは頭が悪いようではなく、逆に目端の利く「商売人」タイプ

の印象でした。振る返ってみると、ずっと水商売関係の仕事について来た結果に

なったが、特別に水商売が肌に合い、好きなわけでもない。自身でそう言います。

事実、化粧も服装もどちらかと言えば地味な方と、お見受けしました。

 「今現在はまだ体力にも、気力にも余力があり、あまり問題はないのですが」

 「夜が中心のお仕事ですから、中年以後は辛くなるかも知れない…」

 「ええ、それに若さも売りの一つですから、女性の場合は、特に」

 「学科では、計算が得意だったとありますが、経理などをきちんと勉強するような



 「もう、手遅れではありませんか、この歳で勉強を始めるのは」

 「手遅れと言うことは、どんな場合でもありません。ただ本人の意欲次第で」

 そのほかに私が彼女に提案したのは、特に仕事の場では。周囲に自分の

良い面を意識的にアピールすることと、人材紹介会社を調べて、気に入ったところがあれば

登録しておく事でした。



無邪気なところがあります。週に一回のセッションの時以外にも、急に

時間が空いたからとか、何となく顔が見たくなったから、などと言って面談に

やって来て、世間話をして帰って行きます。

 「あたしって、世間が狭いひとですから、こんな気楽に何でも話ができる

相手が、これまで一人もいなかったんですよ」と、独り言のように呟いたのです。

 「お友達になれて、私も楽しいですから、お暇な時はいくらでも声を

掛けて下さい」

 「本当に、いいんですか。お世辞でも嬉しいです」

 彼女は、水商売とは言っても、ごく堅い和風居酒屋の仲居兼副店長として

おさまり、近い将来女将として店を任される見通しも立ちました。ついでに

付け加えますと、趣味で始めた「お習字」の上達も周囲の賞賛の的と

なっているそうで、なによりも楽しい時間が持てると言って、彼女

本人が大満足しているので、私も蔭ながら嬉しいのでした。








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最終更新日  2013年06月04日 10時19分59秒
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