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貞元二十年(西暦八〇四年)。唐の都、長安では、妖異な事件が続いていた。役人劉雲樵の屋敷に猫の妖物が憑依し、徳宗皇帝の死を予言。また驪山の北にある綿畑では、皇太子・李踊が病に伏すことになるとの囁き声が聞こえてきたという。そしてこの二つの「予言」は、やがて現実のものとなった…。同年、遣唐使として橘逸勢らとともに入唐した、若き留学僧・空海。洛陽の街での道士・丹翁との邂逅へ経て、長安に入った彼らは、やがて劉家の妖物に接触することとなった。劉はすでに正気を失っていたが、空海は、青龍寺の僧・鳳鳴とともに悪い気を落とし、次の次第を聞くことになった…。 沙門空海唐の国にて鬼と宴す(巻ノ1)徳間ノベルズ価格:860円(税込、送料別)ず~っと読みたいなあと思っていた本が、ハードカバーからやっとノベルズ化しました♪ん~、本当は軽くて読みやすい文庫の方がよかったんですけどね。。文庫になるのを待ってたら、あと三年はかかりそうなんで、とりあえずノベルズ版で妥協。。おお~、まさに夢枕ワールドのお話でしたねえ☆こういう話、大好きですよ主人公は、のち高野山で真言宗を開くことになる空海ですが、舞台は中国ですから、一応中国歴史モノと言っていいんでしょうねえ??スゴイなあ。何でも書けちゃうんだなあ、夢枕さんて。。。空海のキャラが、またいいですね超自然体というか、不思議キャラで。(笑)それに、空海と逸勢コンビは、「陰陽師」の安倍晴明と源博雅コンビと似て、これもまたホノボノしてますね二人の会話を読んでると、微笑ましくて、つい笑っちゃいます。で、空海は今、長安でとある妖物の謎を追ってます。それはどうも、あの楊貴妃と関係があるようで…。次の巻が楽しみです♪
2007.07.31
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9・11テロの現場での悲痛な遺体の身元確認作業。死体の腐敗を観察する施設「死体農場」。爆破現場で見つかった身元不明の1本の脚の謎…全米トップの「死体のプロ」が明かす衝撃の内幕。死者の声に耳を傾け、正義のために苦闘する現実の『検屍官』の実態がすべてわかるノンフィクション。『死体は語る』の上野正彦氏推薦。 ひじょ~に興味深い本でした!こんな世界もあるんですねえ。。著者のエミリー・クレイグ氏(女性ですが)は、全米でもトップクラスの法人類学者の方です。法人類学というのは、「形質人類学の成果をもとに、それを犯罪捜査に応用する方法を研究する学問」。法人類学者は、検視官や監察医とはまた違う死体のプロです。つまり、全身がそろった新しい死体なら法病理学者が担当しますが、骨だけになってしまった死体などは、法人類学者の担当です。いわば法人類学者とは、骨のプロ。骨の一部を見ただけで、それが身体のどの部分の骨であるとか、骨の特徴から、性別や人種などを見分けることができるっていうんですからスゴイですね。この本では、著者が、法人類学の道に進んだ過程とか、著者自身が関わった事件のプロセスが事細かに記されていて、非常に面白いです。そして著者の仕事に対する情熱にも頭が下がります。常に死と向き合う仕事ですから、精神的、肉体的にもとてもハードみたいですが、それでも科学者として、犯罪に立ち向かう姿はとても素晴らしいなあと思いました。なんだか沢口靖子さん主演のドラマ「科捜研の女」のマリコさんを思い出してしまいましたね法人類学なんて今まで全然知りませんでしたが、世の中にはこういうスゴイ人たちがいるんだなあということを知って、何だかちょっと安心まあ犯罪がなくなる世の中であれば一番いいんですがねえ。。。 死体が語る真実●●秋乃みかくの読んだ本リスト●●
2007.07.28
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秘書の仕事を紹介され、鎌倉の洋館に通う柚ノ木透子。雇い主の龍緋比古は、美術評論や幻想怪奇の分野で有名な著述家だった。ところが明治期にも同名の人物がいることから「不老不死の吸血鬼では」と知人に脅され、白皙の龍に不気味さを感じていた。同じ頃、東京で吸血鬼出没の噂が流れ、行方不明者が続出。そして透子が目撃することになる信じがたい光景とは…。 龍の黙示録祥伝社文庫価格:650円(税込、送料別)…うーん、設定は面白いと思うんですけどね。でもイマイチワタクシのツボには入らなかったかな~。。まずキャラに感情移入できない。特に透子ちゃんの言動は、理解不能です。なので読んでいて、なんか違和感だらけというか…。何でそういう発想になるの??ってカンジが延々と続いてしまって。。だもんで、内容もイマイチわかりにくかったとゆーか、この本の世界に入り込んで読めなかったですね。龍センセも、もう少し個性が欲しかったかな~。。ってそれはアタシの願望ですけどねそーいえば何年か前、この篠田さんの建築探偵シリーズを読んだことがありますが、それも途中で飽きて、読むのやめちゃったっけな。。。どーもこの方とは、イマイチ感性が合わないようで…。とゆーことで、今後、篠田さんの本はもう読まないでしょう。。。
2007.07.26
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面白かったー!!なんかこの本で、藤原道長という人物のイメージがドカンと変わりましたねこの本の道長は、ほんとにフツーの人で、「何たること、何たること」とブツブツ呟きながらも、まわりがバタバタと倒れていったおかげで運よく官僚の第一人者となり、いつの間にやら天皇の外戚になってしまったというカンジですもんね。最後の方は、孫可愛さのあまり三条天皇と対立してしまった道長ですが、なんだかそれもすごく人間的というか、微笑ましい部分もありました。道長ってホント、ラッキーなお人です飛鳥時代の藤原不比等もどこかそんなところがありましたよね。何かに導かれているみたいに、自分が何もしなくても、権力が転がり込んでくるみたいな。栄華を極めるお人というのは、やはりそんな不思議な力に導かれるものなのでしょうか。お役所勤めのタイヘンさも、はたから見ていると面白いですね。政治は魔物とゆーか、王朝社会そのものが伏魔殿というカンジで。平安社会の魑魅魍魎というのも、そんな伏魔殿社会が生み出した幻想なのかもしれませんねあ、そーいえば、あの有名な清少納言も出てきました!清少納言って、中宮定子の女房でしたからね。頭のまわるチャキチャキしたキャラクターです。って「枕草子」なんて、高校時代に古文の授業で読んだくらいだけどさ…。。。とにかく、とっても面白かったです♪●●秋乃みかくの読んだ本リスト●●
2007.07.24
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えー、時は平安時代。タイトルを見てわかるとおり、主人公は、藤原道長でございます。藤原道長といえば、「この世をばわが世と思ふ望月の虧けたることもなしと思へば」という歌のイメージで、何やら権力の権化とゆーか、冷酷非情な人物像を思い浮かべてしまうのですが、この本の道長は、ちょっとカワイイというか、イマイチ冴えない感じ男なのであります。末っ子ゆえの世渡り下手というか、生真面目でのほほんとしてるカンジ。父兼家のおかげで、なんとかいい位をもらった道長ですが、政治の世界をよく知らず、右往左往したりしてね。兄二人の方がよっぽと要領がいい。しかし、この道長の二人の兄、道隆、道兼が次々と亡くなってしまい、オマケに流行病(疫病?)で、他の重鎮たちも次々と死去。主だった者の中で生き残ったのは、道長と、兄道隆の次男伊周のみ。この二人が関白候補となります。しかしそこにはいろいろな思惑が…。。時の帝・一条帝は、どうやら愛する中宮定子の兄・伊周を関白にしたい模様。ですが、一条の母で、道長の実姉である詮子は、それに反対。道長を関白に推しますが…。その続きは下巻のお楽しみ♪しかし道長はノンビリ屋さんです。姉の詮子の方がむしろヤリ手。そんなのほほんとした道長のキャラクターがとっても新鮮でイイですね●●秋乃みかくの読んだ本リスト●●
2007.07.20
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政敵と同盟をむすび、着々と地位を築くユリウス・カエサル。元老院が彼に与えた新しい使命は、属州総督としてアルプスの北、ガリアの地を平定することだった。勇敢な指導者に率いられたガリアの諸部族との戦いは容易ではなく、さしものカエサルも、五年を越える歳月を要した…。そして数々の改革を成し遂げて、ローマを比類なき高みに導いたこの英雄にも劇的な最期の瞬間がやってくる。世界史を書き換えた男カエサルの五十余年の劇的生涯を描いた空前の歴史エンターテインメント!! この本でのカエサルは、神の末裔であり、ゆえに神々に守られている男、として描かれていたので、暗殺の前には、悪夢を見たり、三月十五日は不吉な日と予言を受けていたり、まあ小説らしい描かれ方で終わったなあというカンジですかね。ガリアでの戦闘や、ポンペイウスとの対決など、枚数制限があるせいか、わりとさらりと書いていて、なんだかあれよあれよという間に終わっちゃったし。。うーん、やっぱりこれは、多少カエサルやローマについての知識がないと、わかりにくい本ではなかったでしょうか。。まあとにかく、いつの世も政治というものは血なまぐさいもので、カエサルもいろいろ残酷なことはしてきたワケですね。(当時としては、生き残るための手段として仕方なかった面もありますが)そういう人間臭いカエサルもそれなりに面白かったですが、やっぱり塩野さんが描くカエサルの方が好きかな。(笑)塩野さんの描くカエサルは、塩野さんの愛が溢れてましたからねまあこれからもいろんなカエサルを読んでいけたらと思います カエサル!(下)●●秋乃みかくの読んだ本リスト●●
2007.07.18
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世界史上、最高最強の政治家にして、軍事的天才。混乱する共和制ローマに終止符を打ち、偉大なる世界帝国の基礎を築いた男。いかなる賛辞も過剰ではない、稀代の英雄、それがユリウス・カエサルだ。「神々と王たちの血を引く」家系に生まれた青年は、策略を用い、弁舌で人を動かし、ときには自らの肉体をなげだして、人生を切り開いていく。民衆派の指導者として新しい政策を打ち出したこの男を群集は歓呼をもって迎える。かつてない迫力で人間カエサルを描く歴史活劇小説、ここに登場! 本屋さんで見つけて、思わず買ってしまいました翻訳ものは読みにくいものが多いので(特に文章が)、どうかな~と思いましたが、これはそれほどでもなかったです。それにカエサルについては、塩野七生さんの「ローマ人の物語」で、一応勉強しましたからね話の流れはだいたい掴めてたので、めちゃくちゃ難しいということはなかったですが、でもローマやカエサルについて何も知らない人が読んだら、ちょっと難しいかも…と思いました。この上巻では、カエサルの少年時代から、ガリア戦記の一年目までを描いてます。小説という形でカエサルを描いているので、非常に人間臭いカエサルだなあという印象。もうめちゃくちゃ野心マンマンですしね。女だけでなく、男とも寝ちゃうし。(笑)まあ上巻は、政治的な殺伐とした話が多く、ちょっとニガテな世界の部分が多かったのですが、次の下巻は、どうかな??ガリア戦記をどう描いているのかが楽しみです♪ カエサル!(上)●●秋乃みかくの読んだ本リスト●●
2007.07.12
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人生最悪の大失恋に絶望するさなか、"世界一ラブ&ピースなお坊さま"の笑顔に出会って一念発起。「この笑顔に直接会って、未来を明るく変えたい!」心に暗雲を抱えながらも、人生を賭けた、てるこの無謀な大冒険が始まった!生のダライ・ラマに出会うまでの長い道のり一部始終、感動の私的ノンフィクション。旅人OL、再びインドへ!! てるこさんの今度の旅は、ダライ・ラマに会う旅。うわ~ホントに出会えてしまうなんて、スゴイことですね!!てるこさんは某東映社員ですから、仕事と絡めていける幸運はあったにしろ、でもこれは、てるこさんの「ダライ・ラマに会いたい」という一途な思いがあったからこそですよね。ホント、素晴らしいです今回の旅も、ステキな人との出会いがいっぱいありました。まずは、ダライ・ラマの故郷チベットへ。と言っても、チベットは現在、中国の一部でチベット自治区となっており、自由な旅は出来ず仕舞い。。チベットには自由がない、ということを思い知らされて、切ない旅になったようです。ふーん、ワタシもチベットのことはよく知らなかったけど、複雑な歴史があるようですね。だから、ダライ・ラマは亡命してるのか。。。で、次は、チベット文化が色濃く残る北インドのラダックへ。ここでてるこさんは、チベット仏教について、たくさんのことを学びます。はあ~こんなふうに、日常的な生活の中に仏教が浸透してると、なんかステキだなあ☆ホント、みんないい人になれちゃうような気がしますね♪読んでいて、今の日本に足りないのは、こういう心の豊かさじゃないのかなあってシミジミ思いました。祈る時も、生きとし生けるもののすべての幸せを祈る。自分と世界中の人の幸せは繋がっているんだから、世界が平和になれば、自分も自動的に幸せになるんだよ、という心の余裕が素晴らしいですね。本当に、ワタシもこの本から、いろいろなことを学ばさせていただきましたとてもステキな本でした♪ ダライ・ラマに恋して●●秋乃みかくの読んだ本リスト●●
2007.07.09
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日本の検死官というのは、戦後、アメリカのGHQが取り入れたものです。なのでやっぱ日本は、アメリカほどこの制度は発達していないみたいで…。この本で描かれている芹沢常行さんという人は、長い間警視庁で検死官を勤められた方なんですが、ドクターではなく、ごく普通の警察官だったみたいです。うーん、警察官だったら普通、検死なんて仕事はイヤじゃないのかな??だって死体ばかりを相手にするわけですから。それも普通の死体ばかりではなく、無残な死体もあるでしょうからねえ。。でも芹沢さんは、どうやら検死官向きの性格だったらしく、長い間勤めてこられたのですね。すごい!どの話も面白かったですが、特に「マーチン少佐溺死事件」は面白かったですねえ実はマーチン少佐というのは、架空の人物で、イギリス諜報機関がドイツ軍とヒトラーを欺くために画策した陰謀でした。作戦をたてたイギリスは、まずその作戦に相応しい飛行機事故遺体を探し出し(でもこれは実際には肺炎で死んだ男だった)、機密文書をもたせ、スペインのある港街で引き上げられるよう仕組んだのですね。そこはドイツスパイが多い所。そしてその機密文書から、次の目標はサルディニア島だと、ドイツ軍に思い込ませたのです。ドイツ軍は、シシリー島からサルディニアへ移駐し、連合軍は、まんまとシシリー島に上陸。そして難なく敵陣深く進攻することが出来たのです。シシリー島は戦略的にとても重要な場所だったので、ドイツ軍も守りを固めていたのですが、そこをまんまと奪いとったワケです。でもその頃のドイツの医学は進んでいたので、もしドイツ本国へその遺体が送られていたらアウトだったでしょう。検死されて、これはおかしいということになったに違いないですから。ここが歴史の変わり目だったのですね。うわー、ゾクゾクしますね♪この本を読んで、改めて検死の大切さを認識いたしました。ハイ。 東京検死官 ●●秋乃みかくの読んだ本リスト●●
2007.07.06
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いや~やっと観れましたよレンタル屋さんに行っても、ず~っと貸出し中だったんで…。内容は…まあ、よくあるストーリーってカンジで、ちょっと平凡だったかな?アカレッドって、結局いったい何だったんだ?? とも思いましたけど。(笑)今回は、戦隊30作記念作品ということで、ちぃ兄(マジイエロー)、ヒカル先生(マジシャイン)、テツ(デカブレイク)、アスカ(アバレブラック)、七海ちゃん(ハリケンブルー)の面々たちがご出演です。…うーむ、ビミョ~な人選ですな。。まあ何はともあれ、せっかく出てきたんだから、この5人とボウケンジャーの面々がもっと絡んで欲しかったなあ。。ほぼ、映ちゃんとしか、絡んでないような気が…。やっぱり欲を言えば、ボウケンジャーVSマジレンジャーを観たかったですね。。マジレンジャー大好きだったし。ボウケンジャーVSマジレンジャーであれば、間違いなくDVD買ってたトコですけどね。。いろいろウラ事情があるのでしょうが、それがとっても残念です 轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊(DVD) ◆20%OFF!
2007.07.05
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「イケメンパラダイス」という副タイに惹かれて見ちゃいました(イケメン大好きだぜ♪)いやコレって、スーパーヒーロータイムファンには、タマらないじゃないスか!!ボウケンジャーのチーフこと高橋光臣くんが出るのは知ってましたが、他にも仮面ライダーカブトの天道くんこと水嶋ヒロくん、サソリ坊ちゃまこと山本裕典くん、さらにゴウライジャー弟こと姜暢雄くんまで出てるとは!!さらに主役級が小栗旬くんとくれば、いやいやもうタマりませんな☆(小栗くん結構好きなのだ)さらに宝塚ファンとしては、紺野まひるちゃんが出てるのも嬉しいです♪とか言いながら、肝心の主役が…。。堀北真希ちゃん、浮きすぎだよ。。。まわりが男ばっかの中で、真希ちゃんは小柄なせいか、制服がもうブカブカで、どう見てもカッコ悪いし、全然男に見えないし。。妙に違和感ありすぎでした…。内容としては、「ま、少女マンガの世界よのう」ってカンジ?? (ビミョ~…)まああと2~3回見て、見続けるどうか判断します。(笑)やっぱいくらキャストが良くても、内容がつまんなかったら、見続けるのはツライですからねえ(>_
2007.07.04
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「私の運命のオトコが、なんでサル顔なわけ!?」。東南アジア最後の辺境ラオスで"旅人OL"が見つけた最愛の男は、サル顔の自然児だった。旅先でナンパされ、出会ったその日に告白されて…それでも本気でホレたから、"お持ち帰り"することに決めたのです!運命? 勘違い? 不安材料てんこ盛り。笑いと涙のハチャメチャ恋愛亡命記! てるこさんの今度の旅は、ラオス!!しかも本気恋愛付きの旅となりましたそれも恋したのは、サル顔の男。(笑)いや~読んでると、めちゃめちゃ楽しい♪誰とでも仲良くなれちゃうてるこさんは、相変わらずパワフルですね~ラオスの人たちも、すごく純朴で人懐っこくて優しいし。その出会いが、とても楽しく描かれています。他の東南アジアの旅本を読んでいても思うのですが、あそこらへんの人たちって、まさに「人類皆兄弟!!」なノリで、すごく親切ですよね。今の日本社会では考えられないくらい。こういう人たちのことを書いてある本を読むと、なんかいつも反省させられるんですよね。あ~アタシって優しくないよなあって。。(笑)まあ住んでいる社会が違うんだから、仕方ない部分もありますけど、今のこの殺伐とした日本はどうよ?? なんて思ってしまいますねかと言って、おおっぴらすぎて、プライベートがあまりないあーゆートコに住むのはちょっとなあ…なんてことも思っちゃいますし。。ホント、勝手だな。(笑)とにかく、ラオスという国が好きになっちゃいそうな旅本でした♪ モンキームーンの輝く夜に●●秋乃みかくの読んだ本リスト●●
2007.07.04
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紀元54年、皇帝クラウディウスは妻アグリッピーナの野望の犠牲となり死亡。養子ネロがわずか16歳で皇帝となる。後に「国家の敵」と断罪される、ローマ帝国史上最も悪名高き皇帝の誕生だった。若く利発なネロを、当初は庶民のみならず元老院さえも歓迎するが、失政を重ねたネロは自滅への道を歩む。そしてアウグストゥスが創始した「ユリウス・クラウディウス朝」も終焉の時を迎える…。 いよいよネロの登場です。まあよくよく考えてみれば、この人も結局、可哀想な人ですね。。一応、一所懸命、頑張った面もあるみたいなんですが。。。印象としては、カリグラはお子ちゃまというカンジでしたが、ネロはお坊ちゃまというカンジかな。ギリシアかぶれしすぎたのは、ローマ皇帝としてはちょっと失格だったですね。個人として楽しむだけならよかったんですけどね。それに、母親殺し、妻殺し、キリスト教徒迫害と、後世から見れば、非道なことをしてきたのもちょっと…。結局いろいろあって、ネロは、「国家の敵」とみなされるようになり、自死に追い込まれます。まだ30歳という若さでした。後世、悪名高き皇帝の筆頭となってしまったネロは、別に頭が悪い若者でもなかったし、決して暴君だとも思いませんが、ただ性格や能力の面で、まだまだ未熟だったのかな??というカンジですかね。やはり皇帝になるには、若過ぎたんでしょうねえ。。。うん、やっぱりちょっとお気の毒… ローマ人の物語(20)●●秋乃みかくの読んだ本リスト●●
2007.07.02
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