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最近「区立図書館」をヘヴィに利用してます。どんなビンボでも、公立図書館さえあれば最低限の文化的な生活は維持できるってもんです♪図書館といっても本でなく「音楽CD」を借りるだけですが、そもそも図書館のCD棚なんてカナーリ貧弱なモノなんで、偏屈なワタシの嗜好にハマる盤を見つけるのは至難かな~と思ってました。しかし、最近図書館のインターネットサービスを使えば区内17ケ所の全図書館の所蔵品の検索と予約ができ、どこの品であっても最寄の図書館で受取&返却がOKってことを知りました。単館だとショボいんですが、17ヶ所分まとめれば結構おもしろいコレクションになりますね~。「一家に一枚」的な超名盤がなかったりもしますが、こんなもの区民の税金で買っていいのかと首をひねりたくなるような迷盤/珍盤があったりとか。このサービスを利用して、最近はワタシが中~高生の頃に愛聴していた洋楽ロック/ポップスのCDをヘヴィに集めてます。バンドやるようになってハードロック/ヘヴィメタルに傾倒しだしてからは、「こんな生ぬるいフニャチン音楽聞いてられっかあ!」とイキがって遠ざかってしまいましたが、大人になった今(ウソつけ!)聴き直してみて、その普遍的な魅力を再認識してるところですワ。当時はレコード(CDなんてまだ存在してない)の値段が洋楽盤で2500円だったかな?食べ盛りのワタシがガッコ帰りに空きっ腹を満たすのが90円の「素うどん」でしたから、レコード1枚が約1ケ月分のエサ代に相当するわけですね。到底手が出ません。そんなガキどもが音楽を楽しむ手段は、「エアチェック」といって、ラジカセでFM放送をカセットテープに録音する方法が主流でした。苦労しながら作ったお好みテープですが、うまく録れても多くの楽曲はフルにオンエアされず、最後に「フェードアウト」されてしまうのが不満でした。無知なワタシは、それが放送局が意地悪して曲を途中でカットしていて、どの曲もちゃんとお金を出してレコードを買えば「エンディング」まで聴けるものと勝手に信じてたのです。今でもスタンダード曲として愛聴されてるイーグルスの「Hotel California」ですが、ボーカル部のあとに延々と続くギターソロの掛け合いパートが、どのオンエアでも完結せずにフェードアウトしてしまいます。「このソロは本当はどこまで続いているのだろうか・・・?」「最後はどういう風に終わるのだろうか・・・?」それが知りたくてビンボなガキんちょは、親に内緒で買ってた「エロ本」のため予算を泣きの涙で取り崩し、レコード『Hotel California』を購入したわけです。ところが期待に胸を膨らませてレコードに針を落とし、ワクワクしながらギターソロ部を聴き進めます。さあ、エンディングはどうなるのか・・・とラジオではフェードアウトしてしまう箇所に近づくと・・・・・・な、な、なんと!ラジオと同じく「フェードアウト」するではないかっっっ!!『なんじゃこりゃあ~~っっっ!!』 (C)Yusaku Matsudaフェードアウトなんて常識やん、どんだけ無知やねんと嘲笑ってるアナタ、先入観捨てて考えてみれば理不尽だと思いませんか!?音楽を作って楽曲をユーザーに売ってる以上は、曲を最後まで作り込むのは当然の義務とちゃいますか!?クラシック音楽で途中でフェードアウトする曲ってありますか!?(未完成で作曲家が逝去した例はアリ)読んでるうちに字が薄くなって完結前に消えてしまう小説があったら、アンタは小説なんてこんなもんと納得するのか!?(喧嘩腰)その後、音楽業界でフェードアウトが常套手段ってことは嫌でも知ることになりますが、未だにフェードアウトする曲を耳にするたびに不快になります。そんなワタシの鬱憤を晴らしてくれるレコードがリリースされたのは1980年秋のことでした。『Eagles Live』スタジオ盤に忠実かつエモーショナルな演奏に加え、「ちゃんと完結するHotel California」が聴けた!!別に騒ぎ立てるようなエンディングでもないのですが、ラジオを通して初めて「Hotel Californiaのエンディング」を聴けたとき、素直に「かっけえ~~!!」と痺れたものです。レコードは2枚組だったので確か3500円だったかな?そんな家が建つような大金をガキが捻出できるハズもなく、その後イーグルスに対する興味も失せてしまったこともあって「Hotel Californiaのエンディング」は30年以上も記憶の奥深くに埋もれてしまいました。図書館のハナシに戻りますが、図書館の書架に『Eagles Live』があるのを発見した瞬間、ラジオで何回かしか聞いたことないハズの「Hotel Californiaのエンディング」の記憶が鮮明に甦ってきました。音の記憶ってすごいなと思いますね。図書館で古い曲漁りしてても、何十年も聞いてない曲ですら細部まで憶えていることに驚きます。エアチェック由来の記憶なので、曲の特定の箇所でノイズまでセットです。改めてCDで音質のよい『Eagles Live』を聴くのは至福の時間ですね。ほぼベスト選曲と思いますし、ワタシも少しは成長したのか、ガキの頃には無視してた初期のフォーク/カントリー路線の楽曲も素直に「こりゃエエな~」と楽しめるようになりました。イーグルスのまったり系の曲や同系統の「Jackson Browne」の楽曲とか、タイの田舎風景になんとなくマッチする気がします。次に北タイに行く機会には、これらの曲をBGMにピックアップトラックでドライブしてみたいもの。
2013年11月30日
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最近、昭和初期の風景版画家「川瀬巴水」(1883~1957)にハマっています。日本全国を旅しながら旅先の風景を描いた作品を数多く残し、「旅情詩人」「昭和の広重」などと言われているそうです。日本よりもむしろ海外で評価が高いようで、故・スティーブ・ジョブズも巴水作品のコレクターだったらしい。欧米では北斎、広重と匹敵する位置づけとのこと。興味を持ったキッカケは、巴水作品にワタシが現在居住する「東京都大田区」の風景を題材にしたものが多数あり、それに心魅かれたってところからですが(巴水は大田区在住でした)、普段なじみ深い場所が美しく詩情豊かに描かれているのを見るのは楽しいものですね。今「大田区立郷土博物館」にて、特別展「川瀬巴水―生誕130年記念―」が開催されていまして、早速鑑賞してまいりました。なんと「入場無料」ってか!!タダならショボイ展示だろうと期待せずに行ったのですが、いや~、おもしろかった!!いやー、これほんとにタダでエエの?バカ高い地方税払ってるんだからエエのか・・・。って、ちゃんと納税してる区民なら見なきゃ損やないですか!!摺りあがった版画作品とともに元になった写生画が並列されており、ある作品の試摺から工夫を重ねて完成品に行き着くまでの全ての版を比べて見ることができたり、34度にもおよぶ摺りの工程を順を追って見れるセット作品など、素晴らしい作品群がどのようにして生まれるのかが見て取れる興味深い展示でした。画家だけでなく摺師が作品の出来栄えに貢献している部分は多大なんですね。こういう展示を通して摺師のワザがもっと注目されてもよいかと思いました。巴水作品の魅力は、作者本人いわく「皆様の目の玉の代表となり(中略)その場所に時も日も天候も同じに皆様を立たしてお見せしたい」という「思い」に尽きると思います。作品と正対していると、昭和初期の日本の情緒が肌で感じられるようで、そんな時期に自分はまだこの世に生を受けてないのに「なんともいえず懐かしい」って心持ちになります。特別展向けに制作された図録(2000円)も秀逸で、相変わらずド金欠ながら迷わず即買い!会期後のお愉しみも確保しましたが、やはり作品の魅力を正しく体感したいなら、面倒でも美術館やギャラリーに出かけてモノホンと正対したいもの。ニュースになるような大規模な展示会も悪くはないですが、混雑の中ではなかなか鑑賞に集中できません。その点今回の特別展は「ガラ空き」なのでじっくり堪能できるってもの。今回の特別展では約500作品を途中の陳列替えを時系列で3期に分けて紹介するとのことで、ワタシもあと2回はお愉しみが残っております。陳列替えになったらまた出かけて、荒んだ心を癒しに行こうっと(嬉)
2013年11月09日
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