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2024年04月27日
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カテゴリ: ドラマ系の感想
内容

“アクアソート”というベンチャー企業で、他行の小切手の送金処理で、
遅れが生じたということだった。
担当の坂野が日付の気づいていれば、という西原支店長。
抗議に訪れた田沼社長(犬飼貴丈)にふたりは謝罪。
西原支店長の判断で、支店が振り込みの3000万を立て替えることに。

坂野に懇願され、舞と相馬は、送金先の会社を訪れる。
だが明らかに怪しい雰囲気が漂っていた。


敬称略



先ず書いておく。

個人的に、池井戸潤さんの映像化作品は、ほぼ全て見ている。

ドラマだけでなく、映画も。

原作者が許可していることもあるのだろうけど。

基本的に、2つの系統があるのだ。

ひとつは、いわゆる奇を衒うような漫画チックと言って良いような見せ方の作品。

もうひとつは、そういう見せ方をせずに、物語をシッカリ見せて魅せる作品だ。

後者は、WOWOWやNHKの作品。前者は、それ以外と言って良いでしょう。

そのため、同じ原作を使っている作品でも、印象は全く違うのである。


で。。。今作。《花咲舞》である。



前述したように、2つの系統があることを知らないのだろう。

そんな風に考えれば、

俳優を変更したんだから、系統の変更も検討するのは、

リニューアル、リメイク作品としては、普通に行われていることだ。

海外の映画、ドラマでも、普通に行われている手法なのである。



同じような見せ方をすることの方が、珍しいと言って良いかもしれません。

ま、それはそれで、良いとは思うんだけどね。

でも、比較されやすくなってしまうのは、言うまでもありません。

ということで、比較したり、アレコレという前に。

池井戸潤作品では、普通に行われているコトであることを、

もう少し理解したうえで、もっと寛容な見方で見るべきでしょう。

ってか。。。逆に、今シリーズが“先”ならば、

前シリーズは、非難殺到だったと思いますよ。

だって、雰囲気が違いすぎる!!って、

今シリーズ以上に感じるはずでしょうから。



そこはともかく。


脚本、ひかわかよさん

演出、南雲聖一さん



今回も、しっかりと社会派ドラマになっているね。

不必要に煽ることも無かったし。

これはこれで悪くは無い。

ただし。

もうちょっと。舞と相馬がぶつかる描写があっても良かったかな。

もしくは、次長と。

きっとね。そういうことで、舞の正義をもっとハッキリさせた方が、

良かったような気がします。

無かったわけでは無いけどね。

例えば、

主人公をあざといほど見せるという前シリーズまでのやり方も手法だろうが。

違いを、もっともっとハッキリさせるだけでも、際立つはずだ。

無茶をさせなくても、主人公を際立たせる方法は、いくらでもあると思います。

かなり、惜しいんだよね。

悪いとは思わないけど、

どうしても、物足りなさを感じてしまうのは、仕方が無い。

そういう見せ方になっているしね。

だったら、一工夫。。。だと思います。



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最終更新日  2024年04月27日 22時02分29秒
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