殿上人日記

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2009年07月23日
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カテゴリ: 馬籠より

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     太陽の前を月が横切って、太陽を隠す「日食」のうちでも
     月が太陽全体を完全に隠すのを「皆既食」といい、一部を
     隠すのを「部分食」というが、日本国内で久しぶりに見られる
     というので、7月22日に空を見上げた人は多かった


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     連日のように土砂降りが降り、22日当日も朝からの大雨では
     もう日食もままならないと、車で移動でもするかと娘や、姉の
     ところの空模様を聞いても、あまり代わり映えもせず諦めるか
     などと、ワイドショーを見ていると、沖縄は晴天かいいなぁ~


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     10時過ぎに姉からの電話で、時折、日が差し込むというので
     こりゃ、お天気も回復傾向?などと、10時半過ぎに見上げたら
     ちと青空なども見えて、久しぶりのお日様がちらりとのぞく
     早速にもカードの小さな穴越しの観測を試みるが、日差しが
     弱いのか、こりゃ駄目だ・・・時間だけが過ぎていく。太陽も無い


日食

     日差しも感じられず、諦めながらも上空を見上げたら、あっ!
     三日月・・・ではなくって「部分食の欠けた太陽」が朧月夜の
     ように、雲の隙間にぽっかりと浮かんでいた

     岐阜県中津川市で、平成21年7月22日午前11時8分に撮影


日食3

     ある意味では曇っていたのが幸いだったのかもと、いつもの
     デジカメでパチパチと2枚ほどを撮った時点で、また厚い
     雲の中に姿を消していった。同時刻に娘は大学の授業中で
     見えた!などと外から歓声が上がると、教授ともども外に
     飛び出すが、間に合わず・・・


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     しかし、正午頃に学校からの帰り道で、食の終わりかけの
     「少しかじったような欠けた太陽」が水溜りや、車のサイド
     ミラーなどに映っていたそうだ。そうか~、水溜りってのも
     あったのか! 

     息子も仕事先で見る機会に恵まれて喜んでいたが、厳格な
     旦那は「仕事中にそんな暇はない!」と言う訳で・・・


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     そんな神秘的な天体ショーを終えながら、その日の夕焼けも
     燃えるようにダイナミックだった。自然は人知を超える

    < ここからは7月上旬に、犬の散歩中に見た畦道に咲いた  >
    < 初夏の花々などの写真を紹介しながらも、日食の話は続く >


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     子供の頃に天体にも興味があって、擦り切れるくらい星座の
     本も読んで、望遠鏡なども買って貰った。大流星群の雨だれの
     ように降り注ぐ流れ星の絵は、今も頭に焼き付いている

     図鑑などで「日食」の写真を見て、皆既食よりは月が太陽を
     完全に隠せず、太陽の縁がリング状に残った「金環食」が
     ロマンチックだし見たいなぁ~と思った


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     その憧れの「金環食」なのだが、2012年5月21日にトカラ列島
     屋久島、種子島、九州の一部、四国の一部、近畿南部、中部南部
     東海の大部分、関東の大部分、東北南部で観察が出来るそうで
     他の地域でも今回のように「部分食」が見れるそうで楽しみだ


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     1183年11月24日の「金環食」は、讃岐の屋島を本拠にした
     平家軍と木曽義仲(源義仲)軍との間で行われた「水島の合戦」の
     最中にあったそうで、天文博士を擁している朝廷に近かった平家は
     日食が起こると知っていて、太陽が欠けていくのを恐れおののく
     木曽義仲軍を撃退したと、源平盛衰記に書かれている


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     イラン北西部にあったメディア王国の軍と、古代アナトリア
     半島 (今のトルコ)のリディア王国の軍が、長い間にわたって
     決着の付かない戦争を続けていた。その日も今のトルコ中央部を
     流れているハリス(クズルウルマク)川の近くで戦っていると
     日食が始まって、にわかに天は暗くなり、神の怒りか?と恐れた
     両軍の兵士たちは武器を捨てて戦いをやめ、戦争自体も終結を
     したそうで、このハリス川が国境となった

     紀元前585年5月26日の「皆既食」といわれている


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     そして、アマテラスが天岩戸に隠れてしまって、世界が
     闇になるというのは「日食」を表したものだという解釈と
     冬至を過ぎ、太陽が弱まった力を取り戻すという事では
     ないかといわれているそうだ    


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     泣いた、笑った、諦めた、感動した7月22日。多くの人が
     空を見上げた。皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?
     見れました? 国内で見れる次の皆既食は2035年9月2日で
     富山と茨城を結ぶ一帯で見えるそうだ


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         平成21年7月22日、13日に岐阜県中津川で撮影






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最終更新日  2009年07月23日 11時09分01秒 コメント(51) | コメントを書く


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