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2016.01.30
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カテゴリ: フレンチ
今日は朝からLucyの学校公開日。しかも展覧会もあって、子供たちが学芸員として作品の説明をしてくれるという凝った演出で楽しかった。

まだ初詣をしていなかったので、昼過ぎから浅草の浅草寺へ。初詣を終えてランチへ。Lucyが珍しく洋食を食べたいと言い、グリルグランドに行ってみたいと言うのだが、私はグリルグランドよりも グリル佐久良 (台東区浅草3-32-4 03-3873-8520)の方が好きなので、そちらに向かい(グリルグランドは臨時休業だったから実際利用できなかったのだが)、そんな訳で十数年ぶりのグリル佐久良でランチ。前回はディナーだったと思うのだが、美味しかったこと以外、あまり記憶がない。

店に入ると、あの感じの良いおばあちゃんがカウンターでサービスしている。2006年のZAGATにはグリル佐久良:「その笑顔見たさに通ってしまう」との私のコメントが採用されているので、東京レストランガイドにはレビューがあったはずなのだが、今ではもう見ることが出来ない。

オーダーしたのは、私がカキフライ(今日はすごくいい牡蠣しかないので通常の1700円より100円程度高くなると言われた。ライスを300円でオーダー。カキフライにはポテトサラダとキャベツの千切りにタルタルソース。でっかいカキフライが4個。粗めの衣だが、これが旨い。ライスも美味しいし、ライスに付いてくる漬物がまた美味い)、Lucyがビーフシチュー(2400円 トロットロのビーフで美味しい。300円でオーダーしたライスにもよく合う)、妻はハンバーグ(1550円 でっかいハンバーグの上には半熟の目玉焼きがのっている。このハンバーグがとってもジューシーで美味しい。妻はライスではなく、厚切りトースト(300円)を追加。このトーストも美味しいし、ハンバーグのソースに付けて食べるとまた美味い)。

おばあちゃんの話では、ご主人は震災の後に亡くなって、今は、孫娘さんが二代目シェフとなっているのだそうだ。代替わりしてもやはり、こちらの洋食は美味しい。

グリル佐久良でランチをした後、 梅むら (台東区浅草3-22-12 03-3873-6992)に寄って持ち帰りの豆かん(470円)を3個買って帰った。家で夜に食べたのだが、やはりこちらの豆かんは最高だ。

家に帰ったら、最近の疲労の蓄積からか寝てしまった。と思ったら、妻もLucyも寝てしまっていて、起きたらすぐに夕食に向かうことに。

チェナクルーム (中央区銀座8-3-1 GINZATOKIDEN 10F 050-2018-2414)。12月のオープン直後に何度か利用しようとしたのだが、休みの土曜日に当たったりして、結局このタイミングまで利用できないままだった。

TOKIDENビルというビルの最上階。店内はバーカウンターや窓際のカウンター席もある。窓際のテーブル席以外に、窓から離れたエリアは1段高くなっている。

テーブルには引き出しにカトラリーが格納されていて、おしぼりは水をかけるとニョキニョキ上ってくるタイプ。プリフィックスのメニューだけでなく、それをばらしたアラカルトもあって、1品だけ食べて帰ることも出来るらしい。

私と妻は5800円のコースで、Lucyはアラカルトにしてもらった。オーダーしたのは、私が、前菜で魚介類のしんじょ ジャガイモのスープとともに。妻も同じ選択。娘はアラカルトでそば粉のガレット キャトルフロマージュ(1800円)、メインは、私が鴨胸肉の南蛮仕立て、妻は真鯛のヴァプール、Lucyは、金目鯛の付け焼きでソースはサバイヨンソースは苦手だからと他のソースに変えてもらった(1800円)、デザートは、私が柑橘類とベリーのハーモニークレームダンジュ添え、妻は洋ナシのコンポート。飲み物は、私がアルコールペアリング(60ml 2700円)、妻はソフトドリンクペアリング(2700円)、Lucyはサンペレグリノ(1000円)。

出てきた順番に。まずは、妻と娘はノンアルコールのシャンパン Duc de Montagne、私は、HENRI GIRAUD ESPRIT BRUT。私はアミューズでたっぷりの三浦野菜盛り合わせ(とりわけして食べるのだが、これがとっても美味しい野菜。ブロッコリーのアヒージョも美味しい)、もう一品アミューズはあん肝のどら焼き(パンケーキであん肝を挟んでいるのだが、これはちょっとあん肝が生臭く感じる。パンケーキとの相性の問題だと思うのだが)。

続いて前菜。パンは袋に入って運ばれてくるのだが、このバケットが美味しい。娘のそば粉のガレット キャトルフロマージュは、アボガドとチーズの組み合わせでガレットで包み焼にされている感じ。味見させてもらわなかったので味はわからず。私と妻の魚介類のしんじょ ジャガイモのスープとともには、天使の海老の餡の入った点心がたっぷり入ったジャガイモのスープと言った感じ。旨いがかなりお腹いっぱいになる。私のアルコールは北ワイン Kerner 2014、妻のペアリングのウーロン茶がとっても旨かった。続いてメインは私の鴨胸肉の南蛮仕立ては、花かつおものって、厚めに切られた鴨胸肉のグリルなのだが、出汁も効いていて、バルサミコと醤油のソースをかけて食べる。これが旨い。妻の真鯛のヴァプールは海苔の風味も加わっていたらしい。Lucyの金目鯛の付け焼きはトリュフのソースにジロール茸などのキノコもたっぷりでめちゃウマだったとのこと。アルコールは、日本酒で渓 純米吟醸。グラスだけでなく、錫や有田焼など色々なぐい飲みでも試させてくれて、味わいの変化も楽しめた。妻は、違うタイプのお茶。

リンゴのタタン(美味しい)が挟まれて、デザートへ。デザートは、私はアルコールではなく、ノンアルコールの赤の葡萄ジュースにしてもらい、妻は白の葡萄ジュース。私の柑橘類とベリーのハーモニークレームダンジュ添えはフルーツもたっぷりで美味しい。妻の洋ナシのコンポートも美味しかった(ほとんど娘に食べられていたが)。

食後のドリンクは抹茶も可能なので、抹茶に。美味しい。

会計を見てビックリだったのが、この価格が消費税込みで、サービス料もかかっていないと言う事。とってもリーズナブル。途中で娘に会いにあゆみ店長も来てくれたり、藤森社長も来てくれたので、Lucyも大喜びだったのだが、支配人の山本さんは、ザ・リッツ・カールトン大阪、パレスホテル東京、ドミニク・ブシェにいらしたそう。シェフの原田さんはシェ・松尾、ひらまつ系のASOにいらしたらしい。

美味しいし、使い勝手も良いレストランだが、まだまだ認知度が足りず、今日も我々以外には3名ほどの客だった。もったいない。

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Last updated  2016.01.31 01:12:51
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