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1.燃料
何年前か分からない古い燃料を全て捨てて、新しい混合油を作ってタンクに入れた。
2.スパークの確認
プラグを抜きキックしてプラグからの火花を確認。
3.キャブレター
開けてみると中は綺麗で、汚れは皆無であり、ジェット類もピカピカに光っていたが、全バラにして全ての穴とパーツを洗浄し、貫通を確かめた。
見落としがあるかもと思い、合計3回バラして念入りに掃除した。フロートがプラなので、油面調整は出来ない。フロートバルブの段付きも無い。当然メインジェット、パイロットジェットの小さな穴、本体側の穴も全て貫通を確認。
エアークリーナーを外しているので、エアーの入り過ぎを考慮し、エアースクリューやアイドリングスクリューを全閉から小まめに調整するも変化なし。
チョークを引いたり、半戻し、戻しと色々試すが変化無し。
アクセルを全開、全閉、アオリなど試すが変化無し。
ドレンボルトを緩めると燃料は出て来るし、キャブをバラした時にも燃料はフロートチャンバーに一杯溜まっている。
4.予備のキャブレター
清掃済みの予備のキャブレターに換装するも掛からない。初爆すらない。
5.強制始動
エアークリーナー側のダクトからパーツクリーナーやキャブクリーナーを吹いてキックするも初爆すら確認できない。
6.サイレンサー
サイレンサーに詰まりがないか、排気口から棒を突っ込んでみるも、詰まりなし。
7.CDI
TLM50はCDI点火となっているので、CDIの故障により点火時期が狂っているのかもと思い、予備機から外して付け替えるも変化なし。
8.プラグ
プラグからの火花が少し弱いように感じたので、予備機から外して付け替えると、少し太い火花になったが掛からない。本機のプラグは7E、予備機は5E。
9.圧縮
キックをしているとかなり軽い感触である。手でキックを押し下げても軽く下がるので、圧縮漏れの可能性を疑い、ヘッドを外してピストンを下げてシリンダーの壁面を点検するも、傷などは見当たらない。
以上の事をやってみたが、全く掛からないし、掛かる気配もない。泥沼に入り込んでしまった。何故掛からないのか分からない。キャブのクリーニング不足があったとしても、掛かる気配くらいはあるが、それも無い。
エンジン始動のポイントは良い燃料、良いスパーク、良い圧縮の3良いなので、全て確認したつもりであるが掛からない。何か初歩的なミスか?それともシリンダーまで外しての確認が必要なのか?
昨年、エンジンが止まった時の感じは、エンジンのパワーが無くなったので、アクセルを煽るも、反応せずそのまま回転が落ちて行き、エンジンストップとなったので、キャブが一番怪しいと思うのだが、これ以上掃除のしようがない。電気系なら直ぐにエンジンが止まる筈である。
このブログをご覧の方々にお願いします。どんな些細な事でも結構ですので、ヒント、アドバイス、ご指南をお願い致します。
全くエンジンが掛からなくなったTLM50
3回もバラしたキャブ
清掃を終えたジェット類
ピストンを下げて目視で行ったシリンダーの状態
エンジンが掛からない原因が判明 2021.06.23 コメント(6)
ニードルジェットの調整 2021.06.22