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中津川市のお客様の処に装着する飾りの格子がメーカーから届きました。こちらの格子を装着する輸入サッシは、アンダーセン(Andersen)製のナローライン・ダブルハングサッシ。元々付けられていたものは、プラスチックで出来た格子だったのですが、夏の太陽の猛烈な熱によって曲がってしまった為、新しいものを取り寄せたという訳です。形状的にはほぼ同じものではありますが、僅かに違いがあるようです。ただ、ほぼ分からないと言ってもいいのではないでしょうか。また、新しいものと古いものとの違いは、新しいものは木製になったということでしょうか。プラスチックで出来た従来の格子は、古くなってくると生(しょう)が抜けてしまうとでも言いますか、柔軟性がなくなって窓に取付け・取り外しをしたりすると取付け部分が割れたり折れたりしてしまいます。それに比べると、木はいつまで経っても柔軟性はありますから、結構長持ちするかも知れません。ただ、窓は太陽の紫外線や熱に曝される場所でもありますから、木製の格子と云えども過信は禁物です。皆さんのおうちのアンダーセンのサッシに格子が付いていたら、一度格子に破損がないか確認してみては如何でしょうか。メーカーはまだ交換用の飾り格子を作ってくれますので、壊れていたら交換することは可能ですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月07日
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福島のお客様にお送りした玄関のハンドルセットを取り付けた様子が、写真で送られてきました。古いハンドルセットは金色でしたが、錆びや汚れが出てきており古びた感じでしたので、今回調達したものはアンティークブラス(古金色)にしました。古いハンドルセットも装飾的なデザインでしたので、新しいものも出来るだけそれに近いものを選んでみましたが、如何でしょうか。同じシュラーゲ(Schlage)製なんですが、やはり製品の大きさが微妙に違っていたようで、取付け穴や今まで隠れていた部分などが少し見える感じです。ただ、事前にそうなることをご案内させて頂いておりましたので、後でパテで下地補修してから、タッチアップで塗装をしてもらう形で準備をして頂く予定です。20年以上前の玄関ドアでも、メンテナンスでこうして美しくお使い頂けるというのが輸入住宅のいい処です。勿論、どういったものを使ってリニューアルするかということをアドバイスするには知識とセンスが必要です。でも、こうやって連携をさせて頂ければ、遠くのお客様でも美しく家のリノベーションをして頂けると思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年09月02日
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稲沢市でレンガ積みの家を建てたいというお客様からご相談を頂いておりましたが、結局ご縁がありませんでした。土地が決まってから2ヶ月くらいの間に、立面・平面図及び配置図を揃えて、建築費の見積も用意しなければならないというスケジュールでしたので、じっくりと計画を練っていく私たちとしては、なかなか苦手な案件でした。それでも、お客様の要望に合わせなければという思いで、急いで描き上げたのが、こちらのラフプラン。私としては結構な自信作だったのですが、お客様にとっては全然要望に沿っていないということで、関係を解消したいと言われてしまいました。予算が限られた中で、延べ床面積もその分制限されていましたから、お客様が要望された広い部屋を目一杯の大きさで取ったのですが、全然狭いと言われてしまいました。でも、そんな広いスペースが取れる程の余分な空間は、予算の中では何とも出来ないし、もしそれを取ろうとしたら予算が完全にオーバーしてしまいます。勿論、壁が全くないそんな広い部屋は、ご希望の耐震等級3を取得することを難しくするだけで、要望には一貫性がない感じでした。その分構造に補強をすればいいというお客様からの提案もありましたが、それでは構造材や工賃が追い付かなくなりますし、2x4工法の体をなさなくなりますから、どう考えても無理がありました。まあ、今回このお客様とはご縁がありませんでしたが、ご希望を出来るだけ叶えて差し上げることと、ダメなことはダメとはっきり申し上げることは、建築屋としての良心だと思っています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年07月27日
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稲沢市で新築を計画されているお客様のおうちのプランを思案中です。家はコンパクトながら、様々な拘りのあるお客様で、なかなかそれらを満足させるラフプランがまとまりませんでした。そこで、もう少し突っ込んだ内容の質問をさせて頂いた処、少々明かりのようなものが見えてきました。間取りのプランというものは、合理的に組み合わせていけば自然と形になるように思われるかも知れませんが、お客様のバックグラウンドとなるものや経験値・憧れ・予算感といったものは人によって様々ですから、すぐに決まるというものではありません。そう言いながら、紙に描いたり頭の中で模索したり、寝る前にふと考えが浮かんだりといったことを繰り返していると、突然天から降りてくることがあるんです。恐らく芸術家の皆さんやデザイナーさんという職種の人は、そういったインスピレーションがあって無から有を生んでいくのだろうと思います。まあ、私がそうとは言いませんが、そういう瞬間は誰しもあるはずです。今回のプランも昨日突然いい案が浮かび、それの概略を殴り描きしたものが写真です。これだけラフに描いただけで、建物の外観まで既にイメージ出来ていますので、後は何も考えずに詳細を描けば終わりです。但し、その終わりはどこまでも尽きないというのが、建築プランなんですけどね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年07月01日
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半年くらい前からおうちの改修のご依頼を頂いておりましたが、なかなか形にすることが出来ず、時間ばかりが経ってしまいました。ただ、年度末や建設業許可更新も無事終了したことで、ようやく重い腰を上げて集中することが出来ました。こちらが改修工事のラフプランですが、1階よりも2階の壁がオーバーハングしていたのを、1階の壁も同じくらい出すことによって構造的なバランスをよくするようにしています。また、玄関ポーチ部分は、白い石貼りにすることで、エレガントさと重厚感とをバランスさせたデザインにします。それに合うように2階バルコニーの手摺をアイアンのものに造り替え、1階の掃出しサッシに追加するヒサシもアイアンデザインのものにして、白い石の壁と黒いアイアンのコントラストを強調させます。まあ、プランニングですから、まだ絵に描いた餅のようなものですが、イメージが決まれば後はそれを忠実に再現していくだけですから、それ程難しいことはありません。ただ、今回はシロアリによる構造の被害もありましたから、そうした部分を補強・修復しながらの作業となりますので、時間や手間は掛かると思います。それでもお客様は何事もポジティブに考える人ですから、何とか一緒にやっていけそうです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年04月21日
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今回は、輸入ドアヒンジで変わった形状のものがありますので、ご紹介したいと思います。写真がそのドアヒンジですが、右の蝶番と左の蝶番とで角の形状が異なっているのが分かりますでしょうか。日本のものでもそうですが、普通は左右対称の形状をしています。アメリカでもそういうものがスタンダードなんですが、修理現場に伺うとたまにこうした左右非対称のヒンジを見掛けることがあります。形状の違いで何かメリット・デメリットがあるのかも知れませんが、その理由は定かではありません。ただ、こうしたヒンジが玄関ドアなどに装着されていると、ドアやドア枠に蝶番を装着する為の彫り込みがしてありますから、出来るだけそれに合わせた形のドアヒンジを調達して差し上げた方が納まりがきれいです。皆さんの輸入住宅のドアヒンジも、ドアを開けた時に一度見てみると新たな発見があるかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年04月10日
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輸入住宅で玄関ドアや勝手口ドアに輸入ドアを取り付けると思いますが、多くのおうちでドアの不具合が発生していないでしょうか。外部用の輸入ドアは、木製ドアだけでなく、表面がスチールのドアであったり、ファイバーグラス製のものであることもしばしばです。また、輸入サッシ・メーカーが製造しているドアの場合は、外装にアルミの薄いパネルを張ったアルミクラッドのものもあるかも知れません。木製ドア以外であれば、雨に当たっても問題ないとお考えのお客様も多いように思いますが、そうではありません。表面に対候性がある素材を使っていても、ドアの内側の素材は木材であることが多く、表面材のつなぎ目やドアの上端や下端から水が入り込んだりすれば、ドアの中身の木は腐ったり歪んだりしてしまいます。また、ドアにガラスが入ったタイプのものだと、ガラスの周囲から雨が浸入して、ガラス内部を曇らせたり、中の木を腐らせたりしますから、そういった部分も防水対策をする必要があります。まずは、外部ドアに雨が直接当たらないか、当たっても然程影響が少ないようにすべきなんですが、家の設計段階で失敗しているケースも多く見受けられます。写真は、輸入資材を扱う会社が推奨している納まり図ですが、ドアを施工する外壁の高さと屋根(ヒサシ)の奥行との適正比率を表しています。恐らくこうしたことを考慮しないで、デザインばかりに目が行ってしまっている建築士や住宅メーカーが殆どだと思います。玄関や勝手口ドアの劣化や不具合で悩んでいらっしゃるお客様は、一度こうしたことを見直してみては如何でしょうか。勿論、納まりを変えられないというおうちもあるかも知れませんが、そういう時はドアの素材の変更や防水塗装・防水処理といった対策やメンテナンスをすることで、劣化が少ない状況を作ることも可能ですから、その際はホームメイドにご相談下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月01日
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現在、神奈川県にお住まいのお客様から、名古屋市内でレンガ積みのおうちを建てたいというご依頼を頂いております。カナダのレンガ職人に来日してもらって、レンガ積み外壁の家を造るということもそう遠くない時期に出来るであろうとの考えから、そろそろ計画を前に進めていこうと思います。そのお客様が購入された土地は、古い建物を解体して更地にした処なんですが、お隣の建物の高さなどから土留めとしてのコンクリート擁壁が一部撤去されずに残されています。その高さは、1.2m。この段差を利用して建物の下に半地下のガレージを造るにしても、少し高さが足りません。かと言って、ステップフロア的な1階にするとしたら、少し段差が大きいようにも思います。お隣との境界に設置された擁壁も撤去出来ない状況ですから、これもうまく利用して家のプランを練りたいですね。何れにしても、早急に適正なプランをお客様に提示して、順次計画を進めるようにしていきます。それにしても、この敷地に接している道路は、抜け道で交通量が激しいですから、工事中も結構車の駐車を気にしないと大変です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年12月23日
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ホームメイドが会社を設立したのが2000年。そして、最初に手掛けさせて頂いた輸入住宅が、塗り替えの時期を迎えました。玄関周りは、カナダ製の積みレンガで飾り、全体は同じくカナダ製の塗装済み木質ラップサイディングを1枚1枚丁寧に張ってあります。この白いサイディングは、カタログでは25年は色落ちしないということでしたが、そろそろ塗装が剥がれ出してきていることもあり、塗り替えることとしました。でも、国産のコンクリートサイディングが10年程度で塗り替えをすることを考えると、耐久性は驚異的と言えるかも知れません。確かに少々お値段はしましたが、20年持つということを考えると、足場代を含めた1回分の塗替え費用、200万円が浮くことになりますからお値打ちと言えるかも知れません。屋根は、40年保証のカナダ製アスファルトシングル屋根材を葺いてありますから、今回塗装や葺き替えといったことは行いません。屋根のない一部のウッドデッキは劣化が進んでしますから、この部分は撤去して新たな木製手摺を取り付ける予定です。アメリカ南部のコロニアルスタイルのデザインで建築したおうちですが、手を尽くして造っただけのことはあると思います。昨今、円安やウッドショック、物価や建築資材の高騰といった悪材料が住宅産業に降りかかっていますが、焦って安いおうちの住宅メーカーと契約すると、こんな家は建たないでしょうね。それよりも、もっと収入を上げる為に仕事をして、十分貯蓄が貯まってから物価が落ち着いたタイミングで家づくりをすることを考えるべきだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年06月25日
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名古屋市天白区のお客様の処に伺って、玄関及び勝手口ドアのメンテナンスを行ってきました。特に大きな不具合があるという訳ではありませんが、新築から15年近く経ちますし、防犯性も強化したいということで、ドア周辺の金物類やウェザーストリップ(気密パッキン材)を新しいものに交換・調整しました。写真は、本日取外してきた玄関ハンドル。クイックセット(Kwikset)製のシェルバーン(Shelburne)というシリーズになります。ただ、この金色のハンドルは、現在は生産がされておらず、手に入るのはサテンニッケル色(ツヤ消しの銀色)又はアンティークブラス(古金色)しかありません。日本の輸入住宅好きの方は、ゴールドの色を選択されるのが8割程度ですから、需要のある金色をどうしてなくすのかというふうに思うかも知れませんが、日本のマーケットは非常に小さくなってしまい、金色好きという人は世界的には少数派なんです。ですから、クラシックなゴールド色のものは、玄関ハンドルに限らず輸入建材で少なくなってきているのが現状です。でも、今回のように玄関ハンドルを交換するという場合、ハンドルを外すと塗装をしていない部分が露出してしまいますから、ドアの塗装をしたくないという人は、同じ形状のハンドルを選択して頂く以外方法はありません。デザインを変えずに金色以外の2色から選ぶか、デザインが違う金色のドアハンドルを選ぶか、皆さんでしたらどちらを選択しますか。私が金色好きなら、やはりハンドルを金色の違うデザインのものに変えて、ドアの塗装をやり直す方を選びます。だって、玄関ドアは定期的に塗装しないといけませんし、玄関は家の顔ですから、好みの色遣いがしたいですよね。(クイックセットのものでも、チェルシーやアーリントンというシリーズでは、金色のものが製造されていますし、他社でも金色のものは存在します。ただ、将来的にどうなるかは現時点では不明です)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年01月10日
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今日、以前からメンテナンスをさせて頂いているおうちにお邪魔して配管からの漏れのチェックを行ってきました。こちらのおうちは、コンクリートで出来た車庫の上に造られた建物で、車庫の天井スラブを建物のベタ基礎代わりにして、その上に床の根太材が転がしてありました。ですから、床根太及び土台の木の厚み、90mm程度しか床下がありません。そして、よくないことに、車庫上にはキッチン・ダイニングがあって、上下水道の配管がその床下に入れられているという状況でした。恐らく床下のどこかで配管の接続等に不具合があって、そこからの水が車庫の天井からポタポタ落ちてきているのだろうと思います。ファイバースコープ等を駆使して、何とか床下の配管を確認出来ないかとやってみましたが、床に敷かれた根太材に行く手を阻まれ、思うように配管を見ることが出来ません。これでは、床を全部剥がして配管の具合を確認する以外に方法はないのですが、それではお金も時間も掛かり過ぎます。どうしてそんな床下のない家を造ったのだろうと考えたのですが、こちらのおうちは、第一種住居専用地域という最も厳しい建築条件をクリアする必要のある場所にあります。ですから、建物の高さは10m以下に制限されている状況でした。その為、ワンボックスの車が入るだけの高さを確保したガレージを造り、その上で建物の高さ制限をクリアする為には、建物自体の高さを抑える以外に方法はありません。ただ、居住空間の高さを低くするとなると、天井が相当低くなり圧迫感を感じることになりますから、居住空間とは関係のない基礎の高さを犠牲にしたのだろうと推測されます。ただ、設計者も施工者も水道配管や電気配線のメンテナンスについては、当時全く頭に入れていなかったのだろうと思います。確かにお客様からいろいろな要望を頂くでしょうが、それを全てOKしていたのではプロとしては失格です。やっていいことといけないことをしっかりお客様にも説明して、その上で最もいい方法で計画していくことこそ家づくりの基本です。今回は床をめくるのではなく、床下の配管は今後使わないようにして、外側から新たに配管を持ってきて水栓等に接続するという方法で対処すべきだと考えております。そうは言っても、きれいに納めるのには相当手間が掛かると思いますので、慎重にことを運んでいかなければなりません。家にとって床下は非常に大切な場所ですから、安易に小さくしたり、なくしたりしないようにして下さいね。そのリカバリーは大変ですから。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年06月03日
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昨日、お客様が新築について相談があるということで、時間を見付けては2つのプラン図を描いてみました。1つは床面積をミニマムで考えた場合どのくらいになるだろうと計画してみました。もう1つは、家族が4人となった場合に必要な部屋数で描いてみました。若いご夫婦でしたので、出来るだけ費用負担が少ないように、少ない知恵を絞って考えたのですが、どちらも20坪台という驚異的な床面積。我ながら上手にプランしたと思っていたのですが、お客様は将来5人家族にしたいということと2台分のガレージが欲しい、屋根裏のスペースを使いたいというご希望を頂きました。若いからと見くびってはいけませんね。将来計画まで見据える形でちゃんと予算を掛けて家づくりをしていきたいというしっかりしたご夫婦でした。まあ、今回のプランはたたき台としてのものでしたから、これからいろいろご希望を伺って理想の形にしていきたいと思います。最近、おうちの修理やメンテナンスの仕事ばかりやってきましたから、新築のプランを描くといろいろ考える視点が変わっていいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年03月07日
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最近、修理やメンテナンスの仕事がたくさんあって、なかなか新築の仕事に手を付けられなかったのですが、何とか時間を見付けて今日描き上げることが出来ました。レンガ積み外壁の結構大きなおうちのプランですが、時間もないのでイメージしながら描いていける手描き手法で作りました。これだと、使い勝手を考えると同時に構造的な強度(構造壁線)も考えられるので、3次元でイメージ出来る人にとっては、一番いいやり方かも知れません。ただ、案が固まるまでは、描いたり消したり、集中出来ない時は少し他のことをやったりという感じですから、なかなか最終案が決まるのに時間が掛かります。そのうち、AIがプラン図までスイスイ描く時代が来るのでしょうが、人間の力が及ぶうちは何とか描いていきたいと思います。お客様には結構お時間を頂いてお待たせしましたが、気に入って頂けるかどうかは別問題。こんな建物が、瑞穂区の住宅街に建ったら、結構皆さんビックリするかも知れませんね。ただ、私の絵では本物の迫力は伝わらないとは思いますが・・・。来年には新型コロナも収まって、またカナダからレンガ職人が来てくれると嬉しいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年09月18日
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北米から資材を輸入した輸入住宅の玄関ドアでたまに見掛けるのが、蝶番の形状が左右で違うドアヒンジです。その例でよく出てくるのが、ピーチツリー(PeachTree)社製のドアに取り付けられているドアヒンジですが、今回の写真のものはそうではありません。アメリカやカナダのドアでも、左右対称というヒンジが一般的なんですが、どうしてか分かりませんが、こうした左右非対称な蝶番が取り付けられていることがあるのです。角が丸くても四角でも左右を同じにした方がデザイン的に安定しているようにも思いますし、取付けも面倒くさくないんですけどね。今回、お客様のおうちの玄関ドアにこうしたヒンジが取り付けられていましたので、アメリカから取り寄せをしてみたのですが、どうしてもデザインを変える理由が不可解です。まあ、そうは言ってもこうしたヒンジが取り付けられた古いドアがある訳ですから、それに合ったヒンジを調達してあげることも必要です。皆さんのおうちのヒンジがどういうデザインなのか、機会があれば一度見てみるといいかも知れませんよ。因みに、ドアヒンジの交換は、10~15年程度で行って欲しいと思います。その際、ドアの下がりや傾きの調整をすると、開け閉めが全然しやすくなると思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年05月27日
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ようやく全国で緊急事態宣言が解除される状況になりました。昨日の日曜日には、近所の道路でも車で渋滞が起きる程、外にたくさんの人が出るという状況になっていました。ただ、今回の状況は感染が沈静化しただけで、ウィルス自体が撲滅された訳ではありません。予防ワクチンがあるインフルエンザでさえ、毎年流行が繰り返され、病気がなくなることはないのですから、治療薬のない新型肺炎で今後感染が起らないというのは、ただの妄想と考えるべきです。これを受けて、政府も医療機関も「with コロナ」を提唱していて、私たちにも新しい生活様式を身に付けるよう要請しています。私は、このコロナも数年のうちに普通の病気となると思っています。スペイン風邪と称されて、何千万人が感染したインフルエンザと同じです。ただ、私たちは今後も新しい病の発生に備える必要があります。それは、地球温暖化のよる生態系の変化や新たな化学物質の登場、社会のグローバル化などで新しい病気が急激に世界中に広まる状況が生じているからです。これからは、家というものについても概念が変わるかも知れないと思っています。それは、外の社会とのつながりを接触という状況でなく、NETやバーチャルな環境の中で維持していくということと、安全が確保された住まいを自分たちが自分の手でメンテナンスすることで、如何に低コストで長く維持していくかといったサスティナブルな家づくりが求められてくるように思います。30年も経たないうちにデザインが時代遅れになって解体されるような日本の住宅は、サスティナブルとは言えません。手入れをすることでその価値が周囲の社会からも認められるような家は、世代をまたいで住み続けてもらえるという点でサスティナブルです。何十年に亘って住み続けられた家には、その家族や地域が長年培ってきた有用菌や常在菌が一緒に居続けているとも思います。スクラップ&ビルドでどんどん家を新しくしてきた社会では、そういうものは失われてしまうかも知れません。勿論、スクラップにして建て直すなどの収入がある人は、今後限られてくるでしょうし、今回のように大規模な予算で感染症を抑え込むようなことも出来なくなるでしょうから、そうしたものに耐えられるだけの蓄えや自己防衛が必要という点でも消費社会は変化しなくてはなりません。また、自然災害に対する備えでもサスティナブルが要求されます。単に壊れないような丈夫な建物を造るという概念から、ある程度壊れてもそうすることで人間の命を守るという建物を造るということや、壊れた場合でも元の形に復旧出来るという状況を作ることです。その為には、材料の仕様を変えずに長く作り続ける製造計画が必要ですし、それを施工出来る職人や技術者を絶やさないということも大切です。安くて早いことがいいという時代ではなく、自分たちで長く維持管理出来ることがいいという時代にならなくてはいけませんね。今後の間取りの変化として、家庭で夫婦共々仕事が出来たり、子供が家で授業を受けられる環境を作ることもきっとトレンドになるでしょう。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年05月25日
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今日愛知県豊川市のお客様のおうちで、少し大きめの1つの子供部屋を2つに仕切るリフォーム工事が始まりました。付いていた廻り子や幅木を一部切ったり外したりしてから、部屋の中央に柱材でご覧のような壁構造を造りました。本場アメリカと同じように、4x8フィートのテーパーの石膏ボードを張る為に、柱材の間隔は少し狭めの40cm。普通は45cmピッチですから、構造的にも強くなりますね。子供たちが小さい時は、大きな部屋で一緒に過ごすということは情操教育としては本当にいいことだと思います。また、ある程度自我が芽生えた時に、こうして部屋を分けられるように新築時に事前に計画しておくと、比較的簡単に改築出来ます。如何に先を見越して家づくりをするかということは、私たちやお客様にとって永遠の課題かも知れません。次回は、石膏ボードを張った状態をお見せしますが、これがまたアメリカンな施工ですから楽しみにしていて下さいませ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年03月19日
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お客様のご希望の色で塗装した玄関ドアが、少々ピンクがかった感じになった為、もう一度塗り直すことになりました。多くの方は、色というのは絶対色であって変わらないものという認識でいらっしゃるのですが、色というものを感じる人間側の問題で変化するものなのです。それ程人間の目はいい加減で信頼出来ないものなんですが、目を過信していらっしゃる方は多いのです。色は、部屋で見るか戸外で見るかで明るさが変わりますし、壁や天井、近くにある家具やカーテンといった景色の色も写り込みます。また、晴天か曇天か、雨天かによっても、下地や見る時間帯によっても変化しますから、決めた塗料の色がそのまま映し出されることはありません。まあ、それでもこうじゃなきゃいけないと思い込んでいるケースでは、ある程度柔軟に対処してあげなければいけないとも思っています。今回、そういったケースでありましたから、調色した既存の塗料に再度顔料を入れ直して、塗料の色の作り直しを行いました。写真は、まだ作った塗料が乾いていない状態ですから、多少趣きは違うかも知れませんが、ほぼご希望通りの暗めの色に仕上がったと思います。ただ、これでさえも玄関ドアに塗装をすると、必ず目の錯覚による色の変化が生じますから、そこはお客様にもご諒解頂かなくてはいけません。こうした色の作り直しが出来るのも、私たち ホームメイドが自前の調色機や顔料、顔料の配合表や様々なベースペイントを持っているからなんです。住宅ビルダーで塗料メーカーがやる仕事までしてしまうのは、日本でもホームメイドしかないでしょうねぇ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年02月13日
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こちらの写真は、現在一宮市で外装の塗替え工事を行っている輸入住宅の現場です。パラペイントの外装用プライマーで下塗りを行って、ブルーグレーの色をした最高級の100%アクリル塗料で上塗りをしている処です。ビニールで養生しているサッシの白と外壁のブルーグレーのコントラストがきれいに出ていますから、足場が取れたらきっと素敵に見えると思います。軒の裏も汚れにくい8分ツヤの白いパラペイントで塗装してあるのですが、軒裏と外壁との境界線をきれいに塗装する為に、ペンキ屋さんが養生用の紫のマスキングテープを張っている様子です。手の粗い塗装業者だと、マスキングテープを張らずにハケで塗装する人もいるようですが、手間が掛かってもテーピングしてこそ美しい仕事が出来ると思います。こうしたことを全ての工程で行いますから、ゴミもたくさん出て環境にはよくないようにも思いますが、ちゃんとした仕事をすれば、お客様も長く家を愛してくれますし、塗装も長持ちするはずですから、30年もしないうちに壊して造り替える日本のおうちを思えば、遥かにエコになると私たちは考えています。また、カナダの美しい色彩は、家のデザインや価値を上げてくれると思いますから、財産としての家をアピール出来るとも思います。日本のお役所や政府は、中古物件の流通を増やして、不動産産業を活性化しようと考えているようですが、美しくない今までの日本の住宅に高い価値が付くはずはありません。ゴミ同然の中古住宅を市場に出すのではなく、ちゃんとメンテナンスされた美しいデザインの家を残していかなければ、日本は財産が目減りするばかりだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年12月16日
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こちらの写真は、シンプソン(Simpson)社製のダブルサイドライト付きの豪華な木製玄関ドアです。塗装が酷くなってきたので、途中ご自身で濃いベージュ色の塗装を塗られたそうですが、それも剥がれ掛けてきて塗り直すことになりました。雨による塗装の劣化もありますが、木自体も腐ってきているようでドアやサイドライトの下の方には数か所穴も開いていました。そこから黒いアリなども室内へ侵入していたようで、状態はあまりよくない感じでした。そこで、穴の開いた木部をパテで埋めて、表面を紙ヤスリできれいに均してから、パラペイントの外部用セミグロスで塗装をしました。8分ツヤの塗装は、雨や汚れを弾くばかりか、高級感も蘇らせてくれますから、汚れやすいツヤ消しや下品な感じの10分ツヤの塗料とは仕上がりが全然違います。この写真はまだ塗りたてですから、色が落ち着いていませんが、1週間もするといい感じになってくると思います。お客様曰く、もう少し濃いえび茶色を選んだつもりだったとのことですが、実際に日の当たる大きな面に塗るのと、色見本で見るのとでは若干見え方が違ってきます。曇りの日や雨の日だと、逆に濃い感じに見えてきますから、私としてはこの色は正解な気がします。こんなに美しい色彩や塗装の載りは、国産の塗料では出せないものだと思いますから、きっと馴染んできたらお客様も喜んで頂けると思います。因みに、色を選んだ子供さんたちには、メッチャいいと好評を頂きました。そうそう、このパラペイントですが、私たちはパラの中でも最高品質のアクリル100%の塗料を使っています。混ぜ物がしてある国産のアクリル塗料と違い、耐久性はウレタン塗装以上。また、塗装面にミクロの穴が明いていますから、木の呼吸を止めないばかりか、分子の大きな水は通さない(防水)という素晴らしい性質を持っているのも特徴です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年09月18日
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こちらの写真は、メーカー不明のシングルハング・サッシで不具合を起していたバランサーを交換した際に窓枠辺りを撮影したものです。窓枠のレール部分にある長細いパーツが、バランサーを外す時だけに使う金属製のテイクアウト・クリップ。そして、ハメ殺し(FIX)になっているアッパー・サッシュの枠に付けられているのは、ベント・ラッチ。テイクアウト・クリップは、先日紹介した樹脂製のものもありますが、どちらか言えばこの金属製のものの方が一般的かも知れません。ただ、湯気が充満する浴室の窓にこれが付いていると、10年もすると錆びて使えなくなりますから、注意が必要です。(とは言っても、バランサーを交換する時以外の普段では全く使わない部品ですから、その存在すら見過ごされていると思います)次に、ベント・ラッチですが、これは可動する下窓の建具をこれ以上上の方に開かないようにする為の換気用ストッパーです。つまり、ほんの少し風が入るくらい窓を開けてどこか別の場所へ行ってしまっても、空き巣などが外から窓を開けられないように防御するといった機能を果たすのです。なかなか便利な部品ですが、新築時に住宅メーカーから何ら説明を受けていなかったということで、使い方を全く知らずにいたというお客様も多いかも知れません。確かにこんな細かいことまで、いちいち説明するということはなかなか出来ないかも知れませんが、お客様から質問された時くらいは、ちゃんと受け応えが出来るようにしておいて欲しいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年09月15日
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昨年末にご相談頂いたお客様とメールや打合せを幾度となくさせて頂く中、ようやく間取りの基本構想がまとまりました。それを基に描いた外観デザインが、こちらです。総レンガ積みの外壁に暖炉のチムニーが屋根の上に顔を出すクラシックで重厚な外観となっています。レンガ積みを想定しているデザインソフトが存在しない為、本物と同じように表現することは難しいですが、大まかな感じはご理解頂けると思います。普通の家であれば、建物の一番下には基礎の立ち上がりが露出しますが、平面状のベタ基礎の上に積まれる外壁レンガだと、基礎部分もこのようにレンガで覆われてしまいます。レンガ積みの場合、窓下にはボトムシルと呼ばれるカウンター材が前に出っ張りますし、窓上にもソルジャーコースと呼ばれる縦積みのレンガが載るのですが、ソフトではそういう表現はありません。(特別にそういう素材を作れば表現出来るかも知れませんが、追々時間をみて作りたいと思います)また、この絵では、重力を無視したレンガタイル張りと違い、積むことでしか表現出来ない自然の摂理も考えられています。レンガの色の数や素材の風合いもソフトでは不十分ですが、逆に言えば建てた現物は表現出来ないような圧倒的な存在感が生まれることに他なりません。実際にこの建物が出来上がるまでは、相当の時間や労力が必要ですが、この家を造りたいという強い想いさえあれば、必ず実現するはずです。まだデザイン案の段階ですが、本物が出来上がってきたら、是非見比べてみて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年07月01日
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最近、お客様のおうちのドアが下がってきたので、ヒンジを交換した方がいいというご提案をしました。ドアが下がってくる原因の多くは、ドアの開閉が頻繁でヒンジの噛み合わせ部分が減ってきたというものです。そこで実際のヒンジを見せてもらった処、左右の蝶番が非対称なヒンジであることが分かりました。ドア側の蝶番が四角で、ドア枠側の蝶番はコーナーが丸くなっているというものでした。何故こうしたヒンジを製造し、それを使うのかは不明ですが、こうしたヒンジを使うことはアメリカではそれ程珍しいことではないようです。アメリカ人って、自己主張が多いのか、目立ちたがり屋なのか、それとも気付かないような場所でオシャレを追求しているのか、面白いですよね。日本人でこんなヒンジがドアに付いていることに気付く人はいないでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年06月20日
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輸入サッシで横に開いてくケースメント・サッシ。クランクハンドルを回して、ギアの付いたオペレーターを動かして開閉させるという仕組みを使いますが、オペレーターは建具(障子)を外へ押し出したり中に引き込んだりするだけで、窓枠から建具が外れないように支えている訳ではありません。それをしているのは、写真にあるウィンドウヒンジと呼ばれる吊り金具。ペアガラスの重い建具を全開すると、ウィンドウヒンジには相当な負荷が掛かると思うのですが、どんなに重い大きな建具でもこれが支えているのですから、大したものです。ウィンドウヒンジは、窓枠の上下に取り付けられていて、穴の明いたアーム部分に建具をビスで取り付けます。そのアームが適切に回転するように、窓枠側のレール部品と建具側のアーム部品とをつなぐサポート・アームが弧を描いて動きます。つまり、ウィンドウヒンジは、建具を窓枠内に留める役割を果たすと共に、窓が一定の動作で回転しながら開閉するように制御する仕事をしているのです。ウィンドウヒンジは、外気に曝される位置にありますし、重い建具をずっと支え続けていますから、錆による劣化や負荷による歪みや狂いも生じます。オペレーターだけでなく、ウィンドウヒンジも15年程度で定期的に交換すれば、ケースメントの窓は常にスムースに開けられますよ。勿論、日頃からこうした金物に付着したホコリやゴミを掃除したり、シリコンの潤滑剤をスプレーしたりすることを忘れないで下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年05月29日
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今回、知り合いの紹介で大手住宅メーカーが建てた国産住宅のリフォームを相談頂きました。築10年ということですからまだまだ新しい住宅ですが、飼っている猫などが傷めた和室の内装等をきれいにしたいとのこと。障子紙なども破れて、結構傷ついている感じですが、床柱なども拘ったものが使われているようです。私たち ホームメイドは、輸入住宅専門のビルダーですが、元々お寺さんを手掛けるような工務店で仕事をしていたこともあり、和室の施工は得意な方です。ただ、このお客様はこのスペースをトレーニング・ルームに改修したいということで、洋間への変更を希望されています。新築当初は、客間であったりご両親が泊まりにきたりした時の為に1部屋和室を作っておこうというケースが多いのですが、洋風な生活スタイルに慣れた日本人にとって、畳敷きの部屋は使い勝手があまりよくない存在になってきています。それは、かしこまったお客様が家に訪れる機会が少なく、来客をリビングに通してしまうケースが増えていることや、歳を取った両親も布団を上げ下ろしするような生活が負担になることも和室の使い勝手を悪くする原因です。イグサやヒノキの香りのする和室の雰囲気は、気持ちを落ち着かせるという点では好きなのですが、しばしばそこが物置部屋になってしまっている状況を見ると、寂しいものがありますね。何れにしても、大手メーカーの和室は、欄間や鴨居などの梁も構造的に強度の必要がない飾りものであることが多いので、比較的簡単に洋間に改修することは可能です。今回私たちは、床の間や仏間、押し入れが並んだ壁に部分をクローゼットに変更して、全面鏡となるように輸入のミラードアを物入の折れ戸に使いたいと考えています。そうすれば、鏡を見ながらトレーニングをするジムのような雰囲気になるでしょうし、個室として使う時には姿見として効果を発揮するはずです。出来るだけお金を掛けず、可もなく不可もない普通の部屋にするというやり方もありますが、リフォームをするなら何かスパイスを加えることが家づくりには大切なことではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年01月23日
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現在国内で施工されている輸入住宅で使われているドアノブ・ドアレバーのほぼ全ては、クイックセット(Kwikset)社製になっています。それは、どの輸入資材商社さんでもクイックセットの製品しか扱わなくなったことが原因です。昔は、シュラーゲやボールドウィン、ワイザーやテイモアなどのドアノブ・メーカーのものが日本にも入ってきていたのですが、市場の縮小と共に在庫を持って販売していこうという会社がなくなってしまったのは寂しい限りです。そんな独占状態のクイックセットですが、それでも全ての製品が日本で販売されている訳ではありません。多様性という観点から、私たち ホームメイドだけでもいろいろなデザインのドアノブ類を紹介・販売していきたいと思います。そこで今回ご紹介するのが、この「リド Lido」というドアレバー。ウェーブがかったデザインのものは、コモンウェルス(Commonwealth)という製品がありますが、それに少し装飾を加えてエレガントにしたのがリドなんです。色もこのゴールドだけでなく、シルバー(サテンニッケル)や古金色(アンティークブラス)、黒系のベネチアンブロンズなどもあるんです。勿論、トイレ用の内鍵付きや外部用のキー付きといったバリエーションも揃っていますから、全て同じデザインのドアレバーにすることも可能です。北米でもコモンウェルスと同等の価格で販売されているようですから、日本でも普通に手に入るようになるといいんですが、今は私共がアメリカから直接輸入して提供させて頂く以外方法はありません。少しオシャレなドアノブにしたいという輸入住宅好きの方は、こんなドアノブを新築やリフォームに如何でしょうか?。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019年01月19日
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愛知県豊田市で外装の塗り直しをさせて頂いていた輸入住宅の施工が完了しました。少しパープルがかった鮮やかなピンクがお好みということで、ピュアアクリルの塗料 パラペイントで塗り替えを行いました。元々は、スタッコフレックスという外装材で外壁が塗られていたのですが、ご覧の通り築11年で色落ちと汚れであまりいい状態ではありませんでした。スタッコフレックスは、20~30年の耐久性があるという宣伝文句で売っていますが、色の変化(退色)を抑えることは出来ないようです。今回は、カナダのピュアアクリルの塗料、パラペイントを使って塗り直しを行ったのですが、耐久性は折り紙付き。ただ、紫外線等による色落ちは、差があるにしろどうしても起こり得るもの。これをどうにかするなどということは、いくらパラペイントでも出来ないのです。あとは、出来るだけ退色しにくい色を選ぶということしかありませんが、比較的青い色は退色しやすい感じがします。ただ、だからと言って、好みでない色でおうちを塗るというのも楽しくはありません。太陽や風雨に曝される外装では、何十年もそのままの状態を維持出来るような塗料や外装材は存在しないのです。家のメンテナンスの為に計画的な貯蓄を行うことを忘れずに、定期的に塗装を行って常に美しい状態を維持することが大切です。また、塗り直しで足場を組む場合は、窓のペアガラスの周囲に防水処理を行うことを忘れずに行いましょう。これが窓の曇り(内部結露)を防ぐ最良の手段です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018年12月11日
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1つ前のバージョンですが、プロ用の間取り作成ソフトを購入しました。手書きでも問題ないし、むしろ手書きの方がデザイン力を感じるとも思うが、ペーパーレスや効率化、プレゼン・ツールという観点から、いつかは導入しようと思っていました。ただ、昔見たソフトは、お絵描きソフトに毛が生えたくらいのもので、少し寸法を修正したいと思ってもなかなか思うようにいかなかったり、間取りから立面図(外観)を自動作成する機能を使うと、実際には架けられないようなとんでもない屋根が載っていたりと、まともには使えない感じのものだったように思います。であれば、最新のものを導入した方がいいのでは、といった向きもあろうかと思いますが、1つ前のものでもほぼ性能的には完成されたもので、多少機能が増えた程度のことだろうという勝手な判断で買ってしまいました。だって、値段も半分以下で済みましたからね。恐らくこのバージョンのものでも、私は全部の機能を使いこなせないとも思いますしね。昨日、試しに敷地図を作ってみたのですが、やっぱり今のソフトはすごいですね。マニュアルを見ながらでしたから、少々時間は掛かりましたが、正確な図面が出来ました。また、その地域に設定された建築制限や敷地の高低差なども、予めインプットしておくアイコンなどもありますから、状況に合わせた外観等を自動で考えてくれる感じがします。まあ、使い始めたばかりですから、これからいい所悪い所いろいろ出てくるとは思いますが、まずはやってみることですね。やっぱり、ジジイになっても挑戦が必要だと思いますから・・。でも、輸入住宅のデザインも組み込まれてるのかなぁ(笑)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2018年08月29日
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2年前に起こった熊本県の大地震。その後の復興も道半ばという報道もあります。そんな中、複数の大学が被害の大きかった益城町に入って、建物の状況調査を行ったそうです。その速報値を「日経xTECH」がまとめたものがこちらです。大きく損壊したという判断の「崩壊」や「倒壊」、「大破」で、殆どの住宅が解体された状況が分かります。ただ、殆ど壊れなかったという判断の「小破」や「軽微」でも、30%~50%を超える家屋が解体されたという状況です。破損が少ないということから判断すると、建物は比較的新しく耐震性も確保された家であったろうことが窺えます。そういう状況でも解体されたということは、住む人がいなくなった空き家であったり、今後の地震を恐れて他の土地に移ってしまったりした人もいたのだろうと思います。そこには、日本が抱える高齢化の問題や地方の過疎化の問題が垣間見えます。ただ、それだけで済まされるものではないとも思います。耐震性があっても家そのものの価値がない、貴重な街の財産という建物になっていない陳腐な住宅だとも言えるのではないでしょうか。デザインや素材が素敵な建物であれば、直して住みたいという人もいるでしょうし、中古住宅として市場に流通することも可能なはずです。今や耐震性があるというのは、当たり前の日本です。今、行政や住宅業界が一体となって推進しようとしているのが、長期優良住宅や住宅の性能アップです。でも、そんな住宅でも魅力がなければ、今回のようにすぐに壊されるのが日本の現状です。欧米のように、普遍的なデザインや高品位な素材で家づくりをすることをもっと考えるべき時代ではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年07月18日
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名古屋市天白区の輸入住宅で行っていました外装リフォームが、ほぼ完了しました。昨日は、朝から足場を解体して、エアコンを2台設置しました。1台は、2階の部屋に設置するというものでしたから、足場屋さんより少し早めに作業を始めて頂いて、うまく足場を利用することも出来ました。以前の外壁も緑色だったのですが、今回は少し緑の濃いピュアアクリルのパラペイントを塗装しました。また、輸入サッシの周囲にも白い幅広のモール材を取り付けて、窓の印象を強くしたデザインとなりました。それから、以前は屋根の軒裏部分も外壁と同じ緑で塗られていたので、少し輪郭がはっきりしないぼやけた感じであったのですが、今回は破風や鼻隠しと同じ白で塗りましたから、メリハリが効いた印象です。こうしたデザインは、ラップサイディングが使われるアメリカのコロニアル・スタイルと呼ばれるものですが、カジュアルで爽やかなイメージを好まれるお客様には最適です。家を長く愛していきたいという方には、単に塗り直しをするだけでなく、このように家のデザインを改善することをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年07月15日
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長い時間を過ごすリビング・ダイニングや寝室のような居住空間と違い、廊下や階段といった通過スペースは南側や東側の明るい場所に造られることは少ないかも知れません。また、そういう空間は出来るだけミニマムにして、居住空間を最大限取るという感じでしょうから、狭くて暗いというイメージになってしまう恐れがあります。そんな階段を明るく爽やかなデザインで造ろうというのが、輸入階段材メーカー、フィッツ(Fitts)が提案するこの写真。親柱(Post)は、太くて重量感のあるものを使い、子柱(Baluster)は直線的でシンプルなデザインです。こうした親柱を使う際は、一般的にダーク・オーク色にして落ち着いた感じに仕上げることが多いのですが、これを敢えて白い塗料で塗っています。また、踏板や手摺といった手足で消耗しそうな場所をクリア塗装で仕上げ、塗装の剥げがあってもあまり気にならないようにしています。階段を壁で囲んでしまうと、どうしても閉塞感が出てしまいますが、少し広めのホール空間に手摺階段を設けることで、空間に広がりや明るさを与えてくれます。この写真の窓は、恐らく外観上のバランスを意識してこの場所に設置されたのでしょうが、階段の踊り場で足元に来てしまうような設計にするのは、多少違和感を抱く人もいるでしょう。さて、皆さんのおうちや住宅メーカーのモデルハウスと比べて、アメリカの空間デザインは如何でしょうか。この写真の中でも手間が掛かる仕事をいくつもしていますが、少しの費用とセンスでちょっとした装飾デザインを考えることこそ、家づくりのような気がします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年07月04日
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昨日、名古屋市天白区のリフォーム現場で、モール(トリム)材をサッシの周囲に取り付けました。こうすることで窓の輪郭がはっきりとして、家の外観がアメリカンなコロニアル様式になります。モール材は、幅90cmx長さ3m、厚み14mmの外壁用コンクリート・サイディング(プライマー塗布済み)を長細く引き割って作ります。以前の記事にも書きましたが、モールを取り付ける部分には耐久性が高いピュア・アクリルのパラペイントを予め下塗りして防水効果を高めておきました。また、モール材は、窓枠に接するように取り付けるのではなく、少し隙間を開けて錆びないステンレス・ビスを使って施工しています。隙間を開けずに施工することも考えましたが、ラップ・サイディングという外壁材で比較的雨水が入りやすい構造となる為、リスクを少しでも減らすという意味から防水コーキングが十分入れられる空間をサッシ周りに作っておきました。昨日、外壁の一部をパラペイントで上塗りした写真をアップしましたが、それと比べて緑色の古い外壁の塗装が如何に劣化しているかが分かります。これから外壁塗装と並行して、このモールも白く塗装していきますが、どれくらい美しくなるかは、また後日ご紹介したいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
2018年06月29日
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岐阜県海津市でリフォーム中の輸入住宅で、先日ファイバーグラスの輸入玄関ドアを取付けしたという記事を書かせて頂きました。その際新しいドアは未塗装で、木目模様の入ったベージュ色の表面だったのですが、結局白い塗装で仕上げました。当初は、少し緑が入った「イングリッシュ・ウォールナット」という色で、一見木製ドアと見間違うように仕上げる予定だったのですが、せっかくの白いドア飾りに茶系の玄関ドアはもったいないということになりました。まあ、こちらの方がクリスマスらしいですし、清楚でエレガントなイメージを感じさせてくれますから、下手に木製ドアのように見せる必要はないかも知れません。白く塗装しても表面の木目は見えますから、素人が見れば木製ドアを白く塗ったようにしか見えません。木目調に出来る輸入ドアを敢えて白く塗るというのは勇気がいるかも知れませんが、チャレンジしてみるのも面白いですよ。勿論、塗装が古くなったファイバーグラスのドアや本物の木製ドアであっても、白く塗り直してもいいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年12月26日
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こちらは、玄関ポーチの床に張られた30cm角の大判タイル。少々時間が経っていますから、薄く汚れは付いていますが、フレンチスタイルのデザインに仕上がっています。ただ、お客様曰く、雨が降るとタイルが滑りやすくなって、お客様がいらした際は少し不安とのこと。通常タイルは、釉薬というガラス質のものを表面に塗って焼き上げます。釉薬が熱で溶けてタイルの表面を覆い、タイルに汚れが付きにくくするのですが、表面がツルツルになるという特徴も加えられます。こうしたタイルは、内装の床や壁、外装であれば外壁に張られるのが一般的ですが、こちらは外装の床に張ってしまったようです。外装床にタイルを用いる場合、今はノンスリップ・タイプの表面がザラザラしたタイルを使いますが、昔はそんなことを考えずに張る業者もいたようです。多くのおうちでこうした滑る床タイルが使われているようですが、表面に滑り止め塗料を塗って改善することも出来ますから、雨が少ない冬の時期に床タイルを塗装しては如何でしょうか。ただ、ホームセンターで市販されているものはあまり耐久性がないようですから、長く滑らないようにしたいなら専門業者に依頼した方が間違いはありませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年12月14日
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私たち ホームメイドが施工する際は、こんなことはあり得ないのですが、いろいろなおうちの修理やリフォームをさせて頂いていると、よく見かけます。写真は、内開きで施工されたマーヴィン(Marvin)社製フレンチ・ドア。白と金色のコンビネーションが美しいのですが、白いドア枠材に黒く引きずったような跡が見受けられます。これは、ドア・ラッチの爪が枠を擦った跡なんですが、ドア枠側に取り付けるラッチ受け(ストライク)が枠材とほぼ同じあることが原因です。通常は、枠材の位置をラッチ受けよりも外側にして、ラッチの爪が当たらないような納まりにしなければならないのですが、そういう配慮が欠けた結果こうなりました。これは、施工上の問題のように思えますが、構造的に枠材が逃げられないような設計だったのかも知れません。何れにしても、これでお客様に引き渡すのは、どんなものかと思います。ただ、こうした問題が発生しても、枠に引きずることを回避する方法はあるのです。デザイン的に少々気になる方もいらっしゃるかも知れませんが、ラッチストライクを長くしたものを用いて、引きずってしまう部分までカバーするという方法です。北米ではそうしたラッチ・エクステンションが作られていて、長さもいろいろあるのです。(勿論、非常識に長いものはありません)このように納まりの問題を抱えているような方は、もしかすると私たちで解決出来るかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月27日
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昨日、岐阜県海津市の輸入住宅で玄関ドアの交換工事を行ったとの記事を書きましたが、今日はそれを更に美しく、そしてきれいに納める仕事をしてきました。それが、一昨日当社の倉庫で仕上げ塗装を行った輸入玄関ドア用の飾り材を取り付けるという工事です。ドアの開口部を広げた為、レンガ・タイルをカットした木口(こぐち)が露出して納まりが悪かったので、それを上からカバーするのが目的ですが、こうすることで外装の防水性を確保出来ますし、何と言っても豪華さが違ってきます。当然、その手間や材料も多く掛かってきますから面倒も多いのですが、手間が掛かっていると感じてもらえる仕事こそ、誰からも素敵と感じて頂けるものだと信じています。ギリシャ・ローマ時代のデザイン装飾ですから、それを出来るだけ忠実に再現してこそ様式美が感じられると思いますから、細かな点も注意しながら施工しています。大理石を模した柱材の下には、「礎石」となるベースがなければいけません。そして、その柱材の上にもキャップ(プリンス・ブロック)と呼ばれる「まぐさ受け」が載せられます。その上にはクロスヘッドと呼ばれる装飾された「まぐさ」がドア上の建物重量を支えるのですが、これも元々石で出来ていましたから、ピラスターよりも少し幅を広げて神社の鳥居のような安定感を演出します。ギリシャ・ローマ時代の建物は、クロスヘッドの中央に「くさび石」のキーストーンを入れることで石やレンガで出来た建物が崩れない構造となりましたから、これも安定感を出すアイテムと言えるかも知れません。勿論、こうした材料は、全てウレタン樹脂で出来た装飾材ですから、古代の建物ような機能がある訳ではありませんが、代々人間の脳に刻み込まれた美しさへの観念は自然とこれを意識させるのです。日本人のあなたにも、実はそれが刷り込まれているはずですよ。こうしたことを知っていて建築するのと知らずに建てるのでは、その完成度は自ずと変わってくると思いませんか?<関連記事>: 施工前に塗装しました<関連記事>: まだ途中ですが、こんなに素敵になりました輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月22日
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こちらは、輸入住宅の玄関ドアの周囲に付けるピラスターとクロスヘッド。ピラスターは両サイドに付ける柱材、クロスヘッドはドアの上に載せる豪華な飾りです。(ホワイトハウスみたいな感じになりますよ)どちらもファイポン(Fypon)社が製造しているウレタン成型の飾り材です。これを、今リフォーム中の海津市のおうちに取り付けるのですが、その前に会社の倉庫で白い塗装をしたところです。こちらの商品は、元々白い色で塗装をしてあるのですが、その塗装はプライマーと言って下塗りの塗装なんです。輸入材を知らない施工業者だと、既に仕上げをしてあると勘違いをしてそのまま取り付けるだけで終わってしまうこともあるようです。そんなことをすると、5年もしないうちに塗装が剥げてきて、素材のウレタンが直射日光に当たって劣化してきます。そうなることを避ける為に、上塗りのパラペイント(外装用防水塗料)を2回丁寧に塗りました。セミグロス(8分ツヤ)ですから、下品に見えるツヤが抑えられてなかなか美しい仕上がりになりました。尚、よくツヤ消しのマットな感じを好まれる方もいるようですが、外部用でツヤがないのは塗装の寿命を縮めるだけでなく、汚れも付きやすくなりますから、絶対に止めましょう。さて、玄関ドアに装着したらどんな風になるか、乞うご期待!輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月20日
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昨日、アメリカ大使館のワシントン州政府商務局主催の住宅建材セミナーに参加してきました。シアトル市街の殆どの家は、50年近く前に建てられたものでそれを壊して新築するということは、滅多にないそうです。それは、文化的・歴史的価値があるというものもあるのですが、ある一定の価値があるものを壊してしまえば、その価値はゼロになってしまいます。そういう無駄をするよりは、内装をリフォームしたり、ライフスタイルに合わせて増築したりすることで、新たな付加価値を加えていって資産を増やそうという考え方が存在します。つまり、アメリカやヨーロッパの古い住宅には一定の価値があるということに他なりません。30年もすると価値がなくなる日本の住宅とは全然違うと言えますが、何故そんなに違うのでしょうか。それは、家の資材に何十年も愛し続けられるような品質の高い自然素材が用いられていることや、文化的・歴史的に続いてきた伝統的なデザインが用いられているという理由があります。日本人でも同じようなことがあると思いますが、懐かしさを感じるものや昔からの憧れを抱くようなものには、強く惹かれるのです。欧米人であれば、ギリシャ・ローマ時代の建物デザインが、それに当たります。ただ、ルネサンス期のように全てを復古主義でデザインするということではなく、そういったデザインをアクセントとして取り入れて家を造るということで、郷愁を感じながら生活に合った住宅を建てることをしてきていると考えた方がいいかも知れません。欧米の文化を取り入れて、それに憧れを抱く日本社会においては、やはり欧米のデザインを踏襲して日本人に合った住宅を造ることが必要と感じたセミナーでした。でないと、価値のある素敵な住宅はこの日本には残っていかないように思いますが、皆さんはどう思われますか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月13日
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大分市で建築中の輸入住宅、U邸。構造体を造る建方工事が完了し、次はサッシ付けという段階になっています。屋根は、矩勾配(かねこうばい)と呼ばれる45度の急角度で上がっています。その角度で家を造ると、2x4工法では屋根裏空間が広く取れます。それは、日本の在来工法だと屋根梁(ヤネバリ)と呼ばれる大きな屋根の支えがいくつも必要となりますが、2x4の木造工法だと屋根が構造の一部とならない為構造材が屋根裏空間を潰してしまうことはないからです。屋根裏部屋って、山小屋のような感じがして何故かワクワクしてきませんか?そして、こちらはロフトという形で造りますから、下にあるリビング空間を見下ろすことが出来るようになっています。リビングの上にもう1つ三角屋根の部屋がある感じですから、リビングはより広く見えますよね。こじんまりした間取りでも、それなりに広く感じるようにするのは、こうした仕掛けが隠されている為なんですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年08月17日
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大分市で建築中のレンガ積み輸入住宅は、足場に養生ネットが張られてしまい、ぼんやりシルエットしか分かりません。ですから、外観をご覧頂く為に、昨日出来たばかりの建築模型をご覧に入れましょう。こじんまりとした建物ですが、なかなか可愛らしいデザインでしょ。私がご夫婦のお客様の要望を聞いて、一緒に考えたものですからお客様にとってもすごく思い入れがある外観だと思います。おうちを建てさせて頂くお客様には、いつもこうした模型をプレゼントするのですが、図面でなく立体となるとそのデザインがよく分かります。色を付けるかどうかはお客様側でお願いする形ですが、白い模型の方がより想像を膨らませることが出来ていいように思います。今後、新築の家を施工させて頂く皆さんにも、実物の家と同じ模型を差し上げますから、楽しみにしていて下さいね。因みに、この模型はお盆明けにはお客様にお渡しする予定です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年08月08日
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薄い透明なシートに張られたガラスのモザイク・タイルを手でかざしてみました。クリアな色のものもありますが、キャッツアイのように褐色が混ざったような色も存在しています。形もキュービック型のチョコレートを思わせるような感じで、子供だったらキャンディと間違えて食べてしまいそうです。こちらのモザイク・タイルは、昨日浴室のタイル床を剥がしたという記事を書かせて頂いたおうちに張る予定です。このガラス・モザイクは、普通のタイルに比べて結構な価格なんですが、浴室といった限られた空間に使う分には然程の量が要りませんから、プチ贅沢くらいはいいですよね。あとは、このタイルを張る際の目地カラーが問題です。透明なタイルもありますから、接着剤でもあるタイル目地の色がそのまま表にも映ってきます。落ち着いた感じに仕上げるなら、薄いグレーの目地がいいかも知れませんし、少し華やかな感じにしたいなら、白い目地も素敵かも知れません。因みに、浴室の壁などに張られたタイルの目地は、白。私なら、敢えてグレーでやってみたい気もしますが、お客様はどちらにされるでしょうか。楽しみですねぇ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年05月28日
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ガルバリウム鋼板で張られた屋根の塗り直しをする前の状況を写真で撮りました。薄いピンク色をしているのが、屋根が三角になった部分(破風)の軒の部分です。磁器タイルが張られた外壁(妻壁)と屋根の軒が、垂直面でほぼ揃っているのが分かりますね。通常屋根の破風は、外壁面より少し外に張り出しているのが一般的。そうすることで、屋根が外壁の一番上の部分をカバーし、屋根と外壁との境い目から雨水が侵入しにくいようにしてくれるのです。でも、建築家と呼ばれる設計士のデザイン感覚から、この屋根のように正しい納まりを無視した建築の建物を多く見掛けます。輸入住宅でも20年くらい前に南プロヴァンス風と称して、軒のない屋根の塗り壁の家が多く建てられました。この家はそうしたデザインの建物ではありませんが、軒が出ていないのは同じです。屋根と外壁との境い目をよく見ると、タイル目地が割れて脱落している状況でした。レンガタイルは表面に張られているだけですから、これで即座に室内へ雨漏りする訳ではありませんが、RC造の構造自体に雨水が接しやすいことは間違いありません。コンクリートの構造体やタイル目地は、元来防水性はありません。ですから、将来雨漏りを起こす原因になる可能性があるのです。特にこの外壁面は東側ですから、台風などの強い雨風が吹き付ける状況にありますから、そのリスクは大きくなります。費用面を度外視すれば、屋根の破風をもう少し延ばす工事をすることをお勧めしますが、もしそれが出来ないというのであれば、屋根の防水塗装と一緒にタイルの目地の入れ直しと外壁の防水クリア塗装、目地のコーキング工事をすべきだと思います。ただ、その場合常に軒のない構造的な欠陥を理解して、外装の塗り直しの度にタイルの欠落や防水チェックを怠らないようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年05月06日
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道の両側に輸入住宅が何件も並んでいるところに、家の不具合調査にやってきました。岐阜県の建設会社さんが建築された家々ですが、何年も前に住宅部門の事業をやめてしまったということで、輸入住宅の施工が出来る私たちのところにお鉢が回ってきたのです。20年近く前に建てられた建物は、外壁も一度塗り替えを行ったのか、塗り重ねたようなクラシックな雰囲気が感じられ、このままカナダやアメリカのダウンタウンに持って行ってもOKです。今回は、この街のとあるおうちに伺ったのですが、玄関ドアや輸入サッシのメンテナンス時期が大幅に過ぎているといった印象でした。周囲には、輸入資材のメンテナンスや修理に関する知識や施工経験がない状況だったようですから、他の輸入住宅も今後どうメンテナンスをしていったらいいのか、不安な思いでいらしたことと思います。これを機会にご縁を頂けるのであれば、メンテナンスをして長くこの街並みを残していけるようにしてあげたいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年03月30日
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是非おうちの状態を見て欲しいということで、土曜日に四日市市のお客様のところにお邪魔してきました。総床面積が150坪を超える大きな輸入住宅ですが、当時のビルダーの想いが伝わってくるような力のこもった建築でした。こちらのおうちは、ノースウェスト・ホームズさんという会社が建てたのですが、この会社は輸入住宅ブームの創成期を作り上げた立役者の一社だったと思います。(英語表記では「North West Home」)ブームによって売上げを伸ばし、勢いに任せて身の丈以上のことをしてしまったのか、輸入住宅ブームの終わり頃には倒産してしまいました。それからというもの、このおうちは専門的な知識を持ったビルダーのサポートがなかったようで、手直ししなければいけないところはいくつかあるようです。でも、いくら家が古くなっても、その根本的なデザインは古びてしまうことはありません。このデザインという大切な要素を蔑ろにしている住宅は、30年もしないうちに人々に飽きられ解体される憂き目を見てしまうかも知れません。確かに設備や建築資材は、新しいものが登場しています。ただ、そうしたものはいつでも更新出来るものでもあります。デザインだけは、どうしたって入れ替えすることは出来ませんから、これから新築をされる方はここを大切にお考え頂きたいと思います。勿論、メンテナンスを任せられるビルダーさんに建てて頂くことも、重要な条件です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年03月27日
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岐阜県の輸入住宅にお住まいのお客様から、輸入サッシのメンテナンスと一緒にコンサバトリーの増築についてもご相談を頂きました。そこで、ご提案させて頂いたコンサバトリーが、こちらのプラン。材料は、受注生産で製造されたイギリスからの輸入品です。屋根まで吸熱タイプのペア強化ガラスで覆われていますから、解放感抜群のサンルームとなるはずです。勿論、そこまでの解放感はなくてもいいという方でしたら、通常の屋根にして暑さ対策を優先することも可能です。また、こちらの家の敷地状況に合わせて、オーダーメイドでプランしていますから納まりも美しいと思いますよ。ただ、コンサバトリーを既存の建物に増築する場合一番気になるのが、既存の外壁とコンサバトリーの屋根との取り合いです。壁と屋根とが接する部分は、どうしても防水・防雨処理の施工が甘くなりがちです。しっかり施工するには、コンサバトリーに接する部分の外壁材を一旦撤去して、防水シートや水切りなどの鈑金を新たに差し込むなどした上でコンサバトリーや外壁を施工しなければなりません。ただ、費用や見栄えの問題からそうした施工が行われないのが殆どで、外壁にコンサバトリーをそのままくっつけてコーキング処理で納めてしまうらしいのです。こちらのおうちは、台風などの風や雨が強く当たる東面の外壁にコンサバトリーを設置する計画ですから、そんな施工をすればそのうち雨漏りしてくることは目に見えています。雨漏りするリスクがあることを承知でご依頼頂けるのであれば、安く施工することも出来るでしょうが、それは施工者の良心に反することだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年03月09日
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日本でも人気の高いフランク・ロイド・ライト。その建築思想である「有機的建築」を称して、ユーソニア(Usonia)という言葉が使われますが、アメリカではそれを再現したレプリカ建築が、今でも各地で造られているようです。この建物もその一つで、アメリカのウィスコンシン州の湖の畔に建っている平屋の建物。そこに施工されているのが、日本の輸入住宅でも多く採用されているマーヴィン(Marvin)社製アルミクラッド・サッシです。ほの暗い空間に開放的で重厚感のあるサッシは、クラシックなデザインを醸し出すには打って付けかも知れません。天井ギリギリまで伸ばされた背の高いデザインは、建物の奥の方まで光をもっていくことを意識しています。デザインに新しい古いはありません。そこに高い技術で作られた美しい木製サッシが施工されれば、また長く愛されること請け合いです。こういう建物をアメリカまで見に行きたいものですねぇ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年02月28日
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カナダのインテリア雑誌、House & Home。以前はカナダの友人から毎月送って頂いたこともある雑誌ですが、その雑誌のサイトで見かけた写真が、こちら。光が差すように小さなスリットが明けられた木製の屋根。日本のパーゴラだと、垂木が掛かっているだけで屋根がないのが普通ですが、こういう感じなら陽射しの暑さを抑えながら適度な光を取り入れることが可能です。当然のように壁はありませんから、見渡す限りのパノラマですね。街中に住む私たちには、なかなかこんな景色を楽しめる状況にはありませんが、海や山に囲まれた状況やそうでなくとも目隠しの木々さえあれば、こうしたラグジュアリーな空間が楽しめます。北米の高級住宅(邸宅)では、リビングの窓の向こうに第二の屋外リビングを設けることが流行っているのです。風がそよぐ夕暮れから夜に掛けて、屋外のソファに寝転がってお酒と音楽を楽しむなんて贅沢ですよね。真夏でなければ、そのまま外で寝てしまいそうです。Good night friends! See you tomorrow...輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年02月17日
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現在、おうちの仕様をお客様と打合せしている大分市のレンガ積み輸入住宅。現地で施工頂く業者さんとの事前の調整がいろいろあって、なかなか着工の段階にならない状況ですが、少しずつですが前が見えてきた感じです。さて、今日はお客様からキッチンの床に張るタイルについて、写真をお送り頂きました。その写真がこちらです。通常は、床に無垢材のフローリングを張るのですが、お客様からの要望でキッチン・スペースにはタイルを張ることになりました。タイルは、少し色の濃いものと薄いベージュ系のものをミックスしたものがよいそうです。一色だけのタイルでも焼き加減にはある程度バラつきがありますから、色の変化は感じるでしょうが、更にそのアクセントを強くしたいという感じなんでしょうね。因みに、このタイルはイタリア製です。通りで、テルマエロマエのようなローマ風の感じが出ていますよね。また、素焼きのテラコッタだと歩いているうちにどんどん削れていってしまい、デコボコした状況になりますが、このタイルはガラス質の釉薬を塗って焼いていますから、減ることはありません。ただ、表面が少しザラついたノンスリップのものですから、玄関などの屋外用としても使えますが、ストッキングの破れ防止としてスリッパが欲しいかも知れません。クッション・フロアのようなビニールではなく、レンガやタイルといった土で出来たものや無垢の木製フローリングを使った家づくりって、ほんと自然でいいですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年02月13日
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CNNのニュースで ロサンゼルス近郊の高級住宅地、ベルエアに新築の豪邸が完成したという記事があった。価格は2億5000万ドル(約284億円)と、全米で売りに出ている物件の中で最も高いという。面積は3,530平方メートルというから、1000坪強。日本の普通の家が40坪としたら25軒分ということになる。間取りは、寝室が12、バスルームが21、キッチンも3つ付いている。屋外には、水面と周囲の景色がとけ合って見える25メートルのインフィニティプール。イタリア製ガラスを使ったこのプールからは、劇場サイズの映画スクリーンも楽しめるらしい。4レーンのボウリング場、スパにフィットネス・センター、何百万ドルものワインをそろえたセラー、40席のホームシアターまで完備されている。英国のアーティスト、ドミニク・ハリスのインタラクティブ作品など、選び抜かれたアート・コレクションも展示されている。屋上のヘリパッドには、1980年代の米アクションドラマ「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」に登場した本物のヘリコプターが小さく見える。撮影終了後に保管されていた機体を、アート作品として修復したんだって。ガレージに並ぶ超高級車のコレクションも壮観だ。ブガッティ・ベイロン、パガーニ・ウアイラ、ロールスロイス・ドーンなど12台の総額は3,000万ドルに上るという。それらもきっと金額に含まれているんだよね。で、もう一度言うけど、これ建売分譲ですから・・・。トランプの別荘もすごいけど、やっぱ日本の金持ちとは桁違いです。皆さんもお金を貯めて、いつかはこんな輸入住宅を如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年02月12日
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こちらは、ボールドウィン(Baldwin)社製のドアラッチ。ドアレバーは、ブロンズを油で磨き上げたようなアンティークな美しいデザインのものになっています。お客様からラッチが壊れたので部品の取り寄せが出来ないか相談を頂いたのですが、新築時にオーダーした思い入れのあるドアレバーなので、これを何とか使い続けたいと伺いました。ボールドウィンは、ドアノブ・メーカーでも高級な部類の製品を作っている処なんですが、国内には販売代理店もなく部品の供給も海外からの取り寄せとなります。このドアレバーだけでなく、家にある他のものも順次壊れてくる恐れがありますから、その都度輸入していては経費だけでも結構な金額になってしまいます。ですから、今回調達するのであれば、少し多めに購入して将来の交換に備えることをお勧めしました。勿論、国内でも部品調達が比較的簡単な輸入メーカーのものに取り換えることもご提案しましたが、この場合はお客様のお気持ちを優先すべきと思います。世の中には、手軽さや安さだけでは計れないものがありますね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年01月17日
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ドアノブやドアレバーは、バネの反動を利用して作動するので、長く使っているとどうしても悪くなってきます。それは、国産だけでなく輸入のドアノブでも同じこと。写真のものは、シュラーゲ(Schlage)社の美しいドアレバーですが、不具合の為かレバーが下がり気味になっています。20年近く経ってくれば、恐らくこのように家のどこかのドアで不具合が起きてくるように思います。そんな時、予備を用意している人はいないでしょうから、輸入のドアノブをどうしたら早く手に入れることが出来るか不安に思うお客様もいらっしゃるかも知れません。でも、安心して下さい。同じメーカーのものは手に入らなくても当社のように北米製のドアノブを国内在庫している処は存在します。ドアノブの構造やデザインは、各社で違っているのですが、取付け穴の大きさや位置という基本的な点はどのメーカーでも同じで作っていますから、こだわりや好みが合えば違うメーカーの新しいドアノブに交換することが可能です。輸入住宅は、意外とメンテナンスや交換が簡単に出来ますが、そういうことを相談出来るビルダーの確保が大切なんですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年01月14日
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