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純正のステーはサイレンサーに遊びを持たすために、ゴムの緩衝材が付いているが、無くても大丈夫だろうと思い、直付けにする事にした。材料はやはりアルミが欲しいが、薄物ではダメだ。5ミリ程の厚さのアルミは無いものかと探していたら、お好み小屋として使っているトラックのアルミ荷室の扉を留めるヒンジが一つ壊れたまま付いているのを見つけた。厚みも7ミリと申し分ない。早速、真っ赤に錆びたボルトを外して壊れたヒンジを取り外す。
このヒンジの厚さは7ミリだが段になっていている所は10ミリ程もあるので、切断が難しい。そこで、切断を容易にするため、この前買った卓上ボール盤の出番となった。切断ラインに沿って多数の穴開けを行うのだ。始めて使うボール盤はテーブルの上下も思った程精度は悪くないし、錐のブレも許容範囲だ。穴開けは普通の錐が使えるので、手持ちの安物を取り付けてみたが、ハンドドリルを使用するのとは全く違った感覚で、アルミだといとも簡単に穴開けが出来てしまう。切り屑もドリルでは粉状だが、ボール盤だと螺旋状になって排出される。錐がしっかり仕事をしている事が分かる。安物の錐がプロ用錐に成り代わったように切れるのだ。素晴らしい。
穴開けが終わったので、鉄ノコで切断して行ったが、時間が掛かるので途中からグラインダーに切り替えて切断。厚みも7ミリに揃えた。大まかな形が出来たので現物合わせで、ベンチグラインダーで微調整を行う。取り付け穴と軽量化と見た目の良さを考慮し、肉抜きの穴を開け、ナイロンディスクで仕上げ、最後はバフ掛けを行って完成だ。
フレーム側の取り付け穴の位置を間違え、余計な小さな穴が開いてしまった事と、肉抜き穴のセンターの罫書き線を間違え、穴開けの途中で修正したので穴が少し歪になったのに伴い、穴が大きくなり、3箇所開ける計画が2箇所になってバランスも悪くなったが、ボール盤初デビューなので、こんなもんであろう。
トラックのアルミ荷台扉の壊れたヒンジ
ボール盤での穴開け作業
グラインダーで切り出して取り付け穴を開けたステー
肉抜きの穴を開けナイロンディスクで磨いたステー
車体とサイレンサーを繋いだステー
やっちまった電装 2020.05.24
エンジンが掛からない訳 2020.05.22 コメント(6)