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HOとNゲージの複合レイアウトを屋根裏部屋に製作して感じるのは、室内高の制約の中でレールクリーニングや車両の回収、シーナリーの作りこみなどを考えるとお座敷レイアウトにしてシーナリーもモジュール化してよかったということです。人間の想像力は大したもので、車両を走らせていると見える景色を全て整える必要はなく、途中で欠けたりしていても補って見ているので不自然さはそれほど感じません。ストラクチャーも同じで、目立つ象徴的なモノを揃えておけば、眼もそちらに集中するので、気になりません。
現在までに機関区とヤードを構成する機関庫・給水塔と信号所、乗車洗車台、トラス橋、待避線構内照明塔、構内給電盤、複線架線柱のほかクロス線路を製作設置しましたので、ご笑覧ください。
1.機関庫と給水塔など
敷地内には予備レール、枕木、標識、ハシゴ、安全柵、制御盤ケース、作業員・運転手人形、を配置し、機関庫横左右には電設資材、機械部品、トラック、バラスト集積など、雰囲気を高める小物類にも力を入れました。


パーパーキットとは言え、屋根や土台は樹脂製で歪みが出ないように工夫されています。
エコーモデルのこの種の真鍮製パーツはほんとに助かります。ケント紙やプラバンですと厚みが出てしまい、すっきり仕上がりません。阿部様、有難うございます。
煙突を立てる穴を垂直に注意しながら、慎重にハンドテーパーリーマーで開けていきます。
結構、型紙を作って線路にうまくはめ込む形を切り出すのが大変でした。
まだそれほど、作りこんではいませんが、一応機関庫の形は整ってきました。
煙突と避雷針を付けるとゼブラマークや安全旗などの小物類とともに雰囲気が増してきます。
ゼブラマークもエコーモデルのパーツを使いました。但し、長期在庫のせいか、シールがはがれず、そのままクリアボンドで貼付しました。
給水塔は珊瑚模型店の真鍮製組立キットですが、ベース以外の給水タンク、屋根、ハシゴ、ポンプ小屋はハンダを使わず、ホワイトボンドで組上げました(笑)。

やはり塗装で決まるので、下地処理はメタルプライマーでしっかり整えたうえ、半艶の中間色を作りながら塗ります。筆塗りです。
レールや枕木は余ったレールを分解して素材にしました。
機関庫での維持修理作業に必要な工材をそれらしく並べました。
機関庫と待避線の間にも待避線用バラスト保管区画、トラック、整備員を配置しました。
今回、エコーモデルで購入したフィギアやアクセサリーを取り付けます。
エコーモデルのこの自転車は3,400円でしたが、作りこみが見事でヤフオクに出品されている自作モデル品よりははるかにリアル感があります。
ただ、かなり値上げがあったようで、これと同型の黒色自転車が「れーるぎゃらりーろっこう」でデッドストックになっていたようで何と昔の販売価格980円で買えました。老舗の模型店では色々小物の宝探しができて楽しみがあります。
枕木の積み下ろし作業が加わりました。
後述しますが、室内照明を後になって追加しました。
モジュール型レイアウトなので、固定式レイアウトより、照明の配線が大変でした。
2.信号所
適当な完成品やキットがなかったので、スクラッチでクラフト紙を使い、製作しました。窓を大きく取り、職員人形を配置、屋上には明かり窓を設けて、LED照明なしでも室内の人形が見えるようにしました。また、屋上には無線アンテナと避雷針を付けました。敷地の台紙には樹木、安全柵、制御機器や職員人形、自転車、柵を配置しています。
無線アンテナはHゲージの電車付属パーツとランナーを流用しました。
室内照明は当初付けずに指令室の天井採光スリット(貯金箱のコイン投入口に見えます)で部屋の照明を取り入れようとしましたが、不足でした。→後出2-1のように照明を改めて付けました。
また、安全第一の標識板も手書きは結局だめでした。→後出2-1のようにワープロで再作成しました。
2-1.機関区と信号所の照明取付
機関区と信号所に照明を後付けすることにしました。
まず、パワーパックは運転用とは別の小型のTOMIX中古品をヤフオクで安価に調達し、ターミナルは照明配線を数本束ねて脱着することを考え、コネクターを介在させることにしました。 
ヤフオクでの落札価格は500円で送料のほうが高くつきましたが、立派に正常動作しています。
ただ、パワーパックを運転以外の照明やポイント作動、踏切点滅などに流用する時はメーカーによる電子制御方式の違い(トランジスタ制御による電圧変調方式とプログラム制御(PWM)によるパルス変調方式の違い等)で正常動作しないことがあるので、ご注意
下さい。

機関区に配置する構内灯はLED製でスケール通りのリアル感が高い「脇役黒ちゃん社」製を選定して、予め照明テストを繰り返しました。リアル感の高い製品は非常にデリケートでLED球の配線は外れたり、切れやすく細心の注意が必要です。2本セットで2,200円は高いと思われるかも知れませんが、市販のLED粒球から自作するのは至難の技です。後出の待避線照明灯の製作で懲りたので、今回は迷わす完成品を購入しました。
写真は12V2本直列での点灯照度です。

12V2本並列での点灯照度です 
12V3本並列での点灯照度です。
LED粒球は繊細で切れやすいので、今回は並列配線で設置することにしました。
機関庫と信号所の建物内の照明はLEDの室内照明板を流用しました。
手許に余っていたマイクロエースのG0002広幅電球色を使いました。
機関庫は合計4本、信号所は2階、3階で2本使いました。
配線は高さがある機関庫では照度を確保するため、直列にしました。信号所は逆に明るくなりすぎないよう、並列で配線しました。
機関区内で構内灯は6本設置しました。

機関庫内もちょうどよい照度に落ち着きました。
信号所は室内照明を取り付けると見違えるようになりました。安全第一の標語看板もワープロで作成しました。手書きはやはりダメで、作り直しました(笑)。
3.乗車台、洗浄台
待避線の間に止PLUMの車両洗浄台・乗車台ペーパーキットを組み立てて、半艶のウグイス色に塗装し、運転手と作業員の人形を配置。キットは4台分ですが、取り敢えず2台組み立てました。



階段がやや傾いています😢。皆さんも組立時に注意してください。
4.トラス橋
KTMの鉄製道床のクロス線路を改造して、KATOの線路とリバース線内で接続していますが、結構通過音が大きく、鉄橋を通過したような音がするので、トラス橋を続きに製作配置しました。橋梁はTOMIXのNゲージ用のトラス橋を分解して真ん中で切断加工し、各種補強板を追加のうえ、タミヤの艦底色で塗装しました。また、橋梁内の線路はKATOのポイント用短線路を連結して両肩の道床部分をカットし、渡り板を取り付けました。

TOMIXのNゲージ用の橋梁は種類も豊富でHO加工素材にも流用できます。
橋桁補強材や渡り板を付け、線路はHOのポイント用短線路を繋いで両側を枕木幅まで削りました。
5.構内照明塔
待避線全体を照らす構内照明塔はを製作しました。ベースはヤフオクで出品されている3Dプリンター製の構内照明塔を加工し、LED4灯を付けて待避線にポイントを切って進入時のみ点灯するようにしました。
3Dプリンター製のヤフオク出品商品は精密でスケールも良好ですが、サポート材が鉄骨の内部に沢山入っていますので、慎重に根気よく除去する必要があります。サポート材を除去後に艶消し黒に塗装しました。
LEDライトはスケール的に合った 小型のチップライトをヤフオクで入手して4本付けましたが、照度が全く不足
したので、オーバースケールになりますが大型品に交換しました。ただ、構内照明塔として遠くから点灯している時に注目するので、LEDライトの大きさは気になりません。
LEDライトのコード8本は照明塔の上部でまとめて2本にハンダで束ねたうえで、アルミパイプを通して地上に降ろしました。
この当たりの加工は手慣れたマニアであれば、もっとスマートに 0.14mm前後のポリウレタン線をUV接着剤
(UVライトの照射で硬化)で鉄塔アングルに固定するなどして、全く目立たなく作れると思います。

電源は待避線の入り口でフィーダー線を線路に直接ハンダ付けしました。進入時だけ点灯するよう、電極に注意して取り付けます。私の場合、線路を外すのがかなり大変だったので使いませんでしたが、本来ですと写真のような市販の「
」を使って集電します。

待避線への入線時にだけ点灯するので、リアル感が出ました。
6.クロス線路
Nゲージに比べるとHOで市販されているポイントや交差線路は種類は非常に限定され、メルクリンを見ているとうらやましくなります。現在のレイアウトは別稿でご紹介しているようにHO、Nゲージともダブルリバースを設けて走行車両を前後左右と逆方向で観れて飽きが来ないようにしていますが、HOの場合蒸機の関係で本線は6番ポイント、最低550R以上を確保したかったので、どうしても交差線路が必要になりました。KATOユニトラックでは90度交差しかないため、色々検討した結果、KTMの昔のブリキ道床線路をヤフオクで調達し、それを改造することにしました。
お座敷に敷いた場合の線路面を揃えるため、ブリキ道床の下部を鉄ばさみで切断し、接合ステーも除去し、細かい線路接続の加工を行いました。
右がKTM製のブリキ道床線路で左が加工後です。
KTMのブリキ道床線路の高さを下部を切り取ってレール上面を揃える作業が肝になるので、ユニトラック線路と比べながら試行錯誤で慎重に合わせていきます。
下部の返しの部分や接合ステーを除去しても強度的には特に問題ありません。
色々な車両を走らせては調整を加え、現在、全車問題なく通過できています。交差部分にはスノーブローやKDカプラーのアゴなどが引掛かっても大丈夫なように敷板を付けています。
湘南115系TOMIX8両編成 通過中。
DD51カンタム重連、セキ10両編成 通過中。
カンタム補機連結方向違いで前照灯が後方点灯、どうもスミマセン。
このクロス線路に関しては、お困りの方もおられると思い、同様に加工した30度、45度のクロス線路をヤフオクに出品したところ、4名の方に落札いただきました。KATOから発売してほしいものです。
7.キューピクル(給電盤)
線路沿いの名脇役としてはキュービクル(給電盤)があります。
従来から3Dプリンターで製作された市販品がありましたが、とても高価でコスパはイマイチでした。
この度、PLUMからプラ製の組立キットが発売されましたので、早速試してみました。
ホビーサーチで注文しましたら、すぐ来ました。
ランナーから外す時は先曲がりニッパーがお薦めです。切り残しが出ないのであとの加工が不要です。
先端部分の形状が便利さの肝です。
金型の精度が高いので、接着剤なしではめ込むよう要領で組み立てられます。組みあがったら、全体を点検して、軽くヤスリで整形します。
30分弱で4種類のキューブ計10個が組み上がりました。
塗装なしでも構いませんが、塗装する場合はプラサフを軽く吹いてから、ライトグレーに塗ります。
信号所に設置しました。手前だけでなく、建物の両脇にも設置しました。
待避線のそばにも設置しました。
8.複線架線柱敷設と信号機設置
KATOのユニトラック複線架線柱(6本入)キット5-051を改造して、待避線ヤードのうち5線に跨る架線柱を敷設しました。品薄のせいか、ヤフオクでは非常に高額で出品されていますが、私はホビーサーチで税別@1,760で入手できましたので、ご注意ください。

元々2線の複線を想定したキットになっています。

オリジナルの架線柱を両側から仮置きして、どれくらい横渡りのトラスの長さが足りないか、確認します。
架線柱の間隔は直線路でJR、私鉄とも通常50-60mで20m客車3両分前後ですので、HOでは60-70cmに相当します。私のレイアウトの場合、待避線が200-230cmなので3本立てることにしました。
横トラスの片側の支柱取付部分をカットし、不足部分を継ぎ足せす延長用トラスと接合部分を合わせます。トラスの形状が連続するよう、注意してください。


延長用トラスを接着して、この写真の状態のまま、実際に線路を跨がせて、幅を現物合わせで調整して切断します。この時もトラスの連続性が保たれるように切断して接着し、横トラスの長短は架線柱の置き場所で調整します。
横トラスを継ぎ足して、線路に跨がせて接着した状態です。接着剤が固まるまでは写真のようにやや山形になるよう、両側の架線支柱を寄せておくと確実です。
接着剤が固定した完成状態です。
張力調整装置は3本の架線柱のうち、一番手前と向こうの2本に付けました。
真ん中の架線柱が一番横スパンの幅が広くなりました。待避線のカーブ線路が完全な同心円になっていないためです。やはり、現物合わせでスパンの幅を決めて継ぎ足すのが無難です。
この複線架線柱は待避線内だけにしました。車両の脱着など保守の容易さと景色があまりうるさくならないようにするには、この程度が適量と感じています。
次にPLIMの信号機セットを買ってきて取付けました。
入線信号機、ぶら下げ信号機とも点滅はしませんが、透明レンズにネイル用極細ブラシで着色しました。

信号機を架線柱に取り付け。

実物の架線信号灯は保守作業用のアングルが信号の周囲に組まれているので、少々仰々しくはなりますが、今後再現したいと思います。
今回は信号機の切り替え手間と配線の複雑化を避けてダミーにしましたが、いずれチャレンジいたいと思います。

入線信号を既存の点検台と台紙にまとめて設置。少々電車基地みたいになったかな。
蒸機煙のウェザリングも入れました。列車とともに色んな時代が混在しています。

照明を点灯させると、大分落ち着いた雰囲気になりました。
今
後も適宜更新していきますので、よろしくお願いいたします。
閲覧数が190,000件を超えており、鉄道模型の別テーマに関しても、参考にしていただければ嬉しいです。
「HO ストラクチャー:腕木式信号機と踏切の製作」
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/




「HO/N パンダスパーク!に酔う」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/
























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