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保険の異端児・オサメさんComments
久々に日本の話題である。しかし、実はパリにも多少関係がある。
先週、仕事で六本木の東京ミッドタウンに行く機会が数回あった。時節柄、随所でクリスマス・イルミネーション花盛りであるが、ここ東京ミッドタウンもその例に漏れない。それどころか、この場所は、都内でも屈指のイルミネーションの名所となっている。
今年で2回目というクリスマス・イルミネーション。その素晴らしさは、昨年も、家内から知らされていたのが、昨年は見る機会がなかった。そして、今年は出張のお陰で、意図せずして、その機会を得る。
しかし、その前週、パリ・シャンゼリゼで華麗なるイルミネーションを目にしてきたばかりの私である( 関連ブログ )。その余韻が強すぎて、実は、東京ミッドタウンのイルミネーションに対して、正直、期待する気持ちは持ち合わせていなかったのである。
そんな私が、「おや?」と思ったのが、ショピング街ガレリアの3階からふと外を見て、目に留まった電飾。木々に飾られた、ワイングラスを形どった白い電飾(どなたかのブログの中では茶筅に例えられていたが、一見、その表現の方が的を得ている)。そこには、光の水滴が滴り落ちる演出が施されていて、「これは、パリで見たのと同じ演出ではないか」と驚く。
そして、帰りの地下鉄の中で、目の前に座っていた女性二人の会話が耳に入る。それは「ニュースでやっていたけど、あのイルミネーションはパリのシャンゼリゼと同じものらしいよ」という内容だった。その時、「そのシャンゼリゼのイルミネーションを先週見てきましたよ」と口に出したい気持ちを抑え、二人の話に耳を傾けていた私であった。
翌日、再び東京ミッドタウンを訪れた私は、夜、家内と待ち合わせ、イルミネーションを楽しむ。前週のパリ出張は、仕事とは言え、家内にとっては羨ましいこと。シャンゼリゼのイルミネーションのお裾分けと言えないまでも、それがパリで見たのと同じものであることを説明し、プチ・パリ、ミニシャンゼリゼを体験してもらったのである。(下写真)

ところで、東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館では、先週末まで、日仏交流150年記念イベントとして、パリのピカソ美術館の作品を集めたピカソ展が開催されていた。そして、実は、このイルミネーションもまた、同じ記念イベントの一つであり、パリ市の後援を得たものであることをHPから知る。その名も、シャンゼリゼ・イルミネーションである。(ちなみに堺で見た、薩摩焼の展覧会( こちら )も日仏交流150年記念イベントだった)
水滴が滴り落ちる演出は、実は雪が降る様をイメージした演出であり、スノーフォールと呼ばれているらしい。が、パリで見たものの方が景色に溶け込んでいたように見えたのは、そのスケール故だろうか。しかし、日本でシャンゼリゼのイルミネーションを疑似体験できるとは、何とも表面的には平和な世の中である。
その他、東京ミッドタウンで目にしたクリスマスの演出は、庭園に繰り広げられる青白い空間。それは広大な銀河を表現していて、そこに星座が浮かぶ(下右写真)。そしてクリスマスツリーはというと、その名は、キリコツリー(下左写真)。それは江戸切子をモチーフにしているのだが、そのことを知るのも実はHPを見てからのこと。台座の部分には、切子模様もあり、ツリーの中に入って見上げると、鏡面の世界が広がるという。随分と、見るべきポイントを見落としていたものである。

東京ミッドタウンは、江戸時代には長州藩の下屋敷があった場所とのこと。そういう歴史的背景もあってか、ソフィスティケイテッドなスポットでありながら、その内装には和の要素が数多く取り入れられている。そして、クリスマスツリーにも、しっかり和の要素が取り入れられていることを知ると、さすがと頷かされる。
東京ミッドタウンのクリスマスイルミネーションは、日仏交流150年を記念した、日仏文化の競演でもあったのではないか、と思うのである。
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