プロモでAlexxが「私はこれで犯罪の容疑をかけられるの?」と言っていたので、一体どうなることかと思いましたが、結局Alexxが信念を貫いたエピでもあり、ややRyan君が目立ったところもありましたが、チーム全員に活躍の場があって、Horatioチームの結束の強さを感じされるエピでもありました。雰囲気もBGMもなんとなく2シーズンのイメージで懐かしかったです。いやー良かった~ 派手にドンパチやるだけがマイアミではないですね。今回は引っ越してきた小児性愛の元犯罪者を巡って、対立する意見や立場を浮き彫りにして、考えさせる内容になっていました。良く出来ていたと思います。 近所に不審者や性犯罪者がいれば、情報公開をするのは当たり前なアメリカですが、自分の子供を守ろうとする親たちが過度に反応してしまい、更正しようと思っている元犯罪者たちを追い出そうとします。子供を持っている以上それをエゴとは言い切れない。 しかし、それが憎しみを生み差別問題、暴力問題にまでなるのは、なぜなのか。また、元犯罪者たちにも家族がいて、苦しい思いをさせられる。Horatioも「性犯罪には治療薬がない」と言いますが、立ち直ろうとする本人も必死で欲望と戦っている。それら簡単には答えのでない問題を、それぞれのキャラクターが代弁してくれました。こういうテーマのあるエピソードの場合、キャラクターは普段の言動から少し離れた行動をさせられるのが常ですが、今回も難しいテーマを提起したということで、多少のキャラクターの「逸脱」は許されると思います。むしろ、漫然と同じ事を繰り返すことの方がアメリカでは評価されないのではないでしょうか。 EricとRyanの会話で、"Guilty conscience."(やましい心だな) "Or it's a consciousness of a gult."(あるいは、罪の意識だね)というのがありましたが、なかなか良い会話だったと思います。 ゲストに2シーズンの最終話で、ポルノスターのストーカーをしていたNedが再登場したのも上手いなあと思ったのですが、殺された元犯罪者のおかげで自分も立場が危なくなったと、Horatioに助けを求めます。元犯罪者にとっても、彼は救世主なんですね。(泣) Alexxの行動に対して「子供がいたら当然」というCalleighと、人権問題を考えろというRyanの議論も印象的でした。最後に犯人に対して同情的なRyanに対して、"A killer is a killer."と言い切るCalleighも、「個人的にはNo、だけどプロとしてはYesね。」と本音を言いました。ここが救われるところです。 ところで、この2人の間をEricが取りなそうとするのですが、仲直りした2人が「ビールでも」ということになったのは、新たなカップルの出現か!と少々驚きました。なぜか今週はCalleighとRyanはお揃いでグリーンを着ている!ちなみに、Ryan君の目はもう問題ないようですね。 一方、さりげなく、お互いのデート相手を探るRyanとEricでしたが、なんとNataliaがパーティにRyanを誘った?先週の○○騒ぎのあとに、もはや他の男に目が行ったのか?