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最近のクルマのライトレンズはコストダウンと事故の時の飛散防止のために、ポリカーボネート製になっている。複雑な形に整形出来るのは良いのだが、ガラスと違ってどうしても太陽光などによる黄ばみが生じてしまうのがいただけない。時々真黄色に曇っているクルマを見かける事があるが、他が綺麗でもポンコツに見えてしまうし、車検時に光量不足を指摘されそうである。ライトレンズだけは丸目で良いから昔のようにガラス製で作って貰いたいものである。
工作車のライトの取り外しは簡単である。フロントグリルを留めているビスを1本外し、5箇所のプラロックを抜くとグリルは外れる。ライトとコーナーランプを同時に押さえているビス1本を外すとコーナーランプが外れる。後はライトを留めている10ミリのボルト4本を外して、カプラーを抜けばライトケースごと取り出す事ができる。
レンズ磨きだが、最初はピカールで磨いたが歯が立たなかったので、ライト磨き専用のPBクリーンを買って、磨いたら結構綺麗になってその場では満足したが、黄ばみを完全除去とは行かなかった。新車時のような透明感を出すにはやはり、レンズにコーティングされているクリアー塗装を完全に削り落とさなければならないようである。
そこで今回はモノタロウで買った400番、800番、1500番の耐水ペーパー各5枚入り149円で磨いて行く事にした。先ず400番でクリアー塗装を全て剥ぐまで水研ぎを行う。磨いて行くと黄ばんだ汁が垂れて来るが、そのまま磨くと今度は白い汁に変わる。クリアー層が除去出来た証拠であるが、レンズの表面はスリガラスのように曇ってしまった。但し黄ばみは除去出来たようである。次は800番で磨くが目立った変化は無くスリガラス状のままだ。最後に1500番で磨くが同じように透明感はない。大丈夫だろうかと少し不安になる。
次は表面をよく乾かしてピカールで磨いてみると、段々と透明度が増して来るのが分かる。随分と綺麗になった感がある。これでも良いようだがPBクリーンで磨いてみると、更に透明感が増した。もう新車のライトと遜色が無いまでになった。
このまま車体に取り付けると、黄ばんで来るのが早いようなので、ウレタンクリアーを60cc作って3回吹いて乾燥させる。普通のクリアー塗装でも良いようだが、それだと更に水研ぎが必要との事なので、ウレタンにした。ウレタンクリアーだと水研ぎが不要なのだ。
乾燥後車体に取り付けてみると、写真では違いが分かりずらいが、明らかに違いが分かる。綺麗だった左ライトが少し黄ばんで見える。ライトレンズの黄ばみ取りは、市販されている高価なヘッドライトクリーナーでは、まあまあ綺麗になったかなぁ程度であるが、安い耐水ペーパーとピカールやコンパウンドの方が確実に新車時の透明度が戻って来る事が確認できた。レンズに穴が開くまで磨くにはもう5回程出来るだろうが、その頃にはもう死んでいる事だろう。
黄ばんだ右ライト
コーナーランプのレンズと比較すると黄ばみ具合が良く分かる
400番で水研ぎしたライトレンズ
800番で水研ぎしたライトレンズ
1500番で水研ぎしたライトレンズ
ピカールで磨いたライトレンズ
PBクリーンで磨いたライトレンズ
ウレタンクリアーを吹いて車体に取り付けた右ライト(左の方が少し黄ばんで見える)
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