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2020年09月07日
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カテゴリ: クラシック
東京オペラシティコンサートホール 14:00〜
 3階

 J・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」
 J・シュトラウス2世、ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
 J・シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンの森の物語」
 ベートーヴェン:交響曲第6番op.68「田園」
 <アンコール>
 ドヴォルザーク:ユモレスク

 東京フィルハーモニー交響楽団


 このところ今ひとつコンサートに行く気力が落ちています....
 頑張って聞きに行く気には、まぁ、あまりならないですよね。それなりに持ってるものは行くつもりではあるけれど、正直、追加でいろんなオケを買おうかという気にはあまりならない......
 というわけで、元々持ってるこのシリーズ。例によって再配席でアサインされています。概ね5分の入り、というのは事実上の満席なのでしょう。

 オペラシティに行ってみたら、そこそこ人出がある。ん?と思ったら、新国の貸し小屋公演で二期会がフィデリオをやっているのでした。
 二期会ねぇ....正直、今の二期会、よほどでなければ行く気はせんなぁ....熱意はあってもグダグダだろうし、フィデリオとかちゃんと出来る実力があるとは思えない......20年前ならアリかも知れませんが、ねぇ......
 いやいや、人は人なり。我は我なり。

 さて。
 東フィルの午後コン、いつもは休憩入れて短めのプログラムで、お話も結構入れて、というスタイルですが、今回はコロナモードの休憩無しで1時間15分一本勝負。お話もあまり無し。サクッとワルツを演奏して、田園を演奏して。途中、第2楽章終わったところで、小林研一郎が袖に引っ込んでしまいました。マスク付けて振ってるので、呼吸が苦しかったらしく。まぁ、そうなるでしょうね。御歳80歳。それで出ずっぱりで振ってるのですから、しょうがないですね。聞く方も大変ですが、振る方はもっと大変。そういえば、ざっくり見た限りでは、今日はマスク姿ではなく、管楽器間にパーティションが入る程度。オケも、恐らく12-10-8-6-5の編成でしたが、舞台を一杯に使うという風ではなく、かなり平常に近い感じでしょうか。指揮者との間は、結構ありましたけどね。ちょっと遠巻きな感じ。

 で、田園。これは、よかった。
 小林研一郎をちゃんと聞いたのは結構久しぶりかも知れないのですが、流石に齢80ともなると「炎のコバケン」でもなかろうとは思うんですけれどね。というか、あの「炎のコバケン」みたいなものにしてからが、結構無責任なレッテル貼りという気はしています。
 まず、今日の演奏は、全般的に柄の大きな演奏でした。音も大きいと言えば大きいのだけれど、テンポをややゆったり目に取って、たっぷりと弦を響かせる演奏。時間的には、途中引っ込んで3分くらい空いたのを差し引いても、45分くらい。すごくゆっくりというわけではないと思いますが、まぁ、最近の傾向からすると悠然という感じですね。それにも拘らずとっちらからないのは、どこに行こうとしているのか、グランドデザインみたいなものがしっかりしているからなのでしょう。正直言うと、傷、というかミスは気付く範囲でもそこそこありましたが、それが大して気にならない。どういう音楽だ、というのがはっきりしているからなのでしょう。ミスはミスだけど、それで音楽が台無しになるようなものではない。そういう意味で、柄の大きい音楽。そんな風に思います。

 今日のは、絵日記対絵巻物、或いは随筆とでも言おうかと。全体がこうだよね、というのがきちんと見える。とっ散らかってない。田園は好きな曲ではあるけれど、なるほどこうなるのか、と改めて思い知らされたような感じです。
 CDにでもしてくれるといいのにね、と思うくらい、とても良かったと思います。田園だと、大昔、30年くらい前、ゲヴァントハウス管をマズアが振ったのを、あれは大阪のフェスティヴァルホールだかなんだかで聞いた覚えがあるのだけれど、その時田園だったな、とか、そのくらいしか覚えてないけれど、それがそんなに良かったかどうか。
 音楽としては、全然違うのだけれど、ヘルマン・プライを勃然と思い出しました。あの人の歌は、何度か聞く機会があったけれど、あの人の歌もこんな風に柄の大きい音楽だったなぁ、と、ちょっと思い出しました。プライも亡くなって随分になるし、そろそろ忘れられつつあるような気もしますが、あの人の声は独特の深さがあったな、と今更ながら思い返したり、それに通ずるような今日の田園だったように思います。

 と同じように演奏されたアンコールのユモレスクは、まぁ、個人的には、正直、無くてもよかったかなと。こういう風に同じように演奏されちゃうと、うーん、こっちの思い込みなのかな?とか思ったりしてしまうのではありますが。でも、まぁ、正直思いもよらないいい田園でした。失礼ながらこのシリーズには勿体無いくらい。

 ワルツは......正直、ポケっとしながら漫然と楽しく聞いてました(笑)まぁ、いいじゃないですか。そう言っちゃぁなんだけど、そういう音楽なんだから。それはそれで。





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最終更新日  2020年09月07日 01時29分00秒
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