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XLR250Rはバッテリーレスのためにエンジンの掛かりが悪いのかどうかは分からないが、最初に掛ける時は少々コツが必要である。チョークの引き方やアクセルの開け方、キーをONにする前のカラキックとか様々であるが、それにしても一発で掛かる事は先ずない。しかし一度始動すると、暖機運転は極めて短時間でアイドリングが安定するし、エンジンが温まると一発で掛かるようになる。一旦、エンジンが始動するとアイドリングや吹き上がりなど全て正常な事から、掛かりの悪い原因はプラグかも知れないと思い、外してみたら焼け具合は丁度良いが、中心電極が摩耗しているのが確認出来たので、新品に交換してみる事にした。現車のプラグはNGKのDR8EAだが、純正を調べてみるとDPR8Zとなっていたので、純正品をamazonで購入した。このバイクのエンジンはRFVC(Radial Four Valve Combustion Chamber・放射状4バルブ方式燃焼室)となっているためプラグが燃焼室の中央に配置されているのだ。従ってエンジンの中央の谷間になっている底にプラグが鎮座する。従って、普通のプラグレンチでは届かないし、ソケットは肉厚があるので入らないのだ。専用プラグレンチが必要になる厄介なエンジンであるが、幸いGB250クラブマンのプラグを外す時にHONDA純正のプラグレンチを購入していたので、こいつを使用した。クラブマンはDOHCだが同じRFVCエンジンなのでプラグレンチは共用できるという訳だ。プラグを新品に付け替えて始動を試みると、キック3回くらいで掛かるようになったので、プラグの効果は少しはあったようである。新旧のプラグ中央電極がかなり摩耗している旧プラグ
2022.05.29
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XLR250Rのフロントフェンダーはリアフェンダーやカウル類に比べて何故か極端に劣化が進んでいた。表面は風化が始まっており、触るとザラザラしている。余りにも見窄らしいので、外して塗装する事にした。外してみると、取り付け穴が6箇所もある。よく見てみると2箇所は追加で開けた形跡があるので、どうやら社外品を取り付けているようだ。裏を見てみるとMAIDIN ITALYの型抜きが見えた。フェンダーの先に貼ってあるUFOのデカールは伊達ではなかったようである。フロントフェンダーが何らかの理由で破損したので、UFOの中古フェンダーを取り付けたと言ったところだろう。外したフェンダーはPP製のようだが、表面は柔軟性が無くなっており、カリカリしているので、サンドペーパーで劣化した層を削り落とすと白い粉が大量に出て来た。あまり削り過ぎると強度が落ちるかも知れないので、柔軟層が見えるまでは行わず、ほどほどにして表面が平らになった所でストップ。本来であれば相手がPPならミッチャクロンを吹いてからの塗装となるが、表面が新品のようなツルツルではなく、足付けをした状態になっているので、そのまま白色のアクリルスプレーを吹いた。このフェンダーは中央に入るラインが黒色に塗ってあったが、この車体では黒はアンバランスになるので、車体に合わそうとすると赤色か青色かどちらかとなるであろう。フロントフォークブーツとライトカウルのデカールを赤色にしたので、ここも赤色だとくどいように思えたので、青色を吹く事にしたのだが、青色のスプレーは手持ちが無い。少量で良いので、100均で小さな青色スプレー缶を買って来て試し吹きしてみたら、青色ではなく水色だったので、下地に赤色を吹いてその上から薄く水色を吹いたら深みのある青色にならないものかと思いやってみたら、何も変わらない水色になった。下地は透けないのね。撃沈。仕方がないので、ホームセンターから青色を買い直して来て色を乗せた。サイドカウルの青色と少し違うが、水色より断然良いのでこれで行く事にした。乾燥後クリアーを吹いて完了である。車体から外したUFOのフロントフェンダー白色塗装後、色を乗せる部分にマークしたフェンダー塗装が完了して車体に取り付けたフロントフェンダー
2022.05.25
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XLR250Rのチョークは回収前にバイク屋でエンジンを掛けた時からぐらついていたので、何か変だとは思っていたのだが、ライトカウルを取り付ける時にステーから外して確認してみたら、ネジの首の部分が破断してしており、プラのナットも無くなっていたので、修理出来るかどうか確認するために取り外してみる事にした。チョークワイヤを外すには、先ず両側のサイドカウルを外して、次にシートだが、このバイクは右にあるマフラーのステーをシート取り付けボルトで共締めするようになっているので、分かりにくい。次に燃料パイプを外し、タンクのボルト2本を抜いてタンクを外す。タンクを外したらプラのナットが出て来た。オマエはここにいたのか!ネジから抜けてここまで落ちてきていたので、ナットは確保。プラのネジ首を直せば何とかなりそうである。キャブ側のワイヤを外しにかかるが丁度フレームが邪魔になってやりにくい。ドライバーの先でスプリングを押し戻しながらやっと外す事が出来た。破断したプラの首に接着剤を塗って一日放置。翌日、満を持してナットを締めてみると、アッサリと破断。どうも材質がプラではなく、PPのように柔らかいので、接着は無理のようである。このチョークもこのバイクの持病らしい。仕方がないので、1,920円でHONDA純正を購入した。キャブへの取り付けに手間取ったが、取り付け完了。引っ張ってみると適度の感触でスムーズである。ネジから抜けてタンクの下辺りまで落ちて来ていたプラのナットHONDA純正のチョークワイヤ新旧のチョークワイヤ取付が完了したチョーク
2022.05.23
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XLR250Rのエアクリーナーは車体の左側から脱着するようになっているが、サイドカウルは3箇所のクリップ留めとなっているので、工具は必要無い。エンデューロレースなどで水に浸かったエアークリーナーを素早く取り出して、スポンジを絞るためだとか言われているが、兎に角クリップなのでアクセスは簡単だ。カウルを外すと、バカでかいエアクリーナーケースが現れる。プラの蓋が付いているのだが、この蓋がパチンと閉まるような蓋ではないので、ガムテープで本体と2箇所貼り合わせてあった。隙間が開いてここから空気が侵入するのが持病らしい。中を覗いてみると、これもスポンジのバカでかいエアクリーナーが見える。あまり綺麗ではない。外してみるとスポンジが風化してポロポロと砕ける。これは要交換である。ケースの中に残ったスポンジを綺麗に掃除して、ネットで探してみるとamazonでNTB製の乾式エアークリーナーが1,844円で出ていたので即注文。付属で付いているクッションを貼りつけて、ケースに取り付けるとピッタリ嵌まった。XLR250R用で間違いなかったようである。今度は乾式なので汚れたらエアーで掃除すれば良い。エンジンを掛けてみたが、スポンジエレメントと変わりはないようだ。3箇所のクリップを捻って外すだけでカウルが外れる純正のスポンジエアーエレメントNTBの乾式エレメント新旧エレメント(表側)新旧エレメント(裏側)エアークリーナーボックスに装着したエレメント
2022.05.21
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フロントフォークが終わったので、ライトカウルに取り掛かる。純正風中華コピーカウルの材質は良いが、ボルト穴が開けられていない。右側はチョークステーを兼ねたライトカウルステーがあるので、ボルト穴に合わせてカウルに穴開けを行えば良いのであるが、左側にはステーが無いので、Z金具をハンドベンダーで90°に曲げて取り付け穴と、カウル側の2箇所に穴開けを行い、黒の艶消しスプレーを吹いておいた。ライトはHONDA純正を取り付ける。ライト調整用のビスやスプリング類は新品を使用したが、ライト取り付け用のプラ用ビス2本は手持ちの適当な物を探して取り付けた。ライトバルブを取り付けようとして困った。ハウジングにバルブの3箇所の突起が入らないのだ。どう見てもハウジングの切り込みよりも突起の幅の方が広いので入らないのだ。たぶんバルブの型式が違うのだろう。新しいバルブを買うのは面倒なので、突起をグラインダーで削ってハウジングにセットしたら上手く嵌まった。エンジンを掛けてスイッチを入れてみると問題無く点灯したのでこれで良しとする。用意ができたので、カウルに金具を取り付け、いざ車体に取り付けようとしたら、カウルの縁がせり出てフォーク取り付けボルトを締める事ができない事に気が付いた。純正ステーではないので、その辺は仕方がないところか。ブレーキホースガイドステー、ウインカーステー、カウルステーのボルト穴にフォーク取り付けボルトを先に通し、狭い場所でメガネレンチを使い少しずつちまちまとボルトを締める。何と面倒くさい事か。とは言え何とかカウルが付いた。矢張り純正風は車体に良く似合う。カウルのシールは青色でも良かったかな。Z金具で作った左側カウル取り付けステー車体に取り付けたライトとライトカウル
2022.05.19
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XLR250R(MD22)のオイルシールを近所の自転車屋に発注したら翌日には届いた。HONDA純正のオイルシールとダストシールのセットが1,620円だったがモノタロウより安かった。ついでにライト調整のアジャスティングスクリューやスプリング、ワッシャなどが錆びていたので、同時に購入しておいた。今度は間違えないように慎重にフロントフォークを組み立てる。順番は間違っているかも知れないが次の通りで組み立てられる事ができた。①アウターチューブにオイルロックピースを入れる。②アウターチューブにインナーチューブを挿し込む。③インナーチューブにシートパイプを挿し込み、先端をオイルロックピースに挿し込む。④電動インパクトを使って、ロックタイトを塗布したソケットボルト(銅ワッシャ付き)をオイルロックピースを取り付けたシートパイプにねじ込む。⑤インナーチューブにガイドブッシュとバックアップリングを通し、単管パイプを使って打ち込む。⑥フォークボルトを外して、インナーチューブにオイルシールを通し、ストッパーリングの取り付け用の溝が見えるまで単管パイプを使って打ち込む。⑦オイルシールストッパーリングとダストシールを取り付ける。⑧フォークオイルを規定の513cc入れてフォークボルトを締める。以上が作業手順である。順序よくやれば簡単な事なのだが、やり方が分からないと戸惑ってしまって、手順を間違えてしまう。そうなると私のように、悪循環となりドツボに嵌まってしまうのである。今回は良い勉強になった。組み立てた2本のフロントフォークのダストシールは通しただけにして置き、そのままフォークを床に当てたまま上下に押してオイルシールからオイル漏れがないか確認して、ダストシールを打ち込んだ。次はamazonで買った中華製のフォークブーツを取り付けるのだが、ブーツにフォークが縮んだ時に中の空気を逃がす穴が開いていなかったので、ポンチで3箇所穴開けを行った。このブーツは柔らかなゴムなので、下側は引っ張りながらアウターブーツに被せる事ができた。上側は車体に取り付けないと位置が分からないので、締め付けるのは後回しにしてフォークを車体に組み付け、フロントタイヤを取り付ける。ブレーキキャリパーとディスクが漏れたフォークオイルで汚れていたのでパーツクリーナーで掃除して組み付ける。最後にブーツをインシュロックで締めて完成である。オイルシールを交換するだけで、えらい時間が掛かってしまった。アウターチューブに入れるオイルロックピースアウターチューブにインナーチューブを挿し込むインナーチューブにシートパイプを挿し込むソケットボルトを締めるインナーチューブにガイドブッシュとバックアップリングを通す単管パイプを使ってガイドブッシュを打ち込むオイルシールを通す前にフォークボルトを外すHONDA純正のオイルシールとダストシールインナーチューブにオイルシールを通し単管パイプで打ち込むオイルシールの上にオイルシールストッパーリングとダストシールを取り付けるフォークオイルを注入amazonで買ったフォークブーツポンチで穴開けを行うフォークブーツフォークブーツを仮付したフォークフォークにインシュロックで取り付けたフォークブーツ
2022.05.13
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フロントフォークの組み立てはTL系のバイクでやっていたので、それが仇と成りついその通りにやってしまったのだ。何も考えずにアウターチューブにガイドブッシュをマイナスドライバーとハンマーを使って打ち込み、バックアップリングを取り付け、シートパイプを入れて底部のソケットボルトを電動インパクトで締め付け、インナーチューブを挿し込もうとした所でハッと気づいた。インナーチューブの先に付いているスライダーブッシュはガイドブッシュより径が大きい事を忘れていたのだ。一瞬で血の気が引いた。アウターチューブに打ち込んだガイドブッシュを取り外す事が出来なくなったのだ。ガイドブッシュを抜くにはアウターチューブの中に挿入したインナーチューブの先端にあるスライダーブッシュをガイドブッシュにスライダーハンマーの如くぶつけて抜くしか方法が無い。そのインナーチューブは外したままになっているのだ。やっちまった。これはえらい事である。事の重大さがハッキリするにつれ、口の中がカラカラとなり目まいがしそうになる。何とか方法はないかと考えながら取り敢えずシートパイプを取り外そうと底部のソケットボルトを片手で持った電動インパクトで緩めたら次の悲劇が起こった。一瞬で嫌な感触が手に伝わって来たのだ。ナメた。ソケットボルトの内六角の角をナメてしまったのだ。しかし一瞬だから大丈夫かもしれないと思い、今度は慎重に両手でキッチリ差し込み祈るようにしてインパクトのスイッチを入れるが六角ビットは虚しく空回りするだけだ。ダメだ。致命的なミスを犯した事に気づき心臓がバクバク鳴った。ここは慎重にやらなければならない箇所と言う事は分かっていた筈なのに…。二重にミスをやらかしてしまった。動揺を隠せないままに立ち上がったらインパクトのコードに足を引っ掛けインパクトがフロントフォークに当たり、フォークが足下に置いていた排出したフォークオイルが入ったボウルの上に落下。ボウルのオイルが辺り一面に飛び散りえらい事になってしまった。もう死にたい。一つ歯車が狂うと負の連鎖となり悪い事が次々と起こってしまう。ここらで気を落ち着けなければと、負の連鎖を断ち切るべく掃除に専念。さて、これからどうする。インパクトで締め付けられているボルトはネジザウルスを使っても緩むものではない。しかもアウターチューブの底部は凹みがありその中央にボルトがあるので、切断グラインダーを使う事もできずタガネを使う取っかかりも作れない。どうしようかと色々と考えたが最後の手段は潰れた頭にボルトを溶接して電動インパクトで緩める手しか思いつかないが、溶接が上手くできるかどうか自信がない。それでもこの状態で何とかならないものかと未練がましく、インパクトからビットを抜いて、潰れたボルト穴に突っ込みハンマーで叩き込み、インパクトのスイッチを入れると、何と!奇跡が起こりボルトが緩んだ。神だ。神が降臨されたのだ。やれやれ冷や汗ものである。直ぐにホームセンターに走りM8/25ミリ頭部6ミリ角のキャップボルト2本を買ってきた。しかし、これで難局を脱した訳ではない。ガイドブッシュの取り出しという大難局が待ち受けているのだ。シートパイプを抜いてアウターチューブの中を覗くと、段差になった内部にガイドブッシュがキッチリと面一で嵌まっているので上から掴む事は出来ないし、インナーチューブが外されている状態では下側から押し出す事も出来ない。お手上げである。新たに中古のフロントフォークを買うしか方法はないかも知れない。と落ち込みながら考えた。鉄鋸の歯でガイドブッシュを切断する方法は途方も無い時間が掛かる上に内部を傷付ける確率大であるので却下。ガイドブッシュをよく観察してみるとガイドブッシュには切れ目があり、アウターチューブに圧入されてから抜けないようにテンションが掛かるようになっている。更にガイドブッシュの下側には少しの隙間があるのを発見した。早速、先の丸まったタイヤレバーをガイドブッシュの下側に引っ掛けてみると何とか掛かることが分かったので、アウターチューブの口に古チューブの養生をして、テコの原理で渾身の力を込めてレバーを押し下げると僅かだがガイドブッシュが浮いて来た。一筋の光明が見えて来たのだ。天は我を見放した訳ではなかったようである。慎重に時間を掛けてガイドブッシュの円周に沿って少しずつ持ち上げて行くと半分位持ち上がって来た。よしよしもう大丈夫だ。しかしここで安心するとまた足下をすくわれ何か起こりそうな気がするので最後まで気を抜かずに頑張って何とか。やっと。取り出す事に成功した。何事も諦めてはならない。やればできるもである。これでフロントフォークを買わずに済んだ。今度は間違えないように、アウターにインナーチューブを先に突っ込み、ガイドブッシュを打ち込むのだが、今度はインナーパイプがあるのでドライバーでは打ち込みにくいし、オイルシールを打ち込むにも何か治具が必要である。オイルシールを打ち込むには専用工具があるようだが、インナーパイプより少し径が大きくアウターパイプより少し径が小さなパイプがあれば何とかなりそうなので適当なパイプを探してみたら、単管パイプがピッタリだった。早速、インナーパイプに養生のテープを貼って、ガイドブッシュにバックアップリングを乗せて単管パイプを使って打ち込む。バックアップリングを外してガイドブッシュの深さを確認して、バックアップリングを元に戻し、いよいよオイルシールを慎重に打ち込んで行く。ストッパーリングの溝が均等に現れたら打ち込み完了である。ストッパーリングを取り付けダストカバーを嵌め込んで全て完了である。後はシートパイプの先端にオイルロックピースを挿し込んでスプリングと共にインナーパイプに挿し込んでアウターチューブの底部のソケットボルトを締めるだけとなった。ソケットボルトを挿し込んでみるとシートパイプに届いていない?オイルロックピースが途中で引っ掛かっているのかもと思い、揺すったり、出し入れしてみたりしたが、どうやってもソケットボルトが届かない。嫌な予感がする。試しにオイルロックピースを外してシートパイプを挿入してみると、ソケットボルトがちゃんと届く。オイルロックピースを取り付けると届かない。インナーパイプの底部は穴が開いており、シートパイプが貫通する事は確認しているが、オイルロックピースが通るかどうかまでは未確認だった。もしかして、オイルロックピースはインナーチューブの穴径より大きい?先に入れて置かないとダメ?そう言えば分解した時にアウターチューブの一番底にあったのを思い出した。段々と不安が増幅して行く。負の連鎖は断ち切れていなかったのか。普通の人間なら2度ならず3度も失敗する事はあり得ないが、私は本当に3度目の失敗をしてしまったのだろうか?落胆しながらも、行った手順を思い返してみるも、頭がぐちゃぐちゃになって分からなくなってしまった。フロントフォークはアウターにインナーを通し、インナーにシートパイプを通す3重構造になっているので、頭がついて行けないのだ。3桁の数字の暗算はもはや出来ない頭になってしまっている。朧気な記憶を頼りに考えても仕方が無い。意を決して右側のフロントフォークをバラしてみる事にした。右側はオイル漏れもないので、このままにしておこうと思っていたのであるが、組み立て間違いではないかも知れないのでそれを確認するためにもこの目で見てみたいと分解を決意したのだ。分解は一度やっているので、手順通り要領よく出来たが、オイルを抜いてビックリ。こちらのフォークはオイルが灰色に変色してドロドロ、しかも容量が極端に少なく左側の半分強ほどしか入っていなかった。恐らく新車時から一度も交換していないと思われる酷さである。しかし、トラブルのお蔭で確認できた事は良かった。やはり、オイルシールを交換する時は左右同時に行うべきである事を痛感した。予めダストシールとストッパーリングを外して置き、インナーチューブも数回ゴンゴンとやるだけで簡単に抜けたので、いよいよシートパイプを抜いてオイルロックピースを確認すると、やはりインナーチューブの穴径よりも大きく、インナーチューブの先に嵌まるようになっていた。撃沈である。左側のフロントフォークはもう一度バラさなくてはならない。しかもバラすとオイルシールはもう使えない。フォークを2本バラしたので、オイルシールが1ヶ足りない。この暗算は直ぐにできたが、もう1ヶ買い直さないと先に進めない事が確定した。もうこれ以上は作業が進まないので、ここでストップ。傷心の内にすごすごとドンキーべースから引き揚げ、ワラビとタケノコの煮物をアテに350㎜Lのキリン一番絞りと清酒3合で溜飲を下げるしかない我が身が不憫であった。中華製のオイルシールと今回は使用しないダストシール頭が潰れたソケットボルトとホームセンターで買ったキャップボルトアウターフォークに嵌め込む前のガイドブッシュとバックアップリング単管パイプとの接触があった時の養生のためのテープを巻いたインナーパイプ単管パイプを使ってガイドブッシュとオイルシールを打ち込むシートパイプの先に嵌まったオイルロックピースシートパイプから外したオイルロックピースインナーチューブの先端
2022.05.10
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XLR250R(MD22)のオイルシールとフォークブーツが届いたので、交換作業を行う事にした。オイルシールはAliExpressでダストカバー付きの2ヶ入りセットで1,054円、送料78円の合計1,132円であった。安いのは良いのだが、中華から船で来るので、20日ほど時間を要した。フォークブーツはamazonで上部穴径40ミリ、下部穴径60ミリ、全長320ミリを2ヶセット 1,061円で購入。全長が20ミリほど長いが何とかなるだろう。これも中華製なので注文から20日ほどかかった。MD22のフロントフォークはカートリッジ式に変更されているので、部品がバラバラにならずに済むのが良いところである。タクトを置いた作業台を移動させて、XLR250Rのハンドルをホイストで吊り上げてフロントタイヤを浮かす。このバイクはフロントフォークの右側にアクスルシャフトを固定するアクスルホルダーが4本のナットで留められている。これを緩めてアクスルシャフトを抜くのだが、通常のバイクだとアクスルシャフトの片側はナット留めなのだが、このバイクはナットは無く、右側は六角になっており、左側はフォークのネジ穴にねじ込むだけになっている。屋外での整備性を考えての事だろうか、初めて見る構造である。フロントタイヤを外したら最上部のフォークボルトを緩めて置き、フロントフォークを下側から抜く。こういった作業はホイストが実に役に立つ。外した左側のフォークのアウターチューブの下部にあるドレンボルトを外すとオイルが出て来るが、フォークボルトを外しておかないと、空気が入らないので出て来ない。排出されたオイルは意外にもまだ赤味がかって非常に綺麗だ。オイル交換してさほど年数が経っていないようだ。オイルが抜けたら、アウターチューブの底部にあるソケットボルトを緩めるのだが、普通に緩めようとするとスプリングハウジングが共回りして緩まないので、ハウジングを固定する専用工具を使うのだが、過去に分解した時は全て電動インパクトで緩んだので、今回も6ミリの六角レンチを取り付けてガツンと一発。アッサリと緩んだ。スプリングハウジングを抜き出し、インナーチューブを抜こうとして引っ張っても抜けない。TL系のバイクなら直ぐに抜けるのだが、どういう訳か抜けないので、セローのSMで抜き方を調べてみたら、抜き方は書いていないが、インナーチューブを抜かずにオイルシールを交換する方法が書いてあった。ダストシールとオイルシールストッパーリングだけ外して、後は分解せずにフォークオイルをインナーチューブに一杯まで満たして、フォークボルトを締め、プレス機でフォークを縮めるとオイルの圧力によりオイルシールが抜けるとあるが、プレス機なんぞは持っていないので、他の方法をネットで探してみると、トップボルトのエアー注入口から圧縮エアーを注入する。それでも抜けない場合はオイルシールが嵌まっている辺りのアウターをヒートガンで炙る。とあるが、このバイクのトップボルトにはエアー注入口が付いていないのでこの方法は使えない。インナーチューブの抜き方はスライドハンマーの要領でガコンガコンと何回も内部パーツをぶつけると抜けるとあった。そういうものなのか。これならできる。やってみると数回で抜けた。分解した部品を見てみると、インナーチューブの先に付いているスライダーブッシュがアウターチューブの中にあるガイドブッシュより少し大きいので、抜き出す事はできないようだ。ガイドブッシュは圧入されているので、引っ張った程度では抜けて来ないという事が分かった。インナーチューブが抜けるという事は、ガイドブッシュとバックアップリングがオイルシールを持ち上げる事になるので、シールはアウターチューブの口ギリギリまで押し上げられていた。後はタイヤレバーで軽くこじれば直ぐに外す事ができた。ここまでは順調に行ったのだが、組立時に大変な惨事が起こった。オイル漏れを起こしている左のフロントフォーク右側のフロントフォークにあるアクスルホルダーアクスルホルダーを外さなくても緩めるだけでアクスルシャフトは抜けるようだ車体から取り外したフロントフォーク上部にはサビがあったフォーク排出したフォークオイル底部のソケットボルト電動インパクトで外したソケットボルト取り外したオイルシールストッパーリングとダストシールアウターブーツ出口まで上がって来たオイルシールインナーチューブの先に取り付けられているスライダーブッシュ
2022.05.08
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XLR250R(MD22)の新品カウルを手に入れたが、ライトが社外品なので綺麗に取り付ける事ができない。HONDA純正のライトカウルは廃番になっているので、ライトももう無いだろうなぁと思いながら、モノタロウのサイトにPLから拾い出したパーツナンバーを入力すると、何とヒットした。HONDA純正の新品の在庫がまだあるようだ。値段は3,390円と微妙な価格設定だ。PLの当時価格が1,500円。AliExpressのサイトで探してもライトは無かったので、仕方なくモノタロウに注文したら4日ほど遅れて届いた。中華ライトカウルが本当にMD22用かどうか確かめるためにHONDA純正ライトを合わせてみたら、ピッタリと収まる。取り付けビスや光軸調整ビスの位置も同じである。中華製MD22用ライトカウルは嘘ではなかった。疑って悪かった。キッチリ純正品をコピーした商品であった。モノタロウで買ったライトにはソケットもバルブも付いておらず、レンズはプラ製であったが一応STANLEYの刻印があったので、溜飲を下げたところである。HONDA純正のステッカーが貼ってある外箱STANLEYの刻印があるがプラ製のライトレンズライト裏(ソケットやバルブ、光軸調整のビスやスプリングも付いていない)MD22用中華製カウルにピタリと収まるHONDA純正ライト
2022.05.06
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XLR250R(MD22)のライトカウルは社外品がインシュロックでフロントに取り付けられていたが、真っ黒で純正品とは形が違うので違和感ありありである。純正品は既に廃番となっており、新品を入手する事はできないので、ヤフオクを探してみたら、中古品でも1万円近くの値段がついている。カウル如きにそんな金額は払えないので、更に探すとAliExpressなるサイトに中華品であろうが送料込みで4,582円の新品が売られていたので、即注文した。到着に3週間ほどかかったがMD22用のライトカウルが怪しげな段ボールに入れられ潰れた状態で届いた。宅配の兄ちゃんが中華から送られてくる荷物は酷い状態のものが沢山あるので、中身を確認して欲しいと言うので、その場で開封したがブツは傷も無く大丈夫だった。ライトの取り付け穴と光軸調整穴も純正と同じと思われる位置に開けられていたが、車体へ取り付けるボルト穴は開けられていなかった。工夫すれば何とかなるだろう。取り外したライトカウルからライトを取り外し、中華カウルにセットしようとしたら、取り付け金具の位置が違い、ライトの大きさも微妙に違う事が判明。他車の流用なのでそう上手くはいかないか。前面のパネルはデカールが貼られていなく、のっぺらぼうなので、Illustratorで何回も修正しながらデカールを作成し、複合機でコピー用紙に出力して色合いを確かめた上、ステッカー用フィルムに出力したら何と色目が全然違う。赤は色合わせをするのが難しいようなので、amazonでA4サイズのカッティングシート艶消し赤を380円で購入した。届いたシートは偶然にもコピー用紙に出力した色合いとほぼ同じであった。シートに型紙をセロテープで貼りつけ、カッティングナイフで切り取り、カウルのパネルに貼りつけた。シート厚も適宜で収縮性もあるので、気泡が抜けいやすく、屋外での使用もできるようなので、デカールにはピッタリであった。手元にあった透明フィルムに出力したHONDAのデカールを切り抜いて、シートの上から貼って完成である。後は取り付け方を考えるだけだ。中華から送られて来たカウルが入っていた段ボール(中身が大丈夫なら何の問題も無い)綺麗に形成されたPP製と思われるMD22用中華ライトカウル必要な箇所に穴開けされたカウルの裏面コピー用紙に出力した赤色(上)とステッカー用フィルムに出力した赤色(下)コピー用紙に出力した赤色(下)とamazonで購入したカッティングシートの艶消し赤色(上)前面パネルに貼ったカッティングシートとHONDAのロゴ側面の取り付けボルト穴は開けられていない
2022.05.04
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XLR250Rの整備を行うにつけ、パーツリストを手に入れるために、ヤフオクを漁ったら丁度880円の激安品が出品されていたので、即落札したら2日で届いた。購入したバイクはフレームナンバーから型式MD22で第8版のXLR250RⅢLとなるようである。このパーツナンバーをもとに、安い純正互換品が探し出せれば、良いのだが。無い場合はモノタロウで純正品を購入する事にする。早速、ライトカウルを探してみたが、純正の新品はもう無いようである。残念。パーツリストを購入してから思い出したのだが、YouTubeのまーさんガレージで海外のサイトではパーツリストが公開されているとの事なので、CMSのサイトを検索してみたら英語版だがMD22のパーツリストも公開されていたので、こちらで十分だった。まぁ安かったのでこれはこれで良しとしよう。880円のパーツリストMD16、MD20、MD22形式が記載されているPL
2022.04.07
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知り合いの空師から突然LINEにバイクの写真が送られて来た。何でも行きつけのバイク屋が病気で乗れなくなった客のバイクを引き取ったので、7万円でどうだろうと言う話しが回って来たらしい。購入希望者が1人いたのだが、新車を買う事にしたので、その話が私にまで届いた。バイクは減らしたいのだが、さすらいの野宿ライダー寺崎勉氏が愛用し、オーストラリアツーリングにも使用した本田のXLに一度は乗ってみたいと思っていた事もあり、写真ではそこそこ綺麗で最近まで乗っていたのでエンジンは掛かるようだが、フロントフォークのオイル漏れ以外は大きな損傷箇所も無いらしいという事前情報だけで、現物を見ない内に即断をしてしまった。工作車の横向き座席は外したが、ギャレーを残したままにしていたので、バイクの積み降ろしが一人では難しいかもと思い、年度末で忙しいとだろうと思いつつもデアベルさんを無理やり誘って回収に向かった。持ち帰ったバイクをバイクブロスの写真と基本スペックを参考に一通り調べてみた。このバイクはHONDA XLR250Rの1992年(平成4年)モデルでXLから続くXLRシリーズであるMD16型、MD20型と続き、最終バージョンのMD22型である。1995年からはXRシリーズになったようである。MD22型のエンジンはSOHC空冷単気筒4バルブ249cc、最高出力28PS。6速リターン、ブレーキは前後ディスクでバッテリーレス仕様となっている。社外品取り付け箇所はブレース付きアルミカラーハンドル、ナックルガード、アルミスリップオンマフラー、エキパイガード、リアキャリア(純正)、スマホホルダーその他にレンサルのステッカーが貼ってあるアルミ製のスイングアームだが、純正なのか社外なのか良く分からない。残念な点は、左のフロントフォークからのオイル漏れ、左右ダストカバーの欠品、左右フォークブーツの欠品、インシュロックで留められた社外の安っぽいフロントカウル、ワイヤが外されているデコンプ、変形した右ステップであるが、フロントカウル以外は直せそうである。バイクブロスの写真ではテールランプとナンバーの取り付けが違うので、この車両は改造しているのかも知れないが、こちらの方がスマートなので全く問題無い。タンク内は錆一つ無くピカピカだったので一安心だ。走行距離はメーター読みで35,490㎞なのでまずまず走っている車両のようである。エンジンはバイク屋で一度掛けていたが、主人が言うにXLは掛けるのにコツが必要、キーをONにする前に2、3度キック、キーをONにしてチョークを微妙に引いて、アクセルは煽らずキックするとの事だったが、普段通りやってみると掛かりは悪いが何とか掛かった。エンジンが温まるとアイドリングも安定してくる。この状態だと再スタートは1発で始動する。最初に掛ける時にはセルが欲しいと思うが、慣れの問題だろう。バイクの走行状態を確かめるために近所を少し走ってみた。ブレーキは前後共ガツンとは効かないが、この当時のバイクなら許容範囲だろう。クラッチはビックリするほど遠い。これは調整が必要だ。エンジンは流石HONDA車回転もスムーズに上がり、パワーもある。シフトの感覚も問題ない。このままツーリングにでも行けそうである。取り敢えずはフロントフォークのオイルシールとダストシールそれにフォークブーツを発注して、4月になったら名義変更をして置く事にしようと思うが、もう4月だ。右側1右側2左側1左側2スピードメーターと走行距離アルミハンドルとスマホホルダーピカピカのタンク内部凹みがあるスリップオンマフラーアルミのナックルガードエキパイガードレンサルのステッカーが貼ってあるアルミスイングアームオイル漏れを起こしている左側フロントフォークフォークブーツが欠品となっているフロントフォーク表面がザラザラに劣化したフロントフェンダーカラーも形状もへんてこな無理やり取り付けられたフロントカウルワイヤが外されているデコンプ変形した右ステップ
2022.04.01
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