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2011.05.02
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カテゴリ: 和食
第三春美鮨

今日は、那智勝浦の シビの赤身 X2、伊良湖のタイラ貝、天草の スミイカ のゲソ、八幡浜の 真鯛 、天草の コハダ 、鉄火巻き、玉子焼き。

相変わらず美味しい。

2011年3月にオープンしたばかりの 坊千代 (杉並区天沼2-5-9 B1F 080-6629-1486)を6名で利用した。本当は3月半ばに伺う予定で予約も入れていたのだが、地震の後で、鉄道の運転状況があまりに不安だったので、結局キャンセルしてしまい、今日に至った。西荻窪は何度か歩いた事があるのだが、荻窪って初めてな気がする。街の雰囲気が何となく門仲あたりに似ている気がするのは気のせいか。



創作料理を供するシェフは数多くいるが、和・洋の修業経験、日・伊・仏で暮らした経験のあるシェフは極めて珍しいと思う。岳野シェフの料理は、そうした経験に裏打ちされたしっかりした物だった。

今回は、5000円のコースにピッツアも加えてもらった。出てきた料理は以下の通り。

・グリーンピースの翡翠煮 鴨のハム(良い塩梅に味付けられたグリーンピースに出汁のジュレ、そして鴨の生ハムの塩加減のアクセントで美味しい)
・柏寿司(柏餅のように柏の葉で包まれ更に錫の容器で覆われている。どうやって食べるのかわからなかったら、何とこの錫の容器が簡単に形が変わって開く事が出来る。柏の葉の中にはかしわ肉(鶏肉のスライスと蓮根のスライスで覆われた押し寿司が出てくる。面白く、美味しい)
・自家製モッツァレラの春巻き風(モチモチしたモッツアレラの春巻きで面白い)
・海老味噌コンソメスープ(プリプリした海老の食感、葛のモチモチ感も面白く、スープも奥行きがあって美味しい)

ここで、コース以外に追加してもらったピッツア登場。桜海老のピッツアだった。釜がないのはわかっていたので、正直あまり期待していなかったのだが、見事に裏切られた。ナポリでも修業経験があると言うシェフらしく、ピッツア生地も美味しく、塩梅が良くとっても美味しい。何とフライパンで焼いているのだそうだ。いやはやビックリだ。

・本鮪のカマの燻し焼き(香ばしく焼かれた鮪のカマに美味しく炊かれた大根。美味しい)
・フォアグラと里芋の石垣仕立て(これは傑作。20年物のバルサミコ酢で食べるのだが、食感の一体感、フォアグラと里芋、さらにはバルサミコ酢の異なる甘さのハーモニーが絶品)
・牛タンの厚切りソテー 若草ソース(牛タンもソースも旨い。おこわがスティックケーキのように盛られてこれも美味しい)
・薔薇の雫 青りんごの蜜煮添え(これも見た目も美しく美味しい)


和洋の技法を巧みに使った、しかも経験に裏付けられた薄っぺらではないしっかりした料理。しかも遊び心溢れる美しいプレゼンテーションで、とても5000円とは思えぬクオリティだ。オープンして2ヶ月だが、かなり予約も入っているそうだが、この後はきっと予約困難になる事が容易に予想できるクオリティの店だった。

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Last updated  2011.05.03 03:29:25コメント(0) | コメントを書く


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