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今朝の毎日新聞に大阪府の大平前助役へのインタビュー記事が載っていました。昨年10月の大阪市長の出直し選挙の際に辞任しておられますが、その辺りについて答えています。いろんな面で市議会議員に邪魔された旨が書かれていましたが、その中で気になったことがあります。 ある市会議員の言葉です。「わしらは口利きという看板あげて市会議員をやっている」 口利きって、当該市会議員に票と金と人を差し出してくれる「特定少数」の人や企業に対して便宜を図るもののこと? 政治屋っていい商売なんやねぇ、選挙ではえらそうなこと叫んでいても、実際は特定少数のために物事をすすめているんだから。 これもそれも、昔から言われている「政・官・業」の醜いトライアングルがあって、このしがらみからは抜け出せないんですね。 去年の総選挙ではそれが打ち破れたっていう人もいるかもしれないけど、今度はその新しい政治屋を頂点とした新しい「政・官・業」のトライアングルができているんじゃないでしょうか。 ここから先は私の考える理想なんですが、「政・官」は本来はお互いが緊張感あるバランスを保って置かないといけないのではないかと思うのです。 つまり、国や自治体の事業計画や予算編成、事業の執行・管理は「官公庁」が行うのですが、それを「政治」がその事業計画や予算、執行・管理は適性かをチェックする「監査役」のような役割を果たし、さらに国民が監査役の政治屋の評価(=選挙)を行う、というような感じが理想ではないでしょうか。 今の状況なんて、政治屋は選挙で落ちればただの人ですから、落ちないように業界や事業者の要求事項を吸い上げて官公庁へ圧力をかけ、官公庁は議会(国会でもいいのですが)で変な質問なんかをされないようにその要望事項を受け入れたり(いわゆるマル政案件)、業界や事業者は当初の目的が達成できれば、その政治屋に票やカネや人を差し出す・・・こんなことの繰り返しじゃないでしょうか。 時々起こる政官業を巻き込んだ汚職事件なんて、こんなことばかりでしょ。利権のあるところ=おいしいおカネの話のあるところには、必ず政治屋はいてますからね。 前出の私の考える理想なんて実現は難しいかもしれないけど、「政治不信」なんてこんなところからも来ているんじゃないかなって思います。 改革、改革って言う割には、こういうところは全く改革されないんですね。っていうか、改革されては政治屋みんなが困るんでしょうね。 ではどうしたらいいのか、それができれば私も政治屋やってますわ。 しがらみのない政治、っていうのは無理なんでしょうかねぇ。
2006年01月12日
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今朝の新聞記事をみてびっくりしました。これが事実やったら、ホンマに怖いです。 要するに、普通のマンションなら下の鉄筋は太くて上へ行くほど若干細くなる。当たり前ですよね、下の方に負荷がかかるから。 でも、当該マンションは上も下も同じ鉄筋の太さだった、との驚くべきことが載っていました。 マンションに限らず、柱などは解体しない限り見ることが出来ませんからね。私の住居(一戸建てですが)も、建築時に明らかな施工ミスを発見(私の父親は元建築士)し、しかも基礎部分だったので施工者をどなりつけて修正させました。(工程はまだ始まったところだったので) このように一戸建てのようにすぐ見に行くことができるものなら、建築時に細かくチェックして修正することも可能ですが、マンションの建築現場はなかなかそうはいきません。 良心的なところは、その時点時点で見せてくれる不動産屋さんもおられるようですけど・・・。 この「上も下も同じ鉄筋」という疑惑以上に驚いたのが、国会の証人喚問でこうした構造について指摘され、「異常だと思う。プロが見ればすぐわかる」という姉歯氏の証言を受けて、国交省が構造詳細図が手元にある21棟について改めて調べたところ、「すべてが同じ構造だったことが確認された」ということ。 おいおい、国会証言までに構造詳細図は手元になかったの? プロが見ればすぐにわかるって言われているけど、国交省はアマチュア集団なの? どうもこの問題、おじゃまもんが証人喚問されないこととあわせて、見えない圧力が働いているような気がするなぁ。 今までも政官業の疑惑に発展しそうになると、動きが悪くなったことが。 この間の茶番に等しい証人喚問とかみていると、そんな気がします。
2005年12月19日
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共同通信ニュースによると、現在輸入中止しているアメリカ産牛肉が早ければ年内にも輸入再開される見通しが出てきました。 吉野家の牛丼の本格復活をを楽しみにされているみなさん、よかったですねー (←私は食べられないから別にどうでもいい。以前、食べて全身に発疹がでたから) ところでBSE問題はどうなったの? 生後20ヶ月以下なら大丈夫って少し前はゆってたけど、ホント? アメリカ側は30ヶ月だってゆってたような・・・。どっちなの、ホントは? それにしても、日本の政治屋って、選挙前の有権者と外圧(特にアメリカ)にはからきし「弱い」ですね。 今回のブッシュ大統領もアメリカ国内での支持率が泥沼化しているイラク戦争の影響もあってか低下している状況で何とか国内向けにアピールしたい思惑や議会からの突き上げもあってか、この牛肉問題の関心は高かったのだと思います。 でもね、かつてアメリカ産自動車の輸入拡大を外圧でねじ込んできたものの、その品質などが日本ユーザに受け入れられなかったことをアメリカは忘れたんでしょうか。 確かに自動車と食品は全く違いますし、牛肉は加工品として流通することもあるわけですから、知らず知らずのうちにアメリカ産牛肉を口にしていることは大いにありえると思います。そうなれば「アメリカ産牛肉を食べたくない」と思っても不可能に近いですね。 ホントに安全なら、コイズミ総理はじめ政府関係者が3年間くらい毎日毎食食べてもらって、それでも安全だったら輸入したらどうですか? ホントに国民のことを考えているんだったら、簡単でしょ?
2005年11月16日
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今週にはいって寒くなりましたね。街中でも遅れていた紅葉が進みそうです。 そんないい紅葉の時期、京都の観光地も多くの観光客でにぎわうはずなんですが、昨日今日と厳戒態勢だそうです。原因は(支持率低下中の)ブッシュアメリカ大統領と(その家来と揶揄される)コイズミ総理との首脳会談が行われるためであることはご承知のとおりです。古都の観光シーズンのまっただ中に「来ることないやん」って感じですよね。 いつもは東京だし、京都迎賓館もできたことだからということでしょうけど迷惑な話ですよね。 ところで、率直の疑問なんですが、「なにしにきてるの?」 こういう大きな会議って、大概は事前に事務方で粗方の方針は決まっていて、それの確認事項というか合意を行うというのがよくあるパターンかなって思うのですが、その確認事項って何があるんでしょうか? 思いつくのは、 1.アメリカ産牛肉の輸入再開 2.イラクへ派遣している自衛隊の期間延長 3.沖縄の基地移設なんですけど、合ってますか? もしこれらであれば、いずれの問題もどうなっているのか話題はあがったり、他の方のブログで見かけますが、あまり広く報道されていないように感じています。 特に、1.なんかは産まれて20ヶ月以下の牛肉であれば問題ないという話しは聞いたことがあるのですが、実はアメリカ側は30ヶ月だと主張しているとか、それに対する日本側の反論はどうなっているのかわかりません。 なーんか、事務方での合意形成がとれていないのに、コイズミ首相がトップダウンで勝手に合意しないかなー そして後でどうでも解釈できるような「玉虫色」ってことにならないかなー まぁ、せっかくきているんだったら、有意義なものになってほしいけど期待薄かな。
2005年11月16日
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いつも思う疑問なんですけど、「政治家主導=小さな政府」「官僚主導=大きな政府」となるのでしょうか。先日の新政調会長挨拶でもこのようなことがコメントされていたそうなんですけどね。 「官僚主導=大きな政府」というのは、官僚が自分の天下り先をうまく確保して仕事の手間がかかるように、あるいは人数を必要以上に確保することを指しているのかなと思います。これだと、確かに人件費や必要経費の削減などできるわけないですよね。「政治家主導=小さな政府」というのは、官僚がそのようなことをしないように政治家が国全体の行く先を見据えて、無駄を省き民間ができることを民間にさせていこうということなんでしょうね。 ただね、その政治家自身がどこまで国全体のことを考えているのかいささか疑問のところがあるんです。例えば「利権誘導型」の政治家なんて、その典型ですよね。国のことなんかどうでもいい、国の予算をいかに地元に引っ張ってくるかという政治家っていましたし、今でもいるんじゃないですか。 また、先日の郵政民営化の採決でも見られた自分の主義主張を曲げてまで党の方針に従う政治家とかも。有権者からの貴重な一票で当選しているはずなのに、そこまでするのはよっぽどおいしい職業なんですね、政治家は。 本当の意味で「政治家主導=小さな政府」にしたかったら、政治家の特権・利権をも見直すことをしないと「小さな政府」にならないのではないでしょうか。議員定数も年金も全てです。 新政調会長のあいさつで、そのようなことの発言がなかったということは、「小さな政府」は掛け声だけで終わりそうに思います。
2005年11月05日
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昨日靖国神社を参拝したコイズミ首相に対して批評の声があがっていて、他の方もたくさん日記に書き込みをされておられます。私が見た感じでは、概ね「評価」の方なのかなというように感じました。 私はというと、どちらかというと「批判」の方ですね。確かに本人の「心の問題」や「内政干渉」、あるいは周辺各国からの批判に関係のない国民まで巻き込まれるから等々ありますが、私は「なぜ公約で8月15日に『必ず』参拝するといいながら、また昨年は羽織袴で神道形式に沿って参拝しているのに、今回はスーツなの? あれだけえらそうに言ったのだから『正々堂々と参拝』しなさいよ」ということで「批判」なわけであります。 確かに、先頃の裁判で違憲との判断がでたりしているので配慮しているのかもしれませんが、私には周辺各国の猛反発を抑えるためにあえて我々が普通の神社を参拝するのと同じようにしたではないかと思います。もしそうなら、姑息なことしますね。 もめることが必至な時期にあえて参拝するというのもどうかと思うし、評価する方の意見に多い「心の問題」というのもわかります。 だからこそ、コイズミ首相自身が自分の言葉できちんと説明をして理解を得るようにしないといけないでしょうね。今の状況では、「心の問題だ、内政干渉だ」って突っぱねているだけのように思えるし。 「その辺は説明し尽くしている」という意見もあろうかと思いますが、その辺はクレーマーと一緒で、懇切丁寧に説明していくしかないと思いますけどね。 以上が「靖国問題に詳しくない」オッサンの戯言です。 ここまでご拝読いただきまして、ありがとうございました。【追記】表題がちょっと過激だったのですが、私は積極的に参拝せよってことじゃないです。参拝したかったらしたらいいけど、その前に国民にどんな影響があるのか「適切に」判断してからやってよね、それから参拝した後にもめた場合には「心の問題だ、内政干渉だ」じゃなくてちゃんと説明してよね、ということです。まぁ、そんなことができる人なら、こんなややこしい時期に参拝なんかしないと思いますけどね。
2005年10月18日
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国民を大きく巻き込んだ「郵政民営化法案」が、昨日衆議院にて可決されましたね。しかも、前回とほぼ同様の内容であったにもかかわらず、200票の大差をつけて。前回の時はわずか5票の僅差でしたものね。 あなた方が選挙戦で何を訴えられていたか、「そんな昔のことは忘れた」って思っておられるかもしれません。「郵政民営化法案には欠陥がある」「地方切り捨てだ」「郵便局を無くすな」等々、いろんなことをおっしゃってましたよ。ちゃんと有権者は覚えています。 だからこそ、あなた方に対して選挙区では貴重な一票を投じたわけです。比例区は自民党が「郵政民営化賛成」だったから、他へ投じたかもしれませんが。 その選挙結果は、あなた方は当選されました。でも、あなた方と同じような郵政民営化反対派の方は14名の落選者を出し、民主党は惨敗し、コイズミチルドレンと呼ばれるおおよそ政治に関心があるのかどうかわからない輩まで当選するという事態になり、自民党は地滑り的に勝利しました。 この結果、郵政民営化法案が十二分に可決成立する見込みとなったのはご承知のとおりです。 その選挙後、今国会が始まるまでの間、自民党執行部から郵政民営化反対派に対する様々な攻撃がなされました。武部(BSE親父)幹事長による「党規を乱したという意味では、公認候補を妨害したということが非常に大きな問題だ」という一言にビビッったんでしょうね。 選挙中にえらそうに演説していた姿はどこへやら、何としても自民党の金看板がほしいのか、罰則が怖いのかわかりませんが、有権者の貴重な票を踏みにじってまで、昨日本会議において賛成票を投じて保身に走られましたね。 しかも、「選挙を通じて国民の意思が明確になった」「民意に沿った結果」「いろんな方と相談して賛成した」等々、白々しい言い訳をして・・・。 有権者はあなた方を見損ないました。 あれだけえらそうに演説しておいて、それで当選すればこの仕打ちですか。 次回の選挙では、ちょっと覚悟しておいた方がいいですよ。 有権者はそんなにバカじゃないですよ。PS.有権者はそんなにバカじゃない、と思うんですが、やはり熱しやすくて冷めやすい、しかも、「こんな政治屋ばかりじゃ、だれがやってもいっしょ」なんて思えば、またこれらの連中が耳に心地よいことを言って当選するかもしれません。これを機会に、これらの連中を含めた政治屋集団の動向を注視した方がいいかもしれませんね。コイズミの自分勝手にさせないようにするために。
2005年10月12日
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昨日の日記に野田議員の「郵政民営化賛成へ」の内容に関して書きましたが、本日、同じく郵政民営化反対派の一人である平沼議員が「当然反対する」と明言されました。 その理由として、「(民営化の実施時期を)半年だけ先延ばしするだけで、法案の本質は変わっていない。(先の国会で)法案に反対し、選挙でいかにおかしい法案かと訴えてきた。(賛成に)豹変(ひょうへん)しては有権者に申し訳ない。政治家としての筋を通す」(以上共同通信から引用しました)とのこと。 最後の『政治家として筋を通す』がさすがですね。っていうか、郵政民営化反対として有権者の支持を集めて当選したわけですから、国会議員としては当然の行為なんですけどね。 その「当然」のことができない、いわゆる「政治屋」(せいじや)が多いために、平沼議員のような行いが立派に見えてしまいます。 例え自民党に除名されても「無所属で活動」とのことですので、平沼議員にとっては自民党のバックがなくなるであろうことは覚悟の上なんですね。 平沼議員の動向に注目ですね。
2005年10月11日
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えっ、マジっすか? あれだけ反対されていたのに? 「選挙前と後では環境が変わった。現実をわきまえないと」 おいおい、それじゃあなたの政治信念に託した有権者の思いはどうするの? 「現実をわきまえないと」ってかっこいいこと言っている自分に酔っているんじゃないの? 現実をわきまえるのは、あなたのその考えではないの? それじゃ、なんで最初から賛成しないのよ。 無駄なことやって、日にちと金使って、その結果がどうであっても政治信念は貫いてよ。 多分、野田議員にしてみたら、選挙結果が郵政民営化が否決できない状況であれば、たとえ有権者の票を踏みにじっても自分の保身をしようって考えていたんでしょうね。でなければ、そんなに簡単に賛成の方針なんて出しませんよ。 本当に郵政民営化が問題があると思っていて、それを国会の議論の中でぶつけてベストは廃案に、悪くても修正可決できるように努力すべきでしょう。 でも、現実には「郵政民営化の実現を唯一の争点とした自民党候補者が大量当選を果たし、法案の可決は確実。法案が完ぺきなものでなくても、民営化のスピードを上げろという国民の声として理解した」だって。 『完璧なものでなくても』って完璧なものにするのが、あなた方国会議員の仕事でしょう。 ホント、有権者をなめているとしか思えない仕打ちですよね。 まぁ、こんな国会議員が大勢いるっていうことなんでしょうけど、ますます政治離れが起きそうな気がしますね。 この国ってどこへ行くんだろう、いつも思うことだけど。
2005年10月09日
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おいおいマジっすか?一人当たり約624万円の負担だそうです。うちの家は4人家族なので、さしずめ約2500万円ですか。 しかも、前年度よりも14兆円増えて過去最高額とか。 さらにさらに、国の借金全体の8割が国債だとか・・・。 コイズミ構造改革っていいながら、全然この辺は構造改革していなかったんですね、わかっていたけど。 ちょっと今回はぐたぐたと書いておりますが、私のあくまで個人的な考えを述べたまでですので、気分が悪くなった方がおられましたらその時点でご覧になるのをやめていただいて結構です。(少し長文ですし) さて、よく国の財政状態を家計に置き換えて考えますが、今の状況はろくな収入もないのにカードで買い物しまくって、それを返すために次から次へと消費者金融でカネを借りては返すことを繰り返している、ってところでしょうか。 普通なら収入に応じた買い物をしますよね。消費者金融のテレビCMじゃないけど「収入と歳出のバランスを考える」わけです。それに寄らない時といったら住宅を買うときでしょうか。でも、これとてきちんとした返済計画を金融機関と相談して、なおかつそれを了承してもらわないと融資してもらえないですよね。 これが会社の場合でもほぼ同じです。よっぽどの将来に見込みがあるとかを除けば、担保もないのに金融機関は融資をしてくれませんよね。 国の場合はどうですか。収入(税収)に応じた買い物(支出)していますか? どうせあとで何とでもなるというバーモンドカレーの甘口なみの見通しの甘さで立てた計画を実行して、それがうまく行かなかったというお決まりのパターンじゃないですか。 しかも、その計画(ハコモノでも道路でも)は住民の悲願というよりも、「地域の一部の利権者」の悲願であって、あるいは省益を確保したい官僚の悲願であって、はたまた政治力を保持したい政治家の悲願であるので、採算度外視で進められた結果、無駄な施設が国内の至る所にできてしまったわけです。社会保険庁や簡易保険の施設が槍玉にあがったのは記憶に新しいところです。 それでは一人あたり約600万円超にまで膨らんだこの借金をどうすべきか。会社なら現行役員はその責任を株主に追及されて総退陣するだけでなく、あまりに悪質な場合は弁済させるのではないでしょうか。 国の場合には選挙があるわけですが、これにはいろいろとしがらみや組織票があって利益誘導型の議員はなかなか落選しない。また、「政・官・業」の悪のトライアングルが強固に結びついているからそう簡単に分解できない。 じゃあどうすればいいか。 簡単に考えれば税体系を見直して、例えば消費税を引き上げるっていうことですが、支出が今までと変わらなければ意味がない。支出ももっと見直しをしないといけませんね。 究極の方法というよりも極端な方法としては、今の支出を軒並み30~50%カットする方法です。財務省のHPにある試算シミュレーションで遊んでみたことがあるのですが、防衛費とか公共工事費とかを軒並み50%カット、そのほかの年金も30%カットすればとりあえずは収支トントンか少しの余剰が出ました。 このシミュレーション、最終的には「ほらね、消費税とかを上げないと無理でしょ」というように持って行こうとしているように感じたわけで、財務官僚の考えそうなことだなーと思いました。 まぁ、こんな極端な例は無理としても、政府が「防衛費や不要不急な公共工事費、公務員や国会議員給与や定員を削るなどしてこれだけの支出を削りました。それでもまだ収支が赤字になります。つきましては、消費税を○%あげさせてください。そうすれば×年後には収支バランスがとれてきますので、それまでは一緒に苦労してください。」と国民に説明して土下座でもすれば、認めるかもしれませんね。 とにかく、先日の選挙でもそうでしたが、今の政府は説明責任をきちんと果たしているとは思えません。なにか奥歯にものがはさまったようなはっきりいわない。 私の最大の関心ごとはここなんです。危機的というよりも破滅している財政をどう立て直すつもりなのか。憲法改正なんかを議論している場合じゃないんです。ましてや郵政民営化なんかどうでもいい。 本当に国民の生活のことを考えるのであれば、まずは財政の建て直しを行った後でそのほかの事業をやってほしい、そう思っています。
2005年09月22日
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衆議院選挙が自民党の圧勝、というか「消去法で行ったら、とりあえず今の政権のままでいいかな」って感じの結果だったのかなと思います。 「郵政民営化に賛成か反対か」という単純な選択肢を掲げて、思考停止状態の有権者に提示すれば、おのずと結果は見えるというもの。 日本のおかれている状況はそんな単純なものではなく、年金、外交、財政と山積みなんですよ。それらの問題がどうして「郵政民営化」につながるんでしょうか。 「改革の第一歩だー!」なんて叫んでいましたが・・・ 「郵政民営化したら年金問題も解決する」 「郵政民営化したら外交問題も解決する」 「郵政民営化したら財政問題も解決する」っていうこと?ホントかなー 「風が吹けば桶屋が儲かる」じゃないんです、そんな単純なものではね。 でも、結果的には国民の大多数の審判は自民党に大きな支持をした、ということなんです。 だから、この先、自民党がというより「頭がもじゃもじゃ」な人が年金が改悪されても(っていうかとっくに破綻しているんですけど)、外交でアジアで孤立するようなことになっても、人気取りのための無駄な事業を実施して財政状態がさらに悪くなっても、政財界+官僚が甘い汁吸えるような仕組みをまたぞろ構築するなど、することなすことケチつけずに暮らしていかなければならないんですね。 文句のひとつ言いたくても、「国民に審判されたもんねー」って開き直られるような状況を作ってしまいました。 私のようなサラリーマンの生活はどんどん厳しくなる一方です。 あーあ、希望の持てないいやな世の中になったもんだなー
2005年09月12日
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自民党圧勝?! ふ~ん、中曽根@バーコード頭の「死んだふり解散」の時以来かな。 なんだかなー(by阿藤海) 「改革をとめるな」? 私には 「改悪をとめるな」にしか聞こえなかったんだけどね。 コイズミになってから、私のようなサラリーマンには負担が増えましたよ。病院へ行っても個人負担は2割から3割になるし、配偶者特別控除なくなるし。 この4年間での構造改悪で得していたのはだれだ? 大企業のお偉いさんか? 官僚か? やっぱり、政治家か? 少なくとも、コイズミ構造改悪のおかげで私の生活は悪くなりましたよ。 みなさんの生活環境はどうですか? よくなってますか? こんなに圧倒的勝利となると、「頭がもじゃもじゃ」な人、とんでもないことをしでかすんじゃないかなって危惧しています。 こだわるようですが、政権公約には郵政民営化については「実現します」しか書いてなかったですからね。その方法については「白紙委任」したんですよ。あとでとんでもない方針が打ち出されても、「国民はそれでいいって、白紙委任したじゃないか」ってことになりますよ。 まぁ、コイズミ構造改悪を支持した人たちの期待を裏切らないようにしてもらったらいいのかな。 「ふ~ん、あっそ。また生活が厳しくなるんだな」っていうのが、私の率直な感想です。
2005年09月11日
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いよいよ明日ですねー ここまで政治に関して関心を持って選挙に望めるのは久しぶりじゃないですか。まぁ、そのように仕向けたのは「頭がもじゃもじゃ」な人の自分勝手な行動によるんですけどね。 今日のデイキャンプ(本日のブログを参照ください)でもその話題がでました。Tさん自身も私と同じ考えでしたので、「やはり何とかしないといけない!」って話していました。 ところで、今日のデイキャンプの帰り、夕食は外食することになったのですが、そのときにこんな会話がありました。 妻「何が食べたいですか?」 私「食べたいものはあるけどね。 でも、子どもたちがいいなーっていうものにしよう」 子「う~ん、なんでもいいけどー」 私「それじゃ、パパに任せてくれる?」 子「うん、いいよ。回転寿司かな、マクドかな。」 私「よし、パパ一任ということで。じゃあ、ラーメン!!」 妻&子「えーーーー」 私「おいおい、パパ一任ってゆったやんかー」 お分かりいただけましたか。頭がもじゃもじゃな人、スケールは違うけど、このことと同じようなことをしようとしているわけですよ。 全然国民が望んでいない、あるいは郵政民営化に賛成している人でも「その方法じゃない」って思う人でも、「いやいや、(郵政民営化に)賛成だったんでしょ。方法は一任だったでしょ」って言いくるめるような悪どいやり方。 やはり、頭がもじゃもじゃな人、頭の中も「もじゃもじゃ」だー 明日の投票、絶対行きます。できれば一番乗りでね。 なお、夕食は最終的にはカレーショップになりました。
2005年09月10日
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マスコミの得票予想では、自民党が大幅に議席を増やすっていうのが多いですね。結局は今と変わらずっていうか、こんなんじゃ選挙へ行こうと思っていた人、「なんだ、変わんないんだったら、行くのをやめようかな」ってなるんじゃないかな。 マスコミの姿勢、今回はちょっとひどいね。与党に偏りすぎ。 さて、相変わらず「郵政民営化に賛成か反対か」のフレーズを叫んでいる「頭がもじゃもじゃ」な人(by田中真紀子)。それにつられて、「郵政民営化に賛成」する人々。 前にも書きましたが、私自身も「郵政民営化」自体には異論はないですよ。「郵政民営化『法案』」に問題があるって思っているわけです。 「頭がもじゃもじゃ」の人は、「郵政民営化に賛成か反対か」というごく単純なフレーズしか話さず、その内容については政権公約に書かれていませんよね。 おそらく、「頭がもじゃもじゃ」な人は自民党単独で過半数を取れば「国民は郵政民営化を望んでいる」として、否決された法案を若干修正して国会へ提出してくるでしょう。 その内容がたとえ理不尽であっても、また反対派が危惧する簡保・郵貯の資金がホントにアメリカのために使われるようなときでも、「そんな話し、きいてないよー」は通用しないんですよ。 ちゃんと政権公約見られましたか? 何も書いてなかったですよ。 すなわち、今のままで「郵政民営化賛成」としてしまうと、その方法に関しては一切問いませんという意思表示になってしまいます。白紙委任したのと同じですからね。 契約の中で「白紙委任」ほどこわいもの、ないですよ。相手方が何をしでかすかわからないし、それに対して異議申し立てもできないんですよ。委任状ですら、「○○に関する一切の権限を委任」って書きますよ。 政権選択選挙、っていう割には、むちゃくちゃですね。 まだ、投票に迷っている方、ホントよく考えて投票しましょうね。 くれぐれも「棄権」は、なしですよー
2005年09月09日
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いよいよ来週の日曜日になりましたね、日本の将来を決める衆議院選挙。争点は「郵政民営化に賛成か反対か」ってことになっていますが、そんな単純でないことはここでも書いてきました。 賛成又は反対、いろんな意見があると思いますが、それは別にしても必ず投票は行きましょうね。日曜日の予定のある方、期日前投票(今は不在者投票っていわないんですね)をすませておきましょう。 私も今週中にすませておきます。 さて、あいもかわらず「郵政民営化に賛成か反対か」の単純なフレーズを叫んでいる「自民党をぶっ壊す」人。政権公約にその詳細な内容も記載せずに「白紙委任してくれ」といわんばかりの状況でうんざりです。言葉では説明しているのかもしれませんが、言葉でいくら説明してもらっても信憑性に乏しいのです。 ところで、郵政民営化に際して信書(手紙とかハガキ)の集配についても民間参入が可能な仕組みにしておかなければ真の民営化じゃないと、私は思っているんです。 例えば電話通信分野を一手に握っていた日本電信電話公社(懐かしい響き)も民営化されてNTTになりましたが、その当時には自動車メーカーなどが出資した新しい電話会社が次々に誕生して、料金やサービスを競いました。今では統合されたりしていますが、民営化された事例としてはいい事例だと思います。 今回の郵政民営化に際してはどうですか。この機会に信書の集配に参入しようとする事業者がありますか? いないですよね。 実は、「自民党をぶっ壊す」人が総理になった頃に、信書を民間宅配業者(ヤマト運輸とか佐川急便とか)も参入できるようにしようということで国会で審議されたことがあります。この話しがでた時、私も「信書が国が行わなければならないことはないはず。民間宅配業者がやっても同じ事」って思っていました。 ところが、国会審議の中で『ポスト(法令では信書便差出箱)を全国津々浦々に自前で設置すること』という規定を盛り込もうとする方針で審議が進もうとしていました。これが義務付けられると既に事業を行っている日本郵政公社に有利な条件で、新規参入事業者には圧倒的に不利な条件となることはおわかりいただけるかと思います。 私はそのような審議経過をみて、「そんな馬鹿げた規定は民間参入を著しく阻害するものだ」と思っていましたので、「自民党をぶっ壊す」人なら信書の民間集配に反対する反対派(=現在の郵政民営化の反対派?)を文字通りぶっ壊してくれる、と思っていました。 それを期待した私がバカでした。 ご存じのように、「自民党をぶっ壊す」人、反対派と妥協して法案はそのまま成立(民間事業者による信書の送達に関する法律 いわゆる信書便法 平成15年から施行)しました。 郵政民営化に政治生命をかけると叫んでいる「自民党をぶっ壊す」人、本来ならその時に踏ん張っておいて郵政民営化反対派を追い出すことをやっておけば、真の民営化が進んだかもしれないのに、そこで変に妥協してしまったのが失敗の元、郵政民営化なんて所詮その程度のものだと思っていました。 もし、本当に政治生命をかけているのなら、簡保・貯金の民営化と併せてしっかりと審議する必要があると思うのに、「自民党をぶっ壊す」人はその辺はうやむやで本当に民営化の必要性を感じているのか、かなり怪しいと感じています。 民営化賛成の方も賛成される内容をおっしゃいますが、この「自民党をぶっ壊す」人の腹の中と同一かどうかわからないし。民営化によって本当に経済活性化につながるのかどうか私にはわかりません。 だから、「郵政事業を国が行なわなければならない必要はないと思うが、民営化するなら参入しやすい環境や既存の民間事業者へ大きな影響を与えないような仕組みをつくることが先決」だと思います。 すなわち、「民間事業者が参入できるように信書便法についても直ちに見直します」っていうことくらいは政権公約に書いてもらわないと、郵政民営化に賛成はできないですね。
2005年09月05日
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衆議院選挙の公示を受けて、各党の党首が各地で演説をやっています。昨日も「自民党をぶっ壊す」人が奈良や京都、滋賀で演説していたそうで、かなりの観衆がおられたようです。これを「『自民党をぶっ壊す』人の人気が高い」って言う人がおりますが、ワイドショーネタのように見に行っている人も多いんじゃないの? って思ってしまいます。 ところで、今回の選挙について「自民党をぶっ壊す」人は、『郵政民営化に賛成か反対かを問う選挙』だと叫んでいます。でも、自民党のマニフェストにおいては『郵政民営化を必ず実現する』とだけ書いているだけで、その内容についてはマニフェストのどこにも書かれていません。 すなわち、『郵政民営化します! その内容については白紙委任してください』って言っているのと同じです。悲願の郵政民営化を問うんだったら、マニフェストに詳細に記した上で問うのだったらわかるんですけど、どういう方法でどうするんですか?「前回の国会で説明し尽くしている」というのは無しですよ。審議の内容はどうであれ、参議院で否決されているんですから、同じ内容を説明してもらっても困ります。 また、「その辺は次期国会で審議する」っていうのも無しですよ。「政権公約」なんだから、どの方向へ持って行こうとしているのかくらいは、党内調整ついているんでしょ。 そう考えると、なぜマニフェストに書いていないの? という素朴な疑問がでてきますよね。そこまでのこだわりがあるんだったら書けるでしょ、そのくらい。そしてそれをきちんとわかりやすく説明することで賛成か反対かを問うのが筋ってもんですよ。 ちなみに、口頭で「内容はこうです」って言ってもわかりませんし、あとで「そんなことは言ってない」っていうことになりますから。 「賛成か反対か」というわかりやすいフレーズを叫んでいますが、事はそんな単純なものではないですよ。賛成派の人は「こうなります」って解説しているのを聞くと、「それは『自民党をぶっ壊す人』の考えか。そうなら、なぜマニフェストに書いていないの?」と逆に聞いてみたいです。
2005年09月01日
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さて、いよいよ日本のこれからを決める衆議院選挙が公示されましたね。「自民党をぶっ壊す」人が可決した方の衆議院を解散するという普通の神経なら考えられない暴挙にでたわけですが、おかげで「自民党をぶっ壊す」人を落っことすことも可能な事態となったわけです。 今朝の大阪朝日放送の「おはようコールABC」のコメンテーターの山本健治さん(通称“やまけん” 毎朝ハイテンションで怒鳴りまくるおっちゃん。元大阪府議会議員)も、「自分の目でマニフェストをみて、絶対棄権せずに投票に行って欲しい」って話していました。 ホントそうです、文句言う前に投票に行って一票を入れましょう。 ところで、選挙当日に第一番目に行ったことありますか? 選挙当日に第一番目に投票する人には重大な作業があるんです。(通常の投票行為と対比させてみました) 1. 投票に必要な事項の確認後に投票用紙をもらう →ここは同じです。 2. 候補者の名前を書く →ここも同じです。 3. 投票箱の所へ行って投票する →ここがちょっと違います。投票箱は普通は鍵がかかっている のですが、第一番目の投票者の時は、投票箱が開いた状態に なっています。 すなわち、「正に空っぽかどうかを確認」するのです。 目視するも良し、手で投票箱の内側をなで回すも良し、 とにかく「正に空っぽ」であることを確認します。 4. 投票所を出て帰る →その前に作業があります。「正に空っぽ」だったことを証明 する書類に記名をします。 こういった作業をしておかないと、よく外国の選挙でみられ る「元から投票用紙が入っていたんじゃないか」といった事 態になってしまうわけです。 私は過去に2回、第一番目をゲットしたことがあります。別にゲットしても特に何かくれる訳でもないんですけどね。 でも、ここ数回はずっと第2番目なんです。同じ集落のお寺の住職が最近は投票所の前で「待っている」のです。そこまでして第一番目をゲットしたいのかと思いますけどね(って、それをねらっている私も同じか・・・。) 少し早起きして第一番目をゲットしてみてください。
2005年08月30日
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郵政民営化賛成の方の話しの中で、「(民営化されても)郵便局は設置が義務付けられるし、過疎地だからといって料金が高くなるなんて、宅配業者にはありません」なんておっしゃる方がおられますけど、それってどうなんでしょうか。 まず、「郵便局の設置が義務付けられる」ということについて考えて見ます。 義務付けだから法令で『人口○千人に△箇所以上の郵便局を設置しなければならない』などと定められて、政省令でその詳細な設置基準(例外規定など)や法令に基づく書類の提出なんかが定められると思います。 民間企業になったのに、「義務付け」はどうなんでしょう。確かに鉄道やバスは規制緩和によって新規参入や事業廃止は「届出」になっていたはずです。義務付けの程度がそれくらいならわかりますが、その義務づけの内容が許認可になるんならおかしくないですか。(届出:この事業を新たに始めます(あるいは事業廃止します)ということを所管大臣に文字通り「届け出る」だけで、それによる影響は「基本的には」勘案しない。事業者の自由裁量が優先されている) 次に「民営化後の過疎地への郵便料金」について考えてみます。今のところは民営化後も料金はそのままということですね。しかも、民間の宅配業者は過疎地であっても料金は同じであるということをおっしゃっています。果たしてそうなんでしょうか。 大手宅配業者のヤマト運輸の運送約款にはこうあります。関自貨第八八〇号認可年月日平成十六年八月十二日 (運賃等の収受) 第八条 当店は、荷物を受け取る時に、国土交通大臣に届け出た運賃 その他運送に関する費用(以下「運賃等」という。)を収受します。 2 当店は、前項の規定にかかわらず、荷物を引き渡す時に運賃等を 荷受人から収受することを認めることがあります。 3 略 4 略 これでおわかりいただけるかと思いますが、第8条第2項により割増料金がとれるんですよ。実際に離島なんかでは割増料金がとられている(逆にゆうパックは割増無し)という話しをきいたことがあります。 だから、「宅配業者は過疎地であっても料金は同じ」というのは間違いです。 公社は今は割り増しはないようですけど、民営化されるとそれもどうなるかわかりません。 じゃあどうすればいいんでしょうか。 どこかでも書かれていましたけど「過疎地においては、現行のままで継続させる」のがいいんじゃないでしょうか。民間事業者なら撤退は自由裁量ですが、公社ならそうはいかないでしょ。 本当はこの辺を「自民党をぶっ壊す」人がどう考えているのか自分の言葉で説明して欲しいですね。多分この辺は何も考えてないと思うし、郵貯と簡保の残高を民間に(というよりブッシュに差し出す)ぐらいかしか考えていないと思いますけどね。
2005年08月29日
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武部幹事長、消費税率の引き上げを明言 は? このBSE親父、何を血迷ったこと口走ってるの? まだ衆議院選の公示前やで、ここでこれを話したら、無党派層だけでなくとも反発あるんとちゃうの? このニュースを見たときの率直な感想です。 自民党にとっても、「自民党をぶっ壊す」人にとっても、「このBSE親父、余計なことを・・・。」って思っているんじゃないですか。 逆に野党は大チャンスですよ、与党がエラーしてくれてますよ。 ここで一気に攻めないと。 ところで、この消費税、89年の竹下内閣のときに、「来るべき高齢化社会に対応するためには、『ぜいしぇいかいかく(税制改革)』が必要であります」ということで始まったんじゃなかったでしょうか。少なくとも、私はそう記憶しているのですけどね。もっとも、国会説明なんか法案を通すための詭弁ですから、通ってしまえばあとはしらん、でしょうけど。元々どのような目的で始まったものでしょうか。教えていただければ幸いです。 さて、この消費税が高齢化社会対応または国の危機的財政を立て直すためにアップするというのであれば、次のことを確実に行うのであれば認めてもいいかなと思います。 1.国・地方合わせての債務額とそうなった原因の追究 およびその原因となった者へ投入された資金の回収を実施 2.集めた税金の使われ方を白日の下にさらすこと 3.公務員および国会議員の定数の大幅削減と議員歳費の 大幅減額ならびに議員年金の見直し 1.は大甘な見通しで税金を掠め取って、大もうけした企業やその利権を引っ張って行った政治家(せいじや)がいるわけですから、「きっちり責任とらんかい!」ということです。 2.は当然ですよね。今なんかうやむやでしょ。ガソリン税や軽油引取税は道路財源に使われているらしいけど、これとて本当のところどうよって思うし、使途不明金もあるんじゃないのって思います。消費税に至っては「ホンマに納付されているのか。何に使われているのか」わかりませんよね。 3.はいつも私が思っていることです。国民に痛みを伴う改革をするんだったら、「自分らも血流さんかい!」 の一言に尽きます。 会社に置き換えたら、この3つは当たり前のことなんですよね。 1.だと、会社の予算を使ってやった企画が文字通り「企画倒れ」なら、担当部長は詰め腹切らされるんじゃないですか。 2.も、ええかげんなことしていたら、株主に説明できないでしょ。また、総会屋の格好のネタにもなりかねないです。 3.についても、業績が悪くなれば、役員報酬カットや定員削減するでしょ。 なんで、国だけが財政危機って何年も前から叫んでいて、何もしていないのですか。 「自民党をぶっ壊す」人になってからも国の財政改革は進んでおらず、余計ひどくなってますよ。 私の結論、「まず、上の3つのことを確実に行うこと。それでも、支出に見合う収入がないのなら、アップもやむをえない」というところでしょうか。
2005年08月28日
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「なんか、子ども向けのヒーローもん、みたいやなー しかもごっつい安もんの!」 郵政民営化に賛成か反対かだけで今回の衆議院選挙を戦おうとする「自民党をぶっ壊す」人。民営化反対派の候補は「改革を邪魔する悪人」といわんばかりに、対立候補を擁立してマスコミもそれを面白おかしくかきたてる。 今回の衆議院議員選挙は、これまでの選挙とは一味も二味も違う様子になっております。 郵政民営化に関しては、次の4つの答えがあったのではないでしょうか。 1.郵政民営化に賛成 2.郵政民営化に賛成だが、方法論は要再検討 3.郵政民営化に反対だが、自分の利権を守るために賛成 4.郵政民営化に反対 1.はいうまでもなく、「自民党をぶっ壊す」人や「宮川一朗太と谷亮子との三兄弟みたい」な大臣ですね。4.は「名前は静香でも全然静かじゃない」亀井氏や綿貫氏です。 そして、実際には2.や3.の人が多かったと思うのですが、「自民党をぶっ壊す」人は1.と答えた人はもちろん、3.の人を郵政民営化賛成派、2.及び4.の人を反対派として二分しました。 これをみて気づかれた方、おられますか? そうです、「自民党をぶっ壊す」人が大好きな国の大統領がイラクへ戦争をかけるときに、「アメリカとともに戦うか、テロに屈するのか」で迫ったことと同じことなのです。 あのときだって、大量破壊兵器があるか否かでもめにもめていたと思うのですが、二度の世界大戦で国内に大きな被害を受けたことの無い国がテロによって豊かさの象徴のようなビルを倒されて冷静さを失っていたんでしょう、その時に出た言葉(脅迫?)がこれだと思っています。 確かに「正義」と「悪」のように、国民にアピールするのにこんなに簡単なことはないです。でも、アメリカの西部劇のような勧善懲悪のように簡単なストーリーでないのは世の常なんですよね。その辺が全くわかっていない。 話しを元に戻して、今回の争点も「賛成」か「反対」かというのではなく、もっと冷静に議論する必要があるわけです。ましてや、これだけ反対する人がいるわけです。 法案を出す者はきちんとその内容を説明しなければなりません、ってなんでこんなこと、一国の総理大臣なんかに言わなければならないんだろ。 職場や学校でもそうでしょ、「こんなことしたい!」って提案してどうしてもそのことをやりたくても、「反対」する人がいたらちゃんと説明するでしょ。「自民党をぶっ壊す」人、それやってましたか? ちゃぶ台ひっくり返しただけですよね。 ところで、衆議院において僅差で可決された郵政民営化法案を参議院に送られるときに、「もっと丁寧な説明をするように」って苦言をいわれた「自民党をぶっ壊す」人、何を考えたか、ゆっくり話すのをみて愕然としました。内容も全然丁寧じゃないし、「この人、意味わかってる?」って思いましたよ。 郵政民営化を実現することがこの国の改革になるかどうかは、私にはわかりません。っていうか、それほど大事な問題とも思えないし、おそらく大多数の有権者の皆さんがそうだと思います。年金や財政改革なんかよりもこれが一番大事なんであれば、もっと議論しなければなりません。(ここまで急ぐのはアメリカとの密約があるのか?) そのためにも、ブレーキの壊れた暴走車は止めなければならないじゃないかなと思います。
2005年08月25日
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う~ん、どこも似たりよったりかな。ホンマに実現できるの? 各党のマニフェストをザザッみた率直な感想です。 公約の進捗状況について公表していたのは公明党でした。○とか△の形で表していましたけど、できれば達成度数(%)みたいなのがわかりやすいですね。 自民党は郵政民営化をもう一度国会に諮るとのことですが、ここで今一度なぜ民営化か、そして民営化した後どうしていくんかを方向付けしておかないといけないんじゃないですか。あそこまで熱入れて「民営化に賛成か反対か」っていうんなら、民営化した後のことまで教えてよって感じです。 わたし的にいいなぁと思ったのは民主党で、国会議員の削減をあげていました。これに関しては私は評価します。国民に痛みを伴う改革をするのであれば、国会議員もそのようにしてしかるべきだと思います。 大体、人数が多すぎるんですよ。知事並みに47人で十分でしょ。500人も必要という理由がわからない。知事は一人で都道府県をみているのに、国会議員は都道府県から複数でてきて確かに国政を行っていますが、実は国の予算を自分の地域へ引っ張り込むことに力を注いでいる。 そんなん、知事のように一人でできるやん、って単純に思います。各都道府県1人は極端でも今のような人数はいらないでしょ。 ところで、マニフェストをみて各党共通に思ったのは、 それは党の総意ですか? 事業を行ううえでの予算措置はどうされますか?(また国債?) ということです。 わたし的には、ばら色のことばかり書かれても国全体の借金額が多すぎるし、この先絶対大増税が待っていると思うので「そんなことより借金どうにかしてよ」と思っています。
2005年08月23日
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昨日の毎日新聞の3面の「05総選挙 私の見方」というのがあって、作家の高村薫さんが小泉政権4年間の総括と今回の郵政民営化解散についてのことが書かれていましたが、ご覧になられましたか? 年金問題や外交戦略、イラクの自衛隊、米軍再編等々取り組まなければならない問題山積なのに「悩んだ形跡がない」とのこと。まぁ、どんな形であれ郵政民営化さえできればいい人だから。 さて、その中で一番面白かったのが、郵政民営化が国民にとっての大した問題ではないのに、小泉首相がこだわっている様子について 食べたくもない料理を出されて「さぁ食え」といわれている感じと総括されておられますが、これは的を得ていると思います。 ちょうど、子どもが 「こんなの(郵政)より、そっちのごちそう(年金)がいい」ってごねても、 「それを食べたかったら、こっちを食べてからにしなさい」っていわれているようなものかな。 極々単純なことだけど、食べ物なら食べたくもないものを食べるかもしれないけど、選挙ってそんなもの? 節操のない反対派つぶしや「小泉首相は異議を唱えていたはず」の小選挙区と比例代表の重複立候補はそのまま何事もなかったかのように、新人候補者には適用するなど、なんでもありなこんな人には水戸黄門や松平長七郎に斬ってもらいたいくらいです。 まだ選挙までは3週間くらいあります。近いうちに各党の政権公約もでそろいますからね。 ところで、政権公約も「公約」だけではなくて、前の公約の達成度も自己採点しておいて欲しいですね。普通の組織なら前の公約(業績評価)の評価をしないで次の公約を出すなんて考えられないですからね。
2005年08月19日
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やはりというか予想通りの結果になりましたね。 民営化が必要という理由はわからなくはないです。それならなぜ公社にしたんでしょう? 公社ならなぜ不都合なんでしょう? その辺はうやむやというか、郵政改革に命をかけていたわりには、国民に対してわかりやすく説明するわけでもなく、最後まで全然わかりませんでした。(うちの職場に誰がもらってきたのか、政府発行の郵政民営化のパンフがありましたが、やっぱりよくわかりませんでした) 自分の意地とメンツで郵政民営化にこだわるのはいいけど、「首相」という立場をわきまえればもっと全国民が関心と問題意識をもっていることを最優先にしなければならないはずです。 国民は危機的な財政赤字や年金改革、その財源として消費税等の増税がどうなるのかに関心があるわけで、郵政民営化ってさほど関心高くないですよ。物事には優先順位ってあるわけで、仕事と同じですよね。なぜ、そんなことがわからないんだろ。 それから、民営化反対勢力の議員にも猛反省していただきたい。国民に人気があるからと小泉首相を担ぎ上げて勝ち馬に乗って当選したのに、郵政問題は反対だなんて、どういうつもりでしょう? 議員って極端な話し、「落選さえしなければ、公務員以上にとってもおいしい仕事」なので、自分の主義主張をひん曲げてまで勝ち馬に乗りたいんでしょうね。 今回の郵政民営化問題については、国民の生活や国際間の問題を放り出してでも、「郵政民営化さえできればOK」の小泉一派と、「勝ち馬に乗ったけど、その馬が駄馬と気づいた」反小泉一派との内輪もめ。 だから、どっちが良い悪いじゃない、どっちもどっち! でも・・・ おたくら、ええかげんにしぃーや! すみません、こんな話し、読みたくもなかったと思います。 ここまで読んでいただいてありがとうございました。 来る9月11日には選挙が行われます。はっきりいって、こんなくだらん選挙に貴重な税金使われるなんてばかばかしいです。ホントは選挙なんか行きたくありません。 でも、棄権せずに国民の義務は果たしましょうね。
2005年08月08日
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