くぴんのブログ
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平尾誠二さん(神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー 兼 総監督) の講演を職場で聞く機会がありました。 「強いチーム作り」について体験に基づいた持論を聞くことができました。 一例として、タックルを教えるときの話を書きます。 タックルは痛くて怖いものです。今は防具をつけて練習したりするそうですが、 昔は痛みと恐怖を上回る気迫で倒す練習をしたそうです。 昔は、タックルは「頭から行く」、「相手を仰向けに倒す」の2点だけを教えれば 10人中9人はできたそうです。 今は、「立つ位置」、「つかみかた」、「倒し方」、「倒した後の形」、、、など非 常に細かく解説 し、ひとつでも抜けるとできないそうです。 では昔の選手のほうが優秀だったかというとそうではなく、タックルをする痛みとで きなかったあとで「しばかれる」 痛みを計算し、タックルする痛みを選ぶから10人中9人ができたそうです。 このできなかった1人に対しても、突き放しをしてその後、追試をし、できたらチー ム全員でめちゃくちゃ喜んで あげるということがあったそうです。 「ひとりひとりがチームのために貢献したい」という気持ちが自発的に生じていく雰 囲気を維持していく仕組み を作り上げることが大切だということでした。 ほかにも「今、ここで最善をつくす大切さ」など、ききどころを非常におもしろく話 してくれました。 こんなに笑い、引き込まれる講演は初めてでした。
2009年01月09日
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