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candy pink

candy pink

March 11, 2004
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2/27に

「オリヴァー・トゥイスト」("Oliver Twist")

をみに行ってきた。

わたしはディケンズという作家がとくにすきなわけではない。

おそらく小学生の頃に

世界の名作全集のひとつとして「クリスマスキャロル」を、

大学に入ってから「大いなる遺産」を読んだきりだと思う。

ディケンズは

19世紀のロンドンを知るのには

欠かせない作家であると思うので

興味があったのである。

英文学をきちんと勉強したこともないわたしが

こんなことを書くのはとても気が引けるのだけれど

あえて「オリヴァー・トゥイスト」のバックグラウンドを

簡単に書くとすると・・・。

ヴィクトリア朝。

それは「大英帝国」が世界中に植民地を広げて

全盛をきわめたときである。

その反面国内ではインモラルなことが横行していた。

さて、この舞台。

キャストの衣装は黒やくすんだ色を基調としていた。

どうでもいいことだけれど

日本のファッション誌などで

「イギリスの少年風のスタイル」

などと書かれている丈短のパンツは

明らかに現代のイギリスの少年ではなくて

ディケンズの時代のイギリスの少年だと思われる。

この舞台の話に戻ると・・・

ダークな感じのするステージだった。

それはなにもキャストの衣装や

舞台のセットのせいだけではないと思う。

それでいてスタイリッシュな舞台だった。

住所の書かれているプレートも新聞も広告も、

しゃれていた。

それに、とてもダークなテーマを扱っていながら

芝居が演じられているあいだ、

その場の空気が澄んでいる気がした。

それは音楽のせいかもしれない。

この舞台は芝居でありながら

要所要所に歌も織り込まれていて

キャストたちがコーラスで19世紀の歌を歌うという、

ミュージカル的な要素ももっていた。

ストーリーや登場人物はというと・・・

原作よりかなり簡略化されていた。

オリヴァ―の弟や、こまかい人物などは出てこない。

映画にしろ舞台にしろ

壮大な物語を限られた時間内に収めようとすると

それは仕方のないことなのかもしれない。

それに原作と全くいっしょではないというのが

プロデューサーの力量の試されるところなのであろう。

ちなみにこの舞台はNeil Bartlett氏によるもの。

"Please Sir, I want some more"

とおかわりを乞うたばかりに

貧民院を追い出されることになったオリヴァー。

「オリヴァー・トゥイスト」は

勧善懲悪的と言えると思う。

悪者はしまいには誰もいなくなってしまうのである。

あまり読んだことないからまだ結論を下すことはできないが、

わたしがディケンズをあまりすきでない理由は

彼の書く物語がどこか教訓めいているところだと思う。

---
今日のロンドンは底冷えである。

郵便局に行く以外は部屋に留まることにする。

この寒さ、どうやら明日までつづく模様・・・。





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Last updated  March 12, 2004 03:09:56 AM コメントを書く


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candy pink @ Re[1]:Happy new decade!(01/03) lumi6765さん >毎年新しいことにチャレ…
lumi6765 @ Re:Happy new decade!(01/03) 毎年新しいことにチャレンジっていいです…
candy pink @ Re[1]:back home(11/06) lumi6765さん >おかえんなさーーーーい…
lumi6765 @ Re:back home(11/06) おかえんなさーーーーい。 どーでした?…
candy pink @ Re[1]:今週。(10/06) lumi6765さん >そーそー。旅先であれも…

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