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今転職活動中。今朝、電話で面接を受けた。はじめてのことだったので、とても緊張した。顔が見られないっていうのは、相手がどう思っているかわからないから、よい受け答えだったのかが推測できず、判断に困る。シニア・マネージャーという肩書きの人だったので、男の人だと思っていたら、女性の方だった。私は女性が働くのは当然だと思うし、子供を産んでも働く権利があるし、もっと社会がそれをバックアップすべきだとも思っている。それなのに、まだ管理職は男の人、という固定観念があったのだと、自分でもびっくりした。子供がいながら働くのは、いろいろと厳しいモノがある。一番は時間に制約があると言うことだ。でも、私はそれで仕事を効率よく進めるこつを学んだ。独身時代の、だらだらしたワークスタイルより、ずっとずっとよいと思う。いまはかなりワーキングマザーに対する理解が進んできているが、まだまだ会社によっては、まったくNGのところもある。「定時に帰る社員はうちの会社では採用できません」とはっきり言われたこともある。それぞれ事情があるから、その会社を責めることは出来ないけれど、未来の日本、世界を背負って発つ人材を育てているのに、なぜここまで冷遇されなければならないのか、と感じることは多々ある。男の人は本当にうらやましい。うちの夫は協力的だけど、今の会社は家庭に時間を割くなんてとんでもない、と言うような感じのところで、定時になんて帰れない。私は今はまだ子供が小さいし、残業ばりばりするようなスタイルでは働きたくない。子供との時間も大切にしたい。そうやって働いている人もたくさんいるし、自分が求めれば、きっとその道は開けると信じている。かなり古い映画で、「赤ちゃんはトップレディがお好き」というダイアン・キートンが主演したワーキングマザーの映画があった。劇場で見たけど、すっかり忘れていて、最近ワーキングマザーのサイトでそれについてのコメントを見つけて、思い出した。パンフレットも買ってあったので、パンフレットも見てみて、内容などを思い出した。当時は、ワーキングマザーなんて、まったくイメージがわかなかった。自分が仕事を始めた当時、ある女性にインタビューをしたことがあって、彼女はワーキングマザーだったのだが、インタビューの終わりの時間を気にしていた。保育園のお迎えの時間があるからだ。自分は毎日遅くまで働いていたし、インタビューされる人は、喜んで時間を割いてくれていたから、なんなのだろうと、思ったことがあったけど、今の私は痛い程良くその状況がわかる。当時を思い出し、彼女に申し訳なかったと思うくらいだ。映画の内容は、経営コンサルタントのJ・Cはタイガー・レディと異名を持つほどばりばりのキャリアウーマン。ある日突然、いとこの遺産として、赤ちゃんが転がり込んでくる。育児にとまどっていると、部下に出世を追い越され、社内でも冷遇されはじめた。里子に出そうと思ったが、情が移ってしまい、会社を辞め、田舎に引っ越すことに。赤ちゃんのために、ベビーフードをたっぷり作り、余ってしまったものを売りに出したらこれが大当たり。それをビジネスとして成功させようとする、というストーリーだ。同棲していた投資家の男はすぐに逃げてしまうし、会社はほんとに手のひらを返したような待遇だ。日本なら、今でもこういう状況はごろごろ転がっている。アメリカは当時とはかなり状況が変わってきているのではないか。訴訟をおそれて、ワーキングマザーに優しくしたり、せっかく育てた人材を手放すのは得策でない、と悟ったのもあるだろう。「フレンズ」でも妊娠したレイチェルに、訴訟をおそれ、ちょっと長めの産休を会社が与えるというエピソードがあったっけ。あああ、今度の仕事が決まらないと、どんどん自信がなくなっちゃう。くさくさしちゃうよ。これがだめだったら、やっぱりフリーになるしかないかなぁ。悩みに悩む、転職ワーキングマザーです。
2003年08月29日
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ほんとは29日、今まさに経験した出来事なのだけど、29日の日記は書いてしまったので、昨日の分に書いておこう。みんな!訪問販売には気をつけて! 私はだまされないと思っていたけどあぶなかったぁ。専業主婦の人は大変だ。いや、私のように、自分の収入がある人のほうが危ないのかも。でもほんとだったらそう言う人は平日の日中家にいないか。。。実は、あぶなく35万円で掃除機を買ってしまうところだった。昨日、お布団、ベッドのクリーニングをしてくれる、という電話があった。ここのうちは古くて、ほんとにほこりがひどく、引っ越してきた当時は咳が止まらず、肋骨を骨折してしまったほど。寝室やリビングダイニングは、徹底的に掃除して、きれいになったのだけれど、お布団とかは掃除しきれないし、1つ200円でやってくれる、というので頼んでみた。水も薬も使わないで出来ます、と言うことでじゃあとお願いした。でも、見ていてください、と言ってずっと見させられた。吸い込みグチがすごい振動していて、その振動で下の方にあるほこりやダニなどをたたきだし、それを吸い取るという。そして排気がきれい。いっさい臭わないし、汚い空気が出ていないのが、そばにいて実感できた。フィルターをはめ、そこにほこりが溜まっていくのが見えたのだが、確かにすごい量。うーん、これで家中を掃除したい!と思った。何せ、ほんとにすごい長いこと手入れをしていなかったうちなので、とてもとても汚いのだ。今回のは特別サービスで、次回からはベッド1点3000円だというし、ベッドだけ、というのでは、出張してやると割が合わないので、最低でも3万円ぐらいの組み合わせでやってもらわないとだめだという。でも若い奥さんなどは、自分でやりたいとおっしゃるので、3800円で1カ月お貸ししてます、と言う。俄然、それがいい、これで家中掃除したい、と思いはじめた。「買うといくらするんですか?」と聞くと、「いくらすると思います?」と言って、いろいろ説明をはじめ、なかなか値段を言わない。パンフレットを見せたりしながら、これはよい、と説明していく。排気のでないのは、確かにすばらしくて、しかも、カーペットクリーニングや、ふとん乾燥、湿気取り、空気清浄まで可能だという。うーん、いいじゃん。部品が変わらないので、何十年も使い続けられるという。これはどこかで聞いたことのある売り文句。そう、ミシンのセールスの時だ。でも、あのミシンは買ってよかった。出してすぐ使えるし、絡んだりしないから、ほんとにストレスなく縫える。1、2万のミシンとは、やっぱり全然違って、後悔していない。30万もしたんだけどね。今日ならこの価格で売りますが、あとからほしいと言われても、この価格では売れません、と言うのもミシンの時と同じ手だった。税込み39万近かったのを、35万税込みなら買う、とつい言ってしまった。でも、銀行の口座番号を調べに下の部屋におり、パソコンでパパッと「会社名と掃除機」を検索ワードで調べてみる。おお、2ちゃんねるとかでも出てきた。やっぱりあやしい。これはやめよう。仕事が決まっていないし、第一こんなに掃除をしない私が、35万の掃除機を買ったからって、掃除するとは思えない。通販生活でコンパクト掃除機を買ったけど、それだって、週1回の出番があるかないかぐらいになってしまっている状態だもの。「ごめんなさい、仕事が決まらないのでやっぱり辞めます」と言って断わった。セールスマンが帰ってから、もう一度じっくりホームページを見ていくと、「悪徳業者一覧」にその会社が入っていた。確かにいいものかもしれないけど、高すぎる!それだったら、通販生活のミーレにしよう、と思った。ミーレは7万7000円で、これだって高い、と思っているのに、35万はやっぱりばかげてるよ。それより、パソコン買わなくちゃ。今日だって、ノートンの最新版をインストールしたら、Cドライブがいっぱいになってしまった。ハードディスクが4GBなんだものね。Windows98だし。早くXPがほしいよ。田中律子の出したエッセイに、その掃除機が紹介されているという。お金を出したのではなく、自発的に書いてくれたのだとか。それには「私は高いからいいです、って断わったんだけど、旦那様がそんなにいいものなら買えば、って言って買ってくれたんです。そんなことは忘れて、毎日使ってます」と。うーん、そんなの読んだらほしくなっちゃうよね。そうそう、レンタルできるんですよね、ってきいたら、分割払いで月3800円ということです、だってさ。言ってることが違うじゃん。はああ、危なかった。ああ、パソコンがあってよかった、インターネットがあってよかった。
2003年08月28日
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またまたまたディズニー映画「101匹わんちゃん」です。廃盤になっているDVDを、オークションで購入し、昨日届いたのを長男がさっそく発見、そして見たのでした(ビデオも持っているんですけどね)。いやあ、何度見てもおもしろい。続編が2つも出ているし、実写版で「101」「102」と映画化されているけど、やっぱり基本のストーリーがしっかりしていておもしろいからでしょう。パディータ(母犬)が赤ちゃんを妊娠中に、クルエラが来て、赤ちゃんをとられそうだと知ると、「今までは幸せだったけど、産みたくない」と言ったり、誘拐されてしまったあと、「人間たちには任せておけない」と自分たちで行動を起こし、子犬たちを探しに行ったり。。。犬だって、人間に負けない家族愛があるんですね。赤ちゃんが産まれたときに、1匹だけ息をしていなくて、それをロジャーが手のひらの上に載せ、必死でこすると息を吹き返すシーンとが、ちょっとうるっと来ちゃいます。ポンゴ(父犬)もうれしそうにしていて、心からよかった!と思えるシーンです。こういうのを見せると、子供にも命の大切さとかがわかって、むやみに人を傷つけたり、ましてや「殺す」なんて考えが起きないと思うんだけどなぁ。。。101匹わんちゃんの舞台はロンドン。ビッグベンやロンドンブリッジなどが出てきます。ピーターパンの舞台もロンドンでした。長男は「ロンドン行きたい」と言ってます。私のはじめての海外旅行はロンドンで、6週間ほど滞在したので、とても思い出のある街です。子供たちがいろいろわかるようになったら、ぜひ連れていってあげたいな。公園を散歩するシーンがちょくちょく登場しますが、ロンドンの公園の多さにはびっくりしました。しかも美しい公園が多い!日本と芝が違うので、冬でも青々として、それはそれは素敵なのです。大人がゆっくり出来る、ほんとに癒やしの場所です。日本に帰ってきて、公園に行きたい!と自転車に乗ってちょっと遠いけど、広い公園に行ったら、そこに行くまでに車の排気ガスがひどく、ついたらついたで冬だったから芝生は枯れているし、ゴミはたくさん落ちている、手入れがされていない、とさんざんで、かなりがっかりした思い出があります。今住んでいる場所は、結構緑が多く、そう言う点ではとても住みやすいところです。子供には、緑をたくさん見せてあげたいし。今回は英語、日本語字幕で見ましたが、ディズニー映画はほんとに日本語版がとてもよくできています。英語版とそっくりの吹き替え、だからキャラクターのイメージに声がとても合っているのです。歌の部分はやっぱり英語で聞きたいけどね。だから、ビデオからDVDに買い換え中なのです。
2003年08月27日
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またまた、ディズニー映画です。22日にDVD&ビデオが発売された「リロ&スティッチ」。次男がスティッチに似ているので(笑)、早く見たいなぁと思っていました。予約してあり、22日に到着するはずが、クレジットカードにトラブルがあり、23日の到着に。ゆっくり見たかったけど、どうしても土日は子供たちもいるし、いろいろやることがあるし、子供が見ているのを、ちょこちょこ横目で見ている感じでした。長男が気に入っていて、昨日も見ていたので、昨日は比較的画面を見ることが出来、一通り全編見ることが出来ました。ゆっくり最初から最後まで、じっくり見たいな。破壊兵器として作られたエイリアンのスティッチ(破壊兵器ってところも、次男と似てる)。処分されることになったのだが地球に逃亡。そこで両親を亡くし、姉と2人暮らしの女の子、リロと出会い、「家族」というものを知り、優しい心が生まれていく、というストーリーです。ターザンも「家族」だったけど、こちらはよりつよく「家族」をテーマにしています。ハワイ語で家族は「オハナ」。「あなたのオハナについて教えてください」というキャンペーンを今やっているので、目にする機会も多いはず。全編じっくり見ることが出来なかったせいもあるのか、「じ~ん」という感動はあまりありませんでした。福祉局の人が、リロを保護しようとしていて、それを何とか辞めさせようと、姉が必死になるんだけれど、それが裏目に出てばかり。そこがちょっとしつこすぎて。。。スティッチの手を、レコードプレーヤーの上に載せ、口を開けるとそこから曲が流れる、というシーンがあって、それがCMなんかにも使われ、売りのようになってたけど、いままでのミッキーの短編ではちょくちょくそう言うシーンがあって、そんなに物珍しいものじゃないので、なんだかなぁ、と思ってしまいました。でも子供は喜んでみていたし、並みの出来だと思います。なんと言っても、ハワイの風景は良くて、ハワイに行きたい!と思わされました。映像特典にもハワイの紹介が入っていて、美しい海や風景がたっぷり紹介されている。フラダンスレッスンなんかもある。私はハワイバージンで、ずっと行ってみたいと思ってるけど、なかなか機会がない。一度近いからと、グアムに行ってしまったのだが、ここは外国の熱海でした。小さいしね。ハワイは3年後に必ず行くので、そのときにまた「リロ&スティッチ」を見て、予習していこうと思います。
2003年08月26日
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表参道に久しぶりに出かけた。大学時代から、何かと表参道には縁があり、ちょくちょく行くことが多かったのだが、半年ぐらいご無沙汰していた。行くたびに、新しいお店が出来ていたり、常に進化している表参道だが、さすがに半年もいっていないとがらりと変わる。ヴィトンやショーメのショップもすでにオープンし、ブランド通りが本格化してきた。そしてなんと言っても同潤会アパート! ついに解体作業が始まっていた。表参道の顔といってもいいくらいだったので、解体作業の幕がまだ掛かっているけれど、空がたくさん見えていると、がらんとしていてなんだかさみしい。跡地はどんなビルになるのだろうか。J-WAVEでデザイナーにインタビューしていたのをちょこっと聞いたけど、雰囲気を壊さないように、設計すると言うようなことを言っていたような。楽しみでもあり、寂しくもあり。原宿駅の近くに、コスメのサンプルがたくさん置いてあるドラッグストアが出来ていた。入ってみると、「10日間で男を上手にフル方法」の予告編が流れている。レブロンが、この映画で大々的にキャンペーンを売っていて、ここでも、レブロンのCMと交互に予告編を流していた。サンプルのあるドラッグストアと言えば、BOOTSやSEPHORAがあったけれど、両方とも日本からアッという間に撤退してしまった。表参道も明治通の交差点あたりにBOOTSがあって、キャットストリートにあった会社に勤めていたときに、みなが「半額セールをやっていて安い」と言っていたのだけれど、それが閉店セールとは知らず。。。銀座店に言ってみて、閉店と知り、びっくりした思い出があります。「10日間で男を上手にフル方法」みたいなぁ。結婚してしまうと、恋愛の駆け引きとは縁がなくなってしまうのはちょっと悲しい。恋愛対象に見られないのも寂しい。でもそれ以上に、一生をずっと共に過ごしたいと思えるパートナーに出会えたほうが幸せ。「ブリジット・ジョーンズの日記」を、独身時代に見ていたら、たぶんたまらなかったろう。30歳になる頃、本当にあせっていて、ずいぶんとバカもした。今は余裕を持ってみられる。結婚してしばらく、「私には誰もいない!」という夢を見てはっとして目が覚め、ああ、私には夫がいたんだ、とホッとするということがよくあった。さすがにこの1年ぐらいは見なくなって、夫も夢に出てきてくれるようになった。あの「誰もいない」という焦燥感は、味わったことのある人なら、共感してもらえると思うが、とにかく辛いものだ。今は子供にも恵まれている。リストラやら倒産やら、いろいろ大変なことがあったけれど、パートナーがいる、子供がいるという、最大の喜びがあるのだから、なににでも立ち向かってがんばっていける。さあ、今日もがんばろうっと。
2003年08月25日
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アイデア商品の広告に「美脚矯正ベルト」なるものが出ていて、さっそく買ってみた。私はO脚。立つと膝と膝の間が8cmぐらい離れてしまう。育児休暇中で家にいることが多いせいか、足に緊張感がなく、前よりもO脚が進んでしまったような気がしていた。気がつくと足を開いて座っていたり、ちょっとまずい、と感じていたところで見つけた広告だったので、すぐに飛びついたのだ。しばらくはめてとってみると、足の内側のかかとに近い側と、膝の内側当たりの筋肉に疲れを感じる。何となく、「矯正されている」感じだ。これをしばらく続ければ、ぴったりくっついた美しい足になれるだろうか。。。これの難点は、装着しているときはすぐに動けないこと。ふたりのちびっこのママには、ちょっと危ない。上の子が下の子にちょっかいを出している、下の子が室内ジャングルジムの一番上まで乗ってしまって落ちそうになっている、などなど、目が離せず、すぐに飛んでいかなければならない事態がたくさんあるから。ゆっくり座っている時間なんて、子育て中はそうそうないものね。でも、子育て中だって、「ママ」である前に「女」であるのだから、やっぱり美しくいたい。「美しい」というと、女優。私の好きな女優は、グレース・ケリー、ヴィヴィアン・リー、マリリン・モンロー。本当に彼女らは美しい。最近の女優では、ジュリア・ロバーツ。彼女はたまにすごく不細工だったり、ものすごく美しかったり、まったく違う面を見せる。いわゆる美人ではないけれど、とても魅力的なのだ。彼女が出ている作品も、好きなモノが多い。サンドラ・ブロックはそんなに好きではないのだけれど、ついつい彼女の出ている作品は見てしまう。元気が出る作品が多いからかな。さて、マリリン・モンローのまだ無名時代に出ていた作品「アスファルト・ジャングル」を見た。彼女は悪徳弁護士の愛人役で出てくるのだが、出番が少ないけれど、強烈な存在感と印象を残している。とにかく愛くるしくて、最初に登場するシーンがソファーに横たわって眠ってしまっているところなのだが、守ってあげたい、と思ってしまうかわいらしさなのだ。つなぎの服を着ているのだけど、スタイルは抜群。ああ、彼女の足に、「美脚矯正ベルト」で一歩でも近づきたい!「アスファルト・ジャングル」は、ジョン・ヒューストン監督の傑作として名高い。昔は毎年「ぴあシネマクラブ」というぴあが出版しているムックを買っていたのだけれど、いつも4つ星評価で4つ星だった。出獄したての男がノミ屋や悪徳弁護士、故郷の農場を買い戻したい男や家族持ちの金庫破りなどとともに、宝石店強盗を企てる、というストーリーだが、それぞれの人物描写がしっかりしていて、それぞれに感情移入してしまうのだ。最近の映画で銀行強盗なんて言うと、ハイテクを駆使していかに突破するか、というのが見せ所だったりするけれど、この映画は1950年の作品。赤外線が張られてあったりはするけれど、「エントラップメント」のように何本も張り巡らされているのを新体操のようにくぐり抜ける(あのキャサリン・ゼタ・ジョーンズはセクシーだった!)なんてことはせず、かがんですっと抜けるくらい。それでもはらはらするし、つい犯人たちを応援してしまう。なぜ犯罪映画って、犯人を応援してしまうのだろう。どんなに悪い経営者が経営していたとしても、やっぱりモノを盗んだりすることは悪いことだ。保険会社が破綻したり、強盗に入られた会社の防災責任者が首にされたり、必ず被害者がいるはずだ。この映画では、犯罪が行なわれたあと、犯人たちが逃げる間に、さっと警察のシーンが入る。ノミ屋と癒着している悪徳警官について、警察長官に記者たちが詰め寄るのだが、「そう言う警官もいるがそれは一握りだ」といって、警察の無線を次々に記者たちに聞かせる。「これらの助けを求める声に、誰も答えなかったらどうなるのか」といって、無線を切る。「このように静寂だけだったら。そうしたら町はだめになってしまう」というようなことをいう。「必ず犯人は逮捕する。最後の一人だ。こいつが一番手強い。が、絶対に逃しはしない」と。この最後の一人というのは、父が死に、牧場を手放さなければならなくなり、必ずいつか買い戻してみせると心に誓っている男。見ている私たちは、何とか帰らせてやりたい、と感情移入してしまっているときにこの警察のシーンが入り、はっとさせられたのだ。「犯罪は悪である」というメッセージを届けたくて、ジョン・ヒューストンはこの映画を作ったのではないと思うが、今犯罪を計画している人々に、ぜひ見てほしいと思った。「犯罪は、誤った形の努力の結晶」と確かこの映画で言っていたと思うが、その通りだと思う。そんなことに努力をするのなら、もっと他のことで努力をすれば、必ず道は開けるはずだ。自分の会社が倒産しそうである、どうしても借金が返せなくなってしまった、などなど、犯罪を計画する理由はたくさんあるだろう。でも、もっとほかにとるべき道は必ずあるはずだ。見栄や恥を捨てれば道が開けるはず。ぜひそうしてほしい。ひとつでもこの世の中から、悲しい事件が減ってくれればいい。
2003年08月23日
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ディズニー映画『ターザン』を見た。3歳の息子はもう夢中だ。「ターザンみたいなる!」と言っているぐらい。今までは「王子様になってママと結婚してくるくるする」と言ってたのに。(くるくるするとは、ダンスをすること。ディズニー映画では、プリンセスは王子様とダンスをしてハッピーエンドを迎えます。)冒頭、ターザンが難破船から父と母と共に無人島に着き、父母がひょうに襲われ、同じくひょうに子供を殺されたゴリラに助け出される、という数分のシーンはすばらしい! せりふなどはいっさいなく、フィル・コリンズの歌で一気にぐいぐいと観客を物語の世界に引き込む。夫はこの数分で涙ぐみ、ゴリラの母親に感情移入してしまったようだ。冒頭のみならず、この映画は「家族」というものの大切さをとても丁寧に描いている。皆と姿形が違うから、ボスから家族の一員と認められず、必死に自分を仲間として受け入れてもらおうと奮闘するターザン。そしてはじめて自分と同じ手足を持つ人間にあったときのターザン、世界を知ろうと、どん欲に知識を吸収するターザン。新しい世界に、家族から離れようとするが、やはり家族の大切さをしり、むれに戻るターザン。ターザンを口は悪いが、しっかりサポートするゴリラの友人や象も出てきて、「仲間」のすばらしさも描いている。私も友人たちに支えられること、勇気づけられることがたくさんある。もちろん、家族も。家族がいるから大変なこともたくさんあるけれど、それ以上に得るもの、励まされるもの、楽しいもの、嬉しいもの、数え切れない、書ききれないほどいっぱいある。私にとって、仕事よりもなによりも、一番大切にしたいのは家族だ。「ターザン」は実写でも何度か映画化されているが、アニメならではのスピード感、スケール感がいっぱいで、とても爽快な印象が残る。フィル・コリンズのあの声、曲が、とにかくいい! サントラ、ぜひ買わなければ。ディズニー映画の中で、お気に入りのかなり上位にこの作品は入ってしまった。
2003年08月18日
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ディズニーランドに行くので、ディズニーランドの人気アトラクション「ミクロキッズアドベンチャー」の元になった映画「ミクロキッズ」と「ジャイアント・ベビー」を見直してみた。あ、「ジャイアント・ベビー」ははじめてみます。やっぱりおもしろい! サリンスキー博士役のリック・モラニスは最高だ。「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」ではじめてリック・モラニスを見たときは、こんな人が映画出るなんて、と思ったけど、とても同情を誘う容姿である。自分が親になってから、はじめてこの2作を見たけれど、親になって子供たちを心配するサリンスキー博士夫妻の気持ちが痛いほどわかったし、「ジャイアント・ベビー」で最後にママが大きくなって、アダムを抱きしめるところは(ネタばれです、ごめんなさい)、母親としてとても共感でき、うるっとしてしまった。「ミクロキッズ」では、長女が隣の家の男の子と一晩いっしょに過ごさなければならないと悟ったとき、「お行儀よくね」と願うママ。年頃の娘を持つと、自分の経験を思い出しながら、娘の身を案じるんだろうなと、娘はいないけど、娘を強烈にほしい私は思った。今まで知らなかったけど(結婚してから、圧倒的に映画の情報を入れていない!)、「ミクロキッズ3」なるものが、劇場未公開で製作されていたらしい。ディズニー映画のファミリームービーが、一斉に8月8日DVDで発売されたらしい。うーん、見たい!「ミクロキッズ」と「ジャイアント・ベビー」は最近NHK-BSで放送されていて、それを録画しておいたんだけど。。。どうせなら「ミクロキッズ3」もやってくれればよかったのに、NHK!
2003年08月14日
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映画のサントラ、結構私はよく買ってしまいます。気に入った映画や、映画の中で使われていた曲がよかったりすると、サントラを聞いて何度も映画を見た気に。ディズニー映画の「美女と野獣」、私にとってはディズニー映画のNo.1なのですが、もちろん、観たあと、サントラも即ゲットしました。何度も何度も聞いて、順番も覚えているくらい。ビデオは、買い損ねてしまい、持っていなかったので、ずぅ~っと、観たいよぉ、と思ってました。ニューヨークで、ミュージカル「美女と野獣」を観たんだけど、仕事で行っていて、徹夜続きだったので、なんともったいないことに、途中で寝てしまったのよね。ああ、もう一度観たい!そして昨年、「美女と野獣」のDVDが発売されたときは、夫がクリスマスプレゼントに買ってくれました。久しぶりに観たけど、サントラをよく聴いてたから、音楽、せりふは昨日のことのようにすんなり耳に入ってきました。「スペシャル・リミテッド・エディション」と銘打ったけど、なんの予備知識もなく観たら、うん?この曲聞いたことがない、というのがありました。アイ・マックスシアターで公開されたときに付け加えられた「人間になりたい」がそれ。そっか、やっぱり聞いたことないと思ったのは、正しかったのね、と一安心したのでした。ちなみに結婚式で、「Be Our Guest」を使いました。だってほんとにその通りなんですもの。「リトル・マーメイド」は「美女と野獣」と同じぐらい、好きなディズニー映画。こちらは劇場では観ていなくて、しかもビデオはすでに売り切れていた状態。でも、でも、職権を乱用し、当時ディズニーの記事を担当していた私は、「何とかお願いします」といって、日本語吹き替え版だったのですが、ビデオを宣伝担当者の人にもらったのでした。こちらのサントラは、「美女と野獣」より、もっと楽しくって大好き。「Kiss the Girl」がとくに好きで、余談ですがこれも結婚式で使いました。さてさて、そもそも書きたかったことからずいぶん脱線してしまった。なぜサントラの話をしたかというと、「フレンズ」でバレンタインには手作りプレゼントを交換しよう、と決めたモニカとチャンドラーのエピソードから。チャンドラーはモニカに手作りテープを贈ることに(昔はよくやったよね!)。モニカは「私の大好きな「Tonight」は入ってる?」と聞くのです。「聞いてみて」と言って、テープをかけ、「TONIGHT」がかかると踊り出す2人。でもそのあとに入っていたのは、、、、とつづきはフレンズを観てもらうとして。この「TONIGHT」私も好き! どこで聞いたんだっけ、そうだ!「ベスト・フレンズ・ウェディング」だ!と言うわけで、「ベスト・フレンズ・ウェディング」のサントラを聴いたのでした。ちょうど昨日、「ベスト・フレンズ・ウェディング」のことを書いて、みたいなぁ~と思っていたんだけど、みる時間はなくってサントラで映画を思い出していました。「TONIGHT」、日本語のタイトルは「今宵のきみは」そしてほんとのタイトルは「The Way You Look Tonight」で、トニー・ベネットが歌っているのでした。とっても素敵な曲で、恋人とロマンチックな気分になりたいときはバッチリなので、ぜひ一度聞いてみて。ダーリンとこれで踊りたい!と思ったけど、いなかったので長男と踊ろうとしたら嫌がったので、1歳にもならない次男を捕まえて抱っこして踊りました(笑)。サントラが好きな理由は、今まで知らなかった、興味のなかったジャンルやアーティストの曲も聴けて、どんどん音楽の幅が広がっていくこと。当時はキャロル・キングつながりでバート・バカラックも好きになっていて、「ベスト・フレンズ・ウエディング」もバカラックの曲が使われているのでした。「I Say A Little Prayer」がそれで、ダイアナ・キングがこの映画でカバーして、大ヒットしたので覚えているかも。劇中で、ルパート・エヴェレットさまが歌うんだけど、それがサントラにも収録されているの。この歌うシーンはとても楽しくて、サントラで聞いているだけでも幸せな気持ちになります。たまには映画を見てなくても、サントラを買ってしまうこともあります。「オーシャンズ11」なんかもそうで、結局映画館で観られずじまい。でも、日曜日にWOWOWで放送するのよね! いえい!楽しみ!! おっと、録画予約しなくちゃ。
2003年08月06日
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「日本映画」と日本の映画をひとくくりに出来ないように、アメリカ映画、イギリス映画、というのもやっぱりひとくくりに出来ない。でも大枠でとらえると、特徴があるよね。大学時代はイギリス映画、フランス映画など、小難しい映画を見ていた。学生時代って、そういうものでしょ。「アイ・カ~ント」と言うアクセントに憧れ、短期語学留学先もイギリス・ロンドンにした。英語を身に付けるなら、ブリティッシュアクセント!と思っていたのでした(全然身に付いてないけど)。当時はイギリス映画が大流行。そして、美形俳優が出るゲイ映画がいっぱい公開されていた。「マイ・ビューティフル・ランドレッド」、「モーリス」(!)、「アナザーカントリー」などなど。この3本の映画の主演3人は、今じゃハリウッド映画にも描かせない存在。とくにヒュー・グラント、ルパート・エヴェレットはコメディで大活躍。ルパート・エヴェレットなんて、ほんとにゲイでカミングアウトしちゃって、それを逆手にとっていい味出してる。私の大好きな映画「ベスト・フレンズ・ウエディング」では、ジュリア・ロバーツのゲイの友人として出演、すごい素敵だった。私もゲイの友人がほしい~、と思ったもの。ルパート・エヴェレットはほんとに大好きで、イギリスで舞台も見たほど。生エヴェレットを見たのです! ああ、でもゲイなのね。かっこよすぎて女にもてすぎると、女嫌いになって、ゲイになっちゃうのかしら。親バカと思われるかもしれないけど、うちの長男はとても美形。生後6カ月の時に、モデル事務所にスカウトされたほど。将来ゲイにならなければいいんだけど。。。夫も「かっこいい」と言われることが多く、それはそれで本人にとっては悩みらしい。ねたまれたり、女好きに思われたりするのが嫌なのだそうだ(ぜいたくな悩みだ、と思われるだろうけどね)。ヒュー・グラントもなんて美しいの、とうっとりしていて、結婚したい!と思ってた。彼の出演作はほとんど見た。でも美形のせいで、ちょっと表情が崩れると、すごく醜くなる。そのギャップがね。「9カ月」のときも、ひどい不細工な表情があって、だらしなくて頼れない男、と言う印象を与えてました。それって役作り?今は、アメリカ映画、特にハリウッドメジャーが大好き。スカッとしていて爽快で、わかりやすくてハッピーエンドなものが多いから。仕事や子育て、その他もろもろのことでた~っくさん大変なことがあるから、映画を見ているときぐらい幸せな気持ちになりたいのかも。映画はエンターテイメントであるべきだ、と最近思います。その最たる例が「チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル」でしょう。前にも書いたけど、なんにも考えないで、晴れ晴れした気持ちになります。見終わったあとは、カンフーの達人で、ダンスが超上手に踊れそうな気が。ほんとにキャメロンのように、あんな風に踊れたら気持ちいいんだろうな。
2003年08月05日
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梅雨も明け、本格的な暑さがやってきて嬉しいはずなのに、やっぱりあ・つ・い!あああ、せっかくはじめたのに、やっぱり3日坊主になってしまった。この前書いたビッグデイを乗り越えてから、すっかり気が抜けてしまった私。書かなくなったのは、気が抜けたせいと、「フレンズ」にはまってしまったから。7シーズンDVDを一気買いしてしまったので、9月の復帰前に、全部見なければ、と連日「フレンズ」三昧だったのが一因。ほんとにおもしろい! でも6シーズンぐらいから、ちょっとマンネリっぽくなってるかな。はじめのほうのが、げらげら、思わず笑っちゃうことが多かったかも。「フレンズ」のある回で、モニカがクレジットカードを盗まれてしまいます。請求書を見ると、その犯人はタップダンスを習ったり、いろんなことをしていて、人生を楽しんでいる、ずるい!と感じるモニカ。タップダンスの教室に乗り込み、偽モニカに接近。ところが彼女の魅力に惹かれて友だちに。偽モニカが、人生を楽しまなければ損、と感じるようになったのは、ある1本の映画を見たのがきっかけだったという。それは「いまを生きる」。ピーター・ウィアー監督、ロビン・ウィリアムズ主演の学園映画だ。私の大学時代で、話題になって見た記憶はある。いい映画だとあるところでは評価されていたけど、私はそんなによかったなぁ、と感じなかったような。偽モニカは言う。「あんなつまらない映画で2時間も無駄にしてしまった。これからの人生はそれを取り戻さなければ」と。「役者志望していて、なれないからって自殺するなんて、くだらなすぎる」。だんだん思い出してきた。イーサン・ホークとか美形の若手俳優が出てきて、それで話題になってた。そうだそうだ。それにしても、こういうふうに人生を変える映画もあるんだな。おかしい。私にとっての「いまを生きる」は何か。それは「ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀 (1986/米)」!ジョージ・ルーカスが製作を務めたSF映画(?)だ。当時はまだ高校生だったかな。「トップガン」と同時期の正月映画で、どちらを見るか迷ったんだけど、弟がSF好きで、こちらに決めたのだった。でもほんとにつまんなかった。当時人気のあった、リー・トンプソンとかが出ていた。しかも、弟の分までチケット代を払ったはず。なぜかは忘れたけど。すごい損した!と感じたのは覚えている。そのあと「トップガン」もみた。学校で、どちらかを迷っている友だちに、絶対「トップガンにしろ!」といったのに、彼女は「ハワード~」を選んだような記憶がある。「やっぱりそうすればよかった」と言われたような。。。「フレンズ」では結構映画の話題が出てくる。しばらくフレンズネタになりそう。
2003年08月04日
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