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新聞 Opera ▼ボローニャ歌劇場日本公演 2006年5月31日(水)付 毎日新聞夕刊 「連隊の娘」全曲は日本初演。 Ballet ▼Review ボリショイ・バレエ「開花したザハーロワ」 評:三浦雅士 2006年5月31日(水)付 毎日新聞夕刊 Musical Theatre ▼ミュージカル「Into the Woods」 2006年6月2日(金)付 読売新聞夕刊
2006年05月31日
Ludovic Tézier 1968年 フランス・マルセイユ生まれ 現在38歳?UN BALLO IN MASCHERA June 2007 PARIS OPERA BASTILLE Marcelo Alvarez, Ludovic Tézier Onegin スカラ座 オネーギン サッバティーニ、グリャコワ、LE NOZZE DI FIGARO Graf Almaviva Wiener Staatsoperndebüt am 29. März 2005Queen of Spade (2005)... イェレツキー公爵 「スペードの女王」 ガルージン、Carmen (2004) .... エスカミーリョ オランジュ音楽祭 アラーニャ ベアトリス・ウリア・モンゾンTroyens, Les (2004) .... コレーブ Chorèbe ベルリオーズ「トロイ人」 アントナッチ グレイアムBohème, La (2002) .... Marcello マルチェッロ ビリャゾンLucie de Lammermoor (2002) .... Lord Henry Ashton チョーフィ、アラーニャ、デッセイ Alceste (1999) ... Un héraut/Apollon オッター、グローヴスComte Ory, Le (1997) .... Raimbaud Nozze di Figaro, Le (1994/II) .... Il Conte Almaviva***************************「カルメン」2004 と、いうわけで早速、オランジュ音楽祭を引っ張り出して見ました。テジエはエスカミーリョ、闘牛士の歌をスロー~~~テンポで歌います。オケは速くいきたがってた。ところがもっとすごいのがアラーニャの♪花の歌。完全に自分の世界でアカペラ状態。すご~~~く長く伸ばすのでびっくり。いいのでしょうか? チョン・ミョンフンさんも大変だったでしょうね。楽屋でぶちきれてなきゃいいんですけど…。でもラストの場面など、ほんとにアラーニャはすばらしい! 入りまくり。それにしてもテジエのエスカミーリョは落ち着き払っていましたね~かなり声が低いバリトンですね。イェレツキーはやはり低いバリトンでないと難しいのでしょうか。アーヴィン・シュロットなんかも良さそうですよね、イェレツキー。日本でスペードやってくれないかしら~最近毎晩ナイトキャップ(?)はテジエのイェレツキーのアリアです。ロシア語がわからないのが悲しい~ 誰かカタカナつけてくれないかしら。
2006年05月29日
ワールド・トピックスHamburg▼驚きのニュースが! 服部有吉さん、ハンブルク・バレエ退団です。 彼のコメントがsachikom さまのサイト、ハンブルクバレエ熱に掲載されています。NY▼The New York Times ABT "All-Star Stravinsky" programs ヘスス・パストールについても言及あり。London▼Live Screen Relays 2006 The Royal Ballet The Sleeping Beauty 1 June at 7.30pm The Royal Opera Le nozze di Figaro 28 June at 7pm Turandot 7 July at 7.30pm ROHのバレエやオペラを英国各地の広場に中継するイベントが行われるようです。楽しそうですね~。映像はBBCで生でも放送されるのでしょうか?Paris▼Le Ballet de l'Opéra de Paris La Dame aux camélias - John Neumeier いよいよ6月20日から。7月15日まで。パリのガルニエ宮で。
2006年05月29日
ウィリアム・タケット ストーリーガーディアン記事から「プロット・ホールにご用心」ロイヤル・バレエでばあちゃん役をやらしたら右に出るものがいないウィル・タケットがオスカーワイルドのお化け話をどうして舞台化したのかジュディス・マッケレルに赤裸々に語った!(中略)タケット自身も認めることだが、1988年にロイヤル・バレエ・スクールを卒業した時、彼は、背がひょろっと高すぎ、青い瞳は鋭すぎ、ちょっときかんぼうの雰囲気で、とても将来、古典バレエの王子様役をやれる資質を備えているとは言いがたかった。それでも他のバレエ団が違う目のつけどころをする暇もなく、彼はサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ(現バーミンガム・ロイヤル・バレエ)、そしてロイヤル・バレエという出世コースに入った。彼は悪党役、おばちゃん役、主役の3枚目の友人役といった英国の伝統的なストーリー・バレエには欠かせない役柄を踊るのに理想的な、活き活きとした創造性豊かな知性を備えていて、それが彼の売りだった。18年以上にわたって、タケットは、ほとんどサイコパスのようなティボルトから、「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」のデカパイ・ハチャメチャ・オバタリアンのシモーヌ未亡人に至るまで、自分の役に天才的な役作りをしてきたのだ。英国のバレエ界にとってはもっと重大なことだが、タケットは、大胆な実験的な興味を持って、自分独自のダンスを作ろうとした。この能力は確立するのに時間がかかった。完全に自分のものと呼べる振付の方法を確立するまでいくつか壮大な失敗作を生んでしまった。「ザ・クルーシブル」の舞台化(*アーサー・ミラーの戯曲「坩堝(るつぼ)」を原作として2000年4月にコヴェントガーデンでプレミア)は、無慈悲にもくそみそに批評され、これは彼を長年苦しめた。苦笑いしながらタケットは言った。「まるで死んだ猫の襟巻きをしてるみたいだったよ。」タケットにとって非常にありがたいことに、それでもロイヤル・バレエはタケットの潜在能力を信じ続けた。「ロイヤルは僕が不遜な態度でも許してくれた。僕が自分がいったい何をやっているかわからなくて、事故って炎上していても見過ごしてくれた。」ロイヤルは彼に振付の機会を与え続けただけでなく、外部からの仕事の依頼を受ける時間の余裕も与えてくれた。それが映像作品や芝居といった彼にとって初めてで心もとない実験的な作品であってもだ。しかし、ここ数年の一連の作品でついにその信念は報われたのだ。それらの作品は大胆で、しばしば、タケットのほかに類を見ない経験豊かな創造性に裏打ちされた輝かしいほどのオリジナリティーに満ちた独自の世界だ。タケットは、優美な雰囲気に富んでいる「ねじの回転」、そして「ピノキオ」「ウィンド・イン・ザ・ウィロウズ」の2作のファミリー向きの作品、加えて、ウィットに富んだ大人向けの作品で、ミュージカル作品と融合した舞台化をしたストラヴィンスキーの「兵士の物語」で成功を収めた。これらに続く作品が、最近製作依頼を受けた大変話題の2作品、イングリッシュ・ナショナル・バレエのオスカー・ワイルドの「カンターヴィル・ゴースト」の脚色作品とロイヤル・バレエの2006-07シーズンのクルト・ワイルの「七つの大罪」の新作である。タケットは「カンターヴィル・ゴースト」の製作依頼は驚きを禁じえないものだったと語る。その当時ENBの監督だったマッツ・スクーグが子どもを連れて「ウィンド・イン・ザ・ウィロウズ」と「ピノキオ」を見に行って、うちのバレエ団にも同じような(ファミリー向けの)レパートリーが欲しいと思ったのがきっかけで、依頼が来たのだ。タケットにとって物語が決まってないで依頼が来るのはあまりないことだったが、彼は45冊もの子供向けの本を読破し、彼の想像力をかきたてる台本を徹底的に探した。オスカー・ワイルドの「カンターヴィル・ゴースト」に行き当たるや、おあつらえ向けの作品だと悟った。「これは子どもにも大人にも楽しめるストーリーだし、筋立てに抜けてる部分があるので、そこにダンス・シーンを盛り込めると思ったのです。」この教訓的なお話は、オスカー・ワイルドのあまり知られていない作品で、騒々しいアメリカ人一家がイギリスの壮麗な邸宅に越してきて、もともと住みついていた貴族の幽霊達と大騒動を繰り広げるストーリーだ。タケットは、通常だったら、ワイルドの言葉の紡ぎだす絢爛たる世界は、バレエの題材としては不向きであると考えたに違いないと言う。彼をひきつけたのはストーリーが「すごくおかしくて、おもしろくて、浮かれていて「アメリカ人嫌い」なものだったから。」でも、変わり者のタケットが、一番気に入ったのは、ストーリーが「すごくいい加減」なことだった。「娘のヴァージニアが幽霊の国に連れて行かれるシーンがあるのですが、そこで何があったか、ワイルドは書いていないのです。ワイルドは単に細かく書いたりするのがわずらわしかったのでしょう。でもこれは私にとってはすばらしいことです。自分でそのギャップを埋められるからです。古典作品の第2幕にあたる部分を加えました。すなわち、「お化けの舞踏会」です。」自分でも驚いたことに、タケットは古典的で伝統的な振付ができることを大いに楽しんだ。「私は長いことトウ・シューズやその詰め物から遠ざかっていました。でもいったんやらねばならないとなったら古典バレエの振付に戻るのがとてもすばらしいことだとわかったのです。ほんとに驚くべきことです、自分で新しい振付を作り出さなくてもよいなんて。」そうは言っても「カンターヴィル・ゴースト」は旧来のタイプのバレエではない。ストーリーの一部はマイムで表現するのが難しいとタケットは考えたので、アイルランド人の劇作家、マイケル・ウエストに依頼して、ナレーションを書いてもらった。ナレーションは録音で流される。(「待ちきれないよ」タケットは興奮して語る。「ドクター・フー(**)はホラーにはぴったりのすばらしい声ですからね。」)これもすぐに再演される作品になりそうではないか? ロンドンのアルメイダ劇場で予定されているクリスマスのショーとか、ROH2でのスティーブン・ソンドハイムの「イントゥー・ザ・ウッズ」の新制作版のように。タケットは演出家としても必要とされている。次のロイヤルとの作品での彼の役目は厳密に言うと振付ではない。「七つの大罪」は、彼の言い方を借りれば、「バレエ・シャンソン」で、もっとも大きな挑戦はステージの上で歌手を演出する方法を見出すことだ。これはケネス・マクミランやジョージ・バランシンといった著名な振付家が失敗してきたことだ。タケットとデザイナーのレズ・ブラザーストンはそのような依頼は断るところだったが、タケットにとって「家族」であるロイヤルとの仕事を無下に断ることはしたくないことだった。タケットは今でもロイヤルバレエで、長年慈しんできたキャラクター・ロールを選んで踊っている。「この間の夜、カルロス(アコスタ)とマリアネラ(ヌニエス)が主役の「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」でシモーヌ未亡人を演じていました。ブラをつけて座っていて、彼らの最後のシーンのパドドゥを見ていたら、このような素晴らしい人々といっしょの舞台の一部でいられることは、なんて幸せなんだろうと思ったのです。」タケットの顔は特別な愛情と誇りに輝いていた。「これはおいそれとやめられないですね。」(了) *The Crucible choreographed by William Tuckett premiere April 2000 Covent Garden **ナレーターのトム・ベイカーは、BBCの番組「ドクター・ フー」の題名役で有名。The Guardian"Beware of the plot holes" Thursday May 25, 2006ttp://arts.guardian.co.uk/features/story/0,,1782512,00.html(without top "h")***************偶然ですが、サイモン・キーンリーサイドも同じ2006-07年シーズンにクルト・ワイルの「七つの大罪」に出演します。こちらはベルリン・フィルとの共演。タケットの“バレエ・シャンソン”「七つの大罪」は2006-07年のROH メインホールの最後のバレエシーズンで登場するようです。
2006年05月27日
パリ・オペラ座 チャイコフスキー 歌劇「スペードの女王」 〈全3幕〉新総監督ジェラール・モルティエパリ・オペラ座、ネザーランド・オペラ、テアトル・コムナーレ・フィレンツェ共同制作仕官ゲルマン : ウラディーミル・ガルージン リーザ : ハスミク・パピアン 伯爵夫人 : イリーナ・ボガチェヴァ トムスキー伯爵 : ニコライ・プティリン エレツキー公爵 : リュドヴィク・テジエ ポリーナ : クリスティアネ・ストテイン チェカリンスキー : フセヴォロト・グリフノフ スリン : セルゲイ・スティルマチェンコ マーシャ : イリーナ・チスチャコヴァ 合唱: パリ・オペラ座合唱団 オー・ド・セーヌ聖歌隊 パリ・オペラ座児童合唱団 管弦楽 : パリ・オペラ座管弦楽団 指揮 : ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー 美術 : ダヴィート・ボロフスキー 衣装 : クロエ・オボレンスキー 演出 : レフ・ドーディン 字幕 : 小林 久枝 収録:2005年6月13/16/19日, パリ・オペラ座放送:2006年 5月27日(土) 23:00 ~ 翌 02:04 NHK BS-hi ハイビジョン クラシック館******************************Ludovic Tezier !! びっくりです。すばらしい!イェレツキー公爵の♪ You seem unhappy my beloved(私は貴女を愛しています) ものすごくよかった。この歌ってこんなに泣けてくる歌だったのだと初めてわかった。
2006年05月27日
English National Ballet"The Canterville Ghost"25 May - 3 June New Wimbledon TheatreChoreographyWill Tuckett Story Based on a novella by Oscar Wilde Music Martin Ward Set design Dick Bird Costume design Sue Blane Lighting design Neil Austin NarratorTom Baker(a recorded narration)English National Ballet's brand new family balletWhen the Otis family moves from the United States to a rambling English haunted house, Canterville Chase, everyone thinks they are very foolish. But Mr and Mrs Otis, their darling daughter Virginia and the cheeky twins are not remotely spooked by the Canterville Ghost who tries everything in his power to frighten the family. The tables are turned as the twins play dastardly tricks on the Ghost until he becomes a quivering wreck. Only the lovely Virginia can release him from his sorry state. Guardian - Tuckett StoryIndependent - Preview: The Canterville Ghost, New Wimbledon Theatre, London Related Links - (TV)カンターヴィル・ゴースト (BOOK)"The Canterville Ghost"
2006年05月27日
東京のオペラの森2006「オテロ」が放送されます。≪ハイライト≫2006年6月18日 22:20~NHK 教育 「芸術劇場」≪全編≫2006年8月19日(土)午前2時~NHK BS2 「クラシックロイヤルシート」※変更になりました。東京のオペラの森オフィシャルヴェルディの「レクイエム」の方もぜひ放送お願いいたします。
2006年05月23日
Volpe Gala: The Metropolitan OperaTHE METROPOLITAN OPERA IN NEW YORK-- JOSEPH VOLPE GALA -- Performance Dates Saturday, May 20, 20065:30 pm The Met Salutes Joseph Volpe include:Ildar AbdrazakovRoberto Alagna Stephanie Blythe, Olga Borodina, Dwayne Croft, Natalie Dessay, Plácido Domingo, Renée Fleming, Juan Diego Flórez, Mirella Freni, Marcello Giordani, Susan Graham, Denyce Graves, Thomas Hampson, Ben Heppner, Dmitri Hvorostovsky Karita Mattila, Waltraud Meier, James Morris, René Pape, Samuel Ramey, Kiri Te Kanawa, Ramón Vargas, Deborah Voigt, Frederica von Stade, Dolora Zajick Conductors:Marco Armiliato, James Conlon, Placido Domingo, Valery Gergiev, Peter Schneider, Patrick SummersThe Gala will include excerpts from operas by Alfano, Berlioz, Donizetti, Gershwin, Gounod, Korngold, Mozart, Offenbach, Puccini, Rossini, Tchaikovsky, Verdi, and Wagner and operettas by Offenbach and Johann Strauss, Jr., as well as well-known songs from American musical comedies, and Neapolitan and Spanish songs. In addition, two songs written especially for the occasion by American composer Ben Moore will receive their premiere. The Metropolitan Opera Orchestra will be featured in the overture from Glinka's Ruslan and Ludmilla and the Intermezzo from Leoncavallo's Pagliacci, and the Met Chorus will be featured in the Easter scene from Mascagni's Cavalleria Rusticana and the Entrance of the Guests from Wagner's Tannhauser. メトで、すごいガラが行われるのですね! オペラキャストさま、感謝です。足を向けて寝られませんとはこのことです。日本時間で5月21日(日)の朝です。***********アメリカ・テネシー州ノックスヴィルの放送局の日本時間午前9時からの放送を聴きました。なんと放送時間4時間44分。ミレッラ・フレーニが長~くしゃべりました(笑)。前半の圧巻はナタリー・デッセイ。拍手が鳴り止みません。後半も次々とすごいメンバーが登場しました。ハンプスン、アラーニャ、ホロストフスキー、パーペ。 ホロストフスキーのロドリーゴ、すばらしかったです。ここぞと自らの特長を生かしたガラ向きの歌いっぷりでした。 ハンプスンの声はほんとに宝物のように美しい。 アラーニャもすごく「ハンサム」な声で酔いました。ホロストフスキーのあとは嫌だっただろうと思いますがパーペもすごくすばらしかったです。あとはヴァルガス! ものすごくよかった。日本公演が楽しみです。さすがメトというラインナップ、映像で早く見られることを願っています。 リチートラさん、出てましたか? ハンプスンの後すぐレイミーになりましたが?1.♪We're very Concerned 大爆笑。こういうのがあるのがアメリカ!という趣。2.ゲルギエフ指揮 ♪3.ワーグナー「タンホイザー」から♪入場行進曲 ペーター・シュナイダー指揮 合唱メトロポリタンオペラ合唱団4、ジョアキーノ・ロッシーニ♪ ファン・ディエゴ・フローレス 5、ロッシーニ「アルジェのイタリア女」♪ オルガ・ボロディナ、イルダー・アブドラザコフ、 ディヴィッド・ワン with メットコーラス すごくユーモラスで笑いをとっていた。6、パブロ・ソロサーバル「港の酒場女」♪~そんなことはあり得ない プラシド・ドミンゴ 「ドミンゴはきょう指揮もやるんですよ~」7、Nacio Herb Brown ♪je chercher millionaire ジュ・シェルシェ・ミリオネア (フランス語) フレデリカ・フォン・シュターデ ピアノ伴奏 英語のしゃべりあり。「すみません~ あんた金持ち? いくらぐらい持ってんの~ Are you rich? (笑) Never mind」8、Tchaikovsky:Eugene Onegin チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」から♪ポロネーズ Dancing bears and birds?9、Vincenzo Bellini "La Sonnambula" Natalie Dessay から♪ ナタリー・デッセイ10、Mozart"Le Nozze di Figaro" ♪Hai gi vinta la causa!~Aria- Vedrò mentr'io sospiro Dwayne Croft(Br) モーツァルト「フィガロの結婚」から ♪もう訴訟に勝っただと~アリア:溜め息をついている間に ドゥェイン・クロフト(アメリカ人)11、SHOW BOAT♪"Can't Help Lovin' That Man," Denyce Graves ジェローム・カーン作曲、オスカー・ハマースタイン作詞「ショウ・ボート」から デニース・グレイヴス12、Verdi: Il Trovatore Renée Fleming ヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」 ルネーフレミング13、Wagner: Der fliegende Holländer (The Flying Dutchman) James Morris ワーグナー「さまよえるオランダ人」から ジェームズ・モリス14、Berlioz: Les Troyens Waltraud Meier ベルリオーズ「トロイ人」から ワルトラウト・マイヤー15、Media The New York Times -Classical Music Review Joseph Volpe Gala An Exit Con Gusto: More Than 5 Hours of Honor for the Met's Volpe By ANTHONY TOMMASINI Published: May 22, 2006 この記事に写真のスライド・ショーもついています。豪華な雰囲気がわかります。 to be continued
2006年05月20日
「こうもり」の会場でもらいました、「チケットクラシック6月号」(無料)表紙がクーラです。りょーさまのところに出ていたので見たいなーと思っていたのです。 ▼なんと~ザルツブルクイースター音楽祭の「ペレアスとメリザンド」の記事が出ていました~至福。曰く、『ドビュッシーの歌劇≪ペレアスとメリザンド≫で歴史的名演』だ、そうです。そうでしょう、そうでしょう、うんうん。 ▼特集は「6,7月のオペララッシュ」 ▼真忠久美子の特集記事 ▼ランランのピアノ・リサイタルが10月10日に東京で行われます。 これはかなり行きたいかも。 ランラン公式ウェブサイト
2006年05月20日
ローラン・プティ「こうもり」2006年5月20日(土)東京・初台・新国立劇場・オペラ劇場 スタッフ 【振付】ローラン・プティ【音楽】ヨハン・シュトラウス2世【編曲】ダグラス・ガムレイ【振付指導】ルイジ・ボニーノ【舞台美術】ジャン=ミッシェル・ウィルモット【衣裳】ルイザ・スピナテッリ【照明】マリオン・ユーレェット/パトリス・ルシュヴァリエ【舞台美術・照明補佐】ジャン=ミッシェル・デジレ【舞台監督】森岡 肇【指揮】デヴィッド・ガルフォース【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団 キャスト ベラ: アレッサンドラ・フェリ(19・20・21日) 草刈民代(26日) 真忠久美子(27日) 湯川麻美子(28日)ヨハン: ロバート・テューズリー(19・20・21日) 山本隆之(26・28日) 森田健太郎(27日)ウルリック:(*吉本泰久、怪我によりキャンセル) 小嶋直也(19・20・21日) ルイジ・ボニーノ(26・27・28日予定)メイド:楠元郁子グランカフェのギャルソン: マイレン・トレウバエフ 江本拓 奥田慎也(*グレゴリー・バリノフ、キャンセル)フレンチカンカン:厚木三杏 寺島ひろみ 西川貴子チャルダッシュ: マイレン・トレウバエフ 遠藤睦子 川村真樹 寺島まゆみ 西山裕子 本島美和 丸尾孝子警察署長 ゲンナーディ・イリイン 内冨陽子/さいとう美帆/高橋有里/安井紫/市川透/貝川鐵夫/陳秀介/冨川祐樹/中村誠新国立劇場バレエ団やっぱり、新国立の「こうもり」見たくなってきょう行ってきました~テューズリー、フェリはやはりよかったです~でもきょうの一番はチャルダッシュのマイレン・トレウバエフでした。すばらしかった。見ているだけでどきどき動悸がしてきたのは彼の踊りだけでした。すごいオーラを放っていました。プティの「こうもり」は私にとってはやはり、ヨハン次第なのです。テューズリーはとても踊りが美しくてスタイルもすばらしく、ノーブルですてきでした。しかし、第1幕4場、マキシムでのソロではあれ?というところがあり、第2幕の第5場のソロでは、おいおいおい、というのがありました。それはともかく、この作品のヨハンはまず色男でなくてはいけないんです。存在そのものがセクシーでないといけません。ジェームズ・ボンドがショーン・コネリー以降の役者ではいまひとつピンと来ない、こう言えばわかりやすいですよね。ヨハンは、私にとってはデニス・ガニオがデフォルト(初期設定)なのです。もうセクシーそのものです。ムッルはまた違う色気を放っていました。ムッルは言ってみれば自分はその気がなくても女が次から次に擦り寄ってくる、そういう色気です。テューズリーはエロ男にはなりきれない上品な紳士ですね、言ってみれば、おっさん。上品なおっさんです。しかし彼のダンスも美しかったです~強烈なオーラはないですが、美しかったです。さわやかな水のよう。アラベスクの美しさといったらありません。足が長いので。マノンのデ・グリューのアラベスクを思い出します。前とか後ろに足が非常に美しく上がります。真横開脚ジャンプはちょっと苦手みたいでしたけど~フェリはもう、女優ですね~こういうコメディが上手です。今回真忠さんもできれば見たかったです。ウルリックは言ってみれば主役の2人よりも難しい役です。ボニーノはほぼチャップリンとイコールです。喜劇王チャップリンが踊っているみたいなものです。小嶋さんはすごく上品なのでキャラがどっちかというとテューズリーとかぶります。ボニーノとは違うウルリック。優しくて、ベラを気遣っている。ベラがこのウルリックならこっちの方がいいじゃんと思っても不思議でない。踊りもすばらしく美しかったです。だから、キャラ的にはかなりボニーノと異なると思いました。プティの「こうもり」はもともとの喜歌劇の「こうもり」とは似て非なるものです。前にも書きましたが。出演者の名前も違うし、舞台がパリに設定されている。ウィーンではありません。プティはエッセンスは残して、換骨奪胎しています。これができるのは一流の振付家だからです。だからまったく違うものとして楽しめるのです。さすがプティです。ほかの振付家・演出家もぜひ挑戦してもらいたい。第1幕序曲が耳に心地好い。至福の瞬間ですね。子ども達とメイド。お皿を抱えて顔が見えないベラ(フェリ)が登場。おうちに帰ってくるご主人、ヨハン(テューズリー)。いきなり5回転のピルエット。美しい! すばらしい。ヨハンは子どもが嫌い。なのに5人も生ませるなよ。室内履きは嫌い。家に束縛される気がするから。ヨハンは早くお外に飛んで行きたいの。(うちのダンナみたいだ。)ベラに横恋慕しているウルリックがやってくる。ウルリックもまた美しい4回転のピルエット。ウルリックのお土産、なぜか「ハサミ」。???マークのベラ。一家の食事の場面で笑いが起こる。すごい食欲だ!子ども達は寝る時間。夫婦の時間がやってくる。その気のないヨハンとベラのパドドゥ。ここうまかったです。テューズリー。心ここにあらずの踊り。リフトは軽々。その気ないのにリフト~ベラががっかりして退場した途端に「さぁ~出かけるぞ~」と大喜び。笑える~ パッチンと明かりを消して、寝たふり。夫を誘惑しようとネグリジェの紐を下げていたベラはまたもやがっかり。ベラが寝た途端、出かけるヨハン。こうもりの羽で飛んでいく。ベラは夫が夜逃げしたので、メイドに電話を持ってこさせてウルリックを呼び出す。ここがコミカルで面白い~ やってきましたウルリック。彼女を変身させる。その間ウルリックは超絶技巧のダンスを披露する。すごい。変身した彼女に拍手。マキシム。ギャルソンのすごいダンス。トレウバエフが大活躍。彼のピルエットは、ルティレの位置が高い。ほぼ90度にももが上がっている。そしてアラスゴンドのグラン・フェッテも披露した。お客さんの到着、ヨハンの到着。ヨハンのソロ。グラン・ジュテを2回して、3回目でやめたのかわからないが変な感じだった。そのあとも美しく踊っていたので足は問題なさそうだ。レベランス。謎の女に変身したベラの到着。ウルリックはボーイの変装をしている。ベラは男達を魅了する。馬車が到着し、まるでシンデレラのように乗って去っていく、謎の女。ヨハンはこうもりの羽をつけて馬車の上に乗って付いていく。足は美しいアチチュードでおっとっとしながら馬車が走り出す。馬の足が動いているのがかわいい。大拍手。第1幕了。第2幕仮面舞踏会。謎の女は舞踏会をハシゴ。ヨハンは謎の女を追っている。チャルダーシュ。ここがすばらしかった~トレウバエフの濃い~テンションの高いダンス。俺様オーラが炸裂している。情熱的でした。ヨハンのソロ、すばらしいところはすばらしいのですが、振りが入っていないのかタイミングが違ったのか、踊ってない部分があった。どうしちゃったのでしょう。面白いのは、変装マニアのウルリックがチャルダッシュのトレウバエフとまったく同じ衣装で出てきて、「あっれぇ~??」とお互いに顔を見合わせているシーン。笑える~ヨハンはベラを独占しようとし、人々に囲まれてぼこぼこにされる。するとあら不思議。本性を現したのか、ヨハンはこうもりになって空中に飛び上がってしまう。警官がやってきて、「なんだあいつは!」「なんで飛んでるんだ!」「あいつを捕まえろ!」ヨハンは監獄へ。変装マニアのウルリックはここでは看守になっている。おもしろい~踊り。笑いをとっていた。いきなりテノール歌手が歌いだす。これほんとにヨハンが歌ってるみたいに見える熱唱(笑)。謎の女がヨハンを迎えに来る。謎の女は今度は肌色のシンプルなレオタードになっている。ここのパドドゥがヤマ場なのですが、非常にすばらしかったです。酔いました。よかったです。ヨハンが謎の女を(ここでは聖女?)リフトします。2回。これは舞台の奥のほうで行われますが、今度は舞台手前の方でまったく裏返しの位置で同じように2回リフトします。この後半のリフトではフェリが足をばっと上下に開きます。美しい~ベラの家。待っていたメイドは手持ち無沙汰。私もパーティに行きたかったわ… ウルリックがやってきて、二人はうまくいきそうな感じ。ベラが元の姿に戻っている。家に帰ってきたヨハン。疲れきっている。謎の女に翻弄されてもう…くたくた。妻のベラがはげます。ちょっと前に自分がウルリックに励まされたように。ステップステップ。最初はかみ合わない2人。でも次第に合わせるヨハン。ヨハンは妻に室内履きをはかせてもらう。夜会。お楽しみの大舞踏会。ワルツ。すばらしいドレスのベラと正装のヨハンが登場。眼福。美しいワルツ。回って回って。夫は今はベラに夢中。全幕了。
2006年05月20日
Petit "The Bat" INDEX(Il Pipistrello)(La Chauve Souris)(Die Fledermaus) NEW NATIONAL THEATRE BALLET, TOKYO May 2006 Ferri Tewsley Kojima Day1 Day2 Teatro alla Scala 2003 Ferri Murru Bonino こうもりになったMurru!by gromit Roland Petit’s “Fledermaus à la française”, La Chauve-souris, was originally created for the Ballet National de Marseille in 1979 with Petit’s wife Zizi Jeanmaire partnered by Denis Ganio and Luigi Bonino. Related Links J.Strauss:Die Fledermaus
2006年05月19日
NEW NATIONAL THEATRE BALLET, TOKYO2005/2006 SEASONRoland Petit's La Chauve-souris (The Bat)OPERA HOUSE STAFF Artistic Director : Maki Asami Choreography : Roland Petit Music : Johann Strauss Fils Arrangements : Douglas Gamley Répétiteur and Assistantto Choreographer : Luigi Bonino Scenery : Jean-Michel Wilmotte Costumes : Luisa Spinatelli Lighting : Marion Hewlett / Patrice Lechevallier Assistant to Choreographerfor the scenery and llighting : Jean-Michel Désiré Stage Manager : Morioka Hajime Conductor : David Garforth Orchestra : Tokyo Philharmonic Orchestra CAST Bella : Alessandra Ferri (19,20,21) : Kusakari Tamiyo (26) : Matada Kumiko (27) : Yukawa Mamiko (28) Johann : Robert Tewsley (19,20,21) : Yamamoto Ryuji (26,28) : Morita Kentaro (27) Ulrich : Kojima Naoya* (19,20,21) * Luigi Bonino, who originally was to perform the role of Ulrich (on 19, 20, 21 May) is unable to perform.Atsugi Mia / Uchitomi Yoko / Endo Mutsuko / Kawamura Maki / Saito MihoTakahashi Ari / Terashima Hiromi / Terashima Mayumi / Nishikawa TakakoNishiyama Yuko / Motojima Miwa / Yasui Yukari Ichikawa Toru / Emoto Taku / Okuda Shinya / Kaikawa Tetsuo / Chen XiujieTomikawa Yuki / Maylen Tleubaev / Nakamura Makoto / Grigory Barinov and the artists of the New National Theatre Ballet, Tokyo 新国立劇場ローラン・プテイ「こうもり」公演スタート2006年5月19日gromit さまのBallet Square にさっそくのレポがあります~ 詳細レポも期待しています!
2006年05月19日
ドン・ジョヴァンニは蚊? キーンリーサイド最新インタビュー もともとはケンブリッジで動物学を専攻していました。20、21の年頃ではもちろん本物の歌手であるわけはなく、身の回りの生物に興味を抱いていたのです。だから歌手へのステップはそう激変というわけではありませんでした。少なくとも動物学者としてなら当然そうしてたように、今だって他の生き物を観察するチャンスがたくさんあるものですから。ドン・ジョヴァンニを動物に例えると何かって? 蚊かな…。いや、まじめに言うと、よくジョヴァンニは虎に例えられるけど、それはばかげた例えじゃない。モーツァルトが生きてた時代の虎に対するイメージはドン・ジョヴァンニがあるべきだった姿を見事に表しています。ジョヴァンニはしょせん、当時の思想的啓蒙運動の申し子的存在だったのです。責任感や道徳観がまったく新しくなっていく問題がかまびすしく論議された時代の。動物が動物であるが故に糾弾されることがないように、ドン・ジョヴァンニも自分自身であっただけなのです。それだけのことを言い放ってたまでなのです。だから、私はこのジョヴァンニというキャラクターに動物的なものを加味することは正しいと思いますが、拡大解釈は禁物です。ジョヴァンニはもっといろいろな複雑な存在なのですから。私は、モーツァルト歌いだと世間に思われてるようですが、違うのです。反対に、モーツァルトはあんまり歌いすぎないようにしているのです。モーツァルトの役は、バリトンにとってはやや低音の役なのですが、私はやや高音のバリトンなのです。私はワグナーやヴェルディやドビュッシーも歌いたいし、それは新作に関しても同様で、そのような現代音楽をやることに、ある種、責任感のようなものを感じています。責任感と言っても、それほど肩肘張ってはいないですけどね。私の尊敬する歌手の先輩達は皆、その時代の作品に挑戦してきました。例えば、ジュゼッペ・ディ・ルカなんかそうですが、彼の時代のコンテンポラリー作品はプッチーニのだったんですけどね。私にとって、演じることは歌うことと同じぐらい大切なことです。私が役の準備をするときは、ただ台本をしゃべって、音程を試して、どう動くか練るだけのためにも充分な時間が必要です。だから急きょ歌わなくてはいけなくなっても明晰でいられるのです。こういう点において、チューリッヒ・オペラでの演出家のスヴェン・エリク・ベヒトルフとの仕事はほんとにすばらしかった。ベヒトルフ自身、俳優でもあるので、登場人物にどの方向から焦点を当てるべきかがわかっているのです。歌手としてのやりかたは10通りもあるでしょう、でもそれを全部一時にやることは意味がないことなのです。どれかに決めなくてはね。私が複雑なキャラクターを好むかって? いや、オペラには単純なキャラクターなんてありませんよ。でも、そうですね、ブリテンのビリー・バッドはどっちかと言うと単純なキャラです。ドビュッシーのペレアスもそうです。2人とも若くて、オペラにおいてはわりとどうでもいいと思われがちなキャラというか。彼らは若さ、理想主義、純真さを体現していて、多くの場合、現実的なキャラではありません。「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッターヴィオもまさしくそういう役ですね。ドン・オッターヴィオは確かに上品ですが、誰にも好かれることはないでしょう。ところがドン・ジョヴァンニは逆に、大層、愛されキャラなのです。ドン・ジョヴァンニは黒か白かというような単純な図式には当てはまらない人間です。だからこそより現実味があって、そうして初めて舞台は、本当の人生そのものを反映したものとなり得るのです。このことは来年チューリッヒ・オペラでやる、シューマンの「ゲーテの「ファウスト」からの情景」のファウストにも当てはまります。ところで、今回いっしょの指揮者、フランツ・ヴェルザー・メストと私はシューマンのこの作品で知り合ったのです。その頃はヴェルザー・メストはまだロンドンにいて、私はトマス・ハンプスンの代役だったんです。10年も15年もそれから経ちますが、ずっといい友達です。これは生易しいことではありません。だって指揮者と歌手は別の惑星の生物ですから。ヴェルザー・メストとは、いっしょに仕事するのも大変楽しいです。チューリヒも大好きです。何日か前、あんまり退屈だったんで、4時間かけてチューリヒ湖を横断しました。水面を覗き込みながら、最近働きすぎかもしれないな~なんて考えていました。幸せなひと時でした。以上、最近のチューリッヒの「Tages-Anzeiger」の記事をsimonkeenlyside.info が英語に訳したものの訳ですが、これは更に精神分析が必要でしょう!サイモンの興味は次々移り変わっていきます。ジョヴァンニは「蚊」、人の生き血を吸って生き続ける下等動物の「蚊」だと言い放ちます。もっとも自分がおはことする、世間に賞賛されている役に対して自らこう斬るわけですから驚きです。しかしそれは彼独特のおふざけで、すぐに世間では「虎」になぞらえられているといい、その根拠を時代性と共に示して見せます。(ここで訳を訂正したのはタイトルが「ジョヴァンニ、「蚊」」になっているからで…彼の本意じゃないだろうにタイトルに採用されているから-。マスコミではこういうことはありがちです。アイキャッチが一番重要なのです。でもやはりこちらだろうと。)それから自分に対する世間の一般的評価、「モーツァルトの第一人者」を自ら否定します。その根拠は自分が高音のバリトンだからと分析しています。そのとおり。そうなんです。また自分の役柄へのアプローチ方法をめずらしくまじめに語っています。それからキャラクターに対する解説は痛快です。確かにドン・オッターヴィオは惨めな役です。モーツァルトの書いたアリアはすばらしいとしても。なんておもしろいのでしょう、Simon。彼はドイツ語でこれを語ったんでしょうから大したものです。そして彼はドイツ語のほうが自分の本音をしゃべる傾向があります~ なんとなくわかるような気が。母国語のメディアは母国語をしゃべる人間に対しては容赦ないです。とくにイングランドはすごいでしょう。I dedicate huge thanks to simonkeenlyside.info Related LinksMit Voodoo-Zauber gegen den VerführerDas Zürcher Opernhaus hat einen neuen «Don Giovanni». Mit einem ausgesprochen sympathischen Titelhelden.
2006年05月19日
The UEFA Champions League Final - 17 May 2006 Stade de France - Paris Barcelona 2 - 1 Arsenal 37' Campbell (Ars) 76' Eto'o (Barça)81' Belletti (Barça)Barcelona:Víctor ValdésRafael MárquezCarles PuyolLudovic GiulySamuel Eto'oRonaldinhoGiovanni van BronckhorstEdmílson → Andrés Iniesta (46')Mark van Bommel → Henrik Larsson (61')DecoOleguer Presas → Juliano Belletti (71')Coach: Frank RijkaardArsenal:Jens Lehmann →out 退場Ashley ColeRobert Pirès → Manuel Almunia (GK)(18')Fredrik LjungbergAleksandr Hleb → José Antonio Reyes(85')Thierry HenryCesc Fabregas → Mathieu Flamini (74')GilbertoSol CampbellEmmanuel EbouéKolo Abib TouréCoach: Arsène Wenger サッカー・チャンピオンズリーグ決勝2006年5月17日 フランス・サンドニ なんとなんと決勝でもすごいドラマが展開された。鉄壁のレーマンが前半でレッド! エトーをペナルティーエリアのぎりぎり外で倒してしまった。悔しさを押し隠して退場するレーマン。男の美学を見た。ベンゲルがぽーんと肩を叩く。ピレスが下がり、アーセナルは10人で戦った。80分、バルサはついにアーセナルを逆転した。エトーのシュートが決まりすぐにまた2点目をベレッチが決めた。ロナウジーニョの三冠が近付いている?しかしなんといってもバルサマジックの最たるものはエトーだろう。すごすぎる。CLの大本命はバルサだった。大本命が優勝したのはむしろ驚きよりも当然という感慨しかない。が、チェルシー、そしてミランという、ものすごい強敵を倒して勝ち上がってきたバルサ。素直に優勝をたたえたい。次はW杯。CLのベスト16はどれもミニ・ワールドカップだった。また来年会いましょう。そして6月のドイツでそれぞれの母国のプレイヤーとして会いましょう。uefa.com によると、今大会の得点王はシェフチェンコ、最多枠内シュートもシェフチェンコ、すばらしい。最多オフサイドがイブラヒモビッチ、最多ファウルがガットゥーゾ、最多被ファウルがレジェス、というのがらしくて笑えますな。
2006年05月18日
クリスチャン・ツィメルマン 記者会見
2006年05月18日
メトロポリタン・オペラ オンエア情報5月20日(土)13:55~14:25 「ぐるはぴっ!」テレビ東京(関東ローカル)※踊るアンテナさん、いつもありがとうございます。
2006年05月18日
バレンボイム氏、ミラノ・スカラ座の常任指揮者にアルゼンチン出身の世界的指揮者ダニエル・バレンボイム氏は15日、 イタリアのオペラの殿堂、ミラノ・スカラ座の常任指揮者に就任すると発表した。「音楽監督」ではない。氏はシカゴ響の音楽監督を今期いっぱいで退任。(ロイターES・時事、東京新聞 朝日新聞 2006年5月16日付夕刊)
2006年05月17日
MediaClassical Music - Interview▼来日公演中のピアニスト、ツィメルマンインタビュー記事 2006年5月16日(火)付 毎日新聞夕刊Classical Music - Review▼シュタイアー フォルテピアノ・リサイタル 2006年5月16日(火)付 毎日新聞夕刊Classical Music - Article▼「思考停止のモーツァルトブーム」by渡辺裕 2006年5月17日(水)付 毎日新聞夕刊Ballet - Interview▼「「こうもり」ボニーノが指導・出演」 2006年5月16日(火)付 読売新聞夕刊Ballet - Interview▼「草刈民代 プロデュースで新境地」 2006年5月17日(水)付 フジサンケイビジネスアイ
2006年05月16日
ダニさんのところに書いてありましたが、ウィル・ケンプ、スペイン映画に出るんですね。セルバンテスとシェークスピアの友情を描いたロマンチック・コメディ。ウィルはシェークスピア役!Miguel and William
2006年05月15日
Teatro Comunale di Bologna GENNAIO 2006 domenica 15, ore 20.30 Gala martedì 17, ore 20.30 Sera A mercoledì 18, ore 18.00 Pomeriggio giovedì 19, ore 20.30 Sera B sabato 21, ore 20.30 Sera C domenica 22, ore 15.30 Domenica ANDREA CHÉNIER Dramma di ambiente storico in quattro quadri di Francesco Luigi Illica Musica di UMBERTO GIORDANO direttore CARLO RIZZI coreografie ASTRID ASCARELLI luci WOLFGANG ZOUBEK maestro del coro MARCEL SEMINARA regia, scene e costumi GIANCARLO DEL MONACO regista collaboratore MARCO CARNITI costumista assistente MARIA FILIPPI scenografo assistente CARLO CENTOLAVIGNA Interpreti Andrea Chenier JOSE CURA (15,17,19,22)CARLO VENTRE (18,21) Maddalena di Coigny MARIA GULEGHINA (15,17,19,22)ELMIRA VEDA (18,21) Carlo Gérard CARLO GUELFI (15,17,19,22)KO SENG HYOUN (18,21) La mulatta Bersi GIACINTA NICOTRA La Contessa di Coigny CINZIA DE MOLA Madelon ANNIE VAVRILLE Roucher CARLO CIGNI Il Romanziere, pensionato del Re(P.Fleville) ARMANDO ARIOSTINI Il sanculotto Mathieu, detto "Populus" MARIO BELLANOVA Un "incredibile" PIERRE LEFÈBVRE ORCHESTRA E CORO DEL TEATRO COMUNALE DI BOLOGNA
2006年05月14日
新聞記事Ballet▼Around the World 『ボッレ、「若者と死」で新境地』 2006年5月12日(金)付 朝日新聞夕刊 スカラ座・アルチンボルディ劇場公演 ローラン・プティ「若者と死」 若者:ロベルト・ボッレ 死神:ダーシー・バッセルMusical Theatre▼ブロードウェー ON LINE 「なぜセレブはブロードウェーを目指す? 評判度外視 “ハク付け” 2006年5月10日(水)付 フジサンケイビジネスアイ ジュリア・ロバーツ主演「スリー・デイズ・オブ・レイン」雑誌Opera▼MOSTLY CLASSIC 7月号 5月20日発売 表紙は美しいホロストフスキー♪Broadcasting▼Classica Japan Ballet 6月日本初放送 ローラン・プティ「プティガラ2004」 菊地研の「若者と死」 ルシア・ラカッラ ほか チューリッヒ・オペラ・バレエ「シンデレラ」 振付:シュペルリ 音楽:セルゲイ・プロコフィエフ これはすごく良さそう。今から楽しみです。
2006年05月13日
マシュー・ボーンの「シザーハンズ」について、下記のように情報をいただきました。大変ありがとうございました。なお、e+ Theatrix! Pick Up の方でも出ています。【プロモーション来日イベント情報】5月20日(土)・21日(日)■プランタン銀座で抽選会&握手会開催プランタン銀座本館B1Fにて5月16日(火)~21日(日)にお買物をされたお客様にはもれなく「シザーハンズ」ペアチケットプレゼント抽選券をお渡しします。抽選期間は5月20日(土)~21日(日)。観劇チケット以外にも映画「シザーハンズ」DVD、オリジナルグッズなど素敵なプレゼントをご用意してお待ちしています。さらに、各日15時(予定)にサム・アーチャーとリチャード・ウィンザーがプランタン銀座正面入口横特設ステージにシザーハンズ姿で登場!ミニトークショー・握手会・ポラロイド写真撮影(俳優によるサインサービス付)のイベントを予定5月21日(日)13時~(予定)■お台場・ジョイポリスでスペシャル・イベント決定エドワード・シザーハンズが、ジョイポリス特設ステージに登場。オフィシャルホームページ【テレビ特番情報】5月13日(土) テレビ東京 深夜2:50~3:20■アメザリ ゆうこりんのシザーハンズ出演:アメリカザリガニ/小倉優子
2006年05月13日
The Bolshoi Ballet Japan Tour 2006 Index with Artistic Director Alexei Ratmansky La Bayadere The Pharaoh’s Daughter
2006年05月12日
The Bolshoi Ballet“La Fille du Pharaon” (The Pharaoh’s Daughter)” (3 Acts)May 12, 2006 (Friday) 6:30 pm Tokyo Bunka KaikanLibretto: Jules-Henri de Saint-Georges and Marius Petipa, edited by Pierre Lacotte based on Theophile Gautier’s novel, “Le Roman de la Momie” (The Romance of the Mummy) Production and Choreography: Pierre Lacotte based on motifs from the ballet “The Pharaoh’s Daughter” by Marius Petipa (1862) Music: Cesare Pugni Scenery/Costumes: Pierre Lacotte Conductor: Pavel Klinichev Music: Tokyo City Philharmonic Orchestra Aspicia: Maria Aleksandrova Taor: Sergei Filin Ramze: Anastasia Yatsenko ロシア国立ボリショイ・バレエ団 2006年日本公演『ファラオの娘』全3幕2006年5月12日(金) 18:30開演 東京文化会館 アスピシア-ファラオの娘:マリーヤ・アレクサンドロワウィルソン卿/タオール:セルゲイ・フィーリンジョン・ブル(ウィルソン卿の使用人)/パッシフォンテ:デニス・メドヴェージェフラムゼ-アスピシアのヌビア人の奴隷:アナスタシア・ヤツェンコ漁師:ユーリー・バラーノフ漁師の妻:エカテリーナ・シプリナパ・ダクシオン第1ヴァリエーション(女性):ナターリヤ・オシポワ第2ヴァリエーション(女性): アンナ・レベツカヤ ダリア・グレーヴィチ アリョーシャ・ボイコ第1ヴァリエーション(男性):ヤン・ゴドフスキー第2ヴァリエーション(男性):アンドレイ・ボロティン二人の騎士:ゲオルギー・ゲラスキン エゴール・クロムシン河第1の川-グァダルキヴィル:エカテリーナ・クリサノワ第2の川-コンゴ:アンナ・ニクーリナ第3の川-ネヴァ:エレーナ・アンドリエンコファラオ:アンドレイ・スィトニコフヌビア王:アンドレイ・メラーニン猿:岩田守弘ナイル川の神:ゲオルギー・ゲラスキンナイル川の神の召使い:エゴール・クロムシン アルテム・ヴァフティン ヴィクトル・アリョーヒン キリール・ニキーチン女人像柱:ヴィクトリア・オシポワ アンナ・ニクーリナ、 アンナ・バルコワ クセーニャ・ソローキナ高僧:アレクセイ・ロパレヴィチ黒人の奴隷:アレクサンドル・ペトゥホフ協力:東京バレエ学校指揮:パーヴェル・クリニチェフ演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 ボリショイの「ファラオの娘」東京公演最終日。きょうはアレクサンドローワ、フィーリン。フィーリンはまさに王道。すばらしく、完璧。アレクサンドローワもヤツェンコもよかったです。でもでもでも~毒の入った強い酒を飲んだ後に、清涼飲料水を飲んでも酔えない。ツィスカリーゼというあくの強いダンサーのまったく同じ舞台を見た後だけに…入り込めなかった。順番が逆だったらよかった。ツィスカリーゼとフィーリンが交代した以外はほとんど同じキャストだっただけに、2日前の舞台を巻き戻して早送りしているような感覚に捉われた。もちろん主役2人以外のシーンに関してだが。ツィスカリーゼ…まったく罪な男だ。作品について言うと、壮大な駄作。2回も見るものじゃない。ラコットはボリショイの才能と我々のお金を浪費している。ラトマンスキーは再考すべきだ。彼もいろいろボリショイという巨大な国家的集団の中で苦労しているのだろうが。ぶっちゃけ言うと、「スパルタクス」が見たかったです。第1幕古代エジプトタオールが出てくる。タオールはすっきり顔。ほっ。2日前のツィスカリーゼは「僕がファラオ!」という濃い化粧だったのでぶっ飛んだが。ツタンカーメンが出てきたかと思ったもん。ハンターたち(女性)最初にラムゼがパドブレしては矢を射ながら出てくる。すぐにアスピシアが出てくる。迫力。2人のダンス。ラムゼがアスピシアの手をとってジュテ・アントルラセするところが2日前は手を取っていたが、きょうは2回目は手も触れていなかった。自分の力でジャンプしていた。この2人のダンスは実に迫力。ヤツェンコがすごくシャープなのだ。アスピシアは足を90度真横に振り上げるダイナミックな変則的フェッテ。あっという間に白いチュチュに着替えたアスピシアは昼寝?する。上手から現れたタオールは猿と遊び、姫を見つけて起こす。夢見心地で立ち上がってからぱっと目を醒ましたアスピシア。最初はおずおずと踊る。タオールは愛を誓う。ラムゼが気づいて「だめよ~」の踊りを踊る。タオールのソロ、ライオン。タオールは矢を射る。射た後、弓をその場にどんがらがっちゃんと投げ捨て、姫の許に馳せ参じる。ファラオが本物の馬に引かせた馬車で登場する。誤解が解けて、命の恩人として城に招待されるタオール。第2幕宮殿。タオールは、「なんて美しい姫なんだ~」と彼方を見ながらやっている。お付きのパッシフォンテが「ね、ね、そこにいますよ、姫が」「ああ、姫」「命を救っていただいたお礼に何でもお好きなものを差し上げるわ」アスピシアは奴隷に宝箱を開けさせる。タオール、「私がほしいのは…」姫を指差す。「あ、あたし?」「そうです。」「あら~~」盛り上がる。パパ、ファラオの登場。「さぁ踊りましょう。」6人のダンサーが出てくる。主役の2人を合わせて8人で踊りを繰り広げる。コーダタオールのソロは後ろに足を90度の高さに伸ばしながらジャンプし、トゥールザンレールという組み合わせを3回繰り返す。最後はシェネで締め。マリーヤのフェッテ。足を90度真横に上げたシャープなフェッテ。ところがそこにヌビアの王がやってくる。ヌビアの王は結婚を申し込む。アスピシアは速攻断る。鏡の踊りラムゼが鏡を渡す。アスピシアは鏡に彼(タオール)の姿を映し、鏡に投げキスする。悲しそう。ラムゼは姫の気持ちが可哀想で泣いている。2人の騎士がアスピシアをサポートする。エゴール・クロムシンとゲオルギー・ゲラスキン。クロムシンは若い子でにこりともせず一所懸命やっている。一方ゲラスキンはクロムシンの顔を見て、時々噴出しそうになっている。笑い上戸なのかしら。最後に全体で決めポーズを作る。あの写真になっているポーズですね~この写真の上手(かみて)で膝をついている男性はゲラスキンだと思います。下手の人はクロムシンとは違う人です。多分。アスピシアはタオールに自分の指環を渡す。アスピシアは婚礼衣装に着替えるため連れ去られる。夜。夜明けになれば婚礼。嘆くアスピシア。駆け落ちする2人。身代わりになったラムゼに愛しそうに頬ずりするアスピシア。第2幕了。第3幕漁師の家。「どうぞここに私たちをおいて下さい。」「だめです。」わっと泣き出すアスピシア。しょうがないな~と許す漁師。喜んで踊るアスピシアとタオール。漁師夫婦とお互いに踊りでもてなしあう。パッシフォンテの酔っ払いの踊り。踊り終わった後、タオールが用意した椅子に座る。ここ、ツィスカリーゼはパッシフォンテが座った後、椅子を後ろに倒して上から覗き込んでいた。お茶目だったなあ。ヌビアの王がやってくる。河に身を投げるアスピシアナイル川の底。ここで笑いのスイッチが入ってしまいました。ゲラスキンを見ているとおかしくて。しかも男性ダンサーは海草?なのかゆ~らゆ~ら腕を揺らしていてもうツボ。4人のダンサーが姫と踊るが、もしこの人たちが全員ゲラスキンと同じ格好をしていたら大爆笑していただろうなんてバカなことを考えていた。アスピシアの踊りはすばらしい。魅せられたナイルの王はもうメロメロ。「陸の世界に戻っても良いですか?」「しょうがない。行くが良い。」さよ~なら~。神殿。僧達の踊り。高僧の化粧がすごい。唇が金、あごも金に塗っていて、すごくアーティスティックな顔。処刑。そこへ帰ってくるアスピシア。アスピシアの一途な願いがかない、結婚が許される。シンバルの踊り2人のすばらしいパドドゥ。きょうもすばらしかったマリーヤ。堂々たるものですね~めでたしめでたし。タイムスリップ全幕了。カーテンコールマリーヤが指揮者を迎えに行く時、黄金のベルトがべろっと剥がれて落ちそうになる。あわてて押さえる。さらに挨拶する時、また落ちてきたのでええいうるさいとばかりはずして投げ捨てるマリーヤ。男前だ~何度目かにフィーリンがさっと下がって後ろに並ぶダンサーの両手を握る。気配り。その間、マリーヤの一人舞台。高々と両手を挙げコールに応える。「あたしを見て!」…ツィスカリーゼさんにだいぶ影響されとるな~。上から「SAYONARA」の看板が下がってきて、金の紙ふぶきと青い長いテープが舞ってくる。ファラオ役のアンドレイ・スィトニコフが金の紙ふぶきをすくってマリーヤにまく。アレクサンドローワがのりのり。青いテープがずるずるひっついてくるので蹴飛ばしている。自分で紙ふぶきをすくって自分にかけてる。なんともお茶目。カーテンの前でもやっていた。ひざまずくフィーリン。マリーヤはうれしそうにリアクションしようとしていた。マリーヤはほんとにお疲れさまでした。
2006年05月12日
舞台神聖祭典劇「パルシファル」 全3幕 ( ワーグナー ) 第1幕 : 第1場 聖杯を安置する聖堂の神域 : 第2場 聖堂の広間 第2幕 : 第1場 クリングゾルの魔法の城 : 第2場 クリングゾルの魔法の庭 : 第3場 荒れ野 第3幕 : 第1場 花咲く野原 : 第2場 聖堂の広間 アンフォルタス : トマス・ハンプソン ティトゥレル : ビャーニ・トール・クリスティンソン グルネマンツ : マッティ・サルミネン パルシファル : クリストファー・ヴェントリス クリングゾル : トム・フォックス クンドリ : ワルトラウト・マイア 合 唱 : バーデン・バーデン祝祭合唱団 管弦楽 : ベルリン・ドイツ交響楽団 指 揮 : ケント・ナガノ 振 付 : デニ・セイヤーズ 美 術 : ライムント・バウアー 衣 装 : アンドレア・シュミット・フッテラー 演 出 : ニコラウス・レーンホフ 字 幕 : 天野 晶吉 収録: 2004年8月, バーデン・バーデン祝祭劇場 (ドイツ) 放送: 2006年 5月13日 (土) 00:40~05:00 NHK BS2
2006年05月12日
服部有吉&首藤康之 Bunkamura eplus theatrix
2006年05月11日
The Bolshoi Ballet“La Fille du Pharaon” (The Pharaoh’s Daughter)” (3 Acts) Second Night in Tokyo Aleksandrova, Tsiskaridze May 10, 2006 6:30 pm The last night in Tokyo Aleksandrova, Filin May 12, 2006 6:30 pm DVD Zakharova, Filin Filmed at the Bolshoi Theatre Moscow, October 2003
2006年05月10日
The Bolshoi Ballet“La Fille du Pharaon” (The Pharaoh’s Daughter)” (3 Acts)May 10, 2006 6:30 pm Tokyo Bunka KaikanLibretto: Jules-Henri de Saint-Georges and Marius Petipa, edited by Pierre Lacotte based on Theophile Gautier’s novel, “Le Roman de la Momie” (The Romance of the Mummy) Production and Choreography: Pierre Lacotte based on motifs from the ballet “The Pharaoh’s Daughter” by Marius Petipa (1862) Music: Cesare Pugni Scenery/Costumes: Pierre Lacotte Conductor: Pavel Klinichev Music: Tokyo City Philharmonic OrchestraAspicia: Maria Aleksandrova Taor: Nikolai TsiskaridzeRamze: Anastasia Yatsenko ロシア国立ボリショイ・バレエ団 2006年日本公演『ファラオの娘』全3幕2006年5月10日(水) 東京文化会館 アスピシア-ファラオの娘:マリーヤ・アレクサンドロワウィルソン卿-タオールという名のエジプト人に変身してしまうイギリス人:ニコライ・ツィスカリーゼジョン・ブル-ウィルソン卿の使用人で、パッシフォンテという名のエジプト人に変身してしまう:デニス・メドヴェージェフラムゼ-アスピシアのヌビア人の奴隷:アナスタシア・ヤツェンコ漁師:ユーリー・バラーノフ漁師の妻:エカテリーナ・シプリナパ・ダクシオン第1ヴァリエーション(女性):ナターリヤ・オシポワ第2ヴァリエーション(女性):アンナ・レベツカヤ、ダリア・グレーヴィチ、アナスタシア・クルコワ第1ヴァリエーション(男性):ヤン・ゴドフスキー第2ヴァリエーション(男性):アンドレイ・ボロティン二人の騎士:ゲオルギー・ゲラスキン、エゴール・クロムシン河第1の川-グァダルキヴィル:エカテリーナ・クリサノワ第2の川-コンゴ:アンナ・ニクーリナ第3の川-ネヴァ:エレーナ・アンドリエンコファラオ:アンドレイ・スィトニコフヌビア王:アンドレイ・メラーニン猿:岩田守弘ナイル川の神:ゲオルギー・ゲラスキンナイル川の神の召使い:エゴール・クロムシン、アルテム・ヴァフティン、ヴィクトル・アリョーヒン、キリール・ニキーチン女人像柱:ヴィクトリア・オシポワ、アンナ・ニクーリナ、アンナ・バルコワ、クセーニャ・ソローキナ高僧:アレクセイ・ロパレヴィチ黒人の奴隷:アレクサンドル・ペトゥホフ指揮:パーヴェル・クリニチェフ演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団協力:東京バレエ学校ツィスカリーゼさん、おもしろすぎです。最初から最後まで笑えました~この作品てコメディだったのか?確かにストーリーは荒唐無稽なので主役しだいでこ~んなコメディになっちゃう危険性は充分あった。ツィスカリーゼさんには悲劇のみやってもらった方がよさそうです。あのすばらしいソロルとあまりにも違うキャラに、またきょうもすごい衝撃を受けてしまいました(笑)。だってにっこにこにこにこ、してるのですもの。可愛すぎる。憎めない。ほかの全てが吹っ飛んでしまうキャラですね~彼は。きょうもマリーヤはすばらしかったです!ほんとすごい!ラムゼのヤツェンコもすごくうまかったです。パ・ダクシオン、第2ヴァリのアンドレイ・ボロティン(だったのかな?)すごく可愛かった~ゲオルギー・ゲラスキンはすごく楽しみにしてましたが、騎士はハンサムですごくいいのですが、ナイル川の神でまた大爆笑! この、この全身タイツに長い髭… やっぱコメディだわ。あまりにもDVDのザハロワ・フィーリン版と違う感じになってました。「ある意味すごくおもしろい」と終わってから盛り上がってしまいました。普通にやってても多分おもしろくない作品だろうからこれは…※ストーリーを知りたくない方はご注意ください。第1幕タオールという名のエジプト人に変身してしまうイギリス人、ウィルソン卿(笑)が現れる。ウィルソン卿の使用人で、パッシフォンテという名のエジプト人に変身してしまうジョン・ブル(笑)が果物を手に取ろうとすると、ウィルソン卿が手をパシ! もうここから私の笑いのスイッチは入りっぱなし。嵐が来てピラミッドに逃げ込むウィルソン卿たち。「このピラミッドには、アスピッチャという姫君が眠っているのです。」「へえ~さぞ美しいのでしょうね。会って見たいなあ~」阿片を吸って眠り込みウィルソン卿。ミイラが甦る。ここのパドブレが、足が見えないので、お化けが本当に移動しているみたいでした。いつのまにかウィルソン卿はタオールという美しい青年に変身している。タオールはミイラを追っていく。明るくなる。ここは紀元前のエジプト。ハンターの女性や男性が現れる。アスピッチャ姫が登場。チュチュのスカート部分に赤い布を巻きつけている。華やか。アスピッチャ(アレクサンドローワ)は圧倒的な踊り。矢を投げる。古代エジプトにタイムスリップし、タオールになったサー・ウィルソンは急にいきいき。しかもにっこにこ。何の不思議も感じてないのです。自分が闖入者だということに。気づいてすらない。ぱぁーっと舞台が明るくなる。ウィルソンとキャラ違いすぎ。ツィスカリーゼさん、スイッチが入っちゃったみたいです。猿が登場。猿とすごく楽しそうに遊ぶタオール。猿より可愛い…。最初のパドドゥは、あれれ、どうしたの状態。アレクサンドローワが回って、ツィスカリーゼが支えるたびにななめる。ツィスカリーゼ、ソロもバヤの初日に見たあの神がかりな雰囲気はまったく影を潜めている。相変わらずジュテは踏み切り足のほうが高くあがる美しいジュテで回転も速い!のですが、正確性があまりなかった。一方ラムゼはすばらしい出来。マリーヤに負けないぐらいの速い正確な踊り。すばらしい。ライオンを捕らえる人々。そこに出てきたアスピッチャ、別のライオンに遭遇。駆けつけた王子様は弓矢の弓を投げつけて退治する(笑?)お姫様だっこしてアスピシアを横たえるタオール。ここでなんと馬!に乗ってパパのファラオが出てきてタオールを捕らえる。「パパ、誤解よ…」馬は地団駄踏んでいる。はらはらどきどき。「じゃあ城に招待するぞよ。」退場する姫とファラオ。馬が動き出す。ほっ。タオールは人々に抱え上げられてついていく。第1幕了第2幕宮殿。またまたうれしそうなタオール。パダクシオン。鏡の踊り。一人がゲラスキン。タオールとアスピシアが横に並んで二人ですごいピルエット&シェネしながら奥からまっすぐ前に進み出てくる。ここが終わって、すごくうれしそうなツィスカリーゼ。ツィスカリーゼのソロ、トゥール・ザンレール4回、3回目はななめり、4回目は着地が足が開いてしまった。ぜいぜいはあはあ、袖に消えてから戻ってきて優雅にごあいさつ。笑顔満開。パドドゥ、二人で並んでグランジュテしたり、ピルエットしたりするとほんとにダイナミックで美しい。しかし男性は終わってすぐ女性のホールドに行かなくてはいけないが、ツィスカリーゼが離れすぎていて駆け寄っていってホールドという場面が随所に見られた。パドシス+2で踊る。わあ、どこ見たらいいのでしょう。アンドレイ・ボロティン(だったのかな?)に目が引き寄せられる。でもヌビアの王がやってきて、政略結婚させられることになったアスピシア。嘆く。アスピシアは結婚の衣装になっている。タオールとアスピシアは駆け落ちを決意する。身代わりになり捕らえられるラムゼ。第2幕了。ここで1回目のカーテンコール第3幕漁師の家に身を寄せる二人。漁師夫妻、すてきでした。酔っ払いのパッシフォンテの踊りはすばらしかったです。漁師達と漁に行っている間にアスピシアの元にヌビアの王がやってくる。アレクサンドローワすごく強いキャラ~「あなたと結婚ですって? 嫌ですわ。」「じゃあ殺してやる。」「さ~さ~殺しなさい、さ~!」「手下ども、捕らえろ!」「そうは行きませんわ!」ナイル河に飛び込むアスピシア。ナイル川の水底。ナイルの王(ゲラスキン)やってきた姫に衣装を与える。3人のナイルの川の踊り。みんな美人でうまい~アスピシア。「どうして悲しい顔をしているのだ?」「こういうわけなのです。」男4人と王とアスピシアの踊り。去っていくアスピシア。神殿。処刑が行われる。裏切った黒人奴隷。次はラムゼの番だ。そこへ帰ってきたアスピシア。喜ぶラムゼ。「パパ、私この人と結婚しないわ。」「なんだと。」「聞いて、パパ。話を聞いて。私はラムゼを身代わりにしてこの人と逃げたの。そこへヌビアの王がやってきたの。彼に私は結婚を断った。そしたら彼はこの剣で私を殺そうとしたのよ!」「なんだと!」ヌビアの王は退場。「でもこの男との結婚は許さんからな。」「それなら…」アスピシアは蛇に噛まれて死のうとする。「わかった!わかった! 許そう。」「ありがとう、パパ!」シンバルを持った男女の踊り。二人のパドドゥ。これアレクサンドローワがほんとにすばらしかったです。絶品でした。天へ続く階段?いやピラミッド?主役二人はいなくなる。あっという間に早替わり。アスピッチャはミイラになっている。タオールはサー・ウィルソンに変わっている。去っていくアスピシア。目覚めるタオール。ミイラたちは闇に消え、タオールは。「不思議な夢を見たものだ…しかし美しい夢だった。」全幕了。カーテンコール。大サービスのツィスカリーゼ。ジャンプして出てきたり、マリーヤもお揃いで(微笑ましい!) それからアラベスクしてキープしてからあわててカーテンに消えたり。お茶目すぎる。可愛い。これを見ただけでも彼の大ファンになってしまいます。不思議な魅力のある人です。ツィスカリーゼ。ツィスカリーゼ、マリーヤにちゅっとキスしてました~ きっとツィスカリーゼさんはハッピーエンドが好きなのね。ほんとは。でもステージでは悲劇を演じて欲しい。いやーすっかり騙されました。彼には(笑)。
2006年05月10日
マリンスキー・バレエ来日公演The Mariinsky Ballet Japan Tour29 Nov - 10 Dec 2006at TOKYO BUNKA KAIKANArtistic Director of the Mariinsky Theater: VALERY GERGIEVDirector of the Ballet Company : MAKHARBEK VAZIEVThe Mariinsky OrchestraConductor:TBA≪海 賊≫ Le Corsaire≪白鳥の湖≫ Swan Lake ≪オールスター・ガラ≫ Allstars Gala Performance≪ヴィシニョーワのすべて≫ Diana Vishneva Gala Performance≪ロパートキナのすべて≫ Ulyana Lopatkina Gala PerformanceDiana Vishneva/Ulyana Lopatkina/Daria Pavrenko/Sofia Gumerova/Viktoria Tereshkina/Irina Golub/Alina Somova/Yevgenia Obraztsova/Igor Zelensky/Andrian Fadeyev/Igor Kolb/Danila Korsuntsev/Victor Baranov/Andrei Merkuriev/Leonid Sarafanov/Vladimir Shklyarov指揮:未定 (おいおい…)ゲルギエフさんは来日なさるのですよね? バレエよりオケのゲルギエフ、拍手待ちより演奏が大事、ゲルギエフ・ワールドが堪能したいです。
2006年05月09日
新聞評ballet▼「ラ・バヤデール」(ボリショイ・バレエ団) 5月3日、ザハロワ、ツィスカリーゼ 2006年5月9日(火)付 読売新聞夕刊▼「パキータ」(パリ・オペラ座バレエ団) 4月30日、オーレリー・デュポン、ベランガール 2006年5月9日(火)付 日経新聞夕刊▼「パキータ」(パリ・オペラ座バレエ団) 4月29日、オスタ、ペッシュ 2006年5月8日(月)付 朝日新聞夕刊▼「ボリショイ・バレエ ツィスカリーゼにきく」 2006年5月2日(火)付 朝日新聞夕刊Opera▼「皇帝ティトの慈悲」(東京二期会) 演出:コンヴィチュニー 4月20、21日 新国立劇場 2006年5月2日(火)付 読売新聞夕刊
2006年05月09日
Zurich Opera HouseOpening: Sunday, 07.05.2006 18:00-21:30Don Giovanni - Mozart (Première) Conductor : Franz Welser-Möst GMD Producer/production : Sven-Eric Bechtolf Set design : Rolf Glittenberg Costumes : Marianne Glittenberg Choreography : Stefano Giannetti Lighting : Jürgen Hoffmann Choir rehearsal : Ernst Raffelsberger Eva Mei (Donna Anna)Malin Hartelius (Donna Elvira)Martina Janková (Zerlina) Simon Keenlyside (Don Giovanni)Piotr Beczala (Don Ottavio) Alfred Muff (Komtur) Anton Scharinger (Leporello)Reinhard Mayr (Masetto)Further performances:May 10,12,14,16,18,20, June 24, 29, July 2,5,8, 2006Impressions I have nothing to say--This is the one I wanted to have seen ---What are those fantastic pictures on the official website of Zurich Opera House.Thanks to Sardanapalus.速攻、携帯待ち受け画面設定完了でおま~
2006年05月08日
ジダン、ホーム最終戦W杯後の引退を表明しているジダンが7日、レアル・マドリードの今季ホーム最終戦で、本拠地のサポーターに別れを告げた。涙!始まる前のスタンドは白一色。皆、ユニホーム「5番」の絵が描かれた紙を掲げていた。涙!セリエAは首位のユベントスと2位のACミランがともに勝ち、勝ち点差は3のままで、優勝の行方は最終戦に持ち込まれた。シェヴァの負傷退場が気になる。スクデットはあるわ、W杯はあるわで、スーパースターは大変です。ルーニーもチェルシーとの試合で骨折したし…。
2006年05月08日
ネトレプコ、ビリャゾンの「椿姫」NHK教育で今夜放送ザルツブルク音楽祭2005 歌劇「椿姫」ハイライト予定
2006年05月07日
“La Bayadere” Related Links Bolshoi 2006 premiere 1991 choreographed by Yuri Grigorovich after Marius Petipa Opening Night Part 1 Part 2 Second Night Part 1 Part 2 Royal Ballet 1991 staged by Natalia Makarova after Petipa Paris Opera Ballet 1994 staged by by Rudolf Nureyev after Petipa Leningrad Maly Ballet (at present St. Petersburg Mussorgsky State Academic Ballet) "Bayaderka" 2004 staging by Nikolai Boyarchikov after Marius Petipa Staatsballetts Berlin 2005 Choreography and Staging: Vladimir Malakhov after Marius Petipa Staats oper Berlin
2006年05月05日
ボリショイ「バヤデール」2日目ソワレ Part 2第3幕阿片を吸っているソロル。ソロルの衣装はさっきと同じ? 薄紫の上下。影の王国精霊達が降りて来る。並んでから、アン・オーでポワント。左45度前を向いて、5番ポジション、ドゥミ・プリエ、アラスゴンド・デヴェロッペ。5番に下りて、今度は自分の右45度前を向いて、アラベスク。パドブレ、パドブレ、奥のほうの列から1回転---またアラベスク大拍手3人の精霊。ソロルが現れる。グランジュテ、グランジュテ、グランジュテ、だんだん大きく跳ぶ。ニキヤが現れる、いなくなる。またグランジュテ、グランジュテ、グランジュテ膝を付いたソロル、背後からニキヤが忍び寄る。ニキヤとの美しいパドドゥ。3幕のグラチョーワはものすごかったです! すばらしかった。ニキヤはいなくなる。ソロルはひれ伏す。すぐに群舞が始まる。すぐにまたニキヤが出てくる。ここでますますヒートアップ。アチチュードで回転し、ソロルが入ってくるところ、タイミングばっちりでした! ソロルのソロ。超有名な音楽。カブリオール・デリエール。このあとが違った! 彼はムハメドフと同じように足を横に伸ばしたアラスゴンドのフェッテで入った。ぐるぐる。そのままピルエット、シェネ。きのうのツィスカリーゼとは異なった(はずだ)。ヴェールの踊り。ここがすごかった。グラチョーワはここに全てをかけた。出てきて、アテールからポワントで立ってアラスゴンド。その繰り返し。その後のアラベスクでキープ!5秒ぐらい。拍手が沸いた。おっと~そうきたか。グラチョーワは驚異のバランス能力を見せ付ける。このあとも何度もそういうところがあった。ヴェールを持ってアラベスクで3回転してピルエット2回転、1回目は完璧、2回目は反対の足で反対向きに回るがこれは惜しいことにピルエットが1回転になり着地が乱れた。しかし3回目は成功。じつにすばらしい。そのあとヴェールを持ってソロルが走り去り、ニキヤはジュテアントルラセ。大拍手3人の精霊のソロ。2人目のナターリヤ・オシポワは抜群。ニキヤのジュテ・アントルラセの連続技ソロルのコーダのヴァリアシオン、最初は大きなバットゥリーで入って、いよいよトゥール・ザンレール。連続5回。3回目あたりでオーケストラの速度がぐいーーんと遅くなる。遅すぎ。5連続でやめてあとはシェネ、跳んで足をばっと180度前後に開く、着地。すばらしい!ニキヤが超高速でピケピルエットしながら斜めに舞台を突っ切る。ニキヤはいなくなる。ソロルはひれ伏す、幕が下りてまだ踊っているソロル。幕が開くと寺院。寺院が崩れ、ソロルは倒れる。ここで背景にニキヤが現れ、アラベスク・パンシェ、アンド、プレパラシオンのような反り。これは精霊達のダンスといっしょの振付だが、すごくすごく死ぬほど美しい。この後ろの反りがたまらなく優雅でためいきもの。涙が出てきたもの。何回も繰り返す。ニキヤは山の彼方に消えていった。それがはっきり実感できた。すばらしい!!!ソロルはにじり寄ろうとするが、そのまま階段から落下し大の字になって死亡。全幕了。非常に愛があった。感動的だった。カーテンコールは大絶賛。
2006年05月04日
The Bolshoi Ballet “La Bayadere” (3 Acts) May 4, 2006 (Thu/Holiday) 6:30 pm Tokyo Bunka KaikanChoreography: Yuri Grigorovich (1991) after Marius Petipa Music: Ludwig Minkus Scenery: Valery Firsov and Nikolai Sharonov Costumes: Nikolai Sviridchik Conductor: Pavel Klinichev Music: Tokyo City Philharmonic Orchestra Nikiya: Nadezhda Gracheva Solor: Vladimir Neporozhny Gamzatti: Maria Aleksandrova ロシア国立ボリショイ・バレエ団 2006年日本公演『ラ・バヤデール』全3幕2006年5月4日(木・休) 18:30開演 東京文化会館 ニキヤ -バヤデール:ナデジダ・グラチョーワソロル -名高い戦士:ウラジーミル・ネポロージニーガムザッティ -ラジャの娘:マリーヤ・アレクサンドロワドゥグマンタ -ラジャ:アレクセイ・ロパレヴィチ大僧正:アンドレイ・スィトニコフトロラグワ-戦士:ヴィタリー・ミハイロフ奴隷:キリール・ニキーチンマグダヴェーヤ-苦行僧:ヤン・ゴドフスキーアイヤ-奴隷:エウゲニア・ヴォロチコワジャンペ:ジュ・ユン・ペ、スヴェトラーナ・グニェドワ、スヴェトラーナ・パヴロワ、アナスタシア・スタシケーヴィチ、アナスタシア・クルコワ、ユリア・ルンキナパ・ダクシオン(第2幕):ユリア・グレベンシュチコワ、オリガ・ステブレツォワ、ネリ・コバヒゼ、ヴィクトリア・オシポワ、パーヴェル・ドミトリチェンコ、エゴール・クロムシン太鼓の踊り:アナスタシア・ヤツェンコ、ヴィタリー・ビクティミロフ、アンドレイ・ボロティン黄金の仏像の踊り:岩田守弘マヌー(壷の踊り):アンナ・レベツカヤ影の王国(第3幕)第1ヴァリエーション:エカテリーナ・クリサノワ第2ヴァリエーション:ナターリヤ・オシポワ第3ヴァリエーション:アンナ・ニクーリナ指揮:パーヴェル・クリニチェフ演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団グラチョーワに女の執念を見た!きょうも『女の戦い』だった。第3幕のグラチョーワはすごかった!カーテンコールは半分ぐらいスタンディング・オベーションで彼女を讃えていた。そして何より驚いたのは、きのうの『バヤデール』はグリゴローヴィチ版でなくソロル限定で「ツィスカリーゼ版」だったことだ。さぞラトマンスキーは苦笑したことだろう。もしくは喜んだか。きょうのネポロージニーは伝統版通りに踊っていた。まったく違ったのだ、細かい振付が。もしかしてツィスカリーゼ、振付が入ってなくて即興でやってたとか? まったく謎だらけでおもしろい。それから衣装がきのうのツィスカリーゼと違うの~お金がかかってない(ネポちゃん、かわいそうです)。第1幕寺院マグダヴェーヤ、よく見ると若くていい男。ネポロージニー君、可愛い! あどけない子。ニキヤのグラチョーワはネポロージニーの叔母さんぐらいの年齢差がある。ベテラン。彼女はザハーロワのような若さも美貌も、身体の美しさもないけれど、踊りに魂が入っていた。執念と言ってもいい。踊りがじとーっとしている。いや、いい意味で。ザハーロワは美しい、でも天女の踊りのようで、残らない。グラチョーワは人間。ポール・ド・ブラや身体の動かし方がもう、、感情入りまくり。彼女のニキヤはハイミスでずっと会社のために働き続け婚期を逃してしまったまじめな女性。今若い男ができたので幸せの絶頂にいる。逃してなるものか!この男、いや幸せを!大僧正が怒って炎に祈るところで照明が早く落ちすぎてしまった。すぐにまたついたが、ちょっとみっともなかった。第2場 宮殿アレクサンドローワ、きょうもすばらしい! いや~きっぷがいい!幕前でまず登場、拍手。宮殿で最初にソロを踊る。これがすごい。ピケピルエットのマネージュ、最後はグラン・パ・ドゥ・シャの連続、アラベスクを決めてからまたパ・ドゥ・シャ、完璧です!ディヴェルティスマン。子どもの踊り。ヴェールをつないだ女性の踊り。ニキヤと奴隷の踊り。ソロルがやってくる。ラジャが告げる。「娘、ガムザッティと結婚させてしんぜよう。」ソロル、ポッカ~~~~ン「え、なんで、どうして?」トロワグラに相談しまくり。「にっぶいな~お姫様をくれるって言ってるんだよ」「え~~~!」ガムザッティ登場。顔を一目見るなり、ニコニコ! 「(美人だ! しかも若い!)」さすが若者。二人はラジャの祝福を受ける。そこに大僧正がやってきて、二人はひれ伏す。大僧正はソロルの秘密をばらす。二人の話を聞いていたガムザッティ。悲嘆にくれる。「どうしてどうしてソロルさま。」ここの踊りも秀逸。グランジュテがすご~~~~い!しかし気を取り直す。「舞姫を呼びなさい!」ニキヤはひざまずく。顔を見る。ブレスレットを与える。ニキヤは「私にはそんな高価なもの似合いませんわ…」柔和に断る。さすが大人。しかし大人な態度にきれるガムザッティ。「別れなさいよっ! ソロル様は私のものよ!」ここのマリーヤの踊りがサイコーです。マリーヤはアラベスクで指差すようにして、ダダダとパドブレで詰め寄る。これを繰り返す。すごい迫力。二人でグランジュテ合戦。こわーい。逆切れしたニキヤ。ナイフを振り上げた瞬間。ガムザッティは逃げない。顔をすごい近くで突き合わせ睨み付ける。すごい~もうたまりません。おもしろすぎ。そのまま逃げさるニキヤ。ガムザッティは怒り狂う。第1幕了。第2幕婚約式。賓客(珍客?)の入場。だって蛇使いとか、太鼓とか…ソロルとガムザッティ輿で登場。ソロルは紫の衣装。ディヴェルティスマン。女性たちの踊り、鳥をつけた女性たちの踊り、仏像の踊り。(抜群!)壷の踊り、太鼓の踊り、パドシスの女性が踊る(2人×2組の4人)そしてついに~主役が登場。最初はジュテ・アントルラセでした~ そして反対方向の、ジュテ・アントルラセ。中央から手前へグランジュテ。きのうの二人は光り輝いていたが、きょうはマリーヤのみが目立っていた。ネポさんはいっしょうけんめいここはサポートに徹していた感。ツィスカリーゼがしつこくやっていたシェネもすごくあっさり目、というかこれが普通なんですけどね~ツィスカリーゼの『バヤデール』は、オーレリーの「パキータ」が「パキータ」じゃなくなってたように、「バヤデール」じゃなくなっていたなあ。ソロルのソロ。すばらしい~ グランジュテ、そして飛んで方向を変えながらバットゥリーする技。これはツィスカリーゼもやっていた。そのあと、トゥール・ザンレールを間に何もはさまずダブル、というのを2セット。完璧。ネポロージニーもめちゃくちゃうまい。どんな難しいパでも彼のミスは一つもなかった。しかしツィスカリーゼとは放つオーラが違う。こちらはさわやかなオーラ。ツィスカリーゼは、、言葉が見つからない。派手なまばゆいオーラです。ガムザッティのヴァリアシオン。ピケピルエットの2回転を連続、そして1回転してシェネ、これを2セット。ものすごい! すばらしいです、きょうも~間に女性の踊りが挟まる。今度はガムザッティ、イタリアンフェッテ! 5回やった。完璧。そのあとのグランフェッテはなんと20回転。完璧でした。ブラヴォ!フィナーレ。みんなが出てきてちょこっとずつ踊る。決まった!そこへニキヤ。きょうのニキヤは黒い布地をまとっている。ニキヤの踊り。ソロルはやはり柱を掴んで立っているが踊りだすと座る。ガムザッティはがんとばしながら彼を落ち着かせようとしている。ニキヤが近くによると思わず伏せていた目をあげて見てしまう。あぁ悲しい。花篭の踊り。絶品。しかし下手へのジュテはザハロワがやった驚異の180度真横開脚ではなく、ふつうのグランジュテだった。蛇が噛み付く。「あんたが仕組んだのね!」「なんですって、違うわ!」言い捨ててガムザッティはすたすた退場。大僧正は人払いをして、毒消しをニキヤに渡す。ニキヤはソロルを見る。ソロルはふっと目をそらす。きのうのツィスカリーゼは頭を抱えていたけど… こっちがノーマル・ヴァージョンですよね。もちろん… しかもソロルはニキヤが死んだら舞台の下手にすぐ走り去ったが、ツィスカリーゼは階段を上がって下手へ消えた。違う~演出まで違うのね。第2幕了。Part 2 へ
2006年05月04日
ボリショイ・バレエ 『ラ・バヤデール』初日 part2※ストーリーを知りたくない方はご注意ください。第3幕ソロルは物思いに沈んでいる。焚いているお香の煙を煽いでいる。ソロルの冒頭のソロはなかった。ルジマトフの時はあったような気が… 第3幕のソロルは純白の衣装になっている。長いマントを羽織っていて、自分の床に横になるときにはずす。マグダヴェーヤたちはろうそくの踊りを踊る。阿片を吸ってもうろうとなっていくソロル。ニキヤの幻影を見る。影の王国ボリショイの影の王国だ~と見ていて幸せを感じた。霊峰ヒマラヤの峰から降りて来る精霊達。8×4の32人。すばらしい群舞を繰り広げる。坂道を降りながらのアラベスク・パンシェ、フォンデュで下りて後ろに上体をそらす。この繰り返し。皆ヴェールをまとっている。整列してからもすばらしい。ポワント。アテールでアラスゴンド・デヴェロッペ、アラベスク。優雅に踊る。ソロルが現れる。山の峰にニキヤの幻を見る。幻は消える。苦悩している。そこに寄り添う影。ニキヤの精霊が現れた。ここからがため息の出るような世界です。すばらしすぎる。ニキヤはいなくなる。ひれ伏すソロル。美しいポーズ(プログラムに写真が載っている)拍手の間もなく、すぐに精霊達が現れる。精霊達の踊り。ソロルのヴァリアシオン。これもまたすごい。高速のシェネ~ ステージの中央奥から手前へ。3人の精霊のヴァリアシオン。2人目のオシポワが抜群だった。プリンシパルでもOKだと思った。足を前に投げ出すように進むが、3回やるのだが、だんだん足が高くなっていく。3回目では着地でキープ。実に優雅ですばらしい。超有名な音楽によるソロルのヴァリアシオン。鳥のように後ろに向かって飛んでいく、カブリオール・デリエール。そのあとがものすごかったんです。まず5回転のピルエット。超高速で、平然と、顔色一つ変えずにやった。そのあとステージ中央で3回転のピルエット、そのままアチチュード・デリエールで3回転回った、それがものすごいスピードでしかもよどみなく美しく完璧で、もうこの世のものとは思われなかった。このヴァリアシオンでもう完全に打ちのめされて涙が出そうになった。すぐにニキヤのヴェールの踊り。この超難しい、ヴェールを持ったままポワントのアラベスクで回転するところ、着地がやや乱れ気味なザハーロワ、なんと珍しい。しかしこの技は超難度なのだ。精霊達の踊り。アダージョ、ニキヤがポワントで回り、そこに肩を抱くようにしてソロルが入ってくるところ、2回あったが2回ともザハーロワが斜めになるような感じでしっくりいかなかった。かなり難しそう。ニキヤのジュテ・アントルラセ連発の踊り。ソロルのトゥール・ザンレールの連発。なんと連続6回もやった。フィナーレ。ソロルの高速のシェネ~高速のシェネ~高速のシェネ~ 舞台上手から下手へ。いったい何回回ったんだ?というぐらい回ってた。幕が下りていく。ソロルだけが一人幕前に取り残され、踊り続けている。再び幕が開くと寺院。ソロルは神の許しを請いに行く。しかし寺院は崩壊する。崩れ行く寺院の階段でまたソロルはニキヤの幻影を見る。ニキヤはあのヒマラヤの峰を降りて来た精霊達の、まさに同じ振付でアラベスク・パンシェをしている。幻影は消える。ソロルは階段の上で大きく身体を後ろに反らす。そのまま絶命する。表情は幸せに満ちている。しかしツィスカリーゼ、信じられないぐらいの身体の柔らかさだ。身体が半分折りになっている。ありえない。最後の結婚式がカットされているので非常に蛇足感がなくてよいです。だってあんなすごい2幕と3幕を見せられたらもう…でしたもの。あまり感動しすぎて記憶が飛んでいます、だいぶ… ものすごいもの見ちゃったな~という記憶だけが残っている。大部分の記憶が消し飛んでいるのが歯がゆい。カーテンコールいつものお花は白ベースで、衣装と色が合っていた。ツィスカリーゼは白い花だけ3本抜くと、スタンバイ。ザハーロワが振り向いたら恭しく差し出す。にこっ!とするツィスカリーゼ。ちゃめっけを感じた。カーテンの前でのカーテンコールは主役の2人が3回も出てきてくれた。
2006年05月03日
The Bolshoi Ballet “La Bayadere” (3 Acts) May 3, 2006 (Wed/Holiday) 6:30 pm Tokyo Bunka KaikanChoreography: Yuri Grigorovich (1991) after Marius Petipa Music: Ludwig Minkus Scenery: Valery Firsov and Nikolai Sharonov Costumes: Nikolai Sviridchik Conductor: Pavel Klinichev Music: Tokyo City Philharmonic Orchestra Nikiya: Svetlana Zakharova Solor: Nikolai Tsiskaridze Gamzatti: Maria Aleksandrova ロシア国立ボリショイ・バレエ団 2006年日本公演『ラ・バヤデール』全3幕2006年5月3日(水・祝) 18:30開演 東京文化会館キャスト ニキヤ -バヤデール:スヴェトラーナ・ザハーロワドゥグマンタ -ラジャ:アレクセイ・ロパレヴィチガムザッティ -ラジャの娘:マリーヤ・アレクサンドロワソロル -名高い戦士:ニコライ・ツィスカリーゼ大僧正:アンドレイ・スィトニコフトロラグワ-戦士:ヴィタリー・ミハイロフ奴隷:キリール・ニキーチンマグダヴェーヤ-苦行僧:ヤン・ゴドフスキーアイヤ-奴隷:エウゲニア・ヴォロチコワジャンペ:ジュ・ユン・ペ スヴェトラーナ・グニェドワ、 スヴェトラーナ・パヴロワ、 アナスタシア・スタシケーヴィチ、 アナスタシア・クルコワ、ユリア・ルンキナパ・ダクシオン(第2幕):ユリア・グレベンシュチコワ オリガ・ステブレツォワ、 ネリ・コバヒゼ ヴィクトリア・オシポワ パーヴェル・ドミトリチェンコ エゴール・クロムシン太鼓の踊り:アナスタシア・ヤツェンコ ヴィタリー・ビクティミロフ、 デニス・メドヴェージェフ黄金の仏像の踊り:岩田守弘マヌー(壷の踊り):アンナ・レベツカヤ影の王国(第3幕)第1ヴァリエーション:エカテリーナ・クリサノワ第2ヴァリエーション:ナターリヤ・オシポワ第3ヴァリエーション:アンナ・ニクーリナ指揮:パーヴェル・クリニチェフ演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 上演時間 第1幕 18:30-19:20 休憩20分 第2幕 19:40-20:20 休憩 20分 第3幕 20:40-21:25 cast announced by NBS today世界的スーパースターの競演!すばらしい舞台だった。ツィスカリーゼは神がかっていた。ヒマラヤの神が取り付いたみたいだった。テンションの高い踊り、超絶技巧をしごく当たり前という態度で次々と繰り出していく。まさに絶品だった。神だった。こんなダンサーを生で見ることが出来て、ヒマラヤの神様、ありがとう!という敬虔な気持ちになった。ほとんど祈るような気持ちになった。それからアレクサンドローワがすばらしかった。彼女はほんとにうまい!ザハーロワはきょうは絶好調とは言えなかったが、それでもレベルの高いすばらしい世界を紡ぎだしていた。第1幕寺院神聖な火を起こす苦行僧。苦行僧達の踊り。戦から帰ってきたソロルの軍隊。ソロルの登場。激しくグランジュテしながら、白い衣装で登場。拍手。頭にはターバン。このソロルは非常になんといったらいいか、中性的な魅力をたたえている。ソロル像としてはかなり異質かもしれない。マラーホフのソロル像に近いかもしれない。苦行僧のマグダヴェーヤにソロルは神に仕えるバヤデールのニキヤを呼び出すように命じる。寺院の僧達が現れる。大僧正は舞姫のニキヤを呼ぶ。ニキヤ(ザハロワ)がヴェールを被って登場。拍手。ヴェールを取り去る。ザハロワは髪を明るく染めているのか、ツィスカリーゼにならって化粧が濃いのか、前に見たときよりも濃い化粧の美人顔になっていた。女は変わるわね~ 目の下のラインくっきり! しかし美しい!ニキヤの踊り。大僧正はニキヤに愛の告白。ニキヤは拒否。大僧正は水汲みを命じる。ニキヤはマグダヴェーヤに逢引の手はずを聞く。ソロルがやってくる。手をぱんぱんと叩く。マグダヴェーヤはソロルを去らせる。ニキヤが壷を抱えて登場。ソロ。ソロルはニキヤと抱擁する。ソロルは神聖な火にニキヤへの永遠の愛を誓う。マグダヴェーヤは二人を去らせる。第2場 宮殿。ラジャと娘のガムザッティ(アレクサンドローワ)。ラジャは娘に宮殿の壁画に描いてある英雄ソロルとの結婚を切り出す。承諾するガムザッティ。アレクサンドローワは芝居もなかなかすばらしい。「あんな偉大な方と…恐れ多いわ。」という感情が良く出ている。ディヴェルティスマン子ども達の踊り女官達の踊りニキヤと奴隷の踊り筋肉~の奴隷がニキヤをリフトしまくりの振付。ニキヤが空中から足の甲をそのまま床につけてひれ伏すというのがある。ソロルが呼ばれてやってくる。王様のお付はソロルの親友。王にソロルが来たと告げる。王はソロルに娘との結婚を命じる。ソロルはとまどい、友人と相談する。ガムザッティがやってくる。ガムザッティには笑顔を見せるソロル。ガムザッティは婚約のしるしの純白のヴェールをかぶる。大僧正がやってくる。ソロルを見て怒る。ソロルはあわてて退場する。「あの男、どうしたのです?」「娘と結婚させるのだ。」「なんですって、あの男は舞姫と出来ています。」ソロルへの嫉妬のあまり、よけいなことを口走ってしまう大僧正。「このヴェールを被っていた舞姫です。」「なんだと! ではその舞姫を殺そう。」「誓いますか?」「殺すといったら殺すぞ。」大僧正は意外な展開にますます苦悩を募らせる。大僧正はヴェールを持って退場。実はこの話を聞いていたガムザッティ。苦悩する。ここがなかなかよかった。ガムザッティは壁画のソロルに向かい悲嘆する。さきほどの婚約の印のヴェールを持って自分の運命を悲しむ。しかししばらくするとプライドが頭をもたげてくる。侍女を呼びつける。「舞姫をここに、呼びなさい!」このマイムが決然としていてカッコイイ!ニキヤがやってくる。ニキヤの顔をまじまじとみたガムザッティの動揺。芝居がうまい。「なんて美しいの!」ショックを受けてる。そして動揺を悟られまいと、表情を作り、自分のブレスレットを与えようとする。「いりません。」「あらそう。」壁画の前に連れて行き、突き飛ばす。「ソロル様と別れなさい!」女の戦いが始まる。ニキヤは短剣をかざすが侍女に押しとどめられ、逃げさる。ニキヤを殺すことを決意するガムザッティ。第1幕了。第2幕婚約のお祝いの宴。入場する賓客たち。マグダヴェーヤは毒蛇を仕込んだ花かごを持ってくる。「これでよろしいですか?」大僧正にもドゥグマンタにも尋ねる。マグダヴェーヤ、あんたいったいどっちの味方なん?女性たちの踊り。鳥を持った女性たちの踊り。ソロルとガムザッティはお揃いの淡い紫色の衣装。ますます妖艶なソロル。鼻の左側にピアスをしていて驚愕! のけぞりそうになった。さすがツィスカリーゼ。インドの風習なのでしょうね?これは。パ・ダクシオン壷の踊りアンナ・レベツカヤ、可愛い~ アグネス・ラムちゃんみたいな顔。日本人の子ども2人と踊る。太鼓の踊り。ヤツェンコ、メドヴェージェフ。超アドレナリンな踊りです。ソロルとガムザッティと、パドシスの踊り。パドシスのうち2人は男性、これが若くて可愛い男の子でした~ここでツィスカリーゼが本領発揮です。出だしがマリーヤと2人並んでのものすごいグラン・ジュテから入ります。すごい!マリーヤも超ジャンプが高いのにさらにツィスカリーゼは高い! 驚愕。マリーヤのキレがすばらしい。すごすぎる。ツィスカリーゼはガムザッティに対して笑顔満開。いいのでしょうか、そんなにうれしそうで。そういう役作りなのですね。しかしふとした拍子に思い出してしまう。ソロルは舞姫のマイム、肩の上に壷を乗せているポーズ。これがまた美しいのよ~ その揚げた腕の中にすっと入るガムザッティ、何事もなかったように踊りを促す、ここもすごい~。ツィスカリーゼとアレクサンドローワは非常にコンビネーションが良かったと思いました。ツィスカリーゼは優美で柔らかく、アレクサンドローワは雄雄しく、シャープでしゃきしゃきしていて、男女逆になったみたいに対照的なので、逆にぴったりな感じを受けました。姐御肌で、優柔不断男をひっぱるという感じ。2人のテクニックも超高みにあるのでまさに2人だけ別の世界のバレエという感じでしたね。アレクサンドローワがツィスカリーゼのサポートで3回転超高速回転してピタッ!と止まり、アラベスクする、これがものすごい快感でした。見ていて小気味よさを感じるのです。なんとも気持ちいいアダージョでした。ツィスカリーゼのヴァリアシオンは度肝を抜いた。トゥール・ザンレールの連続、間に何もはさまないものを2セット、3セット目はトゥール・ザンレール1回。とにかく、なにもかもがすばらしすぎる。しかも力強くかつ非常に優雅に踊る。このヴァリアシオンはいつも超有名な音楽で2幕で演奏されるものではなく、聴いたことがないものだった。マリーヤのヴァリアシオンもすばらしかった。コーダでステージの中央奥から手前へ2人でジュテ・アントルラセ、すばらしいマリーヤのイタリアン・フェッテ、完璧。続いて、グラン・フェッテが始まる。すべてシングルだがスピードがすごい! 少なくとも22回転は回っていた。最後は乱れたがご愛嬌。すばらしかった。ニキヤがやってくる。ソロルは動揺して東屋の柱をつかんでいる。ニキヤは恨めしげに踊る。ソロルはドゥグマンタの隣で、目を伏せている。しかしニキヤのほうを時折、じっと見つめる。ニキヤは花篭を受け取る。ソロルからの贈り物と聞き、喜んで明るく踊りだす。そんなニキヤを、立ち上がって茫然と見つめるソロル。ザハーロワの足を180度真横に開いた開脚ジュテ、すごい! 2回やった。これは数年前のルジマトフとの競演の、レニングラードバレエ団公演「バヤデルカ」でもやっていた技。女の人でこの技はあまり見たことがない。しかし蛇がニキヤの首筋に食いつく。騒然となる。マグダヴェーヤは蛇を処理する。ニキヤはガムザッティを指さす。「あんたがやったのね!」大僧正はニキヤに毒消しを与える。ニキヤはソロルの方を見る。ソロルは頭を抱えて目を背ける。そんなソロルに絶望したニキヤは薬を落とし、絶命する。倒れた瞬間、駆け寄るソロル。もうニキヤは死んでいる。ソロルはこれがドゥグマンタの陰謀だっだとわかり、その場を走り去る。第2幕了Part 2 へto be continued
2006年05月03日
DVD : The Bolshoi Ballet The Pharaoh's DaughterMusic: Cesare Pugnibased on a story by Théophile GautierBallet in three actsPierre Lacotte’s reconstruction of The Pharaoh’s Daughterbased on Marius Petipa’s original 1862 balletChoreography, Stage Design and Costumes: Pierre LacotteChoreographed after Marius Petipa Svetlana Zakharova (Aspica)Sergueï Filin (Lord Wilson/Taor)Maria Aleksandrova (Ramzé)Dimitri Gudanov (Le Pecheur)othersthe Bolshoi Theatre BalletOrch : The Bolshoi Theatre’s orchestra. Cond: Alexander SotnikovFilmed at the Bolshoi Theatre Moscow, October 2003キャストアスピシア:スヴェトラーナ・ザハーロワ ウィルソン卿/タオール:セルゲイ・フィーリンラムゼ:マリーヤ・アレクサンドロワ漁師:ドミートリ・グダノフ漁師の妻:インナ・ペトロワパ・ダクシオン: アンナ・ツィガンコワ アナスタシア・ゴリアーチェワ デニス・メドヴェージェフ イワン・ゴドフスキーナイル川の王:ウラディーミル・モイセーエフ川: アナスタシア・ヤツェンコ エカテリーナ・シプーリナ エレーナ・アンドリエンコ現在世界最高のバレリーナ、ザハーロワ降臨!彼女のすばらしさが200%発揮された舞台。フィーリンの肉体の美しさに釘付けです。彼のアントルシャはほんとスゴイ!アレクサンドロワはザハーロワとタイプは異なります。めっちゃシャープでうまい。川(ナイル河の精?)は3人ともめちゃうま。なかでもシプリナは金髪で超美人。エレーナ・アンドリエンコは細い。漁師のグダノフも金髪の長髪でかっこいい。「猿」がめちゃうまい。同じラコット復元版でも、パキータとは違い、場面は多いし、セットも豪華、衣装は替わるわで、贅沢感は充分あります。ラコットさんの作品は純粋に踊りを楽しみましょうってことでひとつ。シプリナは5月4日マチネのガムザッティ、アンドリエンコは5月11日のラムゼ、ドミトリー・グダノフは同じく5月11日のタオール、アナスタシア・ヤツェンコは5月10,12日のラムゼにキャスティングされている(5月2日現在)。to be continued
2006年05月02日
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