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2020年10月03日
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カテゴリ: クラシック
オーチャードホール 15:00〜
 3階正面

 ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番ホ長調 op.109
 バッハ:ゴルトベルク変奏曲

 ピアノ:小山実稚恵

 小山実稚恵の「ベートーヴェン、そして...」公演の第3回。「知情意の奇跡」というタイトルです。
 そもそもが6月に予定されていた公演でした。コロナ騒ぎで勿論延期、一旦払い戻しの上再発売。一席おきにして、2日と3日の2回公演で設定したもの。
 本来定員の半分と言いながら、元々人気のある公演なので、かなりお客は入ってました。満席とは言わないけどね、というレベル。

 なんですがね.....










 かなり調子悪かったのかな、と思います。
 前半ベートーヴェンの時点で、ミスタッチというか、ミスが随分多かったように思います。それほどこちらも詳しいとは言えないので、あくまで聞き覚えですが、幾つかおかしいところがありました。単音でなく、和声進行的に「あれ?」というところが幾つか。
 ゴルトベルク変奏曲では更におかしいところが。どちらも何度も聞いている曲ですから、殊更に予習なんてしなくても大体分かるのですが、やはり、和声進行上変だな、というフレーズが出るんですね。

 書き方でお察し頂ければと思うのですが、「ミスタッチ」じゃないんですね。いや、ミスタッチの部分もあるのだと思います。ただ、音楽として、一応崩れてはいない。いや、崩れてはいる。崩れてるんだけど、なんて言うんでしょうね、音楽として、何をやりたいのか、はまぁまぁ分かる。ある意味、「変だな」と思えるくらいだから、グダグダではないんですよね。音楽として破綻してはいないとも言える。いや、ミスが出てる時点で破綻してるとも言えるのだろうけれども。
 これはミスタッチじゃないかな、と思うような場面でも、そのミスタッチからおかしいなりに辻褄を合わせていってるような部分もあり。
 ある意味不思議な演奏。
 楽しめなかったとは言いませんけどね。ただ、決して、いい演奏だったとは言い難いよなぁ、という感じなんですよね。

 アンコールはなし。この前の12年間のシリーズでも恒例のアンコールですが、今回はありませんでした。大体がゴルトベルクの後にコンサートやる必要もないと思うし、アンコールはやらなくて正解でした。

 このプログラム、既に先月くらいからあちこちでやられているようですけれど、ここまでどうだったのか、多分この演奏会の調子が悪かったんじゃないか、とは思うんですけれどね。ただ、どうなんだろうなぁ....
 ポゴレリッチ、いますよね。近年の彼の演奏、って、ここ何年も聞いてはいないけれども、彼の演奏、あれはミスとかいうのとはまた違うのだろうということになっているけれど、にしても、あれも相当自由というか独特というか、なものになっているじゃないですか。改めて思うのだけれど、自分の中に「こうだ」っていう音楽があるんでしょうね。それがどういう風に出てくるか、楽譜と、元の書かれた音楽としてのそれと、比較してどうなのか、でもとにかく自分の中に音楽はある。敢えて評価すると、こういう感じなんでしょうかね。





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最終更新日  2020年10月03日 14時43分17秒
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