クルマ、バイク、鉄道模型など趣味で人生を楽しむ

クルマ、バイク、鉄道模型など趣味で人生を楽しむ

2024.02.15
XML
テーマ: 鉄道模型(823)
カテゴリ: 鉄道模型
お蔭さまで閲覧数が205,000件を超え、お気に入りに登録いただいている フォローア―の方も13,300名 強いらっしゃいます。
ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。



今から50年余り前の小学5-6年生のころに走らせていたHOの真鍮製ブラス蒸機のビンテージモデルとして、KTMのD51ナメクジシュパーブライン, D52標準形と門鉄デフ形, AdachiのC57標準形と門鉄デフ形, 天賞堂の9600, C59,C61があります。これらは一部損傷してほとんどが不動状態でしたので、HO趣味再開後も殆ど手つかずのまま、最近の天賞堂のカンタムモデルや電車、DL車に熱中しておりました。
しかし、意を決してこの度、全両総検に入り、ほぼ再生を完了しましたので、特に可動に至るまでの修理プロセスをご紹介したいと思います。

以下、試行錯誤の末に体得した再生手順です。

​準備1. 修理対象車両の選定
手持の長期不動蒸機の中でもざっと外観をチェックして欠品の少ない車両を選びます。安いからと手あたり次第にチャレンジすると最初に挫折してしまいます。
事前の修理練習用も含め、メーカーはAdachiや天賞堂をお薦めします。今でもヤフオクでAdachiなら2-3万円、天賞堂なら4-5万円で売っているので、最悪、部品取りにも使えます。両社の完成品は構造がしっかりしていて、パーツは単品でもまだ入手可能であり、両社で互換性がある場合が多いからです。KTMやトビーも同じく構造がしっかりしていますが、パーツが殆ど入手できず動輪やギアの故障で行き詰るリスクがあります。横浜のトビーは1980年代にとっくに廃業、KTMは直営店ですら他社製品含め蒸機の完成品、パーツは何もなく、有楽町店の遠藤様のようなベテラン職人は定年退職されています。

​準備2. パーツ入手可能ショップの探索とリレーション作り
オーナーの高齢化で頼れる個人経営のマニアックな模型店は次々に廃業し、TMSのバックナンバーで広告が載っているショップはないと思った方がいいです。
暗い話が続きましたが、一筋の光明が見えるではありませんか!
現在、頼りになるのは観音様ならぬ鉄道模型業界の3本柱(「昭和三奇人」との説もあり)である、 阿部様の「エコーモデル」、井門(いもん)様の「Models IMON」、床次(とこなみ)様の「れいるぎゃらりーろっこう」 でしょう。皆様の長年の努力と誠意にはただ、感動、感心するばかりです。ぜひ、通販だけでなく、遠方でもお店に足を運ばれることをお薦めします。元気をもらいましょう!

いよいよ具体的な修理に入ります。

​1. 通電しているか、モーター音や駆動部分の確認 ​​​


​​2. 棒型モーターの点検​ ​​
棒型モーターはトルクがあると信じ込む余り、電圧を10V以上に上げないと走らなくても平気な方がいらっしゃいますが、端子に直接通電して5Vでブーンと力強く回らないと内部で漏電していたりマグネットが劣化している可能性があります。見た目が綺麗だからと言っても40-50年前のモノですので当てになりません。ヤフオクで中古モーターが販売されていますが、不調モータが多いことを覚悟しましょう。
缶モータが棒型モータよりトルクが落ちると言ってもそれは新品同士の比較であって、缶モーターでも真鍮製ブラス客車を7両くらい牽引できますので、交換が必要な時は検討の余地があります。

​3. ショート箇所の追及 ​​
次に全く不動か、少し動くがギクシャクして止まる、カーブやポイントで止まるような場合はショートの可能性が高いです。ショート箇所の追及に入る前にビンテージ蒸機の基本的な集電、帯電構造を理解しておきます。

機関車ではプラス集電、テンダ―はマイナス集電していますが、 ミソは機関車とテンダーの車体そのものがプラスとマイナスに帯電している ことです。現代の天賞堂やIMON、KATO製の蒸機モデルとは全く異なる集電方式で車輪や車軸の集電端子などはありません。
機関車のマイナス側の先輪、動輪、従輪は絶縁されているとは言え、フランジはマイナスに帯電されていますので、プラスに帯電している車体や主台枠、煙室、シリンダー棒、キャブ下パイピングなどに触れるとショート してしまいます。
テンダーやドローアはマイナスで帯電されているので、ドローアはプラスに帯電している機関車と完全に絶縁されている必要がありますが、しばしばドローアが主台枠と接触したり、ボルスターセンタービスの先端がモーター底部と接触して、容易にショート します。

このような構造は皆さんがより馴染みの深い 電車、気動車、客車の プラ製 最新モデル で両軸集電式の構造 と比べると一層違いが理解できます。​
最新モデルでは台車もプラ製ですから、電気は車体にまで上がってきません。車輪も両輪から集電できるよう、フランジは絶縁されておらず、軸受けの金具から各々集電しています。だったら、車軸でショートするのでは?という疑問が出て来ますが、車輪と車軸は片側ずつT字形に製作され、左右からはめ込んで一つの車輪として合体して組立られています。車軸が太いのもそのためです。よく偏心しないかと素人ながら心配しますが、車輪を転がしても全く揺れません。工業技術発達の賜物ですネ。

それでは具体的に最近のプラ製蒸機モデルではどうなっているのか?
余談ですが、天賞堂の2019年製の9600(#51049)でちょっと見ておきましょう。
後年、どう改良されているかを知れば、ビンテージモデルの弱点が分かります。

予想通り、集電は絶縁された両輪からプラス、マイナス同時に行われ、写真のように通電するだけで動輪が回ります!
しかも集電は全動輪4軸とテンダー2軸の合計6軸から集電ブラシにより行われていました。ドローアはビスで固定され、機炭は分離できません。



また、駆動はNゲージ並みのフライホイール付き缶モーターから写真のようにダイキャスト主台枠の2軸ギアを通じて第2、第3動輪を回しています。 ​サイドロッドに動輪の回転を頼りすぎない​ のでより円滑に駆動するわけです。


さらに進化が分かりやすい現代の電車、DL車、機関車で多用されている 4輪集電方式の台車 です。
台車とコの字形のボルスターはプラ製で通電しておらず、車輪は左右からプレスで圧入された絶縁構造で左右輪各々から集電し、台車裏側に組み付けられたリン青銅の軸受けステーを通じてプラ製車体の端子に流れます。台車のセンターピンもプラ製なので、通電しません。 つまり、車体には電気が上がっていない


感心してばかりいられませんので、ビンテージ機に戻ります(笑)


ビンテージ機でショートを起こしやすい箇所を爪楊枝で指し示しました。 よく頭に入れておきましょう。
これでショート箇所の追及は70%くらい終わったも同然です。


まず、 機関車とテンダーを連結状態で平面透明のガラス板かアクリル板に置いて 先輪、従輪、ドローアをドライバーなどで左右、上下に動かして 曲線走行時の当たり具合をチェックします。

次に 先輪や従輪を外して直線路や曲線路を走らせます。これは非常に重要なステップです。 外すと快走する場合は先従輪の台車枠が機関車の主台車枠やシリンダーに接触していないか、チェックします。主台車枠にこすれて塗装が剥げているような箇所があれば、かなりの重症です。

ドローアが機関車の主台枠と接触 していたり、ドローアの取付ビスが長すぎてモーター下部と接触していないかをチェックする。

動輪、特に絶縁額のフランジが主台枠と接触 していないか、小型機の場合は特に注意してください。

従輪の上下動が少ないために動輪がレールに接地せず浮き上がって集電不良になっていないか、チェックする。
テンダー側の ドローアピン がハンダ外れやビス穴のタップ摩耗でぐらついていて集電不良になっていないか、チェックする。電気の流れを辿るようによく観察してください。

​​ 4. ショート箇所の解消 ​​
機関車本体とテンダーを連結するドローア周辺の段付きナット、ビス、ワッシャ、タブ(ひょうたん端子)の交換
モーターとドローアとのハンダ・配線のやり直し(特にドローアのタブとのハンダ部分は熱収縮ブーツをはめると無難です。)
先輪・従輪の台枠ショート部分の削除や両絶車輪への交換、
機関車のシリンダーの裏側の削除やシリンダー尻棒の除去ないし裏面の削除(削りくずが飛散しないよう、患部以外はウェスでカバーする)

​​ 5. 先入観を捨てる ​​
当時の規格で行くと製品の個体差が大きく、同一メーカーの同機種(D52やC57)2両なのに取付位置や部品同士の間隔が1-2mmも異なっていて驚くことも多いです。メーカーが現代のような精度で製作していたと思ってはいけません。また、 組立後に曲線や勾配を実際に走行させて全数検査していたとも思わないほうがいい です。 せいぜい短直線路でのチェックだけで、組立後の完成品検査をしていない例すらあります。 それと、電圧を 12-15Vくらいに上げて何とか止まらずに走ってもショートしている 訳ですから、見過ごさずに修理しておくと、あとのトラブルでストレスが溜まって嫌になることもありません。

​​ 6. 気分転換と専門ショップへの相談
原因が明確にならず修理作業が嫌になった時は一旦中断して、後日気持ちを切り替えて再挑戦してみるのも有効です。 分解、組立を何度も繰り返すことは当たり前 で、自分が下手なためと思わないで下さい。先輪、従輪など多い時で7-8回くらい付けたり、外したりします。 組付けたのに動かないと腹を立てず、面倒臭がらずにまた分解する余裕 が欲しいものです。所詮、趣味なんですから(笑)。何度も繰り返すうちに作業スピードも上がってきます。
どうしてもわからない時は 一人で考えていると煮詰まってしまう ので、模型店に持ち込んで原因を教えてもらうと気が楽になって作業が進みます。私もお世話になっている「れーるぎゃらりーろっこう」の床次様に①モーター内でショートしていた事例、②車体をかぶせると動かなくなるが、電圧を上げてやっとショートしていることが判明した事例など、ご教示いただいたことがあります。
もちろん、丸投げで修理を頼むのもいいですが、時間と費用が掛かるうえ、自分のスキルが上がらないので再びお世話になるという繰り返しになりかねません。模型店も自店で購入された製品でない限り、指導はしてくれても、面倒な修理まで引き受けてくれるとは限りません。

​​ 7.必要工具、消耗品の準備
①工具類
精密ドライバーセット、ピンセット、ニッパー、ラジオペンチ、ヤスリ、小型ハンマー、低速・高速ルーター、30W程度のハンダ、拡大鏡、検電テスター、ワニグチ接続コードなど
②消耗品
M2mm径・M1.4mm径のビスとナット、導電・絶縁のワッシャ、熱収縮の配線ゴムブーツ、グリス(モノタローで買える接点グリスやエンドウのセラミックグリスがお薦め)など


先輪、従輪を外し、ボイラー部分と主台枠を分解して、モーターも主台枠から外します。
状態がどうであれ、これくらいまでは一通り分解した方がいい です。
5回くらい、分解と組立を繰り返すつもりで。作業に慣れてスピードが上がるだけでなく、面倒くささが少なくなります。


ギアボックスを分解し、グリスが固着したり、ギアの摩耗金属片が貯まっていれば、クリナーと筆、ピンセット、ドライバーなどで除去します。
50-60年前はギアの潤滑に 鉱物系の「ミシンオイル」を使っていた(それしかなかった)ので、経年変化でペーストのように固まっている ことがよくあります。


ギアや動輪、クランク周辺をパーツクリーナーで清掃します。特に動輪の集電側フランジに固着したカーボンは歯ブラシやキサゲなどを使って念入りに除去しましょう。


ギアボックスや動輪車軸、クランクピンなど摩擦部分にグリスを塗布します。私の経験では「エンドウのセラミックグリス」が最もいいと思います。シリコングリスは浸透力に優れていますが、回転部分では流れてしまい効果が持続しません。


従輪の台車枠を削っています。従輪、特に 2軸従台車の付いたC11、E10、D52、D62などは曲線を走ると例外なく従台車枠がキャブ下のパイピングや主台枠とショートしていると考えてよいくらい です。 ​前進より、後退時にその傾向が大​ です。

削る量が多い場合は、スペースが許す限り大型のルーターを使います。重たいですが、自重と高回転でよく削れるのと回転でやすりが跳ねにくいのが利点です。削り過ぎに注意して、頻繁に止めてどこまで削れているかを確認します。 防塵メガネを必ず着用 してください。


従輪のフランジが台車の内側に干渉してショートしているケースも多いため、車輪は付けたままで研磨作業を行い、作業が全て終わってから両絶車輪に交換します。ともかく 集電以外には電気がレールより上に上がってこないようにする のがショート退治の要点です。この個体は従台車からもプラス集電しようとして改造でリン青銅線のヒゲが付いていましたが、これらも全て削り落としました。


なお、先輪、従輪だけでなく、 動輪も絶縁側のフランジ(マイナス)が主台枠(プラス)に接触している場合もあります ので、見落とさないようにしましょう。 C11やC56などの中小型機、ボイラーの細いC57などの第3動輪 は特に要注意です。


先輪、従輪は殆ど10.5mmで適合する でしょうが、スポークとプレートの2種類ありますので、両絶車輪はレアなので普段から探して、「あれば買い」集めるようにしたいものです。
いつもお世話になっている「れーるぎゃらりーろっこう」でも床次様に以前に探してもらましたが、両絶だけが在庫切れになっていました。


先輪、従輪とも両絶車輪に交換 します。ショートの発生確率をともかく減らすのが目的です。
余程の例外を除き10.5mmで適合します。スポーク車輪にこだわると両絶品が少ないので、欠品していれば私はプレート車輪を黒塗装して代用しています。見かけよりも走行重視です。


​​ レアパーツの10.5mm径の​両絶スポーク車輪​​ ​​を入手する方法 として、 エンドウやカワイのビンテージブリキ製貨車の車輪 に付いているケースが多いので、その車輪を市販の片絶車輪に交換して代用する手があります。真鍮製でも1990年代の貨車は両絶車輪を付けている可能性があります。写真は1990年頃に発売されたTKMの真鍮製ワムフ100で、室内照明化をする際に分解して気が付きました。「窮すれば通ず」ですね。​ ​​


先輪のフランジ(マイナス)が ​シリンダーの前端やシリンダー棒、主台枠、スノーブロウ(プラス)に接触している可能性​ があります。
特にC11, C12, C56などの小型機や2軸先輪台車の付いたC57,C62,C61などは要注意 です。
写真では主台枠を削っています。軽量小型のルーターでは跳ねて削れません。 防塵メガネを必ず着用 してください。また、飛散した金属粉がモーター磁石に付着しないよう、写真左のように ウェスで覆う こともお忘れなく。あとで除去するのがかなり面倒です。
なお、 主台枠や先従輪をどこまで削り込むか、見栄えとの兼ね合い があります。模型店に修理をお願いする場合には必ず、具体的な要求範囲、許容範囲を打ち合わせておいたほうが、模型店も修理しやすいですし、のちのトラブルにもなりません。例えば、「4番 550RポイントのS字カーブを通過できるようにしてほしい。」とか、「キャブ下のパイピングで干渉するものはカットするか、奥に曲げてもいい。」とかです。


ドローアに関するショート原因としては、以下の項目が多い です。
1.ドローアが 主台車枠と接触 している。
     特に上下動させた場合やセンタービスのスプリングが紛失したり寸法不足の場合など。
2.ドローアの 取付ビスの先端やナットがモーターと接触 している。
     ビスの寸法違いやナット厚違い、余分なハンダの削除不足など
3.ドローアの 取付ビスと主台車枠の絶縁が不良 になっている。

対応方法としては、ドローワーのビスを外してビスやナット、ワッシャと主台枠が完全に絶縁されているかをチェックし、できれば新品と交換するのをお薦めします。ビスはモーターとの間隔が取れるよう長さを調整します。タブ端子(ひょうたんワッシャ)には絶縁ゴムブーツを履かせると完璧です。


ご要望が多いので、さらに詳しくドローア周りを解説します。
の主台枠とショートせずに、ーのテンダー集電をモーターに橋渡ししている ​ドローアは最もトラブルの多い最重要点検箇所​ です。
写真の上から順に
1.ボルスター段付きセンタービスのナット
2.モーターへ集電ラグナット(天賞堂ではこのラグナット自体が厚く、タップが切ってあって、1のナットが省略されているケースが多いです。)
3.絶縁用ワッシャ(これが破れたり、油分を含んだホコリが付着してショートするケースもあります。前オーナーが分解時にこのワッシャを組み忘れたのか、ないケースすらあります。そうすると、走行中に止まる、ギクシャクする症状が出ます)
4.ピンセットは主台枠と考えて下さい。これは+に帯電しています。
5.段付きの絶縁ワッシャ(主台枠とボルスターのセンタービスが接触しないよう、主台枠の穴を囲んで絶縁します。)
6.ワッシャ(スプリングの先端が主台枠の穴に入ってショートすることを防いでいます。)
7.ドローア用のスプリング(これが短すぎると、ドローアが主台枠に接触してショートの原因になります。)
8.ドローア(小さな穴にリン青銅線を上側からハンダ付けして、テンダーのピンに通電するようにします。)
9.ボルスター段付きビス(これが前オーナーで純正と異なるビスに交換されていることもあり、長すぎるとモーター下部にビスの先端が接触してショートします。)


9のボルスターセンターピンの段付きビスから6のワッシャまで見えています。


マイナスドライバーでスプリングを上に押し上げていますが、写真事例の天賞堂C622ではワッシャが黒色のプラ製のため分かりにくいものの、5の絶縁段付きプラ製ワッシャが下にはまっています。


写真事例の天賞堂C622で2のラグナットにタップが切ってあり、1のビスは省略されています。一番下が3の絶縁ワッシャです。 主台枠と8のドローアの隙間が小さい点に注目 してください。 実際のレイアウトで不安定な線路状態になると牽引時や勾配始点などでドローアが上下して主台枠に接触しショートすることがよくあります。 短い直線線路でテスト走行させても症状が出ません。

ドローアが主台枠と接触しているケース です。
ドローアのスプリングが短かったり、弾力が弱い原因のほか、ボルスターセンターピンのビスそのものが純正より短い ケースもあります。 長いビスに交換する場合はドローアの位置がレール側に下がるので、テンダーピンがドローアに十分はまっていることを確認 してください。


天賞堂のHG(ハイグレード)シリーズのC57185形では ドローアのセンターピンが従台車の後端枠とレイアウト走行中の上下動で接触 し、ショートしていました。これも 直線のテスト用短線路では決して出ない症状 です。高級機なので、削除はできるだけ塗装が剝がれないよう、最小限で慎重に行います。


モーターを取り付けたところで、モーター、ギアの回転と動輪、クランクの動きを確認します。
「右プラス前進」 を間違わないように。


私の場合、テスト線路はHOとNゲージの線路を併設して、 ​理作業中は通電しぱなっしにして、こまめにテストする​ ようにしています。
なお、パワーパックの前後切り替えスイッチは上下式の場合は上側、左右式の場合は左側が前進になります。


右プラス前進 は棒モーターから缶モーターへの交換などで起こしやすいミスです。写真のように ラベルで表示 して考えなくても予防できるようにしています。
いざ、重連したら、逆方向に走り出したり・・笑えません。レンタルレイアウトでは走行を断られる場合もあります。
​​

レールの極性調べは検電ドライバーを使うと便利 です。
片方のレールにワニグチを挟んで反対のレールに接触させて赤色ランプが付く場合は接触させたレールは+です。緑色ランプが付けばーです。
​​


レールに載せて、 ますテンダーをつないで試走させ、その次に先輪を付けて、その次に従輪を付けてと順番に試していくと確実 です。急がば回れです。
全部組み上げてレールに載せると動かないではがっくり来ます。


KTMD52の棒型モーターが5V程度ではスムースに動かず、結局模型店(れーるぎゃらりーろっこう)にお願いしたところ、結局Adachiの小判型缶モーターに交換されました。棒モーターはトルクがあり、音も力強いので捨てがたいですが、 現在好調であっても徐々に回転音が大きくなったり、マグネットの劣化などで電圧を7-8V以上に上げないと始動しないなどの症状が出ることがあります。モーター内でショートしている事例もありました。 交換や缶モーターへの換装に備えておくのが賢明です。


2024年9月に天賞堂のクラウンモデルやHGモデルで使われている「マシマ」の小型モーター2種類をヤフオクでようやく入手できました。写真左の2種類ですが、一番左の最小モーターは恐らくC56、C11用と思われます。左から3番目の缶モーターは次の写真で装着している缶モーターです。
改めて棒モーターも含めて大きさを比較すると、いかに棒モーターが大きいかが分かります。缶モーターならバックプレートが楽々設置できるのも頷けます。
棒モーターや缶モーターは新品や状態がいい完動品が手に入りにくいので、ヤフオクや模型店であれば、都度入手してストックしておくのがいいと思います。
詳しくは別稿 ​「ビンテージ蒸機の棒モーターを缶モーターに交換する」​をご覧ください。​ ​​
https://plaza.rakuten.co.jp/smor
imoto0296/diary/20241123 0000/


缶モーターに交換する場合、C56やC57、C58のようなボイラーの細い機種には幅12mm以下の狭い小判型しか適合しないので、選定時に注意が必要です。 配線は「右プラス前進」で 間違えないように。


缶モーターを主台枠に取付けるアダプターも欠品の多いAdachiやエンドウなどの当時モノに代わって、モデルアイコン社から適合互換性の高い優れモノが新たに発売されたので大変助かります。ギアの軸径とモーターの軸径が異なる場合の変換アダプターなども発売されています。
私は「ホビーサーチ」で新製品の動向を察知していますが、ホビーサーチやメーカーの通販サイトだけでなく、「エコーモデル」や「れーるぎゃらりーろっこう」などの専門店で入手できるようになりました。
1か所でなくても、他で当たれば必ずあります。
https://www.1999.co.jp/list/3052/6/1 


KTM D52はウェイトを増量してあり、缶モーター交換後にエンドウの高崎車両センター真鍮製客車(@250g前後)7両編成を牽引できるか心配しましたが、無事空転もせず走行しています。ちょっと静かすぎて、KATOのNゲージSLを動かしているような変な気分ですが、いずれ慣れると思います。


分解修理している作業台(書斎机)です。


電気は見えないので、私も苦手ですが、検電テスターを持っていると見えてきます。
よく似たモノとして「検電ドライバー」がありますが、1本だけで例えばコンセントの片側に差し込むと電気が来ていれば点灯すうようになっています。ただ、これですと+-どちらの極性か、分かりませんし、鉄道模型工作の場合は通電状態を確認できないとあまり意味がありません。
「検電テスター」は片側がワニぐちになっていて、A点とB点の両方にタッチするとAB間の通電が確認でき、AとBの極性を知ることができます。
通電の確認事例です。両方の台車から集電できているので、赤いランプが点灯しています。


極性の確認事例です。写真では青いランプが点灯していますので、手前のレールがマイナスであることが分かります。「右側プラスで前進」が鉄道模型のルールなので、この状態で車両を載せると左に進むはずです。複数M車の同期を図ったり、LEDの配線(極性が違うと点灯しません)を確認したり、何かと便利です。


段ボール製の自作道具箱です。気に入った工具類と消耗品を省スペースで揃えるには不可欠です。


グリスとシリコンスプレーです。殆どオイルは使いません。
エンドウのセラミックグリスは優れものですが、車輪がキーキー鳴るエンドウ製というのが面白い!「必要は発明の母」とはよく言いました。


接触不良の解消剤です。室内照明のチラツキ対策やポイントの通電不良対策にも威力を発揮します。


接点グリスは元々バイク用です。カーボングリスも同じ通電促進効果だけでなく、ネジの緩み防止効果もありますが、黒色なので注意してください。


ハンダは30Wの温度調整式で配線作業に多用しています。真鍮板工作には別に100Wのコテタイプを使っています。写真のルーターはミニタイプで、小物パーツの研磨とドリル用で多用します。


主題枠や先従輪の台車枠を削るには重たい高速回転型ルーターのほうが作業効率が圧倒的に高いです。延長ケーブルは先端が小型なので時々使います。


レイアウトでの定番試走コースです。右側の4番ポイントから左の6番本線へ牽引走行させるのと、右側の4番から退避線に入って6番の連続S字を走行させる二通りです。


​他の機種に関する投稿も更新していきますので、よろしくお願いいたします。
​​ また、閲覧数が205,000件を超えて、鉄道模型の別テーマに関しても、ご覧下さい。​​

「HO・N複合レイアウト ジオラマ」​:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/



「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ蒸機編 Ⅱ蒸機以外編」:
​​​ https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/

​​

「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/



「ビンテージ蒸機の棒モーターを缶モーターに交換する」​:​ ​​
https://plaza.rakuten.co.jp/smor
imoto0296/diary/20241123 0000/ ​​​​ ​​



「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:​
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000 /



「天賞堂 SL-1システムとは何だったのか」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501150000/


「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/





「サウンドを極める カンタム、KATOサウンドBOX、TOMIXホームサウンド」: ​​
​​​
​​ https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/





HO蒸機 空気作用管を極める」:

​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/20240229000 0/



「HO/N パンダスパーク!に酔う」:
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/​




「HOカプラーを極める」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/



「HO貨車を楽しむ」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/




「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/​



「HO KATO 動かないポイントを動かす」:
​​ ​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/ ​​



「HO 機関区、ヤード等の製作」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/2024021500 00/ ​​



「HOストラクチャー:腕木式信号機と踏切」:
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/





「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」​:

https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/



「HO/N 車両収納ケースを極める」:​
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/



「Nゲージ山麓レイアウト コンテスト入選作」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/



「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/



「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」​:
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/ ​​





「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:
​​ ​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/​ ​​





「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/​





「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/



「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:​

https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/




「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意!  私も盗られました」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/



「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」​
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/



「米軍戦闘機細部作りこみ」
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/




「プラモデルを極める―軍用機編」
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/​




「B17アメリカ実機現地取材」:
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/​





「プラモデルを極める:B17の作りこみ」
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/







「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/​



「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/



「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:​

https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/



「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」


「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:​
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/​



「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」: ​​ ​​
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/ ​​




「趣味の園芸 ガーデニング」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/




「バラで楽しむ」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/


​​
「芝生は奥が深い」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/


​ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。​ ​​​
投稿テーマ一覧です。​​​​ ​​​​​​​ ​​​​ ​​​​​​​​​​​​ ​​ ​​​
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/ ​saisinn





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.03.21 11:32:04
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: