2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
全8件 (8件中 1-8件目)
1
9/26(金)の晩、9/19に帰国挨拶に伺ったCOO(最高執行責任者)のTさんから、直々に ある場所での食事会に誘って頂いた。本部長時代から シャープな意見と強力なリーダーシップ、洗練されたふるまい等で知られるTさんは、現在 我社のCOOにまで登りつめた方であり、マスコミ等への露出も少なくない。以前よりビル内で顔をあわせれば声をかけて下さることが多く、海外ベンダを相手とした各種プレゼンの場や米国の出張先でご一緒することもあったが、それでも(この強引な私の性格からしても)いまだに最も緊張するお相手であることは確かだ。。。(^-^;)実は そのTさんも かつては米国スタンフォード大学でVisiting Scholarとして学ばれた経験があり、渡米前より私の社費留学について話をして下さることがあった。ただ、まさか今回このように個人的に食事に誘って頂くことになるとは思ってもおらず、さすがに緊張指数が上がってしまった。。。結局 食事会には、同期であり昨年1年間 米国のUCB(カリフォルニア大学バークレイ校)に社費留学したI川君と私の2名が招かれた。食事会当日9/26(金)は、職場のビル全体で避難訓練があり、その避難が終ってからの食事会となった。。。(^-^;)避難訓練が終了してから秘書室へ向かい、Tさんの登場を待ってから専用送迎車『(先代)シーマ』へと乗り込んだ。今日のダイアリの内容とは直接関係ないが、正直言って この『(先代)シーマ』の静寂性には驚いてしまった。『(先代)シーマ』は『現行シーマ』のド派手なルックスと過激な運動性能に比べて、TOYOTAの『セルシオ』に比べると話題に上ることも少ない比較的目立たない存在だったが、やはり事実上 日産のフラグシップ・カーだけあって、滑るようでありながら十分力強い動力性能は さすがだと思った。。。夕方の渋滞を避けながら、古城があるエリアの程近く 洗練された和風レストラン(和風料亭という感じではない)に到着した。。。『和』特有の柔らかい暖色系の照明とネオ・ジャパネスク調のインテリアが心地よい空間で なんとも安らいでしまう。嬉しいことに、このお店はTさんご自身がプライベートで使用されて気に入ったお店だと言う。。。そういうお店にご一緒させてもらえるというのは相手が誰であれ 招待された側は本当に嬉しいものだと思う。。。既に予約を入れて頂いていたため、全てのサーブが何の滞りもなく行われ、自然と我々の会話が弾んだ。。。食事会では 我々の製品が世界シェアNo.1のポジションを取れる迄の黎明期の話や、各ステージにおける厳しい決断の背景、苦労した点、交渉の難しさ等が話題となり、今後 自分達が事業の一端を担っていく上で大変参考となる内容だった。一方 カジュアルな話題としては、先日Tさんの部屋に帰国挨拶に伺った際、Tさんが私のSamsonite製のソフトスーツケースを非常に気に入って下さったのをきっかけに、実際に購入に至ったこと(日本では発売されていないバリスティックナイロンと樹脂のハイブリッド素材+Expandable機能つきスーツケース)や、日頃Tさんの日頃のDressingに対する留意点などにも話が及んだ。。。こうして、最初は少々緊張するも、普段と全く変わりなく 非常にオープンに有意義な話題を提供して下さったTさんに心よりお礼申し上げる次第です。実は帰国前日には、前の事業部長さんからも食事のお誘いを受け、シリコンバレーはサニーベールの街で美味しいお寿司を堪能させて頂いたが、そのとき同様、視野の広いスケールの大きな話を堪能することができた。こちらのお話も また後日振り返って書いてみようと思う。。。
2003/09/26
コメント(0)
米国での1年強の社費留学生活もいよいよ終了し、9/12(金)にSFO(サンフランシスコ国際空港)を出発して、9/13(土)の15時半すぎに成田空港に着いた。■ 9/13(土) 日本到着――――――――――――――― 成田到着後、ごく簡単な税関申請をした後、運送会社のカウンタに向かって別送品として後日送られてくる航空便・船便に関する通関処理に必要な書類を提出した。続けて2つあるスーツケースのうち1つを宅配便に預けて、やっとJRのNEX(成田エクスプレス)のチケットを購入に行った。。。この後、実家のある茅ヶ崎を通過して、神奈川の西部にまで向かい、留学期間中預けてあった車(某ステーションワゴン)と新居のマンションの鍵を受け取るべく職場の友人に会いに行った。新居はまだ真新しい3DKのマンションである。米国とは違う左側通行ときわめて狭い道路に少々驚きつつ、この新居に向かい、何も置かれていない空間とファシリティ等を簡単に確認してきた。この時点で既に夜の10時に近かったため、取り急ぎ夜の西湘バイパスを飛ばして再び東へ 茅ヶ崎の実家へと向かった。。。その晩は、両親と妹が我々を迎えてくれ、簡単に夕食を済ませて長い1日が終わった。。。(^-^;)■ 9/14(日)~9/15(月) 引越し――――――――――――――― 帰国翌日の9/14(日)は、午前中はさすがに少しゆっくりしたものの、大して休むこともなく新居への引越しを始めた。船便はおろか航空便もまだ着かないため、当座使うものは1人暮らしの頃の荷物や 実家から見繕ってもらったものをベースに用意し、午後早くに新居に向かって自分のステーションワゴンと父親の車、家の車の3台で出かけた。まだ夏の名残りの強いこの日の湘南海岸はものすごい渋滞であった。。。マンションに着くなり、簡単な掃除をして当座の生活の立ち上げを行った。その間にも 前日に贈ったスーツケースが届いたり、立会いによるガスの開栓が行われたりした。。。夕方には大方の準備が済んだため、家族で食事に出かけ 久々のJapanizeされた旨い中華に舌鼓を打った。。。(^-^;)9/15(月)は各種電化製品の一括購入を前に 下見に出かけて1日が過ぎて行った。。。(^-^;)■ 9/16(火) 帰国後の初出社――――――――――――――― こうした見切り発車で日本での生活を開始したわけだが、9/16(火)はいよいよ帰国後の初出社となった。帰国前から職場での挨拶は決まっていたため、お土産の詰まったソフトスーツケースを引っさげて早めにOfficeに出て、朝礼の際 100名強の職場の仲間を前に帰国の挨拶を行った。。。この挨拶の後 自席に戻ったが、多くの方が挨拶に来て下さったり、歩けばいたる所で挨拶を交わす等して瞬く間に時間が過ぎていった。。。挨拶に来て下さる人が途絶えたときには、ソフトスーツケースで運べる分のお土産を少しずつ各方面に配り始めた。。。 それがひと段落すると、1年前に使用していた職場PCから新しいPCへの移行を始めた。最近のウイルス蔓延の危険性もあって十分なウイルス対策をした上で、共用のネットワーク資源から各種のソフトをインストールした後、旧PCと新PCをクロスのEthernetケーブルで直結して各種個人プロファイルやファイルの移行を開始した。。。かくして初日から23時すぎの帰宅となった。。。(^-^;)■ 9/17(水) 各種公共手続きと電化製品怒涛の購入――――――――――――――――――――――――― この日はもともと職場に 各種公共手続きと生活立上げ用にお願いしていた年休の日。住民票の登録をはじめ各種手続きを行うと共に、冷蔵庫や洗濯機をはじめとした大物の家電品を多数購入した。。。■ 9/18(木)-9/19(金) 本格稼動へ。。。――――――――――――――――――――――――― 先に書いてしまえば、この2日間は出社初日の9/16(火)同様23時頃の帰宅となってしまった。。。(T_T)PCの移行もほぼほぼ済み、部長さんとの今後の方針についての議論や早速の技術ミーティングに出席したりしながら9/18(木)は早くも過ぎて行った。。。一方、9/19(金)は 朝から役員であるCOO(最高実行責任者)や事業部長、本部長の方々といった超大物の皆さんに対する帰国挨拶がスケジュールされており、午前中は楽しくも少々緊張するシーンが続いた。よってこの日もお土産スーツケースは健在である。。。(^-^;)こうした帰国挨拶の際、COOのTさんが私の機内持込み可能なSamsoniteのソフト・スーツケース(Piggy Backシリーズ)をいたく気に入って下さったり、事業部長のKさんが私のこのホームページを非常に詳しく読んで下さっていること等、親しみ深いエピソードが続いた。。。 その後 この日は、警戒すべき他社特許の読込みや、進行中の巨大プロジェクトの部を渡る部課長進捗会議に出席する等して1日が過ぎていった。。。ちなみに この日、私の2004年末(!!)までのスケジュールが早くも埋まってしまった。。。(^-^;)(T_T)(T_T)こうしたスケジュールは主に開発に関するスケジュールであるが、ちょっと違う毛色の仕事としては、今年の11月の中旬か末にヨーロッパへの出張がありそうである。まずは、帰国後 急加速のご報告まで。。。皆さん、日本でも またよろしくお願いしますね! m(__)m
2003/09/20
コメント(7)
いよいよ1年強に及ぶ米国スタンフォード大学での社費留学生活が米国9/12(金)をもって終わろうとしている。モントレー(Monterey)/カーメル(Carmel)~サンタバーバラ(SantaBarbara)に渡る西海岸コーストラインの長距離ドライブ旅行の際のモーテル暮らしとは変って、ここ2日間はSFO(SanFrancisco国際空港)すぐそばの『SheratonGatewayホテル』に滞在している。夜間は 24時間稼動のハブ空港であるSFOらしく、常にジェット機が離発着するのが見え、空港の照明と共に、その光がSanFranciscoベイに映って美しい。一方、朝になるとSanFranciscoベイに面した部屋からはSanFrancisco特有のミルクをこぼしたような深い霧が ベイ全体をすっかり埋めつくしているのが見え、SanFranciscoにいるのを これまた実感することができる。この朝と夜中の風景を見ていると、おのずと1999年クリスマス前に長期の米国出張に来た際の帰国時を思い出す。入社後初めての米国出張であり、長いミッションを終えてSFO脇の『Westinホテル』に泊まったのだが、このSF特有の朝霧を見た際に、何ともいえない安堵感とひと回り自分が大きくなったような気がしたものだった。。。(^-^;)そんな自分が3年後に、まさか米国で直接の仕事とは別に スタンフォードに社費留学し、米国で諸々サバイバルしながら住むことになるとは思いもよらなかった。。。そんなことを思い出しながら、ホテルの窓からベイを見ていると、センチメンタルな感覚とは違った万感の思いがするのは ある意味当然かもしれない。。。そうだなぁ。。。1年間強の間に、本当に素晴らしい沢山の人達に出会うことができ、本当に沢山のことをやってこれたと思う。本当に皆さん、ありがとうございました。m(__)m僕と妻は これだけ沢山の親切な皆さんに出会うことができて、本当に幸せ者だと思います。これまで我々の知らなかった沢山のことを教えて頂き、沢山の経験をさせて頂きました。そして多くの皆さんから お別れの食事会やパーティを開いて頂き、素晴らしいご自宅に呼んで頂きました。こうした素晴らしい関係を米国だけでなく、日本に帰っても、そしてしばしば米国を出張などで訪れる際にも保っていきたく思いますので、どうか今後ともよろしくお願いいたします。m(__)mこうした沢山の経験を思い出しながら、最後の2日間は15個所を上回るお宅や機関を訪れ、お別れの挨拶をさせて頂いた。なかには飛び入りに近い訪問もあったり、2日間とも最後は深夜に及んだりしたものの、いずれの方々も関係の深い皆さんで とても喜んで下さった。。。今日は最近SanJoseあたりでホットな某企業の大幹部の方から個人的に声がかかり、行きつけのお店で素晴らしいお寿司を頂いたりもした。。。何箇所かの挨拶では妻が涙を浮かべるシーンもあったが、それだけ濃密な人間関係が築けたことは嬉しい限りである。。。お別れは確かに悲しいが、これからもお互い連絡を取り合い、そして少しでもアグレッシブに、少しでも世界で通用する人間でありたいですね。。。それでは、皆さん、本当に沢山の新しい世界を見せてくださってありがとう!我々はこれまでの人生で もっとも印象的だったこの1年間を忘れることはありません。これからも、お互い様々な情報発信者でいられるよう元気にいきましょうね!ありがとう。本当にありがとう!
2003/09/12
コメント(2)
米国は西海岸の長距離ドライブ旅行の3日目、9/4の『サンタバーバラ』からカリフォルニアのデンマークと呼ばれる『Solvang』の街の様子を写真のみ先行してUpします。旅行記の詳細は、留学終了の9/12帰国後になってしまうかな。。。??まずは、写真のみお楽しみ下さい。
2003/09/10
コメント(0)
ここ暫く 私と同じ社費留学生の立場としてスタンフォードを初めとして米国大学に来ている仲間の帰国ラッシュとなっている。8/21には 放送業界からスタンフォードに来られていたDさんが帰国されたのを皮切りに、8/26にはスタンフォードとUCBの共同研究プロジェクト仲間であり同期でもあるI川君がUCBを後にし、続いてスタンフォード仲間のK村さんが8/27に帰国していった。そして やはりスタンフォード仲間で、同研究室のTMT氏が9/1に、そして先日9/7にはN澤さんがドイツの国際カンファレンスを回っての帰国の途について行った。。。そして、今度はいよいよ私自身が9/12に帰国となる。(T_T)■ 社費留学仲間の皆さんとの交流―――――――――――――――――思い出してみれば、ここに紹介させて頂いた皆さんは、まさにこの1年間強 一緒に様々な目新しいことを経験し、楽しみ、悩み、ディスカッションし、騒いできた仲間達であり、日本の日々の生活ではとても得ることのできないような濃密な人間関係を与えてくれた皆さんである。こうした素晴らしい人間関係は、この1年間強のスタンフォードでの留学生活のうち 何にもかえがたい大収穫の1つである。本当は1人1人の皆さんに空港までお見送りに行きたいところであるが、なかなか自分自身のシャットダウン処理や他の方からのお呼ばれ等で、時間のやりとりがつかず、結局は帰国前の皆さんを ホテルにチェックアウト直前に訪れて談笑するような見送りしかできていない。。。ただ、そうさせて頂いたDさん(@CourtYardホテル)、K村さん(@Residence Innホテル)、N澤さん(@SFO HYATTリージェンシー)の皆さんに共通していることは、皆さんチェックアウト前には、煩雑な帰国前シャットダウン処理から開放され=解脱(^-^;)??、ご自身の1年間に渡る留学生活を仕上げた晴れ晴れしたよい顔をしておられる、ということ。。。そうしたすっきりした皆さんの顔を、朝の少し冷えた空気と晴天の中で見ていると、なんとも凛々しく、清々しく、羨ましくも見える。。。本当に皆さん ご苦労様です。日本に帰っても、是非お互い知的好奇心を刺激しつつ、何かあったときには、ばっ!と集まれるような濃密な人間関係を維持しましょう!■ 航空便送出完了!――――――――――――――――― さてさて最後発の我家もいよいよ、先日8/28の船便に続き、今日米国9/8に航空便を日本に向けて送出することができた。この航空便の荷物とスーツケースのような手持ちの荷物に、何を入れるかの選定は結構難しいものがある。。。あ~、なんて細かい話題だ。。。(^-^;)その選定のポイントは、言うまでもなく、当座の生活をこなして行くための最小限の荷物と日本への土産品、米国シャットダウン関係の書類等の配分比であり、悩ましく うんうんやることに尽きると言って問題ない。。。(^-^;)(^-^;)(^-^;)かくして、会社の航空便輸送上限量にぴったりと一致する形で、貴重品や書類などを送り出すことができた。。。荷物がなくなったことで、この中途半端なホテル暮らしが幾分なりとも快適になる嬉しさと、もう どうにもこうにも帰国するしかない寂しさが混じりあっている、というのが本音である。。。■ 車の譲渡に関する懸案事項―――――――――――――――――そんな今日米国9/8(月)、目下の最大の懸案事項である車の引継ぎ先の女の子が日本から このシリコンバレー・エリアに到着した。彼女は米国に語学留学に来ていた経験をもつ人で、今回は 夏休みの一時日本帰国を終えて、我家から車を購入後、シリコンバレー・エリアからシアトル付近までの1000マイル程度を1人で運転して帰るというツワモノである。。。しかし、私としては彼女のあまりに大胆すぎる無鉄砲とも言える計画に不安が抑えきれず、大幅に安全サイドに倒す計画変更を説得し、本人に分かってもらった。。。こうした大幅な安全サイドへの計画変更はしてもらったものの、それでも それによる煩雑な付帯手続きが多く帰国前に大きな懸案事項が横たわってしまっている。。。いずれにせよ、無事にシアトル方面まで行けるよう、最大限のサポートをすることが目下の仕事となっている。。。
2003/09/08
コメント(1)
今日米国9/3(水)は、今回の遅い夏休み旅行のいよいよハイライト『サンタバーバラ(SantaBarbara)』の街を堪能する日だった。■1.『ミッション・サンタバーバラ』教会―――――――――――――――――――――― 朝ホテルを出て早速、程近い距離にある『ミッション・サンタバーバラ』教会へと向かった。この『ミッション・サンタバーバラ』教会は、昨日のダイアリに書いたジュニペロ・セラ牧師がカリフォルニアで最初に開いた『ミッション・カーメル』同様、彼の建立による教会として知られる。その『ミッション・カーメル』同様、教会の中に小さなミュージアムが収められていて、建立当時の先住民インディアンとの交流の様子が見てとれる。教会の様式は やはりミッション形式だが、『ミッション・カーメル』とは少々異なり、よりスペイン色が強いように感じた。。。 【上段左】これもジュニペロ・セラ牧師が建立した『ミッション・サンタバーバラ』。【上段中】『ミッション・サンタバーバラ』のチャペルの中。荘厳な男性賛美歌が非常に印象的だった。。。【上段右】『ミッション・サンタバーバラ』の回廊の一部。【中段左】これが『UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)』裏手のラグーン(!!)と呼ばれるウォーターエリア【中段中】『UCSB』のUniversityセンター。各種ノベルティ・グッズが売られている。【中段右】『UCSB』のランドマークとなるキャンパス・タワー。【下段左】サンタバーバラ・ビーチのデッキ『Stearns Wharf』脇のコースト・ライン。ヤシの木と海と白浜の対比が大変美しい。。。【下段中】サンタバーバラ・ダウンタウンの小さなショッピング・モール前にて。【下段右】サンタバーバラ・ビーチのデッキ『Stearns Wharf』にて。――――――――――――――――――――――――――――――■2.『UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)』―――――――――――――――――――――――――― 続いて今度は、緑濃い芝生とヤシの木に囲まれたパラダイスのようなゴルフ・エリアを抜けて北上し、『UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)』に向かった。これで、普段共同研究の仲にある『UCB(カリフォルニア大学バークレイ校)』、LAで高校の同期OSM氏に案内してもらった『UCLA(カリフォルニア大学ロスアンジェルス校)』に続いて3つ目のUC(カリフォルニア大学)シリーズとなるが、『UCSB』は私の尊敬する英会話のパートナーでありシリコンバレーの申し子のようなTerryさん母校でもあるため、是非見ておきたかった。スタンフォードのような過度なゴージャスさはないものの、キャンパスの裏手が美しいビーチに直結し、ラグーン!!(←大学のMapによると、海から入り込んだウォータ・エリアを本当にラグーンと呼んでいる。。。(^-^;))と緑に囲まれた、丘陵地のほどよい広さをもつキャンパスは、大変好感のもてる誠実さと豊かさを備えている。。。ここで道すがら何人かの人達と会話をしながら、大学のノベルティ・ショップをはじめキャンパスを気ままに散策した。。。■3.ビーチへ。。。――――――――――――――――――――――――― そして再び、サンタバーバラのビーチ脇のダウンタウンに戻ってきたが、丘陵地からワインディングの道を戻ってくる際に突然広がる海とヤシと白浜の対比は、まさにどれも息を飲むほどきれいだった。ビーチサイドを、サイクリングやローラーブレード、ジョギングなどで行きかう人は皆音楽を楽しみながら、はっきりと見てとれる笑顔で通りすぎるあたりは、我々日本人がカリフォルニアに思い描くステレオタイプのイメージそのものだった。。。(^-^;) (でも、どうして本当にみんな笑っているんだろう??) 車を停めて、サンタバーバラ・ビーチのランドマークである『Stearns Wharf』へ進み、『MOBY DICK』というSeafoodが自慢、それでいて手ごろなヨットハウス風の洒落たレストランに入ることができた。ここで、Seafoodのクリーム・リングイネ・パスタやら、ステーキを頼んだが、Seafoodに関してはどれもボリュームと食感が素晴らしく嬉しくなってしまった。これと一緒に頼んだBudwaiserも自分好みの超(!)低温に冷えていて 少しオイリーな料理の後味を流すには最高だった。 この後、一旦ホテルに戻って 陽に焼けた体のほてりをとるべく、しばし仮眠してから、今度はサンタバーバラの夜の顔を楽しむために、またいそいそと22時すぎに車を走らせた。。。(^-^;) 目指すはダウンタウンにあるライトアップ・スポットとして知られる『コート・ヤード(裁判所)』やダウン・タウンのブティックやクラブが立ち並ぶエリア。車を停めて しばしこれら一帯を散策し、最後にもう一度ビーチに向かった。。。満天の星とやや湿気を帯びた冷えた空気の中、クリアな半月が重そうにコースト・エリアのオレンジの夜景にひっかかるように調和しているのをしばし眺めてからホテルに帰った。。。明日は午前中までサンタバーバラの街を楽しんだ後、北上して『ハースト・キャッスル』を見に出かけるつもりだ。
2003/09/03
コメント(0)
アパートメントの引継ぎが完了し、しばし遅い夏休みをとることにした。昨日 米国祝日のレイバー・デイ9/1(月)は、ダイアリーに書いたように、夕方にモントレー(Monterey)入りし、Fisherman’sWharfそばのホテルに滞在した。。(過去のモントレーのダイアリはこちらと 、こちら) 明けて 今日米国9/2(火)は、CMなどでその景勝が知られる『17マイルドライブ(Seventeen mile drive)』と世界屈指の景勝ゴルフ・リゾートとして名高い『ぺブル・ビーチ』を通り、太平洋沿いにわずかに南下し、まずは かねてからの憧れの地カーメル(Carmel)へと向かった。カーメルはモントレーとごく近い距離にあるものの、モントレーの『キャナリー・ロウ』等に代表される古き良きアメリカの趣きとは異なり、よりヨーロッパ色、特にスペインの香りの強い小さな瑞々しい街である。街には多くの趣味の良いカフェとギャラリー、ブティック等が集まることで知られ、通りを変えればスペインのみならず、ドイツやイタリア調の建物も見ることができ、それらが実に上手く調和し『カーメルの街の個性』を形作っている。このカーメルで しばし車を停めて、ギャラリーやワードローブの店やブリキのトイ・ショップ等を覗いて散策した。街ですれ違う人も気さくな人が多く、初めての訪問にも関わらず、何人かの人と短い会話をもつことができた。少し空腹感があったので、オレンジの塗り壁が魅力的なレストランに入り、モッツァレラ・チーズとトマト、ほうれん草をパックしたオムレツとコーヒーを頼んだ。サーブしてくれる女の子の店員さんの愛想がよくて可愛く、頼んだオムレツも旨く、パティオのようなオープンエリアもきれいだったので すっかり嬉しくなってチップを弾んでしまった。。。(^-^;)そうこうして、カーメルの街の中心地を離れ、カリフォルニアのキリスト教の故郷と言われる『ミッション・カーメル(教会)』へと向かった。この教会は、シリコンバレーエリアを走る国道280号線の別称として知られる『ジュニペロ・セラ』牧師が開いた教会として知られ、その華美でない実直な信仰の雰囲気が キリスト教徒ではない我々にもある種の共感を呼び起こしてくれる。日頃、スタンフォードのキャンパスの裏手を通るなじみの『ジュニペロ・セラ』と在住のカリフォルニアのルーツを垣間見ることができ、大変有意義な見学だった。さてこの後は、ついに太平洋沿いの『ビッグ・サー(Big Sur)』と呼ばれる長距離ドライブ・コースをサンタ・バーバラに向けてひたすら200マイル(240km)程度南下することになった。。。この太平洋の外海に直接面した『ビッグ・サー(Big Sur)は、その圧倒的な素晴らしい風景で世界中にその名を知られ、日本でも数々の自動車のCM等でその景勝が知られている。。。確かに、わくわくするようなワインディング・ロードが延々と続き、そのワインディングが明ける度に、胸をすくような高度感あふれる景色が連続している。。。その景色は、どれも断崖絶壁と緑あふれる丘陵地のせめぎあいで構成され、どこまでも続く太平洋の迫力ある波しぶき、途方もなく続く山並みのバリエーションも加わって、全く飽きることなく サンタ・バーバラまでの高速ドライブを楽しませてくれる。。。あまりの圧倒的なスケールと景勝の前に、スピード感を感じなかったものの、サンタ・バーバラに向かう迄の150マイルは、おおらかなワインディング+アップダウン・コースを平均140km/h程度で快走していたようである。。。そして、夜8時過ぎに今回の旅行の目的地であり、英会話パートナーであるTerryさんの故郷でもあり、長いこと焦がれ続けた地『サンタ・バーバラ(SantaBarbara)』に到着した。チェック・イン後、深夜になってからダウンタウン・エリアを車で流したが、街並みは確かに噂通りスペイン色が色濃く、建物とそのライトアップがとにかく美しい。街にはときどきBarからもれるJazzのハイハットが聞こえたり、ところどころに活気いっぱいの若者が集中するクラブがあり、海岸線沿いには多数のラグジャリー・リゾート・ホテルが見つかる。。。この様子なら、明日からも、また期待できそうだ。。。
2003/09/02
コメント(1)
■ アパートメントの引渡し―――――――――――――― 米国レイバー・デイ祝日の今日9/1(月)、ついに1年間生活したお気に入りのアパートメントを 次の入居者Sさんに引き渡した。この1年間に揃えてきた家具類やその他の雑貨を含めてお譲りし、住居者だけが替わる形をとったため、アパートメント管理会社からのメンテナンス等は特に入らない。よって、4日程度 半徹夜状態で完了した8/28(木)の船便の荷物送出後、今度はアパートメントの掃除を一生懸命自分達ですることになった。。。思い出してみれば、昨年2002年の8月半ばから2週の週末に渡って、当時在住のサンフランシスコからスタンフォードエリアを訪れ、8件程度のアパートメントを実際に自分の足で回って決めたお気に入りの物件だけに感慨深い。。。また、家具もレンタル等に頼ることなく、少しずつ気に入ったものを揃えてきただけに、こちらも思い出深いものが多い。喜ばしいのは、次の入居者のSさんが この物件と家具類を気に入って下さったこと。。。私のように何から何まで自分で揃えていくのも経験値を上げる1つのやり方だが、Sさんには、省略できた時間で更に有意義に米国生活を送って頂ければ...と思う。アパートメントを去る際、最後にプール・サイドやジム・サイドで陽光溢れるヤシの木と芝生をバックに写真を撮って出かけた。感慨深いと同時に、何か1つのことが終わった清々しい達成感があるのも事実である。。。■ 帰国の挨拶回り―――――――――――――― アパートメント引渡し後、各方面でお世話になった皆さんのうち、今日は3軒のお宅に、最近揃えた簡単な餞別を渡しつつ ご挨拶に伺った。最初のお宅は、英会話の教室を起業され、私もモニタとしてクラス参加を続けさせて頂いたYさんのお宅。続けて、スタンフォードエリアに住むVisitingScholar仲間のY澤さん、Y下さんのお宅。我家がお持ちした餞別とは、普段 大変仲良くして下さっている大の日本びいきのトーマス(Tiwanese)の奥さんが作られた本格『ちまき』である。(^-^)トーマスの奥さんは料理がとてもお上手で、最近はスタンフォードエリアのアジアン・コミュニティを中心に、この『ちまき』他の料理を手広く展開している。■ そして、小旅行へ。。。―――――――――――――― この3軒のお宅へのご挨拶が終わると、一路、小旅行スケジュールへと移った。今日の宿泊ホテルは、サン・ノゼから太平洋側に南下したサンタ・クルーズを更に南下したモントレー(Monterey)・エリア。以前のDayトリップでも大変感じの良かったところである。(その1 、その2) ただ、今日はそのホテルに着く前に、サンタ・クルーズに程近い山の中にある『ミステリー・スポット』に出かけた。ここは以前より、『本当かなぁ??』と大いに疑いながらも興味のあった観光スポットである。この『ミステリー・スポット』とは、要はときどき他の国にも見られる『重力場の歪んだスポット』であり、直径150m程度の小さな重力変異点である。これに幾つかの目の錯覚を利用したトリックが織り交ぜられており、なかなか面白い。。。興味のある方は、是非お試しあれ!物理の力学を体感できて面白いですよ。。。この後は、まずはホテルにチェック・インすべくサンタ・クルーズを介してモントレーの街に向かってRoute1を快走した。。。海辺はやや曇天だったが、太平洋に面したは白い砂浜と海水のコントラストやマリーナの帆が美しかった。ホテルに着くと、すぐラップトップPCをダイアルアップでネットワークにつなぎメールやWebをチェックした後、夕食のために モントレーの海辺の小洒落た繁華街として知られる『キャナリー・ロウ』に繰り出し、映画『フォレスト・ガンプ』をモチーフに、シュリンプ料理を得意とする『BUBBLO GUMP』という店に入った。。。店では シラネバダ・エールBeerを片手に、引越し三昧だったここ1週間程度の疲れをとりあえず洗い流してしまった。。。(^-^;)カクテル・メニューを卓球ラケットにバインドする他、テーブルに映画の名セリフが数々書き込まれている点、店員の女の子が食事中 映画のシーンに関するクイズを出してくる等、店内には映画『フォレスト・ガンプ』カラーがあふれていて楽しかった。。。明日は、17マイル・シーニック・ドライブを介して、いよいよ米国人憧れのリゾートエリア・サンタ・バーバラの街へ向かいます。。。
2003/09/01
コメント(1)
全8件 (8件中 1-8件目)
1