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エンジンはミラなどにも搭載されているダイハツEF型で、660cc直列3気筒SOHC6バルブなので、決して高性能ではない普通のエンジンである。従って坂は苦手で登らない。V7ドンキーでも750ccなので仕方のないところだろう。
走行性能は初めから期待していなかったのだが、スクウェアタイプのボディのお蔭で、運転席からボンネットの両端がキッチリと見えてとても運転し易いのだ。そう言えば昔のサニーB110なんかもみんなスクウェアタイプのボディだった。最近のクルマはスタイル優先でフロントノーズの先端が見えるクルマは殆ど無い。ジムニーくらいかな。そう言う意味ではこのネイキッドは運転し易いクルマの基本に立ち帰っているようで好感が持てる。
更に、外装パーツのバンパーは3分割されており、フロントグリルと共に外側からボルト留めされているので、凹みや傷の修理を行う時は必要な箇所だけ容易に外す事ができる優れものだ。
ヘッドライトは小糸の丸型2燈だが、これが何とガラス製なのだ。この年代のクルマはコストダウンと形成の安易さから殆どプラレンズを採用しているので、経年劣化で必ず黄ばみが出て来て、磨きに苦労するのであるが、ネイキッドは17年経過していても、ライトが光り輝いているのだ。ライトだけはガラス製が復活して貰いたいと思うのだが……。
普通の軽自動車に見えるが、最低地上高が180ミリとクロカン車に迫るクリアランスを確保しているので、雪道やオフロードの走破性も高いように思える。また、全高を1.550ミリに抑えているので、機械式立体駐車場にも駐める事ができる。
最後はルーフだ。ネイキッドのルーフは平面になっており、湾曲がないので、低い車体と相俟って物を置いても傾かないので、軽い物なら何でもポンポン置ける。忘れてそのまま走り出す危険性もあるが、私の場合は丁度良い仮置き場として重宝している。
軽四はトールワゴン型の人気が高いが、原点に帰って乗りやすく整備性が良くコンパクトなこんなクルマもあって良いような気がするが、既に生産終了なのが悲しい。
スクウェアボディのダイハツネイキッド
リアに輝くNAKEDのエンブレム
ボンネットが真直ぐに延びた見切りの良い形状
ガラス製のヘッドライトレンズ
平面的なルーフ形状
ありふれたインパネ