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輸入の玄関ドアの塗装を行ったというお客様から、ご相談を頂きました。玄関ドアは、塗装で木目デザインが表現出来るファイバーグラス製の輸入ドアです。ドアの表面に線状の浅い彫りが入っていて、そこに木目を再現出来る専用の塗料を塗ってやると、素人の方では木製のドアと思ってしまうくらいに木目の感じが浮き出てきます。今回の塗装の際には専用の塗料を使ったようですが、油性のベタ塗りの塗料を塗った感じに仕上がってしまいました。鉄に塗るような油性塗料であれば、きれいに塗れたという感じなのでしょうが、本来木目を再現出来るという特殊な塗料だとすると、その性能や目的を達成していませんので、塗装は失敗と言えるかも知れません。これを塗ったペンキ屋さんは、この塗料を塗るのは初めてと言われたそうで、如何に塗料を均等に塗るかということに専念した結果だと思います。本物の木は、場所場所で色やツヤが違います。ですから、均一にきれいに仕上げてしまうと、人工的な作り物という感じが出てしまいます。木目調のドアに専用塗料を塗る場合は、美術センスが必要です。色ムラを如何に作るか、彫りのある凹みに塗料を入れ過ぎないで影を如何に表現出来るかという仕事は、技術やセンスがないと難しいです。木目を塗装で表現するなら、やはり経験のある私たちのような専門家に依頼するか、専門家が立ち会いの下でペンキ職人に指導して塗ってもらうかして欲しいですね。これから塗り過ぎた塗装をある程度取って、再度木目に仕上げるのは結構大変だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月30日
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木部用防水塗料のパラペイント ティンバーケアを塗って、会社の脇に転がしてあったヒノキの端材をほんの気なしに裏返した処、シロアリたちが一杯這っておりました。黒い木の皮のようにクシャクシャになっている部分は、食べられなかったティンバーケアの薄い塗膜です。やっぱりティンバーケアは美味しくないので、丸めて端に追いやった感じです。(因みに、ティンバーケアは木部用防水塗料ですから、耐紫外線・木部保護という機能があっても、人体にも有害な防腐・防虫という機能はありません)塗料の膜を剥ぎ取った木の部分は非常にきれいな状態ですが、木の中の方は穴だらけです。シロアリ自体は湿気った暗い場所を好む為、木の表面には然程興味がないのかも知れませんが、裏を向けてあったのでシロアリがたくさん出てきていたんでしょうね。よくヒノキやヒバといった木をシロアリは食べないなんて話がありますが、これを見るとそんなことはないということがお分かりでしょう。ただ、この切れ端が常に乾燥していて、太陽光が差して風が通るような場所にあったとしたら、多分シロアリは来なかったとも思います。(この切れ端は、日陰になる駐車スペースの脇に雨ざらしで置いてありました)恐らくこのシロアリは、大きさが2~3mm程度ですからヤマトシロアリではないかと思いますが、こうやって蟻道以外の場所で光に曝されてしまうとパニックになってしまいます。観察の為何もしませんが、雨の当たらない屋根の下に置いて太陽に当てておけば、何れコロニーは衰退してシロアリもいなくなると思います。本来のシロアリは、自分たちにとって条件がいい環境でないと生きていけないというくらいの弱い生き物なんです。これから冬の為にしっかり食べて、温度が一定な材木の中で楽しく暮らそうと考えていた処に、変な人間が邪魔をしてシロアリもビックリしたでしょうね。シロアリは庭などの建物以外の場所にいても何ら心配する必要はないですが、おうちが湿気っていたり、床下が土だったり、床下のコンクリートに隙間があったり、家の基礎の周囲にコンテナや薪等を置いて陰となる場所を作っていたりすると、おうちへ侵入を試みますから注意して下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年10月27日
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みよし市のお客様の輸入住宅で、玄関ドアの交換に伴う塗装工事を行いました。(いつもは社内で事前に塗装等を行いますが、既存の子扉やドア枠の色に合わせる為に、現場で塗装作業を実施しました)木製ドアは、シンプソン(Simpson)製のステンドグラス入りです。無塗装の白木で出来たドアですから、木目を見せる感じでステイン仕上げをするのが一般的ですが、既存の子扉のドアが既に塗りつぶしのペンキ塗装がしてあった為、それに合わせて木目を見えなくする塗装をしました。まずは、他に塗料が付かないように養生をしっかりと行い、その後白い下塗り塗料を塗ってから、ブリティッシュグリーンの濃い緑色で塗装をしました。写真は、上塗り1回目の塗装を行っている最中ですが、まだ塗料が乾いていない為、所々ツヤでてかっている部分も見受けられます。日本のお客様は、なかなか塗り潰しの塗装をする勇気がないのですが、アメリカやカナダの人たちは結構ペンキ塗りでドアを塗装することが多いと思います。これは、国民性や文化の違いだと思いますが、戦後の日本人は家づくりで塗装をすることに慣れていない為、塗装という文化が殆どないと言えるかも知れません。だから、街並みに合わない色で外壁が塗られている家をよく見掛けますし、逆に外壁がねずみ色と黒色といった色がないデザインの家も多いですよね。尚、塗装した後に、屋外側のステンドグラスの周囲を防水処理して、雨によるガラスの内部結露や木の腐り・反りを防止する対策も施しました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月01日
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以前四日市のお客様の処でウッドデッキのリフォームやスウェーデン製の窓の防水処理などを実施したという記事を書かせて頂きました。それから半年くらい経っているのですが、お客様から写真のようにデッキの塗料が部分的に剥がれてきたという連絡を頂きました。デッキ材は、杉材に高温で樹脂を加圧注入して腐らない木にしたエコアコールウッドという材料です。これは、元々木ですから塗装も出来るという触れ込みのもので、水性アクリルの塗料であれば臭いもなく安全だろうということで塗装をしました。茶色の水性アクリル塗料で着色した上で、耐候性が高いパラペイントのティンバーケア アクリルレインコート(ナチュラルクリア色)を上塗りしました。でも、写真を見ると着色部分から剥がれているという感じで、塗料そのものが部分的に定着していなかったようにも感じられます。勿論、メーカーからは水性塗料は使えないという注意があった訳でもありません。油性のステインを使えばいいと思われるかも知れませんが、どうしても揮発性の化学物質は含まれていますし、出来れば安全な塗料を使いたいというのが私たちの思いです。何れにしても、もう少しメーカーに情報提供を行って、どうすればよかったのか、今後どのように対処すべきかを確認したいと思います。やっぱり、木に注入された樹脂が多い場所少ない場所があるんでしょうかねぇ?樹脂が溶けて着色するような塗料でないといけないのでしょうか?因みに、エコアコールウッドは塗装をしなくても、防水性があって腐ることはありません。ただ、見た目がどうかということです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年04月04日
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昨日、岡山県倉敷市で実施した大掛かりな修理メンテナンス作業から無事帰って参りました。さすがに1週間ぶっ通しで、それも夜の8時過ぎまで作業をしていましたので、老体の私は体がガタガタ。まあそれでも当初計画した工事はほぼ全て完了出来ましたので、お客様には喜んで頂けたのではないかと思います。写真は、昨日・一昨日と2日間掛けて新たに設置した屋根裏点検用のドア。幅は90cm、高さは1.2mという大きさの無垢木製ドア。こんなサイズのドアは普通ありませんから、当然オーダーメイドです。この奥の狭くて低い空間の中に、全館空調の機器や太いダクト配管が所狭しと入っています。その空調システムの点検用に写真右の60cm角程度のドアが付いていたのですが、そんな小さな開口では人間が這って入るのがやっと。明かり一つもありませんから、そこで作業をしたり部材を交換したりするなんてことも出来ないですし、ましてや空調機材の交換となったら、小さな点検口から出し入れすることは不可能でした。新築した工務店さんも役に立たないドアを作った処で、将来のメンテナンスにどう備えようと考えたのか全くよく分かりません。家中のマーヴィンのサッシや複数の室内ドアの調整メンテナンスを行うついでに、この屋根裏用の入口ドアの設置もご依頼頂きました。でも、一旦仕上がっている部分を壊しながら、ドアに合った開口や下地を作るのって、結構大変なんです。だって、見えない処に釘やビスが打ってあったり、構造的な強度も考えながらここに合うように作っていく訳ですから、道具や知識も非常に大切となります。苦労して作りましたが、その出来は如何でしょうか?壁を壊して作ったとは思えない出来でしょ?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年06月26日
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クラウドファンディングで募金頂いたお金を使わせて頂き、私の母校昭和高校のクラブハウスの塗り直しを実施しました。こちらは、昭和高校創立80周年に何か出来ないかということで、同窓会が計画した事業の一つです。写真左の陽のよく当たる妻壁は、雨にも多く晒されていましたから、塗装も剥げて木の板で出来た壁も結構傷んでおりました。この建物は、10年前の70周年の際に大規模リフォームを行い、蘇ったのですが、今回の塗り直しでまた新築したようになりました。使用したペンキは、素人でも塗れるカナダの高級塗料 パラペイント。防水性や耐久性は抜群なのに、木の呼吸作用も止めないという素晴らしい塗料です。屋根以外全て木で出来たクラブハウスですから、こうした塗装を定期的に行えば、100年くらいは平気だと思います。そうそう、この建物ですが、基本構造は60年前の木造のまま。30年で建て替えるのが普通の日本の建物ですが、この建物はサスティナブルだと思いませんか?今後も長く生徒さんたちに使い続けて欲しいものです。因みに、この塗り直しは同窓会OB・OGだけでなく、ここを卒業した昭和高校の現役先生の皆さん、現役生徒さん、PTAの皆さんがボランティアでやってくれました。有難うございました。<関連記事>: お世話になった高校で恩返し (2021年3月27日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年03月31日
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昨日から、私が40年前に通った昭和高校のクラブハウスの塗り替え工事を行っています。同窓会が、クラウドファンディングで集めた募金を基に、10年前に大規模改修を行った建物の塗り直しを行おうというものです。構造は昭和39年に建てた時のものをそのまま使い、補強や外装のやり直しをしたのがこの建物。だから、構造そのものは60年近く経っているということです。10年前の改修時には、多くの現役生徒さんに手伝ってもらい、真っ白に塗装をしましたが、風雨に晒され外装の木も傷んできました。このままではまたボロボロのクラブハウスに戻ってしまいますから、高校創立80周年のこの機会に塗り直しを敢行することになりました。塗料や簡単な道具は、募金のお金を使わせて頂いて購入してもらいましたが、作業は全てボランティア。昨日は、今日の本塗りに備えて、木の腐りを補修したり、木のヤニが浮いてこないようにパラペイントの専用プライマーで下塗りをしました。少人数で作業を行いましたから、結構大変ではありましたが、何とか無事に作業を終了出来、本日の上塗り作業に備えることが出来ました。今日は、またたくさんの現役生徒さんにお手伝いを頂いて、上塗り1回目を行いたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年03月27日
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今回は、おしゃれなフローリングについて書かせて頂こうと思います。部屋の床材と言えば、白木っぽいナチュラル・クリアな色から黒っぽいダークブラウン色までバリエーションがありますが、それも木の地肌の色を意識した色遣いが一般的ですね。でも、私たちは、こんなにカラフルでナチュラルなフローリングも提供することが可能です。素材は、柔らかくて足触りが優しいパイン材で出来ていて、そこに木肌が分かる半透明な塗料を塗って仕上げています。そのカラーバリエーションは、12色。こんな床材がリビングに張ってあったら、来る人も圧倒されるインパクトがあること請け合いです。マリンハウスをイメージしたいおうちやお店に敷くと、素敵ですよね。当然柔らかいパイン材ですから、床に傷が付くと思いますが、逆にそれが格好いいですし、年数が経ってくると味にもなってきます。勿論、子供部屋に使ってあげると、きっと感性が豊かなお子さんになってくれると思いますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年02月18日
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こちらは、サーマトゥルー(Therma-Tru)社のトランザム付きダブルサイドライト玄関ドア。豪華な玄関ドアですが、表面のグラスファイバーのパネルに塗られた塗料が劣化して、黄色く変色しています。通常10年毎くらいで塗り直しが必要ですが、随分と長く塗装をしていなかったようです。また、黄色く変色した塗料も美しい木目を出せる専用塗料ではなく、ベタ塗りの塗料だったらしく、木目を出す為の凹凸が消えて平面的な木目が薄い状態になっていました。ここまで行くと、木目を出せる専用塗料を使っても、うまく木目が出ないかも知れないという話をペンキ屋さんとしていたのですが、取り敢えず表面の劣化した塗料を薄く剥がして、塗ってみようということになりました。塗った塗料の色は、ナチュラル・オーク。茶色ではありますが、塗料の色の中では中間色という感じです。慎重に丁寧に着色の塗料を塗ってみましたが、やはり多少木目の凹凸がなくなっている関係で気持ち木目が薄い気もしますが、この状態としてはまずまずの出来ではないかと思います。やっぱり、グラスファイバーのドアに木目を演出する仕事は、材料と職人のセンスがないとうまく出来ませんねぇ~。この塗料は結構乾きが遅いので、着色しても次に塗るトップコート(クリア色の着色塗装保護材)の塗料は1日置いてからしか作業が出来ません。多くのペンキ屋さんは、ここで仕事を終えてしまうとまた1日現場に来て作業をしなければなりませんから、半乾きでもトップコートを塗ってしまうと思います。でも、そんなことをすると、表面の塗料は乾いても下地の着色塗料は乾きませんから、剥がれやすくなってしまうので危険です。木目を長く維持する為の塗装であれば、何日か掛かっても手順通りに作業を進める必要がありますよ。勿論、技術とセンスは必修です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年11月29日
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大垣市のお客様からアンダーセン(Andersen)のダブルハングサッシについて修理をして欲しいとのご相談を頂きました。写真はその様子ですが、建具(障子)の下枠が脱落し掛かって、側枠との間に隙間が生じています。また、下枠と一緒にガラス押えの樹脂製の押し縁も、下がってきているのが分かります。そして、枠の塗装も何だかマダラになっている感じがして、少し変ですね。アンダーセンのダブルハングは、他社のもののように外装がアルミ板で覆われている訳ではありません。木製の建具の外側だけ塗装で仕上げているのですが、ガラスと押し縁との境い目から雨が侵入することがよくあります。特に南面や東面の外壁は、台風などの強い雨風をまともに受けますので、その面の窓は雨漏れに注意しなければなりません。ただ、こうしたトラブルはアンダーセンの窓に限った訳ではなく、アルミで覆われたアルミクラッド・サッシでも同様のことが起こります。ですから、輸入の木製サッシについては、定期的にガラスの周囲や建具枠のつなぎ目を防水処理することが欠かせません。でも、そうした処理をしている輸入住宅ビルダーや塗装屋さんは、殆どいないというのが現実です。今回は、ダブルハングの下窓(ボトムサッシュ)だけが悪くなっていますから、下窓だけを新たに調達して、取付け時に下窓だけでなく上窓(アッパーサッシュ)もガラスの周囲を防水処理します。勿論、下窓の室内側の木部は無塗装で入荷してきますから、パラペイントの木部防水塗料 ティンバーケアで2度塗りしてから、窓に装着します。こういうことは、他の場所のサッシでも起こりますから、出来れば家全体を塗り直しする時に、足場を使って全部防水処理することをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月11日
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明日から豊川市の輸入住宅でリフォーム工事を開始します。以前建てさせて頂いたおうちですが、新築時は子供部屋を大きく1つに造っておいて、子供たちが成長したら2つに区切って使えるように計画しました。子供さんたちの成長は早いもので、今回中央に間仕切り壁を設けて、部屋を2つに分けることになりました。新たに壁を造りますから、内装の幅木や廻り子といった枠材もその壁の床際と天井際に付けなければなりません。私たちは、通常無垢の木製の材料を使いますが、そうしたものは大工の造作工事では無塗装の状態で取り付けられます。ですから、ペンキ屋さんはそうした枠材が壁に取り付けられた状態でそれらを塗装しますから、養生を含めて結構な手間が掛かります。そうした手間を少しでも少なくしてあげようと、今日木製の廻り子と幅木に予め会社で塗装を行いました。写真は、木製の廻り子に下塗り用の白いプライマーを塗った様子です。60mmの大きさがある廻り子ですから、結構豪華でしょ。それも長さが3.6mもある無垢材の1本ものですから、そりゃ素敵です。下塗りが乾いたら、ツヤのある白いパラペイントで2回上塗りしたら完成です。また、これらが付けられた室内の様子をお見せしますから、乞うご期待。勿論、壁はドライウォール仕上げですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年03月18日
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先日、塗装が剥げてカビが生えたチーク材の玄関ドアの記事を書かせて頂きましたが、本日そのメンテナンスへ伺ってきました。こちらの写真が、パラペイントのティンバーケアを使って塗装をした後の様子です。お化けが出てきそうなくらい薄汚れたスウェドア(SWEDOOR)でしたが、丁寧にサンディングして汚れを落とし、その後ティンバーケアを2度塗りするとここまで美しくなるのです。(尚、写真は編集ソフトなどで修正を施さず、撮ったそのままの状態です。勿論、薄汚れたドアの写真もお客様から提供された状態のものです)ただ、どうしても中に入り込んだ汚れなどは、表面の化粧単板を剥がしてしまう可能性があることから、ある程度のサンディングで止めました。あと、ドアレバーがグラグラして外れそうな状態でしたから、これも新しいゴールド色のものに交換し、油漏れしていたドアクローザーも位置調整をした上で新しいものに交換しました。ドアクローザー(ドアチェック)は、正しい位置に取り付けることが必修なんですが、恐らく新築時に取扱い説明書も何も見ないで取り付けたのではないかというくらい酷い取付け方でした。お客様曰く、新築当初からうまくドアが閉まらなかったような気がするということでしたから、ドアクローザーが機能していなかったかも知れません。何れにしても、ここまできれいに修理出来れば、遠く名古屋から三重県菰野町まで出張して、お金を掛けて直した甲斐はあるはずです。ただ、ここまで悪くなる前に、自分たちでも何某かの手入れはして欲しかったというのが本音です。いいものでも手を入れなければ、ただのゴミ同然となりますから、皆さんも手入れや掃除は怠らないで下さいね。<関連記事>: チーク材で出来たスウェドアの塗装 (2020年3月11日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年03月13日
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こちらの商品は、パラペイント(Para Paints)のティンバーケア。HPでご紹介しているアクリル レインコート(ナチュラルクリア色)とラベルの感じが若干違っていますよね。実は、これは同じナチュラル色のものなんですが、塗膜の耐久性を高めたハイブリッド・タイプのティンバーケアなんだそうです。どこがどうハイブリッドなのかはよく分かりませんが、中身を確認した感じでは然程変わりはないようです。今回初めてこのタイプのものをカナダから輸入したのですが、今までのものも一緒に入荷してきましたから、一度塗り比べてみようと思います。またその様子は、追って記事にしてご報告しますから、乞うご期待。何れにしても、現在日本で売られている木部用屋外塗料と違って、2度塗りすれば防水効果は5年以上の耐久性があるティンバーケアですから、ウッドデッキや木製サイディング、外構フェンス、玄関ドア、木製サッシなど様々な屋外木部に使ってみて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年01月10日
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こちらの写真は、エコアコール・ウッドで造り替えたウッドデッキ。国産の杉材のいい香りがして、フィットンチット効果も期待出来そうな素敵なデッキが完成しました。以前はカナダのレッドシダーを使ってウッドデッキを作ったのですが、20年近く経ってきて床材や手摺といった部分が腐ってきてしまいました。そこで今回腐らないもので造りたいというご希望を頂き、木目調の樹脂製デッキ材を使うか、南洋材の堅い木材でデッキを作るか、本物の木の繊維に樹脂を加圧注入したエコアコール・ウッドを使うか、3択でお客様に提案した処、エコアコール・ウッドでデッキを造り替えることになりました。こちらのデッキは、実は下にある駐車場スペースにオーバーハングする形で造られているのですが、樹脂製デッキでは強度の問題でそれが出来ないということでボツとなりました。南洋材は、自然のもので何十年経っても大丈夫という耐久性があるのですが、地球温暖化による熱帯雨林の伐採規制などから、価格も高騰していますし、やはり環境問題を考えると十分ではありません。そういった点で、このエコアコール・ウッドが採用されたのですが、この上から塗装も出来ますし、全く普通の木と言っても誰も分からない状況ですから、ナチュラル志向の方にはピッタリですね。木製のウッドデッキが腐ってきてお困りの皆さん、是非こういった素材で造り直しを検討してみては如何でしょうか。因みに、この素材は来年の東京オリンピックの施設にも採用されているそうです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年12月15日
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神戸市にあるスウェーデン系輸入住宅へドアの調査及び調整に伺ったついでに、六甲山の森林植物園へ立ち寄らせて頂きました。森林という名の通り、木ばっかりで花は殆どなく、杉や松の大木が散歩コースの両側に広がっているだけという場所でした。でも、輸入の木造住宅を造っている私としては、いろいろな木を見るのは楽しみでもありますから、結構堪能させて頂きました。そんな中、施設の展示スペースにあったセコイアオスギの切株を見付けましたので、ご覧下さい。セコイアオスギは、セコイアの一種で直径は5m以上、樹齢は何と2000年。杉の仲間だそうですが、生きた化石と言われ、柔らかな杉とは違いメチャ堅い木なんです。で、この木が育ち始めた頃は、何とあのキリストさんが生まれた時だったそうで、人間の小ささを感じざるを得ませんでした。これだけ大きな切株を見られるのは、きっと日本ではここだけでしょうから、是非お好きな方は見に行ってみて下さいな。神戸から有馬温泉へと続く有馬道を北進した途中にありますよ。明日はまた、横浜へ窓のメンテナンス調査及び防水工事に出張します。それにしても、全国各地からお呼びが掛かりますねぇ(笑)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年10月26日
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雨が降ったせいか、昨日うちの庭のサツキが開花しました。爽やかで美しいお花ですが、この花とは関係なく毎年あることを思い出してしまいます。そう、それがシロアリの活動(繁殖期)です。毎年書かせて頂きますが、サツキが開花する時期にシロアリはコロニー(巣)を広げる為に無数の羽根アリがコロニーから飛び立っていきます。ですから、この時期はシロアリのコロニーを確認する絶好のチャンスでもあります。その数は数千という膨大な量ですから、羽根アリを一匹や二匹見付けたと言って大騒ぎする必要はありません。数匹程度であれば、たまたま離れた場所からやってきた羽根アリであって、家の周囲に巣があると考える必要はないからです。勿論、注意するに越したことはありませんから、家の基礎の周りや庭の朽ち木などにシロアリがいないか見て回るくらいやってみる価値はあります。ただ、建物への侵入を試みているという気配がない場合、たとえそれが庭にあったとしても無暗に駆除する必要はありません。逆に、シロアリは土壌改良の一翼を担っている生物ですから、生態系の維持の為にうまく活用することが望まれます。(まあ、それでも無数の羽根アリが庭を飛ぶのは気持ちのいいものではないでしょうから、巣を見付けたらその上に細かな網などを被せておくくらいのことはやるといいように思います)何れにしても、基礎などの周辺から建物へシロアリが侵入してきているという場合は、局所的にそれを駆除する必要がありますから、シロアリや建築のプロに相談するようにして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年04月26日
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空き巣や泥棒の被害が、最近益々多くなってきているようですが、玄関ドアだけでなく腰高よりも上の窓からの侵入もよくあります。今回ご紹介するのは、アルミクラッドの木製サッシに取り付けるダブルロック用防犯部材。絵にあるように、上げ下げ窓であるダブルハングの木製建具(障子)に取り付けるもので、キーで鍵を掛けられるという安心設計。建具の枠に隠れている為、外からはここにロックが付いているということも分かりづらくなっています。木製枠に穴を明けて、そこにカンヌキを差すという仕掛けをしますが、少し上の方にももう1つ穴を明けます。窓を少し開けた状態でここにカンヌキを差せば、鍵を掛けた状態で換気が出来るというスグレモノです。枠が木で出来たようなしっかりした下地でないと、穴を明けることが出来ませんが、マーヴィンやアンダーセン、ハードやペラといった木製のクラッド・サッシであれば、どのメーカーのものでも使えます。また、上げ下げ窓だけでなく、引き違いサッシや掃出しサッシでもお使い頂けると思います。輸入住宅の防犯対策に興味のある方は、調達出来ますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年04月01日
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今日、愛知県半田市の輸入住宅へ現地調査に伺いました。お客様が築17年前後の家を購入されて、入居前にメンテナンスをお願いしたいという相談でした。主には、玄関ドアと勝手口ドアのメンテナンスで、防犯性の向上と塗装の塗り替えがご相談事項です。写真は、その勝手口。ウッドグレインと呼ばれる木目が刻まれたファイバーグラス製のドアですが、茶色のベタ塗り塗装が劣化して剥げてきています元々はファイバーグラス・ドア専用の木目塗料で塗ってあったのですが、そういう塗料を知らない塗装業者が普通のペンキで塗り潰してしまったようです。ですから、木目を出す為の凹凸は見えるのですが、色の濃淡が出ない為本物の木のイメージが演出出来ていない状況となっています。こういう状況では、少し色が濃い木目塗料を使って木目を再現するという方法も可能ですが、ドアにはめこまれた上げ下げ窓が白い枠になっていますから、ドアも白く塗装してもいいかも知れません。アメリカでも古くなった木製ドアを白でベタ塗りするということをやりますし、そういう感じがアメリカンなイメージを彷彿させるようにも思います。勿論、お客様の好みの問題がありますから、無理に白にする必要はありませんが、そういう手法も結構いけると思います。白以外の赤や青でドアを塗装するというのも更にアメリカンですが、このおうちは少し和風テイストを外観に残していますから、そこまで踏み込んだ冒険をする必要はありません。木目だから茶色のペンキをベタで塗る。そういうのって、センスのないペンキ屋さんの発想で、やっぱりいけてないですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年02月15日
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輸入のファイバーグラス製玄関ドアの中には、本物のように見える木目を演出する為、ドアの表面に木目のような凹凸を作って塗料の濃い薄いを自然と作れるものがあります。ファイバーグラス製ドア専用の木目塗料を使わなければ、こうした木目が出ないのですが、素人目には本物の木製と見分けは付かないと思いますから、アメリカ人はよく考えたものです。ただ、そんな木目調ドアでも、仕上げは塗装ですから10年ごとくらいで塗り直しが必要となります。ただ、木目を出す技術を知らない塗装業者さんに頼んでドアを塗装すると、写真のようにノッペラとした表面のドアになってしまうことがしばしばです。それは、新しい塗料を塗る前に古い塗料を除去するということをしなければならないのですが、その為に表面をヤスリ掛けしたり、溶剤で溶かしてしまったりする人がいるからです。そうすると、せっかくの凹凸がなくなってしまい、フラットな表面のドアに変化してしまうのです。そうなってしまったが最後、どんなことをしてもあの美しい木目は戻ってきません。ファイバーグラス製の輸入ドアを塗り直しする際は、専用塗料をお使い頂く他に、木目塗装の経験のあるプロのペンキ屋さんにお願いすることが大切ですよ。あと、玄関ドアの周囲に付けるモール材は、ドアラッチが干渉しない位置に取付けしないと、写真のように削れてしまうので、新築をする人は注意して下さい。まあ、こういう処にも、ビルダーの知識やノウハウのあるなしが出てしまいますね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年01月25日
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昨日、旧ハード(Hurd)社のシエラパシフィック(Sierra Pacific)ウィンドウが、新建新聞社の雑誌「新建ハウジング」の「家づくり 健康・エコ宣言2018」というフリーマガジンに掲載されたという記事を書きましたが、実はもう1つ商品を掲載頂きました。それは、パラペイントの屋外木部塗料、ティンバーケア。ナチュラルクリア色のアクリル・レインコートとホワイト色のサイディング&フェンス。耐久性が低い国産のアクリル塗料やオイルステインとは違い、超高耐久を実現する100% ピュア・アクリルの水性塗料ですから、2度塗りで5年間塗り直す必要はありません。 ですから、輸入の木製サッシの劣化でお困りの方やウッドデッキのメンテナンス、木製玄関ドアのケアなど、雨や湿気による雨漏れに悩まされるような場所の木部の塗装に最適です。勿論、新築時に塗装すれば、更に効果は高くなりますよ。掲載は小さなものですが、こうした商品が皆さんの目に触れて広くお使い頂けるようになると、輸入アルミクラッド・サッシのトラブルも少しは減るように思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018年11月07日
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ドアの下の方の色が剥げてきているのがお分かりでしょうか。こちらは、昔製造されていたヤマハ製の木製ドアです。無垢の素材を使い、ピアノ同様の家具塗装を施してあった面影が覗きます。色落ちはしているものの塗装自体の劣化の程度は然程でもなく、ウレタンのツヤがまだまだ見てとれる状態でした。 今回、家の塗り替えをお客様から依頼された会社さんから、木製ドアの塗り直しをやってもらえないかという相談を頂き、私共が施工することになりました。木の呼吸を止めてしまうウレタン塗装ですから、これを一旦剥がした状態で、木部用の屋外塗装をする予定です。さて、どんな風に仕上がるか?出来上がりましたらご案内しますので、お楽しみに。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018年10月31日
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名古屋市天白区で外装のリフォーム工事をさせて頂いた輸入住宅ですが、室内でもロフトに掛けるハシゴ階段を設置させて頂きました。リビングの一角にある吹き抜け空間なんですが、ここにロフト用のハシゴが欲しいというものでした。写真のように、2階の手摺が付いていない場所が設けてありました。つまり、何れかのタイミングでハシゴ階段を付けたいと思われていたのだろうと思います。このハシゴは、デンマーク製の無垢のパイン材で出来ています。無塗装ですから、まだ真っ白な色ではありますが、何年かすれば室内の木部と同じように日焼けをして色も馴染んでくるはずです。ですから、このハシゴには敢えて塗装はしませんでした。写真の状態は、吹き抜けに立て掛けてある感じになっていますが、これを70度の角度で固定出来るように固定フックが付いています。使う時と収納しておく時と、状況によって固定しておけるというのはなかなか便利でしょ。これって、本棚の高い所の本を出し入れする際にも使えるかも知れません。ただ、落ちないように注意して下さいね(笑)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年08月05日
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来週取付けに伺うペラ(Pella)社製アルミクラッド(外側にアルミで覆った木製サッシ)のダブルハングの下窓(ボトムサッシュ)。これを2枚、今せっせと会社の倉庫で塗装の真っ最中。古い窓との色合わせに、ほんの少しだけ着色してパラペイントのティンバーケアで木部防水塗装をしています。(完全な色合わせは不可能ですが、少しでも違和感がないようにする為の私たちの気遣いです)新築では普通窓枠に装着された状態で塗装をするのですが、こうして建具(障子)が単体になっている状態で塗装をすると、隠れてしまう部分や建具の際の部分にまで塗装をすることが可能です。ですから、普通よりもサッシの雨漏れのリスクは、極端に小さくなりますし、時間を掛けてじっくり乾かすことも可能です。勿論、ペアガラスとアルミ枠との接点にも防水処理を施しますから、仕上がりは現場施工とは比べものにならないくらいになるのです。今回これに交換することになった原因は、突然のガラスの割れだそうですが、熱割れなのか鳥等の衝突なのか分かりません。でも、10年以上前のものでも新しい建具が手に入るのは、素晴らしいことだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年06月02日
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そろそろ梅雨前線が南の海上に姿を現すようになり、1ヶ月も経たないうちに梅雨入りの声を聞くようになるかも知れません。さて、津島市のお客様からクレストライン(Crestline)社製ケースメントサッシの不具合についてご相談頂きました。社名は耳にしたことはありますが、あまり馴染みが少ない輸入サッシメーカーです。お客様から写真をお送り頂いたのですが、建具(障子)の吊元の辺りが黒く変色しています。また、その部分の腐食が激しく、窓を開閉する金物のビスが抜けて完全に建具から脱落している状態です。こうなってしまうと、窓の開閉が思うようにいかなくなり、窓が十分に開かなくなったり、しっかり閉じなくなったりします。また、アルミクラッドの木製サッシは、この木製フレームだけを外して交換するということは基本しませんから、新しい建具をメーカーに依頼して作ってもらわなければいけません。クレストラインは、国内に販売会社がありませんから、アメリカの本社に直接依頼をして送ってもらう必要があります。当然、また同じトラブルが起きないように、外装の防水処理や室内側の木部の防水塗装をこちら側でやってやることを忘れてはいけません。アメリカから調達可能かどうかは、一度問い合わせしてみないと分かりませんが、お客様からご依頼を頂きましたら、何とかメーカーと掛け合ってみたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年05月26日
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先日、岐阜県山県市で塗り替えを行った輸入の木製玄関ドア。このドアの塗装についてビフォーアフターの記事を書きましたが、その途中の様子もご案内したいと思います。よく見えないかも知れませんが、タイルの床や外壁にビニール・シートを張って養生していますが、ドアハンドルやドアヒンジにもテーピングして塗料が付かないようにしてあります。そうした前準備をした上で行ったのが、上塗り塗装の前の下塗り作業。パラペイントのリフォーム用水性プライマーを使い、下地の色や汚れが浮いて見えないようにするのが目的です。プライマー(シーラーとも言います)は、着色を目的としていませんから、白い色も然程濃い感じではありませんから、少しムラがある見た目に仕上がります。でも、下地の浮きを止めるだけですから、これで十分。ただ、木製ドアの場合、木のアクがひどいことがありますから、いくら強力な水性プライマーであってもアクを止められないこともあります。そういう場合は、プライマーを再度上に塗るか、別の材料を使うことも必要かも知れません。(私たちは、状況によって種類を変えて対応します)この塗料が乾いたら、上塗りの着色塗料を二度塗りする工程に移りますが、仕事が早くて安い塗装業者さんではこの3回の塗装のいくつかを省略して作業をするかも知れません。きっと、ぱっと見は変わりませんが、時間が経つと塗装の耐久性や色の褪色、剥がれといったトラブルが早く起きてくるはずです。この玄関ドアの場合、実は下塗り1回、上塗り3回を行いました。それはペンキ屋さんがどうしても下地が透けて見えるような気がするという判断から、上塗りをもう1回行ったからです。こういう手間を惜しまない仕事が、プロと言えるのではないでしょうか。<関連記事>: 玄関ドアのビフォーアフター 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年12月10日
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こちらは、名古屋市のとある輸入住宅に取り付けられたダブルサイドライト(両袖子扉)付きのダブル玄関ドア。大小4枚のドアが横一線に並んだ様子は、圧巻です。このオーク木製の玄関ドアは、シンプソン(Simpson)社製でも最も高価な部類の玄関ドアでしたから、このおうちがどの程度の家なのかは想像に難くありません。そうそう、玄関ハンドルも高級なボールドウィン(Baldwin)のものが使われています。今回、このドアも20年以上経ってしまっていることから、屋外側の塗装の塗り直しについてご相談頂きました。写真にある室内側は、本当にきれいな状態を保っているのですが、風雨や紫外線に曝される外部はどうしても劣化してしまいます。ただ、ベタ塗りのペンキなどを使って木目を塗り潰してしまうといった安易な補修をしていないようですから、何とか木目を活かした感じで再生出来るかも知れません。木の細かな割れがいくつも出ているようですから、それを気にしないということなら大丈夫ですが、それを何とかしたいということなら、真っ白く塗装することも選択肢に入れる必要があります。まあ、そうすると本当にアメリカンな感じになって素敵だと思いますが、そうした変化を受け入れるだけの大胆さも必要です。何れにしても、今後は10年に一度塗り直しをして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月07日
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2年くらい前に名古屋市のお客様から木製の玄関ドアを塗り直しがしたいという相談を頂きましたが、その時は立ち消えとなりました。その方から再度相談をしたいということで、現況の写真をお送り頂きました。装飾が入った豪華な框(かまち)タイプのドアですが、昔ヤマハが製造していたものらしいです。日本でもこうした無垢の木製ドアが作られていたなんて、今のアルミドア全盛の時代からすると考えられませんね。今回は、まず表面の汚れを軽く除去し、修正が可能であれば小さなクラックなどを埋めた上で、着色のステイン塗装を行います。次に防水の為のトップコートとして、パラペイントのティンバーケアを二度塗りしたいと考えています。太陽の紫外線や風雨に曝される屋外ですから、耐久性と防水性の両方を備えたカナダの木部専用塗料を塗るのは必修です。ただ、塗るだけが塗装工事ではありません。養生をしっかりやって汚れの除去や丁寧な塗り重ねをしてくれる経験豊かなペンキ屋さんでなければ、すぐに塗装も悪くなりますからご注意を!輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月31日
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輸入住宅の玄関ドアと言えば、シンプソン(Simpson)やノード(Nord)社の木製ドアが定番でした。国産のアルミドアと比べて、重厚感や高級感が格段にあるのですが、屋外で太陽光や風雨に曝される為、そのメンテナンスに気を付けなければ10年で傷んできてしまいます。多くの住宅メーカーや工務店は、外部用の木部塗料についての知識が乏しく、適切な塗料が使用されなかったことも、劣化を招く原因でした。三重県四日市市にあるこちらの輸入住宅でも同様のトラブルが発生し、茶色のペンキで木目を潰した塗装が行われました。一旦木目を潰してしまうと、美しい木目はもう二度と蘇りません。そういう場合、またこげ茶の塗料で塗ってしまう人が多いですが、薄汚れた感じだけが残って、木製ドアの素敵なデザインは薄れてしまいます。そんな時、私たちは真っ白や赤やブルーグレーといった色の水性塗料で塗ることをお勧めしています。今回も下地を目立たなくする為の下塗りを1回塗ってから、パラペイントの上塗りを2回塗りました。以前の汚い茶色の玄関ドアと比べて、明るく清々しく感じられるようになりました。勿論、ハンドルやドア・ヒンジ、ウェザーストリップなどのパッキン材も全て新しいものに交換しています。玄関は、人間で言えば顔になります。常に美しくいい状態にしておくことこそ、運気を上げるポイントです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年09月05日
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輸入住宅ブームの際に、誰しも憧れたノード(Nord)社製玄関ドアマンチェスター(Manchester)。美しいステンドグラスや彫の深いレイズド・パネルが、本当に素敵でした。そんなこちらのドアは、何年か前に外壁の塗装をした際に塗り直しをしたそうです。でも、ご覧の通り、真っ黒で美しいベイツガの木目は全く見えません。それもそのはず、ステイン系のオイル塗装ではなく、ベタ塗りの普通のペンキで塗装してしまったのです。お客様はベタ塗りしないで欲しいとペンキ屋さんに依頼したそうですが、結局その希望通りには施工されず、気が付いた時には塗り終わっていたらしいのです。こういう場合、塗装を剥がして塗り直しをすればいいように思いますが、実際はそうはいきません。こうした輸入の木製ドアは、出来るだけ美しく見せる為に厚さ1㎜程度の化粧単板が表面に張られています。木部が劣化してきている状況を改善する為に塗り直しをしていますから、そんな木部に紙ヤスリを使って塗装を落とそうとすれば、化粧単板自体も一緒に剥がれてきてしまいます。こういう状況では、無理に塗装を落とすことはせずに、上からベタ塗りで再度塗装をする以外方法はありません。アメリカ人がするように、玄関ドアを真っ白な水性塗料で塗るか、アクセント・カラーで全く別の色で塗装するかが、一番いい解決方法かも知れません。木目を活かした状態のドアを維持したいなら、木部が悪くなる前にどんな仕上げで塗り直しが出来るかを相談して欲しいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年07月08日
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現在、外装のリフォームをしている名古屋市の現場にある玄関ドアの塗り直しをしました。この木製ドアは、当時私たちが施工しパラペイントのティンバーケアで塗装をしたものですが、お客様自ら今まで何度か塗り直しをして頂いておりました。長年風雨に曝されていますし、ホコリやゴミも付着します。また、湿気などによってカビや藻のようなものも付くかも知れません。実際そうした数々の問題がこのドアにも降り掛かってきたのですが、この状態をどう思われますでしょうか。紫外線や酸化などによって、多少の変色や黒ずみはあると思いますが、ベイツガの木目は美しいまま。今回は、お客様ではなく私たちがティンバーケアを2度塗りしました。通常、ティンバーケアは2度塗りすれば5年は塗り直しがいらないという塗料ですが、まさにその実力や性能を遺憾なく発揮しています。木の呼吸作用を妨げない通気性のある塗料ですから、木が塗装を剥がすことはありませんし、塗装の上のミクロの通気穴は分子の大きな水分を木部へ通すこともありません。通気性がありながら防水性を長期間保つ塗料は、歴史の長いカナダ製の塗料ならではだと思います。ウッドデッキや木製の玄関ドアや外装材など、あらゆる屋外の木材を風雨から守るのが、このティンバーケアです。木部が悪くなる前に、是非お試し下さいませ。きっと、その期待を裏切らないと思いますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月28日
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16年前に新築したという半田市の輸入住宅の玄関ドア。何度かご主人様も市販の塗料で塗り直しをされたようですが、防水面の性能や色の褪色といった点ではあまりいいものではなかったようです。いっそのことアルミの国産ドアに交換することも考えたそうですが、まだ何とか蘇らせることが出来そうだということで、金物類の交換・ドアのバランス調整、防犯性能の強化、パラペイントのティンバーケアでの塗り直しの実施を提案しました。まず、ドアのヒンジ(蝶番)やハンドル類を金色から全て黒っぽい色に交換して統一しました。これだけでも重厚感が出るはずですが、ダブルロックの鍵もディンプルキーの防犯強化型のものにした上で、ラッチ・バーを隠すガードプレートを装着してあります。(写真では小さくてよく分かりませんが・・・)長年の使用で垂れてしまった重いドアも、建て起こしを修正して敷居に擦らないようにしましたし、ドア枠に装着してあった気密パッキンの古いウェザーストリップも全て交換。お部屋の気密・断熱性もよくなりました。そして、最後に塗装に入る訳ですが、まずは新しい塗装が馴染むように古い塗装や汚れを除去。その上で着色剤を下塗りした上で、防水塗料のティンバーケアを2回塗ってあります。つまり、この玄関ドアの塗り直しには、3回の塗装が行われているということになります。ティンバーケアは、2度塗りすれば5年の耐久性がありますから、庇(ひさし)に奥行のある玄関であればもう少し塗り直しまで時間が稼げるように思います。リフォームを修繕で終わらせるのでは詰まりません。せっかくなら、雰囲気を新たにリノベーションまでしてみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月25日
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昨日、オスモ&エーデルが販売するドイツ製樹脂サッシについて記事を書かせて頂きましたが、今回は同社のフローリングをご紹介しましょう。現在、お値打ちに販売されているオーク(楢)の床材は、ロシアなどで伐採されて中国で加工されたものが多く出回っています。最近は加工技術も上がっており、雑な感じは少なくなりましたが、短い材料を接着剤でつないで作った「ユニ」と呼ばれる床材であったり、木が呼吸出来ないウレタン塗装のものだったりしています。「ユニ」は端材も利用するという点でエコですし、ウレタン塗装は水を弾き汚れにくいという利点もあります。ただ、こだわる人にとっては、一枚ものの無垢材でその上に自然オイルの塗装をした安全な床材は必須という選択肢もあるでしょう。今回見せて頂いた無垢の床材は、ヨーロッパで伐採されてドイツで製品化された高級品。製品精度も素敵です。それも幅は160mmもあって、厚みは21mm。勿論、塗装はオスモです。(国産の合板フローリングでは、厚さ12mmで表面に木目印刷のシートが張ってあるだけなんてものが平気で使われています。これは大手住宅メーカーでも同じです)これだけのオーク材を自宅のフロア一面に張ることが出来るなんて、ほんと贅沢ですよね。そんなですから、価格も相当高いと思いきや、平米単価は1万円前後(卸値ベース)ですから、意外とお値打ちな気がします。ヨーロッパのオークは、木目が詰まっていて固くて丈夫。その強度は、伐採されてから年々上がっていき、200年後くらいがピークだそうです。つまり、一旦建てたら6世代以上使えるだけのポテンシャルがあるんですねぇ。こういう材料って、素敵じゃないですか。少々高くてもいいものを長く使う。それが、輸入住宅の本質です。皆さんは、家は安けりゃいいとお考えでしょうか。それとも、高くても本物を使いたいとお考えでしょうか。私たちは、安くてもニセモノを誤魔化して売るなんてことは、絶対にしたくありません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年05月24日
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アルミクラッドの輸入サッシや木製玄関ドアといった屋外用の木部を防水塗装するのに使われるパラペイントのティンバーケア。国産のものは耐久性や防水性、耐紫外線性という点で、このティンバーケアを超えるような塗料は存在しませんが、色は白か少し黄色みがかったナチュラル・クリア色しかありません。最近、日本の住宅トレンドは、ナチュラル色からダークブラウンへと変化してきていますから、いくら高性能なティンバーケアでも使えるシーンが限られてしまいます。そこで今回ナチュラル・クリア色のティンバーケアに着色された水性塗料を混在させて塗装したらどうなるかをテストしてみました。テストパターンは、写真のように4通りです。一番右は、いつも行うようにティンバーケアを2回塗ったパターン。黄色味がかった感じがよく出ています。右から2番目は、着色された水性塗料を2回塗ったパターン。着色の程度が一番濃いので、ダークブラウンの感じが一番よく出ている気がします。右から3番目は、最初にティンバーケアを塗った後に、着色された水性塗料を塗りました。木部を保護するティンバーケアが木に直接塗られていますから、性能面ではまずまずかも知れません。ただ、木にある程度染み込むことで着色されるはずですから、ティンバーケアの上に着色塗料を塗っても茶色は薄い感じです。最後の一番左は、最初に着色された水性塗料を塗った後に、ティンバーケアを塗りました。着色塗料が木に染み込む為色は濃くなります。ただ、ティンバーケアがどの程度木部を防水・保護するのかは露天に曝して観察する必要があります。このテスト・ピースを屋根のない会社の外に置いて、暫く雨風に曝してみます。さてさて、どんな結果になるか楽しみですね。但し、パラペイントは、他の着色塗料と併用して使うことは推奨している訳でもありませんし、保証をしてもくれません。あくまで私たちが木部用塗装の実験をしているに過ぎませんから、その点はご注意下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年05月03日
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19年前に新築した輸入住宅のペラ・ウィンドウのケースメント。(ケースメント・サッシは、このように横方向に開いていく窓です)ペラ(Pella)の輸入サッシの多くは、2枚のガラスの中に気密空間を作ったペアガラスが採用されていますが、こちらのサッシは少し様子が違っているようです。よく見ると、室内側のガラスにはアルミのフレームが付いていて、そのフレームにはラッチらしきものがありますね。このラッチは、室内側のガラス・フレームを窓に固定したり、外したりする為に付いています。つまり、ペアガラスのように気密性のある中空層を利用して断熱するのではなく、ガラスとガラスの間の空間を大きく取って、空気量で断熱性能を上げようという二重窓ガラスのサッシなんですね。この場合断熱性は若干落ちるかも知れませんが、ガラス内で内部結露が発生しても内側のガラスを外して水分を拭き取ることが可能です。もしそれがペアガラスで発生すれば、ペアガラスや建具(障子)ごと交換しなければなりません。ただ、この二重ガラスには欠点もあって、ガラスの間で結露すると建具の木部フレームに染みが出来てしまうのです。また、ここには小さな通気口が設けられているのですが、湿気や水分を外に出す反面、逆に雨水等の侵入を促してしまう側面も持ち合わせます。ですから、雨の後は常に窓を開けて、室内側のガラスも少しの間外しておくという工夫をしないと、木の腐食の問題が発生しますね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年03月10日
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防火認定を受けている輸入木製サッシと言えば、ペラ社が有名ですが、古くに施工された窓の中には雨漏れを起すものも存在します。勿論、全部が全部そうなるというものではありませんし、現在輸入されているサッシは改善がなされていると思います。とは言え、14年近く前に施工されたこのペラのボウウィンドウでは、はめ殺し(FIX)の建具(障子)の木枠が腐ってしまい、補修が必要となっています。恐らく、外装に張られたアルミ板のコーナー部分やガラスとの取り合い付近の防水が切れて、建具の中に雨水が侵入したのでしょうね。早めに発見して適切に対処すれば、大ごとにならずに済むのですが、建具の奥側から徐々に腐食が進行するようなケースでは、なかなか早く発見するのは難しいかも知れません。今回のケースは、白い塗装がされていましたので、木の状態が分かりにくく更に不具合の発見が遅れてしまったということと、新築を担当した住宅メーカーが既に輸入住宅の扱いを止めてしまっていたということも問題に拍車を掛けたかも知れません。今の状況であれば、ボウウィンドウそのもののフレームにまで、木部の腐食が進んでいないかも知れませんが、建具を外して中を開けてみないとしっかりしたことは言えません。病気と同じで、早めの発見、早めの対応こそが家の寿命を長く保つ秘訣ですので、どうぞご注意下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年01月13日
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とあるお客様から、ハード(Hurd)社製ダブルハングの建具(障子)の木枠が腐ってきているので、メンテナンスがしたいというご相談を頂きました。写真の木製窓以外にも同様のトラブルが生じたサッシがあるようで、いくつか同時に直さなければいけません。まだ、写真をメールでお送り頂いただけですから、現場を見てから判断しなければいけないと思っていますが、最近の事例からすればガラスと外装アルミカバーとの接点やアルミカバーのつなぎ目から雨水が侵入して、本体の木が腐った可能性が高いように思います。写真からすると、窓の近くに傾斜の強い屋根が見えますから、この屋根に強い雨風が当たって、その跳ね返りがこの窓へ横殴りに吹き付けてきたのかも知れません。また、もしかしたら、この窓は南側や東側の壁面に取り付けられたもので、東南方向から吹く台風の直撃を受ける状況であったということも考えられます。何れにしても、サッシの防水機能が劣化するなどしてうまく作動しなかったのでしょうから、新しい建具に交換する際はその点の対策強化をする必要がありますね。あと、ハードの古いダブルハング・サッシは、既に古い建具の製作を中止している可能性がありますから、窓枠の両サイドに付いているジャム・ライナーごと交換する必要があるかも知れません。その際は、下窓(ボトム・サッシュ)だけでなく上窓(アッパー・サッシュ)も同時に交換することとなります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年12月09日
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こちらは、先日新しく交換したファーバークラッド木製サッシ、マーヴィン社製インテグリティのケースメント窓。写真は、下から建具(障子)を撮ったところ。木製建具の下端にも、このように木部が露出しています。特に注意したいのが、木の建具枠が組み合わさるコーナー部分。ここには、木口(こぐち)と言って木の年輪が露出したところが存在します。年輪がある部分は、樹木の水分が通る導管(道管)が走っていますから、雨水が木の中へ侵入しやすい場所でもあります。木製サッシの腐れが発生する場合、多くはこうした部分から水分が入り込んでそれが抜けないで腐ってくるのです。輸入住宅でアルミクラッド・サッシが施工されているところでは、室内側の目に見える木部をニスで塗装しているケースが多く見受けられます。(尚、ニスは室内用で屋外には向きません)ただ、こうした木製建具の下端や上端、窓を閉めてしまうと隠れてしまう部分で木が使われているような場所を塗装していないという家は、実は結構存在しているようです。塗装業者も目視出来る部分はきれいに塗らないとお金が頂けませんから一生懸命やりますが、塗りにくくてやらなくても分からない場所は、塗装しないで知らん顔してしまう人もいるようです。そういう輸入住宅で、木製サッシの雨漏りや腐りの問題が大きくなるのは必然です。良心のある建築業者や塗装屋さんならばそんなことはないでしょうが、皆さんのおうちも窓を開けて一度チェックしてみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月03日
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パラペイントの屋外木部用防水塗料、ティンバーケアをヒノキの角材に塗って放置したのが、2009年7月。普通だったら、形は留めているかも知れないが、劣化が進んで相当腐れも出てきているように思いますが、2012年に続いて定点観測を行ってみました。まず、ティンバーケアを塗ったヒノキと比較する為に同時に放置したウリンと無塗装のヒノキから見てみましょう。ウリンは言わずと知れた南洋材。細胞密度が高く、石のように固い木材です。当初シケンズという木部用塗料を塗ってあったのですが、それは見事に取れてしまったかも知れません。でも、木の表面に出ていた紫色のアク(樹液?)が取れて、グレー色に変化したくらいで、割れも以前の状況と変わらないといった感じです。そういった意味では、ウリンの耐候性はすごいものがありますね。ただ、南洋材は熱帯雨林の伐採規制から、将来的には手に入らなくなる素材であることから、交換が必要になった時の調達に難があるかも知れません。次に、無塗装のヒノキですが、白かった木肌も既に苔むして、年輪の中心からの割れも相当な状況になっています。角材の角のところなどは、ボロボロと欠落する状態になりつつあります。でも、単体で晒されていたせいか、雨が降らなければ常に乾燥する状況でしたから、7年間野ざらしの割にはよく頑張っている方です。最後に、ティンバーケアを塗ったヒノキですが、当初の黄色い塗装の色は所々剥げてきていますが、劣化等による欠損は全く見られません。ただ、年輪の中心からの割れは、無塗装の程ではないにしろ、少しずつ入ってきている状態です。それでも、腐朽菌やカビなどによる黒ずみや腐りはありませんね。多分、ティンバーケアの塗装は、一度しか塗っていないと思いますので、二度塗りすれば5年の耐久性があるというのは、まんざら嘘ではないようです。(勿論、今回はそれ以上の年月が経っていますが・・・)木製のデッキやパーゴラを作られる方は、是非このティンバーケアを塗ってから施工してみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: PARA ティンバーケアは、こんなに強い! (2009年09月11日)<関連記事>: PARA ティンバーケア 定点観測 (2012年12月16日)
2016年07月12日
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アンダーセン社製ナローライン・シリーズのダブルハング・サッシは、窓の上枠に内蔵されたバランサーから糸が建具に向けて伸びています。ダブルハングとは、上側の建具(障子)と下側の建具の両方が可動するタイプの窓を言って、下窓だけが可動するサッシをシングルハングと呼びます。アンダーセンの上げ下げ窓は木製ですから、結構な重さがあるのですが、その重量を支える為に建具をバランサーで引っ張り上げているのです。でも、所詮糸ですから10年もすると劣化して糸が切れてきます。上げ下げ窓は、多くのお客様が下窓だけを動かす傾向にありますから、まず下窓側の糸が切れる傾向にあるのですが、バランサーは下窓も上窓も同時に支える構造になっています。また、糸は建具(窓枠)の左右に付いていますから、右か左のどちらかの糸が切れても左右同時に交換しなければいけません。それは、バランサー自体の寿命が一定の為、どちらか一方だけを交換してもすぐにもう片方も交換が必要となるからです。また、バランサーに仕込まれたバネも長年の使用で伸びていますから、新しいものと古いものとが左右で混在すると、窓のバランスが崩れてうまく開閉出来ないという問題も起こるのです。建具が糸で吊ってあるなんて、欧米のクラシックな窓の雰囲気が感じられていいものですが、そのメンテナンスには少々手間・暇が掛かります。手の掛かる子は可愛い、と思える人は、アメリカ アンダーセン社のサッシはお勧めです。(尚、メンテナンス・フリーの家などありませんから、建てたら一生持つなんて甘い考えは禁物ですよ)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年06月16日
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3月に西尾市のお客様から相談を頂いていた木製玄関ドアの塗り直しに昨日ようやく伺うことが出来ました。施工のお話は4月にはご了承を頂いていたのですが、ペンキ屋さんの仕事が混んでいたのと、お客様も5月のゴールデンウィークまでは、忙しくされているというので、日程が延び延びになっていました。つい数日前までは1週間ずっと天気が続くという予報でしたから私たちも安心していたのですが、夕方から夜に掛けて雨が降るという予報に変わり、早めに施工を完了しなければいけないと少し焦りましたが、無事きれいに納まりました。吹き込んできた雨が当たりやすいドアの下の方が、塗装も剥げて木も傷んでいたので、まずは全体的に既存の塗料を落とすべく細かな目のヤスリ掛けを行いました。ただ、劣化した木の目や割れに入り込んだ古い塗料は、全て取り切るというのは不可能ですから、ある程度のところまで取ってから着色塗料を塗ってから、最後に屋外用木部専用塗料のティンバー・ケアで仕上げました。さあ、どうでしょうか?以前の記事に掲載したドアの写真と比べれば一目瞭然。新築時の美しさを取り戻したと思いませんか?しっかり施工すれば、劣化したドアもこれくらいきれいになるんです。塗料を知らない塗装業者は、外部に内装に使うニス系の塗料を塗ったりしますから、そりゃ早く悪くなるのは当然ですし、自然オイル系のオスモや防腐剤のキシラデコールなどを塗っても防水保護をしてくれる期間はごく僅かしかありません。材料をよくわきまえて、適切な技術で施工をすれば、木製のドアやサッシでも長持ちしてくれるのです。勿論、永遠ではありませんから、その間の手入れやメンテナンスは必要です。最後に、ドア下に取り付けてあったボトム・ウェザーストリップやドア枠側のウェザーストリップの交換、ドアの傾き調整も行いました。(ボトム・ウェザーストリップの交換は、ドアを一旦外さなければいけませんので、施工は結構大変ですが・・・)私たちなら、塗装だけでなくドア全体のメンテナンスも行えるというのがいいですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: 塗り直せば、相当よくなりますよ
2016年06月05日
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今日の名古屋は、雲一つない五月晴れ。会社の近くの公園でもこんなに美しいサツキが咲いていました。ゴールデンウィークが過ぎるといよいよ初夏へと季節も移り変わっていく訳ですが、そんな時家のことで気になるのが、羽アリです。この季節になると毎年記事に書かせて頂きますが、シロアリの巣から羽アリが旅立っていくのが、このサツキの咲く季節なんですね。サツキとシロアリとは何ら関係はないのですが、羽アリが羽化するのが丁度この時期に重なるのです。羽アリは新しい子孫を残す為に大量に巣から放たれるのですが、家の近くに出たからといって一概に危険視する必要はありません。その多くは、自然の土の中に巣があるものですから、家に巣がない限り怖がらなくてもいいのです。ただ、家のどこかから羽アリが大量に出てきたりしたら、シロアリが住宅の構造の一部を食べている恐れがありますので、調査が必要です。そういった意味では、羽アリは居場所を教えてくれるサインでもありますし、この時期は巣を除去する絶好の機会とも言えます。シロアリが出たからと言って、すぐに家が倒れる程の被害がある訳ではありませんから、恐れずしっかりと駆除するように心掛けましょう。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年04月30日
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静岡のお客様が、アルミクラッド・サッシの木部に塗りたいということでパラペイントの白い塗料、ティンバー・ケア「サイディング&フェンス」のご注文を頂きました。水性アクリル100%の高品質な屋外の木部用防水塗料ですから、臭いもなく健康にも安全ですが、塗装の耐久性は抜群ですよ。木部を白く塗るのに最適ですから、木製窓だけでなく木製の玄関ドアやデッキ・フェンスなどに塗ってもいいですね。ただ、木が随分劣化した状態では、その効果も十分発揮出来ませんから木が新しい新築時やリフォーム時に塗装して頂くことをお勧めします。では、お客様の元に到着したら、頑張って下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年03月07日
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以前、ペラ・ウィンドウの建具(障子)が腐ってきたので、交換用の新しい建具を調達しなければいけないという記事を書きましたが、それを含めた交換部品類が入荷してきました。ペラ・ウィンドウの建具は、アメリカから入荷した後、国内の工場でガラスまわりなどを更に防水コーキングで処理してから、私共の元に届けられます。でも、ご覧の通り、パイン材で出来た木部については、無塗装の状態で到着しますから、私共の方で防水塗装を施す必要が生じます。でも、なかなか国産の塗料でいいものがないんですよね。そこで塗るのが、パラペイントのティンバー・ケア。高品質な100%水性アクリル塗料の為、木の呼吸作用を阻害することなく、高い防水性や耐紫外線性能を発揮します。今回、このダブルハングの建具を取付ける前に、会社で2度塗りしていきます。ただ、古い窓は日焼けをして色が濃くなっていますから、新しい建具の色が馴染んでくるまで少々時間が掛かると思います。そういう時間を理解して頂ければ、輸入住宅で長くお住まい頂けるはずです。さて、もう少ししたら、2回目の塗装を始めましょうか。輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年02月04日
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輸入住宅の玄関・勝手口の多くには、無垢の木で出来た木製ドアが使われています。国産のアルミドアと違って、重厚感や温かみがあって素敵ですよね。でも、玄関のポーチ屋根が十分でなかったり、庇(ひさし)が短かったりして、風雨に曝され木が黒ずんだり腐ってきてしまったり、劣化に困っている方も少なくないと思います。そんな状況の中、風雨に強く耐候性に優れた木製の玄関ドアがないかと探していらっしゃる皆さんに朗報をお届けしましょう。その名も「ウォーター・バリア・テクノロジー」。アンダーセンのサッシやマーヴィンのインテグリティ・シリーズのように、室内側が木で屋外側が耐候性・防水性のある樹脂で覆う(被覆する)オプションがシンプソン(Simpson)社の木製ドアには存在します。シンプソンと言えば、北米製の玄関ドアでは一流メーカーですが、リクエストすればこんなサービスにも応えてくれるのです。(ドアによっては、このサービスを受けられないものもあります)外側が樹脂ですから、写真のように真っ赤なペイントで塗ることも可能ですし、家やサッシのデザインに合せて落ち着いた色にすることもOKです。勿論、本物の木製ドアですから、インテリアは木の温かみを十分に感じられるものとなっており、交換しても全く違和感はありません。気になる保証ですが、シンプソンは製品に5年保証をしています。これは製品への自信の表れなんでしょうね。新築でこうした木製ドアを施工したい方、古くなった木製ドアを防水性の高い木製ドアに交換したい方、是非私たち ホームメイドにご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年11月13日
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1983年にノルディスカヒュースという北欧系の輸入住宅メーカーで建てた家のトップライトを交換させて頂いたという記事を、以前書かせて頂いたことがありましたが、今回はそのおうちの玄関ドアの交換が完了しましたので、ご覧下さい。今回このドアを交換させて頂いたきっかけは、ドアノブ(ドアレバー)の破損でした。内蔵されたバネが折れて、ラッチの爪の出し入れがうまく出来なくなったのですが、新築した際に何の案内もなくこの窓のない木製ドアが取付けられた為、玄関の上がり鼻がいつも暗くて気になっていたそうです。そういった状況だったので、ドアレバーが壊れたこの際にガラスの入った玄関ドアにしたいということになりました。古いドアは、ベタ塗りのこげ茶の塗装がされていましたが、材質は良質のチーク材。ですから、今回も同じチークで出来た北欧系のレクサンドーレンを使いました。古いドアと新しいドアとは、サイズが微妙に違いましたから、ドアだけを入れ替えるという訳にはいかず、ドア枠を建物の構造体から外して交換するという手法を取りました。玄関タイルに埋め込まれた敷居やドア枠の周囲の飾り枠(ケーシング)なども一旦撤去しなければいけなかったので、結構手間・暇が掛かりましたが、こんなに美しく仕上がりました。今後、木の色も変化して、アンティークな感じになっていくでしょうから、その色合いを楽しんでいってもらいたいですね。32年前の建物ですが、こうして手を入れていけば、今後50年、100年とこのデザインを楽しめるのが、本物の輸入住宅だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: いい味、出てるでしょ (2015年7月6日)<関連記事>: 新しいトップライトへ交換 (2015年7月31日)
2015年11月08日
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サッシ・メーカー不明のアルミクラッド・フレンチドアが、雨や結露が原因で腐ってきたというお話を以前記事で書きました。不具合のある両開きのドア2枚を、一旦持ち帰って補修する為に取外して1週間。お客様の都合に合わせて、取付け作業に伺いました。如何でしょうか?腐っていた木部は、何もなかったように見事に修理されました。(写真矢印の箇所)勿論、木部防水用の水性塗料、パラペイントのティンバーケアを仕上げで塗ってありますから、日頃から気を付けて頂ければ修理が必要になることはないと思います。どうぞこれからは、大切に使って下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: ドア木部の腐り (2015年7月30日)<関連記事>: 輸入のフレンチ・ドアの修理 (2015年10月11日)
2015年10月18日
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こちらは、日本でも有名なシンプソン(Simpson)社製木製ドアの玄関ダブルドア。ガラス窓の下にブロック状の飾りとカウンター板が付けられていて少し重厚な感じもしませんか。でも、ドアのデザインは至ってシンプル。鏡板の部分は、縦ラインが入ったシェーカー・スタイルになっていて、古きよきイギリスのデザインを踏襲しています。イギリスやフランスの片田舎にある納屋やガレージにこんなドアが付いていたら格好いいでしょうね。白く塗ってあるので少し上品な感じになっていますが、木目を生かした塗装にすれば、もっとカントリーな感じになるでしょう。あと、日本と違って欧米のドアは、このように内開きが一般的。実は防犯性能も内開きの方が高くなるんですね。玄関を入ったすぐの土間が広く取れるおうちでしたら、内開きにされてもいいかも知れません。ただ、雨の侵入が気になる人は、玄関ポーチの庇(ひさし)の奥行きを出来るだけ取るようにして下さい。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2015年10月04日
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外壁は既に一度塗り替えされていますが、愛知県あま市で18年前に建てさせて頂いた輸入住宅は、今も昔のまま。この無垢のパイン材で出来た木製ドアをご覧下さい。20年近く前に施工された内装ドアとは思えないくらいきれいだと思いませんか。金色のドアノブも錆びひとつありません。国産住宅のように、塩ビ・シートを表面に張った木目調ドアなら、既に木目シートが剥がれてきている状況だったでしょうね。手入れさえちゃんとしていれば、いいものは長持ちするといういい証拠ではないでしょうか。輸入住宅に限らず、内装には出来るだけ本物の木を使ったものを使いましょう。長持ちするというだけでなく、家族の心身や健康という点でもいい影響を与えてくれるはずです。勿論、こうしたドアなどの内装材だけでなく、壁や天井もビニール・クロスを使わずに健康的なドライウォールのインテリアにして頂ければ、更にいい生活環境になるはずです。輸入住宅の新築をご計画の方は、ご相談下さい。
2015年09月11日
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名古屋市千種区のお客様から玄関ドアの塗り直しのご相談を頂きました。たくさんのレイズド・パネルが組み合わさった、重厚でクラシックなデザインの輸入の玄関ドアですね。30年の間に何度か塗り直しをされたようですが、写真を見させて頂く限り、それ程しっかりした塗料は塗られていないようです。でも、素材はチーク材が使われているせいか、傷みは殆どありません。いいものは、長持ちするんですねぇ。かつては、柿渋を塗っていた時期もあったそうです。それでも、ドアの下の方などは雨の跳ね返りなどによって変色も見受けられますので、今のうちに防水対策をしておくに越したことはありません。汚れがひどい場所は染み抜きなどをして、それからパラ社のティンバー・ケアのナチュラル・クリアを塗ろうかと考えています。きっといい感じに仕上がると思いますよ。新築の依頼をされたい方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
2015年08月18日
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メーカーが不明のアルミクラッド・フレンチドア。両開きのアウト・スイングのフレンチドアは、輸入住宅好きの方であれば一度は使ってみたいと考えるのではないでしょうか。このおうちは、17年前に建てられたということですが、新築した住宅メーカーは既になく、メンテナンスの相談先に困っていたそうです。そんな中、うちの会社を見つけご連絡を頂きました。ドアの室内側の木部がこのように腐ってきたのは、ドアの下とドア枠とが接する部分に雨や結露が溜まってしまったのが原因です。こういう場合、原因がドアの構造にあることが考えられますが、構造的にそうならないドアやドア枠に交換するとなると、外壁などを触る必要があり、結構大掛かりな工事になります。(メーカーが分からず、同じ大きさのドアを探すのが困難な為、不具合のあるドアだけを新しいものに交換することは不可能です)今回、お客様にもその旨説明し、選択肢とそれぞれのケースのメリット・デメリットをご案内しました。そしてお客様が選択したのは、完璧とは言えないまでも腐った木部を切り取って、そこに新しい木を入れて修理するという方法でした。パラペイントのティンバーケアで防水塗装を行うつもりですが、常にドアを乾かしておく習慣を付けない限り、また同じトラブルが発生することは心しておく必要があります。まあ、完璧な施工をしたいのは、私たちビルダーのエゴかも知れませんから、お客様の選択の中でよりベターな方法で修理することは大切なことじゃないでしょうか。輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
2015年07月30日
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